NEO GONGS | (K記者)【1997年12月31日(水) 10時42分】 |
12月31日。カドモン・般若の斉藤多夏史がマスコミに予告したとおりにNEO事務所に訪れた。
理由は勿論、NEOの新年興行・武闘館への出場、vsユミーデの直訴だ。
大晦日になぜか事務所が開いていたNEO。斉藤の武闘館出場についてはすぐにOKサインが出たが、vsユミーデについては無理との事。前回の雨宮の執拗なアームロックで右肘の靭帯が伸び切って来日が不可能になったからだ。
そこで、NEOは緊急会議の結果、オーナーであるNEO加藤…加藤圭司を斉藤の対戦相手に決定。斉藤はとりあえず保留したが、ほぼ決定と見て間違いあるまい。
加藤圭司はONL黎明期にグレート・カタを名乗り、ギミックキャラとしてデビューの予定だったが、古傷である膝を痛め、引退を宣言。しかし、前回大会で復帰を表明したばかりだった。
加藤圭司「斉藤選手には申し訳ないけど、ユミーデは右肘がね。選手生命に関わるくらいひどいらしいんです。前回のウイリアムvs鶴波の内容にも関わらず、NEOを高く評価してくれてるカドモンさんに敬意を表して…僕が斉藤選手とやります」
−斉藤選手については?
加藤「記事を読んだだけですが、好印象です。カドモンさんのメジャー団体としての幅広さというか…奥深さを感じます」
−どんな試合になりそうですか?
加藤「やるからには、いい試合を。それで勝てればいいのですが、そこまで勝ちに執着しません」
−なるほど。では…
加藤「(記者の話をさえぎって)ちょっと、いいですか。残念ながらカドモンさんとは、前回大会で噛み合いませんでしたが、お互いにいい勉強になったと思います。その辺を踏まえて、カドモンさんも斉藤選手に決めたのでしょうし。さっき、カドモンさんをメジャーと言いましたが、NEOもメジャーであるというプライドを持っています。選手の知名度、試合内容、試合記事。どこの団体に出しても恥ずかしくないと思っています。本気で名勝負をしようと思ったメジャーの力を見せてやりましょう!」
なんだか良く分からないが、加藤は本気だ。
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1997年12月31日(水) 07時47分】 |
ピッコロといえば、温泉饅頭のごとくぱんぱんに張った腹とその体型が特徴的なのだが、何と最近そのピッコロがスレンダーボデーになったとの噂を耳した。そこでこの目で真実を見極めるためにピッコロにコンタクトをとってみた。なんとか、大井町のモスバーガーで会って話を聞く事ができる運びとなった。そして、勇んで約束のモスバーガー大井町店で待機していると、変なマスクを被った肌のやけに黒い見知らぬ小柄なおっさんが私の目の前に座って、ニヤついているではないか。私の中でデンジャーサインが発信され、とっさに逃げようとしたが、「このウンコタレ記者!どこにイキマスカ?」と言われ、そのマスクを被ったおっさんを凝視すると答えが出た。まさか!?これがあのピッコロなのか?目の前にいるのは変なマスクを被ったただのおっさんにしか見えない。
記者「あんた、ピッコロさんか?違うよね?ただのおっさんでしょ?あんたは誰だよ?」
おっさん「なにいってマスカ?見て分からないノカ?アナタほんとにウンコタレネ。だいたいマスク被ったただのおっさんなんてどこにイマスカ?このウンコタレ!!」
記者「じゃあ、ほんとに激ヤセしたんだ。しかし、気持ち悪いな。何か」
おっさん改めピッコロ「ウフフ。どうですカ?このスレンダーボデー」
記者「そういえばあのスタチューの体から削った金塊を喰ったら副作用でそうなったとか巷で言われてますけど、それはほんとですか?」
ピッコロ「ワタシ知らないネ。そんな事。それよりモスもやっとわかたミタイネ。ジューシーだけじゃダメって。あぐっ(といってスパイシーチリドックを一口で喰う)」
記者「無茶な喰いかたしますね。あ、そういやお笑い大賞を取りましたねぇ。しかもオノ−氏とワンダラー記者と3人並んで選出されましたね」
ピッコロ「それウレシクナイネ。ワタシお笑い?ノー。シリアス。リアル。ドラマ。ワタシを表現するキーワードはこれね。お笑いでワタシを表現するとはシットな話ネ!!」
記者「何ぬかしてけつかんねん。寝言は寝て言ってくださいよ」
ピッコロ「ムキィ!また、その口聞き方しますか?このウンコタレめが!」
記者「あ、こんどの試合の事聞かせて下さい。何かあのカード残りもんって感じがプンプンするカードですけど、何かあります?」
ピッコロ「ウフフ。言うなれば、ワタシ以外は誰でも昨日の夕食のあまりものになるネ」
記者「へぇ。そうですか。まあ、いいや。それはそうと、気持ち悪いからさっさと体、元に戻してくださいよ。子供が泣きますよ」
ピッコロ「子供達、どの国でも正直。アナタの間違いネ。ウフフ。さてワタシこれからZINのシット野郎をコーチしなければなりません。ここで失礼スルネ」
残された記者は思った。子供が泣くってマジで。と。
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1997年12月31日(水) 06時49分】 |
11.29遊楽園興行でトニィとのタッグで、観客に自分の存在を見せつけたサイレント・コア所属の土門康平がこの度、M.O.W大晦日興行で土門にとって初の交流戦を、あのNEO GONGSのメルビィ・ニムガーレンとの一戦を迎える事となった、その土門に心境を聞いてみることにした。その話の中であの海崎に秒殺勝利したNEO GONGSの雨宮五月の事が出てきた。どうやら以前から知っている関係のようだが・・・。
記者「土門選手、こうしていきなりあのメルビィ選手と対戦する事になった訳ですが、心境としてはどんなもんです?」
土門「いやぁ、はっきり言って光栄ですよ。こんなヒヨッコの相手になってくれるなんて」
記者「で、今回試合はNEOルールで行われるのですが問題はない?」
土門「別にないですよ。普段やってる事と変わらないし。スタイル的に僕とメルビィ選手は共通項があると思いますし。それにあっちのルールだからメルビィ選手のベストな力が出るでしょ?そのメルビィ選手と当たれるなら何も文句はないでしょ」
記者「なるほど。しかし、ベストな状態という事はつまりは勝つ事は至難になってきますよ。それにメルビィ選手の関節技のキレは今は鳴りを潜めてますが、かなりのものだと聞きます」
土門「いやぁ、それは心得てますよ。相手はNEOの象徴ですよ。若手の選手だってなめてはかかれませんよNEOはね」
記者「そうでしたね。海崎選手がその日にデビューした新人、雨宮選手に秒殺されてますからね」
土門「・・・(急に黙って目を閉じると)、いや、あれはフロックでしょ。海崎さんが本気でやって、あんなのに負ける訳ないじゃないですか。いいかげんにしてくださいよ。谷町さんはあいつを評価するんですか?冗談キツイですよ」
記者「あれ、急にどうしたんですか?雨宮選手とは知り合いなんですか?」
土門「さあ。別にどうでもいいじゃないですか。今はメルビィ選手との一戦を迎える心境を聞いてるんでしょ?奴の話は関係ないでしょ?」
記者「まあ、そうだけど。何か気になるよ。それ」
土門「正直言って、海崎さんの前にやつとやって叩き潰してやりたかったですよ。まあ、トーナメントですから、横やりはいれられませんからね。それに音無隊長からは奴に干渉するなって言われてますし」
記者「へぇ、何かデープな話になりそうだなぁ。じゃあ、今回のメルビィ戦の向こうに雨宮戦を見てるんじゃないんですか?」
土門「それはメルビィ選手に失礼ですよ。ただ、内容如何によってはNEOさんに掛け合ってみたいですね。奴を引っぱり出して、戦う事が既成事実になれば隊長も容認してくれるだろうし」
記者「ほほう。どちらにしろメルビィ戦は土門選手にとって通過点なりますね。良い結果を期待してますよ」
土門「はい。全力でメルビィ選手にぶつかります」
話を聞き終わった後、雨宮との関係の話を聞いてみたがやはりそれは話す事ではないと断わられた。しかし、土門はメルビィ戦をステップに雨宮との一戦を望んでいる事は明白であった。しかし、メルビィを相手にどこまでやれるか。乞う御期待である。
カドモン・般若 | (ワンダラー・KYOU記者)【1997年12月31日(水) 04時54分】 |
この前、アスリーツリーグ修行を終えた般若の斉藤多夏史。念願の新田戦はフイになってしまったが、一皮むけたようである。
斉藤と言えば、喧嘩集団・般若の一員ではあるが、実際のプロレスはウイリアムやゴンサロたちの格闘技路線派志向である。リーダーの加藤驚が放任しているだけに、般若の中では唯一自由に動ける人材なのかもしれない。
その斉藤多夏史が、本格的に多団体修行を志願した。
志願先はNEO・GONGSとA.L。ともに斉藤の目指すプロレスの充実した団体である。とりあえず、この2団体でのレギュラー参戦を目指す意向だ。
【斉藤の談話】
斉「僕は般若に所属してますけど、それは価値ある戦いを目指すという本来のテーマに賛同しているからであって、無法喧嘩集団である事に賛同しているワケではありません。来年には僕にも特攻服が下賜されて、ますます多団体とやりづらくやるでしょうから、今のうちに僕は僕でいろいろな団体に修行にでかけたい」
まず斉藤の目標はNEOの武道館大会だという。
斉「流星選手がスコータイという目標があるように、僕もゴンサロ選手という蹴り技の達人を見た衝撃がある。あの人を超えるために、僕はもっと強くならねばと思っています」
とりあえず、斉藤選手はNEO武道館大会で対戦希望の選手にJ・ユミーデ選手を指名。あくまでも腰の低い斉藤選手は「これから頼みに行きます。いえ、対戦相手なんて贅沢は2の次です」と、かなり控えめだった。
あとで加藤驚選手から、こんな話を聞いた。
加「俺、以前フロントと「全団体出場します」と言ったけど、なかなかできなくてね。とりあえずまっとうな団体さんには、まっとうなファイトする斉藤を送る事にしたんよ」
どうかこの2団体には斉藤をびしばし鍛えてくれる事を願う。
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1997年12月31日(水) 03時57分】 |
ついに今日、M.O.Wの今年度最後の興行の全カード発表の会見がM.O.Wの事務所で開かれる事となった。
そしてまず、カード発表から行われた。次の通りである。
第一試合 30分1本勝負
怒羅え門 VS 魚頭 玉三朗
第二試合 30分1本勝負
門仲 伝奇 VS 八島 康彦(アスリーツリーグ)
第三試合 45分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター&東京ZIN
VS
トニィ・リトゥル&フレデー・M
第四試合 15分 NEO GONGSルール
土門 康平 VS メルビィ・ニムガーレン(NEO GONGS)
第五〜七試合
ここまでは通常試合で行われ、第五試合以降はM.O.W初代ヘビ−級王座決定トーナメントにとなる。
出場選手は次の、
ストロング猛鬼
海崎礼爾
音無誠次
左近番斎
の4人で争われる事となった。組み合わせは興行当日に決定されるとの事。尚、大和鉄之助は持病の腰痛のため、今興行は不出場の運びとなった。
また、出場選手4人の合同会見も併せて行われた。
まず、番斎が海崎、音無に「おいっ、何で大和のおっさんが入ってねぇんだ。腰痛?あんたは何なんだよ?骨折してんだろが?その腕で出来んのかよ!あァ、どうなんだよっ?それにそこの黒服オヤジッ。テメェがなんでこの枠に入ってんだよッ!このコンコンチキがぁっ!おいっ、てめぇの相手は俺がしてやるよ。あぁッ。てめぇに資格がねぇって事を骨身に染みさせてやらぁッ。あァッ、糞くだらねぇ!こんな会見やってられっか、あほらしっ。おいっ、おっさん、精々首洗って待っとけ。あァツ、海崎さんよぉ、あんたもな!」と一方的にしゃべりまくり、自分の一回戦の相手に音無を指名した。
それに対して音無は「相手は誰でも結構だ。まあ、一番体力の消費を抑えられる相手が一回戦になる訳だから、あのヤマザルの挑戦を受けるがね。残りの二人はまあ、厄介だからな。サルに比べればだがな。いや、海崎さん、あんたには勝って当然だな。しかし、奴に負けるとは思いもしなかったがね。正直、あんたを買い被っていたようだ。ま、手負いの獣は危険と言うがあんたは獣じゃあない。チキンだよ。俺もこれでさがらしてもらうよ。」
音無は番斎をヤマザルと斬って捨て、同時に海崎にNEOトーナメントの失態を毒づいた。この時、海崎は意外に涼し気な表情で聞き流していた。
そして、次にあの猛鬼のマネージャーに就いたデープ・スペクタクルがしゃべくり出した。
デープ「みなさん、セッカチですねぇ。しかし、海崎さん、アナタはほんとにお馬鹿さんですねぇ。その腕でやるんですか?まあ、折れてなくても結果は同じですがねェ。この猛鬼が王者に決まってマスネェ〜。いいですかッ、皆さん。猛鬼にかなう相手がこの団体にいますか?え、どこにいますか?いないでショ。いる訳ないですネェ。だから、来年、NEOのゴーストマンとファイトしますネェ。このヘッポコ団体には相手はいませんからネッ。今回のではっきりと分かりますヨ。ンハハハ!猛鬼も何かしゃべりなさい」
猛鬼「マイホーム目ざしてがんばります。来年はマイホームで暮らしたいです」
デープ「そのダジャレ、さむいですねェ〜。もうすこし考えて言いなさい。それじゃ、海崎さん、後は任せましたよ。じゃあ、皆さんまたお会いしましょう」
会見に残されたのは海崎だけになってしまった。一人になった海崎はこう語ってくれた。
海崎「ま、散々言われて返す事はないよ。この腕で出場するのは無謀だよ。確かにな。だが、俺は今の感覚を失いたくないんだ。ここで休憩をいれたらその感覚がどこかにいっちまう気がすんだよ。だからこのままでる。痛み止めを打てば何とかなる。勝って、雨宮君に借りを返さんとね。なんにしても誰がベルトを巻いてもそれからが問題だよ。だから、俺が巻く。そういう事で。じゃ、いいですか?」
海崎の言葉は悲壮ではあるものの決意を感じさせるものだった。あえて期待しようではないか。海崎の優勝を。
また、今回の第4試合までの出場選手のインタビューも別枠で紹介する予定。しかし、あくまで予定。あしからずゥ。
アスリーツリーグ | (憲作記者)【1997年12月31日(水) 03時02分】 |
旗揚げトーナメント「A.L.C’97」も無事に終了し、年末ムードも高まるなか、A.L.ジャパンジムに取材に出向いた。主な目的は、各選手のトーナメントに対するコメントをとることだったのだが、なぜかジムにいたのは小磯会長と有倉雅史選手のみ。他の選手はすでに休養中なのだろうか。せっかく来たのだからと気を取り直し、有倉にインタビューを行った。
記者(以下−)「他のみなさんはどうしたのですか?」
有倉(以下有)「わからんねん。昨夜もやっしーや氷野に電話してんけど、留守電やねん。連絡がつかへんのや。」
−「そうですか。まあ、とりあえず有倉選手のインタビューを取らせてください。まずは、旗揚げトーナメントが終わりましたが…。」
有「うん。俺は1回戦でゼーレのアスカ選手と闘ってんけど、あかんかったわ。ちょっと…緊張いうのとは違うけど、自分の闘い方を忘れとった言うか。こう、ラフファイトでガーッと来られて、つきあってしまったと言うか。頭に血ィ昇って、やるべきことをやれんかった。」
−「有倉選手としては、不本意な結果だったと。しかしながら、トーナメント自体は成功だったと思います。新田選手が優勝して、A.L.としての意地を見せましたし。」
有「あかんて。なんで新田が優勝すんねん。俺、新田には勝てるで。組み合わせがおかしいんちゃうん。」
−「と、言われましても…。」
有「これであいつ、またズに乗んねん。ええ迷惑や。(ムッとして黙りこむ)」
−「…えーと、1月にNEO GONGSに出場が決まりましたね。相手は流星満潮選手。」
有「うん。嬉しいことに、向こうさんからぜひ俺にって話が来てん。やっぱり、見とる人は見とる、ちゅうことや。新田なんか、声もかかれへんやん。」
−「…に、新田選手のことは置いといてですね、試合への意気込みとかを。」
有「せやね、『空手対キック』てのがテーマらしいけど、どっちか言ったら、向こうの方がやりにくいんちゃう?俺は、いっつもキックとかと練習しとるから、ある程度慣れてるし。だから俺が有利、とまでは言えんけど、流星選手の方がやりにくいやろな、と思うよ。」
−「なるほど。」
有「まあ、とは言うものの、プロでのキャリアや実績は、向こうの方が上やしね。その意味では、胸を借りるつもりでいこかな、と。」
−「がんばってください。期待してます。」
−「さて、97年ももう終わりですが、来年に向けての抱負などありましたら。」
有「そやな〜。旗揚げも1回戦で負けてもうて、何にも結果が残せんかったからね。来年は組まれる試合1つ1つを大事にして、名前を売っていかんとね。もちろん、勝たなあかんし。まあ、頑張ります。」
−「それでは、今日はどうも…」
有「あ、待った待った、もう1つ言うとこ。」
−「どうぞ。」
有「新田だけは、けちょんけちょんにしたるよ。もう、これ以上調子に乗せるわけにいかんわ。」
−「あっ、ありがとうございました!」
今年A.L.を取材するのはこれで最後になるが、他の5名の選手に話を聞けなかったのが残念だ。
選手たちに変わって、私からご挨拶を。98年も、アスリーツリーグに、ご声援よろしくお願いします。
カドモン(有明・コミケット会場) | (ワンダラー・KYOU記者)【1997年12月31日(水) 02時08分】 |
カドモンの喧嘩集団の長ながら、ギャルゲーフリークとして知られる加藤驚選手を追って深夜の有明に飛んだ。今年は一般入場で並んでいるという情報が入っている。案の定、西館入り口前で寒そうにたたずんでいる加藤選手を見つけたのでインタビューをした。当然、それは私も並ぶ事を意味している。
K「いゃーどうも」
加「おお、こんな寒いのに仕事か。ご苦労だね」
K「あんたの方が寒そうだよ。中が暑いと無理して薄着にするから」
加「まぁいいじゃないの」
K「んで、ではさっそくインタビューをしますね。まずはWWWWAのメカバトル97、見事に優勝しましたね」
加「いやぁ、武骨に感謝するよ」
K「優勝した時の気持ちはどうでしたか?」
加「とりあえず般若の面目躍如かな。よくここまでこれたよ」
K「月並みなセリフどうもありがと」
加「おいおい。優勝戦はあまり派手にできなかったんだから」
K「セコくカットプレイでダメージ稼ぐのってヒールのやる事じゃないの?」
加「ウチら、一言もベビーフェースだって言ってないもん」
K「般若はそもそも派手なプロレス技する選手いないですからねぇ」
加「武骨の事言ってるんだな」
K「いや、武骨選手はいい選手ですよ。ONL一のチョップの使い手ですよ」
加「そんとーり」
K「今回はフィニィッシュも武骨選手でしたね。あのストロング猛鬼選手からですよ。彼の実力から言えば金星ですね」
加「そうだよ。それができるってのが般若のタッグとしての力量だよ」
K「今回は唯一の“純血”出場を強く主張してましたね」
加「それそれ! 俺、ヘルリーダーに一言いいたいね。どうしててめぇの相棒と組んで出場しなかったんだよ。どいつもこいつも一夜漬けタッグで出場しやがって。この回りにタッグ屋はいないのかよ」
K「結局、ダッグチームというより、夢のタッグという組み合わせが多かったですよね。ジョン・ボビ&トニィ・リトゥル組とか、金韓宇&李小龍組とかね」
加「そこで結局お祭りで終わってしまったってワケ。タッグ屋のプライド賭けてたの俺たちだけじゃん。どうして横プロのやーさん衆いないの」
K「“集団”にえらく固執してますね」
加「“個”のつながりだけじゃ軍団ってのは成り立たないの。般若はゾクというまとまりの中にあるし、南蛮はオノーの意志のまとまりの中にあるんだ」
K「そういえば、斉藤選手も来年から特攻服が支給されますね」
加「そう。あいつもよくやってるよ」
K「来年は武骨選手以外の主力選手も登場するらしいですね」
加「そうそう」
K「やっぱカドモンは軍団が活発ですね」
加「あったり前じゃん。俺たち以上に活発に活動してる軍団あるか? 言うてみいや」
K「HFAは結構軍団抗争も活発ですよ」
加「ゴッド結盟軍言いたいのか? あいつらに“個”以上の何かがあるか?」
K「ないですね。あそこは格闘家の集まりですから」
加「あそこは軍団っていうより、相互扶助の組合みたいなモノだよ。とりあえず単体だと狙われるから組む……追われる者同士が自衛と復讐のために組む……梁山泊みたいな集団ってトコだな。個性の集合体だよ」
K「それは戦闘的に見ていいんですか」
加「よかないっ! あそこと喧嘩する義理もねぇよ」
K「鬼神衆や魔神衆はどうですか」
加「あいつら、どうなるんだろ」
K「ではそろそろ話を変えましょう。次回興行の相手のアズマ選手についてです。カドモンとしてはONL記念興行からの因縁でしたね」
加「そう。当時はオレもデビューしてなかったし、般若も南蛮もなかった。だけどあれがカドモンのデビューだった。あの敗北からのスタートだったカドモンもここまで大きくなった。来年最初の大会で、その成果を見せたいね」
K「アズマ選手が一時、武骨選手とタッグを組みたいと言ってきましたが」
加「ダメで当たり前だよ。俺たちゃ軍団だぜ。よそ者はいらねぇ。そんなに組みたきゃ般若に入ってもらうしかないな。規律は簡単。特攻服着て、俺の命令に逆らうな。足抜けも許さん」
K「簡単だけど、えらくプライドが傷つく規律ですね」
加「俺はそんなにバカな事言ってないよ。そんなに過激じゃないよ」
K「だけど、タッグ拒否を理由にだかどうかは知らないけど、新革命に喧嘩売られてましたね」
加「あの出場メンバー、何? 殴り込みに来るのに統一感のない連中だな。自分の団体で抗争している奴らを一緒に送ってどうする気? どっちかに般若が加勢してもらいたいのかい」
K「アズマ選手が、昨日HFAの鬼神衆入りを志願しましたが」
加「結局、あいつは武骨と組みたかったってのは一夜のお祭り気分でしかなかったって証拠だよ。バカにしやがって! ハッカケもあっちで戦うってんだろ! ふざけるな! てめぇらにはビジネスってのが分かってのか!」
K「B・H杯も、出場予定選手の相次ぐトラブルで開催が危ぶまれていますね」
加「呼びかけにシカトしてる団体までいる始末だ。もう疲れたよ」
K「そろそろ10時ですね。どうせこの後は戦場でしょうから、来年の抱負を」
加「俺、来年……いや、今から少しキャラクター変える」
K「えっ!?」
加「メカバトル97優勝を以て、俺の実績も格段にアップした。もういいだろ」
K「すると……」
加「来年はいろいろゴーマンさせていただく」
K「おお、最近ゴーマニズムにかぶれた影響ですね」
加「そんとーり」
では1つ、僭越ながら。
せ〜のっ!!
加「いいか新革命!! 多団体のコバンザメしてるヒマあったら、誰でもいいから自団体をまとめあげるなり軍団をきちっと区分するなりしてみろ!! “個”で動く軍団なんて一切いらん!!」
加「ではいってきまーす。覚悟せいリーフブースの諸君。いざゆかん可愛いマルチのためにぃ」
K「はいはい」
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月31日(水) 01時25分】 |
試合の段取りが悪かったのか気がつけば、もう16時。例のごとく休憩時間になったので夕食を食べにいく。キンコンさんは帰ったようで、お好み焼きの屋台に代わっていた。「おじょうちゃん、うまいけぇ食ってみんかいのう。」とおっちゃんがいうので、いただく。インチキっぽい広島弁だったので味が心配だったが、おいしかったっす。
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さて休憩時間が終わって第二回戦の開始。
まずロングマッチに勝利したバサラ、レオン・ザ・グレートコンビが入場。赤コーナーからは、アイアン剛志&ブルブルブロディの闘魂の黒タイツコンビが入場。
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バサラ、グランドコブラ。続けてカットに入ってきたブルブルにもグランドコブラ。レオンもフォローに入ったが剛志にボディスラムで場外に投げられる。リング上ではブルブルがバサラに、ボディスラム、一回戦で猛威をふるったキングコングニー、ショートレンジラリアート、キングコングニー。起き上がったバサラ、ブルブルをロープに降って、後ろにまわって、ミステリオ・ラナ。
場外では剛志が首投げでレオンを攻撃するが、逆にレオンがボディスラム2連発後、馬乗りパンチ。ようやくリングに戻ったバサラに剛志がヘッドロックからのショートパンチ。ここでバサラがレオンにタッチ。
代わったレオンは剛志にステップキック。倒れた剛志にキングコングニー。レオンのフェイスバスターと連続攻撃。しかし剛志、足早に赤コーナーに戻り、ブルブルにタッチ。
ブルブル、レオンをゴリラスラムで投げる。もう一回投げた。キングコングニー!しかしレオンも負けていない、顔面ニーリフト、起こしてコーナーポストに投げた。戻ってきたブルブルをまたコーナーに投げた。パンチで倒してヒールホールド。これはカットされたが、剛志にフェイスバスター、チョークスリーパー。続いてブルブルをロープにふってジャンピングエルボー。起こしてスモールパッケージホールド。これはすぐに放した。しかし両軍フォローに入っている。剛志がレオンにインディアンデスロック。
(その後、スモールパッケージホールド&フォローで両軍入り乱れる展開が4度続く)
やや優勢な喧嘩ラッシュ、マウントパンチなどでレオン、しかし負けじとブルブルもドクターボムを繰り出した。またも両軍入り乱れる。バサラが剛志を水車落とし、ローリングジャーマンで攻撃している間にブルブル、ジャンピングパイルドライバー、キングコングニー。ここでレオンはバサラにタッチ。
バサラ、ブルブルをパンチで倒して、ローリングジャーマン、ビクトル膝十字。フォローに入った剛志にもビクトル膝十字。その間にレオンがブルブルにノーザンライトボム!フラフラ立ちあがったブルブルにバサラのバックドロップ。タイガーネックチャンスリー、アンクルホールド。剛志カットに入って、バサラを元祖バックドロップ。しかしレオンに倒されたブルブルに裏アキレス腱。またカットされたがしつこく裏アキレス腱。マシンスープレックス、グランドコブラ。ブルブル、2でクリアー。あわてて剛志にタッチ。しかしバサラの勢いが止められず、ブルブル、剛志を場外に投げる。帰ってきた剛志をマシーンスープレックス、タイガーネックチャンスリー、膝十字、マシーンスープレックス、ここで例によって乱戦になるが、剛志も起き上がり小法師チョップでレオンとバサラを攻撃。ロープにふったがロープが近くバサラは場外に。場外ではブルブルがバサラにドクターボム、場内ではレオンが喧嘩ラッシュ、垂直ブレーンバスター、延髄斬り。あがってきたバサラ、ジャパニーズレッグロールクラッチホールド。ロープ。勘違いしてフォローに入ってきたブルブルをレオンがノーザンライトボムで止めている間にバサラのマシーンスープレックスが決まり、3カウント。
○ バサラ (12分3秒 マシーンスープレックス) アイアン剛志 ×
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この試合、ブルブルのカットが裏目に出てしまった。
剛志はカットの際、延髄斬りを出すなど頑張ったが、バサラの奮闘に勢い負けしてしまったのか、残念な結果に終わった。
HFA | (ぴろき記者)【1997年12月31日(水) 00時23分】 |
さて、今年のHFAの記事もこれが最後。いろいろな選手にインタビューしようと思ったが、面倒なのでいつものように代表してファイプラー社長にインタビューを行った。
記者「まずは、MIPおめでとうございます。」
弘樹「ドモ、アリガト。でもねぇ、お気に入りに一票も入ってなかったじゃんか。だからMIPの投票がお情けだってのがバレバレだね。」
記者「ははは…。お気に入りが0票だったのはちょっと辛かったですね。」
弘樹「まあいいや。だがな、この世界は目立った奴が勝ちなんだよ。気に入られる必要はないんだよ。例えば、ゴッドのような奴がプロレス界に介入してくることに文句を言う奴もいるだろうが、目立ったもん勝ちなんだよ。注目された者が勝者なんだ!」
記者「それは言えますね。ONLでの勝者は“強い選手”ではなくて“注目を集めた選手”ですね。そういった意味で、まこと選手も勝者ですね。」
弘樹「そうそう、お前分かってるじゃん。それなら“注目されるにはどうしたらいいか?”ってことになるわけだ。」
記者「ふむふむ。」
弘樹「まあこれは簡単に言って“ニュース記事に登場する”ってことだな。他団体に出場するもよし、自団体の興行で試合するもよし。ただ前者は他人まかせになるし全員して他団体に出るわけにもいかないから、後者をお勧めするんだムー。」
記者「それは前々からおっしゃってましたね。今日は色々と聞きたい事があるのでONL大賞についてはこの辺で。」
弘樹「え?他のテーマについて聞かないの?お笑いとかさ…。」
記者「では次に24日に行われました『黒き華』についてお聞きしたいのですが。」
弘樹「おいらは別の会場で誕生会やってたんだけど、最後に四天王が乱入してきたそうだね。っていうかお前なんでこっちの取材に来なかったんだ?」
記者「あ、い、いえ…。ひ、久しぶりにひろき記者に会いたいだろう…、と思って、そちらにはひろき記者を行かせました…。」
弘樹「まあいいや。こんな細かい事を話してる時間もないんで話を進めようか。」
記者「は、はい。では、四天王と呼ばれる連中が今後HFAに参戦してくるのかという事と、金韓宇選手の足の具合、そしてハイマスター選手の今後について教えてください。」
弘樹「まずキムについてだが、フェニックスの低空ドロップキックでやられた足は全治一ヶ月…あるいはもっと長引くそうだ。四天王についてはすでに次大会の出場が決まっている。」
記者「相手はやはり結盟軍ですか?」
弘樹「いや、向こうからの要請で、“結盟軍阻止”の任務に失敗した鬼神衆とハイマスターをまずは処罰して、結盟軍と戦うのはその後、ということだ。」
記者「ハイマスター選手以外の魔神衆のモンスターはどうなるのでしょう?」
弘樹「あいつらは四天王配下になるらしい。四天王にとっちゃ単なる捨て駒だろうけど、モンスターは知性を持たないだけあって扱いやすいってことだろね。」
記者「鬼神衆及びハイマスター選手はOGREから離脱、ということになるんでしょうか?。」
弘樹「うん。鬼神衆はOGREから独立して活動するんだろうけど、ハイマスターは一人ぼっちになるね。」
記者「ハイマスター選手の動向に注目ですね。では、次大会のカードの発表を待っています。」
記者「さてさて次は、OGREを離脱する鬼神衆と鬼神心についてですが、なんか争いの輪が広がってますね。」
弘樹「これはヘルからの伝言なんだけど、『元々この争いは鬼神の名をかけた戦いだ!アズマ?ハリー?ハッカケ?お前らの出る幕ではない!』というわけで、あくまで関心あるのは鬼神心のみ、って感じ。でもいきなりシングルで決着付けるのも興行的にアレなんで、とりあえず最初はタッグで対戦だね。というわけで新革命さんには鬼神心以外にとりあえずあと一人用意して欲しいっす。」
記者「インタビューはまだまだ続くよ。では次は各種トーナメントについて…、と思いましたが今日はこれくらいにしといたろ。」
弘樹「おいおい、ここでやめたらアカンよ。見出しに“今年最後のインタビュー”って書いてるし、もうちょっと続けようよ。」
記者「(見出しって…) は、はい。ではまずメカバトルについてですが、これはファイプラーさんに聞いてもしょうがないですね。」
弘樹「そだね。今度ヘルに聞いてちょ。」
記者「ではCBDについて…、これも後日まこと選手に聞きます。A.L.トーナメント…もまこと選手に聞いておきます。」
弘樹「なんだ、結局これでインタビューは終わりか。んじゃ、また来年!」
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月30日(火) 22時23分】 |
第四試合 新田英二&八島康彦 VS 魚頭玉三朗&インビジブルストーカー
シリアスなファイトでファンをうならせるアスリーツ・リーガーズ入場。
なぜ、同一団体のふたりが、ここでも組むことになったのかヒジョーに不可解。
一方、派手な頭でファンをうならせる魚頭が入場。あ、ストーカーも入場しているみたい。
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試合開始、力比べは互角。新田は離れてからの蹴り、ニーリフト。一方、腿蹴りは魚頭。倒れた新田に釣り鐘ストンピング。起きた新田の肩を魚頭がつかんで延髄蹴り。しかし何もなかったかのように起き上がった新田が魚頭にフロントスープレックス、腕ひしぎ逆十字。よく見えないが、ストーカーのカットが入ったようだ。しかし同じくフォローに入った八島が魚頭を一本背負い。新田がそれを起こして、ニールキック。ここで、魚頭はストーカーにタッチ。
ここで魚頭のブレーンバスターと思ったら合体ブレーンバスター。新田が落ちたスキに八島が宙に浮いたと思ったら拷問ロメロ。新田ハイキックでフォロー。しかし魚頭もストーカーに加勢。モンゴリアンチョップ、釣り鐘ストンピング、起きたところをストーカーのDDT2連発。ここで八島にタッチ。
八島、ストーカーを払い腰で投げまくり腕ひしぎ逆十字。カットにやってきた魚頭をサイドスープレックス。両軍分かれたところで、またも払い腰で投げ三角締めをする八島。カットにやってきた魚頭を再度サイドスープレックス。その後ろで新田がストーカーにボディパンチ。そのまま乱戦が続くが、八島はカットされてもくじけずに、ストーカーへの膝十字などの関節技を続ける。
魚頭が引き上げたところで、ALコンビの合体パワーボム、八島の三角締め。フォローに入った魚頭が新田にバックドロップ。そこで蘇生したのかストーカーDDT、フロントスープレックス、ブレーンバスター、ムーンサルトアタック、バックフリップと場外にたたき落とす。場外では魚頭が活躍。アバランシュプレス、延髄斬り、フェイスバスター、一本釣り固め。しかしリング内をよく見ると新田のハイキックラッシュ、アキレス腱固めで形勢が逆転してるぞ。
場外から復帰した八島は新田にタッチ。新田の攻撃でダウンしたストーカーに膝十字固め、魚頭は八島を追いかけてフォローしない。その後、ストーカーの飛びつき前方回転エビ固め2連発で2カウントまで追い込まれるが、八島のカット&関節技がじわりじわりと効いてきたようだ。魚頭にタッチ。
その魚頭に新田のハイキックラッシュ、ダイビングニー、ミドルキック2連発。膝十字固め。しかし負けじと魚頭の必殺一本釣り固め。カットされたところで魚頭、ストーカーにタッチ。代わったストーカー、新田を場外に落とす。そのままストーカーは八島とリング内で戦うが、飛びつき系の関節技がビシビシ決まり、やや分が悪い。
一方、場外で水を得たかのような魚頭。肩掴み延髄斬り3連発、鉄柵攻撃2連発で新田を痛めつける。ここで場外に落ちた八島にストーカーのラ・ケブラーダ。自爆。まさに身投げを体現しているぞ。リングに上がって落ち着いた両軍、ストーカーの飛びつき前方回転エビ固め4連発を2カウントでクリアーした新田は間合いをとってハイキック!ダウン。そのまま腕ひしぎ逆十字固め!
○ 新田英二(14分35秒 腕ひしぎ逆十字固め)インビジブルストーカー ×
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魚頭がお約束のように再度サイドスープレックス。場外でのハッスル(死語)、ストーカーの場外落とし技、飛びつき前方回転エビ固めなど派手な活躍をしたが、アスリーツリーガーのシブい仕事の前に破れ去った。
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月30日(火) 07時58分】 |
タグ閉じ忘れてました。最近誤字と失敗が多いので、八女さんに怒られています。
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月30日(火) 07時55分】 |
はぐれミニスカ(じゃない)ポリス(メン)コンビが入場。なんか「んを」入団をエアガイツが希望しているらしいけど、どうなるんだろう。
ポイズン・ジャイアント&悲山彗一が入場。このコンビ、色が悪趣味…狙っているんだろうか?
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第三試合 はぐれミニスカ(じゃない)ポリス(メン)コンビ
VS
ポイズン・ジャイアント&悲山彗一
ポイズンがコブラクロー、クルックヘッドシザースで攻め立てる。セルジオ、フォローのナイスアシスト。ポイズンジャイアントがセルジオ相手にムキになって反撃している間にエアガイツが悲山を攻撃。両軍乱闘が落ち着いたところで、ガイツがセルジオにタッチ。なんか荒っぽい試合になってきたぞ。
代わったセルジオが回転地獄蹴り、ステップ延髄ニールキックで攻撃。しかしポイズンがコブラクローで反撃。フォローに入ったエアガイツ、ポイズンをマシンガンストマックニーで倒した。つづいてコーナーポストに上がって何をするのか?フライングニードロップか?飛んだぁ!
同時にセルジオがポイズンを仰向けにして場外に落とした!ということは?エアガイツ、フライングニードロップ自爆!反省したのか、セルジオ、上がってきたポイズンをミドルキック&ダイビングボレー(延髄斬り)、スクリューハイキック、ダイビングボレーで追い込む!が、ポイズンは悲山にタッチ。出てきたエアガイツを合体パワーボム。悲山がジャイアントスイング。その後悲山はセルジオをバックブリーカースラム等で攻め立てる!セルジオも抵抗するが、この時間帯は悲山やや優勢(7分経過)
:
:
12分過ぎ。
ようやくタッチで登場したエアガイツ(悲山もこの間タッチなし)、インディアンデスロック、ナックルパート、スリーパーホールド、ローリングジャーマンで形勢逆転するが、悲山のブラックカイザーボムで、またも逆転。フォローに入ったセルジオ、起き上がったエアガイツ、ともに合体パワーボムを食らう。ヘトヘトになったエアガイツ、セルジオにタッチ。
登場したセルジオにKHドライバー’97(SSD)、フィッシャーマンDDT、ギロチンピースクラッシャー!エアガイツ、ミドルキックで反撃、続いてダイビングボレー!
ハズレ
すばやく悲山のフィッシュストレッチスリーパーで固め、セルジオ無念のギブアップ!
× セルジオ(15分8秒 フィッシュストレッチスリーパー)悲山慧一 ○
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ポイントは抑えていたものの、決定機を逃してしまったセルジオ。エアガイツもがんばったが、ポスト攻撃自爆がかなり精神的ダメージを与えてしまったのか、勝利には至らなかった。こんなことでフランスで勝てるのか!日本(って関係ないな)
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1997年12月30日(火) 07時43分】 |
まさかの秒殺。
いやこれが当然だったのかも知れない。決勝の試合が始まる前の海崎の顔には焦りが色濃く見えていた。準決勝でメルビィを下したものの内容は芳しくなく、勝った後もノーコメントであった。何か憑かれたような感じがしたのである。
迎えた決勝の相手は先の準決勝でデビューをしたばかりのNEOの雨宮選手に。だが、相手は新人ではあるが、ここはNEOである。油断は少しも出来ないはずなのだ。
案の定、技に正確性を欠いた海崎はスキを突かれて腕を極められてしまう。「ボキッ」という不自然な音が記者のいるリングサイドに聞こえた。
腕を押さえ目を閉じている海崎。握手を求めてきた雨宮を鋭い眼光で見据えるが、しばらくすると苦笑いを浮かべ雨宮と握手をし、彼の手を上げた。
控え室に戻ってきた海崎は晴れ晴れとした表情をうかべ、「今日は負けちまったけど、すっきりしたよ。何か、目の前が霧で見えなかったのが痛みを感じて我に帰ったよ。今の俺がここにいるんだって。情けねえって思ったけど自分を確認できて安心したよ。何かね」
そう語ってくれていた時、突如、猛鬼と会場で猛鬼の隣にいた金髪ウェ〜ビ〜オールバックなおっさんが海崎の控え室に現れたのである。そして、そのオッサンは「ハハハ!あなた、弱いですね〜!それで勝てますか?このマイティ・モーフィン・ストロング猛鬼に!どうなんですか?」
海崎はそれに「ここはテメェみたいなウジムシが来るとこじゃねえんだよ」と答えると猛鬼の目の前に立ち「くたばれ」と、言い放ち「伝奇。行くぞ」そう付き人の伝奇に告げると控え室をあとにしてしまった。
残された金髪おやじと猛鬼は「イケませんネェ〜。強がり言っても無駄ですヨ!アイツはこの猛鬼にクラッシュされますからネ!ナハハハ!」そして「では後日、またお会いしましょう。おっと、肝心な事を忘れてましたネ。わたくしはデープ。デープ・スペクタクルです。猛鬼とピッコロのマネージャーに就いた者です。では、ごきげんよう」とうと馬鹿笑いをしながら控え室から出ていった。
後日と言うのはM.O.Wの年末興行のカード発表の事をさしているはずではあるが、海崎はこの試合で右腕を骨折しており出場自体、難しいはずである。それがよりにもよって猛鬼との一戦があるとするならば最悪の状態で試合に臨まなくてはならない。カード発表を待つしかないのだが、はたしてどのようなカードになるのか?
WWWWA | (八女記者)【1997年12月30日(火) 00時00分】 |
八「こんにちは、今日は新革命の第5試合に出場、浦浩平選手を原爆固めで見事に
しとめた伊吹舞選手にインタビューです。伊吹さん、おめでとうございます」
神「舞は祝勝会でカラオケに行くから俺が相手してやるです。」
八「またあんたか。あの舞選手の声が聞きたいというファンの意見もあるので…」
神「舞にファンがいるようなことがあるだろうか、いやない。だから心配しないで
存分にセパラードスとボヘミアンラプソデーを歌ってこい!舞!」
八「ああ、行ってしまった…デーって、あんた親父みたいなしゃべりでんな。」
神「コカコーラライトで乾杯だ、ヤメ君」
八「もー最近ちゃんと完結した取材が出来ないので上司に怒られているんですよ。
今日もなんか取材対象がカラオケで消えてしまうし…もう…」
神「まあまあ、ちゃんと俺がコメント取っておいたよ。」
八「聞きましょうか…あまり期待していないけど。」
神「ちょっと攻めがワンパターンが過ぎたな。次回の試合からは、本格的にTV選手
権のレギュレーションが発動するだろうから、少しは緩和されるです。」
八「それは?」
神「しょぼい攻撃したものは反省するまで、出場できないというやつです。なんで
もありではないというやつかな。まだルールは完成していないけどワンパター
ンの中でも卑怯なパターンを抑えたつもりだといってるです。」
八「本当かなあ、会長がそんなことするとは思えないなあ。」
神「ふん、せいぜい言っておくです。『事情を話すとWWWWAのブッカーのうち府中
地区3人は勝てばいいで盛り上がっているからいいんだけど、海外組と神戸組
からの圧力がきついからね。力の抜き加減のわからない府中組のために作るん
だ』と鬣の長いやつが言ってたです。交流戦の場合は、例外になるですけど」
八「なるほど、それでは期待せずに様子を見ておきましょう。で、話がずいぶん
とんじゃいましたけど試合の方は…」
神「まあ、攻撃が単調だし、とても見てられなかったです。新革命さんは持ち上げ
てくれているようですが、出会ったことのないタイプの選手だから対処できな
かっただけだと思うです。舞は出直しです。」
八「なるほど、でも浦浩平選手は、伊吹と勝負するためにWWWWAへの参戦を希望し
ていますけど?」
神「ああ、その件はライオン頭の会長に聞いたところ、OKだそうです。ティファナ
で行われる次の試合に参加してくれとのことです。ただし舞は相手が決まって
いるから、相手になることができない。それでもOKならということです。正月
の新革命での残り試合の状況次第では、すぐに対戦するかもしれないが、今の
時点ではそういうことだ。おそらくFirey Pyro Killという選手になるです」
八「http://www5.big.or.jp/~kurio/firey.htmlですね。Fireyは現状のTV選手権の
選手で最強だとか聞いていますが…」
神「そういうことです。それなりの選手でWWWWAでも歓迎したと思うので、浦選手
も油断しないで来て欲しい。以上です!」
八「ありがとうございました。今日は無事に終わった…って舞のコメントはどこだ?」
また上司に怒られてしまった。うー。
次回興行では、希望する伊吹舞との勝負ではなく、別の選手との対戦となるが
WWWWAでは浦選手を歓迎するということだ。
新革命プロレス | (がんもどき男記者)【1997年12月29日(月) 17時20分】 |
新革命97・終結
<横浜アリーナ>
第5試合
○伊吹舞(5.28原爆固め)×浦晃平
→試合後に両者握手。
感想:試合時間は短いが、いい試合だった!!両者の力もほぼ互角だったと思う。
中盤、伊吹の攻撃が目立ったが、終盤になって、浦がプランチャなどの空中
殺法を出してきて、勝敗は全くわからなかった!
伊吹選手の動きは、新革命のジュニア界にない素晴らしいモノを持っていた
。やはり勝因は、特有の動き,浦以上のレスリングキャリアだろう!
浦には、「もっともっと他団体の選手との勝負も増やさなければ!」と思い
伊吹選手のWWWWAにも参戦させ隊と思った。
伊吹選手はまだまだ多くのカードが組まれているので、今回のように自分の 持ち味をどんどん生かしてもらいたいです!
以上、感想でした。
浦、コメント:すごい人だ!あのような試合はこびをされたらかなわないよ!!
まだまだ俺はギブアップしない!今日が始まりだ!!
伊吹さんに伝えてくれ。挑戦させてください。それとWWWWAに参戦
させてください!!
本当に今日は勉強になりました。あー、感激ーー!!!
伊吹さん、ありがとう!!!
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月29日(月) 15時18分】 |
先ほどのCBD一回戦第二試合の悲山は、八墓卍郎のあやまりでした。
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月29日(月) 15時14分】 |
CBD97 一回戦第二試合です。
ブレーンバスター、DDT系の技を得意とするZINぐう&悲山コンビ
対するは、アイアン剛志&ブルブルブロディのバーニングスピリットなコンビ
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東京ZIN&悲山慧一 VS アイアン剛志&ブルブルブロディ
アイアン剛志、ナックルパート、首投げなどで、ZINを圧倒。たまらずZIN、悲山にタッチ。しかし剛志の勢いはとめられない。首投げ、サッカーボールキックなどで攻め込む。悲山のブレーンバスターが出たところで、ブルブルが登場。
ブルブル、各種ボディスラムからのキングコングニードロップ連発。早くもドクターボムが出た。カットが入ったところで悲山、ブルブルを倒してセントーン。同じくカットに入った剛志はZINを起き上がり小法師のチョップ。倒れたところにブルブルのキングコングニードロップが出た!ZIN、この攻撃でのびてしまった。見事な連係だ!
残った悲山をショルダーバスター、キングコングニードロップ。ショルダーバスター。ダイビングギロチン。ドクターボム。2でクリアー。剛志が悲山をパンチで倒してところで、キングコングニー!悲山ものびてしまった!
ブルブルブロディ (K.O. 5分35秒) 悲山慧一
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見事な連係で第5交響曲コンビの勝利。ZINが出した技は序盤のサイクロンホイップとカットの蹴りだけ。もっと活躍を見たかったですぅ。
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月29日(月) 14時45分】 |
関節技とテクニック指向のバサラ&レオンコンビが入場。
対するは、いじめっ子、いじめられっ子と言った感じのまこと、ザブーコンビが続いて入場。
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バサラとまことでスタート。
まことの受け身、タックル空振り、バサラの延髄斬り空振り。
バサラ前に倒して、馬乗り掌打。サブー、フォローに入って、合体ドロップキック。その後、まことのタックルが命中しまくり。逆さ押さえ込み。フォローが入ってバサラの馬乗り掌打。逃れたところで、まことがザブーとタッチ。
バサラ、グランドコブラで押さえ込もうとするが、まだ早い。ザブー、ヘッドロックからのエルボーで迎撃。倒れたバサラにエルボードロップ。続けてツームストンドライバー。鎌攻撃。逃れたバサラ、レオンにタッチ。
出てきたレオンにザブーがヘッドロックからのエルボーで迎撃。倒れたバサラにエルボードロップ。頭突き、釣り鐘ストンピングと波状攻撃。レオン、ボディスラムで反撃するが、ピースクラッシャー、ノーザンライトボムなどザブーの攻勢が続く。レオンややフラフラ。代わったバサラにも同じく波状攻撃。まさにザブーの独り舞台だ(6分経過)。
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:
13分過ぎまでザブーの攻撃が続き、ゆきぐにドライバーなどでフォールを狙うが、ことごとくカットされる。レオンのSTF、バサラの裏アキレス、リストアームロックなどで攻撃したところで、ザブーがまことにタッチ。
バサラ、まことを倒してジャパニーズレッククラッチ、きれいに決まった!しかしザブーがカット。この攻撃でまこと息が切れた模様。そのまま、ザブーにタッチ。
ザブーまたもや波状攻撃を続けるが、ちょっと休憩が少なすぎる。代わったレオンにゆきぐにドライバー、ムーンサルトフォールで勝ちを狙いに行くが、ことごとくカット。リング内に復帰後、ザブーの反撃、しかし相変わらずカットに阻まれる。カット後にバサラの裏アキレス腱固めなど、細かい攻撃で体力もなくなってきているようだ。チャンスと見たレオン、ノーザンライトボム、リバースのフランケンシュタイナー、マウンテンボムをザブーに見舞う。ここでザブー、まことにタッチ。
まこと、ジャーマン、テキサスアームスープレックス、ショルダースルーの後に「やめてくれよぉ」。これで怒りに火がついたのかレオン、フロントスープレックスホイップ。ロープに走った。スワンダイブミサイルキックか?
しかしザブーが身を投げ出して、レオンに激突。スワンダイブミサイルキックはカットされた。ええ話や。しかし容赦なくバサラ、レオンの合体バックドロップ。上がってきたまことにレオンが垂直落下式ブレーンバスター、裏返して獅死吼斬(ロメロチンロック)。まことギブアップ。
レオン・ザ・グレート (獅死吼斬 25分19秒) クラッチャーまこと
--------------------------------------------------------------------- ザブーがかなり相手を追い込んだが、まことの協力がなかったため、孤立無縁で勝利には至らず。しかしくじけないザブー、スワンダイブミサイルキックをカットするなど、献身ぶりを見せた。負けはしたものの、ちょっとザブーのファンになってしまいました。しかし長い試合だった。
NEO GONGS | (K記者)【1997年12月29日(月) 11時52分】 |
NEO GONGSの1998年第一弾興行、武闘館大会のカードが二試合追加発表された。「新革命からの返答がなければ、このままいくつもりです。ただし、新革命の返事次第ではいつでもカード変更します」
加藤のコメントにある通り、新革命からの返答はない。やはり、ONLで一番険悪とも言われているNEOと新革命。交流はもはや不可能なのか?
▼グルーサムファイティング15分一本勝負
ゴーストマン vs ストロング猛鬼<MOW>
▼流星地獄変第二戦5分4回戦
流星満潮 vs 有倉雅史<AL>
カード未定選手…雨宮五月、鶴波力一郎、J・ユミーデ、神城潤一、加藤圭司
前回、WWOのバサラとキックvsルチャの異種格闘技戦を行った流星は、ALの有倉と対戦する。空手をベースにする有倉。正拳突きを得意技とし、踵落しも使う。キックvs空手!
流星「ローってイメージなんですよね、僕。でも、必殺技は踵落しコンビネーションなんですよ。だから、同じ必殺技を使う有倉選手には負けたくないですね」
そして、今回の暫定メインはNEOとMOWの戦闘機頂上対決。ルールはなんと…NEO初のグルーサム!「せっかくバイソン戦のために金網買ったのに勿体無いでしょ?」の加藤の一言で決定したとか。ゴーストマンも猛鬼も自団体ではスタイルの相違で対戦相手がいない。だったら…で、夢の対決が現実のものとなる!
ゴーストマン「ハハハ、猛鬼とやらはいい根性をしているよ。チキンのゴッドと違って、ガッツだけはストロングだ。しかし、グルーサムで負けるわけにはいかない。怪我しても、慰謝料は払わないぜ」
新革命プロレス | (がんもどき男記者)【1997年12月28日(日) 18時13分】 |
「ハリーふざくんな!俺らをけなしておいて、鬼神衆だと?彼奴が鬼神心VS鬼神衆時までに軍団入りしたときは、俺も出る!鬼神心と組む!」など新革命プロレス事務所で爆弾発言のコメントが飛び出した!!
まだHFAの浜地氏,ヘルリーダーは何もいっていないため、まだ何とも我々は書くことができない。
新革命プロレス | (がんもどき男記者)【1997年12月28日(日) 18時05分】 |
以前からグレートヒロと仲間割れ、乱闘を繰り返してきたアズマが、ついに先日行われたセミファイナルタッグマッチ(ヒロ,アズマVSハッカケ,死神)で試合後
敗れたヒロに「ごくろうさん。ついにお別れだね。バイバイ!!」とマイクで発言し、軍団離脱!
それだけでは終わらなかった!勝利したハッカケが死神に握手を求めると、死神は
火炎放射をハッカケに喰らわせた!そしてマスクをはぎ、素顔のジョディ・ハリーに戻った!
そしていつの間にかアズマとハリーは並んでリング上に立っていて新グループ結成に思われた。ハッカケはそれに対し、「消えろ!」と発言!
「正規軍に戻ってこい!」という鬼神心の言葉には「ふざさくんな!俺らはヘルさんと組んで、おまえらを倒すんだ!」など完全に2人は新革命プロレスと訣別!
2人は本日、タッグマッチで勝利している。
あの鬼神衆が、アズマ,ハリーの軍団入りを認めるのか?それとアズマ,ハリーの目的とは何なのか!?謎が深まる・・・。
WWWWA | (八女記者)【1997年12月28日(日) 14時33分】 |
新革命に新・新革命を起こす!とか言って欲しかった。
新革命プロレスの興行に参加することになった伊吹舞選手に
インタビューを行うべく、WWWWAジム所に足を運んだ。
八「こんにちは、おじゃましますぅ。あ、饅頭があるぞ。いただきまぁす。」
く「これ!八!」
八「そりゃねえや、ご隠居ォ…って、うっとり八兵衛じゃないんですから」
く「今日はみやげはないのか?」
八「ないです。そういえば誕生日でしたね。これあげます。」
く「なんだ、しょうもな。あんたの会社のカレンダーか。ハチ公。」
八「だれが、ハチ公じゃ。」
く「伊吹の件で来たんよね。応接室でスタンバイしてるから」
八「はい(めずらしいな。饅頭も食ってなかったし)」
応接室に入った。いかにも脱色しました系金髪の日焼けした男と
伊吹舞さんがいる。
八「伊吹舞さんと…どなたでしたっけ?」
金髪「伊吹神楽だ。舞の兄だ。」
八「???さっそくですけど、新革命に参戦の抱負を聞かせていただけますか?」
神楽「なんか不安なんだです。全くこちらにデータのない選手ばかりだです。
なんとかかみ合うことを祈るです。」
八「確かに選手名以外のデータがありませんね。それなのに参加したのは
どうしてなんでしょうか?」
神「それは…呼ばれたからです。まあ、実際に参加して目的とかは見つけて
いくつもりです。…え、それじゃあ記事にならない?んじゃあ、こういって
おこうか。7年間メヒコでやってきたことがなんであるか確認するために
参加するです。」
八「(パクリやないか。しかもお前なんなんだ?)意識する選手はどなたに
なるんでしょうか?舞さん。」
神「対戦する選手、自分、そしてお客さん、会場の全員を意識して戦っていき
たいと思うです。」
八「非常に優等生な発言ですなぁ、ってあんたしかしゃべってないやないか!
舞さんはどう…な…ん…で……す…(あ、眠くなってきた)」
神「(ニヤリ)」
八「(ガクッ)」
取材当初に、うっかり食べた饅頭に何か入れたあったのか、
このまま眠ってしまっていたようだ。気がついたときには、自宅の部屋だった。
舞のコメントは一切取れなかった。最近、こんな取材ばっかり。
あの最後のニヤリからして、饅頭になにかいれたのは神楽に違いない。
く〜り〜も何か知っていた、そして取材を中断させなければ
ならない何かがあるに違いない。
しかしWWWWAは謎ばかりで答えを用意しているのか?
そんなことよりも、く〜り〜じゃないが甘さは敵だということを痛感してし
まった。
ECVV | (ECVVプレス記者)【1997年12月28日(日) 13時50分】 |
前回お伝えしたリーグ戦参加選手中、
「蝶極 雅比古」とありましたが、蝶極選手は改名しておりまして「蝶極 雅比呂」というのが正解でした。ここに訂正いたします。
記者はあの後
「人の名前間違えるやつがあるか、オラエーッ!?」と怒られました。
またもう一点、リーグ戦開催はECVVの準備のみならず、招待選手のオーナーの方々のご了承をも得手からでないと不可でした。その記述が抜けておりましたこともおわび申し上げます。
WWWWA | (八女記者)【1997年12月28日(日) 13時49分】 |
[前号までのあらすじ]
サ二一才ノなる人物の正体を探るべく、本紙では調査をすすめてきた。
犯人は自ら名乗り出てきた!城城ジムの力士徹という男だった。
彼らの目的はいったいなんだ!
[あらすじ終わり]
12月23日、またもサ二一才ノからFAXが届いた。
いやわかっているんだ。力士徹からだ。どうしてこんなに筆圧が低いんだ?
取材相手になってやるから来いのことだ。
早速、現地に向かった。
− 城子さん、こんにちは。今日は何を話してくれますか?
城 いよいよ、力士があさってのWWWWA定期興行「Birthday Eve」に参加します。
相手は伊吹羅生門くんです。これから、この組み合わせが定期興行の第一試
合の担当をずっと行うことになるでしょう。K.O決着するまで、連戦を続け
ていきます。決着をつける運命は見ていけばわかります。
− なんだ、決着をつける運命って、ただの新人マッチですか?
単に注目して欲しいだけでは?
城 力士くん。帰ってもらって。
力 はい。お嬢様。
− ああ、何するんですかぁ!
追い出されてしまったため、これ以上の取材はできなかったが
何かWWWWAの第一試合で力士VS羅生門が恒例として行われることとなるらしい。
でもその決着をつける運命と城城ジムがく〜り〜を狙う目的は
さっぱりわからないかった。本当に運命なんてあるのだろうか?
どうして、それがわかったのか?
そんなことよりも、ここのインタビュー記事ってテンポが悪い気がする。
待て次号。詰むや詰まざるや。
ECVV | (ECVVプレス記者)【1997年12月28日(日) 08時55分】 |
いよいよECVV旗揚げ記念リーグ戦の開催が間近に迫ってきた。
団体オーナー・潮崎_春樹氏の発言の要旨は以下の通り。(12/27現在)
▼リーグ戦参加選手
オペラ・ザ・カシーン
カルガリー・スミス
ザ・シーノ
ジャスティン・バインダム
蝶極 雅比古
ミスチェーン長島
猛武盗賊 (以上ECVV)
S・S・S・マシーン2 (ゼーレ)
ブルブル・ブロディ (The Planets)
▼ルール
3カウント
10分1本勝負
レベルは「6」とする
場外カウント、反則カウント、ロープチェック=すべて有
ランバージャック=無
レフェリーはパンサー鳥取
▼得点上位2名で「優勝戦」を行う。
「旗揚げなので純血興行をも考えたのですが、私は鎖国はしない方針なので最初から
であっても他団体から選手を招くことにします。
この場を借りて、両団体のオーナーに参戦のご了解を求めます。ご回答をよろしく
お願いします。
これは非常に危険な賭け。優勝戦が他団体同士になってしまうかもしれません。
我々はイマ風の破壊力のある技を避けたがる、そういった強さよりもむしろクラシカ
ルな“味”を志向するレスラーの集団といっても言い過ぎではないので。とりあえず
一角は崩したいですなあ。
しかしこれは世界を知るいいきっかけでもあります。いくら味云々いってもそれな
りに強くなければアピールできない。世界の孤児になる恐れもある。直すべきところ
が発生したら直していけばいいのですよ」
尚、準備完了(=ECVV事務所の整備並びに選手データ未登録分のアップ)次第
公式戦を開始するとのこと。
<>
HFA | (久しぶりのひろき記者)【1997年12月28日(日) 00時33分】 |
12月24日、魔神衆自主興行『黒き華』と同日、某町民体育館でファイプラー弘樹の25歳の誕生会が密やかに行われていた。誕生会に集まってくれたファンに対するクリスマスプレゼントとして、ファイプラー弘樹 vs カミカゼ・カラテマン、マダム有明 vs 相川こずえの2試合が行われた。HFAのリングは当然『黒き華』が使うので、こちらはレンタルで用意したようである。
▼第一試合▼
マダム有明 vs 相川こずえ
今日がデビュー戦の相川。一方、久しぶりに戦う相手が出てきてはりきっているマダム。相川は高校時代にバレー部だったらしく、走って跳躍してからのアタック攻撃(ジャンピングエルボー)を最も得意としている。序盤から相川が積極的に攻めていく。マダムの頭をバレーボールに見立ててサーブ(ハンマーパンチ)、アタック(脳天唐竹割り)などを繰り出す。マダムはこれらの攻撃を受けつつ、ラリアートやスリーパーで相川のスタミナを奪いにかかる。2分30秒、マダムはラリアートからダイビングギロチン、そして新人相手にスプラッシュマウンテン(BTボム)まで使う!フォールを敢えて解き、さらにもう一発!これもマダム自ら解く。そして相川をコーナーに振ってラリアートを試みるが、相川はかわしてすぐさまコーナーに登りフットスタンプ。その後ロープに振ってヒップアタックを狙うも、受け止められるどころか逆に跳ね返される。マダムに背後を取られた相川だが、これをエルボーで返しガッツポーズで気合を入れ、なんと大技ジャーマンホイップ!しかーし!マダムは瞬時に起き上がり、まだ倒れている相川をそのまま押え込みカウント3。
○マダム(5分39秒:両手押さえフォール)×相川
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マダム「余裕余裕。あのフィニッシュは新人ちゃんにはちょっと辛かったかな?」
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相川「悔しいなあ、完全になめられてましたね。あんなやられ方するなんて…。もっともっと練習して絶対にマダムさんを超えますよ!」
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▼第二試合▼
ファイプラー弘樹 vs カミカゼ・カラテマン
この試合はファイプラー選手に「詳しく書くな!」と言われたので簡単に済ませます。ファイプラーは序盤からフロントホイップを中心に攻める、一方カラテマンはカラテチョップ、カラテパンチ、カラテ蹴りと、打撃中心で攻める。3分前、ファイプラーのローリングバックブローでカラテマンが流血する。どちらも譲らない好勝負となったが、カラテマンの正拳連打ダウンを奪われたファイプラーが、最後は片羽絞めでギブアップした。
○カラテマン(4分57秒:片羽絞め)×ファイプラー
-------
カラテマン「退院早々でちときつかったんじゃが、まだまだ若いもんには負けん!」
-------
ファイプラー「ふぅ…。ポイズンに負けて今度はじっちゃんにも負けてもうた…。あかん、やばいな…。まあ、今日はじっちゃんの退院祝いだ。ファイプラーサンタからの退院祝い&クリスマスプレゼントさ!」
▼▼
というわけで、我らがエースはまたしてもシングルで敗北。しかしエースの敗北にも観客は大満足。なんせコアなファンは当然『黒い華』を見に行っているわけで、こちらの客は誕生会の豪華な食事と相川のブルマ姿につられてきたミーハーファンだけであった…。
アスリーツリーグ | (憲作記者)【1997年12月27日(土) 17時16分】 |
(1)特別試合・バトルロイヤル
(退場順)
●小峰広志(A.L.ジャパン) { 3'36"リングアウト} サック & まこと ※Wブレーンバスター
●有倉雅史(A.L.ジャパン) { 3'52"リングアウト} アリババ ※パイルドライバーを切り返す
●斎藤多夏史(カドモン) { 5'07"リングアウト} まこと ※両足タックルから
●クラッチャーまこと(HFA) { 9'26"リングアウト} サック ※ボディスラム
●マスクド・アリババ(炎) {10'47"チョークスリーパー} サック
優勝:サック万太郎(横浜)
〜トーナメント3回戦〜
(2)○ローズマリー熊野(炎) { 2'28"超肉弾プレス} アスカ・ラングレー(ゼーレ)●
※ドラゴンスクリューのクリティカルから
(3)●nWo弘樹(カドモン) { 7'53"フィッシュストレッチスリーパー} 八島康彦(A.L.ジャパン)○
(4)●ターザン・ヤマモト(ゼーレ) { 5'20"ヒールホールド} マキシマム前田(W.W.O)○
(5)○新田英二(A.L.ジャパン) { 6'50"片羽絞め} 魚頭玉三朗(M.O.W)●
(6)特別試合・30分1本勝負
如黒風 & ●名古屋晶(W=Evolution)
{ 9'50"スリーパーホールド}
○氷野将也 & 成田順(A.L.ジャパン)
〜トーナメント準決勝〜
(7)○八島康彦 { 3'52"胴絞めスリーパーホールド} ローズマリー熊野●
(8)○新田英二 { 2'54"腕ひしぎ逆十字固め} マキシマム前田●
(9)特別試合・30分1本勝負
●門仲伝奇 & 東京ZIN(M.O.W)
{ 11'16"脇固め}
○キース・ガードナー & アデミール・オズマ(A.L.オーストラリア)
〜トーナメント決勝〜
(10)○新田英二 { 3'04"アキレス腱固め} 八島康彦●
※A.L.Championship'97 優勝:新田英二(A.L.ジャパン)
NEO GONGS | (K記者)【1997年12月27日(土) 12時03分】 |
1月の武道館のカードが二試合のみ発表された。中田発言により、「NEO vs んを」の図式となった。
NEOの野望 −武将風雲録−
1998.1.XX 東京・日本武闘館
決定カード(試合順・ルール未定)
メルビィ・ニムガーレン vs エアガイツ<んを>
神城潤一 vs 中田慎吾<んを>
NEOの野望 −戦国群雄伝−
1997.1X.XX 東京・田端ホール
▼第3回NEOトーナメント決勝戦15分一本勝負
雨宮五月(52秒 チキンウィングフェイスロック)海崎礼爾<MOW>
※雨宮初優勝
▼第3回NEOトーナメント準決勝戦10分一本勝負
海崎礼爾<MOW>(5分 スコーピオンデスロック)メルビィ・ニムガーレン
※海崎決勝戦進出
▼第3回NEOトーナメント準決勝戦10分一本勝負
雨宮五月(9分20秒 クロスアームブリーカー)ジェット・ユミーデ
※雨宮決勝戦進出
▼5分4回戦
“ゴーストマン”エベレスト・マーフィー(2R2分13秒 ギブアップ)タンク・バイソン<HFA>
※馬乗りパンチ
▼15分一本勝負
ウイリアム・レミングストン<カドモン>(3分42秒 スリーパーホールド)鶴波力一郎
▼15分一本勝負
ファイプラー弘樹<HFA>(4分50秒 KO)神城潤一
※バックハンドブロー
▼流星地獄変第一戦5分4回戦
バサラ<WWO>(2R3分46秒 アキレスホールド)流星満潮
HFA | (ぴろき記者)【1997年12月27日(土) 01時40分】 |
さて『黒き華』の後半戦、メインエベントのゴッド vs 魔神衆4人掛けの模様をお届けします。この試合にゴッド、すなわち結盟軍が勝てば、OGREの闘神四天王が対結盟軍としてHFAに参戦してくるらしい。さて、試合内容の前に前半記事の補足。ゼーレハワイ大会で入院したアスカ(ゼーレ)だが、なんとか退院でき今大会に間に合ったということです。では、4人掛けの結果をお伝えします。(注:めちゃくちゃ長いです)
●魔神衆メンバー●
先鋒 ワータイガー
次鋒 ポイズン・ジャイアント
副将 ゴールド・スタチュー
大将 ハイマスター
▼ゴッド vs ワータイガー▼
魔神衆の先鋒はワータイガー。第一試合のデビルマン戦の疲れは残ってないようだ。序盤からゴッドが顔面ニーや釣鐘ニースタンプなどで攻めていく。ワータイガーも手を出すが、デビルマン戦と同様にいまいち決定力に欠ける。結局、スリーパーやサイバーブローなどでじわじわ体力を奪われ、チョークスリーパーであっさりギブアップ。ワータイガーは寅年の来年に期待しよう。
○ゴッド(3分48秒:チョークスリーパー)×ワータイガー
▼ゴッド vs ポイズン・ジャイアント▼
次鋒はポイズン。先日のゼーレハワイ大会のアンドレ(ゼーレ)との死闘が記憶に新しい。ポイズンと言えばポイズンブレス。開始50秒、ヘッドロックでゴッドをダウンさせ、無理矢理起こしてポイズンブレス!2分過ぎにもポイズンブレス!これを見に来る客も多い。しかし試合はゴッドが優勢。スリーパーやパンチで徐々にダメージを奪っていく。やられ気味のポイズンもネックハンギングツリーや叩き付けリフトアップスラムなどで腕力を誇示する。だが、ゴッドがヘッドロックパンチでポイズンをダウンさせて両手広げアピール。そしてチョークスリーパーで締めくくった。
○ゴッド(4分06秒:チョークスリーパー)×ポイズン
▼ゴッド vs ゴールド・スタチュー▼
割とあっさりと2人を破ったゴッド。3人目はスタチュー、ピッコロ黄金一人占め事件の隠れた主役である。序盤から豪快な大技をしかける傾向にあるスタチュー。この試合でその効果は大爆発した。まずは開始18秒、いきなり大回転ジャーマンでゴッドを投げ捨てる。開始1分前にはアバランシュプレスからゴールデンプレッシャー(超肉弾プレス、以下G.P.)!早くもカウント2までゴッドを追い込む。続けざまにオクラホマスタンピートからG.P.!これもカウント2。全体重を浴びせてくるスタチューの攻撃にゴッドも大きなダメージを受け続ける。2分過ぎ、またもやG.P.炸裂!これをゴッドはカウント2.8でなんとか返す。場内湧く!この後何度かG.P.を受けるが、なんとかカウント3間際でゴッドは返していく。ゴッド敗北か!?そんな感じがしてきたが、4分頃からようやく反撃に出る。正拳ラッシュやチョン蹴り、チョークスリーパーなどで猛反撃にでる。スタチューはゴーレム、すなわち器物ゆえ、回復力や精神力を持ち合わせてはいない。とにかく攻めて攻めて、魔力が尽きるのを待つのみである。5分過ぎ、スタチューの魔力が切れかかってきたか?ゴッドのなんでもないパンチでダウンするようになった。スタチューは最後の魔力を振り絞ってゴールデンプレッシャー!ゴッド、カウント2.9で返す!そしてゴッドは起き上がりざまにパンチでスタチューをダウンさせチョークスリーパーでなんとかしとめた。
○ゴッド(5分59秒:チョークスリーパー)×スタチュー
▼ゴッド vs ハイマスター▼
スタチュー戦で大苦戦を強いられたゴッド。最後の相手はOGRE時代の戦友ハイマスター。運命のゴングが鳴る!両者間合いを取って掌打で様子を見る。が、やはりゴッドの疲労は隠せない。ハイマスターの大技が序盤から炸裂する。まずは回転地獄蹴りからムーンサルトフォール、これはカウント2で返す。さらに炉リングソバットラッシュからダイビングフィストドロップ、そして再びムーンサルトフォール!カウント2.8!ゴッドも反撃するが初期体力の差がありすぎた。ハイマスターがゴッドを拷問ロメロに捕らえたところで結盟軍のセコンドの金 韓宇がタオル投入!
○ハイマスター(2分59秒:拷問ロメロスペシャル)×ゴッド
TKOながらゴッド敗れる!今まで無敵のゴッドを見てきた観客がざわめく「キムー!なんでタオルを投げたんだー!」「ゴッドならまだやれたぞー!」「ゴッドが負けるかよー!ボケキムッ!いや、キムボケっ!」。タオルを投げ入れた金に対して非難の声が飛ぶ。それを受けて金がマイクを握る。
金「フウマ!結盟軍はカルロスだけじゃないぜ!俺が相手だ!!」
そういえば金も元OGREの戦士。ゴッド(本名カルロス)、ハイマスター(本名フウマ)、そして金の3人はOGREでは親しい戦友だったらしい。金としてはハイマスターに対して何か思うところがあるのだろう。金の挑戦をハイマスターも承諾した模様。そしてゴッドも金に対して「後はお前に任せる」。というわけで金 vs ハイマスターをもって結盟軍 vs 魔神衆の決着戦となった。
▼金 韓宇 vs ハイマスター▼
テコンドーの金、忍者のハイマスター。序盤、金がキックにいくとハイマスターは足を捕らえてドラゴンスクリュー。両者手の内を知り尽くしているゆえの攻防だ。金の重い蹴り、ハイマスターのするどい手刀が乱れ交う。やや金が優勢で試合は進む。横蹴り(トラース)、大回転かかと落し(逆回し蹴り)など、金の足があらゆる角度からハイマスターを襲う。金の意気込みはすさまじく、ハイマスターを圧倒する。最後は横蹴りからスリーパーでギブアップを奪った。
○金 韓宇(3分41秒:スリーパーホールド)×ハイマスター
魔神衆の4人すべてを倒した今、結盟軍の勝利が決定した。しかし…、金が勝利した瞬間に何者かがリング上に降り立った!その者は赤と黄金色を基調にしたコスチュームを身に纏い、覆面をしている。
ハイマスター「お、お前は朱雀!なぜここに!?」
赤と黄金色の覆面こと朱雀「ハイマスターよ、貴様のような能無しはOGREには必要ないわ!俺様がOGREの真の実力を見せ付けてくれる!!」
金「OGREの真の実力だと?そもそもてめえは誰だ!朱雀なんて名前は知らんな。」
朱雀「ふっ、金 韓宇よ。ではファイヤー・フェニックスという名はご存知かな?」
金「な、なんだと…、ファ、ファイヤー・フェニックスだと!?」
ゴッド「ふん。貴様があのフェニックスか。金よ、知っておろうがそいつは俺と同じA級戦士だったやつだ。」
朱雀「では、そこの金 韓宇を相手に、OGRE闘神四天王の一人“炎の朱雀”ファイヤー・フェニックス様の実力を見せてやろう。」
ハイマスター「に…、逃げろ!キムッ!」
金「ふざけるな!返り討ちにしてやるぜ!」
▼金 韓宇 vs ファイヤー・フェニックス▼
突然現れた謎の男は、かねてから噂に聞いていたOGREの闘神四天王の一人だった。闘神四天王と呼ばれるほどの男がどのような闘い方をするのか注目である。ファーストコンタクトで組み合った二人。すかさずフェニックスはドラゴンスクリュー!「貴様の足を使い物にならんようにしてくれる!」テコンドーの金にとっては足技がすべてである。足を攻められるのは辛いが、それだけ足を鍛えてもいる。続けてフェニックスは公言どおりに金の足を攻める。カニ挟みで倒して裏アキレスという流れを見せる。金がキックに行くと、蹴り足をつかんでアキレス腱固めに捕らえる。間合いを取ってからも、ローキックや低空ドロップキックで足を狙うフェニックス。金の蹴りの切れが徐々に鈍くなっていく。3分30秒、フェニックスはフロントネックチャンスリーで投げ飛ばし、スピニングレッグロックから危険技ヒールホールドまで繰り出す。これはなんとかロープに逃げる金。しかし金が起き上がった瞬間に鋭い低空ドロップキックが足を突き刺す!足を押さえ悶える金!その後なんとか立ち上がるが明らかに足を引きずっている。金は大回転かかと落しを繰り出すも、まったく迫力がない。そのまままともに反撃できずに、最後は延髄ニールキックでダウンを取られ、ノーザンライトスープレックスでカウント3を聞いた。
○フェニックス(5分15秒:ノーザンライトスープレックス)×金
朱雀「ハッハッハ!結盟軍とはこんなものか!カルロスよ、次は貴様の番だ!覚悟しておけっ! そしてハイマスターよ、さっきも言ったように貴様はもう用なしだ。だが安心しろ、貴様のしもべのモンスターどもは俺達四天王が預かってやる。ハッハッハー!」
そう言ってすぐさま去っていったフェニックス。リング上では金が足の治療を受けている。状態は思わしくないようだ。リングサイドには行き場を失い途方に暮れるハイマスターがいる。わけも分からずフェニックスに従ってついていったモンスターたち。怒りをあらわにするバイソン、スコータイ、あけぼの、そして無言のゴッドがいた。
アスリーツリーグ | (憲作記者)【1997年12月27日(土) 00時19分】 |
※左側が赤コーナー、右側が青コーナー
〜1回戦〜
(1)○アスカ・ラングレー(ゼーレ) {7'04"タイガースープレックス} 有倉雅史(A.L.日)●
(2)○東京ZIN(M.O.W) {5'00"ウルトラ・ウラカン・ラナ} アデミール・オズマ(A.L.豪)●
(3)●名古屋晶(W=Evolution) {5'02"キャメルクラッチ} 八島康彦(A.L.日)○
(4)●流星満潮(NEO GONGS) {11'12"変形カベルナリア} 小峰広志(A.L.日)○
(5)○如黒風(W=Evolution) {6'10"STF} キース・ガードナー(A.L.豪)●
(6)○門仲伝奇(M.O.W) {4'20"K.O.} 氷野将也(A.L.日)●
※キリング・エッジ(=元祖バックドロップ)
(7)○斎藤多夏史(カドモン) {5'17"片羽絞め} 成田順(A.L.日)●
〜2回戦〜
(1)○アスカ・ラングレー(ゼーレ) {4'23"チョークスリーパー} クラッチャーまこと(HFA)●
(2)○ローズマリー熊野(炎) {5'05"ボディシザース} 東京ZIN(M.O.W)●
(3)○八島康彦(A.L.日) {6'22"キャメルクラッチ} サック万太郎(横浜)●
(4)○nWo弘樹(カドモン) {1'46"ハリウッドスタープレス} 小峰広志(A.L.日)●
(5)●如黒風(W=Evolution) {4'56"アキレス腱固め} マキシマム前田(W.W.O)○
(6)○ターザン・ヤマモト(ゼーレ) {1'49"逆エビ固め} 門仲伝奇(M.O.W)●
(7)●斎藤多夏史(カドモン) {1'40"超肉弾固め} 魚頭玉三朗(M.O.W)○
※(=超肉弾プレス)
(8)●マスクド・アリババ(炎) {6'27"K.O.} 新田英二(A.L.日)○
※ハイキックラッシュ
〜3回戦以降の組み合わせ〜
(1)ローズマリー熊野 対 アスカ・ラングレー
(2)nWo弘樹 対 八島康彦
(3)ターザン・ヤマモト 対 マキシマム前田
(4)新田英二 対 魚頭玉三朗
(5) (2)の勝者 対 (1)の勝者
(6) (4)の勝者 対 (3)の勝者
(7) (6)の勝者 対 (5)の勝者
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月26日(金) 23時40分】 |
さていよいよ決勝です。
いきなりリーダーの背負い投げが決まる。
しかし加藤トーキック、ニーリフト、後頭部にドロップキックなどで
ヘルリーダーの体力を奪ってゆく。
猛鬼とタッチ。ここで猛鬼&リーダーの合体パワーボム。
加藤もたまらずタッチ。
猛鬼ボディスラム&サッカーボールキック、釣り鐘ヘッドドロップ。
武骨、悶絶。早くもダイビングのエルボードロップが出た。
ここで武骨タッチ。
般若の合体ドロップキック。
そのままの勢いで加藤頭突き、ニーリフトを繰り出していく。
ここで猛鬼あわてて、リーダーにタッチ。
しかし加藤の勢いは止められない。リーダー何かしかけようとするが
すべてボディにキックを食らい、手が出せない。
倒れる度に加藤が後頭部にドロップキックをお見舞いする。
加藤が大技に出ようとしたところで、リーダーが返し技。
フラリと起き上がったところをバックドロップ。
しかし加藤の方が早く起き上がり、コーナーにリーダーをふって
スペースローリングエルボー。
ヘルリーダー負けじとブレーンバスター、起き上がったところを
延髄斬り。加藤タッチ。
変わった武骨にリーダーがバックドロップ。
加藤がカット。そのままキャメルクラッチ!
フォローに入った猛鬼が武骨にパワーボムいやフランケン
シュタイナーで切り返された。
カウントを2でクリアしたヘル。猛鬼にタッチ。
追いすがる武骨を合体ブレーンバスター、助けに入った
加藤を合体パワーボム。続いてアイアンクロー。
続いて上がってきたを蹴り倒して、リバースパワーボム。
ジャイアントキック。
逃げた武骨が加藤にタッチ。加藤バックスピンキックラッシュ。
キャメルクラッチ。両チームフォローに入ったが、武骨が猛鬼を
蹴り倒したすきに、般若、合体殺法だ。喉輪&バックドロップ。
猛鬼反撃のSSD。そろそろたたみかけるのか?アイアンクロー!
武骨にカットされた猛鬼、倒れたままの加藤を起こしてリバースパワーボム。
猛鬼、加藤をフォール。しかしカウント前にカットされる。
おお、ここで武骨の侍パワーボム(賊落とし)が飛び出した。
そして般若の合体ドロップキック、加藤のコブラークロー
カットされたが、逃げる猛鬼に加藤が裏拳をぶちかます。
ここで加藤はタッチ。
武骨、チョップ攻撃からのRYUスペシャル連発。
そして、起き上がり小法師チョップで猛鬼を起こして、
ストレッチプラム!
ギブアップの声が聞こえた!
○ 武骨 11分14秒 ストレッチプラム) 猛鬼 ×
-------------------------------------------------------------
感想
カットプレイ時、効率のよく敵にダメージを与えた般若。
大技だけがプロレスでないことを改めて考えさせられた。
たたみかけにこそ失敗したが般若コンビをあと少しまで追い込んだ
ヘルリーダー&猛鬼。どっちもすばらしかった…
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月26日(金) 23時40分】 |
さていよいよ決勝です。
いきなりリーダーの背負い投げが決まる。
しかし加藤トーキック、ニーリフト、後頭部にドロップキックなどで
ヘルリーダーの体力を奪ってゆく。
猛鬼とタッチ。ここで猛鬼&リーダーの合体パワーボム。
加藤もたまらずタッチ。
猛鬼ボディスラム&サッカーボールキック、釣り鐘ヘッドドロップ。
武骨、悶絶。早くもダイビングのエルボードロップが出た。
ここで武骨タッチ。
般若の合体ドロップキック。
そのままの勢いで加藤頭突き、ニーリフトを繰り出していく。
ここで猛鬼あわてて、リーダーにタッチ。
しかし加藤の勢いは止められない。リーダー何かしかけようとするが
すべてボディにキックを食らい、手が出せない。
倒れる度に加藤が後頭部にドロップキックをお見舞いする。
加藤が大技に出ようとしたところで、リーダーが返し技。
フラリと起き上がったところをバックドロップ。
しかし加藤の方が早く起き上がり、コーナーにリーダーをふって
スペースローリングエルボー。
ヘルリーダー負けじとブレーンバスター、起き上がったところを
延髄斬り。加藤タッチ。
変わった武骨にリーダーがバックドロップ。
加藤がカット。そのままキャメルクラッチ!
フォローに入った猛鬼が武骨にパワーボムいやフランケン
シュタイナーで切り返された。
カウントを2でクリアしたヘル。猛鬼にタッチ。
追いすがる武骨を合体ブレーンバスター、助けに入った
加藤を合体パワーボム。続いてアイアンクロー。
続いて上がってきたを蹴り倒して、リバースパワーボム。
ジャイアントキック。
逃げた武骨が加藤にタッチ。加藤バックスピンキックラッシュ。
キャメルクラッチ。両チームフォローに入ったが、武骨が猛鬼を
蹴り倒したすきに、般若、合体殺法だ。喉輪&バックドロップ。
猛鬼反撃のSSD。そろそろたたみかけるのか?アイアンクロー!
武骨にカットされた猛鬼、倒れたままの加藤を起こしてリバースパワーボム。
猛鬼、加藤をフォール。しかしカウント前にカットされる。
おお、ここで武骨の侍パワーボム(賊落とし)が飛び出した。
そして般若の合体ドロップキック、加藤のコブラークロー
カットされたが、逃げる猛鬼に加藤が裏拳をぶちかます。
ここで加藤はタッチ。
武骨、チョップ攻撃からのRYUスペシャル連発。
そして、起き上がり小法師チョップで猛鬼を起こして、
ストレッチプラム!
ギブアップの声が聞こえた!
○ 加藤驚 11分14秒 ストレッチプラム) 猛鬼
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感想
カットプレイ時、効率のよく敵にダメージを与えた般若。
大技だけがプロレスでないことを改めて考えさせられた。
たたみかけにこそ失敗したが般若コンビをあと少しまで追い込んだ
ヘルリーダー&猛鬼。どっちもすばらしかった…
NEO GONGS | (K記者)【1997年12月26日(金) 21時37分】 |
「まさか、ここまで長引くとは思わなかったよ」本部席の加藤が呟いた。
たしかに、様々な障害のために中止案も出たトーナメント。時は流れ、もう一回戦のことなど誰も憶えていないだろう。しかし、NEOは「一度公開した事を守るのは当然の義務」と、あえて時流に逆らい独自路線を貫いた。
「感無量だね」予想を大きく上回る客入りとなったホール。超とはいわないが、満員札止めとなった。みんな期待しているのだ。NEOが織り成すドラマを、NEOが見せる名勝負を。
「僕は一人じゃなかったんだなって…重いよ。責任の重さを、痛感するよ」
方向性がまったく定まらなかった旗揚げ。1、2回のトーナメントを奥羽が制覇したのも、記念大会でボロボロに打ちひしがれたのも、遠い昔のように感じられる。
激動のONL界で、風は吹き、花は散り、時は流れた。団体は増加し、既存バランスが異端ではなくなった。そして、今…旗揚げ前からの友・MOWの海崎を迎え、決勝戦が始まる。
「熱く語った事もある。だからこそ、今、NEOを討つ! 海崎礼爾入場!」
「NEOのリングに、新時代の雨が降る…雨宮五月入場!」
開脚ジャンプにシャドーのハイキック。勝利宣言のデモンストレーションを見せる海崎。黙ってそれを見つめていた雨宮は、ユミーデ戦の鼻血こそ止まっていたものの、悲痛な表情で静かに片手を上げただけだった。
そして、NEO第一章の終わり為の…始まりのゴングが高らかに鳴った。
コーナーから動こうとしない雨宮。下手をすれば、戦意喪失とも取られかねない仕種だ。まったく動こうとしない。逆に動いたのは海崎。しびれを切らせて、重いニールキック。しかし、雨宮は冷静にかわした。すかさずグランドへ。狙いはやはり、海崎の右腕だ。すぐにロープへと足を伸ばした海崎も、先の雨宮vsユミーデをチェック済みだったといったところか。
「雨宮、速攻だ!」セコンドのメルビィが叫ぶ。
海崎の首をキャッチした雨宮は半回転。いわゆるネックブリーカーへ。そこからまたもアームロックでエスケープを奪う。
海崎の反撃を肘でディフェンスする雨宮。フロントスープレックスも、なんとかボディブローで逃れた。そして…海崎がハイキックに出たところを、踏み込んでのカウンターエルボー一閃!すかさずチキンウイングフェイスロックに移行する。しかし、海崎も暴れる。グランドで激しく戦う二人。しばらくもつれ合っていたが、一瞬の隙を突いて一気に技が完成。
「はいっ!!」
雨宮が叫んだ瞬間、嫌な音がリングサイドに響いた。海崎は右腕を押さえたまま動けない。
52秒。
NEOの全てをかけたこの一戦。
まさかの秒殺で試合終了のゴングは鳴った。
しばらくの間、呆然としていた雨宮だったが、我に返ると海崎のもとへ。左手で、握手を求めた。雨宮をジロリと睨み付けた海崎だったが、苦笑いを浮かべると軽く握手。潔く雨宮の手を上げた。
マイクを持った雨宮は、「海崎さん、ありがとうございました!」と一言叫ぶと、その後は泣き崩れてしまった。
雨宮「ああするしかありませんでした。ユミーデ戦のダメージが…鼻が折れてますし、地力じゃ海崎さんにはかなわない。怖かったです。だから…壊すしかありませんでした。頑張ります…頑張ります! NEOはもっと強くなります!」
まだまだ発展途上団体NEO。そして、優勝者は雨宮五月。あまりにも若く、キャリアのない彼に、NEOを背負えと言うのは酷かもしれない。しかし、もう後には引けない。これからの雨宮を、見届けたいと思う。
試合は終わった。
この試合が名勝負だったか否かは、あえてここでは記さない。読んでくれたあなたが感じたもの、それがこの試合の全てだ。
確実に言える事は、雨宮がトロフィーを高々と掲げ、メインの両者が握手した。今大会出場選手全員が記念写真におさまった…NEOの一つの歴史が、静かに幕を閉じたのだ。
これからも、加藤はドラマチックを叫び、流星はスコータイを追いかけ、メルビィは光を求めていくだろう。中田は「んを」に全力を尽くし、ユミーデ、ゴーストマンはマーシャルアーツを背負って戦う。鶴波は最後の悪あがきを続け、神城は恐いもの無しで戦っていく。何も変わらない。しかし、確実に進化していくONLとNEO。
そして、雨宮と海崎…NEOの新しい時代の扉を開いた両雄に、心からの拍手を送りたい。
1998年、新たなNEOの歴史が始まる。
HFA | (ぴろき記者)【1997年12月26日(金) 18時28分】 |
12月24日に行われた魔神衆自主興行『黒き華』の模様をお伝えする。今大会のメインはゴッド対魔神衆の4人掛けである。ゴッドは強敵4人を相手に勝ちぬく事ができるのだろうか?注目である。まずは第一試合から第三試合までをお届けする。
▼第一試合▼
ワータイガー(HFA) vs デビルマン(原作)(R.R.R)
前々回の大会に続いて2度目の参戦となるデビルマン。前回の登場ではファイプラーとピッコロ(M.O.W)と組み6人タッグに出場して、ワータイガーをビッグファイヤーでK.O.している。今日のシングルマッチはその因縁を引きずった形で行われた。
序盤、ワータイガーが積極的に技をしかけようとするが、デビルマンはエルボーやボディパンチで技を返し、ダウンしたワータイガーに対してコブラクローや釣鐘ストンピングなどラフ殺法で攻めていく。2分過ぎ、デビルマンはワータイガーを対角線に振った直後に毒霧攻撃!しかしワータイガーは対角線の遥か彼方、デビルマンの意味不明な行動に場内が湧く。しかしその後、因縁のビッグファイヤーがワータイガーの顔面を直撃!さらに念仏ボムを2連発するがワータイガーはカウント2で返す。ワータイガーも喧嘩屋ラッシュから馬乗りひっかき(掌打)で反撃するが、デビルマンはまだまだ余裕がありワータイガーに止めを刺そうとする。ワータイガーはジャンピングパイルからスコーピオンを決められるもこれはなんとか返す。しかしその後の念仏パワーボムを食らってカウント3。朦朧としているワータイガーに向けてデビルマンはとどめのビッグファイヤー!デビルマンの完勝で幕を閉じた。
○デビルマン(4分32秒:念仏パワーボム)×ワータイガー
▼第二試合▼
アスカ・ラングレー(ゼーレ) vs 海野 幸(HFA)
HFAの海野は今日がデビュー戦。アスカを相手にどこまでやれるかが注目である。
試合開始直後、切れのいいローリングソバットを見せる海野。しかしアスカは余裕でかわし、組み付いて延髄かかと落しで海野をダウンさせチョークスリーパーを決める。新人相手にまったく容赦はない。序盤、海野はフライングメイヤーやボディスラムなど基本的な技を出していくが、アスカからダメージを奪うまでには至らない。一方のアスカは延髄かかと落しやステップキックでダウンをとり、チョン蹴りやチョークスリーパーで容赦なく攻めていく。開始2分頃、アスカは海野をロープに振って人工衛星ヘッドシザースを決め場内を湧かす。対抗して海野も同じ技を試みるがアスカにかわされる。その後カウンターのローリングソバットを試みるがこれもアスカにかわされる。結局一つも大技を出せずに、最後はステップキックでダウンしたところにチョークスリーパーを決められギブアップ。海野にとってはつらいデビュー戦となった。
○アスカ(3分05秒:チョークスリーパー)×海野
海野「デビュー戦でいきなり女子のトップの人とやれて光栄です。(アスカ選手の印象は?)なんていうか…、男勝りというか…。さすがにいつも男子と試合してるだけあって、私なんかまったく相手じゃなかったですね。でも、私がんばりますよ!」
▼第三試合▼
ヤンキー・スミス(HFA) vs ウイリアム・レミングストン(カドモン)
ウイリアムはファイプラーの「興行タイトル変更」のいたずらを見過ごすことが出来ずにHFA正規軍との対戦を希望した。カドモン最強レスラーのウイリアムの相手に選ばれたのは正規軍のヤンキー・スミス。得意のDDTでどこまでウイリアムを脅かせる事ができるか?
序盤、いつものようにウイリアムの大外刈りからの後頭部ドロップキックが炸裂する。アメプロ出身のヤンキーはやや戸惑い気味。ヤンキーはロープに振ってクロスラインを狙うが、ウイリアムはしゃがんでかわす。アメプロ的な技に付き合うつもりはないといった感じだ。1分過ぎ、ウイリアムは裏拳から早くもフロントネックチャンスリー、そして連続ジャーマン!ヤンキーもエルボーなどの小技で攻めるがウイリアムが優勢。ヤンキーがDDTを一発も出せない一方、ウイリアムは再び連続ジャーマンをお見舞いする。3分過ぎにウイリアムがヤンキーのバックをとるが、ヤンキーはこれをエルボーで返し逆にバックを取り返してリバースDDT。ようやく一発目のDDTを決める。しかしその直後、ウイリアムはK.O.率の高いタイガースープレックスホイップを3連発で繰り出し、ヤンキーは万事休す。ウイリアムは止めとばかりに胴締めスリーパーをしかけるがこれは位置が悪くロープブレイク。ウイリアムは、一命を取りとめたヤンキーに対してさらにもう一発タイガースープレックスホイップ!これを食らいヤンキーは起き上がれず。ウイリアムがHFA正規軍に制裁を加えた。
ウイリアム(3分46秒:タイガースープレックスホイップによるK.O.)×ヤンキー
ヤンキー「ヘイ!なんでミーがあいつとファイトしないといけなかったんだ!?ヒロキが悪いんだヨ、ヒロキがファイトするべきだったヨ!もしくはダイスキー!はたまたチキン!」
▼▼メインエベントの4人掛けは別記事でお送りする。
カドモン・南蛮帝国 | (南蛮帝国下っぱ記者)【1997年12月26日(金) 11時18分】 |
カドモン事務所で異例のファイプラー弘樹勧誘を宣言した我らが尊師、P・サミー・オノー様は今、ブラジルにいる。例によって怪人の調達である。
今回は般若(特にギャルゲー好きの加藤に)にゼーレからいただいた女1名を売りつけた金で、兼ねてから念願のブラジル怪人調達旅行に出る事ができた。
それにしても、今回の旅が2人旅だってのはちょっと問題だ。ストーカー様や熊吾郎様は、年の瀬はデパート屋上のヒーローショーの仕事で忙しいらしい。ニコルズ様は黒姫に行ったままだし、カーネル様もクリスマスの大売り出しに躍起だったらしい。
さて、皆さんがブラジルといったら、何を思い浮かべるであろうか。
プロレスに詳しい人なら、グレイシー柔術を思い浮かべるだろう。だが、そんな高尚な人たちを雇うのはちと問題である。それに今回はオノー様自ら、ある目的のためにわざわざブラジルくんだりまで来ているのである。
オ「やっぱウチみたいな軍団には、半魚人は必須でしょ!!」
かくして、我ら2名はアマゾン川に半魚人釣りに出かけている。
何しろ怪人の皆さんは1人もいない。大自然の前に我らの力がいかに無力であったかを思い知らされた。
オ「そこいらの木の実喰って腹壊しただけネ」
さて、怪人探しの名人であるオノー氏は、今回も秘策を用意しているらしい。現在、我々はボートでアマゾン川の奥地にいる。
下「それって、バス釣りの竿じゃないですか」
オ「かかる奴はかかるネ」
下「そんなんに引っかかる奴連れてっても」
オ「大丈夫ネ。ルアーは特別製ネ」
下「ええと、このルアーって……キュウリ?」
オ「そう。ジャパニーズイミテーション」
下「河童釣るんじゃないんだからさ」
オ「大丈夫ネ。ほらかかった」
下「ワニですよ」
こうして我々は何度か船をひっくり返されかけた。ピラルクやらシーラカンスやら、あげくはアマゾン川のヌシやらを釣り上げた。そして……。
オ「あっ、釣ったぞ」
下「おお、やりましたな」
こうして、南蛮帝国に新たに半魚人が加わった。オノー様はこの半魚人の名前を一般公募する予定だ。ではここで半魚人のデータを紹介する。
名前:半魚人(正式名未定:現在公募求む)
性格:そそっかしい。
特徴:デカい。アンドレの再来か。肌の色はもちろん緑。
素質:とにかくやられにくい。
横プロ | (ヒロト記者)【1997年12月26日(金) 10時08分】 |
−三日間の興行も無事終わりましたね。大成功だったと思いますが。
ト「やあやあ、どーも。うん、そうだね、連日満員御礼だったよ。これでうちの知名度もぐぐんとアップしたんじゃないかな。」
−他団体からも数多くのレスラーに参戦してもらいました。
ト「いやー、すごかったねー。僕も一プロレスファンとして充分楽しめたよ。これを機に交流を深めて今度はうちからおじゃまさせてもらいたいね。」
−印象に残った選手は?
ト「やっぱり、シリーズ全参戦してくれた新田選手。良い選手だったね。これからもちょくちょく参戦してもらおうかな。ふふふ。あとは、般若の二人は強かったなー。ああゆうのもありだよね。まあ、僕はあえて口は出さないけど、レスラーどうしで熱くなったらまたカードを組みたいね。」
−では横プロの今後の活動について、
サック「なんで、一票しか入ってないんだおーっ!」
−あれっ、サックサン。なんのことですか
サ「おかしいなあ、毎日十票は送ってたのに・・」
ト「えーい、うるさい!しっしっ。」
ト「次回興行はまだ未定ですな。僕も個人的に忙しくなるから、純血興行でかるくつなごうかな。」
サ「おー、それはちょうど良かった。次マミー俺の番だったんだよね。小さな公民館クラスならてけとうに、」
ボクッ!!
サ「うっ、うー・・・。(サック大流血)」
ト「あっ、大変だチー出てるじゃないかあ、ほらほら、早く病院に行きなさい。では、よいお年を。」
<ゴーゴーゴー>
横プロ | (サックマン記者)【1997年12月26日(金) 09時41分】 |
一応完成版です。
バトルロイヤルに限っては手を抜きました。すいません。
ダウンロードもつけましたがテスとしてないので出来なかったら掲示板に苦情を出しといてくださいませ。
<ゴーゴーゴー>
(ビビアン記者)【1997年12月26日(金) 07時35分】 |
ビビアン「コンニチハ。さそくですがー、一回戦を勝ちましたボビとトニィさんにインタビューします。」
ビビアン「一回戦勝ちましたけど、よかたですねー。」
ジョンボビ「ナンバーワンッ!!」
トニィ・リトゥル「ワウッ!トニィだよ!」
くりお「トニィのおかげで勝てたよ。何いってんだい、僕は君にちょっと方法を教えただけじゃないか。すべては君の努力の成果だよ。」
ビビアン「あなたダレデスカ。」
トニィ「これのオカゲね!(といって自分が設計したと言い張るアブアイソレーターを突き出す)。」
トニィ「君もレッツ!アブ!」
ボビ「ウァーオッ!!俺達のパワーを見ただろっ。」
ビビアン「好きな食べ物はナンデスカ?」
トニィ「プロテインに決まってるさ!栄養満点なんダ!」
ボビ「俺は毎月トニィから送ってもらってるだヨオッ!!」
トニィ「そうだゼ!マイフレンド!見てくれ!この僕達のボディを!ナンバァ・・ワン!(白い歯をキラリと覗かせナイスポーズ)」
ビビアン「最後、どしてコブラツイストだたの?トニィさんなにしてたの?」
トニィ「(人の話を聞かずにさらにナイスポーズ!)イェスッ!」
ボビ「ウアーオッ!!トニィと俺のコンビは最強ダー! 」
トニィ「パワーだけじゃないんだ!僕達にはもうひとつある!そう!テクニックだ!!見てくれ!(ナイスポーズ)」
ビビアン「二人は次は相手強いですねえ。負けますね?ダイジョブ?」
トニィ「負けるって?この僕達がかい?ハニー。」
トニィ「彼等にはソーリーだけど、僕達がチャンピオンさ!そうだろマイフレンッ!!」
ボビ「イエースッ!!俺とトニィのチームワークで倒せない奴らはゴジラと核ミサイルぐらいサッ!!ハッハッハッハーッ!」
ボビ「みんな叩きつぶして、俺達が優勝する。そのためにあのマシーンを使って、もっとパワーアップ!!」
ビビアン「だて、相手の次の二人は恐いですよー。」
トニィ「ノウノウ!彼等のほうサッ!きっと大事なところがウィットモアになっちゃうヨ!!」
ビビアン「じゃあ、、最後に一言どうぞ。」
トニィ「オオゥ!これで最後かい?そうだね。それじゃあ僕達に叩きつぶされる彼等にグッドラック!!」
ボビ「次も勝ってその次も勝つ!!そして俺達が優勝する!!相手の奴らは今のうちに逃げ出すことをおすすめするぜ。」
トニィ「おっと、キュートなキミに僕の開発したプロテインをプレゼントしちゃうゾ!マックスボルテージだ!!」
ビビアン「ン、ナニ?」
ビビアン「ワタシハ、こんなものいらないよ。」
トニィ「これも特別にキミに贈ろう!!(全米ナンバーワン・トレーナー、トニィ・リトゥルのベストフィットネスというVHSのテープを無理矢理渡す)。」
ビビアン「ナニ?ドウスルノ?・・・これでインタビューは終わります。」
ボビ「ナンバーワンッ!!!」
トニィ「イエスッ!!ナンバーワン!!!!」
トニィ「おっとこのビデオには僕の考案したフィットネステクニックが満載なんダ!!定価100ドルのところを99ドルで特別御奉仕ダヨ!! 」
カドモン・南蛮帝国 | (ワンダラー・KYOU記者)【1997年12月26日(金) 03時06分】 |
HFAのファィプラー弘樹、南蛮帝国の手に堕ちた!?
今日未明、カドモン事務所で、近日開催されるアスリーツリーグのトーナメント戦に、南蛮帝国から出場する選手が発表された。
報道陣の前で(ワンダラーはお忍びで)、南蛮帝国のP・サミー・オノー氏が発表した選手の名は……
なんと「ファイプラー弘樹」!!!!!!!!!!!!!!
よりによって、正規軍のリーダーのファイプラー選手がお笑い軍団の手に堕ちるとは。しかも、今大会から「ナンバン・ワールド・オーダー」を意味する「nWo弘樹」に改名する事も発表された。
信じられない話しである。第一、会場にカドモン実行委員会の委員、そして対外戦の最高責任者である加藤驚選手の姿がないのはおかしい。
だが、会場の関係者に話しを聞くと、確かに南蛮帝国サイドの控え室にファィプラー選手とおぼしき緑のTシャツ姿の男を発見したという。
謎が謎を呼ぶこの事件。はたしてファイプラー選手は本当に南蛮帝国の配下になって南蛮パンツを履いているのであろうか。
事実は当大会で明らかになる……!
NEO GONGS | (K記者)【1997年12月25日(木) 20時48分】 |
余計な講釈は不要だろう。ここに全部再現する。
「本日はご来場くださいまして、この記事を読んでいただきまして、誠にありがとうございます。旗揚げから四ヶ月が過ぎ、97年も終わろうとしています。
旗揚げ当初は、NEOも他団体と同じように、団体のスタイルが決まらずに悩んでいましたが、カドモンさんの激励や皆さんの応援のおかげで、「世界一格好いい奴を決める」に定まり、既存バランスとドラマ派の盟主としての誇りを胸に、ここまでやってこれました。
…NEOは、僕の団体でした。流星で『四角いジャングル』を再現し、メルビィで「メルティランサー」を再現させる、僕の、僕による、僕の為だけの団体でした。でも、今は違います。この団体記事を読んで、楽しんでくれている人たちがいることを思い知らされて、大きく心構えが変わりました。もはや、僕の団体ではありません。NEOは皆さんの団体です。ご意見、ご要望がございましたら、幅広く受け付けたいと思っています。よろしくお願いします。
古い話になりますが、今年のNEOが話題になったのは残念ながらリングの中ではなく、外…新革命とのいざこざでした。記念大会以来、新革命からNEOへのメッセージはまったくありません。このままでは、NEOにとっても新革命にとっても、「あの団体と対戦したのは汚点だ」と思いつづけることになります。1月、武闘館、新革命の選手をNEOのリングにご招待します。もう一度、試合をしましょう。人選は新革命さんにお任せします。カードを指名してもかまいません。記事に書かれないので、僕には新革命がどんな団体かまったくわかりません。軍団抗争も理解できません。ですから、NEOのリングで、「新革命プロレス」を表現できる選手を望みます。もう、「潰す」とか、「乗っ取る」とか、言葉のギミックはたくさんです。新革命の、メジャーらしいご返答を期待しています。
…もう少し、話させてください。個人的な事ですが、僕には、応援してあげたい人がいます。その人は、これから人生の中でも大きな割合を占める試練に立ち向かおうとしています。
その人に、僕は余計な心労をかけるような事をしてしまいました。本当に、申し訳なく思っています。
僕は、彼女を励ましたいと、勇気づけたいと真剣に思っています。そういった意味で、好きです。これは冗談ではありません。
何ができるか分かりませんが、とりあえずリングに上がります。NEOの頂点を目指して戦います…こんなこと言われても、かえって迷惑かな?…とにかく! これからも、よりリアルに、よりドラマチックにNEOは走り続けます! ご声援、よろしくお願いします!」
W.W.O | (豊田 前記者)【1997年12月25日(木) 14時31分】 |
今月27日に予定されていたW.W.O興行が延期される事が開催間近の24日、決定した。
原因は同団体が27に試合会場として予定していた厚木文化会館記念ホールで、
同団体興行開催日時と同日、同時刻に、五木ヒロシ ディナーショー〜横浜たそがれ'97冬〜がダブルブッキングされていたため。
W.W.O代表のmae氏は「会場側はダブルブッキング、って言ってるけど、なんかおかしいんだよねぇ。
ウチが申し込みした時は27日は空いている、って話だったんだけどなぁ。まぁ、ヒロシ五木の超絶パワーが働いたんでしょうねぇ。
でも、年頭には優先的に会場を貸してくれるって言われてるし、値引きもしてくれるらしいし。わざわざ事を荒立てる気も無いしねぇ。」
と、非常に弱腰。
結局、同団体の興行開催予定は98年1月15日前後へ延期、ということで落ち着いた。
無理が通れば道理引っ込む、か。
アスリーツリーグ | (憲作記者)【1997年12月25日(木) 12時41分】 |
アスリーツリーグの旗揚げトーナメント、A.L.Championship’97の開幕が、いよいよ明日に迫った。
岡山市内のA.L.ジャパンジムでは、2日前に来日したオーストラリア支部のキース・ガードナー、アデミール・オズマの両選手が、最後の調整に汗を流している(ジャパンの選手は昨日までですでに調整を終え、今日は各自休息をとっている模様)。そこで、オーストラリア支部長でもあるキース選手にコメントをもらった。
キース「今回は、我々アスリーツリーグの旗揚げ戦に、たくさんの団体から参加してもらって、感謝している。しかし、それと勝負とは別の話。我々アスリーツリーグの中から優勝者を出さなければ、格好がつかない。全力を尽くす。」
なお、参戦が予定されていた新山信太郎選手(JRA−P)の欠場がほぼ決定した。JRAの事務所は現在閉鎖されており(原因は不明)、今週頭から連絡が取れなくなっていたため。小磯代表も、何かあったのだろうかと心配そうな様子を見せていた。
新山の欠場により、1回戦の第8試合に予定されていたM・アリババ(炎)対新田英二(AL)の対戦が、そのまま2回戦に繰り上げられた。
さらに、カドモンから参戦の予定だったXが、現在に至るまで公開されておらず、ALではカドモンに確認を急いでいる。
新革命プロレス | (がんもどき男記者)【1997年12月24日(水) 22時07分】 |
WWWWAからの参加選手だが、Sフライ選手だったが伊吹舞選手に変更になった!
これは、ジャパン村崎代表(がんも)の発言によるモノで、「確かにフライ選手の
魅力,スキル,メイクを見て気に入ったが、伊吹選手はうちの団体にはないモノを持っている。ぜひ、内のメンバーと闘って欲しいし、暴れていって欲しい!
フライ選手参戦を認めてもらったくりおさんには、ホントに申し訳ないですが、伊吹選手の参戦をOKしてもらいたい!!」
との事で、参戦の場合は次のようにカードが組まれることになった。
新革命97・終結〜真髄〜
<12.29横浜大会>
伊吹舞 VS 浦晃平
バトル大晦日・みんなでファイプロ!
<12.31福岡大会>
伊吹舞 D.マスター
清水大介 VS 高柳智也
新革命エリート宣言97〜初陣〜
<1.5佐世保・開幕戦>
伊吹舞 VS ウィンガー木下
<1.8人吉>
J.村崎 G.ヒロ
伊吹舞 VS 清水大介
参戦OK、どうかよろしくお願いします!
カドモン・般若 | (ワンダラー・KYOU記者)【1997年12月24日(水) 11時37分】 |
WWWWA主催の「メカバトル97」トーナメントに出場した般若の2人が、めでたく決勝進出となった。そこで決勝を前にインタビューをした。
K「決勝進出、おめでとうございます」
加「n(焼きそば喰ってる)? ああ、さんきゅさんきゅ」
K「あんた喧嘩軍団の長でしょ。もうちょい威厳ある行動とれよ」
加「ははは。いいって事」
K「ではまず、一回戦から聞きましょうかね。キンコン・カーン選手&シャウト溝口選手でしたが、どうでしたか?」
加「今頃になって気づいたんだけど、俺たちの相手ってなんかオジさん多いよな。なんかオヤジ狩りしてるみたいでイヤだったね。だけど、いい試合だったと思うけどね」
K「キンコン選手が現役だった頃は……」
加「俺なんかまだ中学生だよ。まさか対戦できるとは思ってもなかったなぁ」
K「溝口選手も元気でしたね」
加「うんそうだね。元気そうで何よりだよ」
K「二回戦はハリケーン力丸選手&サンダー龍選手でしたね」
加「力丸って引退間近だったんじゃないの? だったら俺ってラッキーじゃん」
K「龍選手はどうですか? ノシたようですけど」
加「なんとか勝ったってトコだな」
K「決勝はお望み通り、ストロング猛鬼選手&ヘルリーダー選手のコンビですが」
加「望んでないやいっ。一番イヤな人たちじゃないか」
K「嫌いですか?」
加「うーん。楽できないからイヤ」
K「だけど、猛鬼選手とヘルリーダー選手ってのもなかなか相性いいですね」
加「そりゃ地獄から来た人たちだもん。いいよなロードウォリアーズ系は」
K「結構アメプロ好きですからね」
加「そりゃアメプロ好きだけどさ」
K「勝てる見込みありますか」
加「簡単にやられそうだね」
K「おーい。大丈夫ですかー」
加「まぁここまでこれたんだし、やられ損はないでしょ」
K「どうせやられるんなら、男見せてから死んでこいや」
加「まだ死ぬって決まったワケじゃないでしょ」
K「いやー。なんか僕も無様に負けるって思ってましたよ」
加「てめー!」
K「はいはい。とりあえず死なない程度に頑張ってきなさいな」
加「俺はなー。優勝の賞金でコミケの代金賄おうとしてんじゃないか」
K「必死と言いたいんかい」
加「うんっ」
K「たわけぇ。ALの出場選手も、B・H杯の対戦カードも決定しとるんだろが。
さっさと仕事せんかい!」
加「うへーい」
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月24日(水) 01時19分】 |
一回戦が終わった後、お昼休憩となりましたので、
売店の方に…キンコンさんが焼きそばを焼いていたので
それを買って食べました。なかなか、おいしかったです。
食べ終わって席に戻ると、ちょうど選手入場中でした。
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第五試合 ハリケーン力丸&サンダー龍VS 加藤驚&“武骨”刑部兆
加藤と力丸の打撃技での打ち合いでスタート。加藤がやや有利な展開で
力丸が龍にタッチ。加藤VS龍も打撃の応酬。加藤は武骨にタッチ(1分33秒)。
これまた打撃合戦となり、両者とも、疲れが見え始めたものの
龍が起き上がり小法師チョップ、ステップキックなどで、やや有利な状態に。
ここで武骨が加藤にタッチ(3分44秒)。
ここで加藤のコブラクロー&離れてのパンチ攻撃がビシビシ当たりはじめる。
力丸に代わってからもコウブクロー。フォローに入った両チーム乱闘状態。
乱闘のどさくさにまぎれて、加藤の裏拳が龍にジャストミート!
龍は完全にのびてしまった(6分44秒)。
残された力丸、加藤に攻撃をしかけようとするが、すべてボディブローの
お返しをくらう。その後、たたみかけるようにバックスピンラッシュ&
キャメルクラッチで、レフェリーゴングを要請。
× ハリケーン力丸 (8分42秒 キャメルクラッチ) 加藤驚 ○
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第六試合
ヘルリーダー&ストロング猛鬼 VS ボン・ジョンボビ&トニィ=リトゥル
試合開始15秒いきなり場外乱闘開始。他のお客さんが立ってみているせいか
全く姿が見えない。チーム名未定の方がやや有利のです。
1分20秒頃にジョンボビと猛鬼がリングに復帰。
ややボディスラム&ギロチンドロップでトニィが押しぎみだったけど、
猛鬼のトリプルジャーマン、これをクリアしたところでトニィにタッチ。
結局、猛鬼のボム系大技、SSD、押さえ込みのカットしに来たジョンボビが
ヘルリーダーのバックドロップを食らいまっている間に、
猛鬼のアイアンクローで試合終了.
○ ストロング猛鬼 7分9秒 アイアンクロー) トニィ=リトゥル ×
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決勝は「地獄の住人」コンビと般若精鋭タッグとなりました。
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1997年12月24日(水) 01時00分】 |
順延されていたNEOトーナメント準決勝をついに迎えた海崎だったが、肝心の試合はいささか煮え切らないものとなってしまった。
NEOファンや海崎マニアが期待していたカードだっただけに試合終了後の観客の表情は肩すかしを喰らったという感じだった。一部からは「こんなもんかよ」という野次まで出たほどだった。
何故こうなったかは戦った当事者にしかわかりえないが、最近の海崎は何か思いつめているようだとも聞く、それが試合に影響したのだろうか?序盤はかみあっていたようにみえたのだが。
メルビィを場外に投げ飛ばした後、観客にブーイングを貰った海崎は、だからどうしたとばかりに笑みを浮かべていた。普段の海崎ではあまり見ない様だ。
勝ちにこだわった海崎。何故か。
決勝の前にインタビューをしたかったが、海崎は何も話す事はない。とノーコメントだった。付き人の伝奇に話を聞いたがこちらも「何もありません」の言葉を聞くにすぎなかった。しょうがなくホールに戻ったがそこで、観客席に見覚えのある変な頭が目に入った。何と猛鬼である。海崎の試合を観に来たのだろうか?しかし、猛鬼の隣には見知らぬ金髪ウェービーヘアのうさんくさそうなおっさんがビール右手に近くの観客と揉めているではないか。だが、決勝戦はもうすぐである。海崎は当然優勝を狙ってくるだろう。何はともあれ、決勝戦が楽しみである。
NEO GONGS | (加藤K記者)【1997年12月23日(火) 17時21分】 |
バイソンと雨宮の血ですっかり赤くなってしまったリング。甲斐甲斐しく掃除したのは…記者だ。まったく、人手不足とはいえ、なんという団体だろう。
それは置いといて、当初メインの予定だった(この後、決勝戦も続けて行う事が急遽決定)準決勝第二試合、メルビィ・ニムガーレンvs海崎礼爾<MOW>。
流星を完封しての準決勝進出を果たしたメルビィと、ファイプラー弘樹を熱戦の末勝利をおさめた海崎。両者、コンディションは上々だが、海崎はこのトーナメントの後の予定が入っていないと落ち込んでいるらしい…。
メルビィは一般知名度と人気は高い。それとは裏腹に、試合のオファーが無いと嘆いているらしいが…試合前には「私をモデルにした」ゲームの新作が出たとご機嫌であった。
試合開始。メルビィのローリングソバットと海崎のハイキックが交錯する。この辺は、格好いい。オーナーはこれだけで満足といった表情。まったく理想が高いのか低いのか…。
試合の主導権を握ったのは海崎。バックを取り、取られ、取り返してのフェイスクラッシャー。ミドルキックを連発してのフロントスープレックスで場外に投げ飛ばし、早くもポイント「1」。メルビィも首投げ、アームホイップからの膝十字で対抗する。
突然、海崎がラフに走った。場外に投げ、ポイント「2」さすがにNEOのリングではブーイングだ。リングに立ったメルビィはソバットを狙うが、海崎のハイキックが先だった。軽量のメルビィ、吹っ飛ぶ。さらに引きずり起こしてハイキック。そして…加藤が「あれだけは嫌」と言っていたノーザンライト・ボム!間髪入れずにサソリ固め。ファイプラーを降した必殺フルパターンだ。
なんとか外したメルビィは腕ひしぎ。ボディブローから裏膝十字、膝十字と、多彩な関節技を見せるが、完璧には極まらない。ポイント「2」にしてポイント的に並んだだけだった。
ブレイク直後、またも海崎のハイキック。フライングニールキックからハイキックとキックの鬼と化した。メルビィも膝蹴りで反撃。一気にトップロープに立つと、回転…スターダスト・プレス!しかしこれはニアロープ。海崎もタイガードライバー(パールリバー・プランジ)でポイントを取り返す。
そして、唐突に試合は終わってしまった。メルビィがスクリューハイキック、海崎もスクリューハイキック。そしてサソリ固め、スコーピオンデスロック。ここでメルビィはギブアップ。
試合後、握手を求めた海崎に対して、握手を拒否して敬礼を残してリングを降りたメルビィ。これは何を意味していたのか…。
正直、期待されていた名勝負にはならなかった。凡戦、である。しかし、この直後に雨宮との決勝戦があることを考えれば、仕方のない事かもしれない。海崎の作戦勝ち、か。
いずれにしても、ONL発足直後からまったく進んでいなかったNEOトーナメント決勝戦は、
雨宮五月 vs 海崎礼爾
に決定した!
NEO GONGS | (加藤K記者)【1997年12月23日(火) 16時13分】 |
血の戦いとなったゴーストマンvsバイソン。休憩時間をはさんで、いよいよトーナメントが再開された。休憩時間の際、NEOオーナーの加藤がリング復帰を表明したが、それは後に譲ろう。
マーシャル・アーツの星と呼ばれた男の二代目、ジェット・ユミーデ。一回戦、中田を時間切れポイント差で降しての準決勝進出となった。
対するは、この試合がいきなりデビュー戦となる雨宮五月(あまみや・さつき)。街の格闘道場を営んでいたのを、加藤がスカウトしてきた。
準決勝は10分一本勝負。普段通りの赤いパンタロンのユミーデ。雨宮は「特に意味はない」という黒の道着で入場。
試合開始と同時にロー、ミドル、ハイのキックを繰り出すユミーデ。雨宮は掌底、前蹴りで間を詰め、投げからの関節技というスタイル。しかし、序盤は雨宮が距離を詰めるも、膝蹴りを浴びて投げれないという展開になった。逆に水面蹴り(本人はジェット・トルネードと言い張っている)でダウンしてしまう。そこにユミーデのニードロップ。怪鳥の膝ラッシュだ。それでも、チキンウイングフェイスロックでポイント「1」を先取したのは雨宮。
これがきっかけとなったか、試合は雨宮ペースに。脇固め、アームロック、スリーパーホールドでユミーデのスタミナを奪いにいく。ポイントも「2」にしたのみで、有効的な攻めを見せる。ビクトル腕十字も見せた。
しかし、何の理由も前触れもなくユミーデがラッシュ。ハイキックコンビネーション、ソバットコンビネーションが雨宮を捕らえる。そして、今まで一回も見せたことのないストレートが雨宮の顔面を直撃。たった一発が、大量の鼻血を呼んだ。この試合も、流血戦となってしまった。さらにハイキック、ローリングソバットでダウンを奪う。
だが、なんとなく切れが悪い。見れば、ユミーデの右腕は青く変色している。雨宮の執拗な腕殺しが効いてきたのだ。
これを雨宮は見逃さなかった。なおも脇固めで絞り上げ、ジャーマンでポイント「3」に、エクスプロイダー(本人はプロレスを知らない為、雨宮流裏投げと言っていたが)からのアームロックでポイント「4」にする。
ここで、雨宮の攻撃が止まってしまった。初のリングという緊張の為か、止まらない鼻血の為か、ただのスタミナ不足か…いずれにしても、ここまで攻め込んでおいてピンチを迎えてしまう。
ユミーデが再びラッシュ。ハイキックからアンクルホールド、スリーパーでポイント「2」を取り返す。裏膝十字を連発してポイント「5」に。なんとか雨宮もスリーパーでエスケープさせ、ポイント的には追いつくが、ユミーデペースだ。
しかし、しかし…墓穴を掘ったのはユミーデだった。間合いを詰めてから蹴りにいこうとしたところを、雨宮にキャッチされ、エクスプロイダーで投げられる。
「シット!」ユミーデがリングで始めて発した言葉が、なにより焦りをあらわしていた。もうドス黒くなっているユミーデの右腕を掴むと、ジャンプ…腕ひしぎ逆十字が完成していた。今までのダメージもあり、ユミーデはすぐにギブアップの意思表示。
NEOの超新星・雨宮が決勝戦への切符を手にした。
ユミーデ「右腕が痛い…ゴメンナサイ」
雨宮「そりゃ、疲れました。ま、決勝は来年だし…え? 今年中にやるんですか? それ、オーナーのエゴじゃないですか。まいったなぁ。僕も『んを』に入ろうかな(笑)」
控え室では明るく振る舞った雨宮だが、鼻血がなかなか止まらず、鼻骨骨折の疑いもあるとの事。決勝戦…雨宮は短期決戦を狙ってくると記者は予想する。たとえ、マーベラスが来なくても、だ。
WWWWA | (サト・クン・リー記者)【1997年12月22日(月) 13時27分】 |
こんにちは、メカバトル97の第三、四試合観戦記です。
(年内に全部書き終わるんでしょうか?)
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第三試合 くりきんとん VS チーム名未定(ヘルリーダー&ストロング猛鬼)
李、金とも蹴り攻撃で攻め続け、ヘルリーダー一人での戦いが続く。
3分、ようやく猛鬼にタッチしたところで、ヘルリーダーが試合権利の
ある金を場外で痛めつける。場内では猛鬼、李のしかける技をハネ返し続ける。
その後、一進一退の攻防が続くが、8分過ぎ、
猛鬼の波状攻撃(Kドリラー、高角度パワーボムホイップ、
アイアンクロー、SSD、リバースパワーボム、SSD、
フルネルソンバスター)で李と金を痛めつける。
猛攻を耐えしのいだ金、ローリングソバットラッシュ2発で反撃。
スリーパーをカットされても、まだなおスリーパー。
ヘルリーダーが2度めのカット、まだスリーパー。しつこーい。
ようやく逃れた猛鬼、ヘルリーダーにタッチ。追いかけてきた金に
猛鬼がSSD!
倒れたところをヘルリーダーがドラゴンスリーパー!その間わずか0.5秒!
× 金韓宇 (10分20秒 ドラゴンスリーパー)ヘルリーダー ○
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第四試合 ボン・ジョンボビ&トニィ=リトゥルVS 氷川&俊藤
開始1分早くも、ジョンボビが、氷川に大技攻勢。
バッドメディシンまで飛び出したが、ここでフォローが入り、
ちょっとドタバタした後、俊藤にタッチ。ジョンボビも
トニィにタッチ。
開始3分
トニィ、大技を狙うがことごとく返し技をくらい、ブラッシングエルボー
×5を食らう。
俊藤、トニィをコーナーにふって、スペースローリングエルボー!
起こして、お約束のフェイスクラッシャー!ついでに鎌固め。
フォローに入ったジョンボビが俊藤を場外に落とす。リング上ではトニィが
氷川に足4の字固め。場外ではジョンボビがアメージングD!
氷川も場外に降りて、まずトニィに合体バックドロップ、続いてジョンボビにも
お見舞いした!納得して俊藤リングに戻る。
場外に残った氷川、トニィにタイガードライバー!しかし起きたところを
合体パワーボム×2。ジョンボビすばやくリングに戻り、俊藤にオクラホマ
スタンピート。ここで両軍リングに戻って乱闘状態解除。
権利があるのはどっちなんだぁ?たぶんトニィと俊藤。
ということでトニィはジョンボビにタッチ。いきなりバッドメディシン!
ロープが近い。起こしてバックをとって、コブラツイストぉ。
第四試合 ○ ボン・ジョンボビ (9分31秒 ドラゴンスリーパー)俊藤 ×
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メリケンコンビ!(今、勝手につけた名前)らしくないぞー!などと思って
いたら、「コウイウノモアリダゼ、ベイビーちゃん」といいたげな顔で
メリケンコンビが引き上げていった。
JRA | (みゆき記者)【1997年12月22日(月) 05時33分】 |
皆さん、こんばんは。今日はONL1の虚弱団体JRAが崩壊するということで、早朝ではありますが、緊急記者会見が行われます。
みゆき「今日は、団体が崩壊すると聞いて来たんですが・・・。」
会長「その通りです。旗揚げ前ですが、仕方のないことです。」
みゆき「聞きにくいんですけど、理由はなんでしょうか?」
会長「自分の胸に手をあてて、よく考えてみなさい。と、いってもはじまらんので、本当の事を話す時がきたようじゃな。」
会長「うちはJRAの出資で、経営されていたのじゃ。しかし、200○年、日本は大不況となり、JRAのような公営機関は次々と崩壊していったのじゃ。そこで、JRAは一考を案じたわけだな。。1997年に発足したONLという団体に目をつけ、これを発展させて景気の回復を図ろうと。」
会長「その為には、タイムスリップして1997年にONLにお忍びを送らなければいけなかっんじゃ。」
みゆき「それが、新山信太郎ですね。」
会長「その通りじゃ。しかし、その必要もなくなった。」
みゆき「なぜですか?」
会長「勇者達が集まったからじゃよ。」
みゆき「勇者とは?
会長「このONLの各団体さんのことじゃ。」
みゆき「なぜ、このONL団体が勇者なんですか?」
会長「ここには、最強を目指すもの、共和させようとするもの、そしてお笑い軍団に、いわゆる友情パワーに満ち溢れとる。」
みゆき「なるほど、ごもっともな御意見ですね。」
会長「そして、団体をまとめる立派な管理人さんまでそろっとる。」
みゆき「それじゃ、新山はじめ、JRAの選手達はどうなるのでしょうか?」
会長「未来に帰すことにする。」
みゆき「やっぱり、未来人だったのですか?」
会長「そうじゃ、新山がJRAの200○年のパンフレットをここで、公開したから以前に突っ込まれていたようじゃがな。」
みゆき「それでは、ONLがこれだけ大勢力になったら、未来はどうなるのですか?」
会長「未来を知りたいのかね。」
みゆき「是非!」
会長「特別にお前を連れていってやろう。未来の旅に。」
みゆき「デロリアンかなんかでいくんですか?」
会長「いや、ONLのMOWの団体のページの選手紹介を見るんじゃ。」
みゆき「なんじゃ?それ?」
会長「その下の方にいる青いののポケットにはいるんじゃよ。」
みゆき「どうやって?」
会長「ついてきなさい。」
みゆき「うわ〜っ」
二人はポケットの中に吸い込まれていった。
皆さん、200○年にお会いしましょう。
完
カドモン・南蛮帝国 | (ワンダラー・KYOU記者)【1997年12月21日(日) 03時07分】 |
反則と早タッチというヒールの常道を地で通しながらもハワイの子供客に人気があった南蛮帝国怪人衆。相手がチルドレンという事もあり、会場はヒーローショーさながらであった。ここで南蛮帝国サイドのマネージャーについたP・サミー・オノーがタイガーマスクに出てくるミスターXばりの怪紳士だったら試合の格もグレードアップしてたかもしれないが、どこから見てもにやけたアロハシャツのオッサンであるオノーに向けられる怪しさの視線は、どこかピンぼけしてた。明らかに吉本新喜劇の世界であった。
このオノー氏が、試合終了後にとんでもない事をついにやらかした。
試合終了後にストーカー、熊吾郎両怪人が客席を挑発。これはヒーローショーなどにある光景なので別に珍しくもなんともない(熊は正月にどこかのデパートのヒーローショーにゲスト出演の話しさえ来ているとの噂)。会場が2怪人に注目している最中、オノーの合図で、一緒にやって来た1327人の怪人が会場内を占拠。5分ぐらい会場を埋め尽くして、オノーや怪人たちとともに引き潮のように退場した。会場にいた観客やゼーレの関係者が異変に気づいたのは彼らが遠くに去ったのを確認した直後であった。
ゼーレ広報部長の葛城ミサト嬢がいなかった。代わりにミサト部長の服が巻いてある丸太が1本置かれていた。
数日後。ゼーレに以下のFAXが届いた。
「どこの経由だか分からないけど、おたくのミサト広報部長をヘッドハンティングしないかというオファーがあったので衝動買いしちゃった。せっかくだから、しばらくウチで借ります。またそっちで必要になった時はご連絡を。
般若代表・加藤驚より」
よりによって、敵である般若に金を出させる拉致換金作戦。確かに加藤はミサトさんファンだし、新宿のコ◯ミ直営のゲーセンのギャルゲー仲間にグッズを勧められると買ってしまう男だ。だが、よりによって本人買うとは。
……おそらく加藤に罪の意識はない。とりあえず病院送りになったアスカ&シンジの見舞いにハワイに飛ぶ事になった。
HFA | (ぴろき記者)【1997年12月21日(日) 02時29分】 |
先日のNEO大会でゴーストマン(NEO GONGS)がタンク・バイソン(HFA)を下した一戦。ゴーストマンがバイソンを倒せばゴーストマンと戦ってもいいと言っていたゴッド(HFA)だが、試合内容を聞いて一変。
ゴッド「以前俺はゴーストマンと戦ってもいいと言った。それはもし奴が俺に勝つほどの格闘家ならば、OGREを倒すために共闘してほしいと思ったからだ。だが、今回のバイソンとの試合で奴との共闘は無理だと判断した。そうだろ?あんな試合の後で“共に戦おう!”なんて言えるわけがないだろ。奴との共闘は無理だと判断した今、奴と俺が戦う理由もない。悪いがこの対戦はなかったことにしてくれ。」
ゴッドのこの発言によりゴーストマン戦は事実上消滅した。これによりHFAとNEO GONGSとの間がギクシャクするのはぜひ避けてほしい。ゴッドとゴーストマン、あくまで個人レベルのトラブルですんでほしいものである。
ECVV | (潮崎春樹記者)【1997年12月21日(日) 01時58分】 |
旗揚げリーグ戦に備えて準備中のECVVであるが、去る12月20日、オフィスの模様替えが行われた。空間の効率的な利用と所属選手をファンにより知ってもらうため、とのこと。
また驚くべき情報が入ってきた。当団体には近々3名の選手が入団予定であるが、その一人・「蝶獄 雅拡」(ちょうごくまさひろ)選手が非公認ながらThe Planetsのブルブル・ブロディ選手を6分9秒、必殺技のSTFでKOに追い込んだとのことである。
この団体は実力よりも「らしさ」「味」を重視しているというのがもっぱらの評判だったのであるが、共に兼ね揃えているという選手が登場するのであろうか? それはいずれわかるであろう。
なお団体オーナーの「潮崎_春樹」氏は旗揚げリーグ戦をONL公式戦としたいとの旨を発表。結果は後日、当欄にて詳報されることであろう。
(潮崎春樹)
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ONL | (ぴろき記者)【1997年12月20日(土) 20時05分】 |
ONL大賞の投票は下記の場所で行われています。 (
<投票所>
ONL | (ぴろき記者)【1997年12月20日(土) 19時48分】 |
ONL大賞の投票締め切りが差し迫ってきた。12月25日23時59分までの投票をもって、第1回ONL大賞が決定される。ここへきて各テーマともトップと2位との差が開いてきたように思える。このまま大賞は決定か?それとも逆転劇はありうるのか?8月の設立から約4ヶ月間の活動がこのONL大賞で評価される。まもなく大賞決定!!
「みんなマーシャルアーツはボクシングより弱いと思ってるんだって? 本当にそうなのか、俺が証明してやる!」
“ゴーストマン”エベレスト・マーフィーは試合前に高らかに宣言、リングへと向かった。対するタンク・バイソン<HFA>が複数のセコンドを連れてくると、すかさず威嚇し、あくまでボクシングスタイルに対抗する。
この試合も、流星vsバサラと同じようにフリーポイントの5分4ラウンド制に決められた。
1ラウンド開始直後から一気に距離をつめた両者。いきなり壮絶な殴り合いが始まった。ジャブ、フック、ストレートのパンチコンビネーションを巧みに使い分けるバイソン。一方、ゴーストマンはフックから距離をあけてのミドルキックだ。
1分後、ゴーストマンはニーリフトでバイソンの体勢を崩してからの馬乗りパンチ。ミドルキック連打からギロチンドロップと、得意のパターンを出す。負けじとバイソンもマウントを取り返してパンチ。
しかし、ブレイク直後にゴーストマンの膝蹴り3連発、ストレートパンチにバイソン、大きく吹っ飛ぶ。なおも馬乗りパンチ。バイソンのまぶたから大量の出血。ゾッとしたシーンであるが…NEOルールは流血で試合はストップしない。流血から3分後にドクターストップとなるが、この時点で2分数秒、バイソン陣営としては一安心。
一方的にジャンピングハイキックとハイキックの連打。そして馬乗りパンチで試合を終わらせようとするが、バイソンも粘った。テキサスジャブ、ボディブロー連打で一矢報いるも後が続かない。ゴーストマンの馬乗りパンチの体勢のまま、第1ラウンド終了。
2ラウンド。やはり殴り合いから始まったが、いきなりゴーストマンのハイキック炸裂。ずるいが、強い。膝蹴りの連打を浴びて再び流血してしまったバイソン。ゴーストマンは狂っていた。馬乗りパンチを執拗に繰り返し、ついにバイソンからギブアップを奪ったのだった。
ゴーストマン「次? 神! 俺が立ち技最強格闘技はマーシャルアーツだって、ジャパンのファンに教えてやるよ」
NEO加藤「はー、もうどうにでもしてよ。こんなのが評価されるんだったら、NEOに明日はないよ。対戦を引き受けてくれる奇特な団体さんがいればいいんだけどね…」
第三試合、ようやく本格参戦となるシンジ&アスカの14歳コンビ。相手はカドモン南蛮帝国のインビジブル・ストーカー&どすこい熊吾郎。かたや透明、かたや熊である。
入場からアスカ人気爆発。シンジは入場してこない。しばらくたってから葛城ミサトに引っ張られながら入ってくる。アスカ「アンタなにやってんよー!みっともないわねー!!」、シンジ「・・・・・」、ミサト「シンジ君!!しっかりしなさい!!」、シンジ「・・・・やっぱり僕にはできないよ。正直いって恐いんだよ!!」、アスカ「いくじなし」、ミサト「いいわ、シンジ君。好きにすればいいわ。」
結局シンジはリングに上がって来ない。
南蛮帝国の入場。子どもに受けている。ストーカーが見えないためリング上はアスカと熊吾郎の一騎打ちのようにみえる。先発はアスカとストーカー。
アスカ「見てなさい。このアスカ様の実力を!!って見えないわよー。ストーカー!!」最初からはりきりまくりだがいかんせん見えない。アスカ、ストーカーにやられ放題!アスカどうにか膝蹴りで応戦。そのときアスカに手応えあり。みごと流血させることに成功。「これでどこにいるかバレバレよ。」だがその後さらにやられまくり。シンジこれを横目で見る。アスカやられっぱなし。シンジついにエプロンに立つ!!アスカたまに反撃するもストーカーはすばやく熊吾郎にタッチ。アスカも自コーナーに戻ろうとするも南蛮帝国の連携に捕まる。そして熊吾郎の鎌が、ついにアスカの額に。「アスカ!!」そのときついにシンジが手を伸ばしタッチを求める。アスカ流血をどうにか免れようやくシンジにタッチ。「アスカがやられてるのに見過ごすわけにはいかないよ。」ついにシンジ、リングに立つ。ミサト「アスカ、演技うまかったわよ。」、アスカ「ミサト、あんたねー、演技のつもりだったけどほんとに強いのよ、あいつら。うかうかしてらんないわ。まあ、シンジがどこまでやれるかにかかってるんじゃない?」、ミサト「シンジ君はやってくれるはずよ。みてなさい。ほら」と指差した先にはシンジが鎌でやられてるだけだった。ミサト「あれっ・・・。」、アスカ「ほらいったじゃない。なによ、わたしよりやられてるじゃない!!しょうがないわね、助けにいかなきゃ」、ミサト「がんばってね、二人とも」
この後、アスカがカットにはいるもストーカーに場外に出されてうまく救出できない。シンジ「やっぱりダメだよー。勝てるわけないよー。」、アスカ「シンジ、頑張って!!」、シンジ「アスカ・・・。頑張るよ!!」、アスカ「単純ね・・。」
シンジ「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」パンチ、パンチ。「ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」ローリングエルボー!!
熊吾郎、余力を残しつつストーカーにタッチ。シンジもアスカにタッチ。ストーカーの各種ブレーンバスターがアスカを襲う。アスカ、得意のステップ延髄ニーで応戦。逆にストーカーを追い込む。ストーカー、タッチがはやい。熊吾郎はいまだノーダメージに近い。アスカも熊吾郎には捕まってしまう。鎌攻撃でアスカついに流血。噛み付きまくりの熊吾郎。シンジ、カットに入るもストーカーがすばやく対処。熊吾郎ついに火を吹く!!!アスカ、炎上!!!たまらずシンジにタッチ。
結局この後、炎を吹かれまくり、アスカ、シンジともに病院送りに。
×シンジ(13分33秒サソリ固め)熊吾郎○
第二試合はゼーレの大虚人、アンドレ・ジャ・ザイアントとHFAの猛毒巨人、ポイズン・ジャイアントのでくのぼう対決。
まずはアンドレの入場。全身イレズミのアブナイ姿にハワイっ子もビックリ!?入場の時からやや顔色が悪い。続いてポイズン・ジャイアント入場。ポイズンは地下組織OGREのモンスターのため見張りとしてクラッチャーまこと選手がセコンドにつく模様。リングに上がるやいなや上空にポイズンブレス!!アンドレ、これをみてビビりまくり。
試合開始。と同時にまたもポイズンのポイズンブレス!アンドレこれをかわして早くも飛びつき腕十字。完璧に腕が伸び切ってるように思えたが何事もないようにポイズン立ち上がる。アンドレ短期決戦を狙っているのかまたもや序盤から大技を狙う。しかしポイズン、すべて返してしまう。ポイズンの攻撃もアンドレは受け付けずに返す。どちらも技の返しあい。しかし技を返されたときのダメージが蓄積してきたのかポイズンがアンドレの飛び関節に捕まりはじめる。そしてついにアンドレの踵落とし、炸裂!!そしてすぐさまジャイアントスイング。このころからだんだんアンドレのペースになっていく。だがポイズンも負けてはいない。アンドレの隙を狙っている。4分近くからコブラクロー連発。そしてアンドレのスペース・ローリングエルボーを誘っておいてこれをかわす。そして必殺ポイズンブレスがついにアンドレの顔面を捕らえる。アンドレ悶絶。そこからはグランドで攻める。クルックヘッドシザースでアンドレのスタミナを削り取り、すかさずコブラクロー。ポイズン本領発揮。アンドレも何回か反撃のチャンスを掴むも無駄なアピールが多く逃してしまう。5分経過。我々の予想を裏切り長期戦へ。やはりアンドレもポイズンも体力の消耗は激しい。勝負にでたアンドレはアンドレボムを一発、そして二発。カウントは2、ポイズンまだ余裕。アンドレボムが返された直後、ついにアンドレ息切れ!!その間にポイズンブレス、そしてジャイアントキック。アンドレ、これをギリギリで返す。立ち上がってもいまだ息切れで動けないアンドレ。この様子を見たポイズンは価値を確信したのか上空に1発ポイズンブレス。そして今度は顔面めがけてポイズンブレス。一回では飽き足らず、もう一発。アンドレはただただこれを食らうしかない。ポイズンしつこく3発目。しかし!!その直後ポイズンも息切れ!!リング上で動けない二人・・・・・・・・・・・・。先に呼吸を整えるのはどっちだ!?アンドレがどうにか先に呼吸を整え反撃の大車輪キック!!ポイズンにみごとヒット。アンドレの怒涛の反撃がここから始まると思いきや立ち上がったアンドレまた呼吸困難に!!ポイズン呼吸を整え立ち上がりジャイアントキック、コブラクロー。攻め込んでいるのだが決め手に欠ける。そしてまたポイズンブレス!!ポイズンまた息切れ!!!アンドレ今度はロープに振って自らも走る。が、しかし走ってる途中に息切れ。また両者動けない!!試合が一向に進まない!!
そのとき、赤コーナーの花道に怪しい影が・・・・。エアガイツだ!その後ろにNEOの中も付いて来ている。第一試合で負けたエアガイツはこの巨人達に興味を持ったのだろうか?不気味なほど静かにリングに近寄る。試合の邪魔でもするのか?とその瞬間、赤コーナーのセコンドとしていたクラッチャーまことを急襲!!二人がかりでボコボコに殴っている。まこと選手、反撃もせず無抵抗でこれを受けている。まこと選手の目にはうっすら涙も見える。なにか言葉を発しているようだがリングサイドの記者にも聞き取れず。場内も騒然としてきてリング上よりリングサイドに視線は集中している。リング上ではいまだ動けないアンドレとポイズン・・・・・・。無抵抗のまこと選手はボコボコにされた後、中田の肩に担がれエアガイツの控え室に連れ去られてしまった!!拉致である。観客は全くリングを見ていない。その時、ようやく動き出したポイズンがジャイアントキックからキャメルクラッチ。アンドレ返す気力もなく、ついにギブアップ。
×A・ジャ・ザイアント(10分55秒 キャメルクラッチ)P・ジャイアント○
試合後も両者息切れ。観客の注目はまこと選手の拉致事件にあり、やはりリングを見ていない。アンドレとポイズンは息切れしつつも両者肩を寄せ合い協力しながらふたりで帰っていった。
問題なのはまこと選手のその後である。記者陣はエアガイツの後を追い控え室へ。中に入ってもそこにいるのはエアガイツと中田の姿しか見えない。詰め寄る記者。
−記者「まこと選手はいまどこにいるんですか?」
ガイツ「いるよ。ここに。」
− 「いないじゃないですか。どこに連れ去ったのですか?なぜまこと選手を連れ去る必要があるんですか?」
ガイツ「トイレに閉じ込めた。でも返さないよ、まこっちゃんは。『んを』に入れる!会社に優遇されてないやつを『んを』に入れる。だからHFAのまこっちゃんも入れる。正論だ!!!」
− 「どこが正論なんですか。ただの拉致じゃないですか。この事件のせいでゼーレとHFAの関係が絶たれたらどうするんですか?これは重大な問題になりますよ。」
ガイツ「会社どうしのことは知らない。なるようになればいい。会社より選手を活かすために俺は行動してるんだ。」
− 「第一試合後のあの謙虚なコメントはなんだったんですか!?師匠の武蔵さんの言葉を聞かなかったんですか?」
ガイツ「あのコメント?言ってみたかっただけ。俺、しょっぱくないもん。武蔵さんもあいかわらずうるさいだけだね。だいたいね、スピリットが大事なんだろ?俺にだってスピリットあるよ。だから、まこっちゃんを拉致したんだ。俺のスピリットの赴くままに行った行動がこれってわけよ。武蔵さんだって人のこといえるかよ。1、2、3、ダァーやりゃ客が喜ぶと思ってんだろ?どうしようもないな、あの人は。」
−「あなたもダァーをよくやるじゃないですか。もしスピリットがあるなら、それをリングで見たいと思ってるんですよ、みんなは。」
ガイツ「やろうと思えばできるよ。俺だって。ただ今日はまこっちゃん拉致のことで頭がいっぱいだったからヤマモトに負けてやったのだよ。あんたも早く戻れよ、いいかげん。次の試合、始まるぞ。」
この後、時間なのでリングサイドに戻ったがまこと選手がどこにいるのか確認が取れず。その後他社の記者から聞くところによると、トイレからエアガイツ選手の声で「あっ!!逃げられた!!」という叫び声が聞こえたそうだ。
ゼーレ・ハワイ大会の詳しい内容
第一試合はあのビクトリー武蔵が発見してきたターザン・ヤマモトのデビュー戦。相手はあのへなちょこな「んを」の自称リーダー エアガイツ。エアガイツは実はまだこれで2戦目なのである。最初は「んを」入りのはずだったヤマモトだが(エアガイツの勝手な思い込み)、武蔵がこれを許さなかった模様。試合前、恒例のエアガイツのくだらないマイク。「おい、ターザン。んをに入らないからって気後れすることなくガンガン来いよ!!手加減したら承知しないからな!!」それを聞いて理解してのかしないのか、エアガイツのマイクアピールが終わるやいなやターザンヤマモトはゴング前に奇襲攻撃。デビュー戦からガイツのお株を奪うとは、さすがデビュー前まで世格連の指導を受けていただけある。その後はガイツのマイクアピールに忠実にしたがったヤマモトの一方的な攻め。叩き付けては顔面、後頭部を容赦なく踏みつける。「イタッ!!グエッ!!」などといったガイツの素の声でのうめき声ががマスク越しからリングサイドの記者にも聞こえてくる。ヤマモトはその後もデビュー戦とは思えぬいい動きでエアガイツを攻めめ立てる。マスク越しにガイツの涙目がうかがえる。ガイツのいいところは全くないまま結局、殴る蹴る体当たりの原始的な攻めだけでターザンヤマモトがデビュー戦を白星で飾った。最初のマイクアピール通りに攻めたらこの結果である。
×エアガイツ(3分36秒 ヤマモト式背骨折り)ターザン・ヤマモト○
試合後、オーロラビジョンにビクトリー武蔵が映し出される。観客はそれだけで大熱狂。武蔵コール爆発。ムサシアイランドから生のコメント。
武蔵「皆さん、元気ですかー!?えー、今この私の島からガイツ君とヤマモトの試合を見させてもらったわけですが、正直な話、凡戦だなと。まあ、デビュー戦からいい試合をしろというのが無理な話なんですが、内容うんぬんよりスピリットがねえんじゃねえかと。特にガイツ君、君ひどいんじゃねえか?(観客、大歓声)。ヤマモトのデビュー戦によりによってゼーレで一番弱いやつが出ていってしまったと。試合に対する意気込みってのが感じられないね。試合が始まってから何をしたいのか分からない状態っていうかね、最初から逃げ腰何だよね。迷ってる隙にヤマモトに攻められてしまう。私が指導したときから全く変わってないっていうかね、あのころからスピリットが感じられなかったから、まあ言ってしまえば見捨てたわけでね。このままじゃ伸びねえと思ってゼーレの道場破りに行かせたんだけどやっぱりかわってなかったと。まあ要は、マイクアピールすりゃいいのか?それはちょっと違うんじゃねえか?ってのを言いたいんだ。ターザンにもね、これからもバンバン暴れてほしいしね、もちろんガイツ君も頑張って欲しいね。言いたいのはそれだけだね。ほかにチグレ、言いたいことあるか?(画面の奥から「ないですぅ。」)
ということで例のやつ、いきますか!?いーち、にー、さーん、ダァーーーー!!」
試合後ガイツは武蔵のマイクアピールが効いたのか珍しく言葉少なめ。「しょっぱい試合してすいません」と謙虚に言い残し控え室に消えていった。武蔵の言葉でガイツは変わったのか、と一瞬おもったが、その思いは早くも裏切られた。
それは、第二試合の途中に・・・・。
ついにHFAの新人女子レスラーがデビューする。今回デビューするのは海野 幸(うみの さち)、相川こずえ(あいかわ こずえ)の2名。
海野は『黒き華』でアスカ(ゼーレ)を相手にデビュー戦を行う。本来アスカの相手はクラッチャーまことだったが、「やはり女子と男子を戦わせるわけにはいかない」というハイマスターの一言で海野が抜擢された形になった。お流れになってしまったアスカvsまこと戦だが、アスカがA.L.Championship'97の1回戦で有倉雅史(ALジャパン)に勝てば、両者は2回戦で激突する。
相川は『黒き華』の裏興行「ファイプラー弘樹 vs カミカゼ・カラテマン」の前座で、女王・マダム有明を相手にデビュー戦を行う予定。今後はこの3人に加えて海外から獲得予定の大物選手を加えた4人でHFA女子部門での戦いを繰り広げていくとのこと。
かねてよりONLへの参加準備をしていたプロレス団体
「ICBM(仮称)」のONLへの参加予定選手がこのほど発表
された。正式な参加の日程は未だ未定であるが、レスラー達が、
参加登録の進まないフロントに業を煮やし「とっととやれ!」
と言わんばかりに参加をせかすために発表した模様だ。
これに対し団体オーナーは「もうすぐ冬休みだよ。時間ないよ。
早くしないと年明けになっちゃうよ。この忙しいのに。彼らは私を
追い込もうとしているよ!」と答えた。何にせよ、これによりICBM
の参加は確実となったわけであるが、それが年内になるか、
年明けになるかは、微妙な状況である。
なお、下記の参加選手は「予定」であるので、参加とりやめ、
または新規参加する選手のいる可能性がある事を了承願いたい
ICBM(仮称) ONL参加予定選手
★ヘビー級
垂水 丞太郎 (たるみ じょうたろう)
パワージェネレイト
ヴァンドルング・シュテイン
薩摩 ハヤト
ショーグン
国松 郷介 (くにまつ きょうすけ)
千社 錦之助 (せんじゃ きんのすけ)
嘉勢戸 巧次 (かせど こうじ)
ブラザー伊狩 (ぶらざーいかり)
タイタニック・ジャガー
★ジュニアヘビー級
ザ・サイバーコムリンク
ザ・サイバープロセッサー
永坂 悟 (ながさか さとる)
NEO・GONGS興行第3試合にカドモンからウイリアム・レミングストン選手が参戦。鶴波力一郎選手を破った事は、既にNEO側のニュースで発表されている。試合後のインタビューを含めて、その試合を追ってみた。
ウイリアム側のセコンドには、同じ所属格闘家のゴンサロ・デル・アルヴァレスと、般若の若手・斎藤多夏史がついていた。斎藤は般若所属ながらも、ウイリアムやゴンサロから格闘技を学んでいる間柄だ。
そして観客席にはイグナティウス・デ・ロクサス(カドモン実行委員会・理事)と加藤驚(渉外担当部長)の2人が観戦に訪れていた。この時の加藤は、いつもの特攻服ではなく、渉外活動時に見られるスーツ姿だった。
それでも観客席に加藤が現れた時、観客の一部からブーイングが飛んできた。この前発生した加藤vs流星戦の後味悪い消滅は、流星選手の内に秘めた激情を感じさせる一方、加藤をヒール化させる一因ともなった。
「何しにきた、喧嘩犬!」
という野次が開始セレモニー直前に響いた。この一言がNEOファンの心情をよくあらわしていたのかもしれない。
試合は緊迫感に包まれていた。歓迎ムードでない事は明らかであったし、かと言って、メルビィ・ニムガーレン選手のリベンジの気風に燃えていたワケでも無かった。
重く、暗い沈黙があった。
ウイリアムという選手を観客が品定めしている試合だった。ここはウイリアムが、加藤驚が、そしてカドモンが始めて体験する「敵地」であった。セコンドの斎藤は「何かこう、底意地の悪い視線を感じた」という。
試合はウイリアムが勝った。有力選手の敗北によって、確かにNEOも追いつめられた。だが、勝ったウイリアム……そしてカドモンはより大きな物を失ったような気がした。
「世界で一番カッコいい奴を決める」のがNEOのポリシーである。だが、プロレスラーではないウイリアムの試合には「遊び」がない。彼は欧州レスリングの格闘家ではあるが、プロレスラーではない……その事をNEOの観客は認知していなかったようである。鶴波選手と組まれた事も、ウイリアムがプロレスラーであると思っての判断であろう。
案の定、試合は盛り下がった。
試合後、鶴波選手が怒るのも無理は無かった。「カッコ悪い」からである。NEO加藤選手が、路線の相異から対立しているゴーストマン選手の名と、NEOの方針に合わないグルーサムを持ち出したのは、明らかに「ウチの主流には為り得ない」という判断だからだ。
言うなれば、NEOのウイリアム評は「外道」であった。
この発言によって、カドモンが試合で得た物は強さでもステータスでもない……「孤独」であった。団体を発展させるために全力疾走で活動して、気がつけば回りには誰もいなくなってしまった。
試合後、ウイリアム選手のコメントがロクサス委員から発表された。
「私は永遠に、人を喜ばす試合はできない……。鶴波選手に主の祝福を」
AL旗揚げトーナメント、A.L.Championship'97 の組み合わせが決定、本日発表された。
(ここにトーナメント表を載せると、かえって見づらくなると思われるので省略いたします。ご了承ください。)
〜1回戦〜
<Aゾーン>
(1)アスカ・ラングレー(ゼーレ) vs 有倉雅史(ALジャパン)
(2)東京ZIN(M.O.W) vs アデミール・オズマ(ALオーストラリア)
<Bゾーン>
(3)名古屋晶(W=Evolution) vs 八島康彦(ALジャパン)
(4)流星満潮(NEO GONGS) vs 小峰広志(ALジャパン)
<Cゾーン>
(5)如黒風(W=Evolution) vs キース・ガードナー(ALオーストラリア)
(6)門仲伝奇(M.O.W) vs 氷野将也(ALジャパン)
<Dゾーン>
(7)斎藤多夏史(カドモン) vs 成田順(ALジャパン)
(8)マスクド・アリババ(炎) vs 新田英二(ALジャパン)
〜2回戦〜
<Aゾーン>
(9)クラッチャーまこと(HFA) vs (1)の勝者
(10)ローズマリー熊野(炎) vs (2)の勝者
<Bゾーン>
(11)サック万太郎(横浜) vs (3)の勝者
(12)X(カドモン) vs (4)の勝者
<Cゾーン>
(13)マキシマム前田(W.W.O) vs (5)の勝者
(14)ターザン・ヤマモト(ゼーレ) vs (6)の勝者
<Dゾーン>
(15)魚頭玉三朗(M.O.W) vs (7)の勝者
(16)新山信太郎(JRA−P) vs (8)の勝者
以下、(9)の勝者 vs (10)の勝者、(11)の勝者 vs (12)の勝者…という要領である。
【記者予想】
まずはAゾーン。ここは、1回戦第1試合が鍵を握る。この試合を制した者が、勢いにのって2回戦、3回戦を勝ち抜き、ベスト4まで勝ち上がってくるだろう。もっともこれは、1回戦をどの程度のダメージに押さえられるかが重要。ダメージいかんによっては、どの選手にもチャンスがありそうだ。
Bゾーンは最大の激戦区。誰が勝ち上がってきても、そう意外ではないだろう。不気味な存在はカドモンから参戦のX(未定)。どうやら南蛮帝国所属らしいが、この選手がひっかき回してくれると、面白い展開になるだろう。
Cゾーンでは、マキシマム前田を押したい。実力的にももちろん十分なものを持っているが、1回戦をシードになったことも有利な材料だ。また一方、ONL交流戦にはこれが初登場となる門仲が、台風の目となれるか、注目したいところ。
最後のDゾーン。あえて私情をはさむと、ここはやはり新田にがんばってもらいたい。しかしながら、周囲のメンバーも決して甘くはない。1回戦のアリババも打撃を得意とする選手。この打撃戦を制し、互いに対戦を希望している新山・斎藤との対決を実現することができるか?
いよいよ1週間後に迫った A.L.Championship'97 。ぜひ、期待していただきたい。
CBD97一回戦笑劇の敗退から一夜明けた。
W.W.O事務所で失意のマキシマム選手にインタビューしてみた。
豊田「完敗でしたね・・・」
マキシマム(以下、マキ)「うん、そうだねぇ。まあ、相手が悪かった、と。
けど、あんなふうに戦り合えたのは光栄だよねぇ」
豊田「報道ではマキシマム選手が落ち込んでるとありましたが?」
マキ「落ち込むゥ?なんでだよゥ。この俺様が落ち込むわけないじゃん。そりゃあさ、男の子だし、悔しくないって言ったら嘘になるけど、落ち込んだりしないよ。俺が落ち込むのはお金かかってる時だけだよ。ピッコロ戦で賞金取られた時には非常に落ち込んだけどねぇ。」
豊田「そうなんですか。さすがに守銭奴らしい発言ですね」
マキ「何言うとんねや。ちょっと銭勘定に厳しいだけやんかぁ。そや!いっそのこと、負けたの全部如黒風選手のせいにして、インネンつけたろか?オンドレが全部悪いんじゃあ!!とか言うて。」
豊田「そんな誤解されるような事を・・・守銭奴の上に卑怯者呼ばわりされたいんですか?」
マキ「グフ、そんでな、W=Evoにケンカ売ったるんや。秋名のハチロクのカタキ!!とか言うて。盛り上がるでぇ、一部で」
豊田「なんですか、それ・・・それにへんな関西弁」
マキ「ムキ!うるさいわボケェ!(ボキョ!!変な音)」
豊田「いたい!!」
どうやら、マキシマムには敗戦のショックは微塵もないようだ。心配して行ってみたのに殴られ損だった。
記者はその夜、激痛で眠れなかった。憎い・・・呪ってやる。恨みはらさでオクラホマ・・・
ボロMacの故障、修理代110000円という大きな壁の前に、一時は存続すら危ぶまれ、オーナーの死亡説まで流れたNEO GONGS。第三試合はNEOの戦闘機・鶴波力一郎vsウイリアム・レミングストン<カドモン>の対決となった。
試合開始から、投げ倒しての後頭部ドロップキックを連発するウイリアム。とにかく、執念深く繰り返すウイリアムに、NEO加藤の表情が険しくなる。
鶴波もパンチの連打、ボディスラムからのストンピングと教科書通りの攻め。急所蹴りも見せるというえげつなさだ。
2分過ぎ、試合が動いた。鶴波の元祖バックドロップがいきなり炸裂! 自らの得意技をかけられたウイリアムも同じ技にいこうとするが、ブルドッキングヘッドロックで返される。鶴波が一気加勢に攻める。豪腕ラリアート、ドラゴンスリーパー。特に、投げ捨てパワーボムからのサソリ固めは強烈に決まり、観客も鶴波コールで後押しする。
しかし、満を持して放たれたウイリアムの元祖バックドロップで試合は一変。ジャーマン2連発からのチキンウイングフェイスロックやタイガースープレックスからのスリーパーホールドで次々とポイントを奪う。鶴波もスリーパーでポイント「1」を取り返すが、時既に遅し。結局、ポイント「6」を取ったウイリアムが、リング中央で胴絞めスリーパーを決めて快勝した。
鶴波は「何もない!」と一言。NEO加藤も「鶴波はノーコメント? じゃ、こっちも何もない! 次? まだウイリアム選手がNEOでやりたいんだったら、ゴーストマンとグルーサム。それしかないでしょ?」と、ご機嫌斜めの様子。
オーナーの性格上のためか、どうしても戦闘機が戦闘機になりきれないNEO GONGS。ウイリアムの次回参戦はあるのだろうか?
一時はまったく音沙汰のなかった新革命プロレスだが、最近になって再び情報が入ってくるようになった。その新革命の鬼神心(29)にHFAの鬼神衆からいちゃもんがついた。
(ヘル=ヘル・リーダー、ブラ=ブラッディマスク)
(ポカ=ポーカーフェイス、ひゅ=ヒューマン次郎LV6)
記者「鬼神心選手について何か言いたいことがあるそうですが。」
ヘル「やいオラ、あいつは誰に断って鬼神を名乗ってるんだい?」
記者「誰に断って…って、鬼神心選手の方があなたたちよりも先に名乗ってましたよ。」
ブラ「ウガァ〜」
ポカ「シャー」
ひゅ「はぁは」
ヘル「面倒な話はヤメだ!鬼神の名をかけて勝負だ、オラ!」
ブラ「アゥー」
ポカ「キィー」
ひゅ「はぁは」
記者「っていきなりそうきましたか。なんの脈絡もなく。」
ポカ「キィー」
ヘル「向うの準備ができてからでいい。シングルでも団体戦でもいい。鬼神の名にふさわしい者が誰なのか思い知らせてやる!」
記者「(カラテマン選手は見当たらないが、まだ退院していないようだな)」
ポカ「キィー」
ヘル「オラてめえ、分かったらとっとと失せろ!(ハンマースルーで記者をドアの外へ投げ飛ばす)」
記者「イテテ…。なんなんだ一体…」
ひゅ「はぁは」
というわけで、鬼神衆から鬼神心への対戦要求をお伝えしました。
来年1月に行われるカドモン3nd興行で決まったカードが発表された。カドモンは98年からペイ・パー・ビューになるので、今大会は「純血」のカードが多いのが特徴である。
▼オープニングマッチ 15分1本勝負(通常試合)
フライングガーディアン vs ストッキングマン1号
▼南蛮vsはぐれミニスカポリス(メン)AGAIN
インビジブル・ストーカー vs セルジオ越前
X エアガイツ(ゼーレ)
▼メインシングルマッチ 60分1本勝負(通常試合)
加藤驚 vs ザ・アズマヤマ(新革命プロレス)
▼ランダムチーム6メンタッグマッチ
・どすこい熊吾郎
・ポイズン・ジャイアント(HFA・魔神衆)
・ハッカケ仙人(新革命プロレス)
・凶殺皇帝(UWK)
・ピッコロ・ザ・スーパースター(M.O.W)
・ミスター鬼首(炎)
◇試合未定選手
・ゴンサロ・デル・アルヴァレス
・“武骨”兆
・斎藤多夏史
・カーネル・サンダーソン
・吉田装甲車
いつも通りだが、カドモンはカード発表を以て参戦依頼とさせて頂いている。
だが、今回のランダムチーム6メンは「足並み揃わない」と危惧されている。出場選手の要請によってはトーナメントなどに変更するかも知れない。また、今大会には音信の届きにくい団体の選手もおり、交渉は難航しそうである。
はぐれミニスカと対戦する南蛮帝国のX選手は今年末に行われる予定のアスリーツ・リーグのトーナメントに出場する選手らしい。
気になる所は、要であるウイリアム・レミングストン選手の対戦カードが未定であるに関わらず、未定選手の欄にいない事である。これは何を意味するのか……。
ちなみに、今興行はカドモン興行に始めてテレビが入るらしい。それに向けて実況レポーターを新たに雇ったとの情報が入った。何でも女性らしい。
昨日行われたゼーレ・ハワイ大会の結果速報!!(ハワイ・マウンテン・オーデトリアム 観衆1万6000人)
第一試合はエアガイツが何もできないまま3分36秒 ヤマモト式背骨折りでターザン・ヤマモトの勝利。デビュー戦を白星で飾る。
第二試合はアンドレ・ジャ・ザイアントとポイズン・ジャイアントの白熱の迷勝負!!これぞ、息切れ地獄!!!10分55秒、キャメルクラッチでポイズンの勝利。試合中、パプニングあり!!
第三試合、惣流・アスカ・ラングレーと碇シンジが南蛮帝国のインビジブル・ストーカー&どすこい熊吾郎と激突!アスカとシンジは分断されることが多く南蛮帝国ペースで試合は進む。結局最後は熊吾郎のサソリがシンジと捕らえジ・エンド。
セミファイナルに行われたハワイ超人無差別級選手権試合は試合前から大荒れ!!当初、サダウ・ポッテムットソンとグレート・ガマV6の二人で争われる予定だったが、試合前に急遽、この日試合が組まれていないアランテス・ド・ナシメントが
直訴。なぜか三人で王者決定戦を行うことになる。その結果、なんとナシメントの勝利!!見事、6代目ハワイ王者に輝く!!
メインはブローガンのリベンジ戦だったが、コリントが返り討ち。今回は両者、力を出し切ってメインにふさわしい内容の濃い7分11秒。最後はやはり必殺ワキガDEポン。
しかし!!最大の事件は全試合終了後!!ゼーレ、来年から新展開か?!
詳しい記事は土曜日になる予定。
ちなみにゼーレは大晦日興行を急遽決定した模様。
下の記事について追記を行う。
マキシマム前田選手とのタッグのことがかかれているが、小生の文才が乏しいために少し読む方によっては誤解を与えるかもしれない箇所があった。
金城代表はあくまで如黒風の不出来が敗因であるといいたかったのである。
金城代表はあまり口多い方でもないので、言葉を省略する癖があり、もし彼がマキシマム前田選手を批判しているように感じた方がいれば小生よりお詫びを申し上げます。気分を害された方もいらっしゃるでしょうが、なにとぞお許しのほどを。
「っていうほどのものでもないんだけどね」
金城代表はそういって、長い間の興行の中断の理由を話し始めた。
金「単にリングを修理にだしてただけなんだよ。中古で買ったリングだからぁ、うん、痛みやすいんだよね。だから今回 もメーカーの方に問い合わせたのね。そしたら、送ってくださいってことなんで、どうやっておくんの?って感じだった けど、馴染みのクリーニングやさんで頼んだら、そこの婆ちゃんが?なんか簡単にいいよっていっちゃって。それで修 理に出してたのが、今日、就職する会社の勉強会から帰ってきたら玄関のポストに、クロネコナガトって言う運送屋 のメッセージがあったのね。いないんで持って帰りましたよって。だから明日辺り電話して?持ってきてもらおうとおも ってんの」
心なしか以前と口調が変わったような金城代表であったが、彼はさらに言葉を続けた。
金「俺、内心焦ってたんだよね。今、いろんな団体で?交流戦やってるでしょ。それに比べうちは一回興行しただけ。し かも俺らの試合は中止。中途半端だよね。すごい焦ってんの。そこへ来て?さらにリングが壊れちゃって。俺、ホンマ どうしようかぁ思った」
カ「でしょうね。心中はお察しします」
金「・・・・ありがと。でもさ、最近またいろんな団体が出てきたでしょ?それに昔からの人たちも帰ってきてさ。すごい個 性あんのよ、あの人たち。すごいうらやましい」
カ「あぁ、たしかに」
金「それでリングがなくて試合が出来ない今、そんないろんな団体を改めて見てみたの。いろんなとこ行ってね。
何か惹きつけるもんがあるんだよね。どの団体にも。個性があんのよ。それで、客観的にうちを見てみたのね。
何か個性がないのよ。光るもんがない。ちょっと力に頼りすぎてるかもしんないの。外見だけは取り繕って、中身はみ んな同じ感じで?うん。だからさぁ、ちょっとこれを機会にみんなを見直してみようと思うのよ」
カ「例えば、どんな感じで?」
金「考えてんのは、ビジネスを度外視した?完全なそれぞれの自分見直しの試合。一応お客さんには来てもらうと思う けどぉ、無料でもいいからって思ってんの。それで俺らが試合して、お客さんがそれを見てどんな反応をするか?そ れを感じたいの。お客さんが俺らに望んでんのはなにか?って。そうしていくうちに、うちのレスラーもそれぞれのポジ ションって言うのを自然と理解できるんじゃないかって思うの。うん。そんな感じ」
カ「話は変わりますが、メカバトルにはマキシマム前田さんのタッグパートナーとして如黒風が参加しましたが?」
金「・・・・・。あんま話したくないんだよね。マキシマム前田さんにはすごく悪かったって思ってる。すごいへこんでるって 聞くし。あれは俺が一方的にお願いしますってお願いしたのね。他の人が出したかったってのもあるかもしんない。 ハイパータイガーとかね。それを、無理矢理出てもらって、それであれでしょ?俺自身もかなりショックだったの」
カ「あの試合で感じたことは?」
金「・・・・・・・。さっき言ってたことに通じるんだけど、やっぱり力に頼りすぎてたのかな?って。防御に固執したり。でも その結果がこれでしょ?うーん。うまく言えんけども。ちょっとこれ以上は今はあんまり言えないね」
カ「そうですか・・・・。今日は有り難うございました」
金「・・・・・いえ」
彼はリングを修理に出している間、いろいろと彼なりに考えさせられるものがあるようだ。
確かにW=Evolutionという団体はつい先日旗揚げしたばかり。未だ、W=Eイズムというか、その団体の色、ポリシー、スタイルといったものが見えてこない。
それは、試合数の少なさ。所属レスラーのそれぞれのスタイルのばらつき。寄せ集め故の団結心の不足。いろいろな原因が考えられる。
しかし、団体の方向性というのは、「こうしよう」という意識を持ちすぎてしまうと、かえってその色が混沌としたなにかどんよりとした不透明なものになってしまうことも多々ある。イズムなるものは、興行、交流戦に限らず試合をしていくごと、練習を重ねるごとに自然とそういうものがうまれ、根付いていくのではないかと小生は考える。
いずれにしても、今後のW=Evolutionはどうなっていくのか。それは小生にも分からない。
旗揚げして最初の壁。
それを突き破れるかどうか。
「今日の一口チェック!」 椎奈 誠
金城代表は半疑問形で話すのは止めるべきではないのか!
第3試合
ヘル・リーダー(ドラゴンスリーパー 10分40秒)金韓宇
第4試合
ボン・ジョンボビ(コブラツイスト 9分31秒)俊藤
観戦記は,サト・クン・リーが後日書く予定です。
八女さんに頼まれて、観戦記を書くことになりました
サト・クン・リー(ペンネーム)です。
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自宅から電車で揺られること20分。
ようやく武闘館につきました。
売店では、く〜り〜がいつもの通りグッズを売っていましたが
Tiger Joeさんを探す。
「Joeは今日いないよ。おねえちゃん」
って、く〜り〜に言われてしまった。ちぇっ(セクハラ親父め!)。
Joeグッズも売ってなかったので、パンフだけ買って入場。
八女さんにもらったチケットでリングサイド席に座る。
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第一試合 マキシマム前田&如黒風 VS ハリケーン力丸&サンダー龍
なんか不機嫌そうな力丸。まあ、こういうのもおもしろいん
じゃないのと言う感じの表情のサンダー龍が入場。
如黒風の大技、前田の渋い技で頑張っていたんだけど、
サンダー&ハリケーンの合体技が決まりまくり。
迫力があったのは、場外で、力丸がマキシマムにアバランシュ、
ストンピング、パイルドライバー、ぶっこ抜きバックドロップ、
スコーピオンデスロックを連続でお見舞いしたシーン。
不機嫌だった力丸、これで何か納得したかのようにリングに
戻ってしまいました。
試合は、如黒風のトップロープバックドロップを切り返した力丸が
スレッジハンマー、素早くスコーピオンデスロック!でギブ。
あまりにはやいとどめにマキシマムのフォローに間に合わず。
× 如黒風(14分10秒 スコーピオンデスロック)ハリケーン力丸 ○
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第二試合 加藤驚&“武骨”刑部兆 VS キンコンカーン&シャウト溝口
先発は加藤、キンコン。
やや飲食店チーム(笑)有利で試合はすすみました。
武骨もエルボースタンプ、RYUスペシャル、起き上がり
小法師チョップで奮闘、ジワジワと攻めていく。
武骨のロンリーバトルが続いて、キンコンカーンとシャウト
チームがたたみかけにいくが、フォローに入った加藤が温存
させていたパワーを全開。キンコンカーンとシャウトチーム
もフラフラになってしまう。
武骨、起き上がり小法師チョップで、ようやく加藤にタッチ。
さっそうとリングインした加藤を掌打でシャウトをダウンさせ
そのまま、キャメルクラッチ!で溝口ギブ。
○ 加藤 驚(10分8秒 キャメルクラッチ)シャウト溝口 ×
------------------------------------------------------
(一回戦の第三、四試合は後ほどお伝えします)
今、我々は千葉県の西の端、魚所銚子の先っぽにある犬吠崎に来ている。我々がいかなる交通手段を用いたかは前編で言った通りだが、何せ会場はハワイである。南蛮帝国怪人の怪人たる由縁がここにある。
熊「シュワルナゼ!(いくぞダイビング)」
ス「……」
1327人の怪人「うぃーっ」「うぃーっ」「うぃーっ」
無数の波の音「どっぼーんっ」
こうして我々は一路、ハワイにまで遠泳競争をする事になった。上司2名はトレーニングを兼ねているだけあって凄まじい泳ぎ振りである。もちろん、冬の海で少し波がある。
気仙沼から出ている漁師さん「ん!? あれはなんだぺ」
海中から熊「どすこーい!」
海中からストーカー「カモーン!」
海中から1327人の下っぱ「「「「「うぃーっ!」」」」」
漁師さん「うひゃぁぁぁぁぁっっっ」
そのあと、色々あったが、とりあえずハワイまで行った。我々には時間がない。
現地には一足先にオノー様が来ている事は間違いない。ゼーレの連中は知るまい。ハワイはオノー様の重要なテリトリーである事を……去年の「輝けアロハシャツの似合う怪しい日系人顔コンテスト」で優勝してるからな。
後編は試合後に続ける。
たった今ハワイに到着したゼーレの選手に突撃インタビュー!!
まずは選手会長コリント選手
−「前回秒殺したブローガン選手との再戦ですが・・・」
コ「今回も秒殺だ!!」
−「ゼーレ所属選手の半分以上が退職届を出したということですが、選手会長としてどう思います?」
コ「・・・・・給料もらってないなんて知らなかった。俺はしっかりもらってたから、てっきり少ないながらも少しはもらってるかと思ってた。なによりも俺に何の相談もなかったことがショックだ・・・。ダメだ!!この会社は!!フロントはバカばっかりだ!!会長だけじゃねえ、全員腐ってるよ!!」
−「なんの相談もなかったんですか・・・。」
コ「堪忍袋の尾は切れたね。あいつらはやめさせないよ、絶対。やめるのはおまえらフロントだ、このやろー。ふざけんな!!明日、勝ってからいいたいこといってやるから、マスコミは俺のところに集まれよ、試合後。」
−「わかりました。がんばってください。」
続いてアスカ&シンジ
−「ついに明日ですね。本格参戦。どうですか、いまの気持ちは?」
ア「いよいよ、このアスカ様の御出ましね。」
シ「ヤダなぁ・・・。僕はいいっていったのに・・・。」
ア「だからアンタは出なくていいわよ!!エプロンサイドでボーっとつったてなさい!!」
シ「いちおう、頑張るよ。そんな怒らないでよ。アスカ。」
ア「いちおうってどういうこと?やる気ないならやんなくていいわよ。別にね、シンジの助けなんかなくたってこのアスカ様ひとりで使徒殲滅するわよ!!」
−「使徒じゃなくて相手はカドモンの南蛮帝国です。ふざけているけど結構強敵ですよ。」
シ「僕たちになんか勝ち目ないよーー・・・」
ア「シンジは黙ってなさいよ!!なに?南蛮帝国?初めて聞いたわ。カッコ悪い名前ね。透明人間と熊?使徒もいいところね。そんなやつと戦ってる暇ないのよ。売れっ子のアスカ様は忙しいのよ。早く日本に帰って加地さんとデートしなくちゃ!!」
シ「なんだかんだいってアスカもまだ子供だなあ。そんなこといったって加地さんにはミサトさ・・・ボコッ!!(ハイキック炸裂)」
ア「お子様のシンジにいわれたくないわよ!!今後、加地さんのこと口にしないでよ!!アンタみたいな、お子様とは違うのよ、加持さんは」
−「・・・・・このへんでインタビューは終わらしていだだきます」
突如舞い込んできた鬼神衆のカミカゼ・カラテマン(推定70歳)引退説。現在カラテマンは腰痛のため入院中だが、治療の経過が思わしくないのだろうか?真偽を確かめるべくファイプラー弘樹社長(24)に話を聞いてみた。
記者「某誌に掲載されたカラテマン選手引退説ですが詳しいことをお聞かせ下さい。」
弘樹「いやー、カラテマンのじっちゃんもいい年だしね。」
記者「あら、引退は本当だったんですか。あのえせ空手が見れなくなるのはさびしいですね。“ぷはぁー!”って言いながらのカラテチョップは好きだったんですけどね。」
弘樹「っていうか、まだ引退しないぞ。じっちゃんは元気だよ。なんであんな噂がたったんだろね。」
記者「え?それなら某誌の引退説の出所はどこだったんでしょね?」
弘樹「あ…、もしかしたら…。」
記者「なんです?」
弘樹「この前、某誌の記者に“今度じっちゃんが退院するよ”ってのを“引退するよ”って間違って言ってしまったかも…。」
記者「なんて間違いを…。」
弘樹「ぷはぁー!」
記者「はい、もうこの話はおしまい。では次にNEOの神城選手についてお聞かせ下さい」
弘樹「なんか生意気っぽかったから思いっきりバックブローをたたき込んじゃったよ、あははは。とりあえず新人には勝たないとしゃれにならんしね。今度はもう一人の君と戦ってみたいよ、カネシロくん。」
記者「あなたが戦ったのはNEOのカミシロ選手ですよ…。W=Evoのカネシロ選手じゃないってば。」
弘樹「あ、どおりで。胸にタトゥーがなかったな。っていうか服着てたし。」
記者「はい、この話もおしまい。ところで『黒き華』はいつ開催なんでしょ?」
弘樹「24日らしいよ。その日は僕の誕生日だから魔神衆に対抗してこっちでも興行する予定なのだ。興行戦争なのだ。プロレススターウォーズなのだ。」
記者「っていっても、選手はいるんですか?魔神衆、結盟軍、それにまこと選手やヤンキー選手も『黒き華』に行くんでしょ?」
弘樹「試合は限定1試合のみ!」
記者「そのカードは…?」
弘樹「ファイプラー弘樹 vs カミカゼ・カラテマン!」
記者「ぷはぁー!」
ここは東京・練馬。南蛮帝国の地下職業安定所がある所である。ここのロビーに3人の男がいる。
P・サミー・オノー
インビジブル・ストーカー
どすこい熊吾郎
……いうまでもなく我ら南蛮帝国のエージェントである。ここで彼らのミーティングに密着取材します。
オ「キミたち、ゼーレの次回大会に出るネ」
熊「トカレフ!(訳:了解!)」
ス「……」
熊「ウラジミール?(訳:場所どこですか)」
オ「ハワイネ。たぶんオアフ島だと思うネ」
ス「……」
オ「んで、これがそこまで行く方位磁針ネ。ハワイまではあっちの方角ネ。まずは犬吠崎まで行くのネ」
ス「……」
オ「では行ってくるネ。ハワイで待ってるネ」
熊「ボルシチ!(訳:行ってきまーす)」
ス「……」
そう言うや否や、2人の怪人……我らの上司は一目散に地下職業安定所の扉を開けて走りだした。取りあえず、まずは犬吠崎までのジョギングになるだろう。
ちなみに、我ら1327人の下っぱの役目は、犬吠崎までの直線距離にある全ての障害物を撤去する事である。
一般家庭の夫「母さん、おかわり」
一般家庭の妻「はいはい。これ、たーくん。ポケモンはご飯の後にしなさい」
一般家庭の子「(完全無視)」
下っぱの持つハンマー「ドゴォ」
一般家庭の壁「ガラガラガラッ」
一般家庭の住民「どしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!!!!!!」
1327人の下っぱ「ウィーッ!」
熊「どすこーい!」
ス「カモーン!」
1329人の走る足音「ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ……」
熊がおかずを盗み食いする音「ばぐばぐばぐばぐ」
1327人目の下っぱ「ウィー……」
一般家庭の住民「(放心状態)」
連れ込みホテルに女連れてきた男「ふふ、エミコ……可愛いよ」
仮名使って援助交際してる女子高生「ありがとう……タロウさん」
実は車はレンタルの男「愛してるよ……」
実はブルセラで制服買ったエセ女子高生「ワタシも……」
2人のちちくり合う間「……」
下っぱの持つハンマー「ドゴォ」
連れ込みホテルの壁「ガラガラガラッ」
実は童貞の男「うひゃぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!」
実は整形外科でダイエットした女「きゃぁぁぁぁ!!!!!!」
1327人の下っぱ「ウィーッ!」
熊「どすこーい!」
ス「カモーン!」
1329人の走る足音「ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ……」
熊がコンドームに針で穴を開ける音「ぷすぷすぷす」
1327人目の下っぱ「ウィー……」
愛の冷めた2人「(放心状態)」
外の風「ふぃー」
横プロの人とは違うやーさん「おう、政。例のブツはどうした?」
丁稚歴4年の若い衆「へい。今日の午後11時に取引しやすぜ」
行きつけの飲み屋が潰れて不満のやーさん「なにせ軍払い下げだからな」
最近裏ビデオ業者とのコネができて嬉しい若い衆「へぇ」
実はそこのおかみさんに惚れてたやーさん「これであいつらも一コロよ」
サンダルは緑色の若い衆「へぇ」
緑茶をすするやーさん「これで、横浜のヤクザ衆を一蹴できるぜ」
たまごっちのバッタモンの処理に困っている若い衆「へぇ」
やーさん(以下略)「あいつらはプロレスなんぞやっててけしからん」
若い衆(以下略)「へぇ」
下っぱの持つハンマー「ドゴォ」
やーさんの事務所の壁「ガラガラガラッ」
31アイスに行くのが夢の若い衆「うひゃぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!」
ベルバーワッフルに並んだやーさん「なんや、出入りか!?」
1327人の下っぱ「ウィーッ!」
熊「どすこーい!」
ス「カモーン!」
1329人の走る足音「ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ……」
熊がやーさんに吹いた火「ごぉぉぉぉぉぉっっっ」
やーさんを包む炎の音「ごぉぉぉぉぉっっっ」
ストーカー「ブレーンッバスターっ」
ストーカーが叩きつけた若い衆が床にぶつかる音「ばこぉぉぉん」
1327人目の下っぱ「ウィー……」
やーさん「……(再起不能)」
若い衆「……(再起不能)」
のべ9時間の走行で、ようやく我々は犬吠崎に着いた。
【次回へ続く】
97年も終わりに近づき、1年間の総決算のように各種の大会が予定されているなか、A.L.に取材を行なった。すっかり馴染みになったジムの入り口を開けると、いつものように新田が出迎えてくれた。
記者(以下、−)「まずは先日の、横浜プロレス旗揚げシリーズの最終戦について。」
新田(以下、新)「うん。負けちゃいました。」
−「相手は、初戦のタッグで当たったチンピラ選手。印象はどうだった?」
新「そうだなあ。最初の時は、勝ったとは言え、タッグマッチで、しかも俺が取ったわけじゃないからね。油断とかしてたわけでもないし、強かったと認めざるを得ないでしょうね。やっぱり、意地っていうのかな、そういうのを特に感じた。まあ今回は負けたけど、もし次やる時があれば、今度は俺が意地を見せてやりますよ。」
−「さて、それでは今後の大会について。カドモン主催の『ブランニュー・ハート杯』と、WWWWA主催の『コミュニケーション・ブレイクダウン’97』。」
新「うん。俺と同じように、デビューして日が浅い選手ばっかりだって言うんでね、また新しいライバルとか見つかればいいなと思ってます。上を狙うのはもちろんだけどね。」
−「そう言えば、これらの大会には八島選手も出場だね。八島選手は今回がデビュー戦になるのかな?」
新「ええ、そうです。」
−「となれば、彼にも話を聞いてみたいな。今、いるのかな?」
新「う…え、ええ…、いますよ…。でも…うーん、しょうがないな。おーい、やっしー?」
すると、それまでサンドバッグを叩いていたカルロス・トシキ似の選手が、タオルで汗を拭いながらこちらへ向かってきて…、足を絡めて、思い切り転んだ。
−「おっと、大丈夫かい?」
新「あちゃ、いきなりやりやがった…。」
−「え?」
八島(以下、八)「(起き上がって)どうも、私が八島です。はっはっは。以後、お見知りおきを。」
そう言うと八島は、ベンチに座ろうとして…空振りしてひっくり返った。
新「う…、け、憲作さん、俺は練習があるのでこれで。じゃ!(と言って逃げていく)」
−「え?え?」
八「(座りなおして)どうも、失礼しました。で、私に聞きたいことと言うのは?」
−「あ…ああ、えーと、今度デビューするっていうことで、意気込みなんかをちょっと。」
八「そうですね、まあ、いい意味で気楽にいきたいですね。緊張して実力が出せなかった、なんてことのないように。試合を楽しめるといいなと思っています。」
−「えーと、資料によると、投げ技と関節技が得意っていうことですが?」
八「そうです。ま、詳しいことは、試合を見てください。がんばりますんで。」
−「期待してます。」
いつの間にか、新田の姿は消えていた。「A.L.Championship'97」についても話を聞きたかったのだが、それは次の機会になりそうだ。
NEOの新人、神城潤一(カミシロ・ジュンイチ)がデビュー戦を行った。相手はミスターONL・ファイプラー弘樹。これは恵まれているといえよう。ファイプラーの強さ、華麗さはNEOのお手本に近いレベルだからだ。神城には19歳という若さでぶつかってほしいところだ。
さほどの緊張感もないようすの神城は試合開始と同時に空手仕込みのキックやパンチ、上司のメルビィに教わった膝十字、アンクルホールドで攻める。このあたりの動きは合格点。赤い戦闘服が青いマットによく映える。しかし、最後はファイプラーの大回転ジャーマン、ローリングエルボーを受け、裏拳で顔面をモロにくらってKO負け。
神城「はー、負けちまったぜ。あんま強い奴と当てんなよな。いや、違った…『緊張してしまいました』って言えってオーナーに言われてた。次? さあ…。あくまでバイトの身分だからさ。いつクビになるかわかんないし。じゃなかった、『一つ一つの試合が勉強ですから、組まれれば全力を尽くします』だったな、うん。え!? 次、組まれてるの!? 中田!? やだなあ。最近、変に開き直ってるじゃん。ああいうのって、調子に乗ると怖いよ。ま、年寄りの冷や水だろうけど…って、今の無し! 『はい、精一杯頑張ります!』って書いといてね」
…ある意味では、大物かもしれない。
流星地獄変と銘打たれたこの一戦で、流星の一瞬の隙を突く形で見事に勝利を収めたバサラ。
そして試合終了のゴングが鳴ったリング上で大の字になったままの流星。バサラは無表情でじっとそれを見下ろす。
NEOのセコンドが流星を介抱し、リングを去ろうとしたその時。普段は怒り以外の表情は見せることのないバサラがマスク越しに一瞬、笑みを見せた。
満足げ、とも嘲笑とも取れる不敵な笑み・・・それがいったい何を意味するのか。
リングを足早に去っていくバサラは取り巻く取材陣を一瞥しただけで、一言もコメントせずに控え室に消えた。
またも取材失敗、である。
この試合のセコンドに付いていたハイパータイガーに印象を聞いてみた。
タイガー「流星選手はなかなかいい動きをしていたと思うよ。1ラウンドの中盤から硬さも取れてきたし。
バサラさんのファイトスタイルには翻弄されていたみたいだけどね。最後は流星選手がチャンスを迎えたときに張り詰めていた緊張が途切れてしまったのが大きいんじゃないですか。
ただ、バサラさんはビクトル腕十字を出してないんだよね。決め技なのに。出すまでもなく勝てる、ってアピールしたかったのか、それとも・・・。
でも、それが何を意味するのかは流星選手が考える事じゃないかな。これから、彼がプロレスラー、格闘家、どっちの道を目指して行くのかわからないけど、
どちらにしても今回の試合は今後に活きてくる経験になると思うね。」
タイガー「バサラさんはしばらくリマッチは受けないだろうね。流星選手が一回り大きくなったら、もう一度、って感じかな。
彼はまだリングの中しか見えていないでしょう。リングの周りまで見える余裕が出来たら、ね。
しっかし、熱い試合見せられちゃってこっちも試合やりたくなってきたよ。俺もいつかやってみたいっていう選手だったね。まだ早いとは思うけどね。」
なお、この試合の契約金で遂にW.W.Oは念願のリング購入が決定。新品のリングを手に入れ、御満悦のmae代表だった。
それに伴い、同団体は年末に記念興行を開催する予定だ。
さて、今回はM.O.Wの一番の下っ端。魚頭玉三朗選手のインタビューを行なった。WWWWAのCBD97に出場、A.L.の旗揚げトーナメントにも魚頭を含めた若手3人が共に出場することも決まっている。そして、次回の興行ではJRA派閥のJRA-W所属、ミスターCB選手と一戦も決まっており何かと身辺が慌ただしくなって来た。で、これらの事を聞いてみた。
記者「今日はどうも、最近、他団体の大きな大会に連続出場と先日デビューしたばかりとは思えないほど精力的にチャレンジを続けますね」
魚頭「上の人が勝手に決めてるだけですゥ。こっちは体が持つか心配ですゥ」
記者「そりゃ、そうでしょうけど。じゃあ、まず、CBD97について聞きましょう。パートナーはカドモン・南蛮帝国の奇人、シャイなあんちくしょうこと、インビンシブル・ストーカー選手ですが、奇人同士気が合いそうですね」
魚頭「僕は奇人じゃないよお。くそぉ、あなたは確かにピッコロさんの言うとおりウンコたれですゥ」
記者「やかましいわ。このボケ。で、ストーカー選手について何かある?」
魚頭「奇人のボスだけで十分ですって言っておいてください」
記者「何ぬかすか。では、次。A.L.の旗揚げトーナメントにまんまと出場ですが、魚頭選手は関節技とか大丈夫?」
魚頭「何故、そんなに挑発的ですか。人生はチャレンジの連続です。グラウンドの練習だって道場でちゃんとやってますよぅ。でも、海崎さんにいつも体が硬いなって言われます。毎日ラジオ体操してるのになぁ」
記者「ああ、そうかい。精々がんばれや。坊主。で次回のM.O.W興行だけど、JRA-WのミスターCB選手との一戦が決まってるけど、今度はさすがにキツイんじゃない?連戦の疲れも溜ってるだろうし」
魚頭「はいぃ。とっても心配ですぅ。この前の未来人さんより強いって話ですしィ。でも、がんばりますう。人生は勝ち取るものですからね」
とかなり淡白なインタビューなってしまったが、人生は勝ち取るものだと言ってはばからないこの男に幸あれ。そう願おうではないか。
長い沈黙を経てR.R.Rが正式に動き出したもようだ
今日は事実上の旗揚げ戦ともいえるこの興業のリポートを
簡単ながら行いたいと思う。
第一試合(10分一本勝負)
スパイディうづき VS ブンブン丸・マスター(以下、BB)
スタンダードな試合を目指すスパイディうづきと、マスターズの創始者BB・マスター、二人とも事実上第一線を退いている状態であるが、その分玄人好みの試合を展開できる職人肌レスラーである。
試合は前半の5分はグランドテクニックと基礎的な投げ技に終始し、後半の5分はスローだが美しいジャーマンとバックドロップが繰り広げられた。結局2選手とも攻めきれずに時間切れになってしまったが古き良き時代を思わせるよい試合であったと思う
第二試合(15分一本勝負)ジュニアヘビータッグマッチ
愛狂王 白竜 VS BB・ファイヤー
愛狂王 紅竜 BB・バーニング
(愛狂王軍) (マスターズ)
第一試合とは打って変わって激しい試合が展開された、最初は互角かと思われたが、個々の実力が上回っている愛狂王軍が純正タッグチームのマスターズを上回りはじめた、連係プレイで活路を見いだそうとするマスターズを力技で強引に封じ込め、15分ギリギリで白竜がバーニングをピン!
第三試合(10分一本勝負)ルチャリブレ、シングル
スパイダーマン(J) VS BB・ブラック
(ドリームチーム) (マスターズ)
第三試合でハプニング?試合開始1分半でBB・ブラックがスパイダーマンをピン、なぜかスパイダーマンは疲れているようだった
第四試合(10分一本勝負)スパーヘビー、シングル
デビルマン(原作) VS BB・G(ギガ)
(ドリームチーム) (マスターズ)
今まで7戦全部両者リングアウトのこの一戦、両者ともこれといった技がなく、殴る蹴るばかりだがオーナーの言いつけを守って観客は沸かせているようだ、さて、試合の方は8戦目の両者リングアウトにはならずに7分26秒、BB・G選手がデビルマンを超肉弾プレスでピン、一応の決着が付いたわけだがこれには何か訳がありそうだ、他団体の出場でデビルマン選手の考え方が変わってきたのだろうか?自分からリングを降りることなく積極的にリング内で闘い破れていったように見えたが・・・
第五試合(15分一本勝負)スーパーヘビー、タッグ
なんだこりゃ馬の助 VS BB・パワード
熊殺しウィリー BB・シュート
(フリー) (マスターズ)
ファイナルはスーパーヘビー級のタッグマッチ、ともに打撃系が1人とパワー系が1人、ファイナルマッチらしく大技が乱発され
迫力はかなりのものがあったが多少大味であったようだ・・・
打撃系は打撃系、パワー系はパワー系同士で試合を成立させ、かみ合わない面が多々見受けられたし、パワー系の試合を
打撃系が何かとカットするのもいただけない・・・この点は次回興業からは修正されるだろう、試合自体は6分44秒BB・シュートが熊殺しウィリーをエルボードロップホールドでピン、激闘に終止符を打った。
以上で全5試合が終了し主催側のマスターズは3勝1敗1分けというまずまずの成績となった、なおオーナーのスパイディうづき選手から後日コメントが出される模様である
今日昼過ぎ編集部にエアガイツ選手からFAXが届いた。その内容はこれといって面白味に欠ける、どうでもいいものであった。
タッグチーム名の頭には「はぐれ」をつけなきゃ、ヤダ!!最後は「コンビ」で終わらなきゃ、ヤダ!!ミニスカポリスの後(1:15〜1:45)はエアガイツを見たくても、見るな!! (原文のまま)
要するに「はぐれミニスカポリス(メン)コンビ」にしろ、とのことらしい。
期待されたセルジオの「んを」入りのことについてはなにも触れられていなかった。いまのところ「んを」のメンバーはエアガイツとNEOの中田のみである。カドモンのセルジオ選手が入れば戦力は数段アップすると思うのだが。はたして・・・・。
先週号の記事の訂正
<誤>インビンシブル・ストーカー → <正>インビジブル・ストーカー
※ミキサー大帝のミス
関係者の方々に深くお詫び申し上げます
こんにちは、今日のスター○秘報告はJRA−Pの新山選手の寝起きインタビューを敢行します。突撃レポーターはわたくし、みゆきレポーターです。
みゆき「おはよ〜、信ちゃん」
新山「なんやな、朝っぱらから」
みゆき「横プロ3日目の勝利者インタビューだよ〜ん」
新山「こない、朝からせんでもいいやん」
みゆき「何を甘えたこというとんねん。さっさとお起んかい」
新山「はいはい」
みゆき「ほな、さっそくいくで。おめでとうさん、ONL初勝利」
新山「有り難うございます。でも、今度やったら負けるかもといった感じでしたね。今回は運が良かった。」
みゆき「進歩の無い奴やな〜。勝ったときぐらい、強気になれよ。こっちが退屈やで。」
新山「・・・・」
みゆき「横プロはんも、いうてたで。あないしつこ〜フォール狙いにきとったらファンもあきれてるって。試合も30点やってな」
新山「うそ〜、ほんならもう相手にしてもらえへんにゃろか?」
みゆき「ほんまのお人好しやな。てめえごときにゃ、大技はいらんにゃ、とでもいえよ」
新山「そやけど、バックドロップ何遍も使ったで。後半は体力なくなって早くフォールしたかったからクラッチがふえたんや。」
みゆき「どアホ!勝ってから抜かせ、この田舎団体が!とかいえよ。」
新山「そやけど、初めて勝たせてもらったのに、しかも第2試合にしてもらったんやで」
みゆき「第2試合で喜んでてどないすねん。地方団体やったら、メインにせんかいぐらいいってや〜」
新山「そんなこといっても、あの新田さんですら第3試合やで。」
みゆき「新田?それどこの誰やねん。いつでも相手してやるやんけ」
新山「相手すんのん、僕と違うの?」
みゆき「やかましいわい。次の相手は新田や、新田や」
新山「でも、ALさんはトーナメントやるっていったはったよ」
みゆき「ほな、トーナメントに出場して新田を引っ張り出せよ」
新山「新田選手ってシュートの人らしいよ」
みゆき「ごちゃごちゃいわんと、お前はトレーニングせんかい」
新山「は、はい」
みゆき「そやけど、初勝利は本当におめでとさん。」
新山「ありがとう」
みゆき「あんた、泣いてんの?目が赤いで?」
新山「あほ!寝て1時間で起こされたからや」
みゆき「以上、10番勝負第3弾に向け闘志むき出しの新山選手でした」
最近、他団体の選手からの対戦のアプローチが続き、にわかに周辺があわただしくなってきた「〜闘魂継承〜炎」。それらに対して、団体としてどう対応するのか、それを聞き出すために、早朝からアイアン・剛志を直撃取材した。
逆沢記者(記)「剛志さん、朝早くからすいません。早速ですが、最近続いている他団体の選手からの参戦要求に対して、どう対応していくつもりなのか、その辺のところをズバリお伺いしたいんですが。」
アイアン剛志(剛)「朝早くから来てもらって悪いんだけど、俺はこれから”運転免許証の更新”にいかなくちゃならないんだ。時間のある日にいっとかないとね。だから、インタビューは別の日にしてくれないかな。じゃ、そういう
ことで。」
ドアを閉めようとする剛志。
(記)「あっ!、すいません、それじゃあ剛志さん自身はどうお考えなのか、団体は抜きにして、一言でいいからお願いします!」
(剛)「ま、俺もさっき熊野の方から聞いたばっかりだから、まだなんにも言えないんだけど、一言だけいうなら「俺はいつ、何時、誰の挑戦でも受ける!!」ってことですよズバリ言って。」
(記)「それは、積極的に戦っていく意志がおありだ言うことなんですか?」
(剛)「まあ、それはあんたがどう捉えるのかじゃないのか。後は、記者であるあんたの仕事だろう。まあ、年末・年始とこれからもプロレス界からは目をはなせない、ってことだね。」
(記)「わかりました。どうもありがとうございました。期待してますよ。」
剛志からは、いまいちはっきりとした話は聞けなかったが、これから、さらに取材をすすめていきたいと思う。
彼は11.29 遊楽園ホール興行 第五試合でK.O.を食らってしまった。
復帰に関する気持ち、試合の感想いろいろ聞きたいことがあったのだが
当日は話を聞けなかった。
復帰戦ということもあり、あえて敗者へのインタビューとして、彼に
コンタクトを取ってみたところ快諾。
メカバトル97会場の前日に話を聞いてみた。
八「手痛い復帰戦となりましたね」
キ「いや、現役バリバリレスラーの強さを見せつけられて
逆にいい勉強になったよ。今回は勝つつもりでいたけれど、
現役の選手に失礼な考えだったと思うよ。」
八「相手のストロング猛鬼については、どうお考えですか?」
キ「あのパワーボムって言う技?効くねー。この俺を軽々投げる
やつは昔いなかったと思うんだけど、時代も変わったもんだね。
ま、俺は俺なりのスタイルで戦っていこうかと思っているけど、
これからの最終目標をストロング猛鬼にしてみたいと思っている。
ちょっと高望みかもしれないけどね。これからいろんな団体に
参戦して、完璧に勘を取り戻せば、また猛鬼に挑戦したいね。」
八「これからの活動ですが、早速メカバトル97に出場ですね。」
キ「あの加藤驚ってのはイキのいい選手だね。それにタッグとしても
完成されてるね。俺も若い人達に混じって、どこまでやれるか
わからないけど、がんばるよ。若さを取り戻せるような気がする。
そういえば、パートナーのシャウト溝口も相変わらず元気だよね(笑)。
その後、炎にも興味がある。昔、VIEW JAPANにいた頃のアイアン
剛志も少しの間だけど、見ているしね。熱い奴だったと記憶して
いる。炎が必要っていうのなら、く〜り〜を食い物でつって、
WWWWAから援軍を出してもらうし、俺個人もいくらでも協力するよ。」
八「最後に、復帰について何か話していただけますか?何故復帰?とか」
キ「うーん、いろいろ批判されたりするかもしれないけど、世界の
頂点をとうとう取れなかった自分に決着をつけたいんだよね。
ここまでの男だったのかもしれないし、もっとやれるかもしれない。
歳が歳だけに俺の疑問に対する答えは、もう出ないかもしれない。
でも自分が納得するまで戦っていきたいと思う。何言っているのか
わかんなくなってきたけど、ようするに『何故戦うのか?』に対する
答えは『理屈じゃない』だよ。」
(デニーズ府中店にて)
14日、新革命プロレス事務所で次シリーズ「北海道・雪だるまシリーズ」の参加選手,日程が発表された。
参加選手にハッカケ軍,そして正規軍の何人かの名前がなかった!!
これに対して週プロ記者は、「村崎さん、こ、これはどういうことですか???」
と訪ねた。
村崎社長は「ああ、奴らは他団体へ出すんだよ。新革命は、メジャー団体になった。今までの新革命じゃない!そういう意味で彼奴らを出すわけでもあるけど、最も
闘魂伝承〜炎〜への参戦理由は、あの団体は新革命にとって黙ってみていてはいけない団体だ。アイアン剛志さんをはじめとして俺はあのレスラー達を気に入っている。あのガッツには泣けてくるんだよ!
けどな、泣いているだけではいけないんだよ!ああいう奴らこそ、叩いて行かなければならない。そして共にプロレスを盛り上げていきたいんだ。
逆タワーブリッジさん、対戦状です。我々は不死身だ!真のインディ魂は新革命が持っているんだ。待ってろよ!
熊野は俺らがもらって行くからな。(冗談。)」
ということで、新革命は闘魂伝承〜炎〜へ対戦状を出したのです!!!
ついに、NEOの活動が再開された。第一試合は5分4ラウンドの流星vsバサラ<WWO>。打投極にルチャを加えたバサラとキック一本の流星の対決となった。
試合開始からいきなりグラウンドコブラや様々な丸め込み技で3カウントを狙うバサラ。こういった対戦相手に免疫のない流星は戸惑うばかりだ。しかし、落ち着きを取り戻した流星はボディパンチ、ソバット、ハイキックから首投げ。これが意外に連続で決まる。そして、腕ひしぎ。バサラの腕が伸びた。リング中央、ロープは遠い。渾身の力で伸ばす流星…ここでゴング。1ラウンドが終わったのだ。勝ったと勘違いしたファンのため息とどよめきが渦巻く。
2ラウンド。スロースターターの流星は一気にラッシュ。多彩なキックのコンビネーションから腕ひしぎや裏アキレス、ヒールホールドを狙うが、バサラは決めさせない。逆にタイガーネックチャンスリーを連発。ダイビングエルボー、ビクトル膝十字と波に乗る。フラッと立ち上がる流星。バサラは前方回転エビ固めを仕掛けるが、吹き飛んだのはバサラ。試合後、流星本人も「無意識だった」というハイキックがバサラの側頭部を捕らえたのだ。勝機! しかし流星は攻め込まない。いや、攻め込めないのか? 動きが止まった流星をバサラが見逃すはずがない。すかさずバックドロップ。アキレス腱固めで流星からギブアップを奪った。
流星「いきなり丸め込まれて…気がつくとカウント2なんですよ。慌ててしまいました。2ラウンドからはあんまり覚えてないです。ハイキック? うーん…わかんないです。最後に攻めなかったのは僕の甘さですね。迷ってしまいました。やっぱり混乱してましたね、今思うと。もう一回? 勿論です。バサラ選手も、そう思ってるんじゃないですか」
エアガイツ(ゼーレ)と中田慎吾(NEO・GONGS)の超党派軍団「んを」にまたしても新しい波が生じた。その発信源は業界一のお騒がせ団体ともいえるカドモンからであった。
正規軍のセルジオ越前選手が、「んを」に加わる事を表明した。
セルジオ選手といえば、カドモン設立前にP・サミー・オノー氏の勧誘でプロ入りし、ONL記念興行でデビューしたがその試合で失神。オノー氏の軍団(今の南蛮帝国)から外される結果となった。この黎明期に於けるオノー氏のリストラ政策には反発が高く、同じく解雇された“武骨”選手は般若に移籍し、南蛮帝国の大敵となっている。彼と同じ感情を、セルジオも感じていた。だが、“武骨”には般若という受け皿があったけど、サッカー日本代表のギミックのセルジオは落ち着く先もなく、旗揚げから孤独であった。
最近のカドモンでは般若vs南蛮帝国の熾烈な合戦が中心となっており、セルジオ選手は正規軍とは呼ばれているものの、実際には前座に追い落とされているのが現状である。2nd興行ではメインに立ったけど、やっぱり興行の中心はこの2軍団であった。
「んを」のエアガイツ選手とはWWWWAのCBD97でタッグを組む事が決定しているが、その席でもオノー氏だと思われるカドモン関係者が勝手に妙なチーム名を付けている事も、セルジオを怒らせた原因でもあった。
【セルジオ選手のコメント】
K「いきなりの『んを』入り表明ですけど、何が理由で」
セ「オノーへの復讐と、般若と戦える機会の為だ」
K「オノー氏を随分恨んでいるようですけど」
セ「当たり前だ。あんな人使いの荒い人、見た事ないよ。俺はプロデビューまでの修行期間を自腹で出してきたんだぜ。それをカドモンを旗揚げしてから、トイレに流されるトイレット・ペーパー同然に扱いやがって!」
K「南蛮帝国は嫌いですか」
セ「ああ嫌いだね。あんなバカに出番奪われてるんだぜ! 俺が透明人間や熊に遅れを取っているというのかい。あいつら、身の程を弁えろよ!」
K「般若はどうですか?」
セ「般若とやらなきゃ、カドモンじゃ一流と呼ばれないんだよ。今まで俺にはその権利がなかった……南蛮のせいで隅っこに追いやらわれてたからな。ここで南蛮を潰さなければ、俺はいつまでも加藤さんとやらせて貰えないんだ」
K「やはり、最終目的は加藤驚の首ですか」
セ「カドモンに籍を置く奴は、みんな加藤さんの首を狙っているぜ。あの人はいつでもどうぞと言っているけど」
K「それでは、セルジオ選手の目的は、『んを』の力で南蛮帝国を潰して般若との対戦の席を確保する事ですね」
セ「そう。南蛮はふざけた連中だよ。あいつらが出しゃばるから、俺が『んを』で言う所の戦闘機扱いされるんだよ」
K「エアガイツ選手とはWWWWAのCBD97で組みますね」
セ「ああ。またオノーがバカげたチーム名つけやがった。ふざけてるぜ。とりあえず、2回戦に進めばストーカーと当たれる可能性もあるんだ。あいつ、潰す!」
やっぱりオノー氏の行動は一方で反発も多かった。果たしてセルジオの「んを」入りは叶うのか。そして「んを」の波がカドモンにどう影響するのか……。
やっぱり、ただの我が侭男だった。NEOトーナメント一回戦を不戦勝でクリアしたグレート・カタだったが、キックの公開練習の際、古傷の左膝をひねったと主張。「痛いよ、痛いよ」と泣きながら病院送りに。ドクターストップがかけられたとのことで次の準決勝、ユミーデ戦は欠場することとなった。
カタは「これ以上トーナメントの価値を下げたくない」と、NEOの新人・雨宮五月(あまみや・さつき)を代打出場させると発表。前々から「経営に専念。二足の草鞋は無理」と発言していたこともあり、十分に予想されていたことではあるが・・・
これを発表したときのカタ(今後はNEO加藤と名乗るらしい)は元気一杯。その演技力にはイランのアジジも裸足で逃げ出すだろう。
先日のゼーレ大会で「んを」に電撃参戦した中田。その後ながきにわたり沈黙を守っていたが、都内某所でインタビューに成功。飛び出したのは強烈なNEO批判。そして、その言葉はONL全体に向けられた!
−突然の「んを」入り、驚きました。
中田「あ、そう」
−引退撤回と見てよろしいのですね」
中田「俺は引退するなんて一言も言ってない。オーナーが勝手に決めたんだ」
−そうだったんですか?
中田「ああ。新革命との方向性の違いでできた結果を俺一人に押し付けて詰め腹切らそうとしたんだ。そんなの、オーナーの交渉ミスじゃねえか。俺に何の責任がある?」
−確かに・・・
中田「だいたい、オーナーのやりたいことなんざミエミエだよ。結局、オーナーは流星やメルビィみたいなガキがかわいいんだ。俺は所詮使い捨て。ふざけんなって。一回や二回の失敗で消されちまったら、ONLから人、いなくなっちまうよ」
−確かに、そのとおりです。
中田「どの団体もそうだよ。オーナーのご機嫌とらなきゃデリートか無視。無責任もいいとこだ。一回その存在を公表したら、きちんと扱えって。俺達はドットの固まりじゃないんだ」
−無口なイメージの中田選手がここまで話してくれるとは思いませんでした
中田「そのイメージってやつも、オーナーが悪いんだよ。うちのオーナーはパラメータが戦闘機どうのこうの言うけど、俺に言わせれば本当の戦闘機はコメントもしなきゃ感情も持ってない、試合結果だけ残す連中のことだ。ま、どの団体のどいつとは言わないけど」
−「んを」の目的はそれの改善?
中田「ま、そんなとこ。少なくとも俺にとっては。戦うだけのサラリーマンレスラーはいらない。それが俺にとっての『体制の破壊』だな。他団体でもオーナーに戦闘機にされちゃってる選手はいるだろう。俺と、『んを』に来い!まずは溜まった感情を出してみろ。オーナーのひいき選手の踏み台でいいのか? デリートされるために作られたんじゃないだろう!? ONLをオーナーの思惑どおりに彩らせるなよ。俺達で天下とって、オーナーを笑ってやれ!」
中田一世一代の爆弾発言。自らの命運を賭けた『んを』への勧誘。さて、次に感情を爆発させるのは、誰だ?
WWWWAのコミュニケーションブレイクダウン97に出場するセルジオ越前&エアガイツ(ゼーレ)のチーム名が
「ミニスカ(じゃない)ポリス(メン)」
になっちゃった事が発表された。これについてカドモン某氏は「ゼーレに意見を聞く耳はないネ。これがベストネ」と言っていた。既にWWWWAに提出されているようなので、ゼーレの猛反発がない限り、両名はミニスカ(じゃない)ポリス(メン)となる可能性が高い。
カドモン2nd興行で鬼怒川温泉のホテル宿泊券をゲットした般若(ゲットしたのは“武骨”兆で、他は便乗)はさっそく鬼怒川に出かけている。
年末にかけて般若はメカバトル97やALリーグに出場するなど、不況の中でもそこそこ仕事をしている。ここで主にメカバトル97についてインタビューした。
K「カドモンって、興行の度に温泉券配ってない?」
加「スポンサーが用意してくれてるらしいね」
K「ええと、暮れにWWWWAのトーナメントに出場するとか」
加「そうそう。メカバトル97ね」
K「般若は武骨選手とのタッグマッチで出場するそうですね」
加「そう」
K「一部では“凶悪”と言われているらしいですが」
加「どこらへんがかい?」
K「全然、手加減のない選抜でしょ」
加「馬鹿いっちゃいけない。俺と武骨と言えば、ONLでも息の長いタッグチームなんだぜ。今回のトーナメントの顔ぶれ見て見ろよ。俺ら以外、殆ど初顔合わせな連中ばっかりだぜ」
K「タッグに、相当の自信があるようですけど」
加「タッグ戦が得意というより、タッグで名が通るという事で自信があるね。俺も武骨もシングルプレーヤー向きの選手だけど、格好お揃いだし、組んでみて相性もいいしね。“純血”なんだよ。勝ち狙って強い連中同士が合従連衡してるのとは覚悟の面で違うんだよ」
K「では、トーナメントの組み合わせはどう思いますか」
加「向こういっちゃったね」
K「向こうって……」
加「あいつら」
K「あいつらじゃ解らないって」
加「後でご指名するよ」
K「準決勝までの顔ぶれを見ての感想はどうですか」
加「初戦勝てれば、決勝までの光明見えるかな」
K「初戦は、キンコン・カーン選手&シャウト濱口選手ですけど」
加「キンコンをなんとかすりゃ、勝てると思う。WWWWAの選手って曲者揃いで結構苦手なんだよね。くーりーのオッさん出てなくて良かったよ」
K「もしくーりー選手が出ていたならどうしますか?」
加「カドモンの財力を総動員して、出前の差し入れする」
K「ずばり兵糧攻めですな」
加「それは飯のお預け。奴を肥えさせてスタミナを奪う作戦なの」
K「初戦に勝利すれば、次は……」
加「初戦勝たなきゃカッコ悪いよ。それ以上は試算しない」
K「では、今大会で一番意識している選手は?」
加「決まってるよ。猛鬼&ヘルマスターでしょ。ありゃズルいよ」
K「人の事言えるんかい」
加「あいつらの攻撃、いつ病院送りされるか解ったもんじゃないぜ。あいつらは本物の怪物だね。南蛮帝国なんて片手でノせる連中だよ。だけど……もし俺たちが決勝に行くなら、あいつらと闘いたいね」
K「お」
加「危険なファイトに心躍るってトコだな。力戦期待してるぜ」
K「優勝する気ですか?」
加「試合の給料でとりあえず年末は大丈夫だろうぜ。これで安心してコミケに行けるってなモンだ。給料遅配のゼーレに行く南蛮の連中と比べたら……あいつらホントにバカ丸だしだぜ」
K「彼ら、ハワイですよ」
加「あっ、それいいな」
K「んで、優勝は?」
加「優勝したら優勝宣言したげるよ」
K「尻の穴の小さい事を」
加「ちょっとここ(鬼怒川)で調整するからね」
果たして加藤は試合までに調整がつくのか。
とりあえず、この後宴会が待っているんで、この辺で。
完成版はもうちょっと待ってけろ。
ここでっす。
一応ダウンロードもできまっす。
WWWWA主催のコミュニケーションブレイクダウン97トーナメントの
組み合わせが発表された。少しサーバが重いですが、
見てみましょう。
WWWWA主催のメカバトル97トーナメントの組み合わせが
発表された。
一回戦の注目は、早くもHFAの選手同士が激突するくりきんとんVS
ストロング猛鬼&ヘル・リーダー(チーム名:未定)だ!
12月18日(木)にゼーレ・ハワイ大会が開かれることが正式に決まりました。
全対戦カードも決まりました。
メインイベント 時間無制限1本勝負
ジル・コリント VS ビッグバン・スタン・ブローガン
セミファイナル ジェシーメイビア認定 復活ハワイ超人無差別級選手者決定試合(旧ヘビー級) 60分1本勝負
グレートガマV6 VS サダウ・ポッテムットソン
第3試合 スペシャルタッグマッチ61分3本勝負 ゼーレVS南蛮帝国
惣流・アスカ・ラングレー、碇シンジ VS インビンシブル・ストーカー、どすこい熊吾郎
第2試合 30分1本勝負
アンドレ・ジャ・ザイアント VS ポイズン・ジャイアント(HFA)
第1試合 15分1本勝負 (ターザン・ヤマモト デビュー戦)
エアガイツ VS ターザン・ヤマモト
A.L.Championship’97の開催を2週間後に控えた今日12日、「A.L.TheFirstStep」と称してプレ旗揚げイベントが行われた。
会場となった岡山遊楽園ホールでは、小磯代表および日本人選手全員(6名)による記者会見と、選手全員が参加してのバトルロイヤル1試合が行われた。
まず、選手全員の簡単なプロフィールを、そしてバトルロイヤルの結果をお伝えする。
[選手紹介]
・新田 英二(にった・えいじ)
168cm、62kg。格闘技歴:グローブ空手、シュートボクシング。必殺技:ハイキックラッシュ。
・矢島 康彦(やしま・やすひこ)
170cm、65kg。格闘技歴:柔道、アマレス。必殺技:飛びつき腕ひしぎ逆十字固め。
・有倉 雅史(ありくら・まさふみ)
172cm、68kg。格闘技歴:伝統派空手。必殺技:踵落とし(=K流踵落としコンビネーション)。
・小峰 広志(こみね・ひろし)
175cm、70kg。格闘技歴暦:日本拳法。必殺技:サイバーブロー。
・氷野 将也(ひの・まさや)
177cm、73kg。格闘技歴:柔道。必殺技:ストラングルホールドγ。
・成田 順(なりた・じゅん)
163cm、59kg。格闘技歴:グローブ空手。必殺技:トルネード(=スクリューハイキック)。
[試合結果]
○八島(7分15秒飛びつきクロスヒールホールド)小峰×
○八島(7分43秒フィッシュストレッチスリーパー)新田×
○八島(8分50秒アンクルホールド)氷野×
○成田(9分34秒ドラゴンスリーパー)有倉×
○成田(9分58秒逆片エビ固め)八島×
優勝:成田 順
前半、得意の関節技で立て続けに3人を葬った八島が、終盤にきて失速。優勝をさらった成田は、A.Lでは比較的飛び技を多用する選手のようだ。
なお、ALC’97のトーナメント組み合わせは、1週間後の19日(金)に発表される予定。
本日カドモンから1名追加参戦が発表され、トーナメントの残り枠はあと1名となった。A.Lでは、引き続きこの1名を募集している。
今日はTiger Joeのお誕生日です。
生まれは不明となっているのですが、どうなっているのでしょうかね?
その辺りを聞き出せればと思い、ワイロ代わりの誕生ケーキを持って、
WWWWAジム所に行ってみました。
八「こんにちは、おじゃましますぅ」
く「おお、八か。まま、おあがんなさい。今日は何の用だい。」
八「実はですね、ご隠居…って、落語じゃないんですから」
く「お、それは私の好きなパルナスのケーキじゃないか」
八「あんたは駄目ですよ、ダイエット中なんだから。甘さは敵でしょ。」
く「こういう話を知っているかな。ハチ公。」
八「だれが、ハチ公じゃ。」
く「その男は、小さい頃、年に一度の誕生日しかケーキを食わせてもらえ
なかった。しかも、そのケーキは毎年クリスマスケーキだった。何故
ならクリスマスの次の日が誕生日だったからだ!彼は、その恨みから
かクリームケーキが好物になってしまった。」
八「ちょっと気の毒な話ですね。大きくMerry Xmasって書かれて、Happy
brithdayってチョコに書いてチョコっと乗せてるだけですよね(2点)。
クリームケーキが好物になったってのは、よくわかんないけど」
く「高校の時の彼女が両方とも料理下手だったため、彼女にさえも同じ目に
遭わされてしまった…大学のときは作ってくれたけど…」
八「幸せになってよかったですね。」
く「クリスマス兼用だった!しかも食ったのは、24日。」
八「食い物の恨みは恐ろしいと言うお話ですな。」
く「ということで、それチョウダイ!」
八「何が『ということで』ですか!その男ってアンタかい!ダメったら
ダメです。Tiger Joeの誕生日ケーキです!」
く「ああ、あの誕生日は、Tiger Joeが現世にタイムワープした日付が29
年前の昭和43年12月10日、府中の北の方で、ニセ警官が現れたのと同
時だそうだ。」
八「え、じゃあ彼は何年何月生まれなんですか?」
く「さあ?なんか一休さんと知り合いらしいけど…」
八「どこまでウソなんだろう…」
く「WWWWAに入ったときの履歴書がコレ。本人は最近、野生を取り戻したから
しゃべってくれないよ。じゃ、このケーキは預かっておくね。」
履歴書を見ると、く〜り〜STの言う通りのプロフィールだ。
室町時代のプロフィールが書いてある…
本当にこんな団体にいて、ライオン丸を倒せるのだろうか?
現代に彼が来ている真の目的はいったい何なのだろう。
その前にタイムワープできるほどの技を持っているのなら、他にも倒す方法が
あるのではないだろうか?
ケーキを持ってきたものの彼は食えるのだろうか。
八「ハッ履歴書見ているスキにSTさんが食ってるし…あ、Tiger Joeさんが
来た。誕生日おめでとうございます。あ、何するんですか!」
履歴書はTiger Joeに取り上げられた…誕生日を見忘れた…。
Tiger Joe、く〜り〜STにボディソバットッ!!!
く「うぐぐぐ…耐えられなかったんや。ジョー。」
J「…」
八「(代わりにいわなちゃいけないのか?)ぶざまだな、みじめだな、西。」
く「わ…わいはあかん。だめな男や」
(鼻からクリーム)」
J「…」(立ち去る)
八「まったくだ。」
さて、もうそろそろ今年も終わりですね。年末、HFAはがんばりますのでよろしくお願いします。
まずは次回大会『黒き華』のカードを紹介しましょう。
(年内開催予定)
▼ゴッド vs 魔神衆 4人掛け
ゴッド
vs
先鋒 ワータイガー
次鋒 ポイズン・ジャイアント
副将 ゴールド・スタチュー
大将 ハイマスター
▼米英対決
ヤンキー・スミス
vs
ウイリアム・レミングストン(カドモン)
▼まこと試練の3番勝負(その1)
アスカ・ラングレー(ゼーレ)
vs
クラッチャーまこと
▼疑惑のビッグファイヤー決着戦
ワータイガー
vs
デビルマン(R.R.R.)
御覧の通り、今回は全4試合。メインエベントの4人掛けは、10分1本勝負の勝ち抜き方式で行なわれる。途中でゴッドが負ければ、魔神衆の勝利となる。また、魔神衆のワータイガーは1日2試合をこなす。これは来年の寅年に向けてワータイガーを売り出そうというハイマスターの心使いによるもの。ウイリアムの相手は結局ヤンキーに落ち着いた。対戦が予定されていたキリアコフは、打倒結盟軍を果たしてから対外戦に望む模様。よってM.O.Wの音無と戦うにしてもまだ先の話だろう。
この他、クラッチャーまことのA.L.トーナメント参加、ヘル・リーダーのメカバトル参加、ファイプラー弘樹とクラッチャーまことのカドモンリーグ戦参加が新たに発表された。カドモンの武骨・兆に敗れたハイマスターだが、RING OF HEALINGを手に入れて回復力がアップしたとの情報を得た。
ゼーレ始まって以来349回目の危機!!
去る12月5日、ゼーレ本社に若手、中堅、重鎮、ベテランを中心にゼーレ所属レスラー17人が押しかけてきた。手にはそれぞれ退社届けを握り締めている!!悩める重鎮シャルルマーニュ部長が中心となって会長キールローレンツに詰め寄る。
シャ部長「俺以下、17人は今日で辞めさせてもらうぞ!!」
キ会長「何をいってるんだ!シャルル部長。なにがあったんだ!?」
シャ部長「なにがあっただと!?なめるな、中間管理職を!!(キールに襲い掛かる)」
源 静夫(ひらレスラー・45。通称 ゴリさん)「ぶっ、部長、ゆっくり話しましょうよ!!(低い声)」
キ会長「そ、そうだよ、君。待ちなさい。ちゃんと話してくれ。」
シャ部長「いままで、あんたに付いて来た俺はなんだったんだーーー!!(号泣)」
源「部長、もういいです。わたくし、源 静夫が話をつけます。」
シャ部長「みなもとくんーーー(号泣)」
キ会長「部長ってこんな性格だったか??? で、なんなんだ、源くん」
源 「会長、俺達に謝って下さいよ!!」
キ会長「だから何を!!!!!!(逆ギレ)」
源 「給料未払いのことです!!もう、半年近く振り込まれてませんよ。どうにかしてください!!俺達の生活はどうなるんですか!?!?」
キ会長「給料のことを私にいわれても困るんだよ。給料もらってないの?」
源 「なにをいってるんだ!!!キール!!おまえが変な企画持ち込んだり、金をかってに使ったりするから、会社が潰れそうなんじゃねえか!!!」
シャ部長「みなもとくーん。キレすぎだよー。」
源 「やっぱり、コイツはダメ会長ですよ!!」
キ会長「今わかったの?そんなあたりまえのことを。そんなの小4の二学期に習うことだぞい。」
源 「チクショー!!(といってエルボースマッシュ。だが、キールにエルボーがあたる前にどこからともなく黒い覆面の男が現れる!!)」
黒い覆面の男「ダァーーーー!!(といって源に延髄を一発)」
源 「痛っ!!」
キ会長「助けてくれてありがとう。黒仮面さん。」
黒い仮面の男「いえ、どういたまして。困ったときはお互い様。(といってキールにも延髄!!そして足早に去っていく)」
キ会長「いたたたたたたたたたたたたたた。」
源 「(何事もなかったかのように)給料払え!!キール!!」
キ会長「だから!!ワシにいうなー!!碇社長か冬月副社長に聞きなさい!!」
源 「碇ゲントウはどこにいるんだ!!直接いってやる!!」
キ会長「実際、南極行きたいっていったのもほんとはワシじゃないんだよ。碇、あいつが南極にこだわってたから。それを聞いて面白そうだなって思っただけだよ。なんせ世界初だからな、記録に残るぞ。赤字も記録的だ!!はっはっはっは!!」
源 「そういうところがダメなんだ!!南極いく金あったら俺達に給料払え!赤字増やしてる暇はねえんだ!!で、碇はどこだ?」
キ会長「どうせまた今日も例の所だろ。・・・・・・・今のわかった?例とレイがかかってるの。おもしろいなぁ。自分でいうのもなんだけど、ほんとおもしろい!!」
源 「・・・・・・・・・」
キ会長「あれっ?おもしろくなかった、いまの。最高でしょ。」
源 「おまえが辞めろ!!この会社から出て行け!!さもないと俺達が会社辞めてやる!!いますぐだ!!(17人分の退職届けを投げつけて帰る)」
シャ部長「訴えてやる!!みんな、帰るぞ。(17人全員帰る)」
キ会長「あれ?帰るの?なんでそんなに怒ってるの?おもしろくなかった?」
ちなみにこの退職届が受理されたかはわかっていない。キール会長のしょうもなさがますます明るみに出てだけであった。
しかしこれだけの人数がゼーレをやめてしまったら、はたして存続できるのか?
退職届けを出した17人
シャルルマーニュ部長、源 静夫、ジャンカルロ・フィジケラ、サモハン 金宝、ミヒャエル 孝志、マスク・ド・シロクマ、オリバー・イーデンなど
現在ゼーレに残っているレスラー
ジル・コリント、アランテス・ド・ナシメント、マシン1号・2号、Uマシーン、
斬鬼丸、アンドレ・ジャ・ザイアント、グレート・ガマV6(旧姓ガンジー北京)、レナード・ネーヴィス、サダウ・ポッテムットソン、惣流・アスカ・アングレー、碇 シンジ、(綾波 レイ)、エアガイツ、[CWF]ビッグバン・スタン・ブローガン
▼メーンイベント60分1本勝負
海崎 礼爾◯(7分14秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)×音無 誠次
>10.25遊楽園興行でタッグで戦った両雄、“サイレント・コア”音無誠次と海崎礼爾のシングルが今回メーンという形で早速組まれた。音無はニックネームにもあるが嘘か真か、サイレント・コアという特殊空挺部隊を率いていた男である。基本的にサンビストであるようだが、喉輪落としやDDT、フェースバスター等、プロレス的な技も使うなどの側面を持っている。海崎は現在裏エースといっても良い程他の選手に認められており、実際実力的にも猛鬼と比べても遜色はないと言われているが、実際の勝負になるといささか勝負運が弱い所為か、その分猛鬼に遅れをとっている。しかし、今回は海崎の力を示すには絶好のチャンスとなる。現在対外試合はNEO GONGSのトーナメントのみであるが、この2回戦はメルビィ・ニムガーレンとの対戦となっている。だが、11月の末の予定だったNEOの興行はいまだに延期されたままで足踏み状態になってしまっている。そういった精神的にスッキリしない部分をすこしでもクリアにしようと音無との対戦に臨む腹づもりだった。この試合は通常プロレスルールで行われたが当然両者のスタイルのグラウンドの攻防が7割前後を占めていた。技のレパートリーで言うと明らかに海崎が上だが、音無のDDTや喉輪落としから流れるようにサブニッションに移行する様は一種異様であった。前半は海崎がジャンピングエルボーからダウンさせ、馬乗り掌打を決め、ペースを握ろうとする。しかし、音無はペースを握らせようとはせず、着実に打撃でダウンさせ腕なり足を取りに行く。だが、打撃は海崎の方が上のようだった。ロー、ミドルと牽制もまじえながら、音無の動きを封じに出た。3分を過ぎて音無が必殺の首極め腕卍を極め、そしてDDTからヒールホールドを見せた頃から試合は激しさを増して来た。顔面ニーリフトからヒールの流れで再三海崎は苦しめられるが、海崎は流れを変えるべく意表を突いて、バックに廻り込みビクトル腕十字へ。しかし惜しくもブレイク。音無のネックハンギングでお返しされるが次に組み付くとフェイントのミドルキックからスクリューキック!そこからスコーピオンに入るがまだ音無のダメージは浅く自力で返されてしまう。だが、海崎はここから大技を繰り出す。飛びつき腕ひしぎを2度連続で仕掛けるが1度目はブレイク、2度目は音無に振り切られるがリング中央に音無を誘導してタイガードライバーへ。音無はカウント2で返し、先に起き上がってダウンしている海崎の右足をとりヒールホールドへ。海崎が振りほどくとみるや、音無は海崎の喉元をムンズと掴み高角度の喉輪落としを敢行!そしてチキンウイングフェイスロックで絞め上げた。海崎はこれを自力で脱出すると、ノーザンライトボムで音無の頭をマットにめり込ませ、流れるようにドラゴンスリーパー。だが、もう一度この流れを極めても音無は自力で脱出。勢いを取り戻した音無はカカト落としコンビネーションを叩き込み、ヒールホールドを極める!しかし、ニアロープ。ブレイクして両者立ち上がるが音無はいきなりトラースキック。再度ヒールホールドへ行くがまたもブレイク。この焦りが海崎の勝機を高めた。今度は海崎がハイキックを音無の側頭部にクリーンヒットさせ、そしてジャンピングハイキック!朦朧としたところに3度目の飛びつき腕ひしぎ逆十字。しばらく粘ったが音無は結局タップ。海崎が最後に一気に決めメーンの試合を決めた。
試合終了後、海崎は「やっとトーナメントに集中できる。まあ、まだいつやるか決まってねぇのがあれだがな」とだけコメントし、右足のダメージが大きいせいかそこで切り上げられてしまった。音無も相当ダメージが深く、コメントは短めだったが今後の事について語ってくれた。
音無「ふぅ。今日は足攻めで行ったんだがね。結局、粘られてこっちがつぶれちまったよ。ヒールにこだわりすぎたのかもしれん。特に最後はな」
記者「次に対戦するとすれば勝つことが出来ると思いますか?」
音無「ああ、奴にもスキはある。まだな。でも、すぐに再戦はせん。次はHFAのキリアコフが希望だ」
と、唐突に次の対戦相手を指名した音無だが、まだ何のオファーもないが決まってるとばかりに話していた。果たしてこのカードは実現するのだろうか。
「横浜ぶらり旅、97冬」12/6(土)
会場 日産追浜工場体育館
▼第一試合(15分一本)
×ブルドッキン兵助 vs ○ボンバー泉川
(11分12秒アトミックホイップ→エビ固め)
▼第二試合(15分一本)
×サック万太郎 vs ○新山 信太郎(JRA-P)
(12分54秒、飛びつき前方回転エビ固め)
▼第三試合(15分一本)
○チンピラ vs ×新田英二 (フリー)
(8分48秒、袈裟切りチョップ→体固め)
▼第四試合(15分一本)
×ガンマー・レイン vs ○シュトゥルム・ウント・ドランク
(9分41秒、足四の字固め)
▼第五試合(30分一本)
グリン・ピース & ×デフ・レオパルド
vs (17分54秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)
○ファイプラー弘樹(HFA) & マキシマム前田(W.W.O)
▼第六試合(15分一本)
×エアー・スミス vs ○ボン・ジョンボビ
(8分19秒、低空ジャーマンスープレックス)
▼第七試合(15一本)
○ゼキム・ゴーリキー vs ×レイモンド・ツェッペリン
(7分51秒、ジャンピングパイルドライバーによるK.O)
▼特別試合「新田選手ありがとうバトルロイヤル」(無制限)
勝ち残り = 新田英二 = (賞金100万ガバスと横浜中華街『華苑鬢』5名様御食事券を贈呈)
出場選手 : 新田英二、サック万太郎、ファイプラー弘樹、チンピラ、マキシマム前田、新山信太郎。
詳しいことは記事をまてください。(ビビアン)
新田英二選手率いるアスリーツ・リーグ旗揚げ戦に、カドモン・般若の斎藤多夏史選手が参加表明した。斎藤選手は横プロ2日目興行終了後に、首領の加藤驚選手の要請で新田選手との一戦を直訴していた。
斎藤選手は喧嘩軍団・般若に所属しておりながらもそのファイトは柔道、空手に馳流プロレスを織り交ぜた正統派で、そういう意味ではA.Lのリングは適所なのかもしれない。
斎藤選手は、「たまには南蛮から離れたい」と言っている。カドモンの事務所は渋谷よりもポートモレスビーの方が近いとはいえ、東京都台東区である。いくら何でも南蛮はないでしょ。
斎「いや、南蛮帝国ですよ。いい加減、ストッキングマンの相手はイヤです」
ちなみに、ストッキングマンとは、文字通りのマスクをした南蛮帝国の若手怪人の事。恥ずかしくて世間様には出せない人である。
▼第五試合-特別試合-60分1本勝負
ストロング 猛鬼(6分4秒 高角度P.BホイップによるK.O.勝ち)キンコン・カーン(WWWWA)
>エース猛鬼は今回セミで何と、あの“人間山脈”ジャイアント・ロシュモフの左足を折った男として有名なあのキンコン・カーンと対戦と相成った。記者もこのカードを聞いた時、?と思った。キンコンは現在、新宿で飲食店を経営しており、現役としては10年ほど前に引退していたのだが、とんだきまぐれか、いきなり復帰。しかもM.O.Wの現エース猛鬼との一戦が復帰第一戦となった。
試合開始と同時にキンコンは先手を打つべく猛鬼をハイアングルボディスラムで叩きつける。が、猛鬼はすくりと立ち上がりキンコンをアームホイップでダウンさせおもむろにキンコンの背中にサッカーボールキックを叩き込んだ。1分30秒過ぎに猛鬼がキンコンをブレーンバスタースラムでマットに投げ付け、キンコンの股間にコンバンハヘッドドロップ2連発!その後、キンコンもペンデュラムバックブリーカーから抱え式のバックドロップと連続でお返しするが、今度は猛鬼が高角度パワーボムホイップをさっそく爆発させた。しかし、キンコンは続くテキサスクローバーホールドを凌ぐと猛鬼をジャンピングパイルドライバーでマットに突き刺すなど、負けじと攻め立てていった。このJ・パイルドライバーはこの試合3発も出し、得意のモンゴリアンチョップも繰り出したが、猛鬼はその倍は返すとばかりにリバースパワーボム、K・ドリラーを2発、高角度パワーボムホイップは3発で、フィニッシュとなった高角度パワーボムホイップはうつ伏せに倒れたところにラウンディング・ボディプレスを叩き込んだ後に仕上げとばかりに放たれたものだった。サスガにこの猛攻の所為か、キンコンは大の字まま試合終了のゴングを聞くこととなった。
キンコンにとって手痛い復帰戦となったが、今後も懲りずにリングにあがりそうな気もしないでもない。例によりキンコンサイドのインタビューは取れなかったが、猛鬼のインタビューは取る事が出来た。
記者「あのキンコン・カーンと戦った訳ですが、実際どうでしたか?」
猛鬼「とても元気でした。今日はトップロープからの喰らわなかったからわたし足折られないですみました」
記者「そういえば、現在キンコン・カーン選手が所属するWWWWAにおいて行われるタッグトーナメントにHFAの鬼神衆リーダーのヘル・リーダー選手と組んでの出場が決定してるそうですが、すでにコンタクトは取ったのですか?」
猛鬼「まだです。彼が今回どういう立場でエントリーしたのかアンノウンですから。ですが、この前戦った時(10.19ONL記念興行にて猛鬼はピッコロと組み、ヘル&ブラディマスクと対戦し辛くも勝利している。)に彼の実力は確認してますので、私自身は問題はないと思っています。楽しみです」
記者「そうですか。そろそろ、M.O.Wにもベルトが創設されると言われてますが勿論、猛鬼選手が初代王者になるのでしょうか?」
猛鬼「まだ、わかりません。ですが、どんな形式で決定するにしてもおそらくわたしがチャンピオンになるでしょう。海崎にも負ける要素はありません」
記者「さすがにエースとあって対外試合も少ないのですが、そろそろ他団体のトップどころとやるという考えはおありですか?」
猛鬼「まだ、早いでしょう。しかし、相手がいるなら逃げも隠れもしません。全力でぶつかるだけです」
と猛鬼は風貌と打って替わって淡々としゃべってくれた。日本語もいつのまにかスムーズに話せるようになったが、話の内容はいったってまともだった。そして今現在、他団体の選手との対戦予定がないが近く開催の予定のWWWWAのメカバトルタッグトーナメントにおいてまずアピールしてからだろう。
さる11月30日に、WWWWA 11月定期興行が、WWWWAアリーナ
(日本武闘館と同じ作り)で行われた(FEW主催)。
簡単に報告します。
第一試合
蟹座デスマスク(田町愚連隊) VS 伊吹舞(FEW)
序盤からのデスマスクの腕攻めが効きめを奏し、伊吹の投げも効果をなし、
最後は後ろから回り込んでのスリーパークリティカル!(5分12秒)
第二試合
リョウ・ナガサキ(UWF) VS 光明寺三郎(FEW)
フラフラになったリョウに光明寺の凶器、噛み付き、コブラクローが
炸裂したが、ワザと決めにいかず(5分ほど攻められっぱなし)。
反撃の機会を得たリョウが一気にラッシュし、三角締めでピン(12分1秒)。
第三試合
ハイチョイス ショコラビスキュイ(NWA) VS 真・豪鬼(UWF)
序盤から、顔面ニーリフトで倒してチョン蹴り(真・豪鬼)、ストマック
ニーリフトで倒して脚元へのエルボードロップ、またはニープレス
(ショコラ)の応酬で体力の削り合い。
試合は袈裟斬りチョップ起き上がり小法師チョップの連打から
スリーパーで決着(7分14秒)。
第四試合(次期王座挑戦者決定戦)
装甲騎兵キリコ・キュービィ(NWA) VS Giant Demon Arugak(マネー
ジャーKagura)
Arugakのフロントヘッドロックからのエルボー連発、腰へのヘッド
ドロップ集中攻撃。キリコ、マシンガンニーリフトで反撃するも
Arugakの高角度パワーボムクリティカルでキリコをK.O.
第五試合(WWWWA世界ヘビー級選手権試合)
Tiger Joe(FEW) VS ジョニー=ハリス3(NWA)
Giantタイプのジョニーに序盤から苦戦。終盤ハリスがパワァァァー
ボムゥゥやクロスアームサンダーファイヤーパワーボム、アバンシュ
ホールドで猛ラッシュするが、Joeの地味な首攻撃(ドラゴンスリーパー、
ショートエルボー)が効いたのか、タズミッション(片羽絞め)でピン
(6分7秒)。
Tigerは、大技を一発も出さずに勝利。
次期挑戦者はArugakはTiger Joe以上のセコさ、執拗さを持つ魔界からの
怪人であり苦戦が予想される。
今回の興行の感想をく〜り〜ST会長に聞いてみた。
く「いやー、ほとんどの試合がパターン化されてしまってますねぇ。
やっぱり極悪の行き着く先は、蹴りなんだろうかねぇ」
八「これだけ、同じタイプの選手がたくさんいるのはまずいと思うのですが、
いかがでしょうか?」
く「いや、そう思って、極悪以外の選手をスカウトしようと思っていますぅ。
今回出場の伊吹君もメキシコでスカウトしたんだ。今回は極悪とぶつけて
しまったので、気の毒だったけどね。これからはTV Divisionも強化して
いくよ」
八「そうなるとWWWWAの特色が薄れていくのではないのでしょうか?」
く「極悪でも斬新な選手は、どんどん参加して欲しいと思っているし、TV
Divionも他団体にはない特色をつけていこうと思っている。例えば、
ロジック、パラメータ、スキルのレギュレーションとかね。それは後日
発表するので条件に合うと思う人はどんどん参加してね☆」
八「あ、そうそう。伊吹で思い出しましたけど、伊吹羅生門って知ってます?」
く「え?それはオフレコで話します。でも今日は、この辺でオヒラキにしよう。
西友に晩飯買いに行くから」
八「西友とアフレコとオフレコをかけようとしてます?」
く「オチを言うなあ!」
八「0点」
本日、アスリーツリーグの小磯重治代表より、以下の発表があった。
この度アスリーツリーグでは、以下の要領で「A.L Championship’97」を開催することとなりました。
今大会は、アスリーツリーグの実質的な旗揚げ戦でもあります。各団体様より、多数の参加をお待ちしております。
−−−記−−−
1.大 会 名 A.L Championship’97
2.日 時 1997年12月26日(金)〜27日(土)
3.場 所 岡山遊楽園ホール
4.試合形式 参加全選手によるシングルマッチトーナメント
※ただし、参加選手数によっては体重による階級分けを行なう。
5.ル ー ル 体重に関する事項を除いて、アスリーツリーグ公式ルールに従う。
6.そ の 他 初日はトーナメント1回戦のみを行なう。2日目は、2回戦以降の全試合、
および初日敗退した選手による特別試合(タッグマッチ等)を行なう。
以下は小磯代表の談話である。
「えーこの度、ようやくこういった形での大会を開くことになりました。一応旗揚げ戦ということになります。旗揚げ戦ということでね、身内だけとか、せいぜい他団体から数名借りるぐらいの規模で、無難な大会にしようかとも思ったんだが…。まあ、ウチの性格から言って、最初っから勝負に出てみるか、と。それはもちろん、ウチの連中がぼろぼろに負けて、団体としての存在意義が問われる、という事態もありうるのでね。しかしまあ、その時はその時だということで、えー、こうなりました。ちなみに、ウチからは7名参加します。全員、新田と同レベルと考えてもらってよいでしょう。他団体のみなさん、参加のほど、どうぞよろしく。」
そして、新田選手のコメント
「今回、こういう大会を開くことになりました。まあね、なるべくたくさんの選手に参加してもらって、いい大会になればと思います。こういうこと言っちゃっていいのかわからないけど、俺個人としては特にカドモンの斎藤選手ね、この前のアレが本気なら、ぜひ出てきてほしいと思ってます。あとね、代表の独り言なんだけど、『ポイントは200ぐらいまでかな…』ってことです。意味はわかりません。」
さあ、名乗りをあげる選手は誰だ!?
カドモンの2nd興行の試合結果がやっと発表された。試合後に編集部でゴタゴタが発生して一時は報告できるのか危ぶまれていたが、試合結果と簡単なコメントのみの簡素なバージョンで取りあえず落ち着いた。
▼シングルマッチ・15分1本マッチ(通常試合)
○斎藤多夏史(般若)【6分9秒 三角絞め】×スパイディうづき(R.R.R)
般若の新人、斎藤多夏史のデビュー戦だが、対戦相手のうづきも道場主らしい渋いレスリングが光った。斎藤の打撃を上手く捌いての攻撃は、さすが第一試合の名手だけある。結果として、彼の動きが斎藤を光らせたと言える。
試合は中盤からラッシュをかけた斎藤が3度目の三角絞めで勝利。第一試合から好勝負となった。
▼タッグマッチ・30分1本勝負(通常試合)
○どすこい熊吾郎 【15分24秒】 カーネル・サンダーソン
C・W・ニコルズ 【押し倒し 】×ストッキングマン1号
南蛮帝国同士の戦いとなったタッグ戦。カーネル、ストッキングマンは共にB・H杯出場候補に上がっている若手怪人。試合は熊吾郎が2人に容赦なく鎌と火と尻を当てていき、最後は押し倒し(ボディシザーズ)で危なげなく勝利。
B・H杯は若手2人のうち1名が選出される。
▼シングルマッチ・30分1本勝負(通常試合)
○加藤驚(般若)【3分52秒 頸点穴】×インビジブル・ストーカー
共に暮れでWWWWAのタッグリーグ戦に出場する選手同士の対戦。“武骨”兆との般若最強タッグで制覇を目指す加藤にとって、この試合は露払いにも等しかった。殴って殴って、最後は頸点穴(コブラクロー)で快勝。今回はストーカーの場外弾はなかった。
▼異種格闘技戦・60分1本勝負(通常試合)
○ウイリアム・レミングストン【8分10秒】×ゴンサロ・デル・アルヴァレス
(欧州レスリング) 【弓矢固め 】 (カポエラ)
注目を集めた欧州レスリングvsカポエラの一戦はウイリアムが辛くもものにした。ゴンサロ選手の蹴り技の多彩さは、民俗舞踊と化したカポエラのイメージを払拭しながらも、独特の動きでリングを湧かせた。ウイリアムは合計16発もの各種スープレックスを繰り出し、最後は弓矢固めで仕留めた。
両者は今後はカドモンの格闘技路線を強化するために共闘する事になる。
▼特別シングル戦・60分1本勝負
○“武骨”刑部兆(般若)【9分52秒 武骨絞め】×ハイマスター(魔神衆)
忍者同士の対決であったこの一戦は、まさに2nd興行のベストバウトであった。
この一戦は、オノー氏が画策した試合だったが、両者にはオノー氏が知らなかった過去の因縁があったらしく、リングサイドは般若、魔神衆双方が勢揃い。オノー氏はとうとう近寄れなかった。
試合は正に手刀の打ち合いで双方流血。互いに得意の攻撃を打ち出す総力戦となった。般若入りから実力を飛躍的にアップさせた武骨だが、ハイマスターも粘りに粘って、賊落とし(侍パワーボム)を計4回も跳ね返した。逆に武骨も首を一刀両断させるハイマスターの手刀を何度も受けていった。
最後は武骨が忍者時代に体得し、自らの二つ名ともなった秘技・武骨絞め(RYUスペシャル)で下したが、両者悔いのない名勝負だった。
▼サッカーW杯出場記念ランダムチーム6人マッチ・60分3本勝負
【東軍】 【西軍】
・ハイパータイガー(WWO) ・アイカミカゼ(The Planets)
・レオン・ザ・グレート(炎) ・フライング・ガーディアン(無党派)
・吉田装甲車(正規軍) ・セルジオ越前(正規軍)
サッカー日本代表のフランス行き記念に組まれた試合。チーム発表時に、大きなコールが起こった。ハイパータイガー選手と、レオン・ザ・グレート選手の「虎コンビ」の実現である。これで横プロのグリン・ピース選手が加われば「虎トリオ」となる。これは次回にでも取っておこう。
カドモンはフリーのガーディアン選手と、B・H杯出場が決まっている「闘えコマンドくん」吉田選手の2名が今大会デビューとなる。
▽1ラウンド
○アイカミカゼ【17分30秒 みちのくドライバー2】×ハイパータイガー
17分も立っているが、実質上はアイカミカゼ選手の1人舞台となった第1ラウンド。1人でハイパータイガー、吉田をあしらっていた勘がある。付け加えて乱戦でもセルジオといいコンビネーションを発揮。合体技を次々と決めていった。
最後も乱戦の最中、ハイパータイガーにみちのくドライバー2でゲット。西軍の先勝となった。
▽2ラウンド
○レオン・ザ・グレート【3分2秒 チョークスリーパー】×F・ガーディアン
今大会、ミステリアスな雰囲気を出していたレオン選手が、2ラウンドでやってくれた。開始間もなく、チョークスリーパーでガーディアンを絞め落とした。北のリングでこれほどの選手がいるとは、やはり日本のインディーは面白い。
▽3ラウンド
○アイカミカゼ【6分15秒 拷問ロメロ】×吉田装甲車
ジュニア級にしては珍しいパワーファイターの吉田だが、ジュニアの第一級であるアイカミカゼにいいように弄ばされた。数々の必殺技を喰らい、最後もセルジオのダイビングボレーで倒れた所をアイカミカゼに絞め落とされた。
それにしても、アイカミカゼ選手は強い。なお、主役のはずだったセルジオは完全にフォローにまわった。やはりポジションはMF向きである。
お馴染みのMVPには“武骨”兆、ハイマスター両名が選ばれ、それぞれに賞品が渡された。ハイマスター選手はなんと“RING OF HEALING!”を当てた。“武骨”兆選手は鬼怒川観光ホテル宿泊券だった。ちなみに、武骨選手の箱には罠が仕掛けてあって、先に開けた斎藤選手の額に石弓の矢が刺さった。こういう事は盗賊か忍者に任せるがいいに越した事はなかった。
−「第3戦は、再び横浜プロレスに戻って、対マハトマ・チャンドーラVII世選手との…いよいよ、初めてのシングルマッチだった。」
新「うん。実はさ、試合が始まるまで、あの選手が打撃使えるって知らなかったんだよね。ほら、見た目が、そんな感じじゃなかったから。」
−「うーん、確かに。でもそうすると、そうとう戸惑ったのでは?」
新「まあ、ちょっとびっくりはしたけどね。『あ、そうなのか』ってわかってしまえば、あとはそんなに。むしろ気分的には楽になったね。今までやってきたことを、そのまんまやればいいわけだから。俺と全然別のスタイルで来られる方が、やりにくいのはやりにくいよ。」
−「なるほど。で、開始早々、激しい打激戦になった。」
新「うん。どうだった、俺、打ち負けてなかったかなあ?」
−「いや、ほぼ互角だったと思うけど。」
新「ほんとに?そうか…。正直に言うと、『あれ、ちょっとマズイかな?』って思いながらやってたんだ。」
−「そうなんですか。さて、試合は4分足らず、最後は得意のハイキックでKO。」
新「だからあれも、…まぐれとは言いたくないけど…、なんて言うかな、確かに時間こそ短かったけど、『ここで当てたモン勝ち』っていう状況だったんでね。そこで、たまたま俺の攻撃が先に当たったっていう感じで。紙一重だったよね。もしもう1回戦れば、まったく逆の結果になるかもしれないし。」
−「ふーむ。…さて、とにもかくにも、ここまで、デビュー以来3戦3勝できたわけだけど。」
新「う〜ん。って言っても、最初の2試合はタッグマッチで、俺が取ったわけじゃないし、3試合目にしてもそういうギリギリのところだったし。数字だけ見れば大したもんなんだろうけど、内容的にはね…。」
−「そう言えば、そのマハトマ戦の後、控え室で何かあったらしいね?」
新「ああ、あれね。カドモンの斎藤っていう選手がね、俺んところに来て、試合を組めっていうことを言われたんだけど。」
−「対戦要望ですか?」
新「でもなんだか、彼自身、自分の意志でそうしたいわけじゃなかったみたいなんだよ。俺じゃなくてもよかったって言うか。なんだか、気がついたら目の前に俺がいたから、じゃあ俺にしとけ、みたいな。こう、いきり立ってるわけでもなくて。どういうアレなのか、よくわからなかったんだけど…。」
−「しかしまあ、そうして要望がきたからには、受けて立つんでしょ?」
新「あ。それはちょっとね…、俺の口からは言えない事情があるんですよ。うちの上の方から、正式に発表があると思うんで、それを待ってください。」
インタビューはここまでである。結果としてはデビュー以来破竹の3連勝を遂げた新田だが、まだまだ試合内容には納得していないようだ。しかしそれは、今後試合を重ねることにより、自ら解決していってくれるだろう。
さて、新田の発言にあった「アスリーツリーグ上層部からの発表」とはどんなものなのか?乞うご期待!
毎度、お馴染みのみゆき記者です。今日は、な、なんとONL最大?の団体HFAのファイプラーとバトルロイヤルで戦うことが決定したとされる、新山選手に今の心境を聞いてみました。
みゆき「早くもファイプラーと戦う事になったそうですが?」
新山「そうなんです。偉いことになりました。他にも新田さんも出場するとか」
みゆき「と、いってもファイプラーは、神様のように強いわけでもないし、新田君なんて、最近チョイデの選手でしょ?」
新山「人を怒らすのが、好きなやっちゃなー。そのうち不人気投票の1位になるで」
みゆき「大丈夫、大丈夫。それより、この二人はあんたがフォールしいや。」
新山「そんなん無理や。ファイプラーは大物ばっかりとしてる選手やし、新田選手は強いって有名やで。」
みゆき「戦う前から、そない弱気でどないすんねん。」
新山「なんか、作戦でもあるか?」
みゆき「そんなん、簡単やん。新田選手の後ろにず〜っとおったらえ〜やん。彼も後ろ向きにはよう蹴らんやろ」
新山「あほ。バトルロイヤルゆうたら、6人いっしょに戦うねんで。他の人にやられるやん。」
みゆき「後は相手にならんがな。先のシングルでサックを再起不能にしといて、後はチンピラやで。楽勝やんか。」
新山「マキシマムは?」
みゆき「大丈夫や。あいつは私に挑戦させてくださいってこないだいうとったぐらいやし、このメンバーでは100枚ぐらい格が落ちるやろ」
新山「いい加減にしとかんとほんまに怒られるで。」
みゆき「本気結構やん。私が年内中にマキシマムへの刺客を探して来るわい」
新山「これは、一体何のインタビューやねんな。」
みゆき「横プロ興行三日目の話やろが」
新山「それって、今日違うの?」
みゆき「あっ!お前こんなことやってんと、はよ横浜までいかんかい!」
新山ドタバタと退場!
みゆき「果たして新山選手は間に合うのでしょうか?以上、ニックネームは「みゅー」に決定したみゆき記者でした。
本日、12月9日未明にONLの事務所の引越しが行われた。ONL実行委員長の濱地氏に引越しの経緯を聞いてみた。
記者「どうも。お久しぶりです。」
濱地「そうですね。記念大会以来ですかな?」
記者「ここが新しい事務所ですか。なかなかいいですね。」
濱地「まあ、レイアウトとかは前とそんなに変わらないですけどね。」
記者「ONLの活動を前面に押し出してて、なかなかいいですね。」
濱地「いやあ、我々としては、年末にタッグリーグ戦やるとか言っておきながら結局できなかったですからねえ。その穴埋めとしてONL大賞の投票の集計をがんばっていますよ。」
記者「最近は積極的に交流戦が行われています。年末にはWWWWAやカドモンで大きな大会がありますが、このような状況をどのようにお考えでしょうか?」
濱地「やはり、我々が行なったONL設立記念大会が大きな影響を与えたと自負しております。我々のやってきたことが今ようやく報われてきている、といった感じですね。」
記者「そうですね。では、今後ますますのご発展をお祈りしております。」
横プロ2回目興行に出場した般若のメンバーに、試合後インタビューをした。
K「お疲れさんでした」
加「いやぁどうも」
K「初の対外戦、しかもメインイベント登場の気分はどうですか」
加「『んを』みたいにスプレー襲撃までして来たかいはあったね」
K「スプレー攻撃はnWoだと思いますけど。んをではないのは確かですね」
加「詳しいじゃん」
K「ええ、最近ゼーレさんに出張する事が多いモンでしてね」
加「ははは。だけどね、本来は奇襲なんかする必要もなかったけどね。やっぱ極道は怒らせなきゃ真意は出ないでしょ。ほんのご挨拶だ」
K「試合してみての感想はどうでしたか?」
加「なんか凄惨な試合期待してた客がいたらしいけど、極道も案外クリーンだったよ。試合が咬み合わないのはいつもの事でしょ」
K「クリーン!? 極道がですか!?」
加「うん。南蛮帝国の怪人どもに比べればね。喧嘩ファイターと悪役ってのは似てはいるけど、微妙に違う。極道にも美学ってのはあるけど、あいつら外道だもん。
自分捨てて悪行してるからね。熊吾郎なんかは特にね」
K「結構盛り下がったようですけど」
加「前のスコータイ戦でもそうだったな。だけど、喧嘩ってクリーンにやろうとするほど、盛り下がるモノだと思うぜ。ただのタッグマッチになってしまったね」
K「対外戦で咬み合う選手がいないのは、般若の大きな悩みですよね」
加「そう。だって普通のタッグはカドモンじゃしないもん」
K「そう言えば、カドモンの純血マッチはトルネードでしたよね」
加「そういう事。俺らと南蛮帝国との戦い見れば分かるでしょ」
始めて公表するが、記事にしないダークマッチで般若と南蛮帝国はよくトルネードバトルで試合をする。実はこのトルネード戦において両軍団はほぼ互角の争いを繰り広げている。信じられない事だが、加藤驚ですら南蛮に一本取られた事もあるぐらいスリリングな戦いを演じている。
K「極道コンビの感想は?」
加「うーん。俺ら東京者がヤクザと言ったら歌舞伎町の韓国人思い出すんだけど。
やっぱ東京で怖いモンといったら渋谷のガキどもでしょ。そういう意味で、ああいう古めかしい極道に出会えたのは嬉しいね」
K「嬉しいですか? 後でタンクローリーが突っ込んできますよ」
加「いいぜ。俺、喧嘩好きだもん。弱い者虐めは嫌いだけど、その分強い奴と命がけの喧嘩するのって好きだもん。ガンガンいこうぜ」
K「君、アニキ選手から悪人と言われたけど」
加「悪党で結構。俺、戦人でいたいから」
K「そんな事言ってると、向こうからトカレフ飛んできますよ」
加「倒す覚悟と倒される覚悟ってな同時につけるモンなの」
K「なんか気楽ですね。普通はメインに勝ったんだし、もうちょっと凄んでもいいんじゃないですんか?」
加「俺、楽しいから凄む必要ないの」
K「やっぱ、あんた悪党じゃないよ」
加「喧嘩犬でも軍鶏でもないから。俺は喧嘩は好きでやってるの」
K「今後、横プロとの関係はいかがしますか?」
加「今後とも宜しくってなトコかな。お呼びがあれば、誰でも行きますよ」
K「極道コンビとの関係は?」
加「ウチらは戦人だからね。やりたきゃいつでもどこでもが基本でしょ」
K「では再戦はするんですか?」
加「向こう次第に決まっている。俺らが噛みつく必要は無くなった」
極道コンビの話はここで打ち切った。どうやら加藤驚はアニキという好敵と矛を交えた事で、今回は満足だったらしい。ここから、斎藤選手を交えての会話となる。
K「斎藤選手、サック選手と闘っての感想は?」
斎「いやぁ、最初はどうなるかと思いましたけど。なんとかなりました」
加「やられすぎだよ」
K「序盤は向こうのペースでしたね」
斎「なんとか凌げました。ピラミッドが結構効きました」
加「もっと殴りにいけよ」
K「だけど見事に畳みかけましたね」
斎「ノーザンで決められたのはいい気分です」
加「裏投げ、出てないぞ。ジャイアントスイングはどうした?」
K「加藤選手、厳しいですね」
加「だって、誉めたらそこで終わりだもん」
斎「そうですか……?」
加「やっぱ、君、もっと対外戦するべきだよ。俺親切だから、次の相手指名させて
もらおうかな」
K「誰ですか」
加「新田英二。向こうのリングに上げてもらえ」
斎「えっ……もう話ついてるんですか?」
加「ついてないよ」
K「はい?」
加「タカシぃ! 今から新田の控え室行って頭下げてこいぃ!」
斎「はぃぃ!!」
慌てて部屋を出て行った多夏史。新田との一騎打ちは成功するのだろうか。
加「実はね。新田とはB・H杯で既に当たる事になっているのよ」
K「はぁさいで」
もちろん重たいからね。
http://www.win.or.jp/~r-sakuma/11-30/11-30.htm
ちなみに初日興行の記事の住所も変更しました。
http://www.win.or.jp/~r-sakuma/11-24/11-24.htm
そしてここが横プロ選手紹介のページです。
http://www.win.or.jp/~r-sakuma/yokopuro.htm
うーむ。選手になってから始めて記事を書くな。いやぁ実に久しぶり。
なんで選手の俺が書くかというと、ウチの番記者のワンダラー・KYOUに関する事件だからだ。何の因果か、南蛮帝国のP・サミー・オノーとイザコザがあったらしく、晴れて南蛮帝国の取材拒否と相成ったワケだ。
確かに最近のKYOUはおかしい。妙に人気がある。リングサイドで身支度していると、試合前から「ワンダラー」コールが発生する。よくレフリーなんかの紹介にコールする観客はいるけど、番記者に飛ぶのは変な話しだ。
南蛮帝国ってのはヒールと言い張る割には人気欲しがる連中なんで、人気がKYOUにいくのが気にくわないワケだ。付け加えて、オノーの凶行(奇行と言った方が断然いい物だが)のレポートはいつもKYOUが書くんだが(あいつはゼーレ襲撃の際にも付いていった算段となる)、あいつの斜に構えたレポートぶりにオノーは頭に来ていたらしい。
何にせよ、悪徳マネージャーと番記者の抗争なんて起こった事ないから、この先どうなるか分かった物ではない。差し当たって、委員会では南蛮帝国用のピンチヒッターを用意するらしい。
まったくもって、この2人は人騒がせな連中である。
▼第四試合60分1本勝負
左近 番斎◯&大和 鉄之助
(15分37秒 チョークスリーパー)
トニィ・リトゥル&土門 康平×
>ついにあの「漢」達が走り始めた。10.25遊楽園ホール興行での一戦を経て番斎と大和は共通の志を確認しあい、このユニット「漢」の結成に至った。番斎はM.O.Wでの現状の扱いに不満を持っており、同じラインにいたはずの猛鬼、海崎がメインを取り、自分はいまだにセミ以下のカードで試合をさせられているのが我慢ならなかった。元々、180cmと小型な番斎はジュニアで育った選手であり、燃焼プロレス離脱を契機にヘビー級に転向したのである。練習に次ぐ練習でヘビーの身体を作りあげ、M.O.Wの旗揚げトーナメントを迎えた番斎だったが、一回戦は突破したものの、二回戦で海崎と当たり互角の勝負を繰り広げたが結局海崎のスコーピオンでギブアップ負けを喫している。そして、これは道場で記者が本人から聞いた話だが「この団体のエースは本来、あの人じゃないとダメなんだよ。俺にとってはあの人が一番の時に叩き潰す事が最高の夢なんだよ。今のところね。でも、実際エース云々は関係ないんだと思う。俺はあの人に勝ちたいんだ。自分の納得する形でね。」と語ってくれた。そう、番斎が狙うものは海崎礼爾、その人なのである。大和はといえばM.O.W参戦当初は、今回の第二試合で復帰した怒羅え門とタッグチームを組んでいたが方向性の違いが生じ、タッグ解消となっている。1946年生まれ大和はそろそろレスラーとしての終焉を迎えても良いのではと感じていた。だが、裏腹に今のままでフェードアウトする事は彼にとって望ましくなかった。まだ、「やり残した事があるんじゃないのか?」彼のなかで絶えず、その言葉がくり返されていた。そんな時、番斎との一戦が組まれたのである。そして、番斎と戦い、新しいパートナーとして番斎を選んだ。何故か?それは番斎の目標に向かって突き進む精神、「漢」の部分に触れたからである。この男ならやり遂げる。それを間近でみるのも悪くない。これで最後なら悔いはないんじゃないか?。漠然とした何かだが、彼にとっては大きな力となった。それだけで十分だった。しかし、またしても彼等はセミ以下の扱いだった。メーンは海崎対音無戦。セミは猛鬼対キンコン戦だった。対戦相手もトニィと土門という急造のチーム。「またか、」番斎はそう思ったのではないか?
だが、試合内容は今回の興行でもっとも熱の高いものとなった。先発は番斎とトニィ。番斎がまず大外刈りでトニィをダウンさせるといきなり股間を踏み付けた。番斎はヒール系のレスラーであるためこういったラフファイトは彼のレパートリーのひとつでもある。さらにトニィをロープに振り、自らも走りゼロ戦キック!だが、トニィは胸を突き出しそれを耐える。逆にハイアングルのボディスラムでマットに叩きつけた。すぐさま立ち上がった番斎は組み付くやいなや、フロントバンザイ・ホイップで、トニィを投げ飛ばす。1分程でトニィは土門にタッチ。この土門は本来、シングルか、タッグならば音無とセットでカードが決められていたが今回、音無はメインで海崎とやるため、結局土門はこのカードにおさめられたのである。土門は確かにシュート指向のレスラーだが、海崎に憧れる所為か海崎に近いスタイルのプロレスをする。キック、関節技は音無の部下だけあって基礎はあるようである。さて、この試合のポイントはトニィだった。ともかく、トニィの力技が番斎、大和区別なく襲い掛かった。ワンハンドチョークスラム、ミリタリープレス、大回転ジャーマン、ブレイクになってしまったがメルトダウナーも出し、一人で大暴れしていた。得意のアメイジング・Dは合計4度も放っていった。このパワーが番斎のウマサを引き出し、大和との豪快なパワー対決を見せてくれた。だが、やはり観客の気持ちを握っていたのはトニィ&土門だった。トニィは技の間にマッチョアピールをかかさず入れ、土門も垂直落下式ブレーンバスター、豪快なジャンピングDDTを見せビジュアル面で多いにアピールしていた。なかでも凄かったのが大和が何とか返した土門の高速かつ高角度のタイガースープレックスだった。トニィも13分過ぎに試合権利のない時だったが、必殺のキャリフォルニア・クルシファイドを決めるなど己の力を全力で出して挑んでいった。大和もカミカゼドリラー、カイザーボムを炸裂させトニィ達を追い詰めていった。そして、最後は乱戦のさ中番斎がピリオドを打った。土門の高角度タイガーが番斎に決まり、フィニッシュか?とも思われたが大和がカット。ここで土門は精魂尽き果てたか、立ち上がった番斎のストレート掌打をもろに顔面に受け、崩れ落ちた。すかさず、番斎はチョークスリーパーに。土門はかんぱつ入れずにタップ。最後はやや、あっけない印象の結果になってしまったが、トニィと土門の予想外の奮戦によりこの試合は確かに観客の中に残ったのではないだろうか。私はそう思う。
試合終了後、両者のインタビューを取るため、まず「漢」の控え室に。予想外の展開に「漢」のふたりは口を揃えてこう言った。「あれもアリだな」この言葉が彼等の充実した表情から出て来たのである。
番斎「試合やる前は正直、腹が立ったぜ。こっちはチームとして本格的なスタートなのに、相手は急造タッグ。しかもあの2人だ。でもよ、実際は違った。偶然かもしれんがあいつらは客の心を掴んでいやがった。くだらねぇアピールばっかしやがって頭来たけど、ああいうのもアリだな。もう一度?しばらくはいいわ。あのチームがほんとにチームになったらやるって感じだな。大和のおっさんもそうだろ?」
大和「あれがモノになるかは今日だけじゃ分からん。だいたい、彼奴らはやってる事がバラバラだったからのう。じゃけん、あれはあれで良いのかもしれんの。個性は押さえつけるても当然伸びんからの」
番斎「次の相手はだれでもいいぜ。大体、他団体とのほうが上のカードでやれるしな。タッグだろうがシングルだろうがどっちでもいい。「漢」はかならずタッグって訳じゃねぇし。最近、団体も増えたろ?相手はいくらでもおるわな」
大和「うむ。次は外様とやるのもよかのう。しかし、誰かええかの?」
番斎「このパンツマンは?(手元にあったプロレス雑誌のモノクロページを見ながら)八墓まんじろう?まあ、いいや。適当に探すは。フロントは当てになんねぇからな」
との事だった。一方、今日の主役。トニィ&土門のインタビュー。
土門は試合のダメージが大きいためか床にダウンしていた。フィニッシュ前のストレート掌打で顔を腫らしながら答えてくれた。
記者「お疲れさまです。素晴らしい試合でしたよ」
土門「いや、ほとんど覚えてないんですよ。試合で何したか」
トニィ「ウワハハハ、ボクは、暴れまくったんダ!」
記者「確かに凄かったですが、アピールも過剰でしたね」
トニィ「ウハハ、アピールはボクのパワーの源なんダ!皆もパワー漲っちゃうだろ?ワハハ、イェスッ!!ハッ!(ポージングを開始する)」
土門「外人は元気だなぁ。」
トニィ「ウハハ、イェスッ!!(白い歯をちらつかせ、さわやかな笑みを浮かべつつナイスポージング)」
記者「土門選手は今日の試合で、土門康平個人として観客に認識されたでしょう。さて、メーンはあなたの憧れる海崎と上司の音無が戦いますが正直どちらに勝ってほしいですか?」
土門「それ難しいですよ。でも正直、海崎さんに勝ってもらいたい。って言ったら隊長に殺されるから。ノーコメントです」
記者「さて、トニィ選手はWWWWAのタッグトーナメントに横浜プロレスのボン・ジョンボビ選手とのタッグで出場が内定してるようですが、ズバリ優勝を狙ってますか?」
トニィ「ウハハハハ、イェスッ!当然でスッ!こんどのパートナー、マイフレーンド。ノープロブレムです。ハハッハッハー」
記者「では最後に。もう一度、このチームで戦ってみたいですか?」
土門「またですか?まあ、機会があればね。」
トニィ「ボクは誰とでもスイングするからネ!ウハハハ」
と、このチームで次があるのかはまだわからない。しかし、彼等はこれからの選手である。これからいくらでも機会があるだろう。
開催が危ぶまれていた魔神衆自主興行『もののけ大行進』改め『黒き華』だが、ウイリアム・レミングストン(28:カドモン)を始めとして、どうやら少しずつ参戦選手が集まっているようだ。気になる対戦カードなどをハイマスター(28)(以下、ハイ)に聞いてみた。
記者「カドモンから正式にウイリアム選手の参戦が表明されましたね。」
ハイ「今回のカドモン側の処置には敬意を持って対応したい。本来なら礼儀として拙者がウイリアム選手と戦うべきだろうが、今回はカルロス(ゴッドの本名です。そろそろ覚えたかな?)との決着をつけねばならない。残念だが、ウイリアム選手とはまたいづれ戦いたい。」
記者「それでは、ウイリアム選手の対戦相手はどうするのでしょうか?」
ハイ「向うの意向では、正規軍とのシングルを希望しているそうだ。」
記者「というと、やはりファイプラー選手ですか?」
ハイ「フッ…。『黒き華』を汚した彼の罪は重い。彼を出場させるわけにはいかない。今大会に相応しいのはビクトル・キリアコフ…、正規軍の中では彼しかいないな。」
記者「なるほど。ところで、魔神衆と結盟軍の対戦カードは決まってますか?」
ハイ「4人掛け…。こちらから結盟軍にそう要求して、承諾を得ている。」
記者「よ、4人掛けって…、どっちが4人なんですか?」
ハイ「…我々だ。」
記者「しかし…。プライドも何もあったもんじゃないですけど、いいんですか?」
ハイ「フッ…。残念ながらシングルでカルロスに勝てる奴は我々の中にはいない…。我々の任務は結盟軍をこれ以上先に進ませないこと。我々が彼を止めるための最善にして唯一の方法を選択した…。それだけだ。」
次回のHFA大会『黒き華』では、ゴッド vs 魔神衆の4人掛けが行なわれる。ゴッドは以前に5人掛けを達成している(先鋒から順に:クラッチャー、ポーカー、ポイズン、レンティング、キリアコフ)が、その時は相手に恵まれていた。果たして今回、魔神衆4人を相手にして勝ち抜くことができるのだろうか?
「横浜ぶらり旅、97冬」12/6(土)
会場 日産追浜工場体育館
▼第一試合(15分一本)
ブルドッキン兵助 vs ボンバー泉川
▼第二試合(15分一本)
サック万太郎 vs 新山 信太郎(JRA-P)
▼第三試合(15分一本)
チンピラ vs 新田英二 (フリー)
▼第四試合(15分一本)
ガンマー・レイン vs シュトゥルム・ウント・ドランク
▼第五試合(30分一本)
グリン・ピース & デフ・レオパルド
vs
ファイプラー弘樹(HFA) & マキシマム前田(W.W.O)
▼第六試合(15分一本)
エアー・スミス vs ボン・ジョンボビ
▼第七試合(15一本)
ゼキム・ゴーリキー vs レイモンド・ツェッペリン
▼特別試合「新田選手ありがとうバトルロイヤル」(無制限)
出場決定選手 : 新田英二、サック万太郎、ファイプラー弘樹、チンピラ、他未定。
(出場希望選手:マキシマム前田、新山信太郎)
#W.W.O並びにJRA-P様へ。バトルロイヤル不参加の場合には当日までにご連絡下さい。代りにはピースとレオパルドが出場しますので、御心配なく。
なお、アニキは総会へ出席のため、チャンドルは前節で頭部に打撃を受けたため会長の意向により今回は休場。
HFA次期興行への参加選手は、カドモンが出して最も恥ずかしくない男を送る事が決定した。
ウイリアム・レミングストン選手である。
よりによって、カドモンで一番真摯な男を「もののけ大行進」と茶化された興行に出す事になったのは、実行委員のイグナティウス・デ・ロクサス氏の意見によるところが大きい。
ロクサス氏曰く、「NEO・GONGSの興行が順延している以上、カドモンで最もその実体が知られていない選手……すなわち黒の選手はウイリアムしかいない。もののけ大行進とあるが、我々カドモンが示すべきもののけとは、外見や傾いた言動ではなく、試合のインパクトではないだろうか」
この発言はその場にいた委員を唸らせた。外見ではなく、試合で「怪物」を見せつける事ができる選手……それがカドモン流のもののけだと言うのだ。さらにロクサス氏はこう付け加えた。
「今回の興行のタイトル変造は、明らかに魔神衆との戦いに負けたファイプラー選手の悪意による所が大きい。確かに魔神衆、鬼神衆ともにゴッド結盟軍相手に苦戦を強いられているようだが、それで正規軍が思い上がる権利はないし、ましてや彼らの名誉を損傷するような事をする権利などありえない。ここは友好団体としての忠言として、最も悪意からほど遠い選手を送るのが筋かと思う」
ロクサス氏は酔狂なお祭り気分を戒め、団体として最も信頼のおける選手を送るべきだと主張した。これで委員会の意見は一致した。
カドモンにとって、ウイリアム選手は「最後の砦」に等しい。彼の敗北は、事実上の団体の敗北を意味する。そうなるとカドモンの株は一気に下落するのだが、加藤選手の占めの言葉が、委員を奮い立たせた。
「俺たちは最強を目指して生きている……最強ではないんだ。最強を自負する男はいつも首を取らんとする者たちを警戒して生きていく。そんな窮屈な最強の座にいるよりは、気ままに野心を磨いている方が性に合う。そう考えると、死戦は全然恐れる事でもない……俺達はチャンピオンじゃない。永遠のチャレンジャーだ」
これは2nd興行終了後に加藤選手がリング上で叫んだ台詞によく似ている。この言葉が、これからの団体カラーになる事は間違いないだろう。
カドモンは、「永遠の挑戦者」としてウイリアム選手を送る事を決定した。牧師であるウイリアム選手が目指すべき頂とは……神か!?
原則として選手の対外戦参加をできる限り支援するのがカドモンの規定だが、始めて参加表明に物言いがついた。どすこい熊吾郎選手のHFA参戦である。
一度は参加にこぎ着けた熊吾郎だが、以外な所からクレームがついた。何と般若の“武骨”兆選手が熊吾郎選手の参戦取り消しを直訴。カドモン実行委員会でも賛成派と反対派に分かれ、現在も会議が続いている。
反対派は、魔神衆の自主興行である以上、責任者のハイマスター選手の意向を尊重すべきであり、また、熊吾郎の参戦表明は会社を通しての正式発表ではないので取り消しは有効だと主張。これに対して賛成派は、既にHFA代表のファイプラー弘樹選手との約定が生きているから参戦は取り消せないと主張している。
いずれにしろ、HFAの興行には誰であれ、必ず選手を送る事は決定したので、ボイコットという事態は避けられそうである。反対派は“武骨”兆選手の参戦が望ましいと主張しているが、ハイマスター選手との関係上、彼を送り出すには忍びないというのが正直な意見だ。
実の所、最近のカドモンは所属選手の対外戦ラッシュに頭を抱えている。自主興行がトラブルで発表できない今、どんどん対外戦に出てしまうのは、カドモンが自立性のない「尻軽」的な存在であると思われる危険があるという声もある。対外戦に出る選手は、その殆どがカドモンの中心的なレスラーたちだが、彼らは全て現在他団体への参戦が決定している。
だが、元々興行回数が少ないうえに、年末はB・H杯のために若手選手以外は、あまりにも早い仕事納めになってしまう。その事を考えると、他団体への参戦ラッシュは止められない事なのかもしれない。
会議終了の直前、今まで沈黙を保っていた加藤驚選手がこう言い放った。
「般若や南蛮帝国以上に、今大会に相応しい奴を知っている。そいつはクールな
奴だし、もののけの類にも当てはまる。ただ、ウイリアムが何というかな……あいつを制御してる奴がこの世にいるかどうか……」
以前から、カドモンには一般には知らされていない秘密の部分があるという。般若や南蛮帝国が陽気に闘っている裏側に、カドモンの暗黒面……闇のリングが存在する。これはあくまでも噂である。
加藤選手は何かを知っている。そして、ウイリアム選手は彼以上に「闇」に詳しい事を示唆した。
カドモンの暗黒面とは……。
次回のHFAの興行『もののけ大行進』の開催が危うくなってきた。理由は、ONLに参戦しているレスラーの中で『もののけ』が思ったより少なかったため。カドモン南蛮帝国は参戦してくるそうだが、その他の団体の反応が鈍い。HFAの事務所に出向き、今回の大会運営を任されているハイマスター選手(28)(以下、ハイ)に話を聞いた。
記者「『もののけ大行進』の開催が危ういと聞きましたが?」
ハイ「そのタイトルを言うな。真のタイトルは『黒き華』だ。」
記者「あ、失礼しました。その『黒き華』ですが、思ったよりもののけが集まらないそうですね。」
ハイ「だから、もののけは関係ない。拙者はクールなレスラーを募集している。」
記者「あ、再び失礼しました。でもクールなレスラーも集まっていないようですね。」
ハイ「参戦受付は今週の金曜までだ。それまでに他団体からの参戦選手が最低3人集まらなければ今回の『黒き華』の開催は中止だ。その場合、従来興行の形に変更されるだろう。」
記者「3人ですか。それには南蛮帝国の熊吾郎選手も含まれるのですか?」
ハイ「彼は『黒き華』か?違うだろう。そういうことだ。」
記者「熊吾郎選手は却下ですか。では、参戦選手が集まることを祈ってます。」
ここでHFA事務所から帰ろうとしたとき、ファイプラー弘樹選手(24)(以下、フ弘)に出会った。
記者「あ、ファイプラーさん!この前のポイズン戦についてお聞きしたいのですが。」
フ弘「あ?聞くなよ、てめー。」
記者「“HFAは俺が守る”とか言って、思いっきり負けましたけど…。」
フ弘「うるせーよ。それより、ハイマスターはあんなこと言ってるけど、ちゃんと“もののけを募集してる”って書いとけよ。南蛮帝国大歓迎だぞ。」
果たして、『黒き華』あるいは『もののけ大行進』は開催できるのだろうか?
その日、襲来は突然起こった……。予知などできるワケがない存在である事は十分に分かっていたが、やはり突然の襲来は彼らに深いインパクトを与えた。
そう、奴らが来たのだ……!
ある晴れた、ゼーレでの出来事である……。
(廊下を歩く赤木さんと伊吹さん)
リ「この前の南極大会の収益は……?」
マ「……収益ですか? ええと、全席4千円で17人でしたから6万8千円。あとはイワトビペンギンが1匹にシロクマ1匹です」
リ「選手の給料は?」
マ「コリントさんの分払っただけで、収益なくなります」
リ「あと、会場にいた彼のさばいた金鳥どんとの収益、分かる?」
マ「17人全員に、キール会長やエアガイツ選手も買っていましたので、十万は軽くいってますね」
リ「……無様ね」
マ「はぁ……私たちのお給料でるのですね……」
リ「分からないわ……n?」
マ「どうしました? 先輩」
リ「そこの曲がり角に……」
熊吾郎「どすこーい!」
リ&マ「うきゃゃゃゃあああああああああああああああっっっっっっ!!!!!」
(自販機の前にいる葛城さんと加持さん)
ミ「……ふぅ」
リ「やぁ、お疲れかい?」
ミ「疲れたもどうもないわよ。次のハワイ大会の準備で大わらわよ」
リ「……南極の時よりはいいじゃないか」
ミ「ありがと。でもね、またシンジ君が行きたくないってボヤくわ、アスカはアスカでまた騒ぐわ、アンドレは体調不良だと言うわで散々よ。ほんとフロントの苦労ってのが分かってるのかしら」
リ「まぁ、彼らも複雑な年頃なんだし……無理もないよ」
ミ「アンドレはいい年よ」
リ「ははは。どうだい、コーヒーでもおごるよ」
ミ「ありがと、相変わらずね……加持君は」
リ「はは」
(加持、自販機にコインを入れる)
リ「……ん?」
ミ「どうしたの?」
リ「いや……勝手にコーンポタージュが出てきた」
ミ「押し間違えたんじゃないの?」
リ「まぁいいや。ポタージュは僕が飲もう」
(加持、釈然とせず、今度は身体を離してコインを入れる)
リ「……今度はファンタアップルが」
ミ「……今、自然にボタン押されてた」
リ「……コップが自然に出てきてる」
ミ「……勝手に飲み始めてる」
ストーカー「……ご馳走様」
ミ「うきぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!」
青葉「事務所内に侵入者がいます!」
冬月「……使徒か? それとも『んを』か?」
日向「まだ確認できていません!」
冬月「……被害状況は?」
日向「赤木さんと伊吹さんが廊下で遭遇……病室に担ぎ込まれました。2人とも精神攻撃を受けたらしく、伊吹さんは重傷です。なんでも褌だの熊だのって譫言を繰り返しているようです」
葛城「副社長! 透明人間です!」
青葉「……透明人間?」
葛城「私のファンタアップルタダ飲みしてきました……!」
冬月「褌の熊に、透明人間……奴らだな……碇」
ゲンドウ「……ああ」
青葉「奴らって……」
冬月「……南蛮帝国だよ」
葛城&青葉&日向「はい!?」
冬月「カドモンという団体に巣くうお笑いヒール軍団だよ」
日向「お笑いヒール?」
冬月「ああ。何でも人外魔境な連中を次々とレスラーにしている軍団らしい。ウチ
みたいにな」
青葉「それが、何故ゼーレを?」
冬月「今度のハワイ大会でチルドレンと当たるんだよ」
葛城「それって……シンジ君たち……!」
ゲンドウ「至急、見つけだせ」
冬月「……玄関の受付嬢の話しでは、社会科見学に訪れた一団がいるらしい」
ゲンドウ「……ああ」
冬月「……こうなると、南蛮帝国は2人だけと限らないな」
ゲンドウ「……ああ」
冬月「……それにしても、南蛮帝国……厄介な連中が出てきたな」
ゲンドウ「……ああ」
冬月「……きっと奴らの目的は世界制服だな。衣類倉庫やプラグスーツの保管室を調査した方がいいんじゃないかな」
ゲンドウ「……ああ?」
冬月「……我らは野望達成の為なら手段は選ばぬネ」
ゲンドウ「……お前、冬月じゃないな……オノーだな」
オノー「ばれてもうたネ。ハイ、ドーモ!」
いつものポーズのゲンドウの後方右斜め後ろにいるのは、冬月ではなくて、仮装大賞ばりに「SOUND ONLY」のかぶり物をしたP・サミー・オノー氏がいた。
オ「いやー、さすがはゲンドウ君、よく分かったネ」
ゲンドウ「……ああ」
葛城「ちょっと、アンタ!! ゼーレに何の用なのよ!」
オ「ふっふっふ。今、我々とゲンドウ君との間はほんのちょっとネ」
日向「くっ……」
熊吾郎「ハバロフスク!(回収済みましたぜ)」
オノー「よし、ここは下の連中に一泡吹かせて逃げるネ」
葛城「あいつら、何を……きゃっっっ!」
青葉「いてててて」
日向「これは……紅白餅!」
いきなり葛城たち目掛けて餅撒きを始める南蛮帝国。
オ「それっ、逃げるネ」
熊「トロイカ!(了解!)」
葛城「待ちなさーい!」
葛城「……被害状況は?」
日向「プラグスーツ3着に、女性用制服数着を盗まれました」
青葉「……なんにせよ、迷惑な一日でしたね」
葛城「……いいえ、彼らとの戦いはこれからよ……!」
文字通り、次回のハワイ大会で南蛮帝国と矛を交えるゼーレ……アスカとシンジの力戦を祈る広報部のミサトさんの眼差しは真剣だ。無論、加藤驚はミサトさん派でもある。
……次回、新世紀うんたらかんたら……
またもや小生のミスが発覚した。
試合中の記事の中にモンキーフリップとあるが、あれはサマーソルトキックであった。
お詫びして訂正する。
−「それでは続いて、11.29のM.O.W参戦。門仲伝奇選手と組んで、ピッコロ・ザ・スーパースター&東京ZIN選手とのタッグマッチ。」
新「ええ。」
−「これについて、まずは全体的な印象から聞いてみようか。」
新「うん。そーだなぁ、2試合目ってことで、なんとなく慣れたって感じはあるかな。前の時よりは、体が動いたと思う。タッグマッチってものも多少わかってきたしね。」
−「いきなり、大スターのピッコロ選手との試合でしたね。」
新「ねー!いや、カードを見て俺もびっくりしました。やっぱりゲストは扱いがイイやね。」
−「当たってみて、どうでした?」
新「うーん、なんかね、伝奇選手と激しくやりあってたでしょ?」
−「そうですね。」
新「ちょっと、あっけに取られたって言うか…ああ、この人まじめにやる時もあるんだって言うか(笑)。」
−「それは、ピッコロ選手が聞いたら気を悪くしますよ(笑)。」
新「まあ、それは冗談として、激しい試合になったんで、それはそれで楽しかったですね。」
−「伝奇選手と、ZIN選手については?」
新「ZIN選手は、よく飛んでたね。『あぁ、俺は今プロレスやってるんだなあ』って思った。真似しろって言われてもああいうのはとても出来ないからね、俺には。そういう意味では、羨ましいとも思う。
伝奇選手はね、今回は組んだんだけど、戦ってみても手が合いそうな気がする。投げるのが得意みたいだったから、やりにくい相手かも知れないけど。まあ、いずれそういう機会もあるかもね。」
−「試合後、何やら話をしていましたが、それではそういうことを?」
新「イヤ、あれはただ『お疲れさん』ってだけですよ。いきなりそんな、『戦りましょう!』みたいなのは、失礼かもしんないし。」
−「そうですか?まあ、そういうことにしておきましょう。それでは先を急いで…」
(以下続く)
小生は本当は未だ興奮が完全に冷めてなかったのかミスを犯してしまいました。
謎のレスラー「彼」を、その言葉から「黒き風の如し」とそのまま書いてしまいましたが、正しくは「如黒風」と書くのだそうです。しかし読み方は「黒き風の如し」だそうで、いやはや何とも。「にょこくふう」でもよいとも言われました。
しかし小生は「黒き風の如し」の読み方にこだわっていきたいと思います。
このあともまた謎のレスラーが登場するのか?ということについては追って取材を重ねていく所存です。
「彼」はこう語りだした。
「あいつには・・・八墓には大きくなってほしい・・・・」
「あの」試合の興奮から小生もやっと冷めて、今やっとこうして筆をとることもできるようになった。これほど長い期間興奮が冷めなかった出来事も小生にとっては初めてであった。それほど「あの」試合は衝撃的だった。
名古屋と悲山の試合が終わってのち、維新公園の男子トイレの中で言い争いの声が聞こえてきた。
「俺の相手がいねぇじゃねぇか!!いくら俺がおまけだからってそりゃねぇだろ!!」
「・・・・・」
「何だよ!!黙ってねぇでなんか言えよ!!」
どうやらもめているのは八墓と李のようであった。
今日の興行には確かに「悲山VS名古屋」「李VS金城」の2カードしかなく、そこには八墓の名前はなかった。
「おい!!李!!なん・・・お前・・・・なんか知ってるな!?」
李のこめかみがぴくっと動いた。そしてそのままくるりと踵を返した。
八墓は、李といい争ってはいたが、本来は金城、名古屋、悲山の三人が友達同士であり、彼らはいわば新参者という扱いだっただけに、李と八墓はお互いに心を開き合っていた。李は金城のつてでなおかつ武術の顧問として招かれていたため彼はまだほかのメンバーから敬意を払われていたが、八墓はまさに人数あわせのためにつれてこられたためにコミュニケーションもうまくとれずにいた。
それだけに、八墓は李の一挙手一投足から全てをくみ取ることができた。
「・・・・」
八墓は黙って李の後に付いていった。
八墓はリングにあがっていた。傍らには李の姿がある。そしてリング外からは先ほど試合を終えた悲山と名古屋が固唾をのんで見守っていた。彼らもこの先の展開が読めずにいた。彼らは彼らで八墓のことを心配していた。いくら人数あわせのためにつれてこられたとは言え、同じ団体構成員である。今日の興行での組み合わせ表をみたとき彼らは金城に異議を唱えた。
「あいつの名前がねぇじゃねぇか!!」
金城は黙っている。
しかし彼らは同じバイトで苦労をともにしてきた仲である。
「なにか考えがあるんだな!?」
彼らは金城が自分が話す必要があると感じたとき以外は全く話さなくなることを承知していた。
「信じてるぞ」
金城はうなずいた。それに満足したか悲山と名古屋は金城の控え室をあとにした。
二人がでていったドアにカギを閉め、金城はふとため息をついた。
「さて」
リング上では八墓がふるえていた。寒くなってきたこの時期にパンツと靴下しかはいていないのでふるえるのは無理もないが、しかしこの後の出来事に対してなぜか武者震いを禁じ得なかった。
「?!」
目のすみになにかが動くのが見えた。さっと振り返ったが何もいない。李の方をみると彼は一つうなずいてリングの外にでていった。目を返すとそこには「彼」がいた。
「いつのまに・・・・」
「・・・・・・・・・・俺が試してやる」
「!?」
「彼」は奇抜な格好をしていた。胸にはボディペイント。腕や脚には黒と赤の毛皮をつけている。そして、同じく黒と赤のマスク。
「だれだおま・・・・もしかして・・・うっ」「しゃべっている暇があるならかかってこい」
「彼」は八墓の口を閉ざすかのようにいきなり大外刈りで倒して馬乗り掌打を連発した。
「そうか・・・・・ありがとうございます」
そしてハンマーブローのあとボディプレス。そしてブレーンバスターにいこうとすると、
「それがだめなんだ」
「彼」は切り返し、後ろからミドルキックを見舞った。八墓を引き起こし、すかさずロープに降って、フライングラリアート。
「でも・・俺の思ったとおりだとしたら、スタイルが違・・・う・・・」「考えるな。動け」
「彼」はバックに回り込んだ。八墓はすかさずココナッツクラッシュのあと、畳みかけるようにセントーン。
「分かったよ・・・・そうだな。今自分をださなくていつだすって言うんだ」
再びバックに回った「彼」にエルボーを見舞い、すかさず後ろに回り込む八墓。
「それもだめだ」
「彼」はピースクラッシャーで切り返した。
「ぐっ・・・」
起きあがったところを「彼」は八墓をコーナーに降って、モンキーフリップ。そしてすかさずキャメルクラッチを見舞う。
「お前はそんなものか?このまま人数あわせのために生きていくのか?」
「ちがう!!ちがう!!!」
八墓は力でキャメルクラッチをはじき返した。
「そうだ。お前にはパワーがある。それを活かさないでどうする」
「むー!!」
ブレーンバスタースラムへ移行するも、「彼」は難なくやり返す。
「しかし、パワーだけじゃだめだ。それを活かすためにはテクニックも必要だ。静と動。動と静」
言い終わるかどうかの時に八墓がフィッシャーマンズDDT。
「あなたもしゃべってる暇はないですよ」
「・・・そうだな」
そして、「彼」はブリッジのきいたジャーマンスープレックス。
アルゼンチンバックブリーカー、ネックハンギングでやり返す八墓。
そのころにはお互いに言葉もなくなってきた。そして、お互いの頬にはかすかな笑みが・・・。
雪崩式に行こうとする「彼」を返す八墓は、その後もデンジャラスDDTやアルゼンチンバックブリーカー、ネックハンギングでおしていく。
しかし「彼」の一つの技から流れが変わった。
「じゃぁな」
そういうや、「彼」は八墓の後ろに回り込んだ。
「虚空!!」
いきなり八墓は宙を舞い、リング外へ飛んでいた。投げっぱなしジャーマンである。虚空は相手と正面から組み合い、素早く相手の後ろに回り込み投げっぱなしジャーマンを放つ技のようだ。おそらくかけられた相手は時間が止まったかのように錯覚し、気づいたときには投げられ、無防備にリングに落ちていく自分がいるだろう。
まさしく「虚空」である。
その後は「彼」の独壇場であった。
リングサイドで自分に何が起こったのか分からずに意識がもうろうとしている八墓にラケブラーダがヒット。場外でノーザンライトボム。そしてSTF。
かろうじて八墓は、デンジャラスDDTのあとボディプレスで反撃するが、時すでに遅し。
バックに回った八墓をピースクラッシャーで返し、無理矢理八墓を立たせる「彼」。
「じゃぁな」
その声とともに「彼」の繰り出したゆきぐにドライバー2で八墓の意識は飛んでしまった。
とどめは前転キャメルクラッチ。八墓はたまらずギブアップ。
9分52秒にわたる壮絶な試合であった。
「あ・・・あなたは・・・かね・・」
なにか言いかける八墓の口を「彼」は手でふさいだ。
「黒き風の如し」
彼はそうつぶやいた。
「・・・・・・そうですね。・・・・・良い名前です」
そういったときにはすでに彼の姿はなかった。
「いいなま・・・・え・・・・」
李や悲山、名古屋がリングの八墓に駆け寄った。
そのとき八墓の口には笑みが浮かんでいた。
その後八墓を病院に運ぶため、後に予定されていた李と金城のカードは中止になった。
○黒き風の如し(9分52秒 前転キャメルクラッチ)×八墓卍郎
▼第三試合45分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター×&東京ZIN
(11分50秒 三角絞め)
門仲 伝奇◯&新田 英二(A.L.)
>やや以外に思われるこのカードは、先日の魚頭のデビュー戦での出来ごとが大きく影響しており、ピッコロとってはリベンジマッチになる。一方、伝奇にとって、いくら相手がジュニア選手(120Kgだが)といえど、ピッコロは押しも押されぬスーパースターであり、プロレスのキャリアでいうと大先輩にあたるのである。その関係をデビュー間もない若手選手が覆してしまうとはあってはならない事である。ピッコロも例え、伝奇がアマレスの猛者であったからといって勇者ピッコロには負けは許されないのだ。ただ、伝奇の危険なスープレックスはちびっ子も応援している。さて、ピッコロ-伝奇の絡み以外にもこのカードは目玉がある。そう、先日の横浜プロレスでONLデビューを果たしたA.L.(アスリーツ・リーグ)の新田英二である。シャープなキックとなかなかのバネを持っており、今後を期待される選手である。パートナーとなる伝奇ともいずれ対峙する事になるだろう。
試合開始。先発はやはり、ピッコロと伝奇。開始早々、ドラ・スク2連発!!ともかく伝奇にペースを握らせない腹ずもりらしい。倒れた伝奇にドル・クラ。はやくもカットに入る新田。しかし、伝奇は当然ピンシャンしており、新田は何もする事なくコーナーに戻っていく。1分30秒を過ぎるとピッコロは伝奇のバックを取っておもむろにローリングバックドロップ、そしてまたもドル・クラに持っていった。カウントは1。ここまで、大外刈りから膝十字固め等をしかけるが流れを変えるには至らない。そしてピッコロは新田の目の前で伝奇にチンクラッシャーを喰らわすと、狂ったようにポストに登りいきなりスターダストプレス!!が、さすがに新田の目の前の上これはブレイク。ZINも相手のカットに合わせてリングに踊り出て来た。起き上がったピッコロは新田に顔面ニーリフトを喰らうがZINが駆け付けて新田をハンマースルー。そしてその隙にピッコロは伝奇をコーナーに叩き付け、コーナーの上に座らせると雪崩式フランケンを爆発させ、流れるように3度目のドル・クラへ!カウントは2。伝奇はここで何とか新田にスイッチ。思えばここからピッコロのペースが狂っていったのかもしれない。新田は冷静に掌打とミドルキックでピッコロにダメージを与えてゆく。ピッコロもラ・マヒストラルを出すなどそれなりの攻めを見せるが相手が違うとばかりにZINとタッチしてしまう。しかしピッコロは、タッチする前に喰らったバックドロップのお返しとばかりZINと2人で新田にWドロップキック!!だが、新田は慌てずZINにシャープな打撃を的確に決め、ZINがダウンするとすばやく片羽絞めに移行するなど、手際の良い攻めを見せた。しかし、ZINも黙ってはいない。ドリル・ア・ホール・パイルドライバーで動きを止め、ダウンした新田にポストからダイビング頭突きだ。この後も6分50秒前後まで両者は自身の必殺技(ZINは裏DDT、新田はハイキックラッシュ)を繰り出すなど、アツイ絡みを見せる。しかし、新田がZINを再度片羽絞めに捕らえた時、ピッコロがカットに。勿論、伝奇もリングに飛び出す。ここでピッコロはカットした後伝奇に組み掛かるがボディブローを喰らってダウン。勢いに乗った伝奇はフラリと立ち上がったZINに組み付き何と元祖バックドロップへ。ここですでに立ち上がっていたピッコロは腹いせに新田にリバースDDTを喰らわせるとさっさとコーナーに戻ってフラフラのZINからタッチを受けた。ここから、試合は急激にテンポを上げていった。新田の関節でZINがカットに。ピッコロのゆきドラ2、マヒストラルで伝奇がカットにと慌ただしい状況になって来た。しかし、ZINは今日も飛びまくっている。先日の横プロの試合でももっとも飛んでいたとも言われている。ムーンサルトプレス、ウルトラ・ウラカン・ラナなど、相手に当たろうが当たるまいが飛んだが勝ちだとでも言わんばかりに飛んでいる。かなりの馬鹿だ。伝奇はといえばカットというには恐ろしく大袈裟な技でZIN、ピッコロにダメージを与えていった。まず、ZINには連続ベリートゥバック。そして、ピッコロには元祖バックドロップと立て続けに決めていった。いやはや恐ろしい選手である。だが、ピッコロも10分を過ぎると飛ばして来た。新田にフィッシャーマンバスターを決め、そしてコーナーに登ると、必殺のピッコロ・ワンダフルを敢行!!ちびっ子も総立ちだ!!ああっと。しかし、これはブレイクだ。だが、伝奇は構わずカットへ。迷わずピッコロに組み付くとまたも元祖バックドロップ!!が、ZINもかんぱついれず伝奇にフィッシャーマンバスター!そして、倒れている新田にダイビングヘッドを叩き込むなど、グロッキーぎみピッコロをフォローした。新田はサスガにダメージが深いのか伝奇にタッチ。ここからフィニッシュまで、伝奇のスープレックスの威力もさる事ながら、立て続けに決めた恐ろしい集中力をまざまざと見せつけられる結果となった。まず、高角度のジャーマンでフォールを狙うがZINのカットに遭ってしまう。しかし、新田がすぐさま膝十字で捕獲。これもZINがカットするがレフェリーに戻れと指示され、しぶしぶコーナーに戻っていった。伝奇はピッコロを引き起こしバックに組み付き、そのまま連続ベリートゥバック。さらに完全にグロッキーになったピッコロに対して今日3発目の元祖バックドロップ!!!だが、ピッコロも気力で立ち上がった。しかし、伝奇はそこで低空ドロップキック!それから事実上のフィニッシュのキャプチュードへ。そして、三角絞め。ZINのカットが間に合う事なく、レフェリーが試合終了のゴングを要請した。
ピッコロ自身はギブアップの意志はなかったようだがこれはレフェリーが正しい。ZINは怒りの裏DDTを伝奇に喰らわせると、「かちくらわせるゾ!」と絶叫し、ピッコロの介抱についた。倒れた伝奇はゆっくりと立ち上がると、パートナーの新田と握手を交わし二言、三言会話をしリングの四方に礼をしてリングを降りていった。ちびっ子は言葉を失い、ピッコロマニアは涙を流した。どうなるピッコロ。ピッコロは2連敗により、さらに精神的にダメージを負ったと思われる。このまま、ただシングルになったとしても今日の試合をみた限りではこの脅威の新人、門仲伝奇が優勢なのではないかと感じさせた。二度ある事は三度ある。
ピッコロはやはりノーコメント。弟子のZINも「気に入らねえよ!あのハゲ、この俺様がかちくらわしたる。エリートだかなんだかしらねえが、ほんとのエリートが誰だか解ってないようだからナッ。輝きの違いをわからせてやる。そんだけだ、ボケ。失せろ」とかなり興奮ぎみ。そして、今日の主役伝奇はこう語ってくれた。
伝奇「今日は試合に集中出来ました。やはりタッグは難しいです。今日のパートナーの新田選手はとても優秀な選手だと感じました。正確な打撃と関節技は見ていて勉強になりましたね。確かにまだ不馴れな部分もあるようですがそれは僕も同じ事です。リング上で何を話したかって?ああ、今日はどうもって。そんだけですよ。まあ、それと、次にリングで顔を会わせる時はよろしくって。そう言う事です。では、海崎さんの試合にそなえなければならないのでここで失礼させていただきます」との事だった。
ピッコロは再々戦を臨むだろうが伝奇は対して気にしてないようである。この脅威の新人の次の相手も注目される。で、新田選手のインタビューはやっぱり取れませんでした。あしからず。
11.24横浜プロレス、11.29M.O.W、11.30再び横浜プロレスと、
デビュー3連戦を行ったアスリーツリーグの新田英二にインタビューを行った。
−「じゃあまず、横浜プロレスの11.24大会、サック選手とコンビを組んで、
アニキ&チンピラ組とのタッグマッチ。これがプロデビュー戦だったわけだけど。
新「うん。やっぱり、緊張した。いや、出る直前までは『なんだ、思ったほど緊張して
ねえなぁ』とか自分で思ってたぐらいなんだけど。いざリングに上がったらね。
ま、試合が始まったら、緊張なんかしてる場合じゃなかったけどね。」
−「パートナーのサック選手の印象は?」
新「いやぁ、人のこと見てる余裕なんかなかったから。とりあえず、『こいつは味方だ』って
事しか、試合中は頭ん中になかったね。間違って攻撃したりしないようにね。
あ、でもニールキックで吹っ飛ばしたような記憶がある(笑)。
助けに出て来てくれたとことか、逆に俺が助けに出たとか、そういうような場面場面はいくつか
覚えてるんだけど。全体として彼がどんなことやってたかとかは、あんまり覚えてない。
まあ、それは自分自身についてもそうなんだけどね。」
−「じゃあ、相手のアニキ・チンピラ組について。」
新「あー。やっぱり、悪い奴らだったねえ、噂どおり。皮靴で人を蹴ったらダメだよねえ(笑)。
2人掛かりの攻撃が多かったし。あ、ひとつ気になったんだけどさー…」
−「はい。」
新「彼らって、試合中でもサングラスかけてるじゃない。あれは、危ないよねえ。割れたりしたら
どうすんの。あーぶーないですぅー。」
−「はあ…。まあ、それはそれで、事情があるんでしょうね。」
新「どーゆー事情だ?」
−「ま、それはともかく、試合そのものを振り返ってみてどうかな?」
新「どうだろう…。『まあ、こんなもんかな』っていうのと、『体が動かんかったなあ』って
いうのと、両方あるかなあ。試合終わってからスネがちょっと痛かったんで、キックは
そこそこ出せたみたいだなあ、と思ったけど。」
−「正直言って、全体としては、押されぎみの展開でした。」
新「うん。まあ、こっちは即席コンビで、しかも俺、タッグっての生まれて初めてだったから
ねぇ。そのへん、サック選手には迷惑かけたんじゃねえかな、とチョット心配してる。」
−「それでも最後は、なんとか勝利を収めた。」
新「あぁ、なんかねえ、気がついたら終わってた(笑)。本音を言えば、やっぱり俺が
決めたかったけどね。まあ、怪我もなく、無事に終わって、とりあえずほっとしましたよ。」
(以下続く)
彼らが逝かずして、誰が逝く!
HFAの次期興行、タイトルが『もののけ大行進』。しかも外部からもののけ選手を大募集しているとある。そうなると、黙っていないのがへっぽこレスラーを多数抱える業界屈指のお笑い軍団、カドモンの南蛮帝国である。
最近、P・サミー・オノー氏が「お前が人気あってどーするネ」とヘソを曲げているので、渉外担当部長の加藤驚選手にお話を伺った。
K「加藤さん、HFAの次期興行についてですが」
加「HFAさん、すまん。奴ら行くよ」
K「はぁ、さいで」
加「いやー。実はウチ(カドモン)が事務面でゴタゴタがあってね。2nd興行の結果発表が遅れているのよ。それで年末はB・H杯に全力投球するから、斎藤以外はみんなもう仕事納めなのよ」
K「ふんふん」
加「んでもって、オノーのバカタレコが金出せーって騒がないうちに、ゼーレさん以外にも仕事のアテを紹介しとこうかと思ったんだよ」
K「そこでHFAですか」
加「それでね。タイトル聞いた時、なんか笑っちゃったから、ファイプラーさんに
連絡したんだよ。そしたらなんか別のタイトルがあったらしいんだよ」
K「へぇ」
加「オノーんトコって、プライドだけは高いから、もののけ大行進じゃ行かないだろうなと思ってな……没タイトルの方でバイト紹介しちゃった」
K「ははは」
加「あとね。ついでに参加賞として『もののけ姫』タダで見せてくれるから行っといでと言ったら、勇んで出かけてっちゃったよ」
K「ぎゃははは」
加「まぁ、そんな事で、南蛮帝国は年末はヨソでやってくれるから、今年はゆっくり年を越せるだろ」
K「そう言えば、他に参陣予定の選手はいますか?」
加「そうだねぇ。ウイリアムがNEOで、セルジオがUWKに行く予定。俺たちはヒマ。まぁ俺はB・H杯の準備の仕事があるからな」
K「はい、分かりました」
加「それよりもね。俺、結構ピンチなのよね」
K「はい?」
加「今度高松に行かなアカンのよ」
K「なぜに」
加「中学の時の同級生が会いたいゆうて手紙出して来たのよ」
K「それって……」
加「彼女には随分せつない想いさせてるし、俺は俺で荒んだプロレスばっかしてるから、ここは1つ彼女の所へ行って一緒に和もうかと……」
K「その女の子って、小鳥と詩が好きな、読心術と動物会話が得意な病弱の、香川県立白井坂高校在学中の女子高生ちゃう?」
加「なっ、なんで分かるの!?」
K「たわけぇ。グッズ集めてないで、さっさとB・H杯の準備せんかい!」
加「うへーい」
ちゃんちゃん。
(要は南蛮帝国、HFA興行に参加表明のニュースだよ)
団体乱立時代にほそぼそと運営を行うJRAの番記者みゆきです。今日は新山選手のインタビューではないので疲れないと思いますけど。私の横にいるのは、ミスタープロレスじゃなくてミスターCBさんです。
みゆき「こんばんは、ミスターCBさん」
CB「こ・ん・ば・ん・は・ミセスみ・ゆ・き」
みゆき「日本語苦しそうですよ」
CB[あ・な・た・バ・カ・ね。わ・た・し・アメリカンだ・か・ら・と・う・ぜ・ん・で・す・ね」
みゆき「誰が馬鹿やねん。大和撫子怒らすとどないなるか教えたろか!」
CB「わかった、わかった。」
みゆき「そや、最初っからそうしたらこの記事読む人も読みやすいんじゃ」
CB「そら、そやな。あんたは偉い!」
みゆき「早速、いくで。新山みたいなインタビューやったらHFAの番記者になるで〜」
CB「相手が勘弁してくれっていうと思うけど」
みゆき「じゃあ、まず−Wの意味から教えてもらおか?」
CB「お前しってるやん」
みゆき「あほ!それやったら新山と変らんやろ、ONLで−Wをどかっと宣伝せんかい」
CB「な〜るほど。それでは説明せねばなるまい。そもそも、−Pは皆さん御存知かな?」
みゆき「チャットっとちゃうんやから誰も返事せえへんぞ」
CB「なるほど、一言でいえば、−Pは日本人専属レスラーで、−Wは外国人レスラーってわけですな。これが」
みゆき「(頭イタ)聞くほどのことじゃなかった。」
CB「他に質問はござるかな?」
みゆき「MOWに参戦を希望されたのは理由があるんですか?」
CB「決まってるでしょ。新山に勝てないような選手は、俺の相手にならないざんす」
みゆき「お〜、やっとレスラーらしい発言が出てきた。(でも、外人ってこと忘れてへん?)」
CB「牛さんチーム(MOW)対馬さんチーム(JRA)の戦いじゃ。牛肉より馬肉の方がいいってとこみせたるわい!」
みゆき「それは挑発のつもりかい?」
CB「なっとらんか?」
みゆき「なんか食われる話みたいやで。食われる=負けるみたいやで。」
CB「そうなるかも」
みゆき「それやったら、新山に戻っとるがな!」
CB「そやな、JRAの平和は俺が守る!これでどや。」
みゆき「よその選手のキャッチコピーに似とるな〜」
CB「ぐだぐだいわんと、勝負じゃ、勝負じゃ!」
みゆき「あ〜、JRAにもまともな選手が欲しいよ〜(新山よりましだけど)」
みゆき「と、いうわけでMOWさんと戦うのはJRA−W所属のミスターCB選手となりました。新山選手よりほんとに強いのかはちょっと疑問ですけどね」
え〜、そろそろ私の名前も覚えていただいたでしょうか?みゆき記者です。今日はデビュー戦で惜敗、完敗、惨敗した新山選手がこりもせずに10番勝負第2弾を決行するとの情報を聞きつけて、伊豆で強化トレーニングに励む新山選手に直撃インタビューすることになりました。(あ〜、新山のインタビューはいややなぁ〜)
みゆき「新山選手、今度は横浜プロレスに出場ということですが?」
新山「そうですね。横浜さんが出してやるっておっしゃってくれたんで嬉しいです。」
みゆき「そうですね、あの惨敗の後に声をかけてくれるなんて横浜さんはやさしいですね。」
新山「お、今回は激しい言葉じゃないですね。」
みゆき「そうですね、ほんとは、私、上品なんですよ」
新山「気持ち悪いな〜、横プロの広報となんかあったんですか?」
みゆき「若いつばめが好き・・・。」
みゆき「どあほ!なんでお前がインタビューしとんねん」
新山「あ、それもそうだ。」
みゆき「さあ、こっちの時間もないからとっとと返事せ〜よ」
新山「あ、はい」
みゆき「そしたらいくで!今度は横プロ参戦となったわけですが、なんで横プロに出場を決めたんでしょ?」
新山「広報がきめたんでしょ」
みゆき「あほ!それをいったら身も蓋もないやろが、「ちんけな地方団体をぶっ潰す」とか「田舎団体の発展のために出たるわ」ぐらいはいえよ!」
新山「でも、正直いって向こうの方が強いと思いますよ。他団体の人にも絡んでて経験も豊富だし」
みゆき「そやから、こっちはメジャーのMOWの招聘を受けて出てやった立場じゃい。メジャーの負けと地方の負けをいっしょにすんなっていえばいいじゃろ」
新山「横プロさんにも負けそうなのに、そんなことはいえへんわ」
みゆき「そんなんやから、敵の広報に新山頑張れ!などといわれるんじゃい。お前はレスラーとしては絶対出世せえへんぞ!」
新山「そんなこと横プロの広報がおっしゃたんですか?」
みゆき「そや、いうとったわい、お前もばしっというたり!」
新山「よし、頑張りますんで宜しくお願いいたします」
みゆき「あほ!もうええわ」
かくして、新山選手の横プロ参戦は決定した模様です。後は、横浜プロレスがどんな選手を繰り出すか横浜プロレスの動向に注目していきたい。
「横浜ぶらり旅、97冬」11/30(日)
会場 横浜文化体育館
▼第一試合(15分一本)
×ブルドッキン兵助 vs ○ボンバー泉川
(11分57秒、高角度喉輪落とし→エビ固め)
▼第二試合(15分一本)
○斎藤多夏史(カドモン・般若) vs ×サック万太郎
(7分47秒、ノーザンライトスープレックス)
▼第三試合(15分一本)
○新田英二 (フリー) vs ×マハトマ チャンドーラVII世
(3分56秒、ハイキックラッシュによるK.O)
▼第四試合(30分一本)
○グリン・ピース vs ×デフ・レオパルド
(9分8秒、前転裏膝十字固め)
▼第五試合(30分一本)
ガンマー・レイン & ○シュトゥルム・ウント・ドランク
vs (20分59秒、卍固め)
×八墓卍郎 (W=Evolution) & 悲山慧一(W=Evolution)
▼第六試合(30分一本)
○レイモンド・ツェッペリン & エアー・スミス
vs (16分12秒、ステップオーバーフェイスロック)
×ボン・ジョンボビ & ゼキム・ゴーリキー
▼第七試合(無制限一本)
アニキ & ×チンピラ
vs (8分55秒秒、変形カベルナリア)
○加藤 驚(カドモン・般若) &“武骨”刑部 兆(カドモン・般若)
※なお、最終日は12/2開催予定でしたが、会場の都合により12/6に延期されました。(お問い合わせは横プロ広報部まで)
ONLの紅一点、みゆきで〜す。今日は、デビュー戦直後のJRA−P新山選手にロッカールームインタビューを敢行してみます。
みゆき「まずは、お疲れ様でした。」
新山「どうも、やはり負けてしまいましたね。でも、思ったより善戦できたんじゃないでしょうか?」
みゆき「あんたのインタビューで、私に質問してどないすんねん!」
新山「あ、そうか。結構、善戦できたと思いますよ。」
みゆき「一部の世間では古代人対未来人などと、話題になってたのに2000年ボムとかイスカンダルアタックとかの未来技は何も持ってなかったんですね。」
新山「そんなこといわれても、できないものはできない。」
みゆき「(ボケようないのかい!)それにしても、いきなりWアームにいくとは、未来人の知力は退化しているようですね。」
新山「未来人とか思われてみたいですが、JRAパンフの誤植でしょ?」
みゆき「(ついに未来人からの脱出にきたな、そうはささん!)JRA報道部はあんな長い誤植はしませんよ〜だ」
新山「・・・・」
みゆき「ところで、試合前半はペースを握っていたみたいですが」
新山「そうですね、1発目のネックブリーカーで、首を痛めちゃって、延髄食らった直後は記憶が飛んでました」
みゆき「ほう、どうみてもスタミナに難があるようにしか見えませんでしたが、そのような言い訳を考えてたわけですね。」
新山「スタミナはそうかもしれないです。いや、相手のスタミナに負けたのかも、もう少しスタミナをつけなきゃいけませんね。」
みゆき「それでは、完敗を認めるということですか?」
新山「現在の実力ではメジャー相手はきついということです。」
みゆき「なるほど、わかりました。最期に魚頭選手&MOWさんに言いたいことは?」
新山「魚頭さん、胸を貸してくださって有り難うございました。MOWさんも、私のような若造をリングにあげてもらえて有り難うございました。修行を積んできますんで、いつの日か又挑戦させて下さい。」
(新山退場)
みゆき「このコメントをまとめて見ると、
@MOWはフォールされるんが、かなんしリングを2M四方にしとったんちゃうか?
AMOWは相手にならんし、よそでやるわい」
B魚頭、こんど会ったらその頭、塩焼きにして食ったる
と、なります。」
みゆき「しかし、江頭じゃなかった、魚頭ごときに負けて新山はONLで生き残れるのでしょうか?以上、つまらんレスラーのインタビューはこりごりのみゆき記者でした。」
追伸:魚頭選手をスモールライトに当てたから新山の身長が大きくみえたのだ!