ONLニュース(97年11月分)
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11.29遊楽園興行 新山(JRA-P)デビュー戦&怒羅え門復帰戦
M.O.W 【1997年11月30日(日) 17時41分】大スポ 谷町記者
M.O.W 11.29 遊楽園ホール興行の第一試合と第二試合は以下の通りである。

▼第一試合15分1本勝負
魚頭 玉三朗◯(9分48秒 超肉弾プレス)×新山信太郎(JRA-P)

>今日のこの試合がONLデビュー戦となるJRA-Pの新山信太郎選手が入場。そして、そのデビュー戦の相手をつとめる魚頭が入場。しかし、新山は公開資料にある178cmより明らかにデカイ。やはり、200◯年から来たレスラーという事の証明か?新山は念仏を唱え、魚頭は奇声をあげつつ(唾液を飛ばしつつ)新山に指差した。さあ、試合開始だ。
ゴング直後、いきなり新山がリバースネルソンの姿勢に入り、人間風車を狙うもやはり魚頭に返される。しかし、起き上がったところで新山がドラゴン・スクリューを敢行!気勢を削がれるかと思ったが以外に魚頭は冷静だった。2分前後まで、両者のオーソドックスな技の掛け合いで流れていく。が、この流れの中で魚頭は3回ドラ・スクを喰らっている。新山は未来から来た割りに基本に忠実なクラシックな技を多用してるところを見ると、なかなか基礎が出来た選手のようである。魚頭も釣り鐘ストンピング等エゲツない技で応戦するがまだペースは掴めない。2分30秒、魚頭を引き起こしてバックを取った新山は飛びつき後方回転エビ固めを決めるが、魚頭はカウント1で返す。ここから、両者の攻防が激化。新山は得意技のローリングバックドロップから足四の字、魚頭はフェースバスターからキャメルクラッチ。また、新山は果敢にクラッチ技でフォールを奪いに行くが、ニアロープであったり、魚頭が意地で返すなどで3カウントは聞けず。だが、ペースはやはり新山にある、6分30秒過ぎ、ここまで魚頭はほとんど受けに回ってしまい、着実にダメージが蓄積されているようで、4度目のローリングバックドロップを喰らった時はかなりのグロッキー状態に。反撃するも、焦りばかりが先立って、エルボーを喰らって流れは変えられない。7分を過ぎたところで遂に魚頭のジャンピングネックブリーカーが炸裂、そして引き起こして背後からドロップキック、さらに引き起こしてビッグバデーボム!!しかし、カウント2で新山が余裕を持って返す。だが、流れは魚頭の方へと変わった。再び、J・ネックブリーカーから、超肉弾プレス。カウント2.9で何とか新山返す。新山のローキックで崩れ落ちる魚頭、それを引き起こして、後方回転エビ固めに入るがまたもブレイク。起き上がった、新山に今度は魚頭がパンチを喰らわせダウンさせた。そして、何と腰クネを炸裂させ、低空ジャーマンに持っていった。だが、これもブレイク。しかし、ここで慌てず、魚頭は猛ラッシュを仕掛けた、特に肩掴み延髄を挟んだ背後からのドロップキック2連発は相当効いたようで高角度のバックドロップの流れまで、新山にまったく反撃を許さなっかった。ここで流れを変えようと起死回生の高角度前方回転エビ固め、ミトクラッチを繰り出すがいずれも魚頭は2.9で返す。そして、フィニッシュは訪れた。新山は果敢にもブレーンバスターを仕掛けるが、魚頭にまんまと切り返され、逆に魚頭のブレーンバスターを浴びてしまう。そして、先に起き上がった魚頭が超肉弾プレス!!そのまま3カウントを聞くことになった。

新山選手はデビュー戦を白星で飾る事が出来なかった。しかし、観客の反応を見る限りでは上々のデビュー戦であったのではないかと思われる。さて、新山選手にはインタビュー取る事が出来なかったが、魚頭の話は聞けた。
魚頭「だぁ、疲れたッス。もうアキマヘンは。彼、シツコイねんナぁ。立てっ!ゆうて、丸め込みに来ますネン」
記者「最後、試合決まった後、高角度バックドロップかましてましたね。なかなかの悪ですね。魚頭選手は」
魚頭「あれは自分がヤッタんと違いマス。誰かに操られたんデスガナ」
記者「何、ヌカシてんですか?誰に操作されたんですか、じゃあ?」
魚頭「蒼き古代神」
記者「それって・・・」
魚頭「あ、左近さんがお呼びでありんす。ほな、サイナラ」
記者「逃げんな、ボケ!!」

▼第二試合30分1本勝負
怒羅え門◯(7分10秒 拷問ロメロスペシャル)×フレデー・M

>あの怒羅え門が帰って来た。相手は“永遠のチャンピオン”フレデー・M。試合の方だが、フレデーは小気味良い技とオサワリ技を繰り出し怒羅を攻め立てる。オサワリ技が癪に触ったか、怒羅はジャイアントスイングを連発。オサワリ・マヒストラルで押さえ込むなど、怒羅もその手の攻めを見せ、仕舞に五次元ポケットから鎌を取りだし、フレデーを痛め付ける。試合の流れは圧倒的にフレデーが支配していたのにも拘わらず、フレデーのオサワリ・ノーザン、オサワリ・ゴッチパイル等の大技を喰らいつつも、しっかりと反撃していた怒羅。必殺のアーマゲドンもフランケンで返されるなど、明らかに精細に欠いていたが、フレデーが攻め疲れたところを突いて、おもむろに拷問ロメロで絞め上げた。まさかのギブアップ。倒れたフレデーを尻目に恍惚の笑みを浮かべながら地団駄を踏む怒羅。そして“Save Me”を口ずさみながらフレデーはブライアン・Mに肩を借り、控え室に戻っていった。

ほとんど、受けに回っていた怒羅え門であったがやはり魔神だけあって丈夫らしい。フレデーは試合後、ノーコメントだったが、控え室からは“We are ダ Channpion”が寂しく聞こえてきた。がんばれフレデー。僕らのフレデー。で、怒羅のインタビューは以下の通りである。
記者「復帰戦、白星おめでとうございます。今後は一人で活動されるんですか?」
怒羅「ボォク・・・ドゥラエモンじゃボォケ!!グフフ。知ラネェナァ。オラッ、ヘイコラショっと、『どこでもDOOR!!!!』さて、魔界に戻るかのォ」
記者「うわぁ〜、ドアの向こうに何かがぁ〜!?(何か見てはイケナイものが見える)」
怒羅「グフフ、またネ。ビシュルルルゥゥゥ(ドアの中に入っていく)」
記者「もののけじゃあ、あいつはもののけじゃあ・・・」



と第三試合以降は追って記事にします。

結盟軍 vs OGRE 第三章『もののけ大行進』参戦者募集!
HFA 【1997年11月30日(日) 13時36分】ぴろき(Piroki)記者
結盟軍 vs OGREも次回で3回目。今度は結盟軍 vs 魔神衆の戦いを中心に対戦カードが編成される。結盟軍が勝利をおさめれば、闘神四天王がHFAに登場予定だ。また、ハイマスター選手の要望により、この大会は魔神衆の自主興行という形をとる。そして他団体から参戦選手を募集するとのこと。ファイプラー社長は機嫌が悪かったので、かわりにクラッチャーまこと選手に話を聞いた。

記者「次回の大会ですが、タイトルの『もののけ大行進』って…。クールなハイマスター選手がこんなタイトルを付けるとも思えませんが。」
まこと「最初は違ったの。でも魔神衆から届いた『自主興行申請書』を見たファイプラーさんがかっこつけたタイトルだなあ。えーい、勝手に書き変えちゃえ≠チて。ハイマスターさんは書き換えられたのに気付かずにマスコミにFAXを流してしまったそうです。
記者「なるほど。やはりファイプラー社長でしたか。ところで他団体から参戦選手を募集するそうですね。」
まこと「うん。ハイマスターさんはクールな奴を募集したい≠チて言ってたけど、タイトルがあれだから集まるのは変なのばかりだと思う。
記者「それでは『われこそは、もののけ!』ってな選手を募集しちゃいましょう!」
まこと「集まりそうにない…。

11.26インタビュー!
HFA 【1997年11月30日(日) 13時01分】ぴろき(Piroki)記者
11月26日に行われた「結盟軍 vs OGRE 第三章」の試合後のコメントおよびインタビューを掲載する。しかし、しゃべれない選手が多すぎだぞ、HFA!

▼第1試合▼
○スタチュー(6分29秒:ゴールデンプレシャー)×田所

田所「くそやろー!なんで俺が第1試合なんだよ!あの社長、俺をなめてんのか?」

▼第2試合▼
○ハイマスター&ワータイガー(11分34秒:拷問ロメロ)×ヤンキー&まこと

ヤンキー「ヘイ、ボーイ。パートナー助けない、いけないヨ。」
まこと「……」
ヤンキー「ユーは、やっぱりニワトリサンヨ(注:Chicken=「臆病者」と言いたかったのか?)。」
まこと「コケッ……。」
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記者「次回はついに結盟軍との決着戦ですね。」
ハイマスター(以下ハイ)「決着戦…、いや、我々魔神衆がもし負けた時…、おそらく我々は勝てないだろうが、その時からOGREと結盟軍との真の戦いが始まるのだ。」
記者「例の“闘神”が出てくるのですか?」
ハイ「いや、オーガ様の前におそらく闘神四天王が出てくるだろう。」
記者「オーガというのが闘神の名前なわけですね。」
ハイ「闘神四天王相手では結盟軍も厳しい戦いを強いられるだろう。その時は…。」

ここでハイマスターの口は閉ざされた。「その時は…」一体なにが起こるのか?

▼第3試合▼
○ポイズン(5分20秒:キャメルクラッチ)ファイプラー

関係者「ファイプラー選手はノーコメントです。すみません。」

▼第4試合▼
バイソン&○スコータイ(7分49秒:胴締めスリーパー)×LV6&ポーカー

バイソン「今日のやつらは相手じゃない!もものけ集団も沈めてやるぜ!」

▼第5試合▼
○ブラッディ(6分02秒:ブラッディクロー)×あけぼの

あけぼの「稽古がんばりマス。ごっつぁんデス!」

▼第6試合▼
○金(6分00秒:スリーパーホールド)×キリアコフ

金「なんだ、あいつは?あんなんじゃボリショイやってたほうがいいんじゃねえか?」
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キリアコフ「こんなつもりでは…。もう一度やらせてほしい…。」

▼第7試合▼
○ゴッド(4分18秒:スリーパーホールド)×ヘル

記者「お疲れ様でした。未だ公式戦で無敗ですが、次回の魔神衆戦はいかがでしょうか?」
ゴッド「前に言ったように、フウマ(ハイマスターのこと)では俺に勝てない。我々の目的はただ一つ、我父の仇“闘神”だ!」
記者「ハイマスター選手によると、闘神四天王なるものもいるそうですが。」
ゴッド「四天王のことなら俺も知っている。私と同様に“OGRE”A級戦士だったやつらだ。」
記者「というと、その実力もゴッド選手並みなのですか?」
ゴッド「父の死が組織の仕業だったのを知って、組織に対する怒りで私はさらなる強さを手に入れた。四天王も相手ではない、私はあくまで闘神しか眼中にない。」
記者「ゴッド選手自身は闘神のことを御存知なのですか?」
ゴッド「いや…。闘神のことを直接知っているのは極一部の幹部、おそらく四天王だけだ。フウマやヘルも知らないだろう。」

そう言ってゴッドは控え室を後にした。

M.O.W 11.29 遊楽園ホール興行結果速報!!
M.O.W 【1997年11月30日(日) 03時13分】大スポ 谷町記者
M.O.W 11.29 遊楽園ホール興行速報

▼第一試合15分1本勝負
魚頭 玉三朗◯(9分48秒 超肉弾プレス)×新山信太郎(JRA-P)

>新山ONLデビュー戦、白星飾れず。


▼第二試合30分1本勝負
怒羅え門◯(7分10秒 拷問ロメロスペシャル)×フレデー・M

>怒羅チャン、復帰戦勝利!


▼第三試合45分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター&東京ZIN
(11分50秒 三角絞め)
門仲 伝奇&新田 英二(A.L.)

>ちびっ子騒然。伝奇はちびっ子の敵か?それともピッコロが弱いのか?


▼第四試合60分1本勝負
左近 番斎◯&大和 鉄之助
(15分37秒 チョークスリーパー)
トニィ・リトゥル&土門 康平×

>即席コンビ奮闘するも、左近がピリオド打つ。


▼第五試合-特別試合-60分1本勝負
ストロング 猛鬼(6分4秒 高角度P.BホイップによるK.O.勝ち)キンコン・カーン(WWWWA)

>猛鬼処刑遂行!!キンコン、手痛い復帰戦。


▼メーンイベント60分1本勝負
海崎 礼爾(7分14秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)音無 誠次

>プライドとプライドの激突!僅差で海崎に凱歌。


と以上の結果となった。尚、詳しい記事は後日ネ。

号外!!興行当日に参加メンバー発表!アンド魚頭デビュー戦情報
M.O.W 【1997年11月29日(土) 21時19分】大スポ 谷町記者
本日、11月29日、ニ度目の遊楽園ホール興行を行うが事前に他団体からの参戦メンバーについて詳しく発表されておらず、今回は第一試合に予定されるJRA-Pの新山 信太郎選手のみかと思われたが興行当日になって参戦選手が発表された。また、発表は今興行の全対戦カードと併せて行われた。

▼第一試合15分1本勝負
魚頭 玉三朗 VS 新山信太郎(JRA-P)

▼第二試合30分1本勝負
怒羅え門 VS フレデー・M

▼第三試合45分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター&東京ZIN VS 門仲 伝奇&新田 英二(A.L.)

▼第四試合60分1本勝負
左近 番斎&大和 鉄之助 VS トニィ・リトゥル&土門 康平

▼第五試合-特別試合-60分1本勝負
ストロング 猛鬼 VS キンコン・カーン(WWWWA)

▼メーンイベント60分1本勝負
海崎 礼爾 VS 音無 誠次


また先日、地元、大井町のサンピア冬祭りチャリティー興行で魚頭 玉三朗がデビュー戦を行った。

▼サンピア冬祭り特別試合60分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター&東京ZIN
      VS
門仲 伝奇&魚頭 玉三朗

ピッコロ×(8分31秒 K.O.)門仲◯

試合のほうはピッコロの鎌で魚頭がデビュー戦で早々流血と、散々やられて伝奇にこの試合3度目のタッチした。そこで、何とこの後、伝奇のタイガースープレックスホイップでピッコロが失神! 8分31秒、伝奇&魚頭組のK.O.勝ちとなった。魚頭のデビュー戦と同時にピッコロに取って今後のイメージに悪い内容となった。この結果、今興行の第三試合に再度、ピッコロ VS 門仲からみの試合が組まれた模様である。
また、このデビュー戦で、魚頭はボストンクラブ、フェースバスター、叩き付けブレーンバスター、クローズライン、そして、一本釣り固めと一通り自分の技を出したようである。

試合直前の極道
横プロ 【1997年11月29日(土) 19時31分】ヒロト記者
試合当日を明日に控え、なにやらカドモン・般若と因縁が生まれている極道二人組にインタビューをしました。

−さっそくですが先日の大会で奇襲をうけたそうですが。
チンピラ「オラ、テメエ!」

ドカッ!!(チンピラいきなり机を蹴り倒す。)

アニキ「俺達に喧嘩売るとはいい度胸だよ。久しぶりに活きのいい奴らが来たな。加藤驚とか言ったけ。悪ーるそうな顔してたな。あの目は悪人の目だよ。ああゆう奴には俺がしっかり根性たたき込んでやる!。」
チ「あいつらぶっ殺してやる!!」
−そもそもお二人のスタイルは殴って蹴ってまた殴るですけど、かみ合うかどうかはともかく彼らとはスタイル的には共通してます。
ア「勘違いすんなよな。俺達はプロレスやってんだよ。街の喧嘩とはわけが違うんだよ。もちろん明日もちゃんとプロレスやるよ。いつもどうりに。なあ、」
チ「ヒッヒッヒッヒ・・・。」
−トミー会長もこのカードをメインに置くということで、ある意味では評価しているようですが僕にはリスクが大きすぎるように、

ガシャーン!!!(チンピラ花瓶を壁に投げつける。)

ア「あの親父も見る目はあったということだろ。それに後ろに試合がないと俺達も好き勝手暴れられるしな。まあ楽しみにしてろや。」
−では、最後に言いたいことがありましたら、
ア「奴らには借りがあるからな。落とし前はきっちりとるよ。俺達のやり方でなぁ。」
チ「ヒーッヒッヒッヒッ、ヒーッヒッヒッヒッ、ヒーッヒッヒッヒッ・・・・・。」

ハワイ大会決定対戦カード第一弾
ゼーレ 【1997年11月29日(土) 15時16分】ホークマン記者
12月中には行われるであろうゼーレのハワイ大会の対戦カードが発表されました。
ターザンヤマモトデビュー戦15分1本勝負
ターザンヤマモトVSエアガイツ

特別試合61分3本勝負
アスカ、シンジVSインビンシブル・ストーカー、どすこい熊吾郎(共にカドモン・南蛮帝国)

特別試合30分1本勝負
アンドレ・ジャ・ザイアントVSポイズン・ジャイアント(HFA・魔神衆)

メイン60分1本勝負
ジル・コリントVSビッグバン・スタン・ブローガン

あと4試合程度を予定

これが初の本格的な参戦となる惣流・アスカ・ラングレー選手と碇シンジ選手のコメント
アスカ「なんで、もっと早く参戦させてくれなかったのよー!!待ちくたびれちゃったじゃないの!!それにしてもシンジとのユニゾンで本格参戦なの?あたし一人で十分よ!!ねえ。シンジ」
シンジ「会社の命令だからしょうがないよ。」
アスカ「まあ、ファザコンのシンジには断れないもんね。お父さんの命令は。」
シンジ「別にそんなんじゃないよ・・・。そうじゃないけど・・・。」
アスカ「なによ。はっきり答えなさいよ!バカシンジ!!」
シンジ「バカとはなんだよー。ひどいな、アスカは。いっつもそうだよ。あのときだってさ・・・。」
アスカ「ごちゃごちゃうるさいわねー!!さっさとインタビューに答えなさいよ!!記者の人が待ってるじゃない!」
シンジ「ごめん・・。」
アスカ「謝ってる暇あったら、さっさと答えてあげなさいよー!!」
シンジ「わかったよ・・・。実は僕は参戦したくないんだ・・。僕は知らない人とむやみに戦いたくないよ。」
アスカ「なにいってるの?あんた、バカァ?。」
シンジ「だっておかしいよ。なんで戦わなくちゃいけないんだよ。戦う必要性がわからないよ。ねえ、アスカ、教えてよ。」
アスカ「うるさいわねー!ビジネスよ。ビ・ジ・ネ・ス」
シンジ「戦いをビジネスっていう言葉で片づけていいのかなぁ・・。」
アスカ「もー!!!じゃあ、出なきゃいいじゃない!私一人で戦うわよ!!いくじなし!!シンジなんてだいっ嫌い!!(といって帰ってしまう)」
シンジ「まってよ、アスカー(アスカを追いかける)」

収拾がつかなくなってしまったことをここにお詫びします。

遅れ馳せながら11・16大会の結果
ゼーレ 【1997年11月29日(土) 12時05分】ホークマン記者
全試合の結果
第一試合 ○ジル・コリント(6分13秒 ワキガDEポン)エアガイツ×

第二試合 ガンジー北京&○シャルルマーニュ部長(10分1秒 胴締めスリーパー)ミヒャエル孝志×&ジャンカルロ・フィジケラ

第三試合 ○SSSマシンT&SSSマシンU(4分22秒 KO)マスク・ド・シロクマ×&エル・カステーラ ※)ハイキック

第四試合 ○アランテス・ド・ナシメント(7分11秒 カリビアンパイレーツ)JJバレン×

第五試合 ○ジル・コリント (3分2秒 KO)ビッグバン・スタン・ブローガン×
※)ワキガDEポン

第一試合は前にお伝えしたとおりエアガイツの不甲斐ないデビュー戦。中田の「んを」入りの真相は、未だ明らかになっていない。

第二試合は中年の寄せ集めのメンバーで行われた。序盤はラフファイトに走るガンジーが目立っていたが、中盤ミヒャエルが試合権利がなかったガンジーの腕を折ってしまった!!しかしその後は部長一人で頑張り、最後は裏投げからの胴締めスリーパーでどうにか勝つことができた。

第三試合はニューマシンガンズが一方的に攻め、シロクマがマシンTのハイキックにあっけなく沈んだ。

第四試合はブローガンとともにNYから急遽やってきたニューカマーJJバレンを
ナシメントが返り討ち。時差ぼけからか、序盤からバレンは思いどうり試合がさせてもらえず。5分をすぎた時点でもうグロッキー状態であったがロープブレイクに助けられ7分台までもつことができた。万全な体調のときのバレンが見たいものだ。しかしナシメントは50をとうに超えてるというのに元気である。

第五試合はなんといっても今大会の目玉であったビッグバン・スタン・ブローガンの登場であったが、なんとたったの3分2秒でKO負け!!なんの見せ場もなくコリントの体臭にNYのスーパースターは沈んだ。ゼーレはたった3分のために莫大なギャラを出してしまった。
試合後のコメント
ブローガン「最初に私のファイトを見に来てくれた日本のファンにお詫びをいいたい。CWFで何十年トップを守り続けている私が時差ボケを言い訳にはしたくないが、あまりにもひどすぎた。まさか当日に試合があるとは思わなかった。あまりいうと言い訳になるからな。それにしても奴は臭かった。臭かった。完敗を認める。彼とはもう一度戦いたい。ギャラだったら心配しなくていい。ゼーレの次回の大会があったら必ず私は奴にリベンジする。時差ぼけさえなければ私が奴を3分で倒すよ。次は真の実力を見せる。期待しててくれ。ドウモアリガト。」

ジル・コリント「なんだ、ありゃ!?あんな程度でCWFのトップ取れんのか?あんな奴に何百万ドル払ってんのか?やってらんねえな!!くだらねえ!! (ブローガンは再戦したいといってますが) アホか!あんな奴をまた呼んだってカネの無駄使いだ!!どうせまた俺のKO勝ちだよ。客も満足させられねえで、なにいってんだ!!今日は気分わりいな。ガイツもブローガンもどいつもこいつも・・。坂口!おまえもだ!!」

この大会、誰が一番悪いかといったら、もちろん会長である。

因縁勃発か……極道vsゾクの仁義なき争い
横浜プロレス旗揚げ戦 【1997年11月29日(土) 04時25分】ワンダラー・KYOU記者
 旗揚げ戦を終えた横浜プロレスに、早くも一触即発の事態が訪れた。
 横浜プロレス旗揚げ戦に、カドモンの加藤驚、斎藤多夏史選手が観戦に訪れた。両選手ともに次回興行の参戦が決定しており、会場入り口にはカドモンからの花輪も送られていた。試合前には控え室でサック万太郎選手と握手したりと、和気藹々の雰囲気であった。この時点で加藤選手は、渉外担当部長の時に見せるスーツ姿であった。
 事件は全試合終了後であった。アニキ選手の下働きに走っていたチンピラ選手を突然現れた2名の男が襲撃。チンピラ選手の背中にスプレーで「喧嘩上等」と書き殴って逃走した。目撃者の証言では、襲撃した男はいずれも黒の特攻服で、うち1名は黒のマスクマンだったとの事。言うまでもなく、加藤驚と“武骨”兆の2名の犯行である。
 怒り狂ったアニキ選手は、現場にいたワンダラー・KYOU記者を腹いせにと折檻かけ、KYOU記者は残っていた斎藤選手におぶられて帰っていった。
 とうとう実力行使に出た般若。ますますもって過激化する彼らを止める手段はないのだろうか。それにしても、痛い……。

次回カード発表!
横プロ 【1997年11月28日(金) 05時19分】ヒロト記者
「横浜ぶらり旅、97冬」11/30(日)
       会場 横浜文化体育館

▼第一試合(15分一本)
ブルドッキン兵助 vs ボンバー泉川

▼第二試合(15分一本)
斎藤多夏史(カドモン・般若) vs サック万太郎

▼第三試合(15分一本)
新田英二 (フリー) vs マハトマ チャンドーラVII世

▼第四試合(30分一本)
グリン・ピース vs デフ・レオパルド

▼第五試合(30分一本)
ガンマー・レイン & シュトゥルム・ウント・ドランク
  vs
八墓卍郎 (W=Evolution) & 悲山慧一(W=Evolution)

▼第六試合(30分一本)
レイモンド・ツェッペリン & エアー・スミス
  vs
ボン・ジョンボビ & ゼキム・ゴーリキー

▼第七試合(無制限一本)
アニキ & チンピラ
  vs
加藤 驚(カドモン・般若) &“武骨”刑部 兆(カドモン・般若)

記事が出来たとさ。
横プロ 【1997年11月28日(金) 05時14分】サックマン記者
重たいからみんな気をつけてね。
それじゃあ、レッツゴー!!

http://www.win.or.jp/~r-sakuma/y-pro/11-24.htm

なお、読めないときは、ブーブー言って下さい。

あのオヤジがプロデビュー
カドモン・南蛮帝国 【1997年11月28日(金) 01時21分】ワンダラー・KYOU記者
 今日午後12時30分頃、女子高生が店頭に備え付けてあった人形に襲われるという事件が発生しました。
 現場は東京都練馬区のファーストフード、KFC練馬店の店頭で、付近の住民の話しによりますと、食事をしようと押し掛けた女子高生2人組が店内に入ろうとした途端、入り口脇に置かれていた人形が突然動きだし、女子高生をリフトアップしたりする暴挙に出ました。
 その人形はしばらく女子高生にハレンチ行為をした後、黒服の怪しい男たちに連れられて現場を逃走、警察で現在行方を捜索中です。
 それでは現場にKYOU記者が行っています。KYOUさーん。

K「はい。私、ただ今ケンタッキー練馬店の前にいます。今日は練馬の大鳥神社の三の酉で、辺りはとても混雑しています。犯行はこの混雑の中で行われたものと思われます。それでは付近の住民の方に聞いてみます。ええっと、今回の事件についてどう思われますか」
付近の住民A「うーうーああ」
K「何か不審な物を確認しませんでしたか」
付近の住民A「……息子の嫁がのぉ、これがまたとんでもないアバズレでのぉ」
K「はい!?」
付近の住民A「ろっ、老人を敬う心がないのかぁ。わっ、わしの若い頃はなぁ」
K「あっ、ありがとうございますっ!」

K「ふぅ。では気を取り直して、ちょっとすいませんが……って、あんたこんな所で何してんの!?」
P・サミー・オノー「ハイ、ドーモ!」
K「あんたは今日の事件について……まさか、またあんたの……」
オ「今日は、B・H杯に我が南蛮帝国から出場するエージェントの実力をテストしているのネ」
K「あんたんトコのエージェントって……まさか!?」
人形「どうも、お初にお目にかかるでごわす」

 KYOU記者の目の前に、突然ケンタッキーのあのオッサンが現れた。

オ「こいつはカーネル・サンダーソン。南蛮帝国の秘密地下職業安定所が生み出した新鋭エージェントね」
カ「ドモドモ、カーネルでごわす」
K「はいはい。でも、なんで薩摩弁なのさ」
カ「オイも知りもさん」
オ「時代は薩摩弁がトレンドなのさネ。こいつはええで。南蛮帝国でも期待の戦士
なのネ。こいつのラリアットは凄いよー」
K「すると、今日ケンタッキーの軒先にいたのも……」
オ「これも全て、カーネルのデモンストレーションネ」

警官A「あっ、あそこだ!」
警察B「捕まえろぉ! 逮捕する!」
警察C「いてもーたれ!」
オ「これはいかんネ。カーネル、ズラかるネ。KYOUクン、後は任したネ」
K「知るかいな。お巡りさーん、あっちですよー」

 以上、現場からワンダラー・KYOUがお届けしました。

新山ONLデビュー、対魚頭についてかく語りき
JRA−P 【1997年11月27日(木) 22時31分】みゆき記者
は〜い、知る人ぞ知るみゆき記者で〜す。今日は、ONLのデビュー戦を迎える新山選手に独占インタビューを行う事になりました。知名度の低い団体なんで大いにアピールしてもらいましょう!。 みゆき「こんばんは、随分と緊張されてますね?」
 新山「は、はい。」
 みゆき「初戦はMOWの新人、魚頭さんに決まりましたが、彼についての印象は?」
 新山「え〜っと、相手してもらえて光栄です」
 みゆき「あんた、あほか!せっかく人がアピールせいっていってるのに。それじゃ、相手も必死にならんやろ。」
 新山「そんな事、急にいわれてもどないいうたらいいにゃ」
 みゆき「ぶっ殺したるとか、片手で3分とかいわなあかんわ〜」
 新山「そんなんいうても、勝ち目はないのにようゆわんわ。」
 みゆき「わかった、そやけどMOWの連中はあんたの事、マスカラコンドルの2番煎じ、レトルトパックゆうてんにゃで。それについては怒らんのかいな。」
 新山「別にコンドルの元で修行したんやないけど、そういわれてみるとごもっともかと。」
 みゆき「納得してどないすんねん。MOWの奴等にガツンとかましたり。」
 新山「MOWさん、デビュー戦宜しくお願いします。」
 みゆき「あほ!もうええわ」
 と、打倒魚頭に燃える新山であった。
 みゆき「以上、円城寺家お茶の間からお送りしました。」

えっ!マジ?UWK旗揚げ戦!
UWK 【1997年11月27日(木) 15時35分】巧記者
11月27日、UWK所属のレスラー凶殺皇帝が旗揚げ戦のことについて記者会見を開きました。記者会見の内容は、次のようなものでした。
凶殺「我がUWKは、現在この俺様しか所属していないが、あの馬鹿オーナーが言うには、(よそのレスラーを呼んでみようじゃないか?)という馬鹿げたこといってるよ。」
 巧n鹿げてるといえるのですか?」
凶殺「試合する価値がないからだ!俺様が一番だ!よその奴等なんか潰してやる!いや全殺しだ!ヒャヒャヒャ。」
 巧「ウァーッ!凶殺さん興奮しないでください!もう手が付けられないか。以上現場より巧がお伝えしました。この人のインタビューはもうやだ。」

「ゴッド結盟軍vsOGRE」第二章、結果!
HFA 【1997年11月26日(水) 20時32分】ぴろき(Piroki)記者
11.26大会の結果速報をお送りする。今回のメインテーマは「結盟軍vs鬼神衆」。この勝敗いかんによってHFAの今後の展開が大きく変わるだろう。本記事では試合の模様だけをお伝えする。試合後のインタビューは後ほど別記事でお伝えする予定である。

▼▼第1試合(余り物シングルマッチ)
田所 大介 vs ゴールドスタチュー

第1試合の組み合わせは、外国人女性に「ダイスキー」と呼ばれて自分に気があると勘違いしたという逸話を持つ田所大介と、前回(11.16)の大会ではいいネタにされてしまったゴールド・スタチューとのシングルマッチ。序盤から体重の乗った攻撃をしかけていくスタチュー。黄金の重さはやはり半端じゃない。田所も得意の喉輪落しや場外での高角度バックドロップなどで反撃をするが、SSDからのゴールデンプレッシャー(超肉弾プレス)で圧殺された。

○スタチュー(6分29秒:ゴールデンプレッシャー)×田所

▼▼第2試合(ヤンキー・まこと師弟コンビ vs 魔神衆)
ヤンキー・スミス & クラッチャーまこと
      vs
ハイマスター & ワータイガー

師弟コンビといっても一方的にまことがヤンキーを慕っているだけで、ヤンキーにしてみればまことは弟子でもなんでもない。まことはやはりヤンキーを助けにカットに入っては来ない。一部では「ルールをきちんと守るスポーツマンシップだ」との声もあるが、ただ弱虫なだけである。しかし自分を助けにきたヤンキーが魔神衆に捕まると、がむしゃらタックルでヤンキーを助ける場面もあった。

この試合で光ったのがヤンキーだった。中盤に、ワータイガーに対して飛びつきDDT、ランニングボム、ジャンピングDDTなど惜しげもなく次々と得意技を繰り出していった。しかしまことがパートナーであるというハンデはあまりにも大きく、ほぼ2対1のハンディキャップマッチとなってしまい、最後はハイマスターのラウンディングプレスからの拷問ロメロで惜しくもギブアップ負け。

○ハイマスター(11分34秒:拷問ロメロスペシャル)×ヤンキー

▼▼第3試合(「HFAは俺が守る!」シングルマッチ)
ファイプラー弘樹 vs ポイズン・ジャイアント

OGREの来襲に対して「HFAは俺が守る!」と言い切ったファイプラー弘樹がついにOGREとシングルマッチを行なう。対戦相手のポイズンはOGREの中では格下のモンスターゆえ、ファイプラーの勝機は十分ある。いつものようにCriticalのテーマにのって入場してくるファイプラーに大声援が飛ぶ。一方のポイズンには大ブーイング。

試合開始直後にいきなりポイズンが毒の息を吹き付けたが、ファイプラーはこれをよく見ていて毒をかわしつつソバットをヒットさせていく。ファイプラーは序盤からブリザードスープレックスやフロントスープレックスホイップなど大技攻勢に出た。一方のポイズンはゴリラスラムでファイプラーを倒し、その起き上がりざまにポイズンブレスを吹き付けるが、ファイプラーは起き上がるタイミングをずらしてまたも毒から逃れる。しかしここからファイプラーの調子が狂ってきた。大回転ジャーマンを狙おうとしたのか?バックに廻るがポイズンに押しつぶされ、首絞め(コブラクロー)や喧嘩パンチ(テキサスジャブ)で徐々にスタミナを奪われる。開始5分、ついに毒を浴びてしまい、最後はキャメルクラッチでギブアップ。前回(11.16大会)のお返しとばかりに、もうろうとしているファイプラーにとどめの毒を吹き付け、最後の締めはジャイアントキックでポイズンの完勝。エースの敗北に会場は重い雰囲気に包まれた…。

○ポイズン(5分20秒:キャメルクラッチ)×ファイプラー

▼▼第4試合(結盟軍 vs 鬼神衆)
タンク・バイソン & スコータイ・サムットワット
      vs
ヒューマン次郎LV6 & ポーカーフェイス

結盟軍vs鬼神衆という以上に、謎のクローン戦士「ヒューマン次郎LV6」に注目が集まる一戦。しかし、その外見だけでなく戦いっぷりまで地味そのもの。試合はポーカーが顔面ニーリフトでバイソンを、凶器攻撃でスコータイを流血させるも実力の差は歴然。最後はスコータイが後頭部へのムエタイハイキックでダウンさせたヒューマン次郎LV6を胴絞めスリーパーで葬った。第3試合のファイプラーの負け、そして今回のひゅーじろのあまりの地味さに会場はさらに重い空気に包まれた。

○スコータイ(7分49秒:胴締めスリーパー)LV6

▼▼第5試合(結盟軍 vs 鬼神衆)
“横綱”あけぼの vs ブラッディマスク

結盟軍では一人異彩を放つスモウレスラーあけぼのと、鬼神衆No.2のブラッディとの一戦。ブラッディはジャイアントDDT、ジャンピングパイル、ブラッディクローなどで序盤からあけぼのの頭を集中的に攻撃する。しかしスモウレスラーは首を鍛えている。あけぼのは払い腰からがっぷりホールド(RYUスペシャル)などで応戦。開始4分、ブラッディチョークスラムからブラッディクローという黄金コンビネーションが炸裂!しかしこれはロープブレイク。あけぼのも喉輪落し、突っ張り(ストレート掌打)、ぶちかまし(フットボールタックル)などで反撃する。スタミナに不安のあるあけぼのとしては、早めに勝負を付けたいところだが、5分30秒、今日二度目のブラッディの黄金コンビネーションが炸裂!あけぼの、これはなんとか自力で返すが、さらにジャンピングパイルドライバーからブラッディクローを決められギブアップ。実力伯仲の好勝負で会場も盛り上がりを取り戻した。

○ブラッディ(6分02秒:ブラッディクロー)×あけぼの

▼▼第6試合(キリアコフ「打倒結盟軍!」シングルマッチ)
金 韓宇 vs ビクトル・キリアコフ

結盟軍に刺激されて、お笑いピエロマスクマン「ボリショイ・ウルフ」から本名のビクトル・キリアコフとなって早数ヶ月。ついに結盟軍とのシングルマッチが組まれた(以前行われたHFAランキング決定リーグ戦のことは忘れて下さい…)。試合開始直後、キリアコフは金のバックをとって一気にチョークスリーパーで秒殺を狙う!しかし金はこれをエルボーで返し、すぐさま大回転かかと落し(逆回し蹴り)を放つ。が、キリアコフがこれをしゃがんで避ける!序盤から緊張感溢れる攻防だ。

中盤、キリアコフは金の蹴りを完全に見切り、蹴りを避けては組み付きにいく。4分には、先日(11.16)田所を仕留めたビクトル膝十字を出すがこれはロープブレイク。さらにクロスヒールホールドや飛びつき腕十字を出すもことごとくロープブレイク。キリアコフが攻めあぐねている間に、金の蹴りが徐々にヒットしてくる。横蹴りや大回転かかと落し、ラッシュ系の技など蹴り技のオンパレードでキリアコフを追いつめていく。結局終盤は金の一方的ペースで、最後は大回転かかと落しからスリーパーを決めた金の勝利。キリアコフは自ら望んだ対戦で完敗してしまった。

○金(6分00秒:スリーパーホールド)×キリアコフ

▼▼第7試合(結盟軍 vs 鬼神衆)
ゴッド vs ヘル・リーダー

メインは結盟軍vs鬼神衆の大将対決。第5試合でブラッディがあけぼのに勝っているが、ここでヘルが負けたのでは鬼神衆の負けである。ゴッド、ヘル、共に負けられない一戦だ。

序盤のペースを掴んだのはヘル。首投げ、ファイヤーマンズキャリー、大外刈りなどで次々とゴッドを投げていく。開始2分にはフロントスープレックスホイップで場外に投げ飛ばすなど“鬼神”パワー全開でゴッドを攻めていく。しかし中盤になってくると、ゴッドはヘルの投げ技を返し、ボディパンチ連打やステップキックなどいつも通りのラフ攻撃に出始めた。こうなるとまったく手が付けられなくなる。ゴッドはさらにサイバーブローや正拳突きラッシュなどでヘルを倒し、スリーパーや馬乗り掌打で追い撃ちをかける。そしてヘルの大技をくらうことなく、スリーパーで最後を締めた。

○ゴッド(4分18秒:スリーパーホールド)×ヘル

▼▼まとめ
結盟軍vs鬼神衆は結盟軍の2勝1敗。あけぼのがブラッディに負けたものの、大将対決で完勝した結盟軍が勝利を飾ったと言っていいだろう。これで次回は結盟軍vs魔神衆の対決が中心にカードが組まれることになる。その魔神衆だが、今回正規軍相手に全勝しているので結盟軍としても油断ならない。

最後に、冒頭にお伝えしたように各選手のインタビューは別記事にてお送りする予定である。

一万人目前記念大会について
WWWWA 【1997年11月26日(水) 06時20分】く〜り〜ST記者
掲題の件、当ページの一万人達成目前にして記念大会を行うことになりました。
主催は、いいだしっぺのWWWWAです。
できるだけ多くの参加をお待ちしております。

             記

1.メカバトル97(MB97)
(1)テーマ
    「ごちゃごちゃ言わんと、どのチームが一番強いか決めたらええんや!」

(2) 団体毎の参加可能人数:
    2名まで。

(3) チーム編成:
    他団体とチームを組むなど、すべて自由。
    既存レスラーとのタッグも可だが、既存レスラーも
    1名に数えるため、他のチームのエントリーはできない。
    既存レスラーを自団体の選手として、他団体の選手と
    組むというのは認めない。


2.コミュニケーションブレイクダウン97(CBD97)
(1)テーマ
    「フロントが悪いんだよ!エーッ」

(1) 団体毎の参加可能人数:
    2名まで。

(2) チーム編成:
    実行委員会で決めます。シングルでシミュレーション
    した後、単純加算の結果が均等になるように組み合わ
    せたいと思っています。
    タッグとしての実力が1+1=2以上になるかどうかは意識しません。

3.その他
    因縁がらみの前哨戦も希望があれば持ち込んで下さい。
    タッグトーナメントとかぶっても大丈夫です。

4.参加賞
    肩たたき券…
    じゃなくて、現時点のONL全データ+αが入ったパワーメモリを
    用意しております。回覧になると思いますが、いらないなら、
    その旨大会後に言っていただければと思います。
    αの中身が判明したら、判明した旨連絡しますので、メールな
    どで問い合わせいただければ、お答えします。
    回覧の手配は、大会後メールで連絡していきたいと思います。

5.開催時期:
    12/10から14のあたり。

                    以上

お詫び
【1997年11月26日(水) 06時11分】逆沢 鰤次記者
下の記事の、イリミネーションマッチのメンバー表が非常に見ずらくなってしまったことをお詫びします。ああいうふうにならない方法はあるんでしょうか?どなたか御教授下さいませ。

剛志、血だるま卍葬!! 〜正規軍、逆転V〜
【1997年11月26日(水) 06時04分】逆沢 鰤次記者
昨日(11月25日)、「〜闘魂継承〜炎」初の正式興行が、札幌はテイソンホールで行われた。入りは上々、狭いホールを満員にした。

第一試合・スペシャルタッグマッチ30分一本勝負
レオン・ザ・グレート、セザール・ゴンブト組 (炎)
VS
ランマル、ロッキーツジ組 (新生IW)

第一試合は、新生IWよりランマルとツジが友情参戦、レオン&セザールと対戦した。試合は、IWコンビのペースで経過。ツジがかき回し、ランマルが豪快な空中殺法で炎コンビを翻弄する。試合は中盤、レオンがノーザンライトボムをランマルに炸裂。OLIVE JAPANの世界最強タッグにも出場中でさらに逞しさをましたランマルもたまらず場外エスケープ。レオンがリング内から挑発し、観客を盛り上げる。ここから、両チームは互角の展開。前半精彩を欠いていたセザールの合気道殺法が、軽量のツジをとらえはじめた。ツジもタイガードライバーで応戦。9分過ぎ、ツジが自軍コーナーにセザールを引き寄せ、ランマルにタッチ。ランマルのファイヤーバード・スプラッシュがきまるも、あわや、というところでレオンが必死のカット。なんとかレオンにタッチしたいセザールだが、IWコンビは逃がさない。12分過ぎ、ツジはタイガードライーバーを連発。しかしセザールは自力で撥ね退ける。ここで場内に大セザール・コールが。業を煮やしたツジはセザールを場外へ放り投げ、ランマルが場外で痛めつける。ツジはリング内でパフォーマンスに興じる。しかしそこに隙が生まれた。ツジに忍び寄ったレオンが、デンジャラスDDTを2連発。ツジはグロッキー状態に。そこに、ランマルを鉄柵に投げ返してセザールがリング内に生還。瀕死のツジに腕ひしぎ逆十字。みごとギブアップを奪った。
レオン「楽しい戦いだった。ランマルとツジには感謝したい。」
セザール「いつもは中立の立場で戦っている私だが、今日は炎の名誉のた めに頑張ったよ。正規軍入りかって?それはまた別な話やな。」
ランマル「次はうちのリングで、シングルですよ!レオンと。僕は彼を認 めてますから。」
ツジ「観客も盛り上がってたし、いいんんじゃないんですか。くやしいけ どね。ま、次があるよ。ROCKN'ROLL!」

レオン 【14分52秒 】ランマル
○セザール【 腕ひしぎ逆十字 】ツジ×

メインイベント ”炎・正規軍”VS”霊挫墓亞ドックス”
〜5VS5イリミネーションマッチ〜

〜炎・正規軍〜 〜霊挫墓亞ドックス〜
先鋒 アンビリーバブォー雪之丞 マスクド・アリババ 先鋒
次鋒 B.B 弾駆郎 エテモンキー張々 次鋒 中堅 大岩 岩岩 ザ・グレート・ソンシー 中堅 副将 ローズマリー熊野 ビザールマン 副将
大将 アイアン剛志 ミスター鬼首 大将

第一試合・先鋒戦
アンビリーバブォー雪之丞 VS マスクド・アリババ

雪之丞は、相変わらず大技にたよりすぎるため、隙が大きい。そこをアリババがうまくつけ込む。序盤からアリババのバンドゥー空手が炸裂。雪之丞を流血に追い込む。5分過ぎ、雪之丞もパーフェクト・スラムで勝負をかけるも焼け石に水。アリババが、猛ラッシュからのカカト落としでダウンを奪いそのままフォール。
アリババ「マタハ〜リ、マタハ〜リ」
雪之丞「最初ってのは一番目立つからねえ。どう?目立ってたでしょ
う?」

○アリババ【6分28秒 体固め 】雪之丞×

試合後も退場せず、筋肉アピールひたる雪之丞。業を煮やしたエテモンキー張々が、リングインして雪之丞に襲いかかったところで、B.B 弾駆郎もリングへ。ここで次鋒戦のゴング。

第二試合・次鋒戦
B.B 弾駆郎 VS エテモンキー張々

各軍Jr.同士の戦いは前回のリターンマッチ。今回リングの感触に慣れてきた張々はさらに動きがいい。前回は余裕をみせていた弾駆郎も必死の応戦。好勝負となった。7分ごろ、弾駆郎は前回勝負を決めた技・フィッシャーマンズ・スープレックスを連発。しかし、決まらず。ならばと、スワンダイブドロップキックを決め、必殺技の弾GUNファイヤーへ。だが、弾駆郎は勝負を急ぎすぎた。張々は弾GUNファイヤーをぎりぎりでかわすと、一気にラ・マヒストラルへ。弾駆郎返せず。呆然とする弾駆郎の横で、張々は大はしゃぎ。二人の対決は、これで一勝一敗の五分となったか、イリミネーションとしては、正規軍が二連敗という苦しい展開となった。
張々「ウキキ、ウキキ!やたあるよ!ウキー!」
弾駆郎「負けちゃいけないところなのに・・。すいません・・。」

第三試合・中堅戦
大岩 岩岩 VS ザ・グレート・ソンシー

二連敗で後のない正規軍。剛志に活を入れてもらって気合の入る大岩。対する霊挫墓亞軍は余裕の構え。ソンシーはいつもどうりマントラをとなえて精神集中だ。試合は闘魂を注入された大岩が、ソンシーを終始圧倒。終盤ポアーボムの連発をくらうも、必死で跳ね返す。結局、豪快なラリアットの二連発から逆エビでしぼり上げて大岩の快勝。正規軍に貴重な一勝をもたらした。
大岩「剛志さんの闘魂が乗り移ったようで・・、無我夢中でしたよ。
これからもいっぱい練習して頑張ります。」
ソンシー「まあ、彼のステージも少しは上がったということじゃないん
ですか。♪〜ぐっれえーと そんしぃー〜♪」

○大岩【7分01秒 逆エビ固め 】ソンシー×

第四試合・副将戦
ローズマリー熊野 VS ビザールマン

まだまだ崖っ淵の正規軍は、副将の熊野に望みを託す。気負いすぎたのか、前半からスープレックスを狙っていく熊野だが、”変態フェチ男”ビザールマンにことごとく潰されてしまう。パワーで押していくビザールマン。場外戦で熊野を流血に追い込む。流血のにがてな熊野だが、逆にこれが契機となって冷静さを取り戻す。開始から4分過ぎたころから、熊野の猛反撃。フロントから、バックから投げまくり、ビザールマンもたじたじに。フィニッシュはラブラブ固めではなく、隠し技の後転ネッククロック。これで2勝2敗のタイ。勝負は大将戦で決まる。観客の興奮も最高潮。場内からは、コアなファンから早くも”剛志”コールが。
熊野「絶対勝たなきゃと思って、すこし空回りしちゃったかも。後は
愛しの剛志さまにお任せするわ。私信じてる・・。」
ビザールマン「ハヒー、ハヒー・・。ハヒー、ハヒー・・。」

○熊野【5分37秒 後転ネックロック 】ビザールマン×

第五試合・大将戦
アイアン剛志 VS ミスター鬼首

この勝負ですべてが決まるという大一番。試合を終えた両軍団の選手たちがセコンドにつくなか、いよいよ運命のゴング。まず先手をとったのは鬼首。開始1分早々、場外に剛志を叩き落とし、セコンドの霊挫墓亞軍とともに殴る蹴るのラフファイト。そこに正規軍が救援に駆けつけ大混乱に。その際のどさくさで、剛志は早くも流血。鬼首は、レフェリーの死角を巧妙につく凶器攻撃や噛みつきといった反則殺法で、さらに剛志を大流血に追い込む。時おり、剛志も反撃い移ろうとするのだが、鬼首は絶妙な脇固めでペースをつかませない。あわや、というところで6分過ぎについに必殺の延髄斬りが鬼首を捕らえる。ここでやっと剛志が攻勢に転じる。「よしよし、よーしっ!」客をのせながら、リバースインディアンデスロック、そして元祖バックドロップへ。「立てたてコノヤロウーっ!」一気に決めようと元祖ジャーマンを狙う。しかし、鬼首は急所蹴りで反撃。悶絶する剛志にジャンピングパイルを決め、フォールへ。レフェリーのカウント2.99999ーっ!打つ手の無くなった鬼首は、再度の凶器攻撃で流れを取り戻そうと剛志に組み付く。しかし、剛志は肩掴み延髄斬りで、凶器攻撃を防ぐことに成功。ここを勝機とみたか、剛志のラッシュ。延髄蹴りから卍固め。一度はロープにエスケープした鬼首も、再度の卍でついにギブアップ。10分の熱戦を制した。
試合終了がしても立ち上がれない剛志。そこに襲いかかった鬼首は、剛志に脇固めをがっちり決める。ここで両陣営もリングインし大乱闘に。剛志も気力をふりしぼって応戦。しかし、鬼首は客席の方になにやら呼びかけている。その呼びかけに応じて、顔に隈取りをほどこした巨漢の男がリングへ。その男が正規軍を蹴散らし、霊挫墓亞軍とともに剛志を痛めつける。遅れて、レオンとセザール、さらにランマルとツジまで剛志を救援に駆けつける。多勢に無勢とみたか、ここで霊挫墓亞軍は控え室に引き上げた。
初の正式興行を勝利でかざった正規軍。しかし、霊挫墓亞軍とは新たな遺恨を生むことになった。これからますます激しい戦いになっていくことが予想される。興行は剛志が気力で「1,2,3,ダーッ!!」を決めて終了した。
剛志「やっとここまで来たし、第一歩でつまづくわけにはいかなかった
。これから他団体にもどんどんでていくつもりだからね、気合の入
りかたが違うんだよ、あいつらとは。反則ばっかりやりやがって、
あんなんじゃ俺は、まいらないよ。俺の首が欲しかったらいつでも
来い!俺はいつ何時、誰の挑戦でも受ける。でもこんな試合をして
たら、十年は持つ体が一年や二年に縮まってしまうよ。」
鬼首「ギブアップしてねーぞ、おい!あんなもん全然きかねえよ。次は
絶対に首をとるからな!覚えとけ!おう、それから、こいつ(隈取
りの男を指して)、新戦力の”ドスコロイダー”だ。おれがアメリ
カから呼び寄せた、すげー奴だよ。これでもう俺たちか完全に敵な
しだオラー!な!」
ドスコロイダー「オッス!ゴッッアンデス!フーッ!」

○剛志【10分19秒 卍固め 】鬼首×

3勝2敗で正規軍の逆転勝利!



試合結果速報!
横プロ 【1997年11月26日(水) 05時30分】サックマン記者
「横浜ぶらり旅、97冬」11/24(月)
       会場 金沢区産業振興センター体育館

▼まえせつ(5分一本 → 10分一本に変更)
コーポ・ミヨシ vs グレイ
 (時間切れ引き分け)

▼第一試合(15分一本)
○ブルドッキン兵助 vs ×ボンバー泉川
 (11分50秒、スイングネックブリーカードロップ→体固め)

▼第二試合(15分一本)
○ガンマー・レイン vs ×マハトマ チャンドーラVII世
 (10分13秒、ストラングルホールドγ)

▼第三試合(15分一本)
×エアー・スミス vs ○シュトゥルム・ウント・ドランク
  (8分27秒、卍固め)
▼第四試合(30分一本)
 アニキ & ×チンピラ
   vs  (17分44秒、魔童クラッチ)
 新田 英二(フリー) & ○サック万太郎

▼第五試合(30分一本)
 グリン・ピース & ×デフ・レオパルド
   vs  (19分3秒、ドルフィンスペシャル1号)
 ○ピッコロ・ザ・スーパースター(M.O.W) & 東京ZIN(M.O.W)

▼第六試合(15分一本)
×レイモンド・ツェッペリン vs ○ボン・ジョンボビ
  (8分57秒、ターンバックオクラホマスタンピート)

 以上。詳しい内容はもうちょと待ってくれなはれ。

OGRE、ついにクローン人間を生産か!?
HFA 【1997年11月25日(火) 15時31分】ぴろき(Piroki)記者
現在、結盟軍との争いが激化している地下組織“OGRE”がクローン人間を生産しているとの噂が舞い込んできた。「次回の大会に送り出したヒューマン次郎LV6は実はクローン人間なんだっちゃ!」とのFAXがOGREからHFA事務所に届いたらしい。その辺りのことを社長のファイプラー弘樹(24)に聞いてみた。

記者「えーと、例のFAXの件なんですが。」
フ弘「ああ、これだよ。」(と言ってFAXを見せてくれる)
記者「ああ、本当に「クローン人間なんだっちゃ!」って書いてますね。このFAX…誰が書いたんだ?。」
フ弘「でもまあ本当にクローンかどうかは疑わしいけどね。」
記者「この「LV6」ってのは何なんでしょうね?」
フ弘「強さレベルらしいよ。なんでも培養液の濃度を変化させればLV1からLV10まで自由自在に作れるんだってさ。この辺も嘘臭いよね。」
記者「へぇ〜。ならなんでLV10を送り込んでこなかったんでしょ?」
フ弘「培養液の濃度を濃くしたらコストがかかるからですよ。だから今回はLV6。でもLV6でも結構生産費が高かったらしいよ。」
記者「へぇ。でもなんであなたがそこまで知ってるんですか?」
フ弘「だって、腰痛で入院中のカラテマンをお見舞に行った時に聞いたもん。「“量産型クローン戦士”ヒューマン次郎・LV6をよろしく頼むのじゃ。」って言ってたよ。ちなみに愛称は「ひゅーじろ」だってさ。」

本当にクローンなのか?しかも“量産型”と名乗っておきながら生産コストがきついとは…。本当にクローンかどうかはともかく、とにかくこれで鬼神衆が総勢5名となりイリミネーションマッチもばっちりだ!

結盟軍 VS OGRE 第二章!カード発表!
HFA 【1997年11月25日(火) 14時54分】ぴろき(Piroki)記者
HFAの次大会のカードが発表された。今回は他団体からの参戦はなく、HFA所属選手のみの大会となった。カードは結盟軍VS鬼神衆をメインに構成されている。11月16日の大会では全勝した結盟軍。ここで鬼神衆と決着をつけて次の魔神衆戦、そして闘神へのキップを手にしたいところだ。

▼▼第1試合▼▼(余り物シングルマッチ)
田所 大介 VS ゴールドスタチュー

▼▼第2試合▼▼(ヤンキー・まこと師弟コンビ VS 魔神衆)
ヤンキー・スミス & クラッチャーまこと
      VS
ハイマスター & ワータイガー

▼▼第3試合▼▼(「HFAは俺が守る!」シングルマッチ)
ファイプラー弘樹 VS ポイズン・ジャイアント

▼▼第4試合▼▼(結盟軍 VS 鬼神衆)
タンク・バイソン & スコータイ・サムットワット
      VS
ヒューマン次郎LV6 & ポーカーフェイス

▼▼第5試合▼▼(結盟軍 VS 鬼神衆)
“横綱”あけぼの VS ブラッディマスク

▼▼第6試合▼▼(キリアコフ「打倒結盟軍!」シングルマッチ)
金 韓宇 VS ビクトル・キリアコフ

▼▼第7試合▼▼(結盟軍 VS 鬼神衆)
ゴッド VS ヘル・リーダー

ここまで見ておそらく誰も気づかなかっただろうが、鬼神衆のカミカゼ・カラテマンの名前がないのは、年齢からくる腰痛が理由で欠場となったため。その代打出場選手「ヒューマン次郎LV6」について妙な噂を聞いたのだが、それは別記事でお送りする。

新人リーグ戦「Brand-new Heart杯」始動……
カドモン・本部 【1997年11月25日(火) 13時25分】ワンダラー・KYOU記者
 カドモン実行委員会が年末特別企画として、各団体の若手選手を中心にした公式リーグ戦を行う事を発表した。企画主は渉外担当部長の加藤驚選手であり、委員会も団体の安定のために、若手選手を育てる必要性があると了承した。実行委員会はイグナティウス・デ・ロクサス委員を大会実行責任者に任命、加藤驚選手とともに大会実現に向けて各団体との交渉活動に乗り出す事になった。
 大会名は委員会で検討の結果、「Brand-new Heart杯」に決定。12月中旬の開催を目標にしている。

 加藤選手のコメント
 「ONL加盟団体も増えた事だし、ここで真の交流戦を1つやってみようと思ってね。WWWWAの方でも大きなのがあるようだけど、あっちはトップ選手が軒並み参加しそうだからね。だから、ウチは試合経験が必要な若い選手たちの登竜門をやったらどうかと検討してたんだ」

 ロクサス委員のコメント
 「プロレス団体として、常に将来を見据えた活動を行おうと思案していた所に、加藤選手がこのプランを持ち出してきたワケです。もちろん、若手選手の交流戦は各選手の成長と、カドモンの団体としてのイメージアップにも繋がるという事で委員会でも好評を得ています」

 カドモンでは、この記者会見で斎藤多夏史選手(般若)のリーグ戦参加を表明した。事実上のカドモン代表選手となる斎藤選手だが、興行回数の少ない団体の中で少し持て余し気味だっただけに、実戦経験を積むいい機会となりそうだ。
 ここで会場にP・サミー・オノー氏が乱入。なんと南蛮帝国サイドも今大会に新人選手(怪人?)を参加させる意向を発表した。それについて加藤選手からは「あまり恥かくなよ」、ロクサス委員は「凶器は勘弁」と注意を促した。

 「Brand-new Heart杯」の参加表明受付は12月中旬まで行う予定。

サ二一才ノの正体判明!しかし…
WWWWA 【1997年11月24日(月) 23時07分】八女記者
一万人直前記念大会主催がウワサされているWWWWAだが
忘れかけていた話題が決着ついたので紹介しよう。

[前号までのあらすじ]
サ二一才ノなる人物の正体を探るべく、本紙では調査をすすめてきた。
ヘッダを見ると送付元の電話番号が書いてあり、そこから住所をわりだ
したが、コンビニであることが判明。調査がストップしていた。
[あらすじ終わり]

*なお前号のバックナンバーは売り切れました。探してもありません。

11月23日、サ二一才ノから同じ電話番号からFAXが届いた。
しかも、ここに取材に来いと地図付きである。
早速、現地に向かった。なんか「こち亀」の中川家を思い出すような
でっかい建物だ。若者が門の前に立っている。
どこかで見たような顔だが思い出せない。聞いてみよう。

− すいません。この方知ってらっしゃいます?」
若者 ああ、これは…ようこそいらっしゃいました。」

屋敷の接待室に通された。女性が一人出てきた。

女「ようこそ、いらっしゃいました。こういうものです。」

名刺を渡された。「城城ジム会長 城城城子」

− しろしろしろこ?JoJoの関係者ですか?
城 違います。しろき じょうこです。父の代理で会長に就任しております」
− なるほど、あの一部では有名な。今日は何の御用ですか?サ二一才ノさんはどこ?
城 最近、く〜り〜さんところに、伊吹羅生門くんという新人レスラーが
  入門しました。うちのジムの新人選手と将来、決着をつける運命に
  なってしまいました。そこで今日は、そのことを御誌に紹介して
  いただこうと、お呼びしたわけです。」
− どんな運命ですか?
城 秘密です。伊吹くんもそれを知っているはずです。
− で、そちらのレスラーの紹介をしていただけますか?
城 あなたを案内した人がそうです。名前は、力士徹です。
力 よろしく。
− え、ではサ二一才ノさんはどこ?
力 え、どこに書いてます?
− これです。

FAXを見る。

力 ああ、これは私が書いたものです。ちょっと字がかすれていますが、
  力士トオルってので送ったんですが、字がきたないのと、薄いので
  一部消えてしまったようですね。
− なんかムリヤリっぽいですが、そういうことですか。
  ということは、肩外し事件の犯人はあなたですか。
  そういえば、見たことある顔だと思った。
城 今日の取材は、ここまでです。
− え?あ?こ、これから因縁とか目的は話してくれないのですか?
城 お引き取りください。力士くん。
力 はい。お嬢様。
− ああ、何するんですかぁ!

追い出されてしまったため、これ以上の取材はできなかったが
サ二一才ノの正体がわかったと同時に、数々の謎が生まれた。

城城ジムがく〜り〜を狙う目的とは?力士と伊吹との運命とは?
そもそも伊吹とはだれだ?
これからも継続して、この謎を調査していきたい。
待て次号。詰むや詰まざるや。

明日、初の正式興行は、イリミネーションマッチで!
【1997年11月24日(月) 02時32分】逆沢 鰤次記者
明日午後18:00、ついに「炎」が正式に会場を確保しての興行に挑む。これは、「炎」が団体として本格的に動だすことを意味している。
この件について、先ほど記者は、アイアン剛志選手にインタビューを敢行した。剛志選手は、明日の興行や、他団体との交流、先ほど行われた「ニクソンVS真田戦」について熱く語ってくれた。
筆者(以下、筆):「あ、剛志選手、明日の本格興行、おめでとうございます
。」
剛志(以下、剛):「元気ですかー!!
筆:「いやー剛志選手はいつも元気ですね・・。」
剛:「そうでもないんですよ。あんたも知ってるでしょう。首は痛いわ腰は痛いわで。首はさ、ダラスでエルリックの親父にやられたんだけどさ。」
筆:「そういえば先日御亡くなりなりましたよね・・。」
剛:「ああ。どんどんいいレスラーが亡くなっていくんだよ。悲しいね・・。おい、いきなり湿っぽい話は止そうよ。明日はめでたいことがあるんだからさあ。」
筆:「そう、そう、それですよ。今回はちゃんとした会場を確保したじゃないですか。これは冒険だったんじゃないんですか?」
剛:「うん、うちもね今までいろんなイベントによばれていってさ、グングンこう、評判が高まっていっているのが肌で感じられるようになってきたんですよ。で、今また続々と新団体が誕生していっているという状況の中で、この俺のなかにもメラメラとこう燃えてくるもんがあってさ。」
筆:「ライバル意識というか。」
剛:「そう、負けてられねーぞ、と。いっちょ勝負かけるか、というね。俺の
年齢的にも時間はそう残されていないんで。」
筆:「そうですか。それで、明日の興行ですけど、いきなりイリミネーションマッチになりましたが、これはどういった意味で。」
剛:「いやね、最初は俺のシングルをメインに5試合ぐらいを予定して、実際にほぼそれで決まりかけてたんですよ。でも突然、鬼首のやつが事務所にやってきてね、挑発したんですよ。お前ら俺らに全然勝てねえじゃねえか、って。確かに、シングルでは俺は勝っているけど、タッグじゃあ負け続けているんですよ。まあ、うちのやつらが不甲斐ないんですけど。」
筆:「そうですね。記録をみると。正規軍は大きく負け越してますねえ。」
剛:「ええ。それで鬼首のやつが、シングルで俺に挑戦してきたんですよ。で俺が上等だコノヤロウー!受けてやるぜっ、てなことで揉めてたら、うちの奴等と鬼首んとこの、ええーっとなんだっけ?」
筆:「霊挫墓亞ドックスですか?」
剛:「そうだっけ?まあその奴等がどーっと入ってきて、掴み合いになったんですよ。大岩とかがさ、剛志さんがでるまでもない、俺を倒してからやれ、ってもう臨戦態勢なんですよ。ああ、こいつらもすごい覚悟でこの興行にのぞんでいるんだなあというのがカッカカッカと伝わってきてねえ。」
筆:「彼らの覚悟を買ったということですか?」
剛:「ええ。それでもこうなったら、シングル総当たりで決着つけょうじゃねーか、と。」
筆:「でも、不安はありませんか?そういった対立構造というか、戦いのドラマというか、そういったものを初めてのお客さんが理解してくれるのかどうかというう問題もあるんじゃないんですか。」
剛:「うん。それはあるんですけどね。でも我々は熱い戦いで理解させてみせますよ。もし仮に、理解はできなかったとしても、お客さんの心を揺さぶるような熱いなにかを残してみせますよ。」
筆:「話は変わりますが、レオン・ザ・グレート選手が他団体に上がることになったんだそうですね?」
剛:「そうなんですよ。うちから他団体にでていくの初めてだからねえ。俺も楽しみにしているよ。」
筆:「”カドモン”との交渉は何時頃からはじまったんですか?」
剛:「この1ヶ月位のことじゃないかな。そういった交渉ごとは全部熊野のやつにまかせてあるから、俺の方からはあまり詳しいことはいえないな。カードについても、カドモンさんの加藤代表に一任しているしね。」
筆:「レオン選手は何かいってますか?」
剛:「うーん、あいつはこの俺にも良く分からないところがあるから。でも、やつはあらゆることに貪欲なんですよ。あいつは、記憶を取り戻す手掛かりなるかもしれないと思って、いろんなことに首をだすんだ。ある意味、子供みたいなもんですよ。だから、きっとワクワクしてるんじゃないんですか。」
筆:「今後とも、他団体にでていく意志はあるんですか?」
剛:「ええ。話があればいつでもでていきますよ。戦うものは常に新しい冒険に挑まなくてはならない、と。そういう気持ちでいますから。うちのやつらにも、どんどん行ってこいと言ってあるんです。」
筆:「剛志さん自信は、上がりたい団体なんかはあるんですか?」
剛:「まあ、やはりVIEW JAPANてことになるかな。現実問題として難しところもあるけど。恩返しをしたいという気持ちもあるし。あと、武蔵さんの”ビクトリー格闘連盟”。気になるねえ。あの人のカウントアップで試合できたら・・・夢のようだね。」
筆:「ファイナルカウントダウンですけど・・。」
剛:「そうだっけ。いやそんな気がぜんぜんしないもんだから。あ、そろそろ切り上げてもいいかい?明日の打ち合わせがあるから。」
筆:「あ、そうですか。それではこれで失礼ますが、最後にこの間行われた、”ニクソンVS真田戦”についてなにかありませんか?」
剛:「どうってこてねえよ!!、と言いたいところだけどねえ。武蔵さんはなんて言ってるの?」
筆:「一番弱い奴がでていった、って言ってました。」
剛:「武蔵さんらしいね。これは武蔵さん流の激励の仕方だよ。俺にはわかるよ。へたに慰められてもしょうがないしね。真田君もまだまだやれると思うよ。」
筆:「剛志さんなら勝つ自信ありますか?」
剛:「やる前から負けること考える馬鹿がいるかーっ!
バシッ!!(張り手)
筆:「イタッ!」
剛:「この首が欲しかったらてめーらの力で討ち取ってみやがれコノヤロー!ダーッ!!
筆:「あ、ありがとうございました・・・。げっ、鼻血が。」



加藤驚、記事ダイエットに全然貢献せず
カドモン・般若 【1997年11月23日(日) 03時00分】ワンダラー・KYOU記者
 わんばんこんさなみ。
 ただ今午前2時半。お約束通り、加藤驚選手はKYOU記者を呼びつけてきた。何でも「急にウドンが食べたくなった。屋台探して」との事だ。早速池袋の界隈を探したが、先にラーメンの屋台が見つかったので進路変更となった。

加「おっちゃん、チャーシューメンに卵」
K「僕はラーメンに卵とメンマ大盛り」
斎「同じくラーメンに海苔のっけて」
武「チャーシューメンにメンマ」

 いつも一緒の般若だが、夜中に屋台引っかけるのも一緒とは。それにしても食道楽の加藤選手はともかく、“武骨”選手までついてくるとは思わなかった。

加「やっぱ、冬の屋台は麺類だねぇ」
K「いや、まったく」
加「いやー。実際の所、実行委員会からヘビー級の体格しとらへん言われてね。増量してもいいって言われてるんですよ」
K「至って気楽ですね」
加「いいもん。俺、喰う寝るボテクるに素直に生きるもん」
K「ボテクるはともかく、それは理想の人生指針ですなぁ」
加「ははは」
K「さて、そろそろ2nd興行の話でも……」
加「……ううっ。俺、もしかしたら第2試合に格下げかも知れないんすヨ」
K「おいおい。般若のボスがそんな前座でいいのかい」
加「だからさ、カード決定してないの俺と3怪人だけなのよ」

 これは確かに深刻な問題である。よりによって、般若のリーダーが前座でお笑い軍団とやるってのは、いまいち情けない。
 ではここで、2nd興行で決定しているカードをお浚いしておきます。

▼シングルマッチ・30分1本勝負
 斎藤多夏史(般若)vsスパイディうづき(R.R.R)

▼異種格闘技戦・30分1本勝負
 ウイリアム・レミングストンvsゴンサロ・デル・アルヴァレス
 (レスリング)         (カポエラ)

▼シングルマッチ・30分1本勝負
 “武骨”兆(般若)vsハイマスター(HFA・魔神衆)

▼サッカーW杯出場記念・マスクヒーローランダムチーム6メンマッチ
 ・セルジオ越前(カドモン正規軍)
 ・フライング・ガーディアン(カドモン・無所属)
 ・アイカミカゼ(プラネッツ)
 ・ハイパータイガー(W.W.O)
 ・レオン・ザ・グレート(炎)
 他1名参加予定(現在、選定中)

 【カードの組まれていない選手】
 ・加藤驚 
 ・インビジブル・ストーカー
 ・どすこい熊吾郎 
 ・C・W・ニコルズ
  
K「うーん。どうやら君もシングルかな」
加「うーん。他団体から2人ほど呼んで南蛮と当たる手もあるね」
K「ずるいや。それって職権乱用だよ」
加「んじゃ、それで決定」
K「まぁ実行委員会も了承するだろうけど、誰呼ぶの?」
加「考えてない。とりあえず貧乏そうな人たち引っ張ってくるよ」
K「はいはい」

 そうなると今回呼んでくるのは7人。相変わらず、懐具合が底知れない団体である。

K「そう言えば、横浜プロレスにも参戦決定ですね」
加「あっ、それ。今はノーコメント」
K「はい?」
加「おっちゃーん。ラーメンおかわり」
おっちゃん「はいよー」

く〜り〜ST、減量挫折か?
WWWWA 【1997年11月22日(土) 21時58分】八女記者
みなさん、こんばんは。今、chatの人数が5人くらいいると思われる
午前2時です。加藤驚さんも今ごろ記事を書いているでしょう。
今日は、WWWWAのく〜り〜ST選手が食事制限による減量を行っていると
の情報を入手しましたので、潜入取材にやってまいりました。
わたくし、今は専用ジムから200mほど離れた場所にいます。今からジムを
訪問してみましょう。
あ、誰か出てきました。STです。きょろきょろまわりを確認して、こっちに
走ってきます。ちょうと、うどんやの屋台があるので隠れて様子を見てみます。

ドタドタドタ
く〜り〜「はあはあ」
うどんや主人「らっしゃーい」
く「おっさん、すうどん2杯や、大至急こさえてくんなはれ。」
う「へいまいど」

く「うう…こ…このにおいや。たまらん」
(ズルズル!フーッ。ズルズル)
く「う!Tiger Joe…」
J「お夜食ですか、会長」

ドバ!Tiger Joe、STにボディパンチ!

く「うぐぐぐ…耐えられなかったんや。ジョー」
J「ぶざまだな。みじめだな。西」
く「わ…わいはあかん。だめな男や」(鼻からうどん)
J「まったくだ」(立ち去るジョー)

大変なものを見てしまいました。この後は録音テープが
切れてしまったので正確に記載できませんが、
早くも挫折があったようです。
試合までに減量はできるのでしょうか?
その前に試合予定がないぞ。どうする。く〜り〜!
(ちばてつや先生、高森朝雄先生ごめんなさい)

炎の皆さんへのお詫び
カドモン・本部 【1997年11月22日(土) 02時11分】ワンダラー・KYOU記者
 オノー氏とのインタビューの中で、差別表現が出た事をお詫びします。両団体の格差は何もなく、お互いがイーブンの立場である事を弁え、これからも互いに尊重しあった活動を続ける事を約束します。

                          カドモン実行委員会

 追伸:3怪人、便所掃除1週間の刑

公開練習開始! ああ大後悔時代
カドモン・南蛮帝国 【1997年11月22日(土) 02時00分】ワンダラー・KYOU記者
 ONLお笑い大賞を狙う(ここで言っていいんだか知らないが)P・サミー・オノー氏率いる極楽ヒール軍団「南蛮帝国」が公開練習するという事で、早速練習先の練馬区の某町を訪れた。

K「……うーん。ここでいいんだな」

 記者との待合い場所は細長い一本道の脇にあるポスト。ここでランニングをしているオノー氏たちと合流する手はずであった。この道は近くの女子校への通学路でもあり、通学途中の女子高生で賑わっている。

K「そろそろだなぁ……んんん!!」

 今まで楽しそうに通学していた女子高生が、悲鳴を上げながら、180度の方向を走っている。彼女たちの後ろからは、東京の道路には似つかわしくない砂煙が立ちこめてきている。

K「(女子高生1人をつかまえて)何があったの?」
女子高生「へっ……変態が出たんですぅ!!」
K「はぁ!?」

 彼女たちの表情は明らかに恐怖と戦慄に彩られていた。まさにツイスターから逃げまどう群衆である。そうこうしているうちに、砂煙は記者の目前にまで迫ってきている。記者はポストの影に……。

オ「KYOUクン、ハイ、ドーモ」
K「……あんたら……朝から何しとんねん」

 言うまでもない。砂煙を上げて爆走していた彼らこそ、P・サミー・オノー氏と1327人の南蛮帝国臣民である。一本道を女子高生たちを追うように爆走していたら、やっぱり変態と思われてもいいと思う。特に先頭を行く3人の怪人は。

オ「まだランニングは続けるネ。自転車貸すからついてくるネ」
K「はいはい……(嘆息)」

 ここからは、ランニングする臣民の後をオノー氏とともに自転車で伴走しながらの対話となる。

K「色々聞きますよ。まず、次のゼーレ大会についてですが」
オ「あの南極大会は寒かったネ。でも今回は大丈夫ネ。日本が寒くなったから、今度は暑い所でやるに決まってるネ」
K「暑いというと、オーストラリアとかですか?」
オ「そんな先進国に彼らが入国許可できるワケないでしょ。パプアニューギニアとか、イースター島とか、エロマンガ島とかだと思うネ」
K「凄いですね。どこもプロレス未登場の場所ですよ」
オ「あいつらはそんなモンでしょ」
K「嫌ってますね。ゼーレ」
オ「あいつら、温泉饅頭野郎と一緒ネ。特にあの黒い仮面のヤツ……」
オ「『んを』のエアガイツ選手ですカ!?」
オ「あいつはイイね」
K「はい!?」
オ「あいつはきっとゼーレに反乱起こすネ。ワタシ、分かるヨ」
K「起こしてるって。『んを』って軍団作ってるよ」
オ「ハイ、ドーモ! ワタシもンヲのTシャツ、今着てるネ」
K「あんた……それは『ぶうぉ』でしょ。バッタモン掴まされてるんじゃない」
オ「オゥ。青いからレア物だと思ってたネ」
K「はいはい」
オ「でもあのエアガイツ、マスクが黒いのがどうも気にいらないネ。なんかブコーツ(“武骨”兆選手)に似てるネ。それ抜かせばイイネ」
K「そうなると、南蛮帝国は『んを』に加担する気ですか!?」
オ「内緒ネ」
K「対戦相手のラングレー&シンちゃん選手はどうでしょうか」
オ「それについても内緒ネ。ストーカーも熊吾郎もぬかりはないネ」

 ……そういえば、先頭には熊の着ぐるみ面にピンクの肩当てとまわし姿にルーズソックスを履いた熊吾郎選手が涼しそうに走っている。そして両脇には砂煙によってよく見えちゃうストーカー選手と、登山服姿のC・W・ニコルズ選手がいる。

K「では続いて、今後気になる団体ってありますか?」
オ「あるねアルネ。ゼーレが済んだら、お邪魔しようと思っている団体あるネ」
K「それはどこで?」
オ「<すもーる>炎ネ」
K「それ、すっげー嫌がらせ。差別表現ちゃう?」
オ「はっはっは。いいじゃないか、格さんや」
K「たわけぇ……。実の所、今度の興行に炎のレオン・ザ・グレート選手が参戦する事が決定してまして、あながち交流は不可能でしないですよ」
オ「ふふんふん。まぁ、彼らの事は今は黙して語らずネ」

 どうも気になるオノー氏の発言。一体何が目当てなのか。謎である。
 そうこうしているうちに、先頭集団が街のヤンキーどもに因縁ふっかけている。

熊吾郎「どすこ〜い」
ニコルズ「ハイ、君たち清き正しき大和人してマスか?」
ストーカー「◇£☆¢§℃♂!」
ヤンキーA「何だよ、こいつら」
ヤンキーB「どっかのコスプレーヤーか?」
ヤンキーC「だっせー」
ニコルズ「仮装大賞には興味ありません。今から君たちにテストします。出羽三山は何山と何山と何山ですカ?」
ヤンキーA「はい?」
ヤンキーB「なんか言ってるぜ、このオヤジ」
ヤンキーC「だっせー」
熊吾郎「ハラショー! ペレストロイカ!(訳:答えるのだ!)」
ヤンキー3人「うぎゃゃゃ!!」
ストーカー「……」
ニコルズ「分かりますカ? 日本人なら分かるでしょ」
ヤンキーA「んなこと分かるワケねーだろ!」
ヤンキーB「うっせーぞ! オッサン!」
ヤンキーC「だっせー」
ストーカー「……」
ニコルズ「答えられませんカ?」
ヤンキーA「うっせー、行こーぜ」
ヤンキーB「かまってられっかよー」 
ヤンキーC「だっせー」
ストーカー「……」
ニコルズ「性格ランクD……君たちは日本人失格です」
熊吾郎「ピロシキ!(訳:お仕置き!)」

 火を吹く熊吾郎。ストンピングをするニコルズ。ブレーンバスターをかけるストーカー。ヤンキーCが倒される。

ヤンキーA「何しやがんだよー!」
ニコルズ「黙りなさい。この悪党どもが」
ヤンキーB「俺たちゃ何も悪いこたぁしてねーぞ」
ニコルズ「確かに今はしてません。だが、君たちはほっておくと必ず悪の道に染まります。今のテストで証明されました」
熊吾郎「グラスノスチ!(訳:分かったら往生せいや!)」
ストーカー「……」

 ぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくぼくっ(ニコルズの殴る音)
 ざくざくざくざくざくざくざくざくざくっ(熊吾郎の鎌の音)
 ぶれーーーーーーーん、ばすたぁぁぁぁぁ(ストーカーの声)

K「先頭で、何やってんの(砂煙で見えない)」
オ「いい事ネ」

お詫びと訂正
W=Evolution 【1997年11月21日(金) 06時24分】カネシロ記者
下の記事について訂正いたします。

×裏目に出て、名古屋に・・・・

○裏目に出て、名古屋は・・・・

以後はこういうことがないように気をつけます。

W=Evolution 旗揚げ戦
W=Evolution 【1997年11月21日(金) 06時17分】カネシロ記者
十一月二十一日 早朝   場所:山口市維新記念公園(野外)

第一戦
   悲山慧一VS名古屋晶

序盤はどちらも投げ技からダウン攻撃というセオリー通りの攻防が続いた。
動きが出たのは開始1分40秒。悲山はバックブリーカースラムで相手をダウンさせたあと、いきなりジャイアントスイング。これには小生もいささか驚いた。しかし間抜けなことにロープ際で回したために3回回しただけで無情にもブレイク。しかしそのあと、悲山は名古屋をポストへ投げ、走り込んでの浴びせ蹴りがヒット!
しかし、その後名古屋のぴしぴし打撃攻撃でじわじわと体力を奪われていく。
開始2分、悲山の二回目の回し。
その後悲山は調子に乗って、後ろへ回り込んでの大技をねらって行くが、ことごとく名古屋に返されていく。開始3分、まるではかったかのような三回目の回し。
その後、いきなり名古屋が反撃を開始!ダブルリストアームソルト、ダブルアームスープレックス、サイドスープレックスから、低空ドロップキックを連発!この間、姑息にも悲山はジャイアントスイングを二連発!それに怒った名古屋はトップロープからのフロントスープレックスを敢行!悲山は負けじと、バックブリーカスラムでダウンさせ、トップロープからフットスタンプ。いささか地味という印象は否めないのであった。さらに、パフォーマンス「よーしいくぞー!」のあと後ろへしきりに回ろうとするが、ロープ際のため回り込めず、しかしあきらめないと言う頭の悪さを露呈!
ここでいきなり名古屋は得意技ノーザンライトスープレックス!カウント2で悲山は返すもののキック一発で倒れてしまう。そこで息を整える名古屋を悲山はロープに振って、ラリアート。しかし、かわされた。と思ったら、ラリアートをフェイントに大技スタイナーズスクリュードライバー!!ここぞと、六回目の回しが入る!
名古屋はあわてずキックで相手を倒し、余裕の腰くねダンス。
ぶち切れた悲山はバックドロップでのびる名古屋を場外へ突き落とす。それが裏目に出て、名古屋に裏投げ、エクスプロイダー、ノーザンライト、とあらゆるスープレックスを決める。それに対抗し、悲山はバックブリーカースラムからの七回目の回し。そして、ギロチンピースクラッシャー、ピースクラッシャーのクラッシャーオンパレード!!!とどめはブラックタイガーボムで、辛くも悲山は勝利をものにした。
○悲山慧一(8分39秒 ブラックカイザーボム)×名古屋晶

ここで第二試合の報告、といきたいところだが、その後のショッキングな出来事に未だ興奮のさめやらぬ小生はここで筆を置くのであった。

え!?旗揚げ!?いつ?今から!?
W=Evolution 【1997年11月21日(金) 05時30分】カネシロ記者
突然の発表に小生は急いで金城剛のもとへ急いだ。
カネシロ(以降か)「はぁはぁ、ずいぶん、急、な旗揚げです、うんぐ、ごほっね」
金城剛(以降剛)「あんた大丈夫?まぁ落ち着いてウーロン茶でも飲みなよ」
カ「いや、ウーロン茶なんて、どうで・・いやいただきます」
小生は金城の後ろに控える男たちを見て、思わずその雰囲気に飲み込まれてしまった。
カ「あ、あの、そちらの方々は?」
金「あ、あいつら出てくんなっつったのに!おい、あっちいってろ!」
彼らはぶつぶつ言いながら奥の方へ引っ込んでいった。
金「いや、今回の旗揚げ戦は何から何まで極秘って事でやりたかったから。そっちの方が、ほれ、ナニだろ?いいかんじだろ?」
カ「はぁ」
金「それで、今日いきなり旗揚げ戦をぶちかますってのも、ほら、あれだろ?だから何だよ。お、もうこんな時間か。そろそろ行くか!」
カ「え、ど、どこへ?」
金「決まってるだろ。旗揚げ戦だよ」
カ「こ、こんな夜中、いやもう朝か・・・・」
金「だから良いんだよ。この寒い中、男と男が魂を通い合わせる。それでこそプロレスだよ!分かってねぇなぁあんた」

小生は思った。
「分かってねぇのはお前じゃん」

小生は、彼らについていくことになった。名古屋と金城剛はRX−7で、悲山と李、八墓は黒のアスティで、会場に向かうことになった。
カ「あ、あの、ぼくはどうやって・・・」
金「あぁそうだったな、それじゃ俺のチャリでも貸してやろう」
カ「えぇぇー!!」

逆沢 記者・再度の失態
【1997年11月21日(金) 03時37分】逆沢 鰤次記者
記事はいいんですけど、また団体名失敗してしまいました。あらためて、はずかしーーー!!。

「<SMALL>〜闘魂継承〜</SMALL>炎」情報第2弾・下の記事は失敗すんません
【1997年11月21日(金) 03時34分】逆沢 鰤次記者
前回、礼文島での試合をみた後、この団体に興味をもった私は、しばらく追いかけてみる事にした。ちょくちょく道場に顔だして、選手たちとだんだんしたしくなってきた。そのうち選手のインタビューなども投稿することができるであろう。
さて、今回は鳥取砂丘でおこなわれた、「炎」の興行の模様を、前回よりも詳しい選手たちの情報を盛り込みながらお伝えしたいと思う。
鳥取砂丘での興行は、超人・ウルフマン氏の「超人相撲協会」設立記念の一環として建てられた「ウルフマン・激闘の碑」の建立イベントの一つとして行われたものである。会場には、今は現役を退いたが、ほぼ昔と変わらぬ姿のウルフマン氏も訪れてい、団体の知名度の割には盛況であった。

第一試合シングルマッチ・15分一本勝負
B.B 弾駆郎(炎) VS エテモンキー張々(霊挫墓亞ドックス)

弾駆郎選手は「炎」期待のJr.戦士である。まだデビューして日が浅いが、その跳躍力はなかなで、将来性を感じさせる。なにより元気がいい。対する張々選手だが、この選手については、ミスター鬼首選手が最近中国より呼び寄せたJr.選手であること以外は、私にもわからない。
前半は意外にも張々のペースで進んだ。この選手、よく飛ぶ。しかし、あたりは浅く、弾駆郎にも余裕が感じられる。後半責め疲れが出たころに、弾駆郎がミサイルキックで勝機をつかみ、フィッシャーマンズ・スープレックスの2連発で勝利。
張々選手は初登場にも関わらず、よく動けていた。「炎」唯一のJr.戦士であった弾駆郎選手にやっと良きライバルが誕生しそうだ。

○弾駆郎 (7分45秒 フィッシャーマンズ・スープレックス)張々×

第二試合タッグマッチ・30分一本勝負
ローズマリー熊野,大岩 岩岩 組(炎)
VS
マスクド・アリババ、ザ・グレート・ソンシー 組 (霊挫墓亞ドックス)

第二試合は、正規軍VS霊挫墓亞ドックス軍のタッグマッチである。正規軍は副将格の熊野が大岩を良くリードし試合を作っていく。この大岩選手は、プロレスにあこがれて長いことバイトでリング屋さんをやっていた人である。本業は日雇い労働者で、その過酷な労働のなかで異常に頑丈な体を作り上げたらしい。対する霊挫墓亞ドックス軍の方は、・・・実は、あまり詳しく書かないように、とアイアン剛志選手に言われているのだ。だが、ソンシー選手については、もうリング名だけで、どんな選手なのかおわかりの方も多いのではないだろうか。そこのあなた、正解です。
試合は大岩がパワー殺法全開でおしまくる。熊野は一歩退いた感じでリードに徹する。しかし、スタミナの切れた大岩は後半動きが止まってしまう。そこを見逃さない霊挫墓亞軍の二人は、大岩に波状攻撃。アリババはニールキックを連発、ソンシーもロープ拝み渡りで翻弄、最後はソンシーの必殺”ポアー・ボム”が炸裂、熊野のカットも及ばなかった。
しかし、熊野は大岩の試合ぶりには満足していたようで、「今日は良かったわよ!」と慰めの声をかけていた。

○ ソンシー (17分48秒 ポアー・ボム) 大岩 ×

第三試合シングルマッチ・30分一本勝負〜雪之丞・試練の十番勝負〜
アンビリーバブォー雪之丞(炎)VS ミスター鬼首 (霊挫墓亞ドックス)

この試合は日頃からあんまり練習に身を入れず、怠けている雪之丞に、プロレスの厳しさを身をもってわからせるために、アイアン剛志が、将来に期待するが故に親心でくんだ企画なのである。雪之丞は、「ミスターユニバース世界大会」で準優勝したことのある、ボディービルダーであった。そして、その知名度を利用して、スポーツキャスターを目指すも、その高飛車な態度と、美形のマスクを利用してのプレイボーイ振りで、スタッフから嫌われ、番組もすぐに降板、ほされてしまった。その彼が、また注目を浴びたくてしくんだのがプロレス入りであった。実はプロレスファンであったらしいが。
試合の方は、雪之丞は最初から大技ばかりしかけていく。筋肉アピールも鼻につく。これでは剛志選手が怒るのも無理はない。だが、筋肉の割には体も柔らかく、空中殺法もくりだす。これで一生懸命練習したら・・と思わせるだけのものは確かに持っているようだ。しかし、目立とう精神が強すぎてスキが大きいのは、まったくいただけない。鬼首のシゴキがはじまった。凶器攻撃で血まみれにされて、わざとスキを作った鬼首の背後を取ったところを絶妙なタイミングで脇固めにとられて、タップ。いつもは、試合後、マイクで毒づく鬼首も、今日はノーコメントであった。一方、無様な姿をさらした雪之丞だが、「今日はまあまあだったでしょ。まー見ててよ、そのうち俺がメインとるからさ。そしたらもっと客が入ると思うよ。」。この男、全然わかっていない。

○ 鬼首 (9分08秒 脇固め) 雪之丞 ×

第四試合メインイベント・タッグマッチ60分一本勝負
アイアン剛志,レオン・ザ・グレート 組 (炎)
VS
ビザールマン(霊挫墓亞ドックス)、セザール・ゴンブト 組

今日のメインはタッグマッチ。剛志&レオンの正規軍最強コンビが霊挫墓亞軍のビザールマンと、どちらにも属さずに、中立の立場で「炎」に助っ人参戦しているセザールのコンビを迎え撃つ。
剛志は今日も絶好調。得意の”武蔵殺法”でお客を盛り上げる。謎のマスクマン”変態フェチ男”ことビザールマンに延髄斬り、リバースインディアンデスロックとたたみかける。”獅死王”レオンも負けてはいない。セザールにリフトアップスラム、スワンダイブドロップキックをおみまいする。霊挫墓亞軍は剛志の延髄斬り自爆から流れを引き寄せる。合気道の達人セザールの投げが豪快に決まり初め、剛志の古傷である首を複雑なサブミッションでせめる。ビザールマンもパワー殺法で剛志を追い込む。試合終盤は正規軍はピンチの連続。そのたびに、レオンが懸命のカット。ついに決まったビザールマンの必殺技”ハード・ボンデージ”。レオンもセザールに捕まりカットできない。ここで、大剛志コールがおきて、観客の興奮も最高潮。剛志はコールに答えるように自力で脱出、なんとかレオンにタッチ。レオンは、ビザールマンにノーザンライトボム、デンジャラスDDTをくらわせグロッキー状態に追い込み、必殺の”獅死孔牙”をがっちり決めるも、自ら技を解き、剛志に華を持たせるかのようにタッチ。最後は、剛志が延髄斬りからピンフォール。

○ 剛志 (26分11秒 体固め) ビザールマン ×

メイン終了後は全選手がリング上にあがって(何故か霊挫墓亞軍も上がるのだ。なんで?)、恒例の「1!,2!,3!,ダーーーッ!!!」でこの日の興行を終了。
剛志はウルフマン氏と一緒に写真撮影。今日の剛志は終始ご機嫌であった。熊野は打ち上げの準備のために一足先に会場をあとにした。雪之丞は”追っかけ”の女の子たちに囲まれている。私は選手へのインタビューもそこそこに、「ドリフ大爆笑’97」をみるために家路を急いだ。帰りの電車の中で、ふと剛志の顔を思い浮かべようと思ったのだが、今日会場に来た多くの観客と同じく、まったく思い出せなかった。

「<SMALL>〜闘魂継承〜</SMALL>炎」情報第2弾
【1997年11月21日(金) 03時27分】逆沢 鰤次記者
前回、礼文島での試合をみた後、この団体に興味をもった私は、しばらく追いかけてみる事にした。ちょくちょく道場に顔だして、選手たちとだんだんしたしくなってきた。そのうち選手のインタビューなども投稿することができるであろう。
さて、今回は鳥取砂丘でおこなわれた、「炎」の興行の模様を、前回よりも詳しい選手たちの情報を盛り込みながらお伝えしたいと思う。
鳥取砂丘での興行は、超人・ウルフマン氏の「超人相撲協会」設立記念の一環として建てられた「ウルフマン・激闘の碑」の建立イベントの一つとして行われたものである。会場には、今は現役を退いたが、ほぼ昔と変わらぬ姿のウルフマン氏も訪れてい、団体の知名度の割には盛況であった。

第一試合シングルマッチ・15分一本勝負
B.B 弾駆郎(炎) VS エテモンキー張々(霊挫墓亞ドックス)
弾駆郎選手は「炎」期待のJr.戦士である。まだデビューして日が浅いが、その跳躍力はなかなで、将来性を感じさせる。なにより元気がいい。対する張々選手だが、この選手については、ミスター鬼首選手が最近中国より呼び寄せたJr.選手であること以外は、私にもわからない。
前半は意外にも張々のペースで進んだ。この選手、よく飛ぶ。しかし、あたりは浅く、弾駆郎にも余裕が感じられる。後半責め疲れが出たころに、弾駆郎がミサイルキックで勝機をつかみ、フィッシャーマンズ・スープレックスの2連発で勝利。
張々選手は初登場にも関わらず、よく動けていた。「炎」唯一のJr.戦士であった弾駆郎選手にやっと良きライバルが誕生しそうだ。
○弾駆郎 (7分45秒 フィッシャーマンズ・スープレックス)張々×

第二試合タッグマッチ・30分一本勝負
ローズマリー熊野,大岩 岩岩 組(炎)
VS
マスクド・アリババ、ザ・グレート・ソンシー 組 (霊挫墓亞ドックス)
第二試合は、正規軍VS霊挫墓亞ドックス軍のタッグマッチである。正規軍は副将格の熊野が大岩を良くリードし試合を作っていく。この大岩選手は、プロレスにあこがれて長いことバイトでリング屋さんをやっていた人である。本業は日雇い労働者で、その過酷な労働のなかで異常に頑丈な体を作り上げたらしい。対する霊挫墓亞ドックス軍の方は、・・・実は、あまり詳しく書かないように、とアイアン剛志選手に言われているのだ。だが、ソンシー選手については、もうリング名だけで、どんな選手なのかおわかりの方も多いのではないだろうか。そこのあなた、正解です。
試合は大岩がパワー殺法全開でおしまくる。熊野は一歩退いた感じでリードに徹する。しかし、スタミナの切れた大岩は後半動きが止まってしまう。そこを見逃さない霊挫墓亞軍の二人は、大岩に波状攻撃。アリババはニールキックを連発、ソンシーもロープ拝み渡りで翻弄、最後はソンシーの必殺”ポアー・ボム”が炸裂、熊野のカットも及ばなかった。
しかし、熊野は大岩の試合ぶりには満足していたようで、「今日は良かったわよ!」と慰めの声をかけていた。
○ ソンシー (17分48秒 ポアー・ボム) 大岩 ×

第三試合シングルマッチ・30分一本勝負〜雪之丞・試練の十番勝負〜
アンビリーバブォー雪之丞(炎)VS ミスター鬼首 (霊挫墓亞ドックス)
この試合は日頃からあんまり練習に身を入れず、怠けている雪之丞に、プロレスの厳しさを身をもってわからせるために、アイアン剛志が、将来に期待するが故に親心でくんだ企画なのである。雪之丞は、「ミスターユニバース世界大会」で準優勝したことのある、ボディービルダーであった。そして、その知名度を利用して、スポーツキャスターを目指すも、その高飛車な態度と、美形のマスクを利用してのプレイボーイ振りで、スタッフから嫌われ、番組もすぐに降板、ほされてしまった。その彼が、また注目を浴びたくてしくんだのがプロレス入りであった。実はプロレスファンであったらしいが。
試合の方は、雪之丞は最初から大技ばかりしかけていく。筋肉アピールも鼻につく。これでは剛志選手が怒るのも無理はない。だが、筋肉の割には体も柔らかく、空中殺法もくりだす。これで一生懸命練習したら・・と思わせるだけのものは確かに持っているようだ。しかし、目立とう精神が強すぎてスキが大きいのは、まったくいただけない。鬼首のシゴキがはじまった。凶器攻撃で血まみれにされて、わざとスキを作った鬼首の背後を取ったところを絶妙なタイミングで脇固めにとられて、タップ。いつもは、試合後、マイクで毒づく鬼首も、今日はノーコメントであった。一方、無様な姿をさらした雪之丞だが、「今日はまあまあだったでしょ。まー見ててよ、そのうち俺がメインとるからさ。そしたらもっと客が入ると思うよ。」。この男、全然わかっていない。
○ 鬼首 (9分08秒 脇固め) 雪之丞 ×

第四試合メインイベント・タッグマッチ60分一本勝負
アイアン剛志,レオン・ザ・グレート 組 (炎)
VS
ビザールマン(霊挫墓亞ドックス)、セザール・ゴンブト 組
今日のメインはタッグマッチ。剛志&レオンの正規軍最強コンビが霊挫墓亞軍のビザールマンと、どちらにも属さずに、中立の立場で「炎」に助っ人参戦しているセザールのコンビを迎え撃つ。
剛志は今日も絶好調。得意の”武蔵殺法”でお客を盛り上げる。謎のマスクマン”変態フェチ男”ことビザールマンに延髄斬り、リバースインディアンデスロックとたたみかける。”獅死王”レオンも負けてはいない。セザールにリフトアップスラム、スワンダイブドロップキックをおみまいする。霊挫墓亞軍は剛志の延髄斬り自爆から流れを引き寄せる。合気道の達人セザールの投げが豪快に決まり初め、剛志の古傷である首を複雑なサブミッションでせめる。ビザールマンもパワー殺法で剛志を追い込む。試合終盤は正規軍はピンチの連続。そのたびに、レオンが懸命のカット。ついに決まったビザールマンの必殺技”ハード・ボンデージ”。レオンもセザールに捕まりカットできない。ここで、大剛志コールがおきて、観客の興奮も最高潮。剛志はコールに答えるように自力で脱出、なんとかレオンにタッチ。レオンは、ビザールマンにノーザンライトボム、デンジャラスDDTをくらわせグロッキー状態に追い込み、必殺の”獅死孔牙”をがっちり決めるも、自ら技を解き、剛志に華を持たせるかのようにタッチ。最後は、剛志が延髄斬りからピンフォール。
○ 剛志 (26分11秒 体固め) ビザールマン ×

メイン終了後は全選手がリング上にあがって(何故か霊挫墓亞軍も上がるのだ。なんで?)、恒例の「1!,2!,3!,ダーーーッ!!!」でこの日の興行を終了。
剛志はウルフマン氏と一緒に写真撮影。今日の剛志は終始ご機嫌であった。熊野は打ち上げの準備のために一足先に会場をあとにした。雪之丞は”追っかけ”の女の子たちに囲まれている。私は選手へのインタビューもそこそこに、「ドリフ大爆笑’97」をみるために家路を急いだ。帰りの電車の中で、ふと剛志の顔を思い浮かべようと思ったのだが、今日会場に来た多くの観客と同じく、まったく思い出せなかった。

横プロ出場の新田に直撃独占インタビュー!
A.L. 【1997年11月21日(金) 01時29分】憲作記者
横浜プロレスの旗揚げ戦が、数日後に迫ってきた。
今日は、第4試合に出場するアスリーツリーグの新田英二に、直撃インタビューを試みた。
A.Lジャパンジムで、練習中の新田に話を聞くことができた。

憲「いよいよ、横浜プロレスの旗揚げ戦、つまりあなたのデビュー戦が近づいてきたんだけども。」
新「ええ。あと数日ですね。」
憲「調子のほうはどうですか?」
新「悪くはないですよ。まあ、普段通りに練習して。」
憲「第4試合で、横プロのサック万太郎選手と組んで、相手はアニキ&チンピラ…えーと、選手…
  ということなんだけど。」
新「らしいですね。」
憲「相手については、どうですか?」
新「どうと言われても…。実際に見たことないし。でも、アニキとチンピラって、…本物じゃ、ないよね?」
憲「さあ。どうなんですかね?ただ、トミー会長は、おそらくケンカマッチになるだろうと。」
新「うーん。まあ…とにかくやってみないとわからないですね。相手がどうであろうと、俺の力が
  通じれば勝てるし、通じなければ負ける。真実はそれだけでしょう。」
憲「万太郎選手については?」
新「それもねえ。会ったことも話したこともないんで、わからないとしか言いようがないですね。
  ただ俺、タッグマッチってのやったことないんですけどね。その辺も、始まってみないと、どうなるか。」
憲「デビュー戦ということで、特別な意識とかは?」
新「…、いや、それほどでもないですね。さっきも言ったとおり、今回は何も考えずにやってみるだけ。
  自分の力がどんなもんなのかね、試してみるだけですよ。ただそういう意味で、周りに合わせてる余裕は
  ないだろうな、と思うけど。」
憲「なるほど。今日はどうも、ありがとう。」

この後新田は、再び練習に戻っていった。鬼が出るか、蛇が出るか?結果を見守りたい。

新団体UWK、ONLに電撃参戦!
UWK 【1997年11月20日(木) 15時05分】巧記者
UWKオーナーの江口氏がONLに参戦を表明しました。
江口氏が言うには、「この出来事がONLの更なる発展につながれば、
良いんじゃないかな、そのうち凶殺以外にもレスラーを送り込むよ。」
と積極的な発言をしていました。以上、現場から巧が、お伝えしました。

会長の話
横プロ 【1997年11月19日(水) 19時42分】ヒロト記者
初日のカード発表に伴いトミー会長に話をうかがいました。

ト「やあやあ,どおも。」
−初日のカードに参戦していない所属レスラーについて。
ト「ああ,ゼキムはまだ連絡が取れてないから。あとニルバナナはナワバリ争いで故郷のアフリカに帰ってるんだよ。それとマミーは無理。」
−マミーは無理と言うのは。
ト「無理だから無理なの!」
−なぜですか。
ト「・・・。」
サック「だって日本に来てるやつみんなカード組まれちゃってるでしょう。」
−どうゆうことですかサックさん。
サック「だからみんな出てるから誰もできないでしょ。一日ニ試合はちょっと辛いっす。ホントなら,今度は誰の番だっけ,マミー?」

ボカッ!!(サック,会長に殴られる。)

ト「ワーッハッハッハー,なんてね。お前はあっち行ってろ,シッシッ。」
サック「おいヒロト,もっと俺にインタビューをしなさい。そしたら横プロの・・」

ゴキッ!!

サック「ウギャーアアアアアアアアアアアアア!!!!!」(のち沈黙)

ト「フフフ,かわいい奴だ。寝ちゃったから静かにネ。はい,他に質問は。」
−他団体から参戦のレスラーについて。
ト「うん,そうだね。M.O.WのピッコロとZINにはうちのジュニアとやってもらう。彼ら(ピースとレオパルド)は基礎ができてるからいい試合になるよ。僕はピッコロが見たかったから楽しみだよ。それからフリーの新田はちょっと相手が悪かったね。」
−というとあの極道二人組はそんなに強いのですか?
ト「そうじゃなくて,奴等は悪もんだから。試合はケンカマッチになりがちなんだよね。血も出るよ,きっと。まあでも新田は見た限り熱い男みたいだから問題無いね。結果次第じゃ最終日にまたこのカードを組むつもりだし。」
−わかりました。では最後に初日以降のカードについて。
ト「ファイプラーの記事を読みましたよお。参加お願いします。そしてそうなったらマキシマムとの緑のタッグがみたいな僕は。W.W.Oさんぜひともよろしく。あと,メルビィは引き続きシングルでの参戦を希望です。これから交渉します。」

なお,カドモンの般若所属,加藤 驚と“武骨”刑部 兆,さらに斉藤 多夏史の参戦が正式に決定。対戦相手は極道他となるらしい。

初日のカード発表!!
横プロ 【1997年11月19日(水) 18時35分】ヒロト記者
「横浜ぶらり旅、97冬」11/24(月)
       会場 金沢区産業振興センター体育館

▼まえせつ(5分一本)
コーポ・ミヨシ vs グレイ

▼第一試合(15分一本)
ブルドッキン兵助 vs ボンバー泉川

▼第二試合(15分一本)
ガンマー・レイン vs マハトマ チャンドーラホ世

▼第三試合(15分一本)
エアー・スミス vs シュトゥルム・ウント・ドランク

▼第四試合(30分一本)
アニキ & チンピラ
vs
新田 英二(フリー) & サック万太郎

▼第五試合(30分一本)
グリン・ピース & デフ・レオパルド
vs
ピッコロ・ザ・スーパースター(M.O.W) & 東京ZIN(M.O.W)

▼第六試合(15分一本)
レイモンド・ツェッペリン vs ボン・ジョンボビ

とりあえずお腹をひっこめます
R.R.R 【1997年11月19日(水) 08時19分】ATC新聞記者
カドモン 2nd興業に出場依頼されているスパイディうづき選手
のメッセージをここに記します(原文まま)

(うづき)えー、カドモン2nd興業に出場依頼ということなんですが、喜んで出場させてもらいます
相手の斉藤選手はデビュー戦とゆうことなんですが、第一試合の厳しさとデビュー戦の難しさを感じ取ってもらえれば勝敗は
関係ないと思いますのでよい試合をしたいと思います・・・
是非、この試合を原点として、自分のカラーを見つけてください
                
                  (スパイディうづき)

という、もっともなメッセージを受け取ったが、スパイディ選手は
新人の前でみっともない姿はさらせないと、現在お腹のシェイプアップに必死になっている模様です

F・弘樹「すっかり忘れてた!」
HFA 【1997年11月19日(水) 01時02分】ぴろき記者
先日、HFAの事務所から編集部に戻った後にファイプラー弘樹選手から電話がかかってきた。

ファ「あ、ぴろきさん?いや僕すっかり忘れてたよ。」
記者「何をですか?」
ファ「ONL通信を読み返してたんだけど、今月のNEOの大会にはバイソンだけでなくて僕もでるんですよ。」
記者「え、そうでしたっけ?」
ファ「うん。神城純一とかいう新人とやるらしいよ。って自分のことなんだけどね。すっかり忘れてたよ。」
記者「(ONL通信を読み返して)あら、ホントですね。」
ファ「ということで、バイソンと僕がNEOの大会に出て、カドモンにはハイマスター。そしてポイズンがゼーレに出ます。あとスコータイもゼーレに出るかもしれないです。それと、正式にお呼びがかかれば僕は横プロにも出ます。」
記者「了解しました。」

持ち逃げした黄金は何処に?答えはやつの腹の中にあり!!
M.O.W 【1997年11月18日(火) 23時52分】大スポ 谷町記者
先日のHFA11.16大会で、同団体のファイプラー弘樹選手とR.R.R.のデビルマン選手と越境タッグを組み、もののけ軍団魔神衆との6人タッグに臨んだピッコロだが、試合終了後、自分のチームが勝利したにも拘わらずひとりでさっさとリングを降りると、全速力で花道を走り去り、待たせていた付き人のZINと足早に会場を後にしたのである。何故、ピッコロがあのような行動に出たのか。その答えはファイプラー選手の試合後のインタビューで明らかになった。そう、ピッコロはスタチューの額から削り取った黄金をひとりで持ち去ったのである。ピッコロは母国メキシコではマスカラ・コンドルと同じく、映画監督兼俳優の顔を持っている。しかも、M.O.W参戦は自分の映画のスポンサー探しが主な理由だと噂があったのである。そこで記者はピッコロ&ZINが旗揚げ間近の団体、横浜プロレスにそろって参戦するという事実を聞くついでに黄金の所在を聞き出すためインタビューを敢行した。

記者「先日、新団体横浜プロレスの通称トミー会長からピッコロとZINの参戦を希望するプランが出ましたが、それについては御存知ですか?」
ピッコロ「ゲフッ。(腹をさすりながら)ン〜。何かの記事で読んダネ。所属選手の写真見たケドみんなあやしいネ。宇宙人もいるみたいネ」
記者「それはピッコロ選手も同じでしょうに」
ピッコロ「ナニッ!?アナタ、また胸糞の悪くなる事言ったネ。もう帰る」
記者「まだ、終わってませんよ。横プロ旗揚げ戦には参戦するのですか?」
ピッコロ「宇宙人に会うついでにいくネ。ワタス、あの宇宙人にキャトルミューティレーション使い方を教わりに行くネ。きっと役に立つネ。楽しみネッ、グフ」
記者「そうですか、それは良かったですね。ところで、先日のHFAの試合で試合終了後、さっさと帰ってしまった訳ですが、あれはスタチューの黄金を持ち逃げするためですよね?」
ピッコロ「アナタ、今なんて言ったか?ワタシ、ジェントルメンよ。そんな事しないネ。それに山分けなんて聞いてないネ。大体、削った黄金なんてカツオぶしのパック位しかナカタよ」
記者「やっぱり持ち逃げしたんじゃないですか。それで黄金はどこにあるんですか?質にでも入れたんですか?」
ピッコロ「ゲフッ。さっきZINと試したネ。」
記者「は・・、あっ、まさか?」
ピッコロ「味はナカタネ。いっぱい試したネ。ソバ、ウドン、オコノミヤキ、それとラメン。どれにトッピングしても味はシナカタネ。ちょっと期待ハズレだったネ」
記者「全部ですか?」
ピッコロ「オフコース!全部ネ。ケチってもしょうがないネ。明日が楽しみネ」
記者「何がですか?」
ピッコロ「きっと、ゴールデンシットが生まれるネ。グフッ」
記者「それって金箔排泄物って事じゃないでしょうね?もう、結構ですっ」
ピッコロ「アナタが聞いたから教えてアゲタネ。やっぱりアナタ、ウンコタレネッ。ファッ◯ン!!」


インタビューにあるとうりピッコロは持ち逃げした黄金を試食した模様である。また、横浜プロレス旗揚げ戦に参戦する意向があるらしい。

猛毒巨人、ゼーレに参戦!
HFA 【1997年11月18日(火) 13時37分】ぴろき記者
今日はなんとなくHFAの事務所に行ってみた。すでにみなさんお忘れかも知れないが、実はHFA社長兼任のファイプラー弘樹選手(24)がいたのでいろいろ話を聞いてきた。

記者「ども。結局黄金はピッコロ選手の持ち逃げですか?」
ファ「金にがめついからな、あいつは。映画を作るための金が欲しいんだろ。しかしあいつの映画って一体どんなのだ?」
記者「そういえばピッコロ選手は映画監督兼俳優でしたね。」
ファ「まあ、そんなことはどうでもいいや。」
記者「ところで、横浜プロレスからファイプラー選手の名前が挙がっていましたが。」
ファ「僕はどこへでも行くよ。ちゃんとギャラさえ払ってくれれば。でも南極は勘弁ね。」
記者「南極といえば、非公式ながらゼーレが次回大会の対戦相手を募集しているようですが。」
ファ「そうそう。これまだ内緒なんだけど、向こうの“大虚人”アンドレ・ジャ・ザイアントとうちの“猛毒巨人”ポイズン・ジャイアントとの試合が決定してるんだよ。内緒だけど。」
記者「大虚人対猛毒巨人ですか。なんかすごそうですね。」
ファ「アンドレは虚弱体質らしいよ。すぐ息切れするって聞いたから。」
記者「ポイズン選手は首絞めを得意としてますよね。そしたらなおさら息切れしちゃってポイズン選手の楽勝なのでは?」
ファ「いやいや、そこに落し穴があるんだよ。まあ、それは見てのお楽しみだね。」
記者「でもポイズン選手って地下組織OGREのモンスターでしょ?それがHFAの社長命令で他団体にプロレスしにいくってのも変ですね。」
ファ「まあ、その辺のことは深く考えないでよ。でもポイズンを野放しにしておくわけにはいかないから、見張り役としてまことを同伴させるよ。」
記者「まこと選手はゼーレのリングに上がらないんですか?」
ファ「あいつはダメだよ。他団体に上がるほどの価値ないから。ダメダメ弱虫くんだよ。」

というわけで、ついに魔神衆のポイズン・ジャイアントがONLに見参する。皮膚がただれ猛毒を吐く巨人の実力やいかに?

加藤「出してくれー」
カドモン・般若 【1997年11月18日(火) 02時29分】ワンダラー・KYOU記者
 カドモン2nd興行が延期の可能性が出てきている今(全部セルジオのせい)、山中で合宿中の般若も、そろそろ対戦がしたくなったと見える。加藤驚選手から連絡があった。何と横浜プロレスの興行に参戦を表明する意向らしい。
 どうやら加藤選手、横プロのトミー会長の談話の中にカドモンが出てこなかった事が気にかかるらしい。

K「横浜ですか」
加「そういう事だ。もうヒマでヒマで」
K「今回は誰が行くつもりで」
加「俺と“武骨”と……あと、調整済めば斎藤もできるなら、ね」
K「全員ですか」
加「大がかりにやりたいと言ってるからね」
K「ちょっと欲張りじゃないですか?」
加「うーん。そこは横浜さん次第でしょ。ウチは全団体と積極的に交流するって触れ込みしてんだからね」
K「希望する対戦相手はいますか」
加「誰とでもいいよ」

 と、言うわけで般若(特に加藤驚)が横浜プロレス旗揚げ戦に名乗りをあげる事になった。カドモン渉外担当部長だけに、おそらく直に交渉に出るつもりだろう。
 そう言えば、加藤選手には本人の与り知らぬ所で騒動があった。

K「NEO・GONGSの流星満潮選手が、加藤選手に対戦要求して、会社に差し止めくらったって話知ってます?」
加「今、初耳だよ。だって合宿してたもん」
K「(事件の事を話して)加藤選手自身はどう思います?」
加「なんだ。団体的に問題あるんか……。やっても良かったけどね」
K「何でも委員会の方で、加藤選手がネオのルールに従わないだろうという声が出てきましてね。それで流星選手がキレてしまったんですよ」
加「俺がスコータイに、どうして勝てたのか……やっぱ、分からないよ。実際にタイマンせんとね」
K「はぁ」
加「さて、そろそろ練習を再開するよ。リングも出来たし」
K「あんた、こんな山中にリングを!」
加「お猿さんしか見に来ないけどね。まず人間の来られる所じゃないからねぇ。全部手作業さ。人目を避けて練習するにはもってこいの場所だよ。ココ」
K「そりゃ、般若を除けば、知っているの僕だけですからね」
加「あとね。籠を下ろすと、グルーサムにもなるんだよ」
K「竹籠のグルーサム……あんたら、ホンマにボーイスカウトかいな」

最悪の挑戦者と見て下さい
カドモン 【1997年11月18日(火) 01時56分】ワンダラー・KYOU記者
 ゼーレが次回興行の相手を募集していると聞いて、何とカドモンのお笑いマネージャー、P・サミー・オノー氏が名乗りを上げた。
 オノー氏と言えば、カドモンきってのへっぽこレスラーの生みの親。しかもセルジオが正規軍的立場にいる以上、参戦させるレスラーは前座戦線を湧かしている選手たちに間違いない。

オ「いやー。いよいよ私の出番ネ」
K「恥も臆面もなく、よく輸出する気になりましたネ」
オ「ふっふっふっ。ここは早く軍団員を召集するネ」
K「軍団員は何人いるのかい」
オ「1327人」
K「そのうち、単体で戦えるのは何人だ?」
オ「用意できる怪人は3人ネ。あとは戦闘員ネ」
K「ストーカーと、ニコルズと……後は誰だい」
オ「いいのがいるネ。だけど、今は内緒ネ。きっとピッコロなんか目じゃないネ」
K「あんたピッコロ敵視してるネ」
オ「あいつにだけはお笑い大賞は渡さないネ」
K「調整はすんでるのかい」
オ「ストーカーはいつでもスタンバイOKネ」
K「対戦相手は誰を希望してるのかい」
オ「当然、チルド冷凍の2人ネ」
K「チルドレンだよ。アスカとシンジね。ゼーレにそう連絡するよ」
オ「あっ、ゼーレに言っといて。セルジオはぶさいくが正解だよ」
K「はい!?」
オ「サッカーやってると、石頭になってニキビがぶつぶつネ。しかもセルジオは野
  人の崇拝者だよ。どうしょうもないネ。見た事はないけど」
K「所で、そろそろ軍団名決めたらどないしょ」
オ「南蛮帝国」
K「はいはい。ホントは何ですか」
オ「だから南蛮帝国に決定したのネ。ストーカーたちと相談して決めたネ」
K「ホントにそれでいいんだな」
オ「当たり前ネ」

 恐らく近日、あなたのネットに恐怖のオノー軍団改め「南蛮帝国」が来襲する!
ゼーレの皆さんはどうか見捨てないでください。
 あと、多分インビンシブル・ストーカーが偵察(ストーク)に訪れるでしょうが
彼は断じて使徒の類ではありません。沈黙させないでください。

横プロ出場の新田とは誰だ!?
A.L. 【1997年11月18日(火) 00時57分】憲作記者
旗揚げ前にして早くもONL界の注目を集めている横浜プロレスだが、その旗揚げ戦に
「新田英二」なる選手がフリーで参加するらしい。
この新田、現在のところまったく無名であるが、一体何者なのか?興味を覚えた記者は、
新田が所属しているという「Athletes’League(アスリーツ・リーグ)
ジャパンジム」へ、単身取材に乗り込んだ。
岡山県に存在する「A.Lジャパンジム」では、同ジム代表小磯重治(52)氏に
話を聞くことができた。

記者「まずは、『アスリーツ・リーグ(以下A.L)』とは何なのか教えてください」
小磯「そうですなあ。まず、A.Lというのは特定の団体の名称ではありません。
   不肖ながらこの私が提供する、闘いの場、とでも言うんですかな。
   ほれ、空手の『K−1』ちゅうやつが、今人気があるでしょう。あれは、K−1という
   団体があるわけではないですわな。いろんなとこから選手が集まってきて、K−1という
   大会を開いておる。あれと同じようなもんだと考えてもらえば、わかりやすいんじゃ
   ないかな」
記者「なるほど。で、その大会を主催していくのが、このA.Lジャパンジムということですね?」
小磯「うむ。ま、とりあえずはそういうことです」
記者「そのA.Lでは、どのようなスタイルで闘いをしていくのですか?」
小磯「闘い方は、こちらからはいっさい限定しません。今流行の総合格闘技…というよりは、
   プロレスですな。あれは面白いでしょう、なにしろ5秒までは反則してもいいんだから」
記者「ということは、A.Lでも…?」
小磯「5秒までは何をやってもかまいません。もちろん、武器の使用もありです」
記者「ふーむ。要するに…、要するに、プロレスなんですね」
小磯「そう。要するに、プロレスです。ま、ちょっと普通のプロレスと違うのは、A.Lでは
   軽量級、中量級の選手をメインに扱っていきたいと考えております」
記者「今回は新田選手が、横浜プロレスに出場するということですが…」
小磯「ええ、ちょっとしたツテでね。なんでも今度旗揚げするっていう話なんで、まあ、
   ちょっとでも華を添えられたら、ということでね」
記者「その新田選手ですが、どんな選手なんですか?」
小磯「昔私が空手を教えておってね。その後、シュー…シュート…ボクシング、とかいうのを
   やっておったらしい。たまたま夏頃会う機会があってね、今度A.Lちゅうのを
   やることになったんだが…という話をしたら、俺にもやらせろ、と。
   それからもういっぺん私が鍛え直してね、まあ今回やってみるか、ちゅうことで」

この後もいろいろと話を聞いたのだが、今回はここで筆をおこう。
新田は今後、横浜プロレスの他にも、いくつかONLのリングに上がる話があるらしい。
まだまだその全貌は見えてこないA.Lだが、記者はひとまず期待してみたい。

W杯裏試合、結果速報その1。ガイツ正式デビュー、そこにNEOの・・・
ゼーレ 【1997年11月17日(月) 16時42分】ホークマン記者
昨日行われた、ゼーレ・ジオフロントアリーナ大会の結果速報(観衆2800人)※7万人収容可
当日決定したため2800人でも大健闘といっておこう。

第一試合
マスク・ド・シロクマVSエアガイツ(本物)

エアガイツの正式デビュー戦となった第一試合だが入場時にまた一波乱。
先に入場したエアガイツだがなぜか見知らぬセコンドがついている。
リングに入る前にガイツがマイクをつかむ
「おい、もっと強いやつとやらせろ!!シロクマじゃ、相手になんない。上の選手とやらせろっつうの。なんだったらブローガンでもいいぞ。『んを』はもっと上を目指すんだ!!」
もちろんブーイングの嵐。「ひっこめ!バカ!!」「そういうことは勝ってから言え!!」「一生デビューすんな!!」「んを、しょっぱい!!」とのきびしい野次が飛ぶ。
しかしガイツは観客にむかって「うるさい!!だまれ!バカっていうやつのほうがバーカ!!」と大人げない発言。
シロクマのテーマ曲がかかる。しかしなかなか入場してこない。結局1曲終わってしまった。客もさらに騒然としてきた。
その時、異臭とともに大柄な男が花道と疾走してきた。選手会長ジル・コリントだ!!客はコリントコール一色。「コーリント!!コーリント!!」「コリント!!そんな奴は潰してくれー!!」と叫びまくり。
リングに上がったコリントはマイクをつかみ
「おい!!いいかげんにしろ!!お前のわがままにこれ以上付き合ってられん!!俺なら文句はないだろ!!」
ガイツは「おっ、おう。受けてたつ!!」と声を震わせながら応える。マスクをしているもののビビっているのが手に取るようにわかる。
コリント「3分だ!!3分!!メインがあるからな、俺は。お前ごときに時間をかけてられん。」
ガイツ「いや2分でけっこう」
噛み合わないマイク合戦をくりかえす。結局ジル・コリントVSエアガイツに変更された。
10時37分、運命のゴング!!
開始からコリントが一方的に責める。明らかに潰しにきている。ほぼ1分間ガイツに攻撃を許さない。55秒、ついにガイツの初攻撃!!顔面ニー一発で早くもコリント流血!!しかし、流血したコリントはさらに攻撃を強める。ガイツはその1発のみで後が続かない。「3分、もたないんじゃねーか?」と野次が飛ぶ。
1分30秒過ぎ、責め続けられたガイツはたまらず場外エスケープ、のはずがなんとセコンドとタッチ!!ガイツは場外へ転落、セコンドがリングイン!!
「ガイツの味方は全員潰してやる!!お前も潰す!!」とかまわずそのセコンドを殴り付ける。しかしそのセコンド、なかなかいい膝蹴りを見せる。
「あれっ?あいつNEOのやつじゃねえか?」「あっ!そうだ、中田だ!中田!!」「NEOの中田だ!!」
ガイツのセコンドはなんとNEO所属の中田慎吾選手であった!!あまりにも地味なのかリングに上がるまで(上がっても)なかなか気付かれなかったが明らかに中田選手である。いい蹴りを連発、そして裏アキレス腱固めでコリントに反撃をする。ガイツは場外でぐったり。中田の反撃も長くは続かず徐々にコリントが追いつめていく。3分過ぎ、ついに必殺ワキガ・DE・ポンが中田に炸裂!!たまらずガイツにタッチ。まだぐったりしているガイツだが中田とツープラトン攻撃でコリントにダメージを与える。中田の援護もありガイツの攻撃が徐々に決まる。5分20秒、ガイツがジャーマンでコリントを投げる!!!しかしコリントすぐ立ち上がり袈裟斬りチョップでボコボコにする。ワキガ・DE・ポン連発でガイツを絞め落としにかかる。中田もカットに入るが袈裟斬りチョップで返り討ちにあう。
6分13秒ガイツ無念のギブアップ!!コリントは1対2のハンディキャップ戦を難なく乗り切る。
○ジル・コリント(6分13秒ワキガDEポン)エアガイツ×

コリント「おい!これがプロの厳しさだ。わかったか、ガイツ!!デビュー前にチャラチャラ遊んでるようなやつは勝てないんだよ!!『んを』だかなんだか知らないけど、そんなこと考える暇があったら練習しろ!!(マイクを叩き付ける)」
といい残し足早に控え室へと戻っていった。
ガイツ、いまだぐったり。中田が介抱する。ようやく立ち上がったガイツがマイクをもって一言、言おうとした瞬間、中田がマイクを取り、叫ぶ
「オーナーなら何をやっても許されるのか!?」
その一言をいうとガイツを置き去りにしたままリングを降りシャワーも浴びずタクシーに乗り込み消えてしまった。
「中田、んをなんかに入るなよー!!」との声も客席から上がる。
一人リング上に取り残されたガイツだが「ファッキン!ゼーレ!」と言い残し控え室に戻った。
観客はガイツのやられっぷりと、思わぬ中田の登場にそこそこ満足しているようだ。

試合後のコメント
コリント「エアガイツに関してコメント出すほど俺は暇じゃない。けど一言。会社に不満をいいたい気持ちはは俺にもある。そのことについてはガイツの気持ちがわからんでもないが、あいつに不満を言う権利、まして軍団を作る権利はない。デビューもろくにしてないのに、そんなことできるほどプロレス界は甘くない、というのを肌で感じ取ってもらうために俺が急遽出た。これで、あいつも反省するだろうし。もう、いいか、こんなもんで?」

エアガイツ「きょうは臭いおっさんに付き合っただけ。全然、体の痛みもない。だってデビュー戦でまがりなりにもおっさんに勝っちゃったらやばいでしょ。(NEOの中田選手はなぜガイツ選手のセコンドについていたんですか?)詳しいことは本人に聞いてくれ。(『んを』のメンバーなんですか?)そういうことになるのかな。だからその辺は本人に聞いて。(ほかにも『んを』に賛同している人はいるんですか?)いっぱいいるよ。増えるよ。これからも。来るものは拒まず、だからね。まあ、きょうが始まりだから・・・・・・・・・、ダァーーー!!」

中田はタクシーでとっとと帰ってしまったため、真意はわからず。
はたして中田は正式に『んを』入りなのか?

バサラ、流星戦への決意を表明!
W.W.O 【1997年11月17日(月) 16時01分】豊田 前記者
17日午後、W.W.O事務所から公式のFAXが送信されてきた。
内容は次の通り。

「(挨拶文:略)この度、W.W.Oに所属が決定したバサラ選手ですが、 本人のマスコミからのインタビューは一切受けたくない、という希望により、W.W.O事務所ではバサラ選手の取材としてはW.W.O事務所からの公式な文書以外のコメントは出さない、という方針を取っていくことを決定いたしました。

さて、予定されているNEO GONGS所属の流星選手との試合についてのバサラ選手のコメントが取れましたので、お知らせします。

W.W.O代表 mae」

ここまではワープロの文章であったが、ここからバサラ選手の書いたとみられる直筆文字で、

「帰国第一戦の相手の流星選手だが、試合の様子も見せてもらったし、ここ最近の状況も聞かせてもらった。彼との対戦については、スタイルもルールも納得した上で試合に望ませてもらう。
彼には打・極・投だけがプロレスのすべてではない、ということを身をもって学んでもらおうと思っている。
それと・・・彼の必殺技はムエタイ仕込みのローキックだそうだが、必殺技というのは正に一撃必殺の技を言う。
何度も出さなければ相手を倒せないのであれば、それはただの得意技だ。
そのあたりも俺の技を受けて学んでもらおう。
最後になるが、今後俺はどの団体、どの選手とでも戦う用意はできている。
俺の存在を消せる選手との対戦を望んでいる。
W.W.O所属 伐折羅」

この書面では、W.W.Oとしての公式な取材許可は出せない、となっているが、バサラ選手との非公式なインタビューは特に規制はなさそうだ。
まだバサラ選手の行方は分かっていないが、分かり次第直撃でインタビューを行ってみたい。

あれっ!?大会あったの!?
ゼーレ 【1997年11月17日(月) 14時00分】ホークマン記者
11/16(日)日本国民がサッカーに沸き返っているなか、なんとゼーレは同じ時間帯にわざと生で試合を放送していた(NET)!!なぜ、10時過ぎから試合を開始し、しかも生放送を緊急決定したのであろうか?大物外国人ビッグバン・スタン・ブローガンを急遽招聘するも、どう見てもサッカーに勝てるはずもなく視聴率は0.7%にとどまった。
なぜ大会そのものを緊急に決定し、しかもサッカーと同じ時間に生放送をぶつけてきたのかゼーレ会長キール・ローレンツ氏に聞いてみた。
− 「なぜサッカーと同じ時間帯に急遽大会を開く必要があったのですか?」
キール 「チャレンジ宣言、が、いいね。・・・・・あのね、なにごとにもぶつかっていく精神が重要なわけよ。別に最初からサッカーに勝とうなんておもってないんだよ。実は私もサッカー見てたからね。そりゃそっちのほうが興味があるからね。まあ、日本が勝ったから嬉しいけど、ちょっと残念な部分もある。」
− 「残念な部分というと?」
キール 「セルジオ君の素顔が見たくてね。カッコイイのかブサイクなのか、冬月とアスカと私の三人で賭けしてたんだ。アスカはブサイク、冬月はそこそこ、私はカッコイイにそれぞれ賭けてたんだけどね。だけどセルジオ君の素顔と日本の勝利のどっちを取るかといったら、そりゃ日本の勝利を取るでしょ。」
− 「なぜ、わざわざ生放送なのかがわからないんですけど・・。」
キール 「だって、サッカーが生だからね。目には目を、生には生を。やっぱり生のほうがいいよ。ゴムはダメ。あっ、今の部分はカットね。」
− 「生放送ってそんなに急に放送を決められるもんなんですか?」
キール 「大会を決定したのが当日の朝10時。その1時間後ぐらいにはNETでの生放送は決定したね。私のコネで。」
− 「大会決定が当日の朝10時!?すごいですね!選手は当日まで試合あるの知らなかったんですか?」
キール 「そういうことになるね。まあうちの所属選手は暇人が多いから何とかなるんだよ。大変なのはブローガンよ。莫大なカネ払って来てもらったよ。時間的に無理があったからね、それが1番大変だったよ。なんせ11時30分発の便に乗ってもらってNYから呼び寄せたからね。」
− 「11時半にNYを出たんですか!?じゃあ東京につくのギリギリじゃないですか!!12時間はかかりますよ!!なんでわざわざ大金出してNYからブローガンを呼ぶ必要があったのですか?それも時間的にギリギリなのに。」」
キール 「ホント、ギリギリだったよ。会場に着いたときにはセミ前だったから。危なかったよ。なんでブローガンなのかって言ったら、やっぱり彼は大物だからね。どうせブローガン呼んでもサッカーには勝てないのはわかってるしね。やっぱりサッカー見ないでこっちを見てくれた人へのサービスでしょ。」
− 「それにしてもリスクが大きいじゃないですか。視聴率0.7ですよ!ブローガンを莫大なカネだして呼んだところで。また借金が増えただけじゃないんですか?」
キール 「借金は増えたよ(笑)。だけど見所満載だったでしょ。エアガイツもようやくデビューしたしメインでコリントは勝ってくれたし。(試合レポート参照)」
− 「盛り上がったというか暴動寸前でしたけどね。」
キール 「いいんだよ、盛り上がれば。また今度も突然変なことするから、そのときはよろしく。ByeBye。」

この会長が更迭されるのは時間の問題であろう。

W.W.O第四の男、バサラ帰国
W.W.O 【1997年11月17日(月) 10時50分】豊田 前記者
NEO GONGSの流星 満潮との対戦を控えたバサラが16日午後メキシコより帰国した。

アマレスから鳴り物入りでプロレス入りした素顔のバサラは某○○JAPANでデビューした。
ショーファイトを徹底的に嫌い、体も小さかった彼は連日第一試合に甘んじる。
煮え湯を飲まされ続けたが、念願のヨーロッパへの武者修業へと赴く事が出来た。
それから数ヶ月。充実した試合をし、着実に人気が出てきたところに
○○JAPANより帰国命令が出たが、同団体に対しての気持ちが冷め切っていた彼はそれを拒否。
後にメキシコへ渡り、それきり消息が途絶えたまま6年間音信不通の状態だった。
○○JAPANも音信不通となったバサラを解雇処分。
メキシコのローカル団体でマスクマン「バサラ」として活動をしていた所をW.W.O代表mae氏
が発掘。メキシコに骨を埋めるつもりだった彼であったが、W.W.Oの理念に賛同。
所属契約を交わし帰国となった。

空港のロビーに取材陣が待ち構える中、手続きを済ませたマスク姿のバサラが歩いてきた。
素顔の時代を知る私であったが、マスクを被った彼の姿に違和感は全く感じられなかった。

豊田「お帰りなさい、どうですか?久しぶりの日本の空気は?」
バサラ「・・・・・・・・。」
豊田「W.W.O入りの経緯を教えてくれませんか?」
バサラ「・・・・・・・・・・・・・・・。」
豊田「じ、じゃあ帰国第一戦の相手、流星選手についてどう思われますか?」
バサラ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どけ。」
豊田「へ?」

取材陣はバサラの殺気にも似た気配に完全に押されてしまった。
そして、バサラは迎えに来ていたW.W.Oの社用車に乗り込み何処へか消えた。
困り果ててしまった我々はW.W.Oの事務所へ何度か電話を入れ、
取材を申し込もうとしたが留守電が応答するのみで全く連絡がつかなかった。
17日現在彼の日本での消息はつかめていない。

気になる参加選手
横浜プロレス 【1997年11月17日(月) 03時13分】ヒロト記者
試合開催の決定にあたり、気になる他団体出場選手についてトミー会長にインタビューしました。

トミー(以下、ト)「やあやあ、どおも。」
ヒ「まずはおめでとうございます。いよいよONLデビューですね。」
ト「まーねー。」
ヒ「さっそくですけど、他団体に参戦を要求しているとのことですが。」
ト「うん、そうだね。うちの場合、所属レスラーは多いけど結構みんなフリーに近いんだよね。
  外人多いしね。だからいつもみんなうちの道場にいるわけじゃないんだよ。
  カード組まれたら呼ぶってやつもいるしね。まあ契約社員のようなさ、仕事があるときだけとゆうか。」
ヒ「そういえば僕は横プロのレスラーが全員そろったところは見たことないです。」
ト「俺もないもん。」
ヒ「そこでやはり他団体に。」
ト「そうだね。ONL参戦記念だし、久しぶり大きめの大会だからカードを充実させたくてね。
  うちのレスラーまだ連絡とれないのもいるし。」
ヒ「では具体的に声をかけてる団体やレスラーについて。」
ト「うん、まあいくつか声をかけてるよ。はっきり参戦が決まってるのはフリー参戦の新田選手だけかな。
  彼は二日間くらいでてもらうかもね。フリー参戦だし。」
ヒ「他には。」
ト「M.O.Wさんなんかにはね。うちのジュニアヘビーの奴らは、やっぱりピッコロあたりを意識してるしね。
  ピッコロ・ザ・スーパースター、メルビィ・ニムガーレン、ファイプラー弘樹。
  まあこのあたりは人気レスラーだからね。一度には呼びづらい。そういう意味でピッコロの弟子の東京ZINなんか
  はどうかな。なんとなく暇そうな感じかもし出してるし。もちろん師弟タッグも見てみたいね。M.O.Wさんには
  その辺で考えてもらってぜひ参戦して欲しいね。交渉はこれから。
  あと弘樹はマキシマムと組んでタッグでぜひ。」
ヒ「なぜです?」
ト「コスチュームがさ、二人並ぶとなんかいいでしょ。ここもまだ話してないけど。」
ヒ「結局みんな呼びたいみたいですね。わかりました。最後に他団体に向けて何かありましたら。」
ト「今オフの所やフリーの選手、体がなまってる人、声をかけて下さい。基本的に無条件です。
  今後とも横プロよろしくね。」

−なお、対戦カード発表は出場選手が決まってからとのことであるが、メルビィ選手参戦決定の場合は、マハトマ
 チャンドーラVII世かグリーン・ピースとのシングルマッチとなるらしい。  

告知コーナー
横浜プロレス 【1997年11月17日(月) 02時45分】ローカル新聞『はまがぜ』記者
=ここは、『はまかぜ』告知コーナーです。一行200円から。=

■え?信じられない!AカップがFカップに!!!(20歳.学生)
     美容外科 浜クリニック  0120-★□♪※

■フロアレディー募集 時給2.500円〜
     パブ シクラメン   (桜木町)045-*▲○♯
  
■横プロONL参戦記念ツアー「横浜ぶらり旅、97冬」開催決定。

   開催日予定 11/24、30 12/2
   会場    未定(市民体育館他)

 対戦カードは出場選手が正式に決定したら発表します。(広報部)

■「よしひろ!もうすぐ冬だ。」父.房夫

やっぱり岡野はエラかった!
カドモン 【1997年11月17日(月) 01時44分】ワンダラー・KYOU記者
 マレーシア・ジョホールバルで行われたサッカーワールヅカップ・アジア第3代表決定戦は、2対2のまま延長戦にもつれ込んだ末、後半に岡野のVゴールが決まり、見事フランスへの切符を手に入れた。
 これがONLに何の関係があるかというと、カドモンにはサッカー日本代表のギミックをしたセルジオ越前選手がいるからだ。セルジオ選手は、日本イレブンが予選敗退したらマスクを脱ぐ覚悟だった。
 セルジオ選手は多くの日本人サポーターとともにシンガポールからジョホールバル入りし、選手たちの動向を見守っていた。この試合の勝利によって、最近沈みがちだったセルジオ選手の心も大きく開いたと言っていいだろう。

 【セルジオ選手からの電話】
 「やりましたッス。やっぱり岡野は偉い人だったんです! 彼が僕のマスクマン人生をくい止めてくれたんです。もう神様仏様岡野様ですよ! もう感無量です。
この気持ちを大事に、明日のカドモンの輝きになります!」

 カドモン実行委員会では今回の代表決定記念に、2nd興行で内定していたセルジオ、加藤驚組vsインビンシブル・ストーカー、C・W・ニコルズ戦を取り下げ、
セルジオ選手をメインにしたボーナスマッチを用意する事になった。

新団体旗揚げ!?
W=Evolution 【1997年11月16日(日) 23時53分】カネシロ記者
先日李小龍なる選手がフリーとして登場したが、彼はどうやら「W=Evolution」なる、近々旗揚げ予定の新団体の偵察的役割を担っていたらしいことがこのたび小生の取材で明らかになった。主催者は金城剛。黒のレガースに赤のワンポイント、胸には二つ星のタトゥーを入れた、寂しがりやのナイスガイだ。
偵察役の李の話を聞き、他団体の選手の実力を聞いたとき、正直金城の心は揺れた。
「果たして興行は成り立つだろうか?」
李と同時期に現れた、新田英二選手やミスター鬼首選手の実力は、明らかに自分たちのメンバーよりも格上だったからだ。
しかし結局彼はあてもない旅の一歩を踏み出した。

「やるしかないよ。これからだ」

11.16HFA大会(追記)
HFA 【1997年11月16日(日) 22時17分】ぴろき記者
先ほどの記事で第五試合の結果を記載し忘れていました。

○バイソン(9分51秒:KO)×ハイマスター

前回の記事はいきなり出だしから試合模様のレポートになっていたことをおわびいたします。さらに第四試合のフィニッシュを見逃し、第五試合の結果を書き忘れたひろき記者は休養処分となり、しばらくの間は代わりに私「ぴろき」がHFAの模様をお伝えしていきます。

HFAの次回興行はまだ未定。現時点で、ハイマスターのカドモン参戦とバイソンのNEO GONGS参戦が決定しています。

「“OGRE” VS 結盟軍」第一章、開戦!
HFA 【1997年11月16日(日) 21時58分】ひろき記者
▼第一試合▼
田所 大介 & クラッチャーまこと
       VS
ビクトル・キリアコフ & ヤンキー・スミス

正規軍の日陰連中を寄せ集めたタッグマッチは、田所のピンチにまことがカットに入らないため、田所はつらい戦いを強いられる。最後はキリアコフが自分の名前と同じビクトル投げから手加減なしの膝十字で田所を仕留めた。

○キリアコフ(9分43秒:ビクトル膝十字固めCritical)×田所

このマッチメークに不満気だったキリアコフは無言で控え室に戻っていった。一方、まことに見捨てられた田所は怒りをあらわにしていた。

田所「くそやろー、このガキ!やる気がないならやめちまえ!」

▼第二試合▼
金 韓宇 VS ポーカーフェイス

“OGRE”VS 結盟軍の第一戦。「HFAの反則王」ポーカーフェイスだが、金との間にはかなりの実力差があったようだ。

○金(4分15秒:スリーパーホールド)×ポーカー

金とアルヴァレス(カドモン)の「テコンドーVSカポエラ」の対決は面白そうだ。

▼第三試合▼
“横綱”あけぼの VS カミカゼ・カラテマン

“OGRE”VS 結盟軍の第二戦。えせ空手家のカミカゼ・カラテマンでは横綱に太刀打ちすることはできなかった。結盟軍の2連勝。

○あけぼの(5分22秒:エルボードロップホールド)×カラテマン

▼第四試合▼
ファイプラー弘樹 & ピッコロ・ザ・スーパースター & デビルマン
              VS
ゴールド・スタチュー & ワータイガー & ポイズン・ジャイアント

今回一番注目される一戦。ファイプラーの希望通り、M.O.WのピッコロとR.R.R.のデビルマンが参戦して、魔神衆トリオと戦うことになった。個々のレベルを比べると魔神衆の方が上と思われるが、タッグマッチだからどうなるか分からない。何の関係も因縁もない2人をパートナーに指名したファイプラーの真意は結局分からぬまま今日まで至った。

リング上はさながら「ファイプラー&けだもの5人衆」といった模様だ。ピッコロとデビルマンの見た目は魔神衆並だ。序盤から乱戦となったこの試合、開始1分にはデビルマンがワータイガーに対して大鎌攻撃。そこでファイプラーが「相手が違うぞー!」と叫んでいたのは、今にして思えば納得できる。続いて出てきたピッコロはスタチューに対して大鎌攻撃。黄金で出来たスタチューの額を削り取る。試合は混沌と進んでいき、6分過ぎにデビルマンが今度はポイズンに対して大鎌攻撃。ポイズンの血の色は予想に反して赤色だった。ファイプラー軍は意外な健闘を見せていた。

そして8分40秒。試合権利があったのはデビルマンとワータイガーだったが、乱戦の中でファイプラーのローリング・バックブローが炸裂してスタチューの動きが止まった。魔法が切れたのか?記者がそのことをメモっていると、なぜか試合終了のゴングが鳴った。「試合権利があるのはスタチューじゃなくてワータイガーだろ?」と思ってリング上を見てみると、なんとワータイガーもKOされている。一体誰のどの技でKOされたのか?ファイプラーは動かないスタチューに対して追撃していたし、ピッコロの丸め込みではKOできない。ということで、どうやらデビルマンのビッグファイヤーでワータイガーはKOされたようだ。

○デビルマン(8分48秒:KO)×ワータイガー

試合後、ピッコロは早々と控え室に引き上げたが、ファイプラーとデビルマンは残ったポイズンに対し勝利を誇示していた。そしてファイプラーが控え室に帰る途中にインタビューを行なった。

記者「勝ちましたね!やったじゃないですか!」
ファ「あ、うん。それより一回しか削れなかったのは痛いなぁ。」
記者「え?削るって何をですか?」
ファ「黄金だよ。お・う・ご・ん。」
記者「もしかして今回のパートナーを選んだ理由は…」
ファ「うん、そう。黄金削りのために雇ったのさ。でも一回だけだったからねぇ、3人で山分けしたらほんのちょっとだよ。」
(控え室にたどり着いて)
ファ「あれ、ピッコロは?えっ、帰った?」
記者「あら。ピッコロ選手、もう帰ったんですか。」
ファ「ってことは…。あの温泉饅頭やろー、黄金一人占めかい!ふざけやがって!絶対に取り戻してやる!」

なにやら変な因縁が生まれてしまった。

▼第五試合▼
ゴッド & タンク・バイソン & スコータイ・サムットワット
           VS
ハイマスター & ヘル・リーダー & ブラッディマスク

さて、メインでしかもタイトルマッチなのだが、第四試合に比べると派手さはない。結盟軍最強トリオに“OGRE”トップ3が挑むのだが、ここまで“OGRE”軍は全敗。是非このメインでベルトを取りたいところだ。

“OGRE”軍としてはバイソンかスコータイをプロレス的な技で追い込んでいきたいところだが、結盟軍の先発はゴッド。やはり圧倒的に強く、“OGRE”トップ3を次々と蹴散らしていく。“OGRE”軍はバイソンとスコータイを乱戦の中で攻めてじわじわダメージを奪っていくが、乱戦になるとやはり恐いのがバイソンとダイナマイトストレートとスコータイのハイキック。一撃必殺の打撃で反撃する。

そして突然フィニッシュが訪れる。またも乱戦になったところで、バイソンとゴッドのサンドイッチ・ストレートがハイマスターにヒット。ハイマスターは立てず、結盟軍最強トリオが3度目の防衛を果たした。

ハイマスター「我々はこれで終わったわけではない…。」

▼まとめ▼
結果をまとめると結盟軍は3戦全勝、一方“OGRE”軍は4戦全敗。このまま“OGRE”軍が負け続けることになると、ハイマスターが言うには“闘神”なる者がHFAのリングに現れるらしいのだが。

セルジオ「負けたら、マスク脱ぎます」
カドモン 【1997年11月16日(日) 03時51分】ワンダラー・KYOU記者
 カドモンのセルジオ越前選手が、試合に負けたらマスクを脱ぎ、リングネームも返上する事をカドモン実行委員会に告知した。ただでさえ、危険な雰囲気の2nd興行に、またしても波紋をかける事件が発生した。

 【セルジオ選手のコメント】
 「へぇ、僕の同胞の日本イレブンが苦境の中で頑張っているので、僕も頑張らなければいけないなと思っての判断です。取りあえず、この試合に負け、次の試合にも負けた場合、僕はいさぎよくマスクを脱ぐ覚悟です」

 次のセルジオ選手の試合は、加藤驚選手と組んでのインビンシブル・ストーカー&C・W・ニコルズ組とのタッグマッチ。加藤がこの試合を投げなければ、実力的に勝ちは見えているだろう。
 問題なのは、おそらく行われるであろう3nd興行でのセルジオの相手だが。

 【再びセルジオ選手のコメント】
 「へぇ、次の次はオーストラリアです。もちろん、イランに勝てば問題ないワケなんですがね」

 ちょっと待て。それじゃお前が勝つ負けるとか言ってるのは……。
 
 【3たびセルジオ選手のコメント】
 「へぇ、もちろん、サッカーワールドカップの日本イレブンの話ですよ。フランスに行けないのなら、こんなギミックする必要もないかと思いましてね」

 何てこったアミーゴ。
 

2nd興行、カード発表
カドモン・本部 【1997年11月15日(土) 03時17分】ワンダラー・KYOU記者
 11月下旬に開催するカドモン2nd興行のカードが発表された。前回と一緒で、このカードは実行委員会によるプランであり、他団体の選手への出場依頼の告知でもあります。くれぐれも「決定」ではありませんので、各団体代表者の方々はお間違えのないようにお願いします(詳しくは以前告知したカドモンの興行システムを参照してください)。

▼シングルマッチ・15分1本勝負(通常試合)
 斎藤多夏史(般若・デビュー戦)vsスパイディうづき(RRR)

▼タッグマッチ・30分1本勝負(通常試合)
 加藤驚(般若)    vsインビンシブル・ストーカー (オノー軍団)
 セルジオ越前(無党派)  C・W・ニコルズ      (  〃  )

▼異種格闘技戦・30分1本勝負(通常試合)
 ウイリアム・レミングストンvsゴンサロ・デル・アルヴァレス
 (レスリング)        (カポエラ)

▼シングルマッチ・60分1本勝負(通常試合)
 “武骨”兆(般若)vsハイマスター(HFA・魔神衆)

 なお、カドモン実行委員会によれば、今回の興行は「試合が少ない」という声が顧客筋から上がっているが、所属選手の頭数の少なさから、これ以上純血での試合数の増加は望めないとの事。せめてオノー軍団につきあってくれるレスラーが他にいればいいのだが。
 あまつさえ、武闘派と化している加藤驚が、こんな前座試合で納得するのか、極めて疑問である。
 各他団体との関係強化をより一層充実させる必要がありそうだ。

流星vs驚、消滅 
NEO GONGS 【1997年11月14日(金) 16時16分】加藤圭司記者
 Z日、カタが緊急記者会見を行い、NEOの判断として流星vs加藤驚は正式に取り下げると発表した。

カタ「先日、流星が加藤驚選手に対して『殺す』といった格闘家にあるまじき発言をしたことをお詫び致します。流星が『試合をする気はない』と言った時点で、NEOはプロとしてただの喧嘩を実現するわけにはいきません。流星には減棒処分及び厳重注意をしますので、カドモンさん、加藤驚選手にはなにとぞご容赦下さいますよう、お願いします」
記者「次のウイリアムの参戦はどうなりますか?」
カタ「今回は流星が先走っただけで、カドモンさんとの協力体制はNEOからの変化はありません」
記者「流星さん、今の心境は?」
流星「はい…この度は色々お騒がせして申し訳ありませんでした。今はバサラ戦に照準を絞っていきます」
記者「加藤驚選手と対戦したいという気持ちは変わらないんですか?」
流星「押忍…ようするに、僕じゃ役不足ってことですよね。悔しいです。もっともっと強くなって、いつか…」
カタ「流星!」
記者「押忍…ご迷惑をおかけしました」
カタ「すいません、若気のいたりってやつですね。よく言っておきますから」

 今回は大人の態度だったカタではあるが、過去、新革命とのいざこざで切れたこともある。偉そうなことは言えない。それにしても、NEOはメルビィや鶴波のような大人がそろっている反面、カタや流星のように切れると激しいタイプもいる。さながらONLの火薬庫、か。
 流星は予定通りに次のNEOの大会でWWOのバサラと対戦する。今回の騒動、流星の吉と出るか凶と出るか?

流星の牙「だったら殺し合いだ」
NEO GONGS 【1997年11月14日(金) 15時59分】加藤圭司記者
 流星が希望したvs加藤驚戦だが、交渉が難航して消滅の可能性が濃厚となってきた。そしてY日、遂に流星がしびれを切らせた。
「僕は驚とスポーツライクな試合をするつもりは全くありません。僕がやりたいのは試合ではなく、死合い。殺し合いです。ルールなんかいらない。グルーサムで。グローブも使いません。これは、僕の夢を打ち砕いた驚への復讐戦です! 押忍!」
 と、信じられないくらい過激な発言。普段の流星は優等生発言の格闘技少年。そんな真面目男がここまで言い切ったのは初めて。言葉のギミックを使う男ではない。このままでは、試合が実現しても間違いなく一線を越えるだろう。流星は完全に切れている。格闘家ではなく、人殺しの目になっていた。
 流星満潮vs加藤驚、記者も反対である。

カドモン2nd興行は危険な予感……。
カドモン・本部 【1997年11月14日(金) 01時57分】ワンダラー・KYOU記者
 カドモンの2nd興行が緊張感に満ちている……。
 “武骨”兆vsハイマスター戦、ウイリアムvsゴンサロの異種格闘技戦に続いて、NEO・GONGSの流星満潮選手が、加藤驚に挑戦を要求しているとの情報が入った。もし実現すれば、3シングルともに息の詰まる対抗戦になる事は間違いない。
 これについて、カドモン実行委員会のイグナティウス・デ・ロクサス委員に連絡を取ってみた。般若が最終調整のため、報道陣をシャットアウトしているからだ。

 【ロクサス委員のコメント】
 「流星選手なんですが……加藤選手に限らず、般若のメンバーをNEO・GONGSの選手と当たらすには危険すぎるというのが、委員会の判断です。彼らにNEOのルールを守るモラルがあるかというと……。
 正直、加藤選手には全団体出場を命じてはいますが、NEOだけは避けた方がいいという意見が、委員会から出ているんですよ。彼らがイデオロギーを徹底している団体で大人しく試合するワケがない、必ずや悶着を起こす……という委員もいます。
 今、般若は委員会からもシャットアウトして最終調整に入っていますので、正確な動向についてはコメントできません。ただ、旗揚げ戦を終えてから、加藤は団体のスタイルを真剣に考えてましてねぇ……。2nd興行の時に打ち出すと加藤選手からの連絡が入ってます」

 スタイルを打ち出すとは、試合で表現する事と見受けられるが……。

 「ただ、私の推測しますに……加藤選手の腹の中にある団体スタイルは、明らかにNEO・GONGSの方針とは衝突するでしょう。それは彼が渉外担当として接している時とは、別人のように思えるスタイルかもしれません」

 結局、今回は流星選手の問題はまだ白紙状態だった。これに関しては、般若からのコメントが来るのを待つばかりだろう。
 それにしても、旗揚げ戦を終えてから、加藤選手の心境に変化があった事がロクサス委員のコメントからうかがいしれる。どうやら、これまで私が接してきた「渉外担当部長としての加藤驚」は、リングの上には存在しないらしい。
 ペルソナを取った加藤選手、そして般若とは何なのか……2nd興行は危険な匂いに満ちている……!   

流星に火が灯る…「僕は知っている」
NEO GONGS 【1997年11月13日(木) 20時02分】加藤圭司記者
 WWOのバサラ戦にむけて米国で修業していた流星がX日に帰国した。軽い雑談の筈だったのだが…。

記者「アメリカでは何の練習をしてきたの?」
流星「スミットのジムでパンチの練習を。一試合プロボクシングの試合もしてきました」
記者「へえ、ボクシングでもプロデビューしたんだ。結果は?」
流星「3ラウンドでTKO負けです。甘くはないです。押忍」
記者「じゃ、次の試合で特訓の成果が見れるのかな?」
流星「いえ、今のパンチじゃ恥ずかしくて出せません。もっと練習して、完全に自分のモノにしてからです」
記者「なるほど。ところで、先日のカドモンの大会でスコータイが負けたけど、どう思う?」
流星「え!? 冗談でしょ?」

 スコータイ戦を終えてすぐに米国へ飛んだ流星は事情を知らなかった。また、全く信じようともしないので「ONL通信」を見せたところ…。

流星「信じられません…ムエタイの伝説が負けたなんて…」
記者「どうやら、後味の悪い試合みたいだったけど?」
流星「フロックでも何でも、勝ちは勝ちです…次のカドモンの大会、驚のカードは決まってないんですよね?」
記者「そうみたいだけど…どうして?」
流星「僕が、やります!」
記者「え? 加藤驚選手と?」
流星「押忍! スコータイがそんな簡単に負ける訳がありません! スコータイの凄さは僕が一番知っている!」

 結局、流星はその足でカタに直談判。しかし、カタの反応は渋かった。
カタ「流星の言いたいことは判ったけど、バサラ戦も決まってるし…驚選手にもバサラ選手にも失礼な話じゃない? ま、どうしてもって言うなら、世界の広さを味わってもいいかなって思うけどね。でも…あんまり言いたくないんだけど、流星じゃ興業として弱いんじゃないかな。うーん…あちら(カドモン)の返答次第だね。驚選手じゃなきゃ流星はやらないって言ってるし」
流星「本当に『スコータイを倒した男』の名に相応しいか、僕が試します! 足が折れたってローキックで勝ちます! 押忍!」

 場合によっては「流星地獄変」に含まれるかもしれない対加藤驚。スコータイに勝った男と負けた男…実現するのか?

適任者、募集中!!
ゼーレ;マルドゥック機関 【1997年11月13日(木) 13時30分】ミキサー大帝記者
14〜15歳ぐらいのひと、探してます。

般若第3の男、「斎藤多夏史」登場!
カドモン・般若 【1997年11月13日(木) 03時45分】ワンダラー・KYOU記者
 以前から問題になっていた「般若第3の男」が判明した。
 名前を「斎藤 多夏史」。大学での加藤驚の後輩にあたる男らしい。それ以外のプロフィールは、11月下旬に行われる2nd興行に明かされるとの事。とにかく、これで般若は3人までが判明した。
 斎藤選手について、加藤選手に連絡を取った。

K「いやぁ、これで般若も3人ですね」
加「ははは。多夏史はまだ丁稚同然だよ。今度がデビュー戦だしね」
K「えらい事言いますね。あんたもデビューして間もないでしょ」
加「そりゃそうだけどね。多夏史は格闘技の経験はないからな」
K「それで、デビュー戦の相手は誰にしますか」
加「あいつの実力からして、セルジオか……さもなくば、他団体の若いのを呼んで
  ちょっともんでもらおうか」
K「と、言うと……」
加「マキシマムとかZINとかとはウマが合うんじゃないかな。器量は互角と見て
  いるよ。まぁ、試合勘とかは全然だけど」
K「ふんふん」
加「あと、どうせだから、カドモンにはまだ来た事ない人でもいいかな」
K「誰ですかい」
加「いいのかい。言っても」
K「いいでしょ。別に正式に呼ぶ事が決定したワケでもないし」
加「RRRって団体できたよね。そこのスパイディうづき選手っているでしょ。彼
  もちょっと興味ある。一度見てみたいね」
K「ほうほう」
加「とにかく、渉外担当部長として、色々な選手呼んでくれと言われているから、
  好きにやらせてもらいます」
K「そう言えば、それに伴う義務として全団体出場も命じられているんですよね」
加「お呼びないもん」
K「そうスネないで」
加「ウチは興行の回数少ないから、ヒマが多いんだよ」
K「だからこうして合宿なんかしてるんですよね」
加「飯盒炊飯上手くなったぜ。あと料理も少しはマスターしたぞ」
K「豚汁、カレーにちゃんこ鍋ってトコでしょ。ボーイスカウトじゃあるまいに」
加「失敬な。炒飯や焼き魚も上手くなったぞ」
K「あんたホンマに喧嘩レスラーかい」
加「うーん。とりあえず、今度NEO・GONGSとか、HFAとかの興行に見学
  しに行くけどさ。やっぱ試合したいよ」
K「そう言えば、次の興行の相手も決まってませんね」
加「ストーカー辺りとお茶でも濁そうかな。いい相手いないのよ」
K「誰かやりたい人いるのですかい」
加「うーん。みんな格調高い事言ってるからな。俺みたいなトンチキ相手にしてく
  れるのかねぇ」
K「トンキチですかい」
加「最近、ご無沙汰な団体多いからね。ネオはウイリアムがお先に控えているしな
  ……。ほんと、どないしょ」
K「対戦相手がいないのも、寂しいモンですね」
加「うー、ヒマだー」
K「はいはい。それじゃ他の話題にしましょ。オノー氏の件はどうですかい」
加「あいつかい。またヘッポコ探しているらしいぜ。今度はONLお笑い大賞を狙
  えるレスラー探して、北の大地を彷徨っているらしいぜ」
K「そう言えば、サミー・才ノ氏なる人物も出ましたけど」
加「そいつ何者なの。教えてく〜り〜さん」
K「はいはい」
加「結局、病院送ったの誰なのよ。俺、今度病院行ってくるわ。お土産は……タカ
  シぃ(斎藤選手を呼ぶ)」
斎藤「はい」
加「何かお土産になるモン見繕え!!」
斎「ええっ、今ここでですか!?」
加「さっさとせい!」
斎「あぅぅ。はいぃ!」

 斎藤選手、どうやら丁稚であるのは本当らしい。

クールな俺としたことが・・
【1997年11月12日(水) 06時05分】逆沢 鰤次記者
下の記事、文字のミクロ化に失敗しちまったぜ。ふっ。恥ずかしい〜〜。
そんな団体ねえっつーの。

人類未踏の孤島に幻のファイプロ団体をみた!(内容に関係なし!)
【1997年11月12日(水) 05時59分】逆沢 鰤次記者
フリーのプロレスライターである私・逆沢は、最近はインディ団体を専門に取材活動をしている。何時も新鮮なネタを求めている私は、都内の屋台村や地方のお祭りで試合を行っている変な団体があるという情報を聞きつけて、遥々、北海道は礼文島にやってきた。さすがにお祭りだけあって、町は大いに盛り上がりをみせ、いたるところに祭りを知らせるポスターと、うわさの団体の手で書いた粗末なポスターが一緒にはられている。試合は午後4時かららしい。
私は軽く一杯ひっかけてから会場にむかうことにした。
会場となるお祭り広場は、たくさんの人たちが集まっていて、試合の開始を今や遅しと待ち構えていた。一人の男がリングに上がってきた。いい体をした、しかしあまりに地味な面構えをした男がなにやら挨拶をはじめた。ぜんぜん聞き取れなかった。しかしどこかで見たような気はする男だ。町でもらった粗末なチラシによるとこの男は、VIEW JAPAN出身のアイアン剛志らしい。そんな奴いたっけ?そんな事を考えているうちに試合が始まった。

<第一試合・シングルマッチ15分1本勝負>
Oロッキー・ツジ(新生IW){4分17秒 タイ
ガードライバー } B.B弾駆郎 X
なんで、ツジがでてんだろう?弾駆郎選手はなかなかいいバネをもっ
ているが 、いかんせん体ができていない。
<第2試合・6人タッグマッチ30分1本勝負>
Oミスター鬼首 {17分48秒}ローズマリー熊野
ザ・グレート・ソンシー{ 脇固め }大岩 岩岩
マスクド・アリババ { }アンビリーバブォー雪之丞 X
鬼首はこんな所にいたのかー。やはり役者が違う。ソンシーがやられてい
るとお客さんたちが大拍手するので笑えた。大流血戦。正規軍弱し。
<第3試合セミファイナル・タッグマッチ30分1本 勝負>
Oセザール・ゴンブト {14分22秒 }サクソン春樹
レオン・ザ・グレート{ CIAスマッシュでK.O}魔童 X
春樹軍プロモーションも大変なのはわかるけど、こんなとこまでこんでも
・・・。レオン選手はすばらしい。しかしなんだか力をセーブして戦って
いるように感じる。彼のセコンドに付いていた男達が試合している奴等よ
りよっぽど強そうに見えるのも謎だ。気になる。
<第4試合メインイベント・30分1本勝負>
O アイアン剛志{9分08秒 卍固め}ビザールマン X
まさに往年のビクトリー武蔵VSマッド・タイガー戦をぱくったような展
開となった。あの地味な顔でよーやるわ。でもお客さんは大喜び。本物
の武蔵と間違えて拝んでいるお年寄りもいた・・。
でも、まーバランスのとれた興行だった。次回もちょっとだけ見てみたい気もする。ええーっと団体名はっと、なになに 「<SMALL>〜闘魂継承〜</SMALL>炎」!チェックしとこ。でも最後までぱくりやな〜。

横浜プロレス、ONLに参戦。
横浜プロレス 【1997年11月11日(火) 04時44分】サクマ(横プロ広報部)記者
本日、新興プロレス団体「横浜プロレス」がONLに参戦を表明しました。
ここに広報部が出した紹介文をのっけます。

短い紹介文
 市内で興行ローカルプロレス。

長いほう
 世界各国を相手に貿易業を営む鶴田(かくた)財閥会長、鶴田トモミ、、略して”トミー”会長が仕事の片手間に道楽として作ったプロレス団体。
本人はお遊びでも、そのあまりあるマネーを使い各国から次々気に入ったレスラーを引き抜き結構充実してる。
主な試合会場は横浜市内で、かなりのローカルインディー団体である。
     以上。

いきなりですみません。
これからみなさんどうぞよろしくお願いします。

2nd興行、異種格闘技戦「レスリングvsカポエラ」
カドモン 【1997年11月11日(火) 01時01分】ワンダラー・KYOU記者
 11月末に行われる予定のカドモン2nd興行の決定したカードを発表する。

▼シングルマッチ 60分1本勝負(通常試合)
 “武骨”兆(カドモン・般若)vsハイマスター(HFA・魔神衆)

▼異種格闘技戦 60分一本勝負(通常試合)
 ウイリアム・レミングストンvsゴンサロ・デル・アルヴァレス
 (レスリング)        (カポエラ)

 今興行の隠れた目玉はONL初登場の格闘技、カポエラのゴンサロ選手だ。その実力は全くの未知数だが、空手やムエタイとは一味も二味も違う打撃が見られる事は間違いない。NEO・GONGS参戦を控えるウイリアム選手がどう対応するのか、見物である。
 他にも、以下のレスラーが興行に参加する予定。対戦カードは未定。

◇加藤驚(般若)
◇セルジオ越前(無党派)
◇インビンシブル・ストーカー(オノー軍団[仮])

 なお、この興行で、カドモンではお馴染みのP・サミー・オノー氏が初お目見えする予定。なお、注目の「般若第3の男」については、まだ加藤選手のコメントが取れていない。

「“OGRE” VS 結盟軍」第一章、カード発表!
HFA 【1997年11月10日(月) 16時13分】ひろき記者
“OGRE” VS 結盟軍の戦いは間もなくだ。先に決定されたファイプラー&ピッコロ&デビルマンのタッグ戦以外のカードがすべて出揃った。

<第一試合>
クラッチャーまこと、田所大介
      VS
ヤンキー・スミス、ビクトル・キリアコフ

<第二試合>
金 韓宇 VS ポーカーフェイス

<第三試合>
“横綱”あけぼの VS カミカゼ・カラテマン

<第四試合>
ファイプラー弘樹、ピッコロ・ザ・スーパースター(M.O.W)、デビルマン(R.R.R)
             VS
ゴールド・スタチュー、ワータイガー、ポイズン・ジャイアント

<第五試合>(HFA6人タッグ選手権試合)
ゴッド、タンク・バイソン、スコータイ・サムットワット
            VS
ハイマスター、ヘル・リーダー、ブラッディマスク

「んを」に賛同者殺到!?そしてターザン発見!!
ブラジル;ビクトリーハイセル 【1997年11月10日(月) 14時03分】アトランチィス南米特派員記者
11/9(日)に松方弘樹の「世界を釣る!!」でブラジルに旅行中のエアガイツ選手が緊急記者会見を開いた。
ガイツ 「今日は忙しいとこ、ご苦労」
特派員 「今日はいつも以上に偉そうですね。で、重大な発表があると聞いたんですが」
ガイツ 「ジャジャーン!!ついに発表!!『んを』新メンバー!!」
特派員 「新メンバーって・・。今までメンバーいたんですか?で新メンバーは誰なんですか?」
ガイツ 「もちろん、いたよん。でも秘密。新メンバーなんだけど応募者が多すぎて
抽選になりました。はずれた皆さん、ごめんね。」
特派員 「応募っていつしたんですか?そんなに応募者多かったんですか?そのなかから何人メンバーになれるんですか?」
ガイツ 「おいおい、あせるなって、君。順番に言うよ。じゃあ、新メンバーの人数は・・・・・」
特派員 「人数は・・・・・」
ガイツ 「ゼロ!!!」
特派員 「ゼロ???」
ガイツ 「そう、ゼロ!!今回は新メンバー取るのやめたのだ。」
特派員 「じゃあ、なぜわざわざ記者会見開いたんですか!!」
ガイツ 「いやね、別に俺の提案で開いたわけじゃないのよ、今回は。ちょうど師匠も帰郷してたみたいだからビクトリー武蔵さんに久しぶりに会ったんだよ。そしたらさ『おもしろいだろ!!なっ!ガイツ!!』って記者会見を提案するんだよ。あの人に言われたら逆らえないじゃん。なんか、あの人、暇だから記者をだましたかったみたい。」
特派員 「ビクトリー氏ではさすがに逆らえませんね。では、新メンバー応募と新メンバー加入もまるっきりウソなんですか?」
ガイツ 「『ビクトリー武蔵なら、なにをやっても許されるのか!?』って思わずつぶやいたらナックルが飛んできたよ。でも、応募はしたんだよ。で、応募者もいたよ、一応。シュー天狗のノーパンしゃぶしゃぶ中居君とか刑囚会のショージくんとか、結構有名な人もね。でも格闘家でしょ、彼ら。肌が合わないんだよね。悪いんだけど。いっしょにうまい酒が飲めないって言うかね、こう・・、なんて言うのかな、とにかくだめなんだよね。」
特派員 「どうせメンバーいないんでしょうから、嫌いでも入れたほうがよかったんじゃないですか。」
ガイツ 「メンバーいるっつうの!!でもね武蔵さんが、なんか珍しい人材を発掘したみたいなんだ。そいつを『んを』に入れようかなと考えてるんだ。」
特派員 「有名格闘家をいれないで素人をいれるんですか?その人とはもう会って承諾を得たんですか?どんな人なんですか?」
ガイツ 「君の質問攻めはすごいね。どんな人って言われてもねえ、ターザンとしか言いようがないな。」
特派員 「ターザン!?いるんですか、ターザンが!!」
ガイツ 「なんか一昨日、武蔵さんがマテ茶畑に収穫にいったとき偶然発見したみたい。」
特派員 「えっ!?あのビクトリーマテ茶は武蔵さん自身は摘んでるんですか!?そっちのほうにびっくりです。」
ガイツ 「でターザンの話なんだけどね、結構いい身体してるみたいなんだよね、武蔵さんの話によると。素質あるとか言ってたしね。」
特派員 「会ってもないのに勝手に『んを』に入れていいんですか?」
ガイツ 「いいんじゃない。あっ!!時間だ!!パオパオチャンネル見なきゃ!!火曜日は所さんなんだよ!見逃せないよ!!」
特派員 「パオパオチャンネルですか!!プロレス天気予報、ビデオ撮っておいて下さい!!」
ガイツ 「そんなもん撮ってどうするんだ!!」

日曜日なのになぜか火曜日と勘違いしているガイツ選手と特派員であった。
しかし『んを』にようやくメンバーが入るということなので本格的な活動に期待しよう。しかしターザンでは・・。

WWWWAの全貌
WWWWA 【1997年11月09日(日) 06時14分】八女記者
WWWWAは、昔アメリカで権威を誇ったNWAのようなプロモータや
レスラーの連合を目指している。
要請があれば、参加団体でなくても選手貸し出しを行うため、
レスラーの連合と言うよりは、タイトル認可団体と考えた方が良い。

現在、海外系団体の選手は北府中地区に長期遠征中であるため
日本テリトリー以外の活動は、ほとんどない。

FPORGを除く海外団体は再現派のレスラーであり、試合がかみ
合わないなどの問題が生じてきたため、TV champ Division
(再現派)とWorld Champ Division(ハイスパート派)に分ける
予定。

参加団体
FEW(Far East Wrestling):北府中、なぜかロス地区
NWA(NEC Wrestling Association):南府中地区
UWF(Ushijima Wrestling Fan club):南府中地区、福岡県
FPORG:USA
FPWA(1997年7月崩壊、選手はHWAに移行) :New York
The Ultimate in hardcore wrestling fanatics:イギリス
田町愚連隊:神戸地区

世界ヘビー級チャンピオン:Tiger Joe
TV選手権:新設予定

歴史:
1996年8月 UWFとFEWの交流試合(ファイプロX)
1996年9月 NWAが参加
(その後、何度か交流試合)
1996年11月 WWWWA設立/田町愚連隊の参加表明。
1996年12月 田町愚連隊、交流戦に出かけるが道に迷い断念
1997年1月 ファイプロX最後の交流戦。く〜り〜ST引退
1997年2月 ファイプロSでの第一回交流試合
1997年4月 海外系団体が参加
1997年6月 世界ヘビー級チャンピオン決定リーグ開始
1997年10月 世界ヘビー級チャンピオン決定。く〜り〜STがカドモン興行に参加

「兄貴ィ。俺を使ってくれぇ!」「なんやねん、一体!」
カドモン・般若 【1997年11月09日(日) 03時58分】ワンダラー・KYOU記者
 2回目興行に向け、とある山中で合宿中の加藤驚選手と“武骨”兆選手の元に、般若第3の闘士が駆けつけた。おそらく、般若軍特攻部隊「八岐遠呂智」の1人だと思われる。
 早速、猿温泉しかない合宿場所に取材に赴いた。
 ちなみに、この情報は「ベルギーワッフル買ってこい」という某ササキ様ばりの要求をしてきた加藤選手の電話の後ろで耳にした情報である。何が語られたかというと、タイトルのままである。
 どうやら押し掛け弟子らしい。詳しい情報は、到着する明日以降に連絡する。

NEOのパンフから
NEO GONGS 【1997年11月08日(土) 09時13分】加藤圭司記者
「世界一格好いい奴はNEOが決める!」

 プロレスは格闘技・スポーツであり、プロレスである。強くなれば支持を集めるのは現実の話。強さが容易に手に入るファイプロ界。「敵も味方も輝かせる」を旗印に掲げ、NEOは行く。
 NEO GONGSと名乗っていることもあり、エスケープポイントを採用。よりスリリングな試合にしている…が、凶器、場外乱闘がないくらいで特に気にする必要はない。また、ラウンド制も試験的に実施しており、常に新しい事へ挑戦していく。
 原則的に既存バランスの格好いい選手が好みだが、格好良ければ色々な選手に対応できる(凶器さえ使わなければ)。
 お笑い部門はカタに任せて、試合、リング外のドラマはいたってシリアス。いい試合をすれば、勝っても負けても恨みっこ無し。感動できる試合、感動できる記事を目指して、非才なる身の全力をかける!
 そして、おやつは500円まで。
 ぐわ、ぶちこわしや。

“武骨”正体を明かす! そして特攻部隊「八岐遠呂智」とは……
カドモン・般若 【1997年11月08日(土) 01時45分】ワンダラー・KYOU記者
 カドモン実行委員会からの連絡によると、般若軍の“武骨”選手の強化訓練が完了。次回興行にてメインでHFA魔神衆のハイマスター選手とのシングルマッチに望む事が決定した。
 そして、この試合から“武骨”は本名である「刑部 兆」を名乗る事が般若軍のリーダーの加藤驚から発表された。覆面レスラーである“武骨”にとって本名を明かす事は、アイデンティティの喪失だと考えるが……。
 この事について、加藤選手と電話で連絡した。

K「一体、どうして本名を……!?」
加「奴自身の闘士としての価値を出すためだ。そのためには正体は明らかの方がい  いだろうと思ってな」
K「そうなるとあの覆面は脱ぐんですか?」
加「覆面はそのままでもいい。大事なのは、謎の存在である事で、勝負の世界の言  い訳にする事を防ぐ事だ」
K「それはどういう事で」
加「正体不明の覆面レスラーだと、負けても替え玉でしたで誤魔化せるだろ」
K「そりゃまぁ」
加「これからは、正体を隠すんじゃなくて、化けるという意味で覆面をつけるのが  いいんじゃないかなと思ってね」
K「はぁ、さいで」
加「あいつも特攻部隊の一員なんだし、もう少し頑張ってもらわないとな」
K「はぁ……って、何ですか。特攻部隊って」
加「あっ、言っちゃった」
K「何する気なんですか!」
加「今は内緒。まぁ国盗りとでも洒落こみましょうかね」

 加藤選手の意向により、これから“武骨”選手は「“武骨”の兆」と称する事が義務づけられた。選手名を呼ぶ時は従来の“武骨”(ニックネームとして残るらしい)か、兆選手と呼んでくれとの事。
 それにしても、特攻部隊の話といい、カドモンでの般若の賊化現象はどうしたらいいのであろうか。まぁ、今の所特に問題はないだろうけど。

K「そう言えば、特攻部隊の名称ってあるんですか」
加「八岐遠呂智」
K「はぁ?」
加「俺を抜かして、全員で8人いるの」


 
 

スパイディうづきゴーサイン!
R.R.R 【1997年11月07日(金) 08時25分】ATC新聞記者
埼玉県某所、R.R.R道場
(記者)こんにちはー
(卯月)あっいらっしゃい
(記者)いらっしゃいって、店じゃないんですから・・・・
(卯月)あぁ、すいませんいつもの癖で・・・・
(記者)今日はファイプラー弘樹氏からの出場要請について
なんですけど・・・・デビルマン選手いませんね・・・
(卯月)あぁ、彼ね、もうすぐ来ますよ
(記者)団体としてはOKは出したんですか?
(卯月)えぇ、よろこんで送り出しますよ、彼はいつも決まった試合しかしてないですからね、いい勉強です
(記者)決まった試合?
(卯月)いつも彼はマスターズのぶんぶん丸・G(ギガ)選手と
しか試合をしてないんです、彼ら二人はまだレスリングを覚えていないのでいつも試合は殴り合い、どつきあいです(笑)
そのかわりその迫力をお客さんに見せろと言ってあるので
彼ら二人は2メートルの体で派手に場外乱闘をくりひろげてるんです・・・結果、いっつも両者リングアウト・・・・
(記者)え!
(卯月)しかも、リングアウト試合ばっかりやってるんで、長時間の試合になったらへばるでしょうね(笑)
(記者)そんな選手を出しちゃっていいんですか?
(卯月)いいんですよ、俺は自分のカラーをお金のとれるレベルで見せられればりっぱなプロだとおもってますから
(記者)そりゃそうですけど・・・
(デビルマン)こんにちはー、遅くなりましター。
(記者)・・・・だれですか?彼は・・・・・?随分からだが大きいですね・・・まさか・・・
(卯月)そうですよ、ノーメイクでわかりづらいですけど、彼が
デビルマン(原作)です(笑)かわいい顔してるでしょ。
(記者)えぇ!どうみても、こども・・・・・・・
(卯月)実はですね(ごにょごにょ)
(記者)そ、そんな若いんですか!
(卯月)そうなんです、だから多少のことはおおめに見てるんです、彼はまだまだこれからの選手ですから
(記者)はぁ・・・・・なんか心配になってきた・・・・
とにもかくにも、デビルマン選手の他団体出場はゴーサインが出ている模様です、

オノー氏「才ノ氏……それは」
カドモン 【1997年11月07日(金) 01時05分】ワンダラー・KYOU記者
 WWWWAに届けられたFAXの送り主、サニー才ノ氏とは何者なのか、再度事件の中心人物とされるP・サミー・オノー氏に打診した。

K「単刀直入に言って、あんたでしょ」
オ「違ーう。そんな間違うするワケないネ」
K「んぢゃ、あんたの何なのさ」
オ「幼い頃、事故で生き別れた兄さんネ。顔火傷して、マスクしてるね」
K「それじゃアンダーテイカーとケインでしょうが」
オ「いいじゃなーい」
K「よかない!」
オ「しょうがないネ。正体教えるネ。彼は富山県高岡市出身のタッグ・プレイヤー  ネ。近々カドモンにも呼ぶかも知れないネ」
K「ははぁん。そうすると、相方は誰だい」
オ「ミチオ・満ガ」
K「まん◯道じゃなーい!! 却下だ、却下!」
オ「私も知らないネ。多分般若の新メンバーね」
K「またそういう事を……」
オ「これでメインは決定ネ。スーパーリベンジマッチ、加藤驚vsく〜り〜ST&  他2名。これで暮れも万全ネ」
K「ちょっと待てぃ!! なんで1対3なの」
オ「それで、これからストーカー病院に送って、く〜り〜を拉致換金して、地下で  ダイエットさせてスタミナつけさせるネ」
K「ダメに決まってるでしょう。それに、何で《換金》なんだよ。金に換えてどう  すんだよ」

 このオノー氏の提唱したマッチは、カドモン実行委員会によって即座に却下されたので、WWWWAの人は真に受けないでもらいたい。結局、才ノ氏が何者なのかは分からず仕舞いだった。
 最後に、オノー氏はまたしてもいらぬ因縁をふっかけていた。

オ「オイ、海崎&ZIN! りんどう湖にあるのはファミリー牧場だ。マザー牧場  は千葉県だ。遠足で行かなかったのかい。」

 また余計な揚げ足取りを……御二方には、ご迷惑をおかけしました。

肩たたき事件の犯人声明か?
WWWWA 【1997年11月06日(木) 20時40分】八女記者
肩たたき事件に関して、小社(WBC)報道局に「犯人は俺だ!
byサ二一才ノ」というFAXが送られてきた。

これについて、入院中のく〜り〜にインタビューを試みた。
八「というわけで、このFAXを見てコメントが欲しいのですが」
く「サ二一才ノって誰?サニイチサイノって読むの?いたずらとちゃいますか?」
八「あ」

このFAX事件については、これで決着がついた。
この後、オフレコで話をしたが、
 はずれた肩は試合でかなり痛めていたこと
 ボキといったもののCRITICALという文字が今回は見えなかった
ことからクリティカルでない可能性もあるらしい。
(もともと弱っていたのか?)

また入院生活で、またもや太ってしまい、またもや減量を行うことも
口にしていた。犯人がはやく出てくることと、く〜り〜の早期復帰を
切望するばかりである。

F弘樹、パートナーにピッコロとデビルマンを指名!
HFA 【1997年11月06日(木) 16時02分】ひろき記者
ついにゴッド結盟軍(+正規軍)VS地下組織“OGRE”の戦いが始まる。一応エースのファイプラー弘樹は、魔神衆のゴールド・スタチュー&ワータイガー&ポイズン・ジャイアントと6人タッグで当たる予定だ。そのパートナーは正規軍の田所大介とヤンキー・スミスの予定だったが、F・弘樹の意向によりM.O.Wのピッコロ・ザ・スーパースター(35)と新興団体R.R.Rのデビルマン(年齢不詳)に参戦を要請。その理由について次のようにコメントしてくれた。

F弘樹「今度の相手は強いからね。田所やヤンキーじゃだめだよ。ピッコロとデビルマン、今度の戦いに必要なのは彼らの力なんだ。しかしピッコロって意外と歳くってるね。」

ピッコロとデビルマンの実力を評価しているのか、それとも他の理由があるのか。彼らの参戦が決定すればHFAでは初の他団体選手の出場となる。

また、HFAのフロントはハイマスターのカドモン参戦を正式に発表。これは先日のオノー氏の発言を受けてのもの。しかし女子レスラーは絶対にオノー氏には貸し出さないそうだ。

カドモンでも替え玉。その時、ガイツは弘樹と釣りに!?
ゼーレ 【1997年11月06日(木) 13時02分】ホークマン記者
カドモン旗揚げ戦にゼーレから唯一参戦したエアガイツ選手(やはり偽者)はきっちりヒールを極められ、あっさりタップ。
試合後のコメント
エアガイツ「・・・ヒザ、イタイ」
記者「あれっ?前回とまた中身が違うような・・」
エアガイツ「ゼーレ、イチバーン!ガンバッテ、ガンバッテ!!ビバ、メヒコ!!ビバ、ハポン!!」

また明らかに替え玉をしていたエアガイツ選手だが、その後本人に直接話を聞いてみた。
記者「また替え玉したんですね。いいかげんいつになったらちゃんと試合をするんですか?」
エアガイツ「ごめんちゃい。いいわけになっちゃうけど本当はね、ちゃんと試合に
出るつもりだったんだよ。だけどその日の朝6時に電話かかってきてさ、釣りに誘われちゃったんだよ。しかも弘樹からだったから断れなくてね。まいったね。」
記者「釣り!?しかも弘樹さんと!?ガイツ選手、嘘もほどほどにしてくださいよ。怒りますよ、こっちも。あの日、ファイプラー弘樹選手はしっかりあなたの偽者と試合をしてましたよ!!」
エアガイツ「なーに、怒ってんの。誰もファイプラー弘樹とは言ってないでしょ。勘違いしないでよ。」
記者「じゃあ、弘樹って誰なんですか!?」
エアガイツ「松方」
記者「まつかた?!?!?じゃあ、松方弘樹??」
エアガイツ「そう、松方弘樹(あっさり!!)。あのときは辰っちゃんもいたなあ。」
記者「なんと、松方弘樹と釣りに行く仲なんですか!!梅宮さんもいっしょにですか、すごいメンバーですね。」
エアガイツ「松方弘樹もねえ、じつはどーってことないんだよね。結局、あのときもなーにも釣れなかったもん。かじき、かじきってうるさいわりにはね。俺なんか300kg近いかじきと一人で戦って勝ったからね。俺のほうが上だね。今度から俺のこと師匠ってよばせるよ。はーはっはっは。」

途中で一回、記者が嘘につきあったらその後も嘘が大きくなる一方。この嘘だらけの話もその後延々3時間近く続いた。もちろん、書くに値しない内容である。

海崎 準決勝に向け強化特訓開始!!
M.O.W 【1997年11月06日(木) 05時05分】大スポ 谷町記者
NEOトーナメント準決勝のメルビィ戦を前に海崎が那須り◯どう湖◯ザー牧場の敷地内で強化特訓に入ったという噂をキャッチした。その強化特訓には付き人の門仲と東京ZINが帯同してるともいわれている。そこで独自に潜入取材を敢行。見事、牛舎でインタビューをとる事に成功した。

記者「貴重な時間をインタビューに割いていたただき感謝します。しかし、クサイですね。ここ」
海崎「そんな能書きはいいよ。こっちは慣れたよ」
記者「では、さっそくですが今回の特訓はどのような効果を狙って特訓なのですか?」
海崎「そうさな、無駄な部分を削って新しい力にしてるといったとこだな。俺はもっと耐久力を付けようと思ってね。あと、アクロバチックな部分を少し抑えてもっとシャープに行こうかなってのもあるがな」
記者「では、門仲選手が特訓に帯同するのはわかりますが何故、今回ZIN選手も参加したのですか?」
海崎「あの馬鹿は、集中力が散漫なんだよ。カドモンで恥かかなかったから良かったが、シングルだったらどうだったか。まあ、自分でフォールを取ったのは誉めてやるけど」
記者「すると、ZIN選手は集中力を養う特訓を行っているんですか?」
海崎「まあ、それも大ありだが奴も走ってポストに登ったりするけど、実際試合中はやんないんだからそういう無駄な動きをやめてもっとましな体を作れっ言ってある。門仲も次の興行で音無とやらせる事にしたから、試合中、テンションをいかに、保ち相手の攻め対応するかを特訓させてる」
記者「なるほど。では自分もこの匂いに耐えられなくなってきたので最後にしますが、メルビィ選手に勝つ自信はありますか?」
海崎「ま、やるだけやるさ。気は抜けないからな。あんまり、かいかぶらんほうがいいだろう。あっちは短期戦を狙ってるんじゃねえか?開けてみなきゃわからんけどな」


海崎は相変わらず相手に警戒している発言であった。弱気な発言にも聞こえるが裏を返せば静かなる、自信の表れなのかもしれない。
さて、海崎のインタビュー後、東京ZINが牛舎の裏でほし草のうえで昼寝をしているのを発見。ついでにインタビューをしてみたので一応記載する。

記者「また昼寝ですか?海崎選手に怒られますよ」
ZIN「うあ・・、またアンタか?人の睡眠を邪魔するなとゆうとんのが分からんのか。この腐れ野郎」
記者「く、小癪な、カドモン旗揚げ戦でマキシマム前田選手と激しくやり合いましたが、ピッコロ選手のように何か気にいらなかったんですか?」
ZIN「饅頭がうるさいんだよ。ワタシが勝った相手に負けたら生の青トウガラシ百本喰わせるヨって。そんなん喰ったらケツの穴切れちゃうよ。だから、やったんだよ。でも、奴は熱いね。また手を合わせてもいいかな」
記者「めずらしく、相手を誉めましたね。では運良くフォールを取れたみたいですが今後のステップになりそうですか?」
ZIN「ステップゥ?俺様のステップではないな。彼奴らのステップであろう。大体、俺様はもっと上にいるだよな。分かる?輝きの違いだよ」
記者「海崎選手よりもですか?」
ZIN「あのオッサンが俺より輝いてるのは頭だけだぜ。何つったって、ゲーハだからな。グフフ」
記者「なるほど。それは良い事を聞きました。さっそく、海崎選手に伝えて来ます」
ZIN「え、やめてよ。頼むよ。ダンナぁ、絞りたての牛乳飲む?」
記者「いや、結構です。私、胃腸が弱いので。そういえば、旗揚げが噂されるある新団体の選手がちからM.O.Wに参戦するとの話がまことしやかに伝えられているのですか。それについて何か御存じで?」
ZIN「ぷっ。知らないのー。遅れてるぅ」
記者「ほんとなんですか?」
ZIN「なんてー。んな事知るかアホ!手前で調べろ」


やはり、ZINは人間的に欠けている。特訓でそこも直してくれ。

オノー氏「ONLお笑い大賞はもらった」
カドモン 【1997年11月06日(木) 02時20分】ワンダラー・KYOU記者
 久しぶりに、P・サミー・オノー氏に接見……もとい、インタビューをした。始めての方に説明すると、オノー氏とはカドモンのリングにヘッポコなレスラーを送り続けている珍マネージャーである。その代表作にセルジオ越前などがある。
 場所は目白通りに面したレッドロブ◯ター。喰いでのあるサラダバーと、ワニの唐揚げが食べられる。

 
K「いやー、僕は初めてインタビューするんですね。宜しくお願いします」
オ「いいとも、いいとも」
K「さて、お話は次回興行、肩叩き事件、般若の動向、他団体、今後の珍レスラー  など、色々ありますね。何から行きましょうか」
オ「次回興行からいくネ。次回は11月末日辺りを予定してるネ」
K「主なカードとか、分かっているんですか?」
オ「全然。加藤がまた誰か呼びたがっているけど……前回は温泉饅頭やら南極団体  とか来たからネ。今度はマトモな連中呼ぶのがいいネ」
K「オノー氏が注目している他団体のレスラーっていますか!?」
オ「HFAの……名前まだ知らないけど女子レスラー。ありゃスゴいネ。あとそれ  から、魔神衆ってのが、かなりイカすネ。うちのストーカーとお似合いの連中
  だネ。今度お呼びして加藤をイヂメるのとてもいいアイデアかもね」
K「加藤選手は甘くないですよ。あの人短気だし」
オ「いいのいいの。加藤は蒲田で寒い思いして同人誌売りしてるのがお似合いなの  ネ」
K「加藤選手と言えば、今“武骨”選手と合宿の真っ最中ですけど」
オ「あんな奴らに何ができるというのネ。大丈夫、大丈夫。すでに対般若用の秘密  兵器がいるネ」
K「おお、またヘッポコレスラーですか」
オ「あんたお仕置きされたいカ? 今度のはスゴいネ。ONLお笑いレスラー大賞  に入選間違いナシネ」
K「あるんですかい。んな企画」
オ「ワシが設けたるわい。文句があるなら、ひろきんトコでも行くがいいネ」
K「あんたホンマにアホかいな」

 オノー氏はサラダバーを8回も往復。お品書きに「多く取らないで下さい」とあるチョコバナナを1人占めしていた。ライチも30個も食い荒らし、店員をおおいに困らし、しかもお代も払わずに逃げてしまった。
 お笑い大賞といい、またしてもオノー氏の悪行が目に余ってきた。このままでいいのか!? 誰か彼をなんとかしてくれ(笑)。 

ブラッディは無関係!?
HFA 【1997年11月05日(水) 17時57分】ひろき記者
カドモン旗上げ戦の試合後に起きた「く〜り〜肩叩き券事件」の真相を確かめるために取材を続けていると、ある一人のレスラーが浮かび上がってきた。HFAのブラッディ・マスク(37)である。ブラッディはブラッディクローを得意とし握力は抜群である。ブラッディショルダークローも使いこなし肩を壊すくらいやってのけそうだ。

記者「ブラッディ選手、く〜り〜選手の事件はご存知ですよね?」
ブラッディ「ウガァー」
記者「ところで、当日はカドモンの会場に行きましたか?」
ブラッディ「アゥーー」
記者「本当ですか?それならどこで何をしてたんです?」
ブラッディ「ウギャーー!」
記者「なるほど、そうですか。分かりました。お忙しいところ失礼しました。」


どうやらブラッディは無関係のようだが、果たして真相は?

加藤「俺は知らんぞ」
カドモン 【1997年11月05日(水) 01時57分】ワンコソバ・KYOU記者
 カドモンで騒動を巻き起こしている「く〜り〜肩叩き券事件」の真相を究明すべく、某地で合宿修行をしている般若を2人を取材してきた。

K「いやー、大変な山中ですね」
加「そんな事言うなよ。温泉だってあるんだし」
K「温泉ったって、猿温泉じゃないですか」
加「仕方ないでしょ。2人で石拾って作った急拵えなんだし。薬効もあるし、湯加  減も景色もいいんだから、猿しか相手がいない事ぐらい我慢しろよ」
K「それはそうとして……」
加「ああ、携帯で聞いたよ。難儀な事だな」
K「オノー氏が、般若の仕業と言っていましたが」
加「あいつは風が吹くのも郵便ポストが赤いのも、全部俺達のせいにしたがるだけだよ。俺たちゃ知らないよ」
K「本当ですか!?」
加「本当本当。そんなに慌てるなよ」
K「はぁ……」
加「俺はそれより、次回興行とかで忙しいの」
K「さいですか」
加「それより、お前最近疲れてないか!?」
K「それゃまぁ……」
加「記事のお前の名前が変化してるぞ」
K「うほょほぉ!」

 何やってんだか。

カタ「んを」入り!?
NEO GONGS 【1997年11月04日(火) 22時40分】加藤圭司記者
 グレート・カタがゼーレの「んを」に電撃入団? の噂を聞き、本人を取材してみた。

カタ「あ、取材? ご苦労さん。ゴーストマンvsバイソンの件だけどね、5分4ラウンドでやろうと思ってるのよ。まだHFAさんにはなんにも言ってないけどね」
記者「はあ、そうですか。えーとですね、カタ選手が「んを」入りしたをいう噂を聞いたんですけど、真相はどうなんですか?」
カタ「だからさ、俺が着ているTシャツは「nWo」だよ! 今年の武道館で買ったの! 「んを」じゃねーよ!」
記者「あ、やっぱり」
カタ「そもそもさ、「んを」は体制の破壊がテーマだろ!? NEOの体制を必死に作ってきた俺が、自分で壊してどうすんのよ」
記者「…今日は、真面目ですね。いつになく」
カタ「俺はいつだって真面目だよ。ゼーレってさ、よく知らないけど…戦闘機専門なんじゃないの? 別に今更戦闘機を批判する気はないよ。あれもけっこう大変だしね。たださ、ひとつ許せないことがあるんだよね。アスカ…凄くいいキャラだよ。ゼーレの主役になれるよ。だけど、戦闘機になったせいで、ONLに参戦できないでいるじゃない。勿体ないよ。もっとさ、こう…他の選手や団体から、「戦いたい!」ってパラメータやロジックに直せば、ONLの中心人物になれるんじゃない? うちのめるびーあたりといい試合ができれば、近未来な雰囲気でかっこいいと思うけどね」
記者「それはあなたの趣味でしょう」
カタ「まあね。ま、そういうことだから。いつだったか、「NEOとやりたい」みたいなことを言ってたからね。これはNEOからの正式な返答だと思ってかまわないよ。それにしても、どいつもこいつも防御力が10じゃ、設定する意味がないんじゃない? やっぱりさ、俺としては………」

 この後、延々と数時間にわたって戦闘機に対するカタの愚痴は続いた。当然…いや、残念ながら、カットさせてもらう。

「肩叩き券事件」カドモンへの波及
カドモン 【1997年11月04日(火) 17時06分】ワンダフリャ・KYOU記者
 カドモンがてんやわんやの大騒ぎである。
 旗揚げ戦の賞品の中にあった「カドモン選手による肩叩き券」を、参戦したWWWWAのく〜り〜ST選手が使用、肩を揉んだレスラーによって肩を外され、病院送りになっていた事が発覚したせいである。
 正直、カドモンでは不測の展開に当惑の表情を隠せない様子だ。

 【各関係者のコメント】
 イグナティウス・デ・ロクサス(カドモン実行委員会 委員)
 「不測の事態が発生して、参加してくれたく〜り〜ST選手には申し訳ない。彼には厚く謝罪する所存だ。それにしても、最優秀者賞として用意した賞品をどうして彼が持っていたか、疑問ですな。これについては実行委員会でじっくり調査、審問する意向だ」
 
 P・サミー・オノー氏
 「誰がアヤしいかって!? 当然、旗揚げ戦後に軍団作ってさっさと隠れた加藤と武骨に決まってるネ。奴らはアヤしいヨ。ハンニャなんて暴走族作ってハデにアホしてるから、きっといらぬインネンつけようとしたに決まってるネ」

 加藤驚と“武骨”……すなわち般若の2人は、修行中によって所在地が確認できず、コメントはとれなかった。選手データを見る限り、この2人に肩を外すほど強い腕力を持っているとは思えないが……。
 
 
 

マキシマム「いい湯だなぁ♪」
W.W.O 【1997年11月04日(火) 00時52分】豊田 前記者
カドモン旗揚げ戦の作者自身6メンマッチを戦い見事MVPを受賞し、賞品である伊豆温泉ホテルに家族で宿泊中のマキシマム前田に突撃インタビューを行なった。

豊田「いいお湯ですね〜」
マキシマム「いや〜、ホントに。カドモンさんも粋なことしてくれるね。生き返る〜」
豊田「さて、本題ですが、作者自身6メンタッグですが戦った感想は?」
マキシマム「ん〜。戦り甲斐あったよ。勝ちも取れたし。ONL設立記念大会の時ははもうひとつ目立てなかったけど、今回はMVPまでとれたしね」
豊田「気になった選手はいましたか?」
マキシマム「皆それぞれいい選手だったよ。特に東京ZIN選手は手が合うというか・・・彼と張り合ったおかげで気合いも入ったしね。機会があったらまたやってみたいね」
豊田「ありがとうございました。楽しんで行って下さいね」

伊豆の湯に御満悦のマキシマムだった。

く〜り〜ST
WWWWA 【1997年11月03日(月) 17時54分】八女記者
八「作者自身マッチの乱闘モードで渋い活躍をしながらも
2本目で文句のいいようのないフォールを取られたSTにインタビューします」
く「また一人!ライバルを見つけました!」
八「大刈の真似してどうするんですか、あんた佐山STのパクリなんだから
これ以上キャラクタをややこしくしないでください。」
く「今日からく〜り〜STの常敗伝説が始まります。」
八「はいはい。勝手に言っといてくださいよ。」
く「ま、それは冗談ですー。すいませんー。運動不足による
スタミナ切れが効きましたねー。過去のファイトスタイルで
動くのはしんどいですねー。」
八「すっかりおっさんですね。」
く「まあね。ちょっと首とか肩が痛いんで、早速、肩たたき券
使ってまぁす。ところで肩もんでるあんた、名前なんていうの?」
肩をもんでいるレスラー「…」(ボキッ)
く「あ。」
八「あ、肩がブランブランしてる。ついでに落ちてる。あんた
何やったんですか?」
レスラー「…」
八「あ、走っていっちゃった。」
く「うぅ。」
八「大丈夫ですか。カドモンにあんなレスラーいたかなあ。」

この後、く〜り〜が病院に行ったため、取材続行不可能となった。
突然現れた謎のレスラー。彼はカドモンの選手なのであろうか。
それともカドモンの若手を名乗った刺客なのだろうか。
本来、因縁を試合に持ち込まないWWWWAだが、く〜り〜の怒りは
頂点に達しており、これからどんな展開になるか、注目である。
(見つからなかったりして)

NEO開国宣言! 次回対戦カード発表
NEO GONGS 【1997年11月01日(土) 19時04分】加藤圭司記者
「NEOの野望 -戦国群雄伝- 兵の章」
1997.11. XX 東京・田端ホール

▽第3回NEOトーナメント準決勝10分一本勝負
メルビィ・ニムガーレン vs 海崎礼爾<MOW>
●地力でいけば海崎だが、今まで鳴りを潜めているメルビィのクリティカルが出る可能性もある。予測不可能!?

グレート・カタ vs デニー・ユミーデ
●ONL初見参となるカタ。ここで星は落とせないが…かなり弱いとの情報も入っている。

▽グルーサムファイト 15分一本勝負
“ゴーストマン”エベレスト・マーフィー vs タンク・バイソン<HFA>
●NEO初のグルーサムルール。ゴーストマンはこれに勝てばHFAでのゴッド戦が約束されているが…。

▽15分一本勝負
鶴波力一郎 vs ウイリアム・レミングストン<カドモン>
●カドモンのウイリアムが遂にNEO上陸。その実力は?

神城純一 vs ファイプラー弘樹<HFA>
●メルビィの部下、神城のデビュー戦。神城は裏拳が得意らしいが、ファイプラーに通じるか?

▽流星地獄変第一戦 5分四回戦
流星満潮 vs バサラ<WWO>
●ONL初のラウンド制。フリーポイントで行われる。キック対ルチャ。これぞ異種格闘技!

NEOのもう一つの顔…鶴波、勝つ!
NEO GONGS 【1997年11月01日(土) 11時29分】加藤圭司記者
 NEOの枠から外れているとして、トーナメントに組まれず特別試合となった鶴波vs川田上。鶴波は投げてのストンピング、川田上はサッカーボールキックを連打して自分のペースに持ち込む似たようなタイプであるだけに、どちらが大技攻勢に入れるかが試合の焦点になった。

 そして、最初の大技は鶴波だった。コーナーに振ると見せかけてのショートレンジラリアート! 続け様にパイルドライバー、ブレンバスター。どれも一昔前の技ではあるが、キャリアによる重さを感じさせる攻撃だ。
 先手を打たれた川田上だが、喉輪落とし、起き上がり小法師チョップの連打で反撃。ジャンピングハイ&ジャイアントキックの連打。必勝パターンだ。いかにもプロレスらしい、ヘビー級同士の迫力の攻防となった。

 3分過ぎ、川田上の恐怖の殺人技、奈落喉輪落としが炸裂。しかし、これは審議委員のカタがスタートボタンを押して試合は一時中断。これは、この場合のロストポイントはどうするか協議したため。結局、両者ロストポイントは無しとなったが、川田上はこれでリズムを狂わされてしまったのか、鶴波の頭突きの連打を浴びてしまう。フラッと起き上がったところに延髄斬り、浴びせ蹴りのラッシュに出た鶴波。元祖バックドロップからサソリに入った時点で勝負はついたと思われたが…川田上は意地で返す。そしてダイナミックボム。しかしこれはカウント2.8。二転三転する試合に、観客も普段のNEOにない魅力を感じたのだろう。小さなN系ホールが、揺れる。
 鶴波がロープに振る。そして…渾身のラリアート! 攻め手を休めずにパワーボムで3カウントを奪った。

 川田上はノーコメント。鶴波は始終ご機嫌だった。
「いやあ、しんどいよ。次にやったらまた勝てるとは言えないね。カタは俺のこと嫌ってるみたいだけどさ、こういうゴツゴツした試合も、プロレスだよ。絶対。次の試合? 発表されたの? あ、そう…。ウイリアムとやるよ。メルビィが簡単にやられたんだろ? あいつ、最近連戦で疲れてたからな。いや、俺とやる資格は充分にあるだろ、うん。俺もアマレスには自信あるから…。でも、多彩な投げ技、ねえ…。若いね。俺は一発の技の説得力に…バックドロップを大事にしていくよ」

▽トーナメント一回戦5分一本勝負
グレート・カタ(不戦勝)伊頭宙魔<新革命>
デニー・ユミーデ(時間切れ優勢勝ち)中田慎悟
メルビィ・二ムガーレン(4分18秒 クロスアームブリーカー)流星満潮
海崎礼爾<MOW>(4分35秒 スコーピオンデスロック)ファイプラー弘樹<HFA>
▽特別試合15分一本勝負
鶴波力一郎(6分11秒 パワーボム)川田上利明<プラネッツ>

般若軍、しばらく修行
カドモン 【1997年11月01日(土) 01時22分】ワンダラー・KYOU記者
 カドモンの新軍団・般若の加藤驚選手と“武骨”選手が、しばらく合同で修行に入った。これによって、次回カドモン興行まで、両選手の他団体出場は見送られる可能性が高くなった。特に肉体改造を義務づけられた“武骨”選手は、修行が終わるまで、定期興行も休む所存らしい。
 加藤選手のコメント
 「しばらく“武骨”と共に山に籠もって修行するつもりだ。俺自身も、山ん中で考える事があるんでね。それに武骨以外の般若のメンバーもいるから、彼らの特訓もある……だから、実行委員会には全団体出場を命じられているけど、しばらくは遁世するつもりだ」
 ここで他団体の話をすると、気になるコメントをした。
 「今、俺にあったスタイルを模索しているんだ。この間のスコータイ戦では、勝つには勝ったけど、反省点の多い試合だったな。結盟軍とは、お互いの信条を尊重する意味でも、深い因縁をつける事はしない。スコータイ選手にはすまなかった。HFAもこれから修羅場のようだし、静かに武運を祈ろうと思う。
 これからは、誰と対戦するかじゃなくて、自分たちのスタイルを通す戦いをしていく事が重要になった。そういう意味でも、般若は仲良し子良しの軍団にはしないつもりだ。般若のメンバーで、カドモンのベストバウトを作っていく」

 加藤の模索するカドモンのファイト・スタイルとは……。

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