▼F弘樹▼
(記者が質問する前に)いきなりしゃべるぞコノヤロー!……あっ、いやいや…ゴメン。ちょっと疲れてるんで…。しかしあれだね、今回は6人全員が勝敗に関わったんでよかったんじゃないかな、勝ち負けはともかく。僕は加藤選手に例の機矢滅留・苦落血で負けちゃったんだけど、あれならラーメンマンも納得だよ。って負けた僕が言うセリフじゃないね。でも加藤選手なら闘龍極意書…だっけ?、あれを伝授してもらえるんじゃないかな。あれは防具としても使えるからちょうどさらし代わりに使えるんじゃないかな。ま、あれは漫画だけどね。
そうそう、今大会の前に言い忘れていたことがあったんよ。いまさら遅いんだけど、6人タッグの前にスコータイ戦をやってほしかったんだムー。加藤選手にベストコンディションで戦って欲しかったからね。でも結局、加藤選手が勝っちゃったねぇ。うーむ…、彼の根性はすごいっすね。
それと、僕のことは「ファイプラー」って呼んで欲しいな。そのほうが親しみがわくでしょ?でも、どっちでもいいや。お好きなように。
▼スコータイ▼
彼(加藤驚)はなぜ私と戦いたかったのか…、それが分からない。プロレスがしたかったのか、異種格闘技戦がしたかったのか。彼がああいうスタイル(スタンドでのパンチ)で向かってくれば、ああいう試合になるのは仕方のないことだ。私には打撃しかないのだから。今日は彼の根性に負けた。しかし技の破壊力や技術では私が勝っているつもりだ。彼が根性だけでどこまで強くなれるのか、それを見届けていきたい。
大好評を博した作者自身マッチをはじめ、カドモンの旗揚げ戦は概ね成功だったと言える。ここで各選手、及び関係者のインタビューを掲載する。
セルジオ越前選手
「……すいません。だけど、お客さんが湧いてくれたから、それが救いだと思ってます。最近ではボクの僚友たちがUAEに引き分けて暴動騒ぎになったらしいんですけど、正直の所、ボクも心配してたんですよ。
ピッコロ選手!? 彼は……エビ反りさせるとお腹が温泉饅頭みたいでなんか美味しそうでしたね。正直、彼とてジュニアの頂点に達しているわけではないし……えっ!? 頂点は誰かですって? ONL記念興行見た時に、プラネッツのアイカミカゼ選手を見たんですけど、彼が一番だと思いましたね。ボクもいずれは対戦したい選手ですよね」
武骨選手
「……ううむ、面目ない。拙者、最初は透明人間なる物を信じてはおらなんだ。
だが、本当に外見は青かった。今はそれだけでござる」
インビンシブル・ストーカー選手
「$§□#◎〒∋∩⇔∇∂∠‰!(意味不明)」
ウイリアム・レミングストン選手
「本当は遊んでいる時ではないんだがね……」
加藤驚選手
「ふぅ。何とか終わったね。疲れた疲れた。まぁ6メンがうまくいったのは嬉しいよ。これからも6メンはやっていきたいね……ただ、作者自身は次回はヨソの団体さんのプロデュースの方がいいでしょうね。これに関しては持ち回りがベストだと思いますよ。
新軍団!? いいじゃないの、別に。ウイリアムもどうやら別行動取りそうなんだし。そう言えば、今回はオノーんトコは1人だけかい。次回は子飼いの連中を引き連れてきそうだしね。
カドモンは月ごとの興行だから、しばらく俺ヒマなんだよね。他団体にでもお世話になろうかな。まぁ当分は個人での参戦になるかな……般若は修練のための軍団だから、殴り込みするにはまだ早熟だと思うね」
P・サミー・オノー氏
「うきー。今回は加藤の奸計で1人しか参戦できなかったネ。メモリーが埋まっただと? 買えってーの。とにかく、加藤はムカツくネ。あと、私を差し置いて芸人やってる温泉饅頭野郎もムカツくネ。あと、人を散々寒い思いさせておきながら何のサービスもない某南極団体もムカツいたネ。いいか、ワタシはこんな惨めな状況からリベンジかけるネ。加藤も武骨も潰すネ」
イグナティウス・デ・ロクサス(カドモン実行委員会 委員)
「今回の興行は、加藤君の尽力のお陰でひとまず成功した。ただ、加藤君の新軍団の結集は委員会としては快くない。知っての通り、カドモンは外資系団体である以上、スポンサーは私を含めて殆どがクリスチャンだ。彼の日本的ナショナリズムを煽る軍団は、客の興を殺ぐ物ではないのかな。会場が会場なんだし、もう少し穏便に動いてほしい物だ。アーメン」
ちなみに、カドモンの会場は大概が欧米地区です。
カドモン旗揚げ戦を終えた加藤驚選手が、第2試合で負けた“武骨”と共に、同団体で新軍団を結集した。団体名は「般若」……仏教用語で「知恵」を意味し、鬼に変わるまでの心の葛藤に苦しみ、最後に仏法によって救われる存在を表す。
加藤の新団体結集の理由は、スランプに悩む“武骨”の再生に他ならない。考えて見れば、外資系団体であるカドモンには、所属する日本人レスラーは加藤と、日系の武骨の2人しかいないので(セルジオは日本産というだけで、中身は不明)、結集は当然とも言える。
加藤と武骨の両選手は、軍団のシンボルとして衣装を暴走族スタイルに統一し、日本人を中心とした軍団を組織していく意向である。肝心のポジションについては「ヒールでも正規軍でもない」位置に属するとの事。
結集について、加藤選手は次のようにコメントした。
「カドモンにはベビーフェースとヒールという観念は通用しない。ローかカオスかが、正しい見方だ。そして、どちらが正しいかは、正に運命が決める事だ」
団体名もさる事ながら、どうもカドモンには宗教的な問題が絡んでいる。
NEO GONGSのトーナメント1回戦においてHFAのファイプラー弘樹選手との試合で勝利した海崎礼爾にインタビューを取ることが出来た。
記者「1回戦突破おめでとうございます。どうです?実際に戦ったファイプラー弘樹選手の印象は?」
海崎「やるね。ドラゴンスクリューはやられたよ。それにバックブローは効いたよ。だが、あそこで目が覚めたね」
記者「確かに今日の試合は危なかったですね。」
海崎「ああ。今日は5分だったからチャンスは1度きりだと思ってね。ノーザン出したんだよ。だが、まだ奴の眼は死んでなかったよ。だから、もう1度ノーザン。で、勝てた訳だ」
記者「なるほど、ではまた戦うこともあると思われますか?」
海崎「ああ。そうさな。しっかし、奴は回りすぎだ。まあ、あいつのスタイルだからしょうがねえか」
記者「2回戦はいよいよメルビィ・ニムガーレン選手との試合ですが、何か策はありますか?」
海崎「策?んなもんあったって言うかよ。俺は俺のプロレスをするだけさ」
記者「さきほどカタ選手から決勝でやりたいと逆指名発言があったんですが、海崎選手自身、そこでは誰と戦いたいですか?」
海崎「やっこさんがそう望むんなら、そうあやかりたいね。まあ、実際カタ戦は頭にあるぜ。高いとこに登るのは嫌いじゃないしな」
海崎は淡々と語ったがその気であるという事は事実である。果たして決勝戦でカタと会えるのか?
カドモン旗揚げ戦の後半、作者自身マッチと加藤vsスコータイ戦の結果速報。
▼作者自身ランダムチーム・6メンマッチ(60分三本勝負)
《チーム編成》
[西軍] [東軍]
・マキシマム前田(WWO) ・東京ZIN(MOW)
・加藤驚 (カドモン) vs ・エアガイツ(ゼーレ)
・く〜り〜ST (WWWWA) ・ファイプラー弘樹(HFA)
《ラウンド1》
○加藤驚 【19分36秒 機矢滅留・苦落血】ファイプラー弘樹×
くじ引きで決まったチーム編成。奇しくも先発は前田とZIN……ZINにとっては師・ピッコロが倒したばかりの選手なだけに、とばっちりを喰らう事もある顔合わせであったが、フタを開けると、両者とも序盤からヒートしていた。開始早々に前田の骨法流掌打、ZINのマシンガンチョップ連打が飛び出し、会場のムードは早くも昴ってきた。
一段落後、今度はく〜り〜とエアガイツが登場。お互い倒してから小技を重ねるタイプだが、エアガイツの大外刈りからのエルボードロップにく〜り〜は苦戦。5発目にして加藤にタッチした。加藤も唐竹割り1発(&まだいたく〜り〜のフットスタンプ2発)で、ファイプラー弘樹にスイッチさせた。
加藤と弘樹は序盤から迫力の打撃戦を展開。両者の裏拳が相打ちになったシーンは観客のため息を誘った。両者の接触は少なかったが、西軍選手が、メジャー・HFAに対する意識は強かったらしく、弘樹は乱戦の度に合体攻撃を受けていた。
試合全体で特に光ったのが、さらにヒートし続ける前田とZINの絡み。その活躍振りは、加藤は完全に陰に隠れてしまったほどである。ZINのフィッシャーマン・バスター、ブレーンバスター、フロントフェースロック、前田の拷問コブラ、浴びせ蹴り、バックソバットなど、両者の大技は、いずれも2人の絡みの時に出てきた。
乱戦も多く、特に加藤はことある事に頸点穴(コブラクロー)を見境なく決め、しばしば乱戦の元締めとなった。乱戦ともなると、無差別ストンピングを繰り出すく〜り〜の渋さが光る。加藤、前田、弘樹もアメプロみたいに殴り合いを展開していった。ここで東軍は前田に焦点を絞り、太鼓を2回ほど打ち込む。ここでエアガイツがジャーマンで勝負に出たが、ロープに逃げられて機会を逸した。それでも代わったく〜り〜に弘樹が大回転ジャーマン、ブリザード・スープレックスを決めて叩き込みに入る。だが、またしてもカットされ、乱戦で弘樹が合体雪崩式DDTを喰らい、グロッキーになった所を前田の浴びせ蹴りが決まり、乱戦の最中にタッチした加藤の機矢滅留でタップした。
《ラウンド2》
×く〜り〜ST 【8分12秒 オレンジクラッシュ】東京ZIN○
ラウンド1を先取された東軍は、ダメージの大きい前田、く〜り〜を狙って、乱戦中心の試合を展開した。4分過ぎから、弘樹のバックブローでく〜り〜が倒されるシーンが相次いだ。
一方、西軍は前田の活躍が相変わらず光ったが、どうもポイントゲッターの加藤に回る機会が少なく、加藤も合体攻撃でダメージを受けてきた。
結局、最後まで狙われていたく〜り〜を、小橋ファンのZINが裏DDTからオレンジクラッシュを決めて仕留めた。ZINにとって、これは金星とも言える結果ではないだろうか。
《ラウンド3》
○マキシマム前田 【5分9秒 ヒールホールド】エアガイツ×
ラウンド3ともなると、乱戦の多さから全選手が疲労していて、誰が誰に勝つか想像もつかない状況になった。
合体攻撃を次々と繰り出す東軍に対し、西軍は加藤の頸点穴、く〜り〜のフットスタンプといった無差別攻撃を展開していく。
ここに至って、尚も前田とZINのデッドヒートは続く。前田がベリーロール・ニールキックを出せば、ZINも2度目のオレンジクラッシュを出す。ここでZINは加藤に場外に叩き出されて、バックソバットで叩きのめされる。その間、リング上ではエアガイツが合体攻撃のエジキになっていた。
試合は4分過ぎから、加藤の打撃攻撃にエアガイツが大回転ジャーマンで対抗。
何度目か分からぬ混戦の中、加藤に代わった前田のヒールホールドがエアガイツの踵を破壊して幕を閉じた。
カドモン実行委員会は、この試合のMVPに前田選手を選び、賞品として「カ」
「ド」「モ」「ン」の4つ箱の中から1つを選ばせてプレゼントした。前田が開けた箱には伊豆温泉ホテル宿泊券があった。ちなみに、残りの中には「カドモン選手による肩叩き券」も入っていた。
(フィクションだからね、maeさん)
▼スペシャル・チャレンジマッチ(30分1本勝負)
○加藤驚 【7分11秒 機矢滅留・苦落血】スコータイ・サムットワット×
(ゴッド結盟軍)
ムエタイvs喧嘩殺法で期待されていたこの一戦。加藤が開始早々にアッパーを叩き込めば、スコータイはこれがムエタイの真髄だとエルボーやニーを打ち込む。
ともすると無鉄砲に見える(実際無鉄砲だが)加藤の攻撃は、実は頭部に集中している。加藤が「エルボーやニーがムエタイ魂なら、俺にはこれがある」という後頭部ドロップキックは、カドモン選手の象徴的な技だ。
ここで加藤は調子に乗ってスコータイをコーナーに張り付けて、不慣れな側転エルボーにチャレンジしたが自爆。逆にハイキックを喰らってしまった。
全体として打撃戦だったこの一戦だった。終盤には両者、打撃を入れては関節技を入れる事を応酬しあった。だが、スコータイは3度の逆エビや胴締めスリーパーをロープブレークされたのが痛かった。最後は加藤が3度目の機矢滅留で勝利。
加藤してみれば、試合には勝ったが、スコータイをプロレスに持っていけなかったのが痛かった。派手な打撃戦だった序盤とは打って代わっての終盤の消耗戦めいた展開に、加藤は「後味の悪さで凡戦になってしまった」と反省。
カドモンの今後を占うには、不透明な試合となってしまった。
NEO GONGSのトーナメント1回戦でM.O.Wの海崎礼爾(30)に敗れたファイプラー弘樹(24)にインタビューを行なった。
記者「どうもお疲れ様でした。残念な結果に終りましたが。」
F弘樹「いや、勝ち負けはいいんだよ。今日はいい試合をしたかった。」
記者「今日は今までと違った戦いっぷりだったように思えましたが。」
F弘樹「うん。今日はNEOへの参戦ということもあってね。かっこよくいこうと思って練習してきました。でもなんか目が回っちゃったよ。」
記者「序盤から場外に投げたりしてポイントを稼いでいましたが、あれは試合時間が5分ということで、ポイント勝ちを狙った作戦だったのですか?」
F弘樹「へ?ポイント?もしかして今日の試合はNEOルールだったの?」
記者「そりゃ、NEOの大会ですから…。NEOも事前にちゃんと言ってたでしょ。」
F弘樹「なんだ、知らなかったよ。それならわざと場外に投げたのはまずかったかな?いつも通り、場外に飛ぼうと思ったんだけどね。」
記者「ところで、今日の相手の海崎選手はどうでした?」
F弘樹「スマートな戦いをしてくる選手だね。この前の(ONLの)記念大会に出ていたM.O.Wの選手ってなんか変なのが多かったから。ああいう選手もいるんだね。」
記者「NEOのカタ選手が「ポイントはノーザン」と言っていましたが。」
F弘樹「ノーザンライトボムだね。うち(HFA)であの技を使うのはいないから始めて食らったよ。ありゃ効くねぇ。あとキックもいいもの持ってるね。スコータイのキック並に効いたよ。」
記者「では、最後に一言お願いします。」
F弘樹「今日勝ってメルビィとやりたかったんだけどね。記念試合でタッグを組んで、いい選手だなって思ってて、バトルロイヤルでちょっとやり合ったけど、今度はシングルしたいね。またNEOとやりたいね。」
記者「それはHFAとしてNEOと絡んでいきたいということですか?」
F弘樹「いえ。HFAというわけではなく、僕個人としてNEOとやっていきたいということです。というか、僕は他団体にどんどん出ていきたいと思ってますよ。色々新団体も出来てるしね。」
記者「なるほど。ではNEOやその他の団体にも伝えておきます。今日はお疲れ様でした。」
埼玉県の某所に静かに活動する弱小団体があると聞き、我がATC新聞記者が取材を試みた・・・・・
(記者)えー、あなたがこの団体の代表ですか?
(卯月)はい、コーチ兼、オーナー兼、選手です。
(記者)リングネームは?
(卯月)スパイディ卯月です
(記者)この団体名の由来は?どこかで聞いたような名前ですが・・・
(卯月)あぁ、(笑)某映画から取った訳じゃないんですよ、偶然です偶然。
うちの団体には覆面集団のマスターズってゆうチームと子供受けのドリームチームっていう2つのチームがそれぞれ道場を持ってるんですよ、つまり2つのリング・・・という意味です、
そしてそれとは別に友人の率いるレスラーたち(愛狂王軍)、
他団体の選手たちの存在が3つ目のリングを意味しているんです。
(記者)なるほど・・・それでR.R.R(リング.リング.リング)ですか、あっ、では他団体の選手とも交流を持つのでしょうか?
(卯月)もちろん、チャンスがあれば喜んでやりましょう
でもうちの選手は弱いですからね(笑)
しかし、プロレスはそれだけではないと思います、選手たちには自分のスタイル、ポリシーは貫け!と教えてあります
仮にも子供たちやお客さんが見ているんですから、わかりやすく、説得力を持って戦うことは当然でしょう。
(記者)わかりました、個人的にも応援しています
(卯月)ありがとうございます(笑)
(記者)以上が卯月代表のコメントである、かなり腰の低い男のようであるが、一面頑固なところも見受けられる・・・詳しいことはこれからの取材で記して行こうと思う。
カドモン旗揚げ戦のセルジオ戦で勝利したエセジュニア戦士、ピッコロ・ザ・スーパースター選手を大井町のモスバーガーでキャッチし、インタビューを取ることに成功した。
記者「ピッコロ選手、セルジオ戦の勝利、おめでとうございます」
ピッコロ「え、何ヨ、コレ。チーズバーガーがジューシーになってるじゃなイ。ワタシ、前のチーズバーガーの方が好きネ。なんでもジューシーにすりゃいい訳ナイヨ。アホか?」
記者「そんな事はどうでもいいんですが、今後、他団体同士の交流戦が盛んになりそうな気配がありますが、ピッコロ選手はどう捉えてますか?」
ピッコロ「ワタシ、もっと他のとことやりたいネ。何故って?そりゃガバスがいっぱいゲット出来るからネ。それにお客さん喜ぶネ」
記者「それは賞金マッチしかしないって事ですか?」
ピッコロ「アナタ、相変わらず皮肉言うネ。そなことナイヨ、それじゃワタシ金の亡者。ワタシ、ジェントルメン。だから、普通の試合でもいつものファイト」
記者「それは失礼しました。しかし、紳士が火なんか吐きますか?まあ、いいでしょう。それでは、W.W.Oのマキシマム前田選手に関しての質問なんですが10.25で戦った訳ですが遺恨はなくなったんでしょうか?」
ピッコロ「遺恨?ワタシ、ジェントルメンよ。遺恨なんて存在しないネ。人類皆兄弟ね。グフ」
記者「セルジオ選手もキックの使い手でしたが、やはりマキシマム戦がいい糧となったんでしょうか?キックに免疫が出来たから勝てたんじゃないですか?」
ピッコロ「プピーッ。アナタ、やっぱりウンコたれネ。キックなんてワタシ効かないネ。だから勝てたヨ。でも、やっぱり痛かタヨ」
記者「では、番斎選手と大和選手の新軍団に関してですが何かありますか?」
ピッコロ「ワタシ、ああいう野暮ったい人達、いて好きマセン。誰も支持シナいネ。でも、正直言って最近皆のスタイルが別れて来たネ。ミスタ海崎はセメント系ネ。猛鬼はパワーバカ。番斎は大雑把に言ってアメリカンネ」
記者「ではピッコロ選手は?」
ピッコロ「ワタシはワタシヨ。プロレスヨ。でも皆、プロレスネ。自分が信じてるものがプロレスネ。アラ、ワタシ、ちょっと素敵な事言ってもうたワ。グフ」
そう言うと、ピッコロ選手はに去っていった。ピッコロは他団体との交流をのぞんでいるが果たして次なる相手は出てくるのだろうか?
10月27日、カドモンの旗揚げ戦が行われた。会場、入場者数などはカドモン実行委員会によって報道規制が引かれ、掲載を禁じられているので、結果報告だけを報告する。
▼ジュニアシングルマッチ・30分1本勝負(通常試合)
×セルジオ越前【8分52秒 ラ・マヒストラル】ピッコロ・ザ・スーパース ター(MOW)○
共にジュニアの戦士ながら体重差は歴然としていて、武骨vsアズマ戦の陰がよぎる一戦だった。試合は1分頃から、セルジオのスピンキック、ピッコロのドルフィン・バックブリーカーと、両者共にスピーディな動きでジュニアらしい展開を
見せ、観客をおおいに湧かせていた。だが、1分30秒にはピッコロが、マキシマム前田を血祭りにしたばかりの鎌を振るい、悲鳴を上げさせた。鎌攻撃は計4回ほど行われたが、奇跡的にセルジオに大流血はなかった。
試合は2分から4分がセルジオ、4分から6分ほどがピッコロのペースで進み、その間にお互いの必殺技も飛び出した。7分台にまたしても主導権を握ったセルジオが蹴り技とダイビングヘッドバッドの乱舞でたたみかけたが、決め手に欠けすぎるセルジオはなかなか物にできない。そこをピッコロが8分台になって、リバースフランケンシュタイナー、フィッシャーマン・バスター、雪国ドライバー2などで追いつめ、最後は貫禄のマジック、ラ・マヒストラルで決まった。
同じショーマンでも、きっちり仕事をする辺りが、ピッコロの勝因である。
▼シングルマッチ・30分1本勝負(通常試合)
×武骨 【6分24秒 ストーカー・キャッチ】インビンシブル・ストーカー○
オノー軍団を追われた武骨にとっては、報復の相手として絶好の手合いの筈だったが、蓋を開けると、以外な試合巧者だったストーカーに苦戦した。「見えない」というハンデを、早々に膝で額を割って克服した武骨だが、投げからのセントーンでジワジワとダメージを広げるストーカーは1分半にはロープ渡りを敢行。ここから、ストーカーはもの凄い活躍をを見せる事になった。
ブレーンバスター、フロントスープレックスホイップ、バックフリップなどで場外に叩き出しては、宇宙人プランチャを炸裂させていったストーカーは、計6回も飛ぶ凄さを見せた。
これでペースを乱された武骨はロクに反撃もできないまま、ストーカー・キャッチ(RYUスペシャル)で無念のギブアップ。武骨の同団体での立場は危うくなったとも思える一戦だった。
▼ネオ・ゴングス方式マッチ(30分一本勝負)
○ウイリアム・ 【2分55秒 胴締めスリーパー】メルビィ・ニムガーレン
レミングストン 【 ホールド 】(ネオ・ゴングス)×
欧州レスリングの雄、ウイリアムがネオのルールにどこまで対応できるかがポイントだった。相手は実力者のメルビィだけあって、ウイリアムは慎重に対応していた。
ここで以外だったのが、ウイリアムが序盤に使った技は大外刈りからの後頭部へのドロップキックだった。試合前から加藤驚に習った技を丁寧に丁寧に織り込んでいく。メルビィも負けじとサイクロンホイップなどで巧者振りを見せつけ、好感触のスタートとなった。だが、30秒ほどでメルビィのニーリフトが早くもウイリアムの額を割った。このショックが、逆にウイリアム選手のラッシュを呼び込んだかもしれない。
50秒を過ぎた頃に、ウイリアムのフロント・ネックチャンスリーが2連発も炸裂。一発KOの可能性もある技を中盤へのつなぎに使っているのだ。メルビィもボディパンチや馬乗り掌底、ヒールホールドでプロの洗礼を施さんとする。だが、両者ともにロストポイントなしで試合は進んでいく。
そして2分寸前にタイガースープレックス・ホイップが決まり、そこから高速フルネルソン、裏投げなどの驚異のスープレックス技が爆発。2分30秒頃に出したメルビィのハイキックもよけられ、55秒、3発目のタイガーの後の胴締めスリーパーにメルビィはタップした。
今回の試合について、加藤驚は「まだ半分もスープは出してないな」と語り、ウイリアムの引き出しはまだある事を示した。その上で、ウイリアムはプロとしてはまだ未熟と判断した方がいいと締めくくった。
一方、破れたメルビィは、ロストポイントどころか、コーナーにすら登れなかった事実が痛い。プロとして、ウイリアムは受けが足りないという加藤の言葉は、逆にネオ以上の「U系」的素質を持っている事を意味する。
記事の後半で、作者自身マッチと、加藤vsスコータイのダブルメインを報告する。
キャメル・クラッチの漢字が分かった加藤のコメント
「アマチュアなら、完全にマネしちゃいけない技だよ。確かに、プロは顎をうまくロックするけど、そういう訓練を受けていない人は首掴んじゃうから、チョークになっちゃうんだよ。そうなると、ダメージは首に集まるから、頸椎なんかの神経が切れる事もある……シンプルな技だけど、十分な訓練が必要な技だね。僕もプロになった以上、生半可な真似事にはしない……キャメルに限らず、全ての技にプロとしての責任を負うつもりだ。別にえらぶる事でもないでしょ」
ここから、話は技の選択についてになった。
「リングの上でどんな技をかけていいのか……プロレスってな正に自由課題なんだよね。相性もあるし、ギミックに沿った技を選ぶ時もある。だけど、最終的には1つの技に対する憧れが、確かな必殺技になると思うな。僕もキャメルには確かな憧れがあるね……子供の頃のプロレスで、始めてフィニッシュを納得させる技だと感じさせてくれたのが、キャメルだったんだ。
今の僕はラーメンマンの掟を守るべき良い子ではない。リングの上で闘うプロレスラーであり、子供を守る立場の大人であるんだ。だから、掟を破っても恥じたりはしない……守るべき物のために、武器を振るう事を躊躇したくはないんだ。これだけは理解してくれ」
最後に、インタビュー後のボヤキを1つ。
「……まだ、一人前には遠いなぁ……」
今回のトーナメント一番の目玉であるHFA・F弘樹とMOW・海崎礼爾の参戦。クジ運の悪さから一回戦でぶつかってしまった。オーナーのカタの日頃の行いが悪いせいだろう(カタ「ほっといてくれ」)。
大歓声で迎えられた両者。NEOの選手よりも声援が多いのは皮肉なことだ。
そして、ゴングは鳴った。
試合開始と同時に、弘樹のバックブローと海崎のハイキックが交錯! あたりはしなかったが、充分に闘志が感じられる。
序盤から弘樹が旋回式バックドロップが決まる。なおもヘッドロックにいったところを海崎もバックドロップ。先にスパートをかけたのは弘樹。フロントスープレックス、旋回式バックドロップで場外に投げ、ブリザードスープレックスでエスケープを奪い、一気にポイント3。
海崎もやられっぱなしではいられない。膝蹴り、掌打の連打からニールキックへ。しかしこれは弘樹が読んでいた。逆にフロントで場外に投げ付け、ポイント4になったところで2分30秒が経過。一回戦は試合時間が5分のため、ポイントが後でひびいてくる可能性もある。
そんなあせりが生じたか、海崎は不用意なキック。これをがっちりとつかんだ弘樹は一世を風靡した荒技、ドラゴンスクリュー。バックブローへとつなぐ。すかさずローリングエルボーからジャイアントスイング。勝利を確信したか、ガッツポーズも出た。
しかし、海崎はじっとこの時を、この隙を待っていた。何の前触れもなくノーザンライトボム! そして飛び付き腕ひしぎへ。 これはエスケープだったが、勝利の女神はこの時点で海崎に微笑んでいた。場内が騒然とする中、ふたたびノーザンへ。ハイキックからサソリ固めへ…悲鳴に近い声援が飛ぶ。
決死の形相で締め上げる海崎。耐える弘樹…耐える、耐える…! 「弘樹」コールの中、試合は終わった。
海崎の二回戦の相手はメルビィ。好試合を期待だ!
両者のコメントは別記者担当なので、カタの感想を書こう。
「何もいうことないね、うん。ポイント? そりゃ、ノーザンだろ。あんなの俺も食らいたくないよ。でもさ、勝ち負けは関係ないよ。本当に。二人とも勝者。俺も頑張って決勝に行くから、海崎選手もメルビィに勝って、決勝でいい試合をしたいね…やるよ! 弘樹選手もさ、NEOに連続参戦してほしいよね。人気選手だから難しいかな? 活きのいい新人がいるんだけどさ、まだプロレスをわかってないから、よかったら、教えてやってほしいね」
「…俺の言ってきたことは正しかったって、胸を張って言えるよ。誰がこの試合内容を見て、強くないなんて言える? 本当に、口先だけじゃない本当の同志を得た気分…本当に…本当に、ありがとうと言いたい」
次回は、特別試合の鶴波vs川田上を掲載します。
カドモン加藤驚の必殺技名募集を受けてのHFAのファイプラー弘樹のコメント:
F弘樹
「ああ、あの技ね。あの技は危ないぞ。ラーメンマンも次のように言ってたよ。」
「まず読者諸君にいっておくがこのキャメルクラッチのマネごとだけは絶対やめてほしい。生身のキミたちでは、大事故にならないとも限らないからね。これはわたしとの約束だ。守ってくれ!」
F弘樹
「あの加藤って選手はこの約束を破るのか?」
カドモンの加藤驚選手の必殺技の名前を募集します。
現在、加藤選手はラーメンマンの影響から、キャメルクラッチを必殺技にしているが、それだけだと何なので技の名を募集する事になった。
加藤選手のコメント
「ほんとは分相応に漢字を当て字にしてもいいんだけどね。ラーメンマンの漫画が見あたらないんだよ。できれば、アレの漢字の当て字使ってみたいんだけどね」
ラーメンマンの漫画持っている人、できればご報告をお願いします。
10.25遊楽園ホール大会から明けて26日、神奈川県某所にあるW.W.O道場にてマキシマム前田のコメントを取る事ができた。
遊楽園ホール大会のメインで500万ガバスを賭けた遺恨清算マッチを戦い、ピッコロ選手に惜敗を喫したマキシマムだが、思いのほか表情は晴れていた。
豊田「今回の試合の結果に関してはどう捉えていますか?」
マキシマム「今回の試合の結果に関しては、負けは負け。ただ、レスラー同士の勝負だから結果というものは何億通り、それこそ無限にあると。その一つの結果が今回の敗戦、と捉えていますね。だから、次もう一度やることがあれば、また違った結果が出るかもしれない。」
豊田「試合の展開については?」
マキシマム「俺の蹴りは確実に効いていたと思います。手応えはあったから。ただ、ピッコロの火炎攻撃、あれを試合中に出してくるとは思わなかったので面食らったのは確かだね。あせり、というか執念みたいな物を感じたよ。おかげでニールキックの当たりが浅くなってしまった。まぁ、それでも勝利の確信、みたいな物を感じたんで最後に卍かバックドロップで決めようとしたんだけど、バックを取ってから考えてしまったんだね。その瞬間を見事に丸め込まれてしまった。全体重が上手いところに乗っていたホールドだったもんで、もう返せなかったね。」
豊田「500万ガバス、正確には250万ガバスですが、ピッコロに持っていかれてしまいましたが。」
マキシマム「いつか倍にして奪い返してやりますよ。もう、遺恨みたいなドロドロした物はこれっぽっちも無くなった。これからは良き対戦相手として、狙っていきたいと思ってます。」
また、NEO流星の対戦相手だが「バサラ」という名前を口にしただけで、詳しいプロフィールは明らかにされなかった。
WWOとの交流戦に向けてルールの交渉を進めていたカタが、言いたいことがあるというので取材に行った。
記者「流星選手の試合のルールについて、WWOから提示された条件に不満があるとか?」
カタ「大有りだよ」
記者「やはりフリーエスケープについてですか?」
カタ「んなこと、どうでもいいよ」
記者「はあ?」
カタ「おやつが千円ってどういうことだよ! そんなんだからガキがつけあがるんだよ! あいつら強いぞ!」
記者「強い?」
カタ「格闘ゲームだよ! 小学生の分際で、あいつらいくらつぎ込んでんだよ!」
記者「…」
カタ「あと、カドモンの加藤驚! をたく度10? 司令ネタも分からないのに10はないだろう。半年早いぞ!」
記者「…」
カタ「だったら俺はXだ! お前もそう思うだろ? あれ、おい、逃げるなコラー!」
めるびーとは違う意味で、こいつを超えるのは至難の業だ。
大盛り上がりどころではなかったゼーレ南極大会だが、第一試合前にとんでもないことが起こっていた。
なんと先日のONL大会でデビュー戦を替え玉を出し自らは出ていなかったと見られる本物のエアガイツ選手が本当にこの日デビューする予定だったがそれも拒否。
第一試合前の控え室でのコメント
エアガイツ「ONL?出てたでしょ、ちゃんと。いや、よかったね。」
記者「しかし、誰が見ても体格が違っていたのは明らかなのですが・・。」
ガイツ「・・・・・」
記者「真実はどうなんでしょうか?」
ガイツ「ああ、そうだよ!!たしかに俺じゃなかったよ!『0120−オー人事』に電話してほかの奴に頼んだよ。でもな・・なにが悪い!!えっ!?法律に触れるのか?えーっ!?おら!!」
記者「法律うんぬんじゃなくて、普通に考えても他の人に試合を任せるのは・・。
しかもデビュー戦で。」
ガイツ「だから今日デビューしてやるよ。デビューすりゃいいんだろ。デビュー、デビューってうるさいなあ。」
(ここでキール会長が通りかかる)
会長「おっ、ガイツ君、替え玉やったんだって。憎いね、このっ!!警告1だな、はい、イエローカード。2枚になったら失格だぞー。はっはっはっは(笑)」
ガイツ「会長、おはようございます。先日はすいませんでした。今日デビューさせていただきます。よろしくお願いします。」
記者「・・・(さっきと態度がまったく違うぞ!それにしても会長は・・)」
会長「んじゃ、頑張ってね。バイバイ。(と言って手を振りながら通りすぎる)」
ガイツ「(会長がなくなるや)なんだ、あのハゲは。あれでも会長か?やっぱりデビューすんのやーめた!!やめ、やめ。あのハゲの顔見たらイライラしてきた。絶対、きょうデビューしない!デビューはナシ!!寒いよ。南極だよ。ったくもう。やってらんねえ。」
記者「えっ・・・。あの、えっ?・・・・・(絶句)」
ガイツ「しないと言ったらしーーない。その代わりといっちゃなんだけど新軍団結成をここに宣言する!!」
記者「新軍団?はあ?」
ガイツ「その名も【んを】ダァー!!」
記者「そんなことよりデビューのほうが先じゃないんですか?」
ガイツ「デビューはいつだってできる。だがな、これは今しかできないんじゃー(涙)!!」
記者「・・(呆れる)」
ガイツ「【んを】のコンセプトは『体制の破壊』だ!!あのハゲを会長の座から引きずり落とす!!えー、おらっ!!ゼーレだけじゃねえぞ、プロレス界を根底からぶっ壊していく!!他団体にもどんどん乗り込むぞ!あー!?俺達(?)に賛同する奴はどんどん来てくれ。だれでもいいから。仲間になってね(最後は弱気だ!)」
とまあ、いつにもましてアホまるだしのエアガイツ選手だが、デビューもせずに新軍団結成とは・・。まったく手がつけられない。
それにしても『んを』って・・・。ナンセンスなネーミングだ。
まあ賛同する人なんて誰もいないと思うが、1人で軍団になるのだろうか?
この会長いてこの新人あり、である。
M.O.Wは初の遊楽園ホール大会を行った。今回のメインはピッコロとW.W.Oのマキシマム前田選手の250万ガバス×2争奪マッチだが、両選手、さきのONL記念興行で遺恨をつくっておりその点でも注目の試合である。また、『サイレント・コア』なる特殊部隊出身のニューカマー、音無 誠次と土門 康平はタッグで海崎、門仲と激突する事となった。
第一試合 30分一本勝負
ピーター・パニッシャー ◯ (6分25秒 ノーザンライトスープレックス) × 東京ZIN
今回はジュニア戦士同士とあって、ZINもデビュー戦よりも粘りを見せたが、結局、ピーターのデンジャラスDDT、串刺しDDTなどの大技で失神寸前のところを北斗原爆でピン。またも黒星を喫した。ZINは試合後、こう語った。「きょうは寝不足がたたって、体が言うことキカなかったぜ。言い訳じゃねえよ。ちょっと、説明してやっただけだ。次はカドモンだ。まあ、言うまでもなく俺が光るだろうがね。何つっても輝きが違うからね。勝ち負け?そんなもん関係ねえな。輝きが違うからね」と相変わらず思い込みが激しいというかイッチャてる目をしながら話をしていた。
第二試合 30分一本勝負
大和 鉄之助 ◯ (5分53秒 K.O.勝ち) × 左近 番斎
(DOW)
今回、パートナー怒羅え門の謎の失踪により単独参戦の大和だが、何か意を決した表情で試合に臨んだ。試合の方はまさに肉弾戦と言っていい内容になった。結果は大和の「カミカゼ」ドリラーで番斎が失神、レフェリーストップとなったが、何と大和は失神した番斎に歩み寄り、肩を貸して番斎側の控え室に向かって行ったのだ。どうやら、大和は番斎を新しいパートナーにする気らしい。試合後、番斎に話を聞くと、「あのおっさんは今日、俺に魂を吹き込んだんだ。もともと猛鬼の敵だったんだ。仲間なんかじゃあねえ。海崎もだ。大体、何でこの俺様がこんなアンダーカードなんだよ。もう仲良しこよしは終いだ。俺は噛ませ犬じゃあねえんだよ。俺は大和のおっさんとやる。そんだけだ」そして、大和は「わしの時間はもう少ない。時間の無駄は出来ん。あの青いデブでは駄目だ。同じ思想を持つ者が必要なのじゃ。だから彼奴を選んだ。それだけだ」と発言。両者の発言から、新ユニット誕生は必至である。
第三試合 60分一本勝負
海崎 礼爾◯ (12分9秒 魔童クラッチ) ×音無 誠次
門仲 伝奇 土門 康平
全身黒ずくめの戦闘服に身を包んだ二人組みが花道から現われると、観客の中から驚きの声が上がった。特に音無の戦闘服の上からもわかる程の体の分厚さに驚嘆の声が集まった。試合はまず、海崎と音無から始まった。立ち上がりは両者手の探り合いになるが、1分30秒過ぎに音無が土門にスイッチ。しばらく、海崎も土門とやり合うが門仲にタッチ。4分が過ぎると両チームは早いタッチワークに。音無はサンボチックな関節技とネックハンギングツリーなどの力技を使い、土門は軽快な動きでポストからの飛び技など実にプロレス的なファイトも見せた。対する海崎・門仲はキック、スープレックス、関節技でジワリと攻めたてサイレント・コアを追い詰めて行く。試合は混戦状態になるが、プロレス的な動きを見せた土門の影響もあり、両者のスタイルがうまくスイングしていたのは事実である。そして、試合は突然のフィナーレを向かえる。不意を付いた海崎の魔童クラッチで土門が3カウントを許してしまったのだ。両者とも納得のいかぬ表情でリングを降りた。試合後、音無は「タッグは難しいよ。俺だけ、よけりゃイイもんじゃないし。なるべく、シングルを望むね。戦場で二度目は無い。そんときゃ死んでる。今日は予行演習ってとこだ。実弾演習かって?さあ、どうかね」と発言した。かわって海崎は「今日はもうちょっとやりたかったんだけどな。まあ、しゃあないか。なあ、伝奇。次はシングルだな。普通。音無でもいいし、土門でもいいよ。ま、やるからには結果を出すけどな」また、番斎の発言に関しての質問をすると「ああ、いんじゃない?別に」と涼しげな答えが返ってきた。
第四試合 60分一本勝負
ストロング 猛鬼 ◯ (12分9秒 魔童クラッチ) × トニィ・リトゥル
記念興行に参戦した者同士のシングルマッチだが、現エースである猛鬼を倒せばトニィ自身のグレードを上げるチャンスでもある。パワーとパワーの戦いだが、やはり明らかな体格差が明暗を分けた。3分30秒過ぎに猛鬼の奈落喉輪がトニィを襲う。続けざまに場外でSSD。リング上に戻ってKドリラー。猛鬼ファイナルジャッジメントは返したが直後、猛鬼の裏拳がトニィの後頭部に裂烈。がっくり膝をついて倒れたところを体を返して片エビ固めでピン。やはり、エースは伊達じゃない。トニィは試合後、控え室で「僕もまだまだだね!またがんばるよ。ところで番斎は大和と組むの?僕も彼等と組みたい。僕にはテーマがないんだよね。だから、彼等がOKしてくれるなら、あのチームに加わりたいね」とインタビューに答えた。今まで軍団抗争のなかったM.O.Wだが、大和と番斎の動きによってあらたな道に歩み出したようである。ちなみに猛鬼は事態を理解出来ていないようだった。「みんなガンバテるね。自分もやるね。1、2、3、サノ◯ビッ◯!!」控室で「1、2、3」をやるなど、やはり何もわかってない。
第五試合 メインイベント 時間無制限一本勝負 500万ガバス争奪遺恨清算マッチ
ピッコロ・ザ・スーパースター◯ (8分21秒 ミトクラッチ) × マキシマム前田
(W.W.O)
M.O.W初の他団体選手参戦は、ONLで始まった両者の遺恨が早くも精算されるのか?今回、先の会見でピッコロ選手が「トイレに入ってるに違いない鉄板の入ったトンガッたブーツで人を蹴るな」発言を巡って、マキシマム選手の「鎌をカネヨンで洗うな!」との異論反論オブジェクションがあり、試合前から火花を散らしていた。そういった経緯もあってかマキシマム選手は愛用のブーツを念入りに洗浄し、試合に臨むと発言していたが、大自然はそんなマキシマムにいたずらをしてしまったようだ。突然の大雨。干してあったブーツはあえなく、水浸しに。よってこの大事な試合にただのブーツで臨まなければならなくなってしまったのだ。キックを苦手とするピッコロには都合の良い事態になった。そんな中、ついに試合が開始された。
試合開始早々、ピッコロはマキシマムに対してドラゴン・スクリュー二連発。しかし、気を急ぐせいか、さほど効果はない。しばらく、手の探り合いになったが、二分をすぎると試合が動き出す。ただのブーツと言えどマキシマムのキックはピッコロの身体にダメージを与えていたのは明白だ。虚を突いたマキシマムの串刺しDDTで、ピッコロはくの字に。続けて骨法流掌打から浴びせ蹴りの連携。ピッコロも反撃を試みるがニーリフトで返される等、マキシマムの一方的な攻めに為す術なし。すでにこの時点でピッコロの負けは確定的とも思えたが、ウェイトの乗った水車落としを喰らわせ、続けてフィッシャーマンバスター、そして何とフラフラになって起き上がったマキシマムにビッグファイヤー!試合中にほとんど出すことの無いピッコロが遂に火を吐いたのはやはり、本気で危ないと感じたからか?しかし、マキシマムは逆にピッコロを捕まえて拷問コブラに、何とか返すピッコロだがマキシマムのハンマースルーでロープに飛ばされた。そうなると、やはり飛んで来るのは必殺のベリーロールニールキックだった。ふっとんだピッコロにマキシマムはヒールホールド。もがくピッコロ。だが、粘って脱出。今度はピッコロがゆきドラ2で逆襲。カウントは2。以後、どちらも引かないシーソーゲームに突入する。そして、終盤。マキシマムのバックスピンコンビネーションでピッコロは完全グロッキーに、そこでマキシマムはおもむろにピッコロのバックを取るが、ここでピッコロは逆にキドクラッチで丸め込んだ。カウントは1、2、・・3。何と、ピッコロの勝利。この勝利、セコイと言って良いのか、見事と言って良いのか。しかし、勝ったのはピッコロである。試合後、ピッコロは勝利会見でこう発言した。「フィニッシュ?アタマ使わないトネ。アナタも頭使って、ちゃんと記事書きなサイ。500万ガバスで何するカテ?ワタシの映画の資金にするネ。でもコノガバスでまた試合するのもイイネ。誰かイるカ?キックは効いたカテ?アナタ、アホか?・・イタいに決まテルヨ。結局、固いシ。リマッチ?もっとガバスね。次のカドモンもイクね。日本代表も弱いから、何も気にしナイヨ」と痛いものは痛いと発言し、次のカドモンも問題ナシと言い切った。また、マキシマム選手のインタビューは残念ながら取る事が出来なかった。
今回の遊楽園ホール大会で団体内での変革や、初の他団体選手を迎えての試合など団体としてまた一つ、踏み出したが、今後どうなるかは記者には予測出来ない。
ついにゴッド結盟軍が動き出した。今まで地下組織に動きを勘づかれないようにおとなしくしていたそうだが、ヘル・リーダー発言を受けて徹底的に地下組織に対抗することを表明した。
ゴッド>
「ついに我々の復讐が始まる時が来た。我が父の無念、スコータイの父の無念、そしてキムと俺が組織に受けた仕打ち…。それらすべてを拭い去るために我々は集った!我が父の無念を聞いて協力してくれたバイソン。そして“横綱”あけぼの。我々が負ける要素は全くない!我々の目的はただ一つ、諸悪の根源“闘神”を倒すことだ!」
ついにゴッド自身の口から“闘神”の名が語られた。しかしゴッド自身も“闘神”が何者なのか分かっていないらしい。その前に鬼神衆、魔神衆との闘いがあるわけだが、そのことについては次のようにコメントしてくれた。
ゴッド>
「鬼神衆や魔神衆では我々を止めることはできない。そのくらい風魔(読み:フウマ)(ハイマスターの本名か?)も分かっているはずだ。しかしそれでも風魔たちが我々に向かってくるのなら戦うまでだ。“闘神”抹殺を邪魔する奴等は容赦しない!」
共闘を表明している正規軍に関するコメントは聞かれなかったが、結盟軍VS鬼神衆&魔神衆の決戦は避けては通れない様子になってきた。
鬼神衆、魔神衆が地下闘技組織の刺客ということが判明したHFA。弱気になっていたファイプラー弘樹(24)だが、一転、強気な言葉を発した。
ファイプラー弘樹>
「ようやく分かってきたよ。なんでもゴッドは地下組織の人間だったらしいな。で、組織に親父を殺されたのを知って、その復讐をするために結盟軍を結成したそうだな。そこで、組織の鬼神衆、魔神衆たちが組織を裏切ったゴッドを征伐するためにここ(HFA)に乗り込んできた、と。
そこで俺たち(正規軍)はどうするかだが、俺たちはゴッドと共に地下組織に立ち向かう!メルビィじゃないけど、平和を乱す奴等は許せねえ!この鋼鉄桜吹雪が成敗してくれる!HFAは俺が守る!」
ファイプラーはやる気まんまんだ。どうやら結盟軍と共闘して地下組織に立ち向かうらしい。しかしこう言ってはなんだが、結盟軍にとって正規軍は足でまといでしかないような気がする…。
かねてからW.W.Oで修行をしたいと望んでいたNEO GONGS所属の流星 満潮選手の件について10/25に両団体のオーナーが会談を行なった。
W.W.OとしてはNEO側への協力は惜しまない、とのこと。今回の対戦はラウンド制で執り行われる。ONLでラウンド制の試合が行なわれるのはこれが始めて。
気になる流星選手の対戦相手だが、W.W.Oでは流星選手の試合の様子などを視察し、慎重に選出したいとの事で現段階ではまだ決まっていない。
試合を行なう団体だが、流星選手の希望は出稽古だったがW.W.Oにはラウンド制を裁けるレフェリーがいないため、NEOのリングにW.W.Oのレスラーを派遣する、という形で行われる。
その他、W.W.O側としてはNEO GONGS特別ルールとしてフリーエスケープ、フリーノックダウン、フリーポイントを提案。更に、おやつは千円までを合わせて提案する模様だ。
観客17人札止めのゼーレ・南極大会に、あろう事かカドモンのP・サミー・オノー氏が観戦に来ていた事が発覚した。以前から各団体の同興を逐一偵察していたオノー氏だが、購入したキップが南極大会だと知らず、実行委員会の命令でやむなく南極入りとなった。
オノー氏のコメント
「いやー、寒いネー。昨日なんか足のないイギリス人が『俺はスコットだ。一緒に極点まで目指そう』なんて言われたネ。もう大変ネ。帰りになんかお土産持っていくネ……おっと、そこの兄さん、『どんと』いらない? 安くするヨ」
やっぱり、何やっているか分からない人だ。無事に帰ってくる事を祈ろう。
「私より輝いてみろ!」
「僕にはローキックしかない。ローで生きていく!」
NEOきっての信念を持つ二人の対戦。宣言通りにロー、ニーのキックで攻める流星に対して、メルビィは一本背負いからの腕ひしぎで反撃。ボディスラムで場外に投げてポイント「1」。まずはメルビィが主導権を握った。
メルビィは攻め手を休めない。ボディブローからスターダスト…脇固めでポイントを2にする。なおも回転地獄蹴りからのスワンダイブミサイルキック。さらにスクリューハイキックから腕ひしぎだ。完全にキックでお株を奪われた流星。息が上がりつつも、ハイキックがヒット。しかし、それをこらえたメルビィはミドルキックでダウンさせるとシューティングスターから腕ひしぎで一気にギブアップ勝ち。
流星にシューティングスターからシュート技で勝つあたり…役者が違う!と言わんばかりの心憎さだ。
メルビィ「彼は修業してきたほうがいい…次はF弘樹か海崎? 誰でもかまわない。銀河の平和は、我らが護る!」
流星「強かったです。いや、僕が弱いのかな? まあ、WWOさんとの対戦のほうで頭が一杯でした。ラウンド制を希望しました」
ONLはおろか、ファイプロ界初のラウンド制を口にした流星。実現するのか?
引退表明をしていた中田だが、予定通りにトーナメントに出場した。対戦相手は、マーシャルアーツ出身のべニー・ユミーデ。
試合は、静かな展開。両者蹴りあうものの、決定打にはいたらない。5分はあっという間に過ぎ、時間切れ。
結局、膝突き蹴りからリバースアキレスホールドでエスケープ「1」を奪ったユミーデが二回戦に進出した。
試合後に中田に引退についてコメントを求めたが、
「死に場所は自分で決める」
と、明言はしなかった。
先日(10.24)に行われたゼーレ南極大会(昭和基地駐車場特設リング。観衆17人、超満員札止め)の主な試合結果
メイン・シロクマ偽地元凱旋マッチ(60分1本勝負)
×マスク・ド・シロクマ VS エル・カステーラ○
(6分29秒 飛びつき前方回転エビ固め)※スイングDDTからデルクラ
そして立ったところに飛びつく
二人ともメインを任せられる一流のレスラーとはお世辞にも言えないが、
シロクマの偽地元凱旋が目玉ということでこの試合がこの日のメイン。本当
は北極。凱旋ということでシロクマの相手は噛ませ犬のカステーラを用意し
たのだが、シロクマが余りにも弱すぎたため、もしくはカステーラがわかっ
てなかったため、なんとシロクマは負けてしまった!!観客も呆然(メイン
のころには観客は5、6人)。シロクマはいいところまったく出せず凱旋マ
ッチを白星で飾ることはできなかった。
シロクマ「ちくしょう!俺は寒いのは苦手だって言ったでしょ。あんな寒いなか試
合ができるわけないでしょ。まったくもう。勝ち負けじゃないよ。早く
試合を終わらせたかったよ。南極はもう勘弁してくださいよ〜。」
その他の試合はのちほど。
南極大会を無事終えた選手会長ジル・コリントのコメント
「なんで南極なんだよ!アホか!?フロントは!!何考えてんだ!!寒過ぎだ!!
こんな所で試合やって何人客集まると思ってんだ!!南極遠征できるぐらい金があるんだったら俺達のギャラ上げろ!!いくら金かかってんだ!どうせまた借金だろ!!俺達が試合やって儲けてるのを忘れるな!!このままじゃ潰れるぞ!アホフロント!!」
と全選手の気持ちを代弁
会長キール氏の釈明
「初めてやることに意義がある!これでまたゼーレがプロレス史に新たな1ページを書き加えた!」
史上初の南極大会の後に残ったものは選手とフロント間の関係の悪化と、莫大な借金(推定50億円)だけだった・・・。
ONL記念大会であのスコータイと好勝負をした流星がWWOに参戦したいという要望を明らかにした。
「僕の目的が打倒スコータイなのは変わりません。でも、僕は体が小さいというハンデもあるし、キックだけじゃ勝てない。そこで、小さくても強い選手がたくさんいるルチャの団体で勉強したいと思います」
カタ氏は「うーん、NEOルールっていいたいけどさ、あれは見てるほうも大変なんだよね。だから、任せるよ」と、あっさり承諾。
WWOでジュニア異種格闘技戦、勃発か?
M.O.Wのピッコロ・ザ・スーパースター選手の対戦承諾の報を受け、さっそくマキシマム前田のコメントを取るべくW.W.Oの道場を訪れた。
豊田「M.O.Wのピッコロ選手が挑戦を受ける、とのコメントを出しましたが?」
マキシマム前田「ピッコロの奴が対戦を承諾したって!?、よっしゃ、いい度胸だ!俺がブーツはいて便所行っただ何だとぬかしやかって!!試合の前にはちゃんと洗って殺菌もしてるに決まってんだろ!!あいつこそ、鎌をカネヨンで洗ってるとか言ってたが、カネヨンはクレンザーだろ!!クレンザーは流しやタイルを磨くもんだ!!いいか、刃物は研いだ後はよく拭いてミシン油を浸した布に包んで置いておくんだよ!よ〜く覚えとけ!!」
豊田「そんなこと力説してどうするんですか・・・」
マキシマム「だって・・・刃物は正しく扱わないと危ないんだよ」
豊田「ピッコロの鎌は凶器にしてるんですけど。しかも火まで噴くんですよ?」
マキシマム「なんだと!!記念大会じゃ火なんか噴いてなかったじゃないか!」
豊田「どうも気分で使ってるらしくて・・・。マキシマム選手はいけ好かない、みたいなことも言われているので多用してくることも考えられますね」
マキシマム「なんだよ、それ。おっかない奴。でも、まぁ、こっちだっていろんな装備は充実してるから、いざという時は俺だって何するかわからないしな」
マキシマム「まぁ、こっちも試合に備えてきれいにブーツ洗って勝負に臨んでやるから、アイツも精々鎌の手入れをしっかりして来い!、と。ちゃんと賞金用意しとけよ!!以上!!!」
マキシマムはやる気満々、調子も上々の様だ。
カドモン旗揚げ戦を前に、オノー軍団所属の「透明人間(仮称)」選手が、正規軍の練習風景をストークしていた事が発覚。カドモン実行委員会によって、以下の懲罰を受ける事になった。
▼リングネームの変更を認めず、プエルトリコで使用した「インビンシブル・ストーカー」をそのまま使用する。あだ名も「透明追跡者」になった。
ただそれだけ。
カドモン旗揚げ戦でのウイリアムの対戦相手は、メルビィに決まった。これは、記念大会での結果にも関わらず、関係者の評価が高かったため。メルビィは意気込みをこう語った。
「別に、私は勝ち負けは気にしない。私に勝つなど、簡単なことだ。しかし、私に勝ったとき、気づくはずだ。誰の動きが輝いていたか。観客が誰を見ていたかを。ウイリアム選手がどんなタイプか分からないが…私を、超えられるかな? 楽しみにしている」
迷走していたカタも、きっぱりと発言した。
「他団体のトップと首脳会談しまして…記念大会での結果は、当然です。NEOは勝てばいいではなく、いや、負けてもいいから魅せるのがNEOです。
それと、新革命さんについてですが、遺恨に関係なく、トーナメントについての連絡を…日曜日のリングスの放送が終わるまで待ちます。連絡がなければこちらの不戦勝にさせてもらいます」
とにかく、NEOの方針ははっきりと定まった。
「自分も相手も輝かせる、世界一格好いい奴を」
今こそ記者は自信をもって書こう。これがプロレスだ!
先日行われたONL大会でデビューしたエアガイツ選手が実は本人ではなかった可能性が高まってきました。
エアガイツ選手の正体をよく知っている友人Kさんの話
「デビューするって聞いたからわざわざ見に行ったけど、誰が○○(正体)だってのは最初わかんなかったよ。黒いマスク被るって言うからさ、ああエアガイツってのが○○なんだなあと思ったけど明らかに身長がデカイんだよね。168だろ?だったらあんなに大きくないだろ。俺より全然ちっちゃい奴なのにやたらとデカイんだよ。いくらトレーニング積んだからって身長はのびないだろ。あれは絶対に○○じゃないよ。うん。」
という証言も飛び出している。
さらに別の友人TさんとMさんの話
T「あの日(試合のあった日)は、たしか・・。えーと、渋谷でいっしょに酒飲んでたよな。」
M「そうそう。○○に呼び出されたんだよな。それも朝早く電話かってきてさ。僕とTと○○の三人が久しぶりに会った日だよ。あの日は終電ギリギリぐらいまで飲んだな。」
T「○○がプロレスラー目指してたの知ってたから、その時聞いたんだよ。いつデビューするのって。そしたらさ、まだまだとかいってたぞ。あのときは。」
M「うん、そう言ってた。俺にはまだ無理だって。」
三人の証言からエアガイツの中身が本当の正体とは違う人が入ってた可能性が高くなってきた。その点についてゼーレ本部に問いただしてみた。
キール会長「その話?何度かこっちでも出たよ。トレーニングのときはあんなデカクなかったっていう話が。まあ私の知ってる正体からいっても、ちょっと雰囲気違うかなって感じはしたけど、そんなかわんないんじゃない?まあ本人にあって話は聞くけど、本当に違うならばそれなりの処分はするけどね。当たり前だろ。自分のデビュー戦をほかの奴にまかせてどうする。まあ、変なやつだからな。あいつは。そういう突拍子もないこともやりかねんな。」
とゼーレも事実をよくわかってない模様。
しかしこれが本当ならば大問題に発展する可能性もありうる。しかしエアガイツという選手は驚異の新人である。
デビュー戦を他人に任せるなんて・・。
試合のため調整中のく〜り〜STに直撃取材を行った。
八「調整状況はいかがですか。」
く「あ、次もスパーリングがあるので、ノーコメントですぅ」
断られてしまった。しかし息があがっており、回復力も
ない、精神力だけで練習しているようだ。
(ということで、今回のカドモン大会は回復力も低いにしてください)
前回の旗揚げ戦カード発表の時の補足(記事が間に合わず、別記になりました事をお詫びします)。
カドモン渉外担当の加藤驚選手は、ウイリアム・レミングストン選手の相手にNEO・GONGS所属選手を要求。対戦形式もネオのルールで行う事を発表した。
加藤選手のコメント
「ウイリアムはウチの中じゃ一番純正なレスリングを使う奴だ。だから、それに見合ったルール、見合った相手が必要なんだ。オノーんトコの生半可なギミックまとったオモチャ野郎じゃダメなんだよ。ここでネオと接触したのも何かの縁だと思い、お相手を願おうと思ったわけだ」
対戦選手について、
「向こうに一任するよ。別にレスリングの選手でなくてもいいんじゃないかな。異種との出会いもプロには大切だろ」
ここまでは穏やかな会見だったが、ネオ自体についての話題になると、加藤選手は途端に表情が堅くなった。
コメント
「記念興行に全敗して落ち込んでるだって!? ウチだって大した成績残していないし、お粗末な茶番劇までしてしまったんだ。ウチは旗揚げ直前だぜ。興行にヒビいているんだぜ。武骨もオノーから追放されて落ち込んでたけど、俺は最後まで奴の理解者でいるつもりだ。いつまでも腐らせてはおかない。
いいか、一回二回の敗北で腐るなんてバカげた話だぞ。インディー? 上等じゃないか。恥じる事ないだろ。少しは何クソと思えよ。特にガイアンとやってた……中田とか言ったな。恥ずいぜ、このまま引退じゃよぉ。なんなら、俺がネオで死に水をくれてやろうか? 俺はこんな時に冗談は言いたくないんだ」
ネオ参戦を匂わす発言だが……。
「どこへだって行きたいよ。負けてもボロボロになっても、俺は挫けない。俺は雑草やゴキブリみたいな存在だから、どへ行っても絶滅する心配なんて無用なんだよ。とにかく、こうハッパかけてんだから、場末の酒場で管巻くのはお終いにして
何クソと思ってほしいね」
加藤選手は「全団体修行」をカドモン実行委員会から義務づけられているが、どうやら本気になったようである。さて、ネオの反応は……。
先日のゴッド(27)の「あいつらを倒すために…」発言を受けて、ヘル・リーダー(47)が次のような発言をした。
ヘル>やはりあいつ(ゴッド)は組織を裏切ったんだ!結盟軍を組織に捧げるなんて嘘っぱちだ!組織に対抗するために集めやがったんだな!こうなったら我々は魔神衆と共に結盟軍を潰す!組織の力を思い知らせてやる!
ハイマスター(魔神衆)>たしかに我々はヘルの言う通り(地下)組織の人間だ…。組織の命令とあればカルロス(ゴッドの本名らしい)と戦うしかあるまいな。しかし我々が結盟軍に負けた時…、闘神さまがこのリングに降り立つだろう…。しかし…、それだけは避けたい…。それだけは…。
どうやら、鬼神衆、魔神衆は地下組織の人間らしい(一部人間でないやつもいるが)。そしてその背後には「闘神」が控えているらしい。ハイマスターは闘神がリングに上がることを恐れているようだが、いったい闘神とは何者なのか?
ファイプラー弘樹>何言ってんだよ、あいつら?一体なんなんだ!?地下組織ってどういうことだよ。だいたい魔神衆が来た時から何かおかしいと思ってたんだよ。あいつらどうみても人間じゃないだろ?一体ここ(HFA)に何しに来たんだよ?やめとくれ〜。
ファイプラーは弱気だった…。
先日行なわれたONL旗揚げ戦にゼーレから唯一、参戦したエアガイツ選手が
試合後、いつものように吠えた。
ホークマン「今日がデビュー戦だったわけですが、このような大きな大会でのデビューというのはどうでしたか?」
エアガイツ「ん?あっ、今日デビューしたの?誰が?」
ホーク「誰って・・あなたですよ。」
ガイツ「知ってるよ!!そんなこと!!(怒)」
ホーク「・・・で感想は?」
ガイツ「ハッキリいって知らない人ばっかだったから、キンチョーしたよ。だけどみんな良い人だったね。まあ、今日は実力の2%しか出してない。2パー。こんなもんじゃないぞ。ガハハハハ。というより福岡はじめてだったから。いいところだね。また来たいね。こんどはコレといっしょに(といって小指を立てる)。今回はコイツとだからね。臭かったよ。(偵察のため来ていたジル・コリント選手を指差す。)」
ホーク「ではコリント選手の感想は?」
コリント「俺?途中まで酒飲んでて寝ちまって見てねえんだ。すまねえな。ちょうど起きたら川田上とかいうのが出ててな、はじめて見たけど、強ええと思ったね。一回戦ってみたいね。相手はハッカケだったけ?惨敗だったけどアイツもいい選手だと思うぞ。ハッカケとも戦ってみたいね。ああ、だんだん川田上を倒したくなってきたな。俺の臭いでKOだ!!奈落喉輪受けるほど俺はバカじゃないぞ!グァハッハッハッハ!!」
ホーク「打倒、川田上と受けとっていいんですか?」
コリント「おう。そういうことだ。まあ、いろんなヤツから狙われてる人気者なんだって?彼は。順番待ちかな。俺はいつやってもいいけど。彼の出方を見てから正式なコメントをする。・・・こんなもんでいいか。早く帰りてえよ。夜の街で大暴れだ!実を言うと川田上の試合見た後また寝ちゃってな。だからガイツの試合見てねえんだ。」
ガイツ「別にアンタ来なくてよかったのに。臭いから。早くかえってよ。で、僕自身は、そうだな、またNEOと絡みたいね。彼らの真の実力を見てみたい、というかね、彼らはあんなもんじゃないだろ。なんなら彼らのルールでもいい。もっと僕を追いつめてくれないとね。なんて言うのかな、こう、燃えるものをね、見たいよね。まあ、今日は勝ったからハッピーカムカムだ!!いつ、どこで、誰の挑戦でも受ける!!みなさーん。ご唱和ください。0、1、2、ダァ〜〜〜!!」
ホーク「ガイツ選手、コリント選手、ありがとうございました。」
偵察に来ていたコリント選手から思わぬ発言が飛び出しました。ついにゼーレ所属選手も打倒、川田上選手を掲げました。今後が注目です。
試合に出たエアガイツ選手ですがいつもにくらべたら普通のコメントを残してくれました。NEOとまた絡みたい、とのこと。
盛況に終わったONL記念興行だったが、参戦した猛鬼、ピッコロ、トニィに付き添って海崎等も会場に入っていた。番斎やピーター、新人の2人はセコンドとして来ていたようだが、海崎だけは観客席に。近くによって経緯を聞くと、「今日はいちプロレスファンとして観に来た」との返答が返ってきた。会見は後日、事務所のほうで行うとのことで当日のインタビューは取れなかった。そして、事務所で行われた会見で海崎、猛鬼、ピッコロ同席の元、記念興行後の指針が発表された。またその中で10.25遊楽園ホール大会で『サイレント・コア』という特殊部隊出身のレスラー2人、音無 誠次とその元部下、土門 康平の参戦が発表された。
記者「先日のONL記念興行はどうでした?観客としてご覧になられて?」
海崎「いやー、良かったよ。久しぶりに楽しんだね。」
記者「そうですか。さっそくですが今回参加した他団体の中で誰が気になりましたか?」
海崎「そうだなぁ、NEO GONGOSの流星が良かったな。それと虎軍団も良かったな」
記者「そのNEOのトーナメントの一回戦であたる予定の、HFAのファイプラー弘樹選手の印象はどうでした?」
海崎「ちょっとわかんねえな。タッグとバトルロイヤルだろ。それだけじゃ何とも言えねえな。まあ、最後はあれだったけど」
記者「たぬき寝入りと言ってましたが」
海崎「アホらし、打ちどころが悪かったんじゃねえか?もうちょっとましな嘘つけっって」
記者「ところでピッコロ選手に現在、W.W.O、カドモンの2団体から出場要請が出てますが、ピッコロ選手はその2団体とも出場するのですか?」
海崎「さあ、本人に聞いてよ。それは当人にまかせる。俺が口をはさむことじゃない。でも、個人的にはまた暴れてほしいね。ZINもカドモンに出るけど、まだ、グリーンボーイだから、足ひっぱんなきゃいいけどな」
記者「海崎選手自身が他団体に打って出る意向はお持ちですか?」
海崎「うーん、取り敢えずNEOのトーナメントに出るけど、その先はまだ考えてねえよ。それにつぎのうちの10.25遊楽園ホール大会で元特殊部隊出身のレスラーってのが2人参戦することになってるんでそっちのほうが今は気になるかな。まあ、『サイレント・コア』という特殊部隊出身ってのはどうせギミックだろうけどな。音無は多分、格闘技指向が強いスタイルだと思う。で土門ってのは私学出で学生プロレスをやってたらしいよ。まあ、詳しいことはまだわからん。」
記者「そうですか。もし次回、ONL興行がある場合、海崎選手は参戦されますか?」
海崎「さあ、あるともいえないことに関して言える事はないね。まあ、今日は俺はもういいから。猛鬼達に聞いてくれ」
記者「では、そうします。猛鬼選手、記念興行での見事な逆転勝ち。おめでとうございます」
猛鬼「ありがとござます。私、今回受けのレスリングをしました。ほんとにやられまくった違います。」
記者「ピッコロ選手は大会後に2団体から指名が来てますが、両団体に参戦されるのですか?」
ピッコロ「するヨ。ワタシね、まずね、マキシマムって人、いてすきマセン。だいたい、コーナーに登って何もしないで降りてキチャ駄目。それにとんがったブーツ履いて人蹴るなんて、非常識ヨ。イタイに決まってるヨ。きっとあのブーツでトイレ入ってるネ。イケナいヨ。だから、お仕置きシタネ。シングルでやりたいならやるヨ。でも、ガバスはワタシのものネ。グフ」
記者「ピッコロ選手も鎌などの凶器を使いますが衛生面で怠りはないのですか?」
ピッコロ「アナタ、ヨケイなことイウネ。チャんとカネヨンであらてるヨ」
記者「ルールと場所はどうされるんですか?」
ピッコロ「うちのリングでやるヨ。日時は25日以降のいつか。ルールは時間は無制限一本勝負、反則カウントナシ、場外カウントナシ。いまのとここんな感じネ」
記者「では、カドモンのほうは?」
ピッコロ「ショーマンスタイルらしいけどワタシも負けないヨ。お客サンには誰がオモシロいか、スグわかるヨ。グフフ」
記者「セルジオ選手はジュニア選手ですが、ピッコロ選手は現在120kgなのにジュニア選手なのですか?」
ピッコロ「アナタ、ホンとに失礼ネ。張り倒すヨ。ワタシのスリムなボデー見て120もアル言いマスカ、アナタ、ウンコたれネ」
記者「う、では今の発言は忘れてください。カドモンにはあなたの門下の東京ZIN選手も参戦しますが何かアドバイスはされるんですか?」
ピッコロ「ZINはまだまだね。アドバイス以前の問題ヨ。デビュー戦はワタシの教えたこト、ひとつも出来てナカタヨ。パワーにパワーで勝とうとシテも駄目ネ。それがまだわかてないネ。だから、今シゴイてるよ」
会見はこれで終了したが道場の裏で寝ていたZIN選手の話も聞けたので一応記載する。
記者「ZIN選手、カドモン参戦を前に何かありますか?」
東京ZIN「ああん、人の睡眠を邪魔するなヘボ記者。とっとと失せろボケ!」
記者「相変わらず態度が悪いですね、これ記事に書いときます」
ZIN「う、あ、何をおっしゃる。あなたのようなイカした記者に取材されるなんて最高の気分だね。何でも聞いてよ、ダンナ」
記者「では、あなたはカドモンに参戦して目立つことが出来ると思ってるんですか?」
ZIN「プッ、んなの当たりめーだ。俺は銀河系で言うと太陽みたいなもンだからね。なんつーかな。輝き?輝きが違うんだよね。要するに(以下略)って訳だ」
記者「あ、スイマセン、聞いてませんでした。時間なんでもういいです。では」
ZIN「あ、おいコノヤロー。まだ話は終わってねえぞ。おい」
カドモン旗揚げ戦のカードのプランが一部発表された。このカードはあくまでも加藤選手とカドモン実行委員会の腹案で、交渉が成立しなかった場合は別のカードに変更される。
▼ジュニアシングルマッチ
セルジオ越前(無党派)vsピッコロ・ザ・スーパースター(MOW)
▼スーパーミステリアス・シングルマッチ
武骨(カドモン正規軍)vs透明人間(仮称・カドモン オノー軍団)
▼シングルマッチ(NEO・GONGS形式)
ウイリアム・レミングストン(無党派)vsNEO・GONGS所属選手
▼作者自身キャラ・ランダムチーム6メンマッチ
【エントリー選手】
加藤驚(カドモン正規軍) ファイプラー弘樹(HFA)
く〜り〜ST(WWWWA) マキシマム前田(WWO)
エアガイツ(ゼーレ) 東京ZIN(MOW)
▼チャレンジマッチ
加藤驚 vs スコータイ・サムットワット(ゴッド結盟軍)
以上の5試合が検討されている。中でも注目されるのが、加藤驚選手のスコータイ選手への挑戦表明である。ムエタイ王者に対して、加藤選手は無鉄砲な喧嘩ファイター……言いたくないが、格が違いすぎる。
加藤選手のコメント
「記念興行見てねぇ。俺もプロとして覚悟を決めてるから、ああいう奴らとも闘う気になったわけだ。俺はゼロの位置にいるから、失う物はないはずだぜ。スコータイ選手に限らずどしどし挑戦する気だよ。下克上の心、秘めさせてもらうぜ」
対戦相手にピッコロ選手を要求したセルジオ選手
「ジュニア戦士の戦いの輪を見つけるのがオレの役目だ。向こうさんは他にもご指名があったようだけど、オレも挑戦させてもらうよ」
なお、オノー氏にはこの他にも何人かレスラーを用意しているようだが、いかんせん人数不足な状態から、マッチメイクされるかどうか疑問である。オノー氏はどうも、トルネードバトルで対戦するヘビー級レスラーを2、3人要求しているようだ。
加藤選手のコメント
「誰か2、3人の軍団員を引き連れて参陣してやるぞという人がいたら連絡してほしい。勝ったら賞金出すからさ」
ONL設立記念大会全試合終了後、撤収直前のW.W.O所属選手控え室にて今大会に参戦したハイパー・タイガー、シヴァルツ・ティーゲルのインタビューが行われた。
豊田「まずはカミカゼ組戦の勝利、おめでとうございます!試合を終えてみての感想はどうですか?」
H・タイガー(以下、タイガー)「俺は以前から色々な大会に参戦しているけど負けが込んでて・・・。今回この大会で勝つための特訓をしてね。それが実を結んで前評判を覆す勝利を得た、という結果になって表れたのがね・・・。ホント、素直に嬉しいです。」
S・ティーゲル(以下、ティーゲル)「ワタシ、ウレシイネ!ビッグナイベントハジメテヨ!サイショガカンジン。カテタノ、トテモウレシイ。イッパイトレーニングシタネ。アレ、タイガー、ナイテルネ?」
タイガー「泣いてね〜よ。」
豊田「ティーゲル選手、日本語できるんですか?」
ティーゲル「チョットダケ。イングリッシュナラバッチリネ。ニホンデクラシテルカラネ、ニホンゴデキナイノ、フベンネ。」
豊田「試合を振り返ってみていかがです?カミカゼ組は評判も高かったですが?」
ティーゲル「ベリベリストロング。バット、ワタシタチモットストロング。シアイ、チカラゼンブダセタネ。バット、ゼンブノワザ、オキャクサンニミセレナカッタノザンネン。マダマダスゴイワザアッタヨ!」
タイガー「でも、あれ以上試合が長引くとね、こっちもかなりのダメージがあったから。早めにスパート駆ける作戦が成功したね。でも、欲を言うと得意の蹴りでお客さんを沸かせたかったけどね。」
豊田「この試合を通じて何か今後のことは見えましたか?」
タイガー「今回の試合のために普段とスタイルを変えて望んだんだけど、俺達の持ち味がすべて出し切れなかった。お客さんにもっと華麗な技を見せてあげたいし、プロレスは相手を潰すのが目的じゃないから。これからしばらくこのスタイルは封印して前のスタイルへ戻そうと思ってる。」
ティーゲル「ワタシモオナジコトカンガエテマス。」
豊田「そうですか・・・。まぁ、とにもかくにも激勝でした。おめでとうございます!」
タイガー「ありがとうございましたっ!!」
ティーゲル「ダンケシェーン。ドーモネ、アリガトネ。」
二人はかなり消耗した様子だったが、それを感じさせないコメントを残し、会場を後にした。
ところ変わって大会実行委員室前でマキシマム前田を捕まえた。
豊田「探しましたよ。控え室でインタビューをお願いしたじゃないですか。」
マキシマム前田(以下、MAX)「ああ、忘れてた。ギャラの明細をもらいに来たんです。振込だから。」
豊田「どうでした?いきなり一日2試合もやりましたが。」
MAX「試合数事体はたいしたことないです。百人組み手に比べりゃあね。ただ、勝敗に絡めなかったせいでいまいち目立てなかったのが残念。ニールキックも見せたかった。バトルロイヤルでも出せなかったし。賞金も手に入らないどころか一番最初に負けたし。あのピッコロとかいう野郎、俺になんか恨みでもあんのか?せっかく上手く立ち回ってたのに狙いやがって。あの×××は、この金さんが許しちゃおけねぇ。たたっ斬ってやらぁ!!」
豊田「M.O.Wのピッコロ・ザ・スーパースター選手の事ですね?では、決着をつけると?」
MAX「いいか、ピッコロに伝えとけ!サシで勝負だ!!場所もルールもそっちに任せる!俺からの条件はひとつだけ!お互い250万ガバスずつ出し合って、勝った方の総取りだ!!試合が終わったばっかりだが俺もまた特訓してぼっこぼこにしてやるからな!!」
豊田「勝てる見込みはあるんですか?」
MAX「バカ野郎!!(豊田にビンタ!)勝つ気で行くに決まってんだろ!負けた時の事なんざこれっぽっちも考えてねぇよ!」
マキシマム選手は激昂したまま実行委員室へ入っていき、そのまま裏口から帰路へついた模様。
今回のマキシマム選手の挑発を受け、M.O.W所属のピッコロ選手がどのような反応を示すのか。去就が注目される。
(お詫び)本文の中に一部不適切な表現があった事を慎んでお詫び申し上げます。
記者会見が行われた。以下、その内容。
カタ「まず、先日、カドモンさん及びウイリアム選手に対しての失礼な発言を謝罪します。記念大会の無残な結果に乗じたNEO潰しではないかと誤解してしまいました。心から申し訳なく思います。それと、うちはUではありません。そんなおこがましいことは言えません。ただのいんでーです」
記者「今後、カドモンとの関係は?」
カタ「はい、ウイリアム選手が純粋に技術交流したいというのであれば、断る道理はありません。単発でも定期でも、ぜひ参戦していただきたいと思います」
記者「NEOからカドモンへの参戦は?」
カタ「オーナー対決には興味があったのは事実ですが、旗揚げ戦のカードは揃っているようなので第二戦からでもお願いしようと思います。タッグでもシングルでも、どんなルールでも…W加藤の顔合わせを希望します」
記者「ということは、カタ選手自らの参戦ですか?」
カタ「いいえ」
記者「では…?」
カタ「加藤桂死」
大会終了後、控室は重い空気が支配していた。
全身をアザだらけにした流星は、床に倒れ込むと
「自分はこんな…こんな程度の人間だったのかと思うと…みじめです」
と泣いた。更に「もう、俺は…」と言ったところで、カタが報道陣をシャットアウト。追いだされてしまった。しかし、張り手の音が廊下まで響いてきた。続いてカタの怒声。しばらくして控室から出てきた流星は
「まだ、死ねませんね。打倒スコータイは僕の一生の目的です」
と言い残し、バスへ乗り込んだ。
6人タッグで2本連取されたメルビィだが、表情はそんなに暗くなかった。
「まだまだ私も修業がたりないな。しかし、あのメンバーの中では、私が一番カッコよかったのではないか? フフ。銀河の平和は、まだまだ遠いな」
今大会、一番の凡戦となった中田vsガイアン。為す術なく敗れた中田は引退を表明。喫茶店経営に戻るという。
カタ「一言で言えば、覚悟の違いですね。ONLはお祭りだと思っていたけど、そうじゃなかったみたいですね。クリティカルを試合開始直後からひたすら狙って、勝つ。それが美しいと思うんだったら、そうすればいいんじゃないですか。戦闘機vs戦車。ゴジラvsガメラ。かっこいいですよ。ただ、NEOは変わりませんから」
と、孤立意識を強めたようだ。
カタ「あと、新革命のガイアンについてですが、NEOがどんなポリシーの団体かはきちんと言っておいた筈です。それで、あのパラメータ、スキル…一方的な凡戦になるのは目に見えていました。あの試合で、観客は間違いなく冷めましたね。そうなる事も分かっていたはずです。あれは新革命の人選ミスです。正直、新革命さんには裏切られたと思っています。友好的な関係は終わりです。新革命さんにはNEOの見せたくない顔を見せます。それと、軍団抗争みたいなギミックには付き合う気はありません」
NEOの見せたくない顔…言うまでもなく戦闘機の選手のことである。
ただ、団体内部にも反発する声もあり、下手をすると団体解散ともなりかねない。NEOは早くも岐路に立たされた。
ONL大会での対戦カード「ガイアンVS中田慎吾」は新革命VSNEOでもあった。新革命と言うより、RED将軍隊というほうが正しいが・・・。
結果はガイアンの圧勝。それに対してRED将軍は、「ようやってくれた、ガイアン。ところでカタさんよ、結果はこうなったがNEOGONGSとはこんなもんなのか?まあ、腹をくくってこい!と言う言葉はこっちが言うべきだったな。
何度でも挑戦してくるんだな。今度は俺が対戦相手になってやる!」とのコメントを。NEOGONGSにしてみればかなりの屈辱である。
それと正規軍の西本だが「あんなもんじゃないよ。NEOは。今度は俺がNEOの選手とやりたい!」とNEOの実力を高く評価しているようだ。
RED将軍はガイアンの軍団離脱を知らない・・・。
ONL設立記念大会での対川田上戦にやぶれたハッカケ仙人は、試合後控え室で、
涙を見せた。「俺は軍団から追放され、試合が組まれていても試合に出ていなかった。・・・・・・なんて俺はバカなんだ!自分が情けない!・・・グスッ。
けれど今日の川田上さんとやらせてもらって、俺はわかった!
追放されていじけていてはいけない!川田上さん、ホントにありがとう!
あなたのおかげで、目が覚めた!俺は絶対にあの軍団にぶつかっていって倒してみせる!そして俺は最強のヒール覇者になるんだ!
それと川田上さん、俺は体がベストな状態ではありません。俺を鍛え上げてください!!川田上さんの所で是非試合させてください!
俺はあなたについていきます!」
ハッカケは「ヒールの覇者」に戻れるのか?!
ガイアンのコメント「彼奴はバカだ!くそったれだ!!・・・がんばれよ。ボス。」
ガイアン、ハッカケと組むのか???
ONL大会の翌々日、ファイプラー弘樹(24)の持つHFAジュニアヘビー級タイトルにスコータイ・サムットワット(38)が挑戦。スコータイは9月30日にハイマスター(年齢不詳)を挑戦者決定戦で下して、10月19日のONL記念大会では流星 満潮(17)に勝利。最近安定した戦績を残している。試合はスコータイがキックのラッシュで完勝。ONL記念大会のことも合わせてコメントしてくれた。
スコータイ>今日のファイプラーは手応えがまったくなかったな。練習をさぼってたんじゃないか?奴は。これからはもっと強い奴とやっていきたい。流星は積極性が足りないな。もっとガンガンこないと俺を倒すことはできない。だが、久しぶりにああいう(キックの)試合が出来たのはうれしく思う。彼がもう少し実力をつけてからまたやりたいね。
ファイプラー>今日はちょっと失敗。いやね、一昨日のカミカゼの延髄のダメージが残っててね。(記者>あれは狸寝入りだったのでは?)あっ、え…、そっ、そうだよ、あ、あれは狸寝入りだってば。な、何言ってんだてめえ。でも、あそこで失格にされた後、慌てて起き上がって必死こいてレフェリーに抗議してもかっこ悪いだろ?思いっきり作戦失敗して笑いもんだよ。場内失笑だよ。だからあのまま寝てたのさ。だけどねぇ、寝ているときは辛かったぞい。まだうつ伏せ状態なら良かったんだけど、カミカゼの野郎がわざわざ仰向けにするもんだから…。泣きたくなったね、ほんと。
ヘル>オレタチはあんなので負けたつもりはないぞ、オラ!向こうの方がダメージ受けてたんだ、こっちの勝ちだ!ブラザー(ブラッディ)は元気だぞ!お前もなんか言ってやれ!
ブラッディ>うがぁ〜〜!(しゃべれない)
ゴッド>ゴーストマン?NEOが俺とやらせようとしてるのか?まずは俺とやる資格があるかを確かめないとな。俺の代わりにバイソンをNEOのリングに上げる。バイソンに勝てばHFAのリングで俺とやろう。俺は強い格闘家を求めている。もしゴーストマンが俺に勝つようなことがあれば、奴には結盟軍と共闘してほしい。あいつらを倒すために…。(記者>あいつらとは?)あっ、いやなんでもない。とにかくゴーストマンのことについてはそういうことだ。
ゴッドの言う「あいつら」とは一体?
第2試合終了後、リング上に突然、P・サミー・オノー氏が2人のレスラーを引き連れて乱入。武骨選手にストンピングをかけた。これは武骨選手が、結成が予想されるオノー軍団からは外される事を意味している。
2人の巨漢レスラーはおもむろに凶器を取り出して武骨選手を流血に追い込み、場内からは大悲鳴が上がった。オノー氏はマイクを握ると、
「この試合に負けたら、お前はクビだと指令があった。約束通り、お前は私の庇護を受ける事は今後二度となくなった。お前の運命は加藤と同じだよ」
と宣告した。その表情には、普段の怪しさは微塵もなかった。勝ったアズマ選手はというと、何者かに羽交い締めにあっているかのように、その場を一歩も動かなかった。
騒ぎは、4人が客席から飛び込んだ加藤驚選手を撒くように退散した事で一段落ついたが、旗揚げ戦を間近に控えるカドモンにとって悪いイメージを先行させてしまった。
加藤選手はアズマ選手に非礼を詫び、「いつの日か分からないが、僕の番付があなたと闘える位置に来たら、お相手願います」と言い残し、武骨選手をかついで退散した。
ちなみに、加藤選手によれば、リングに上がっていたオノー軍団の選手は3人との事。ともすれば、今までのカドモンの動きから察するに、アズマ選手がその場を動かなかったのは……。
ONL記念興行にカドモンの加藤驚選手も視察に訪れた。加藤選手は記者の質問に対し、
「始めてのの交流戦だけど、みんなピリピリしてたね。真剣勝負めいた試合が多くなるのは対抗戦だから仕方ないけど、これは遺恨を多く残すよ」
武骨選手の敗北について、
「読めてたよ。“武骨”は大技に欠ける所があるし、スタミナないもん。相手は元関取なんだし、パワーでいくのは問題あったんじゃないか。とにかく、ウチの旗揚げ戦までには、みっちりトレーニングしてもらわないとな」
セルジオ選手について、
「この大会の不幸に巻き込まれたね。全体的に、彼のようなショーマンは見あたらなかったような気がするね。今度はシングルで彼の面白さを引き出したいね」
大会全体を振り返って、
「興行として、少し凄惨すぎやしないか。クリティカル何回起こってんだよ。俺も手加減の利かない技を使う時もあるけどねぇ……。過度の緊張感から起こった現象として十二分に体感したよ」
注目の選手は、
「スコータイ。奴は2番目だろ? 血盟軍相手に他団体の格闘家がどう対応するか見物だね。アズマ? 新革命がどうなっているのか、いまいち混沌としてよう分からないね。横綱ねぇ……」
カドモン旗揚げ戦について何が一言
「今回の記念興行に参加してないレスラーたちも結構来るし、まずは成功させたいね」
ウイリアム選手について、
「この場でかい。俺がネオゴンって言ったのは、ウイリアムがU系に合ってるかなというだけの判断だよ。まずは旗揚げ戦で様子を見ない事にはな。それにしてもネオゴンってのは、U系団体にしちゃ口の悪い連中だな」
最後に、
「この記念興行が、各団体にとって試金石となる。それぞれがゼロからのスタート。頑張りましょう」
なお、このインタビューは全試合終了後の選手ロッカールームで行われた。傍らには項垂れる武骨選手と、後頭部に氷を当てたセルジオ選手の姿があった。
P・サミー・オノー氏の事について触れると、加藤選手はノーコメントだと言い放ち、静かな怒りを感じ取れた。
実は武骨vsアズマ戦後に、オノー氏によってハプニングが発生している。それについては別の記事で取り上げる。
ONL大会で、決定的、圧倒的な他団体との差を見せ付けられたNEO。大会終了後、カタ氏は、
「もう綺麗事は言えないね」
と一言。リベンジを誓った。まずは、ゴーストマンvsゴッドの実現を狙う、とのこと。
なお、参戦が噂されているウイリアムス選手については、
「トーナメントに出たいのか、単純にNEOで試合がしたいのか分からないよね。ただ、誤解して欲しくないのはさ。NEOは多重人格…いくつもの顔を持っているってことだよ。相手次第だけどね。あんまりなめないで欲しい…ま、今は何も言う資格はありませんから」
と言うと「はあ、今日も残業だぜ…」の言葉を残し、田端のビル街に消えた。
キール会長のコメント 「エアガイツの正体?詳しいことは言えんよ。まあ言う必要もない。エアガイツの正体はミキサー大帝記者?まあそういうウワサも出てきてるみたいだけど、あくまでウワサでしょ。誰か見たのかい?証拠があるのかい?えっ、どうなんだい?あんたのほうがミキサー記者と親しいんだろ。同僚じゃないか。じゃああんたが直接聞けばいいじゃないか。まあ、わしはなにがあっても言えんよ。これだけは言えん。ミキサー記者の可能性もあるかもしれんが、そうじゃないかもしれん。まあ、それはあんたたちが勝手に判断してくれ。」
と、なにも明かさず、最後はほとんど投げやり状態。
私はミキサー記者の後輩なのですがこの真実に関してはまったくわかりません。
問題のカドモンに関してはそちらで判断してくれ、とのこと。
10/18にW.W.O道場にて今月下旬に開催されるONL設立記念大会に向けての壮行試合が行われた。
<シングル10分一本勝負>
○ハイパー・タイガー(6分12秒 膝十字固め)×シヴァルツ・ティーゲル
<百人スパーリング>
マキシマム前田(34勝49敗17引き分け)
欧州でブッキング活動をしていた加藤驚選手が、英国でアマレス出身の選手を発掘し、カドモン契約と相成った。
その名は、ウイリアム・レミングストン選手。欧州スタイルのレスリングの若き王者に君臨している。ウイリアム選手は旗揚げ戦に、純正なレスリングの出来る選手とのシングルマッチを要求した。
ウイリアム選手のコメント
「日本人選手の戦いぶりはよく聞かされている。私は純朴なレスリングをずっとやってきたが、最近では喧嘩紛いの事もやらされている。プロレスに造詣があるのなら、欧州に培ったレスリングはがどのような物か知っているだろう。無論、喧嘩の場でも十分通用する物だが、プロとして軽はずみでそのような試合は避けるべきではないだろうか」
どうやら、ウイリアム氏はグルーサム・ファイティングの経験もあるらしい。これを受けて、カドモン実行委員会は、ショー要素を排除した実戦的なレスリングの
出来る選手を探す模様。加藤選手は、NEOGONGSのファイトスタイルなら合うのではというコメントを残している。
11上旬のカドモン旗揚げ戦に先立ち、当試合でデビューする加藤驚選手の最終調整が終了し、近々ONL登場に踏み切る事が明らかになった。
調整で最後まで揉めたのが、「あだ名どうしよう」という単純な問題で、協議の結果、「炎の悪人正機説」となった。ヒールになっても悪ぶらないモンという意味を込められたらしい……すると、加藤選手はヒールサイドなのか!?
加藤選手のコメント
「うんにゃ。最近アメプロじゃヒールっぽい正規軍レスラーってのがトレンドな
んだそうだ。俺もオノー相手に綺麗事のファイトはしないよ。もちろん試合は成立させるけどね」
なお、加藤選手を旗揚げ戦後に他団体に積極的に出場させる意向を、カドモン実行委員会が発表した。参戦への謝礼として、全団体出場は「義務」との事。もちろん、加藤選手自身の意向はない。
ちなみに、ゼーレのエアガイツ選手が「作者自身マッチ」の条件に当てはまるの
か、実行委員会で検討中である。これについてはゼーレに打診して解答を待つ状態である。そして、東京ZIN選手の参戦も受諾された。エアガイツ選手が該当するならば、6人タッグの枠が決定する事になる。
なお、“武骨”、セルジオ越前両選手のマッチは、カドモン所属選手との対戦になる模様。オノー氏提供の「透明人間」との対戦が有力視されている。
本日、M.O.Wが初の新人デビュー戦をおこなった。デビューをした新人は2人で、門仲 伝奇(22)とマスクマンの東京ZIN(22)だ。なかでも門仲はアマレスの経験があり、アメリカ留学中に、大きな大会に出場し、優勝するなど相当な実力を有する期待の大型新人である。一方、東京ZINは経歴など詳しく公表されてないが実はオーナーの転身ではないかという噂もある。また、ピッコロに師事し、彼のもとでプロレスを学んだという。
試合の方はそれぞれシングルマッチで、門仲は海崎 礼爾と対戦し、スープレックスと関節技で海崎を攻め込むが、海崎はそれにこたえるように大技を繰り出し、遂に6分23秒、雪崩式ツームストンからのドラゴンスリーパーで門仲をくだした。そして、東京ZINはトニィ・リトゥルと対戦したが序盤、トニィのパワーにまったく手も足も出ず、緊張のせいか技に的確性がなく、結局そのままフィニッシュまでいいところないままアメイジング・Dからのパーフェクトスープレックスで3カウントを聞くこととなった。ともにデビュー戦は黒星となったが、海崎を攻め込んだ上で敗れた門仲とトニィに為す術なく敗れてしまった東京ZINの試合内容は実に対称的な結果になった。2人の試合後の発言は次のとおりである。
門仲「デビュー戦でいきなりあんな技(雪崩式ツームストン)くらったことは誇りに思います。いや、マゾっ気はないっすよ。ともかく、一刻も早く白星をあげたいと思います。今日はどうもありがとうございました。」
東京ZIN「おら、プレッシャーに滅法ヨワイダヨ。でも次はヤルヨ。ガンバルヨ・・・ってもういいだろコノヤローなにも言うこたぁねえゾナもしぃぃ。あ、でもひとついわせてちょ。えっとねぇ、俺もカドモンに参戦したいんだよね。取り敢えずそういうことで。ほな。」
と、発言の方も対照的であった。しかし、東京ZINの発言は理不尽というより支離滅裂であり、この先が心配である。カドモンに参戦の意思表示をしたが果たして受け入れられるか。やはり心配だ。
音信不通状態だったP・サミー・オノー氏からカドモン実行委員会宛てに旗揚げ戦の参考資料が届けられてきた。
それによると、中南米の離島で例の透明人間を発見したとの情報が入ってきた。
さっそくスカウトすると、すでにプエルトリコなどで試合の経験があり、旗揚げ戦に参加する事が決定したとの事。
透明人間のプエルトリコでのリングネームは英語読みの「インヴィンシブル・ストーカー」となっているが、ストーカーの部分は「日本じゃ変人でしかない」というオノー氏の意向もあり、何らかの変更がある模様。
写真を見た加藤驚選手のコメント
「マットと同色なだけじゃん。ウチのマットって水色一色だったっけ。これって着ぐるみなのかな……なんか素肌っぽいしな」
リングは未定です。
カドモン旗揚げ戦の日時が、11月上旬に行われる事が発表された。
加藤選手のコメント
「反応が上々なのは嬉しいね。オノーが相変わらず沈黙しているけど、とにかく成功させたいよ。俺自身、プロレス大好きだからね。色々面白いマッチメイクを考えていきたいね。外では仲良く、リングでは激しくいきましょう」
【決定したカード】
「作者自身キャラマッチ(仮)」は反応の良さから、6人タッグ戦に昇格する事が発表された。参加選手、ルールは以下の通り。
▼対戦カードは、試合前のくじ引きによって分けられる。
▼基本的に通常の試合。恨みっこなし。
▼参加表明選手
・加藤驚(カドモン) ・ファイプラー弘樹(HFA)
・く〜り〜ST(WWWWA) ・マキシマム前田(WWO)
・エアガイツ(ゼーレ) ・未定(空席)
“武骨”、セルジオ越前両選手のカードは未定。また、両名以外のカドモン所属選手についても不明。
加藤選手のコメント
「明日、欧州へ飛ぶ。あっちに心当たりがあるんだ。オノーはアメリカやメキシコに力があるからね。何でも、透明人間スカウトするとか言ってたな」
ゼーレのプロジェクト第二弾!!
ゼーレ会長キール・ローレンツ氏のコメント
「えー。イリミネーションリーグもやっちゃおうかなー。これも詳しいことは未定だよーん。もちろん。おっと、これだけは言っておこう。ちなみに[先鋒・中堅・大将]の三人制になる予定。今言えることはそんだけ。ではまた。」
といつのまにかキャラが変わってしまった会長キール氏ではあるが三人制イリミネーションリーグは必ず成功させたい、とのこと。
ゼーレ初のビッグプロジェクト!!
11月ごろ世界埼京タッグリーグ戦を開催予定。
あくまで予定。
皆さんが参戦表明をされるなかで、ついにエアガイツ選手もカドモン参戦を決意した。そのことについてエアガイツ選手に聞いてみた。
ホーク「参戦を決意したきっかけは?」
ガイツ「ハッピーカムカムだから!!としか言いようがない。(怒)」
ホーク「・・・・・・。では気になる選手はいますか?」
ガイツ「双子のミニスカポリス。」
ホーク「はぁ・・・気になる選手はいないということで・・。では最後に一言お願いします。」
ガイツ「僕だけピンク、なぜなのダァーーー。」
と、まったく会話が成り立たたなかった。
ちなみに諸事情により今回からエアガイツ選手の取材のときは今までのミキサー大帝記者に代わり、わたくし先鋒ホークマンが担当しますのでよろしくお願いします。
WWWAのく〜り〜ST、HFAのファイプラー弘樹に続いて、W.W.Oのマキシマム前田がカドモン参戦を表明した。
M前田:
「ハイ、ドーモ!!(最近チョットお気に入り)作者キャラタッグマッチ、いいアイデアじゃないですか!もっとイッパイ練習しないとね!みんなレベル高そうだしね!がんばるよ!ドーモ、アリガト!ハイ、サヨナラ!」
また、ONL設立記念大会の壮行試合として10/17に神奈川県某所のW.W.O道場においてマキシマム選手の公開百人スパーリング(組み手?)が行われることが決定した。また、H・タイガー、S・ティーゲル組はお互いにシングルでの対戦を強く望んでいる模様だ。
H・タイガー:
「俺達、今回はチームを組むが普段はバチバチ戦りあってる同士だからね。変に馴れ合いたくないしね。それに毎日肌をあわせてるんだからチーム組んだって連携にはなんの心配も無いしね。まぁ、相手とのガタイの差はあるけど同じ人間、俺達の力をすべて出し切ることができれば勝負はわからないからね。ティーゲルも同じ事思ってる筈だよ。だから、いつもどうりで行く。」
WWWWAのく〜り〜ST(29)に続き、HFAのファイプラー弘樹(24)もカドモン参戦を表明した。
F弘樹:
「作者自身キャラマッチってのは面白そうですね。他にもM.O.Wの東京ZIN選手、新革命のジャパン村崎選手、NEOのグレート・カタ選手とか出てくると面白そうですね。ゼーレのエアガイツ選手もそうなのかな?Planetsの川田上選手は自分自身ってわけじゃなさそうだね。ひりプロの諏訪選手はどうなんだろ。カドモン参戦についてのマッチメークはカドモンに一任しますよ。」
とのこと。また、F弘樹と同行していたONL実行委員の濱地氏(24)が次のようなコメントを発していた。
濱地氏:
「今月にONLの設立記念大会をやりますけど、できたら年末にもう一度大会を開きたいですね。タッグリーグ戦なんか面白いと思うんですけど、各団体から1チームだけの参加としても総当りするには試合数が多くなってしまうのが問題ですね。何ブロックかに分けるなり予選をするなりすれば大丈夫かな?」
まずは今月の記念大会を成功させることが大事だ。
1997年10月11日のカドモン「作者自身キャラタッグマッチ戦」構想を
受けて、さっそく、セミリタイア状態のWWWWA会長く〜り〜STが参戦を
表明した。
記者「突然の参加表明ですが、お考えがあるのでしょうか?」
く「WWWWAの初代世界チャンピオン決定リーグという大きな大会も
終了して、仕事が少なくなったんで、ちょっとどこかで目立ちたい
かなと思ったので、WWWWAとは別のソロ活動としてONLの興業に参加
しようかなと思いましたぁ。」
記者「WWWWAとして、どこかの団体を挑発するとかはないんですか?」
く「ありません。向こうからやりたいと言えば、うちはどうぞ
呼んでくださいというだけですぅ。うちの選手も喜ぶでしょう。」
記者「某太平洋プロレスみたいですね。ではこれからの抱負を
お願いします。」
く「実際に、どういうマッチメイクになるのかわかりませんが
最近、ケーキの食べ過ぎで腹周りがLなんですぉ。大会までに
甘いものは我慢して20kg減量します。ふふふふ。」
みなさま。大会で「く〜り〜ST」を使う際は、呼吸下手(減量の影響)に
変更して下さい。
グレート・カタ氏は記者と大宮で飲んだ際、こう語った。
カタ「お前、記者だろ? な? 新革命の宙魔ってのはどんな奴なんだよ?! しっかり調べろよ!」
記者「はあ、すんません。未だに不明なんですよ。新革命といえば、向こうのヒール軍団からNEOの名前があがってますね」
カタ「あ? レッドトマトとかゆー奴?知らねーよ、そんなの。トマトは赤くて当たり前だろう。だいたいなぁ、うちの敷居は高いんだよ。誰でもNEOのリングにあがれるわけじゃねぇ。そうだろ? 俺だってパフォーマンスで霧吹くけどサ、試合中にやろうとは思わねえし。第一なぁ、俺はリアリティが欲しいんだよ。パラメータがよ、10ってのがどんなに凄いか、お前、考えたことがあるか? そんな凄い奴がよ、他の能力が1ってことはねえだろう。俺は戦闘機と戦う気はねーぞ」
記者「論点がずれてますけど…」
カタ「新革命はなぁ、うちのメルビィ使っといてこっちに誰を送るのかも知らせてこねえ! もし、その…トマトちゃんが来るんだったら、腹くくってこい! NEOの名前を出したからには覚悟しておけ! うちが綺麗事だけのカルト軍団だと思ったら、大間違いだって、そう書いとけ!」
記者「分かりました」
カタ「お前、飲んでねーんじゃねーのか? 俺の酒が飲めないってのか?」
この後の記憶は、無い。気が付いたら大宮駅で爆睡。鞄もなくなっていて、中に入っていた猪木ジッポを失う羽目になってしまった。皆さん、飲み過ぎにはご注意を。
新世代悪行超人エアガイツがついにデビュー決定!!
大学の関係上、事情により覆面をかぶっているが気にしないように、とのこと。
デビュー前なのに自己主張
「旗揚げ戦は6人タッグに出してよ。たのむよ。マテ茶飲んでるから。セイヤッ!!セイヤッ!!明日また生きるぞ。0、1、2、ダーーー!!」
とすこし不可解なコメント。将来、期待できそうにない。
なんとNYのMSGでゼーレ広報部長(シャルルマーニュ部長)とあの「不沈の哲学超人皇帝」ことビックバン・スタン・ブローガン選手が交渉している模様です。
とてつもないファイトマネーといわれるブローガン選手をブッキングして大丈夫なのだろうか。詳細は次回。
ゼーレでは新人をただいま募集中。
以下の条件を満たしてる方はどしどし応募してください。
1.ピーナツを飛ばさない人。※最重要!!
2.小さいトロフィーでも文句を言わない人。
3.牛丼とポテロングが好きな人。
4.ストーリーに矛盾がない人。
5.「テリーとロビンはどうやって走ってこれるんだ!?」と文句を言わない人。
6.「大きくなって倒せばいいじゃん」と文句を言わない人。
7.額に文字がない人。
8.ディラックの海から自力で帰ってこれる人。
9.失踪グセのある人。
10.失踪から帰ってきたらアッパーを覚えてくる人。
11.血痕が日本地図の形にならない人。
12.引退しても復帰する人。
13.「赤い彗星」ってカッコイイな、と思う人。
14.ミート君ってほんとは何者なのか探求してる人。
15.永井豪宅で生まれたかった人。
16.新団体をすぐ旗揚げする人。
17.「現役」が読める人。
18.超人もしくは使途
その他いろいろあるが最低これはクリアすること。
行方不明だったゼーレのレスラーが不透明に復帰してたことが明らかになりました。関係者は全員ノーコメント。まさに不透明としか言わざるを得ない。しかし全員無事のようなので一安心といったところでしょうか・・。
最強ヒール軍団、ハッカケ軍の大将ハッカケ仙人が、軍団仲間全員から集団リンチされ、さらに副大将であったフランコレッドマントから「おまえは軍団追放だ!俺らの計画の邪魔になるから、消えろ!」と言われ軍団に所属するわけにはいかなくなった!
ハッカケは、「俺が嫌いな奴とは組みたくない!俺は1人でもやっていくつもりだ!」との発言だが、やはり仲間はずれにされたということもあって、精神的にダウンしているみたいだ。新たな味方はでてくるのか?
それとレッドマントの方だが、「これで邪魔者がいなくなった。あとは新革命をほろぼし、それと俺らはファイプロ界の頂点に立つ。ゴッド軍も倒してみせる。まずは、NEOGONGSだ!」と団体制圧に動き出した!!
10月11日開催 東京ドーム大会・主要対戦結果
<メインイベント>
○ゴッド(3.55チョークスリーパー)×ジャパン村崎
村崎、チョン蹴りで流血。
○スコータイサムットワット(5.55胴締めスリーパー)×井上一斗
<HWAタッグ選手権>
○西本力 (12.00腕ひしぎ逆十字)×メルビィ・ニムガーレン
門倉信 桜田サトシ
西本組、3度目の防衛成功。
カドモン渉外担当の加藤驚選手が、現在活動する全団体と試合ごとの契約による業務提携を結ぶ所存である事が明らかになった。
加藤氏によれば、
1.カドモンの興行日数は月1回。
2.他団体参加選手の給金は試合給として支払う。
3.参加を表明さえしてくれれば、所属団体を問わず交渉していく。
4.カドモン所属選手以外の選手との対戦要求についても、仲介役を行う。
5.対戦方式、マッチメイクなどは本人の要求を汲んで考えるが、最終的な権利 はカドモン実行委員会が掌握する。
6.カドモンからも選手の参加を要求する意向。
7.選手同士の対立などは、リングによる決着以外、カドモンは一切関与せず、 責任を取らない。
との事。肝心の旗揚げ戦について、加藤氏は、
「色々な団体と接触する気だ。記念興行で武骨らと顔合わせするHFAや新革命には興味あるし、勿論、他の団体にもいい選手はたくさんいる。地道に交渉するつもりだ。俺もデビューするからには、いい試合にしたいし」
加藤氏は、構想中のマッチメイクとして、ファィプラー弘樹、く〜り〜ST、マキシマム前田の3選手と自身による「作者自身キャラタッグマッチ戦」を検討しているらしい。
加藤驚主宰の新団体カドモンの最新情報が発表された。
▼武骨、セルジオ越前両選手のカドモン移籍が明らかになった。これによって、両選手はONL旗揚げ戦にはカドモン所属選手として参戦する。
▼加藤驚選手は渉外担当役に就任。他団体との交渉などを担当する。P・サミー・
オノー氏はオフィシャル・ブッカーとなった。他団体選手の参戦要求などは加藤選手を通して行われる。
▼カドモン番記者に、加藤氏の友人のとも氏が就任。あくまでも名前だけなので、
それ以上の事はしないとの事。従って、伝言板などに登場する事はないです。
▼近々、興行システムと旗揚げ戦の発表を行う予定。その席で、他団体選手の参戦要求も行われる可能性がある。
「ハイクラスレスリング〜革命〜IN TOKYODOME」
主要対戦カード
<メインイベント>
ジャパン村崎 VS ゴッド
井上一斗 VS スコータイ・サムットワット
<HWAタッグ選手権>
チャンピオンチーム チャレンジャーチーム
西本力 VS メルビィ・ニムガーレン
門倉信 桜田サトシ
<ドリームタッグマッチ>
加賀真吾 ハッカケ仙人
ドラゴンマスター VS フランコ・アカマント
ザ・アズマ 山原一朗太
兼ねてから検討されてきた加藤驚氏の新団体名が、
「ファイティング・アリーナ・Qadmon(カドモン)」
に決定した。カドモンとは、ヘブライ語で「人間の原質」を表すアダム・カドモンから来た錬金術用語で、氏のオカルティストぶりが伺える。
加藤氏のコメント
「何か一言インパクトのある言葉をくれっていうから、錬金術の本から取らせて
もらいました。最初は冗談だったんだが、オーナー衆が偉く賛同してな。キリシタンなんじゃないの? どうやらオーナー欧米人らしいし。外資系団体ってのも日本初だな」
新団体について。
「ファイティング・アリーナってのが気にかかる。オーナーがホテル事業者だってゆうし、娯楽組織でも作る気なのか? 特設会場限定で、興行は一切しないってのは、大丈夫なんかね。ペイ(給料)が破格だったからさ……経営システムは全部
向こう側が握っている。俺も所属選手の1人に過ぎないのかな」
加藤驚のプロレスラー転向に伴い、同氏関連の記者を募集します。我と思う方は
氏名を投稿してくれれば、多分採用します。
(要するに記事の記者の名前です)。
「HFA」を「HFL」と書き間違えました。
慎んでお詫び申し上げます。
新団体設立の噂もある加藤驚氏が都内某所で記者会見をし、プロレスラー転向を
表明した。同氏は高校時代アマレスの経験があり(体育の授業でやらされた)、一部では、転向は時間の問題とされてきた。
加藤氏のコメント
「オノーの馬鹿たれは、どうせヒール側につくと思う。だから、俺はこれから世界を旅して、同団体の主力選手となる強者を招聘する。そして奴の攻撃に備えるつもりだ。何しろ、奴のコネクションは凄まじい……負けるつもりで転向はしない」
同じく、新団体についてのコメント
「発案者はオノーだ。俺はハメられたと言ってもいいだろう。資金や会場などは
奴が手回しした出資者たちが用意するらしい。今までの興行システムの常識を覆す
新手の趣向をすると言ってたが、何しろ奴は地下プロレスにも勢力を持っているからな。恐らく、ただの興行団体ではない事は確かだと思う。表向きはルチャ団体だが、グルーサムに手を出す可能性も十分ありえる」
加藤氏は最後に、
「オノーの背後には、とてつもない黒幕がいる。そして、俺を含めた全プロレス
界……いや、全格闘技界に興味がある事は間違いない。他団体の選手には、くれぐれも注意を怠らないでもらいたい」
加藤氏は、近々HFLの興行を視察する予定だ。
<スーパーレボリューションシリーズ>
10.9 メインイベント
ジャパン村崎 ハッカケ仙人
M.ニムガーレン VS F.アカマント
太田晃司 『死刃』
10.10 東京ドーム大会
(HWAタッグ選手権)
チャンピオン チャレンジャー
西本力 VS M.ニムガーレン
門倉信 桜田サトシ
10.12〜19 SRタッグ最強リーグ参加
M.ニムガーレン・H.ホーマン
ついに猛鬼軍団の正式な旗揚げ戦が行われた。新団体名は「M.O.W」と今回正式に発表されたがなんの略かは公表されず。それについて団体代表の海崎は今は言えないとかいっているが、きっと考えてないに違いないと記者は踏んでいる。肝心の試合の方だが旗揚げに伴い、エースを決定トーナメントが行われ、その勝者がもれなくエースに決定されることになる。また以前、海崎にインタビューをしたとき旗揚げ戦参加メンバーは6人だと聞いていたが、急遽、2人増えて8人で行われる事になった。その2人とは『大和 鉄之介』と『怒羅え門』である。この2人は『D.O.W』というチームを組んでおりアメリカのインディーマットを転々としていたらしいが、それ以上のことは現時点では何も分かっていない。
一回戦
ストロング 猛鬼◯(5分50秒 裏拳→アイアンクロー) ピッコロ・ザ・スーパースター×
ピーター・パニッシャー◯(8分15秒 ノーザンライトスープレックス) 怒羅え門×
左近 番斎◯(4分28秒 裏投げ→チョークスリーパー) トニィ・リトゥル×
海崎 礼爾◯(4分45秒 パールリバー・プランジ) 大和 鉄之介×
まず一回戦だが、猛鬼はピッコロの老獪なクラッチ技に幾度も3カウントを許しそうになるが持ち前の熱体パワーでペースを握り最後はアイアンクローで一回戦を突破。ダークホースのピーターは怒羅え門のラフファイトに苦戦したがノーザンで何とか勝利を収める。番斎はスポンサーでもあるトニィに厳しい攻めを連発し、裏投げからのチョークスリーパーでトニィを撃破。そして海崎は大和を終始ペース
を掌握しつつ、最後はフィニッシュホールドのパールリバー・プランジで快勝。
『D.O.W』の大和 鉄之介、怒羅え門は軒並み脱落。「今日は時差ぼけで本来の力が出なかっただけだボケコノヤロー。次、次いってみよー、だボケコノヤロー」と大和は言っていた。
二回戦
ストロング 猛鬼◯(1分07秒 高角度パワーボムホイップ→K.O.) ピーター・パニッシャー×
海崎 礼爾◯(5分31秒 スコーピオンデスロック) 左近 番斎×
準決勝の二回戦はまず、スーパーヘビーの猛鬼とジュニアのピーターの試合だが案の定、猛鬼の高角度パワーボムによってピーターは何も出来ずにのびてしまい、67秒であえなく轟沈。次に海崎と番斎の試合だが両者互角の戦いを見せるが、キックのダメージが蓄積されたか海崎の入魂のスコーピオンで番斎はギブアップ。よって、決勝は記者の予想どうり猛鬼VS海崎で行われることになる。
決勝戦
ストロング 猛鬼◯(2分33秒 猛鬼ファイナルジャッジメント) 海崎 礼爾×
決勝は、二回戦を無傷で終えた猛鬼と、それとは逆に二回戦は番斎との消耗戦を経て決勝に上がった海崎では最初から見えていたともいえるが、猛鬼は水車落とし,Kドリラー、S.S.D、高角度パワーボムと処刑技の連発し、仕上げにジャンピングボム「猛鬼ファイナルジャッジメント」できっちり決め、勝利。
結果、エースは猛鬼に決定!! 猛鬼の喜びの一声は「やったヨ。エースダヨ。でもマイホームまだネ。はやくほしいネ。」と抱負も糞もない発言をしていた。こんなエースでいいのか?
また、敗れた海崎は「まあ、しょうがねえだろ。自信はあったんだけどな。言いたいことあったんだけどよ、負けちまったからな。実は
NEO GONGSに興味あんだよ。俺。実際、話がきてるんだよ。負けちまったのにあれだけど、俺は参戦してみようと思ってる。他団体との交流戦? 話がありゃやってもいいがまだ認知されてねえだろ?取り敢えず旗揚げ戦も終わったし、そろそろ営業にでますかね。」とやはり猛鬼より団体の事を考えている海崎の発言だった。確かに猛鬼はエースになったが、団体の方向性を握っているのは海崎のようである。そして、旗揚げ前から発表されていたONL記念大会への参戦が決定している猛鬼、ピッコロ、トニィの壮行試合が予定されており、タッグを組む猛鬼、ピッコロは海崎、番斎組とタッグマッチ、トニィは大和とシングルマッチを行うとの情報を得た。
決定されていたカタvs宙魔意外の組み合わせが、厳選な抽選の結果、次のように決まった。
1997.1X.XX
「NEOの野望・全国版 -臨の章-」
埼玉フロンティアN系ホール
▽NEOトーナメント一回戦
グレート・カタ vs 伊頭宙魔<新革命>
中田慎悟 vs デニー・ユミーデ
X vs ファイプラー弘樹<HFA>
流星満潮 vs メルビィ・ニムガーレン
▽特別試合
鶴波力一郎 vs 川田上利明<プラネッツ>
試合はすべてNEOルール。
なお、F弘樹の対戦相手XはMOWの海崎礼爾が噂されている。
ONL記念大会に向けての壮行試合が行われた。
1997.10.5 埼玉の北の方の体育館
「NEOの野望」
第一試合
○流星満潮(7分4秒 クロスアームブリーカー)ジェット・ユミーデ×
ひたすらローで攻めた流星が、ユミーデのスタミナ切れを待って一気に腕ひしぎでギブアップを奪った。
流星「ユミーデは調整不足じゃないかな。マーシャルアーツの星と呼ばれた動きじゃなかった。せいぜい梅干しですよ、あれじゃ。大方の予想はスコータイ有利みたいですけど、僕はロー一本で攻めます」
第二試合
○鶴波力一郎(5分8秒 スコーピオンデスロック)中田慎悟×
中田がロー、ミドルと果敢に攻め込んだが、鶴波は動じず。バックドロップ、浴びせ蹴りからのサソリで圧勝した。
中田はノーコメント。
鶴波「効いた攻撃はひとつもなかったよ。だめだね、中田君は。あれじゃ勝てないよ。ガイアンとは俺がやるよ。新革命でもNEOでも、どっちでもいいよ。とにかく、新革命には近いうち、必ず行く。カードを空けて待ってるように、そう伝えておいてよ」
第三試合
○グレート・カタ(6分56秒 クロスアームブリーカー)メルビィ・ニムガーレン
一進一退の攻防から、クリティカルの腕ひしぎで、カタが勝利。
両者ノーコメントだったが、いい戦いを期待したい。
NEOのベテラン鶴波力一郎が長い闘病生活を終えて退院、戦線復帰と川田上利明戦を希望する事を表明した。
「ちょっと休んでたけどさ、もう大丈夫だよ。まだまだ若いやつには負けないよ。ガンガン来る選手ほど、どんと来い! だよ。いかにプロレスが進化したって、バックドロップ一発で凄みは見せれるんだから。年寄の冷や水って呼びたければ呼べばいいよ。ただね、俺の中で燃えている最後の灯火は簡単には消せないよ」
と、記者に熱く語った。更に、
「NEOにも、俺みたいな選手もいるんだよって見せなきゃならないよな。ステイシー・・・グルーサムか? あれには興味ないけど、NEOが貧弱なインディーだって思われるわけにはいかないから」
と、カルト化しつつあるNEOをやんわりと批判すると同時に、自分がNEOのもう一つの顔を体で見せると言った。
NEOルールにこだわらないと言っていることから、対川田上戦が実現するとすれば、プラネッツのリングか? ONL記念大会の川田上vsハッカケの結果にも左右されるだろうが・・・。
去る9月25日未明、ゼーレ所属選手の大半が本部からいなくなっていたことがわかりました。いなくなった理由は明らかになっていません。それが離脱であるのか失踪であるのか拉致であるのかさえ、わかっていない模様です。現在、残っている選手はアダムとアスカの二人のみです。
いわゆる”プロレス的失踪”ではなく、本当に連絡が取れないため警察との話し合いにより本日までこの事件の報道は自粛してまいりました。
しかし事件から一週間たったというのに選手たちから誰一人としてなんの連絡もないため報道に踏み切ったわけなのです。もしそれらしい人を見かけたら、どんな情報でもいいのでご一報ください。今は少しでも情報がほしい状況です。
残っている選手代表として惣流・アスカ・ラングレー選手のコメント
「あんた、バカァ!そんなのいちいち気にしてらんないの。誰がいなくなったて一緒よ。私がいれば一人でみーんな倒しちゃうんだから。どっちにしろ、もうそろそろ帰ってくるじゃなーい?」
会長のキール・ローレンツ氏のコメント
「給料未払いが原因!?そんなことはない!!しっかり遅れずに支払っていたよ!!まあウチは国連の裏組織だから国連の財政難のあおりはくったけど、われわれ自体の経営は順調そのものだったよ。選手とフロント間のいざこざもなかったし・・。わしにもなにもわからんのじゃ。無事でいてくれ、と願うしかない。わしは選手が無事に帰ってきてくれることを信じておる。」とのこと。
われわれも選手の無事を祈るしかありません。皆さん、元気な姿で帰ってきてください。
久々にNEOが記者会見を行った。内容は要約すると以下の通り。
・NEOルールとして、ロープエスケープ10回でTKO負けとなる。
・新革命に業務提携を申し込んだ。
・F弘樹選手と伊頭宙魔選手に第3回NEOトーナメント参加を呼びかけた。
特に注目されるのは初の他流選手を呼ぶトーナメント。宙魔選手の一回戦の相手には、抽選を無視してグレート・カタを用意する、とのこと。
「他にも候補というか、参戦して欲しい選手はいますが・・・こちらから呼び掛けるのは、ちょっと違うかな、と。スタイルを理解してくれる団体及び選手の名乗りを期待しております」
と言うと、カタ氏は会見を終了させた。宙魔選手との対戦についてのコメントは、得られなかった。
9月30日にONL設立記念試合に出場する各選手の壮行試合が行なわれた。第1試合は、元ジュニアヘビー級王者のスコータイが貫禄勝ち。勢いをつけてNEO GONGSの流星選手との試合に挑む。
第2試合はヘル&ブラッディの鬼神衆師弟コンビの登場だったが、ヘルが精細を欠きブラッディに負担がかかる。9分過ぎにようやくヘルのバックドロップが炸裂するも時すでに遅し。猛鬼&ピッコロとの試合に不安を残す。
セミファイナルはメンバー的に正規軍が圧倒的不利な6人タッグマッチ。一本目はバイソンのストレートでヤンキーがK.O.された。後がなくなった2本目は、開始早々バイソンのストレートでF弘樹がまぶたを切り大流血。結局いいところなしに敗れてしまった。
メインはゴッドが5人掛けに挑戦。先鋒のまことは距離をとってゴッドを攻め疲れさせる作戦にでたが、圧倒的な力の差のためほとんどダメージを与えることなく敗北。ラフ殺法で気力を奪いたかった次峰のポーカーだが、3分弱であっさりとタップ。ある程度体力を奪っていればポイズンのコブラクローが効果的になっただろうが、ゴッドはここまでほぼ無傷。そしてわずか19秒でポイズンを締め落す。こうなるとレンティングの手におえるわけもなく、大将のキリアコフもうまく関節を極めることができずに、ゴッドの圧倒的な強さを見せつけられる結果となった。
「あんな奴等なら100人掛かってきても同じだ。つまらん時を過ごした…。」by ゴッド
HFA各選手のONL大会での活躍を期待しよう。
メインエベント
「5人掛け」
各10分1本勝負ゴッド 5分34秒(チョークスリーパー) ×ビクトル・キリアコフ 3分08秒(チョークスリーパー) ×ロナルド・レンティング 19秒(チョークスリーパーCritical) ×ポイズン・ジャイアント 2分55秒(スリーパーホールド) ×ポーカー・フェイス 4分15秒(チョークスリーパー) ×クラッチャーまこと
セミファイナル
6人タッグマッチ60分3本勝負ファイプラー弘樹
× ヤンキー・スミス
×田所 大介VS ○ タンク・バイソン
あけぼの
○金 韓宇1本目 5分06秒(K.O.) 2本目 4分47秒(チョークスリーパー)
第2試合
タッグマッチ30分1本勝負ヘル・リーダー
×ブラッディマスクVS ゴールド・スタチュー
○ワータイガー9分50秒(タイガークロー)
第1試合
「ジュニアヘビー級タイトル次期挑戦者決定戦(ランキング戦)」
10分1本勝負○スコータイ・サムットワット(2位) VS ×ハイマスター(7位) 4分55秒(逆片エビ固め)
(ランキングの移動なし)