WWWWA | 八女記者【1998年01月31日(土) 05時25分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年01月31日(土) 03時54分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | チャーマー記者【1998年01月30日(金) 20時55分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年01月30日(金) 19時42分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | チャーマー記者【1998年01月29日(木) 20時54分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月29日(木) 16時27分】→記事にジャンプ |
ゼーレ | ホークマン記者【1998年01月29日(木) 12時29分】→記事にジャンプ |
W.W.O | 豊田 前記者【1998年01月29日(木) 03時06分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月29日(木) 01時45分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | チャーマー記者【1998年01月28日(水) 23時26分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年01月28日(水) 22時38分】→記事にジャンプ |
JRA | 信子記者【1998年01月28日(水) 21時08分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月28日(水) 17時36分】→記事にジャンプ |
横プロ | サックマン記者【1998年01月28日(水) 08時28分】→記事にジャンプ |
横プロ | ヒロト記者【1998年01月28日(水) 08時22分】→記事にジャンプ |
R.R.R | 週刊ファイプロ記者【1998年01月26日(月) 00時51分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月26日(月) 00時23分】→記事にジャンプ |
ECVV | ビーエル記者【1998年01月25日(日) 14時12分】→記事にジャンプ |
W.W.O | 豊田 前記者【1998年01月25日(日) 05時10分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K&M記者【1998年01月24日(土) 17時47分】→記事にジャンプ |
ECVV | ビーエル記者【1998年01月24日(土) 16時33分】→記事にジャンプ |
ICBM | 高田直哉記者【1998年01月23日(金) 14時07分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町記者【1998年01月23日(金) 05時01分】→記事にジャンプ |
W.W.O | 豊田 前記者【1998年01月23日(金) 01時45分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年01月22日(木) 19時04分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年01月22日(木) 11時15分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町記者【1998年01月22日(木) 05時35分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年01月22日(木) 01時46分】→記事にジャンプ |
カドモン・本部 | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月22日(木) 01時31分】→記事にジャンプ |
横プロ | ヒロト記者【1998年01月21日(水) 23時52分】→記事にジャンプ |
JRA | 京スポ 信子記者【1998年01月21日(水) 06時35分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年01月21日(水) 02時25分】→記事にジャンプ |
カドモン・NEO GONGS会場より | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月21日(水) 01時25分】→記事にジャンプ |
カドモン・本部 | ワンダラー・KYOU記者【1998年01月20日(火) 17時28分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年01月20日(火) 01時44分】→記事にジャンプ |
AFW | YAN記者【1998年01月20日(火) 01時37分】→記事にジャンプ |
R.R.R | 週刊?Fプロ記者【1998年01月20日(火) 00時16分】→記事にジャンプ |
アスリーツリーグ | 憲作記者【1998年01月20日(火) 00時08分】→記事にジャンプ |
W.W.O | 豊田 前記者【1998年01月19日(月) 23時54分】→記事にジャンプ |
ゼーレ | 黒仮面記者【1998年01月19日(月) 16時35分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町記者【1998年01月19日(月) 12時46分】→記事にジャンプ |
カドモン・南蛮帝国 | 南蛮帝国下っぱ記者【1998年01月19日(月) 12時01分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年01月18日(日) 23時16分】→記事にジャンプ |
ECVV | 爆スポ記者【1998年01月18日(日) 16時48分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年01月18日(日) 14時06分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年01月18日(日) 04時10分】→記事にジャンプ |
Planets | あらかち記者【1998年01月18日(日) 01時42分】→記事にジャンプ |
ECVV | 爆スポ記者【1998年01月17日(土) 20時56分】→記事にジャンプ |
ECVV | 爆スポ記者【1998年01月16日(金) 22時16分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K+α記者【1998年01月16日(金) 20時18分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年01月16日(金) 15時51分】→記事にジャンプ |
ゼーレ | ホークマン記者【1998年01月16日(金) 11時55分】→記事にジャンプ |
JRA | 京スポ 信子記者【1998年01月16日(金) 01時14分】→記事にジャンプ |
WWWWA | (八女記者)【1998年01月31日(土) 05時25分】 |
PART 4 研究室での笑み←トップに戻る
SがJoeから採取したデータの分析を行っている。ふと、つぶやいた。
「たいへんな試合を受けてしまったものだ」
対戦相手は20歳台のイキのいい若者。先日も試合後の発言で一部で物議をかもしているらしい。
「まあ、いい。今度の試合が飛躍のチャンスかもしれない。気合をいれて頑張ろう。お、コンピューターの計算もあと2日で終わる。試合が終わった頃には報告できる資料が作れるぞ。この分析結果が俺にしか解読できないのが残念だ。」
PART 5 冷たい雨
いよいよ試合の入場式。控室を出る前にSは八女に伝えた。
S「今日、分析が終わるからね。夜飲みに行こう。」
八「はい。試合頑張ってくださいね。」
S「そうだったな。試合後に、私は君に2つの良い報告ができるだろう。」
八「OK.Good luck!」
S「U 2」
Sが入場する。会場全体の空気が張り詰めた状態だ。Sは少し武者震い。気合がのってきた。試合開始!
試合は凄惨を極めた。若い対戦相手の拳がSに何度も何度もめり込む。血が飛び散る。誰か悲鳴が聞こえたところで試合は終わった。
数時間後…取材を終えた八女が病院に駆け込む。Sの担当を聞き出し、彼のいるところに走った。
S「Sさんは大丈夫ですか!」
医者「お気の毒ですが…」
WWWWA | (八女記者)【1998年01月31日(土) 03時54分】 |
第六試合 タンク・バイソン VS キンコン・カーン←トップに戻る
プロレスルールで行われる試合、しかしキンコン、ボクサーの間合いがつかめないのか前半から打たれまくり。ほとんど技らしい技を出せないまま、
タンク・バイソン(胴絞めスリーパーホールド)キンコン・カーン
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第七試合 “ゴーストマン”エベレスト・マーフィ VS スーパーフライ
元NEO GONGとなってしまったマーフィ、ニーリフト、顔面パンチの繰り返し。フライもエルボースタンプ、トーキックで反撃する。フライのドロップキック!命中!
しかし、平然と起き上がったマーフィ。凶悪な攻めを繰り返しはじめる。フライは太刀打ちできなくなってきたようだ。やや戦意を失いつつあるフライにランドハウスキックなど蹴りの嵐をぶち込む。20回目の顔面パンチを受けながら、フライが断末魔の悲鳴をあげて失神!
○ “ゴーストマン”エベレスト・マーフィ (K.O.勝ち 2分44) スーパーフライ ×
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最後の悲鳴の異常さに場内が騒然となった。リングドクターの診断後、担架が用意され、救急車で病院に運びこまれた。
<第一、五試合、第六試合動画はこちら>
NEO GONGS | (チャーマー記者)【1998年01月30日(金) 20時55分】 |
−「今後のプランはどうなってますか?」←トップに戻る
圭「とりあえず、三月に文体で。カード未定。後は白紙」
−「AFW参戦が決定しています」
圭「うん。うちでやってみます?って聞いたら、お願いします、って。他にも、うちでやりたい人がいれば、どうぞ、ですね。でも…」
−「でも?」
圭「うちは正直だから。いい試合だったらそう書くし、そうじゃなければそうじゃないし。ちゃんと守ってる?」
−「契約書にありましたから、守っているつもりです」
圭「だから、残酷でもありますよ、うちは。一つ確実に言えるのは、うちはONLで一番厳しい団体だってこと。勝ちなんていくらでもあげるけど、僕から見て試合がつまらなければ、はっきりとそう評価します。他団体選手でも、お客様扱いはしません」
−「そんな事言うから、他団体に呼ばれないと思うんですけど」
圭「仕方ないでしょ。これは、今までここで生きてきた上での結論なんですから。でも、逆に挑戦というか、修行しに来る人はいますよね。そういう役割というか、そんな魅力の団体なんでしょう。僕自身、今のところ他団体に興味のある選手はいないですしね。今はNEOの拡張しか考えてませんから」
−「なるほど。話は変わりますけど、『んを』の興行に出るんですか?」
圭「…出ますよ。中田には悪いことしてきたかなって思ってましたけど…『んを』入りって何さ! あんなギャグキャラ集団にいたって何も出来ないって! 浮いてるじゃない、実際! そもそも…ああなった(冷遇された?)のは中田本人の責任でしょ!? 記念大会で不甲斐ない試合してNEOのイメージダウンして! メルビィや流星はそこから自力で這い上がってきたのに、中田は次のうちでの試合も負けたし。きちんと扱え!? 自分じゃ何もしないで、他人ばかり批判するんですか。僕は、マイナスからスタートしたNEOを、ここまでのものにしたんですよ。感情を持たない奴が戦闘機!? 実績のない奴、一介の若手、注目度の低い奴らが自己主張するな! 黙っていたって目立つ奴は目立つ!」
−「…」
圭「確かに中田はファンの支持集めてますよ。でも、所詮目新しさと判官びいき。もっと言えば同情、憐れみですよ。プロとして恥ずかしくないのですか! 逆に、中田がNEOを変えられると思います? 選手の個性、簡単に作れると思っているんですか。口で言うのは簡単。『んを』も中田も、邪魔! NEOにとっては邪魔でしかないです! あいつら、みんな叩き潰してやりますから!」
−「気合十分ですね。でも、最近は中田は隠れた実力者という評判もあるようですが」
圭「…そんなことは僕が一番分かってますよ」
数日後、差出人エアガイツで『んを』自主興行の概要が発表された。
98年2月 東京・遊楽園ホール
▼第四試合
エアガイツ vs 中田慎吾
▼第三試合
セルジオ越前 vs 未定(カドモン所属選手)
▼第二試合
エアガイツ vs 未定(ゼーレ所属選手)
▼第一試合
中田慎吾 vs 未定(NEO GONGS所属選手)
これだけかい! と叫びたくなるようなFAXではあったが、第一試合が中田vs圭司になるのは間違いないだろう。NEOに無かった、『お互いに絶対に負けられない』試合。自分が存在する意味を問うべく、『んを』第一試合がシリアスに染まる…。
HFA | (ぴろき記者)【1998年01月30日(金) 19時42分】 |
こちらは福岡市内のHFA道場。1.17のW.W.O興行「Rebirth」にてハイパータイガーツヴァイ(W.W.O)のデビュー戦の相手を務めたファイプラー弘樹を直撃だ!(結果はファイプラーの負けでした)←トップに戻る
【記者】1.17のタイガーツヴァイ戦とついでに翌日18日のポーカーフェイス戦について何かしゃべってください
【弘樹】なんかしゃべれって…、まあいいけど…。えっと、新人のタイガー2に負けたのは納得してる。この世界はキャリアは関係ない、っていうか僕自体がまだまだ新人だし。この前やったNEOの神城なんかもそうだけど、彼らの事は同世代って思ってるしお互い競い合っていきたいね。
【記者】はあ、なんか謙虚ですね。
【弘樹】いや、謙虚ってわけじゃないけど、まだまだ僕は新人だってこと。タイガー2が勝って大金星とか書かれてたけど、まあ僕もこれからの選手だしね。自分でいうのもなんだけど。
【記者】で、その翌日にポーカー選手をノールールデスマッチで降しましたね。
【弘樹】いや〜、二日連続の流血戦。なんかみんな狙ってないか?ま、ポーカーの次はポイズンやじっちゃん(カラテマン)にリベンジして、ついでに四天王でも倒すか!?
【記者】いいっすねえ!エース復活!これからも頼みますよ!
(−−そこへ田所選手がやってくる−−)
【田所】くそやろーてめぇ、何がHFAのエースだ!W.W.Oの新人なんかに負けてんじゃねえ!
【弘樹】う、うるせぇよ…、このク、クソブタ!お、俺が新人になんか負けるか!アホ。あれはなぁ、…ハ、ハイパーだったんだよ。ツゥじゃなくて中身は初号機だったんだよ!W.W.Oのやつセコイ真似しやがって!そんなに俺を“新人に負けたやつ”にしたいのかっ!
【田所】適当なこと言ってんじゃねえよ!さっきと言ってることが違うじゃねえか!てめぇはエース失格だよ!へなちょこ社長が!
【弘樹】けっ、てめえに言われたかねえよ、このショッパマンが。いっつもしょっぱい試合やってんじゃねえよ。首切るぞ!
【田所】てめえのマッチメークが悪いんだろが!くそやろー!
【記者】あ、あのぉ〜…。
【弘樹】俺はもうマッチメークやってねえよ。文句ならマッチメーク担当のマッチ近藤(54)に言えよ。
【田所】ともかく、新人に負けたような奴がエースじゃ納得できねえんだよ!
【弘樹】俺はエース辞めてもいいぞ。ハイマスター(フウマ)にエースの座を譲るよ。
【田所】あぁ?あいつはよそ者じゃねえか!あんな奴にエースの座を渡してたまるか!
【弘樹】うるせえよ、まったく。エースどうこうって話はお前なんかにゃ縁のない話だよ。
【田所】くそやろーー!俺がエースにふさわしいってとこを見せてやらあ!
【弘樹】おお!上等だよ!そんなら総当たりだ!リーグ戦で優勝したもんがエースだ!それで文句ねえだろ!
【田所】おっし!望むところだ!くそやろー!
【弘樹】けっ、このクソブタが。粋がってんじゃねえ!主役と脇役の違いを思い知らせてやる!
というわけで、HFAでは次回興行から5回に渡って『エース決定リーグ戦』を開催することになった。エースというからには当然正規軍のメンバーから選ばれるべきであり、正規軍所属の6人による総当たりが行われる。各選手の意気込みは以下の通り。
【ファイプラー弘樹】とりあえず俺かハイマスターが優勝すれば文句なし。キリアコフは地味だし、ヤンキーはただのDDTだからダメだな。田所?あいつがエースになったら団体は解散だじょ。まこと?そりゃ問題外。
【田所 大介】最初っから俺がエースになるべきだったんだよ!おい、見てろよ、くそやろー!
【フウマ】ふん、下らん。今はこんなことをやっておる場合ではないはずだ。そもそも団体の顔たるエースは見ている者が決めるものだ。リーグ戦でその座を争おうなど、全く愚かな考えだ…。
【ヤンキー・スミス】ホワット?エース?……オー!ミーがエースになったらマイカントリー・アメリカにリターン!アイアムチャンピオン!ガイセンキコク!
【ビクトル・キリアコフ】私はこんなリーグ戦には興味ない。それよりも結盟軍との試合を組んで欲しい。
【クラッチャーまこと】なんで僕まで…?
次回、リーグ戦第一戦(+寅年記念バトルロイヤル)をお届けする!
NEO GONGS | (チャーマー記者)【1998年01月29日(木) 20時54分】 |
記者(以下、−)「武闘館大会、お疲れさまでした」←トップに戻る
加藤圭司(以下、圭)「サンクス。いきなりだけど、ゴーストマンは解雇ね、解雇。クビ」
−「え!? 本当ですか?」
圭「うん。決着してるのに殴りつづけて、プロレス馬鹿にして。当然でしょ。次のあいつの記事は団体名がフリーか元・NEOになるから」
−「はー、そうですか。で、今回を振り返ってもらいたいのですけど」
圭「客入りも思ったより悪くなかったし、よかったかな。でも、雪が降らなきゃもっとお客さん入ったね。それが残念」
−「般若の斎藤選手、いかがでした?」
圭「負けて悔しいけど、よかった。あれでカドモンに戻ったら使い走りでしょ? 勿体無い。うちにスカウトしたいくらいですよ。トップになれる素材ですよ。ここでの体験が、戻っても活かせればいいですね。次ぎも、使わせてもらいます」
−「べた賞めですね」
圭「正直に言っただけですよ。ギミック使います? 『今日はまぐれだ! 次は腕へし折ってやる!』とか」
−「似合わないからやめて下さい。次に、今回のリングアナなんですけど、いつもの声の太いあんちゃんじゃなかったですね」
圭「ん。JRAのみゆき広報です」
−「あっさり認めますね。ま、いいですけど」
圭「会場も大き目だったし、それなりのゲストを呼んでみました。よかったでしょ?」
−「そうですね。見出しもいつもより格好よかったですし。それに、あの服装は…」
圭「チャイナドレスのこと? 僕の趣味。文句ある?」
−「いや、ないです。すごいスリット入ってましたね。しかも四方に」
圭「綺麗だったでしょ。画像で皆さんにお見せできないのが残念です」
−「言っている意味が分かりませんが…京スポでギャラが出てないとボヤいてましたよ。NEOってそんなに貧乏なんですか?」
圭「いや、ちゃんと払いますよ」
−「え!? 噂のスープラですか? それともZ?」
圭「今宵、僕の愛を」
−「…」
圭「あはは。ま、E関係ですよ。プライベートでも、ね」
−「アホくさ。そんなオチでいいんですか?」
圭「いいんじゃないですか。軽いノリの記事って久々だし」
のろ気っぱなし、というよりは寝ぼけっぱなしの圭司。これでいいのかNEO GONGS。しかし、話題が『んを』になった途端、圭司の表情は一変した。久しぶりに、荒ぶるトークが復活したのだ!
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月29日(木) 16時27分】 |
休憩時にも茶番劇が発生したりと、息つく暇もないままカドモン・2.5nd興行はセミファイナルに突入した。セルジオ越前vs新怪人戦と、般若vs南蛮の6人トルネード戦だ。←トップに戻る
【セミファイナル】30分1本勝負
セルジオ越前(『んを』)vsぶるうたす(南蛮帝国)
『んを』入りで燃えるセルジオ越前と、ギリシアの大理石像・ぶるうたすの一騎打ち。南蛮への怨念から『んを』入りしたセルジオだが、さっそく休憩前に茶番劇で馬鹿にされ、さらに怨念を募らせている。
対する南蛮帝国の新怪人、ぶるうたすはこれがデビュー戦。アドリア海の孤島の忘れ去られた遺跡から持ち出した動く石像である。デビューまでに南蛮帝国地下職業安定所でC・W・ニコルズからプロレス(と日本語)を師事、目出度く南蛮の怪人入りを果たした。
そのぶるうたす、試合前にはなんとホールの玄関前でじっとポージングをして観客の目を引いていた。何百年も同じ格好してたのだから、じっとするのはお手の物だ。その石像が剥き出しの筋肉が刻まれたボディを披露し、観客にアルカイックなスマイルを見せている。白い体がまぶしく見える。
試合開始……ここでセルジオの頭に1つの不安がよぎった。
(こいつ、体重どれぐらいだ?)
公式発表では250キロである。98キロのセルジオとは実にその差152キロ。いまだかってここまで体重差のある一戦なんて実現したのだろうか……しかもこのぶるうたす、どう見たって1/2tはありそうである。
まぁ、セルジオはサッカーなんだし、蹴ってる分には問題なかろう。
それにしても、石像相手に攻撃してるのってどんな感触だろう。岩だからやっぱり攻撃してても痛いのだろうか。
……脚抱えて転がってる。
石像が生き物のように動くっても不気味だ。端から見ると白いギリシア人にしか見えないけどなぁ。肩からかけてるギリシア服は彫刻だから、激しく動いても少しも乱れたりしてないなぁ。
……バスン。
あっ、終わってる。しまった……殆ど中継してなかった。
Xセルジオ越前【52秒 アバランシュプレスによりK.O】ぶるうたす◯
セルジオ選手……。
(病院送りにつき、コメントとれませんでした)
ぶるうたす選手のコメント(というより、リング上のアピール)
「どうだい君たち……この見事な上腕二頭筋を。この筋肉こそが揺るぎない強さの証明!! この眩しさこそが真の闘士の真実!! アルカイック・マッチョイズムこそ正義の美学!! さあ、風邪に悩む良い子のみんなは私のアルカイック・マッチョバディを見て元気になりたまえ!! HAHAHAHAHA!! さあ、みんなで一緒にぃっ、アルカイッッッッッッッッッッッッッッッッック!!」
マブしい……と、いうより恥ずかしいお人(お像?)であった。
【メインイベント】トルネード6人マッチ60分1本勝負
加藤驚 v ほぼブラジル
“武骨”兆 (般若) どすこい熊吾郎 (南蛮帝国)
“天軍”以蔵 s インビジブル・ストーカー
とうとうメインにたどりついた。トリを努めるのはONLで活躍してきたカドモンの「A面」と「B面」のヒーローたちである。メカバトル97で優勝して一気に格を上げた喧嘩軍団・般若と、お笑い軍団として高い人気を得ている(もうどーにでもなれってみんなに開き直られているともいう)南蛮帝国の、新鋭を含めた最強の6人が一同に期した。
今回は注目のトルネード戦。両軍の戦いぶりを発揮するには最高の試合形式だ。
まず南蛮帝国が入場。ストーカーは相変わらず見えないので、熊とブラジルの2人の入場に見える。熊吾郎も普段と変わらぬ表情で、ハウス加賀谷ばりにリング上でアピールすると、そのまま観客席目掛けてダイブをかましてパニックを引き起こす。そして、南蛮帝国下っぱの引く水槽に浸かって、ほぼブラジルが涼しそうに入場する。
異様な外見だ。「おいら悪い子だよ」というある意味分かりやすい顔。菠薐草を食べたポパイのようにアンバランスな腕。大兵肥満。怪しい緑色の肌に、紫色のワンショルダー。客席に向かってきゃーきゃー叫んでる姿。アヤしい。
そして般若の入場。
まずは“武骨”兆。墨染めの覆面と古風な佇まい……ONL記念興行での敗北から見事に復活した闘士の姿がそこにはあった。
加藤驚が入場する。喧嘩軍団の長であり、生粋の遊び人である。相変わらずくだけた男ではあるが、その喧嘩殺法に妥協はない。律儀にリング上で礼をする。
そしてその後ろにいるのが、般若第3の男、“天軍”九鬼以蔵であろう。すらりとした長身の男だが、スキンヘッドで髭を生やしたいかつい男だ。喧嘩軍団の中ではこの男が一番「らしく」見える。
6人が揃った……。
試合開始!!
いきなり加藤驚がつっかかる。いきなりブラジルに掌底を叩き込む。それに合わせて武骨、天軍、熊、ストーカーと一斉にパンチや掌底、張り手を繰り出す。
これはバチバチだ。
集団での殴り合いだ。
文章では表現できまい。般若の戦いを知っている者はその光景を想定できるであろうか。早くもストーカーの額がパックリ割れる……端から見れば、空中から血が出ている。
南蛮も負けない。「1人はみんなのため・みんなは1人のため」がモットーの南蛮帝国。早速武骨に合体パワーボム、天軍に太鼓乱れ打ち(「太鼓淫れ打ち」ではない)を打ち込む。倒れた2人に熊とブラジルが容赦なく鎌を振るう。スキンヘッドの天軍は早くも流血した。
ここで、ブラジルの戦い方が早くも見えてきた。その体重を武器に、相手の攻撃をはじき飛ばしては、鎌やヘッドドロップを見舞う。一見すると効果の薄い攻撃法法だが、トルネードではその真価が何倍にも発揮されるのだ。
トルネード戦では、とかく大がかりな技はかえって自分を傷つける。技の出かかりを狙ったカットプレイこそ、相手にダメージを与える最も有効な手段である。ブレーンバスターの体勢に入る度に、ストーカーは何発も打撃技を食らう。もちろん加藤驚は乱戦の間をぬって、絞め技をしている熊やブラジルの無防備な顔面に容赦なく裏拳を打ち込む。
実はこの中で一番トルネードに向かないのはストーカーである。彼のファイトは明らかにシングル向きで、ブレーンバスターも団子状態の中では発揮できない。いいように天軍にやられている。
その天軍、既にショートレンジ&延髄ラリアートを10連発はしている。明らかに喧嘩スタイルにアレンジされたパワーファイターだ。下手に大がかりな技はせず、剛直なブルファイトをする。
5分を過ぎた頃、そろそろ熊&ストーカーのダメージが深刻になった。ほぼブラジルにも疲れが出てきている。ここで般若は打撃で沈めては各個に絞め技を連発していく。
そして加藤驚が、ダウンしているストーカーの上に跨り、必殺の機矢滅留・苦落血(キャメル・クラッチ)をかけようとした瞬間……。
照明が消えた……!!
To be next news ……
ゼーレ | (ホークマン記者)【1998年01月29日(木) 12時29分】 |
【2・3ドイツ大会の全カード】←トップに戻る
◎メインイベント タッグマッチ 60分1本勝負
ジル・コリント、ビッグバンスタン・ブローガンVS SSS・マシーン1号2号
◎セミファイナル ハワイ無差別級選手権試合 60分一本勝負
(王者)アランテス・ド・ナシメント VS (挑戦者)ボン・ジョンボビ[横浜プロレス]
◎第4試合 特別タッグマッチ 30分一本勝負
《チーム息切れ》 アンドレ・ジャ・ザイアント、ポイズン・ジャイアント[HFA] VS サダウ・ポッテムットソン、グレートガマV6
◎第3試合 シングルマッチ 30分一本勝負
エアガイツ VS クラッチャーまこと[HFA]
◎第2試合 シングルマッチ 15分一本勝負
ターザン・ヤマモトVS吉川竜司[AFW]
◎第1試合 アスカ凱旋 エキシビジョンマッチ(5分)
惣流・アスカ・ラングレー VS 碇 シンジ
久しぶりにキール会長のコメント
−「お久しぶりです、キール会長」
キ「え〜っ、しらないの〜〜」
−「っていわれたくな〜い!!」
キ「サンキュウ!!」
−「はぁ・・・。今回のドイツ大会、他団体からもけっこう出ますね」
キ「で、だからなに(怒)!!」
−「な、なに怒ってるんですか!?・・・・・第一試合はアスカ選手のドイツ凱旋ということで突然シンジ選手との試合が組まれてるわけですが・・・」
キ「ワシも凱旋じゃよ!!!」
−「凱旋っていったっていつもはドイツにいますよね、会長は」
キ「うわぁ、催眠術にかかってしまった」
−「??(なんの脈絡もなく、またわけのわからんことを・・・)」
キ「・・・・・(催眠術にかかり中)・・・」
−「(ったくしょうがないなぁ)・・・・・えーっ、太鼓がなったら鼓膜が刺激されその刺激が直接、***に伝わります。」
キ「伏せるな(激怒)!!」
−「伏せなきゃ無理っすよ。」
キ「じゃ、やめた」
−「だったら最初からやらないでください!!」
キ「で、なに?」
−「なにって、今日はドイツ大会についてコメントをもらいに来たんですけど」
キ「興味ない!!」
−「会長が興味ないなんて言っていいんですか?」
キ「碇が決めたんだろ?ドイツ大会。だから、ヤダ!!」
−「相当仲が悪そうですね。会長と社長」
キ「碇のなにがイヤかっていったら呑むとすぐ泣き入るとこ」
−「いやなのはそれだけですか?」
キ「うん!」
−「・・・・・」
キ「あと最近出番少ないからおまえも嫌い!」
−「そんなこといわれてもこっちにも事情が・・」
キ「みんな、だいっきらい!!南蛮帝国バンザーイ!!」
と言い残し号泣しながら走って去っていきました・・・・。
どうみても精神的にキテます。
記者が自らみどころを書かせてもらうと、メインはやはりマシン軍団にコリントがどう対抗するか、だ。ここで大敗するようなことがあると謎に包まれているE計画が進行するであろう。コリントとしてはE計画はとっとと潰して待遇改善をねらいたいはずだ。ハワイ大会を見る限り一筋縄ではいきそうにない。
セミの選手権試合は横浜プロレスからゼーレに初参戦のボン・ジョンボビ選手に注目したい。横プロでもトップクラスと思われるボビ選手と夢を手に入れた王者アランテスがどのような試合をみせてくれるのであろうか。壮絶な肉弾戦になることは間違いない。はたして王者は防衛することはできるのか!?
チーム息切れも目が離せない。前回戦った両者だがでかい物同士友情が芽生えたらしく今回のチーム結成となった。相手は前回二人ともアランデス・ド・ナシメントに大敗したコンビである。ほんとはどちらかがベルトを巻くはずだったが、二人とも負けてしまい、なぜかあれ以来、仲悪く口を聞いてないようだ。
第三試合はついにエアガイツとHFAのクラッチャーまことが一騎打ち!エアガイツがまことをハワイで拉致して逃げられた仲である(どんな仲だ?)。なぜかクラッチャーを執拗の「んを」に勧誘するエアガイツだが真意のほどは?ここでまことが負けるようなことがあれば「んを」入り確定か?もしエアガイツが負けたら・・・。ところでエアガイツは無事アラスカから帰ってこれるのか!?
第二試合はこれまた初参戦のAFWから覇王・吉川竜司が登場。ターザンヤマモトと戦うことになるのだが、駆け引きを知らず勢いだけで戦うターザンとまともな試合ができるか?ゼーレとしては失礼のないようにいってほしいとこである。
第一試合はアスカ凱旋ということでエキシビジョンになる模様。ところでシンジ君はいまどこにいるのか???このカードでアスカが納得するかも不安なところである。
まあ、どうなるかはお楽しみ
W.W.O | (豊田 前記者)【1998年01月29日(木) 03時06分】 |
W.W.Oリング購入記念興行「Rebirth」 1998.1.17 神奈川・厚木文化会館記念ホール←トップに戻る
▼第四試合(30分一本勝負)
トニィ・リトゥル(M.O.W)VSアイアンメイデン
W.W.Oの新規参入選手であるアイアンメイデン。
これまでのW.W.Oには無かったカラーを持つこの選手だが、彼の過去はほとんど明らかになっていない。
プロフィールも無し。国籍、年齢、身長、体重、肌の色、顔はもちろん、声すら聞いた者はいない。
常に彼の傍らに影のように寄り添う女性マネージャー「ヴィーヴル」彼女のみがメイデンの全てを知るという。
取材の申し込みをしてみたが、宿泊先すらつかめなかった。
W.W.O事務所でもヴィーヴルからの連絡を受けるのみで、連絡先は全く知らされていないらしい。
今回の興行は全然仕事にならないなぁ・・・。
会場の照明が落とされる。パイプオルガンの調べに乗り、入場ゲートからかすかに鎖を引き摺る音が・・・。
薄暗いスポットライトに照らされ浮かび上がる鉄仮面。思わず息を呑む観客。
赤コーナーからは「Nice-Body」トニィ・リトゥルが入場。
リングへ上がると100万ガバスのスマイルを惜しげも無く振り撒く。輝く白い歯、盛り上がる筋肉、そしてナイスなポージング!
観客のボルテージはいきなりレッドゾーンへ突入だ!
立ち上がりはメイデンのペース。ナックルアロー2連発、ボディスラムから急所へのヘッドバットを落としていく。
さっそくエゲツ無い攻撃が全開だ。トニィもボディスラム、喉笛チョップの連打で返す。
しかし、メイデンのナックルアローからショルダークロー。80キロを越えるというメイデンの握力に苦悶のトニィ。
全くペースをつかめない。更にメイデンのヘッドバットの連打を食らい、ダウンしたところへのアイアンクロー。こめかみを締め付けてゆく。
その時だ。「トニィィぃ〜っ!!」女性ファンの激励。これに呼応するようにトニィはアイアンクローを引き剥がすと、渾身のフライングメイヤーからセントーン。
反撃開始か?勢い余ってローリングエルボーを空振りすると、マシンガン逆水平チョップからギロチンドロップ。
しかし、メイデンのステップキックでまたもペースを狂わされるトニィ。この辺のインサイドワークも心得ているメイデン。引きずり起こし、後頭部へ裏拳を叩き込む。
そして、グロッキー気味のトニィの首を掴み上げると、ネックハンギングツリー。更に、コーナーへホイップ。
そのままトニィをポストへ据えると、大車輪喉輪落し!観客は騒然!そのまま馬乗りでナックルを叩き込む。エゲツない猛ラッシュ。
しかし、堪えたトニィ、逆にメイデンをコーナーへ。雪崩式攻撃の態勢へ持ち込むと、「No.1!!」気合一閃、サイドスープレックス!更にカベルナリアで締め上げる。
一進一退の攻防に観客のボルテージは下がることを知らない。メイデンがKドリラー、馬乗りナックルを繰り出せば、トニィはリバースツームストンパイル、セントーンを返す。
と、ここでメイデンの裏拳がトニィの横っ面に炸裂。追い討ちの急所ヘッドバットを叩き込み、トニィの額めがけて右手を振り下ろして行く。
トニィは決められまいと両手でメイデンの腕を掴み、必死に耐える。が・・・メイデンは残った左手も上から添えて、体ごと右手をトニィの額へ押し当てる。
がっちりと決まるアイアンクロー!その時だ。メイデンの右手の指の隙間から血が吹き出してくる・・・。恐るべきその握力。
何とか堪え、メイデンの隙を突いて脱出に成功したトニィ。だが、更にメイデンの攻勢は続く。血の溢れ出る傷口を更に広げるべく噛み付き。
顔が完全に覆われたマスクで一体どのように口を開けているのか疑問だが、確実にトニィにはダメージが蓄積されてゆく。
ここでメイデン、夢遊病者のように立ち上がるトニィの喉笛を掴み高々と釣り上げる。流血のネックハンギングツリー。
トニィの額から滴り落ちる血がメイデンのマスクを濡らしていく。リングサイドのヴィーヴルがその光景を恍惚の表情で見つめる。その唇から漏れる溜息が悩ましい・・・。
レフェリーがトニィの表情を確認する。リングサイドから見るトニィの表情からは確実に血の気が失せていくのが見て取れる。このままではレフェリーストップは免れまい。
客席からは「トニィ」コールが沸き上がる。会場の「トニィ」コールに、トニィの瞳に生気が蘇る。真紅に染まるメイデンの顔面にナックルを叩き込み脱出すると、そのままメイデンをコーナーへ振り、側転エルボー!
まさに骨の髄までプロレスラー。この状況でこの技を持ってくるか。天晴、トニィ!沸きに沸く観客席。トニィと観客の心がシンクロする瞬間。
そのまま止めを狙うべく組みに行くトニィ。歓声がトニィを後押しする。が、それを嘲笑うかの様にトニィの鼻っ柱にヘッドバットをめり込ませると、傍らに横たわるトニィを尻目に、会場を見渡しフィニッシュをアピール。
大ブーイングで応える観客。が、メイデンは全く動じること無く冷徹にトニィをサソリに固める。
遂にトニィがギブアップを告げる・・・。試合終了のゴングと観客の溜息が混じる。
●トニィ(3分54秒スコーピオンデスロック)メイデン○
血にまみれて引き上げてくるメイデンとヴィーヴルにコメントを求めた。
豊田「あの・・・おめでとうございます・・・」
ヴィーヴルの絡み付くような視線に萎縮する記者。
ヴィーヴル「あの程度の相手では役不足ね。せめて5分は持ってくれるかと思っていたけれど。だらしの無いオトコ。」
豊田「あの・・・勝因は・・・」
ヴィーヴル「勝因?・・・まぁいいわ。答えて差し上げましょう。メイデンのマスクに血を吸わせてしまったのが運の尽きね。」
豊田「あの・・・最後に・・・」
ヴィーヴル「まだ何か?この程度の試合ではコメントの時間の方が試合よりも長くなってしまうんじゃなくって?」
豊田「あの・・・もう結構です・・・」
ヴィーヴル「次はもっと強いオトコが見たいわ。メイデンの相手に相応しい強いオトコが」
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月29日(木) 01時45分】 |
ウイリアムvsゴンサロ戦の興奮を冷ますため、第4試合の後に休憩の時間が取られた。斉藤多夏史や吉田装甲車ら若手がリングを清掃、ロープの張り直しなどをしている最中に突如リングアナが上がり、こう告げた。←トップに戻る
「この休憩時を利用して、わがカドモンのセルジオ越前選手も加盟している新軍団『んを』がアピールをしたいという申し出がありましたので、皆さん拍手でお迎えください」
この会場に詰め掛けていた観客にとって、『んを』はまだ見ぬ謎の軍団である。今の所、エアガイツ(ゼーレ)、中田(ネオ・ゴングス)、そしてセルジオの3人が所属しているという以外、まだ具体的な活動を行っていない『んを』がカドモンでどういうアピールをするのか見物であった。
だがしかし……駄菓子菓子……!!
リングに登場した3人はどっか違っていた。
確かに、灰色のシャツ姿の男と、黒のマスクマンと、サッカーW杯日本イレブンのユニフォーム着た男……確かに服装は「んを」のメンバーだ。だが、ちょっと違う。
灰色の服の男は、ネオ・ゴングスで戦っている精悍な中田ではなかった。なんかサングラスかけてにやけた怪東洋人だ。
黒マスクマンの覆面は、あきらかにストッキングだ。
そして、サッカー服の男は、顔が白い熊だった。
正体バレバレ。自己紹介で「P・サミー・ナカタ」、「ストッキンガイツ」、そして「セルジオ熊吾郎」と名乗った時点で、会場は爆笑の渦に包まれた。そして3人が着用していた服には『魚』と書かれている。
茶番劇の開始だった。
劇の内容は、俺たちが団体からいかに迫害されているかを熱く語っていた。一見すると彼らの所属する3団体への批判にも聞こえるが、その実は俺たちが被害者意識の固まりだって事を暴露する内容だった。
ナ「俺たちはもっと凄いはずだ……、もっと讃えられるはずだ……。ONLのMIPにもなれる器なんだぞ。それぞれの団体のエースになれる力量の持ち主なんだぞ。なのに団体権力は俺たちに冷たい……そんな腐った団体権力などポアもやむなしネ!!」
熊「マキマキー!!」
ス「ヘッドギアセットー!! 太鼓でエクスタシー!! ギルガメッシュ・フィバーフィバー!!」
横の2人は支離滅裂に叫ぶだけである。
さらに観客の中から、「感動しましたっ!! 僕も『魚』に入れてください」と小さな声でおどおどしく立ち上がる者がいた。彼はそのままリングインするとシャツを脱いだ……あの黄金パンツと腰の低さは……。
クラッチャー……? いや、あの黒いマスクは南蛮帝国下っぱだ。
最後は4人で反権力の虫ケラ万歳とリングの上で踊り上がる。そこに「本物」セルジオ越前が怒り心頭で登場……リングの「魚」に大量のサッカーボールをぶつけると、たまらず「魚」は退散した。セルジオも多夏史と吉田に引きずられるように退陣する。
以上、南蛮のショートコントでした。つまらん。
NEO GONGS | (チャーマー記者)【1998年01月28日(水) 23時26分】 |
「NEOの野望 −戦国群雄伝・闘の章−」←トップに戻る
1998年1月7日 日本武闘館
98年NEO第一回興行の武闘館大会もついにメインを迎えた。
ゴーストマン vs ストロング猛鬼
NEO初であるグルーサムファイトとなったこの一戦。
怒涛の猛鬼コールに後押しされて入場の猛鬼。NEOファンは、プロレスファンだ。「プロレスラーにはグルーサムでも強くあって欲しい」そんな思いが戦闘機云々を超えたのだ。
一方のゴーストマンはラップに乗ってゴーストダンスを披露しながら入場。武闘館が壊れるのではないかと思うくらいのブーイングだ。
ゴングは使用されず、レフェリーの合図で試合開始。
その体格を利していつものように一気に間合いを詰めた猛鬼。しかし、待っていたのはキックをかわされてのカウンターパンチとニーキックであった。
しかし、やはり打たれ強さには定評のある猛鬼もボディスラム。グルーサムでボディスラムを決めたのは猛鬼が初だろう。サッカーボールキックもゴーストマンの背中にクリーンヒットした。
ここで観客が津波のような猛鬼コール。応えるかのように水車落しを炸裂させた猛鬼は急所蹴り。リングならブーイングだが、これはグルーサム。観客もますますヒートアップ。二分経過。
だが、ゴーストマンは急所蹴りに動じず、嵐のラッシュで反撃。パンチ、キック。原始的な攻撃が、観客の憎悪を誘う。
「まさに戦闘機だね…」
本部席の圭司がため息をつく。
数十発のキックを浴びながらも、アイアンクローで勝負に出た猛鬼。いつのまにか、顔は腫れ上がり血まみれになっている。
ゴーストマンはあっさりとアイアンクローを外すと、左右の正拳突きとボディブローを叩き込み、右の膝蹴り。これが豪快に決まり、猛鬼はダウン。ゴーストマンは攻撃の手を休ませず、馬乗りパンチを繰り返す。
猛鬼がタップしたにも関わらず、殴りつづけるゴーストマン。
「止めろ!」
圭司が叫び、慌ててレフェリーがストップ。セコンドがゴーストマンを引き剥がした。ブーイングは出ず、ただ沈黙だけが支配した武闘館で、ゴーストマンが勝ち名乗りをあげた。
ゴーストマン(3分24秒 馬乗りパンチ)ストロング猛鬼<MOW>
これが、グルーサムだった。圭司の持論である「戦闘機は戦闘機らしく戦え」を実践した一戦といえる。勝ちがすべてのグルーサム。ゴーストマンは檻の中で、グルーサム流のやり方で相手を叩き潰したのだ。これが彼の闘いであり、この勝利が彼にとってもっとも価値のあるものなのだ。
一方の猛鬼も、この敗北がレスラーとしての価値を下げることはないだろう。プロレスとグルーサムが別物であるという事実を見ただけだ。
ゴーストマン「タイムは? そうか…イージーマッチだ。プロレスラーと試合をするのは実に気持ちがいいな。打撃も寝業も弱いくせに、客だけは集めてくれる。ギャラも多くてハッピーだ。格闘家とやるよりずっといい。誰かプロレスラーで俺とやりたい奴がいたら、いつでもOKだ。しかし、『ルールが違うから負けた』とかいうのは無しだぜ。プロレスラーはグラウンドが売りなんだろ? だったら、『プロレスラーはグラウンドも打撃も下手で、不利だからプロレスルールで』と最初からはっきり言え。プロレスは最強の格闘技? いつの時代の話だい?」
言いたい放題のゴーストマン。プロレスの限界を知ってか、知らずか。ゴッドとの対戦が流れて、ゴーストマンが取った選択は、ONL最大の敵としてグルーサムに立つことだった。
グルーサムでのさばる亡霊を黙らせるのは、誰になるのか…。
WWWWA | (八女記者)【1998年01月28日(水) 22時38分】 |
WWWWA 一月定期興行に関する記事、ティファナからのインタビューを登録しました。←トップに戻る
<記事はこちら。>
JRA | (信子記者)【1998年01月28日(水) 21時08分】 |
そろそろ、名前を覚えて頂きたいなー、と感じている京スポ信子記者です。←トップに戻る
今日は前回のみゆき記者の発言が真実であったという事で、復活JRAの旗揚げ記者会見の場にやってきました。
え〜、旗揚げについての会見が続いているようですので、発表された分を見てみましょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜旗揚げ(復活?)記念ミニ興行〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜第1弾〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日時:2月8日(日)
場所:京都競馬場隣接町民体育館
出場予定選手
新山 信太郎 ローレル桜 トップガン摩耶野
マーベラス日曜 北斗ヴェガ
Xは不明
予定試合
第1試合 オープニングマッチ(5分1本勝負)
新山 信太郎 vs 北斗ヴェガ
第2試合 第1回ミニチュアトーナメント1回戦〜第1試合〜(15分1本勝負)
トップガン摩耶野 vs ローレル佐倉
第3試合 第1回ミニチュアトーナメント1回戦〜第2試合〜(15分1本勝負)
新山 信太郎 vs マーベラス日曜
第4試合 セミファイナル JRA特別記念試合(15分1本勝負)
北斗 ヴェガ vs X
第5試合 第1回ミニチュアトーナメント決勝戦(時間無制限1本勝負)
1回戦第1試合勝者 vs 1回戦第2試合勝者
以上
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうわけで前回いってた噂のJRAの自主興行は本気のようです。
そろそろ、私も会見現場に行ってみます。
信子 「うわっ、やっぱりあのみゆきさんは広報部長だったんだ。」
信子 「広報さん、質問してもいいですか?」
みゆき「あ、やっぱり来てたんか。あんた。」
信子 「あんたこそ興味ないって言ってたくせに、まあそんな事はどうでもいいですけど、質問してもいいですか?」
みゆき「ほいほい、なんなりと。」
信子 「それで、本気でやるんですね。」
みゆき「見たらわかるやろ。遊んでるのと違うで。」
信子 「発表されてるのは、他団体の選手なんかがいませんが、協力要請しないんですか?」
みゆき「(きっぱり)しません。」
信子 「なんで、誰も弱小団体だけの興行なんて見てくれませんよ。」
みゆき「いいの。けじめは自分達でつけたいの。」
信子 「それじゃ、これからも他団体との交流はしないんですか?」
みゆき「それじゃ、ONLに参加してる意味ないでしょ。」
信子 「そうですよね。ONLに名を連ねる以上は他団体交流してくれないと。」
みゆき「そんな、質問なら会見終わっちゃうよ。」
信子 「ちょっと、待ってよ。それじゃ、他団体との交流はいつから?」
みゆき「そんなん、水面下で活動してるから発表するまで待っとき。」
信子 「はぁ。もう1つ質問。」
みゆき「何?」
信子 「WWOの興行にJRAの人が出てましたけど。」
みゆき「あれ?本当?おかしいな〜。」
信子 「あれ?知らないんですか?しかも、マキシマムさんと引退賭けてやるって報道されてましたよ。」
みゆき「あ、あの人ね。JRAの提携選手の他1名さんです。」
信子 「JRAの提携選手なんですね。そしたら、交流してる事になるじゃないですか?」
みゆき「あ、勝ったら提携するのよ。負けたら引退するそうですから、JRAの関与する事じゃないから。」
信子 「なるほど。」
みゆき「それじゃ、会見終わってもいいですかね?」
信子 「はいはい。」
信子 「と、いうわけで本気で旗揚げしてしまう模様のJRAですが、今度こそ頑張って活動して欲しいと願うのは私だけでしょうか?以上JRA旗揚げ記念会場からでした。」
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月28日(水) 17時36分】 |
前回に引き続き、カドモン2.5興行の中継をします。今回は中盤のシングル2連戦を中心にお送りします。←トップに戻る
【第3試合】シングルマッチ15分1本勝負
C・W・ニコルズ(南蛮帝国) vs フライング・ガーディアン
第3試合はカドモンの中堅レスラー同士のシングルマッチ。南蛮帝国のニコルズと、ドイツから参戦しているガーディアンの一騎打ちである。
ニコルズは南蛮帝国の教官(担当:人語)で、なぜか自然環境保護派なお人である。当然、南蛮帝国ではP・サミー・オノー氏と彼だけが人間の外見をしているとも言える。「熊殺し自然愛好家」のニックネーム通り、パワー主体の選手ではあるが、黒姫の森林地帯を駆けずり回っているので身ごなしも軽い。
対するガーディアンはドイツ出身ながら空中殺法を主体とする隠れた技巧派である。前回の興行でレオン・ザ・グレート選手(炎)に絞め落とされた経歴があり、今回はかなりのトレーニングを積んできた。
実はこの2人は、共にセルジオ越前のライバルとしてカドモンの中盤戦で抗争している同士。特にニコルズはセルジオと同期であるのにも関わらず、「んを」入りなどで活躍するセルジオにある種の妬みを持っている。
試合開始……タックルでつっかかるニコルズの頭上を、ガーディアンのローリングソバットがかする。振り向いたガーディアンにパンチを当て、ボディスラムから両膝を落としていく。ガーディアンも陽気なかけ声とともにサイクロンホイップをかける。
ニコルズがココナッツクラッシュ、リフトアップスラムをかけると、ガーディアンはロープに振っての人工衛星ヘッドシザーズ、DDT、セントーンを繰り出す。よくぶつかる2人だけあって、一進一退の攻防を繰り広げる。
1分過ぎ、ニコルズをコーナーに振って、スペースローリングエルボーからのフェースクラッシャーのコンポが炸裂。そこから調子に乗ったガーディアンはブルドッキングヘッドロック、フィッシャーマンバスターとたたみかけ、スワンダイブボディプレスをしかけようとしたが自爆。
ニコルズはそこから、得意のオクラホマスタンピード、アバランシュプレス、カナディアンバックブリーカーの「熊殺し殺法」を展開。このお人、以前これで熊を仕留めた経験があり、後悔から自然愛好家になった人である。ちなみにその熊がどうなったかは謎。
ニコルズはここでとどめを刺すべく、ジャンピング・パワーボムを決めるが、カウントは2.9。ここからガーディアンの再逆襲が始まった。バックフリップでニコルズを場外に叩き出すと、ハヤテスペシャル1号を炸裂。さらに場外でフィッシャーマンバスター。リングに戻ってからフライングラリアート、クルックヘッドシザース、ロメロスペシャルでニコルズを攻める。
最後は5分22秒にガーディアンの必殺技、シアター・オブ・ペイン(ゆきぐにドライバー2)が決まり、3カウントを奪取した。
XC・W・ニコルズ【5分22秒 S・O・P】フライング・ガーディアン◯
ガーディアン選手のコメント
「98年は私の年だ。南蛮がなんか策謀してるらしいが、彼らなど歯牙にかける程でもない。セルジオの首は私がいただく」
ニコルズ選手のコメント
「今回はガーディアンにしてやられましたね。だが、セルジオを倒すのは私の役目です。彼は美しい日本文化を全然心得ていませんね。いいですか、貴方が今日お相手するぶるうたすは、私がみっちりトレーニングをさせました。貴方は惨めな敗北を喫するのです」
【第4試合】格闘技戦 30分1本勝負
ウイリアム・レミングストン vs ゴンサロ・デル・アルヴァレス
前回のリベンジ戦である格闘技戦。欧州レスリングの雄、ウイリアムとカポエラの名手、ゴンサロが再びぶつかった。前回はウイリアムが辛勝したが、今回もどう結果が出るか分からない一戦である。
ウイリアムは既にONLで比類なきスープレックス戦士として、多団体を席巻。カドモンでも対戦相手に苦慮するほどの実力者である。いつも般若や南蛮帝国の抗争とは無縁の孤高のポジションで戦っている。あくまでも格闘アマレスラーを主張している。
対するゴンサロもカドモンでは随一の打撃系戦士。伝統芸能に堕していたカポエラを実戦格闘技として復興させた功績を持っている。2m級の長身から繰り出す蹴り技は鞭のようにしなる破壊力を持っている。
アマレスラーらしく前傾姿勢で組み付こうというウイリアムと、軽くステップを踏みながら間合いを図るゴンサロ……カドモン1シリアスな男たちの戦いのゴングが鳴る。
ゴンサロの蹴りは伸縮自在である。近づけばローキック、離れればハイマン蹴りを、そして不意を付いてはボディソバットを放ち、組技系のウイリアムにスタンドでのダメージを埋め込んでいく。
一方のウイリアムは全く遊びのない合理的な試合をする。組み付いては大外刈りからドロップキックを打ち、勢いを崩そうとする。毎試合同じパターンではあるが、それがウイリアムの冷徹さである。最も有利な攻撃ができるように展開するのが彼の戦いである。
試合は1分半過ぎに、ゴンサロのボディソバットが腹に食い込み、ウイリアムがダウンを喫する。そこから膝を落として追い打ちをかけ、さらにスクリューキックを浴びせていく。そこから三角絞めでスタミナを奪っていく。その長い手足は打撃のみならず、絞め技にも効力を発揮する……トレーニングを積んで、総合格闘家への転化に成功しているゴンサロの見せ所だ。
ウイリアムも少しも慌てていない。首をぶっこ抜くフロントネックチャンスリーから弓矢固め、さらに裏拳をヒットさせる。そして珍しく高速ダブルアームを決めた。
3分過ぎにゴンサロの逆襲。アクロバティックな蹴り技を次々と繰り出す。本記事では皆さんに通用する技名で説明してるが、ちゃんとカポエラの技である。回転地獄蹴りの乱舞から、リバースフランケンシュタイナー、ローリングソバットラッシュで畳み掛ける。このラッシュで一気にいけるレベルになった。
ウイリアムも元祖バックドロップで反撃を試みるが時すでに遅し。4度目の回転地獄蹴りからの三角絞めでウイリアムからギブアップを奪った。ゴンサロのリベンジ成功である。
Xウイリアム・レミングストン【4分46秒 三角絞め】
ゴンサロ・デル・アルヴァレス○
なお、この2人は「試合後のドクターチェックの為」カドモンからの報道シャットアウトがあり、コメントは取れませんでした。
◆次回中継予告◆
セルジオ越前 vs ぶるうたす
加藤驚 v ほぼブラジル
“武骨”兆 どすこい熊吾郎
“天軍”以蔵 sインビジブル・ストーカー
次回はメインだ!!
横プロ | (サックマン記者)【1998年01月28日(水) 08時28分】 |
下の横プロの記事からでは正しい場所へ行けません。すいませんでした。←トップに戻る
こっちが正しいリンクです。
<ここからお願いしまっす。>
横プロ | (ヒロト記者)【1998年01月28日(水) 08時22分】 |
トミー会長とサックの後を追い(前記事参照)、横浜は関内にあるライブハウス”クラブ24”に到着。地下へ続く階段を下りていくとあまりに小さな室内にリングがドカリ。そして100人ほどの横プロ熱狂的ファンが信者のような面もちでぎっしりと詰め込まれていた。←トップに戻る
薄暗く蒸し暑い穴蔵のようなライブハウスで、一種異様なほどの熱気に包まれながら試合は始まった。
試合結果詳細記事にゴーゴーゴー
注)文字が読みにくくなったことをお詫びします。
横プロ98年度興行第一弾 『カルトマニアinクラブ24』
(1/16開催)
−試合結果−
▼第一試合▼(15分一本)
×ボンバー泉川 vs ○ブルドッキン兵助
(10分51秒、パイルドライバー→体固め)
▼第二試合▼(30分一本→30分三本に変更、トルネードルール)
×グレイ1.×グレイ2.○グレイ3
vs
×グレイ4.○グレイ5.○グレイ6
一本目
○グレイ3(9分54秒、飛びつき前方回転エビ固め)×グレイ4
二本目
○グレイ5(5分7秒、飛びつき前方回転エビ固め)×グレイ2
三本目
○グレイ6(2分39秒、飛びつき前方回転エビ固め)×グレイ1
▼第三試合▼(30分一本)
コーポ・ミヨシ & ×チンピラ
vs (27分02秒、リングアウト)
○マミー & ニルバナナ
興行終了後に会長にインタビューしました。
−すごい盛り上がりでしたね。
トミー「やあやあ、どおも。ああゆうファンは大事にしないとね。」
−会場は超満員でしたが、もう少し大きい会場で良かったのでは、
トミー「ダメダメ、ああゆうのは大きい所でやるとつまらないんだよね。狭くて暗くて、空気悪いほうが不気味でしょ。」
−なるほど、これからもこういった興行は小さい会場ですね。
サック「何いってんの、君は。そのうち横浜アリーナでやってやるよ。会長、ギャラおくれおくれ。」
トミー「うるさいっ、月末だよ。月末。」
−試合中サックさんどこにいたんです?見かけなかったけど。
サック「ふふふ、お前はホントにへっぽこ記者だな。ちゃんと試合見てたのかあ?。なにをかくそうこの俺サック万太郎が・・うっ・・・眠い・・・・まさか・・さっき飲んだ・リポ・ビ・タン・・に・・・」
パタム。(サックその場で寝てしまう。)
トミー「ふぅ・・・ハッハッハッハッ。こんなとこで寝ることないのにねえ。よっぽど疲れてたんだろねー。じゃ、もう帰らなきゃ。ミヨシ、サックかついでー。」
ミヨシ「ヒャヒャー。ヤマモト元気でなー。」
ブゥゥゥゥゥ−ーーーン・・・・・・・(会長と全選手車で走り去る。)
−あっ、だから僕は・・・って、ではまた今度〜。
R.R.R | (週刊ファイプロ記者)【1998年01月26日(月) 00時51分】 |
はい!週刊Fプロです今日も今日とてR.R.Rの道場に来ています。←トップに戻る
(記者)オーナー、カードと日程が正式に決定したようですね。
(うづき)はい、いろいろありましたが何とか決まりました。時は1月28日、場所は江戸川区立葛飾橋病院体育館です。カードについてはこのようになっています
第一試合
スパイダーマン VS ブンブン丸・ブラック
第二試合
ビックフット&サスカッチ VS 愛狂王・白龍&紅龍
第三試合
デビルマン(TV)&(原作) VS ブンブン丸・ファイヤー&バーニング
アルティメット戦
ブンブン丸・ガーディアン VS エベレスト・マーフィー
ヘビー級シングルタイトルマッチ
(暫定王者)熊殺しウエリー VS (挑戦者)ブンブン丸・シュート
(うづき)以上です。
(記者)このウエリー選手とは?・・・
(うづき)私の兄が連れてきた空手選手で、どう見ても某選手のまねなんですが、まあリーグ戦でトップを取ってますからこっちは文句は言えませんね、実際強いですし。
(記者)では、本当に熊を殺すほどの実力はあると・・・?
(うづき)うーん・・・どうでしょうねぇ・・・極端な話、メールソフトの熊だって熊ですし、熊ってあだ名の付いた人を倒しただけかもしれないし・・・。
(記者)何ですか?そりゃ・・・
(うづき)まあ、ブッカーの私としてはキャッチコピーは大きい方がいいですし、その方がお客も入りますから。
(記者)(むちゃくちゃだよこの人・・・)では、アルティメット戦のガーディアン選手は調子はどうですか?ズバリ、勝てますかね?
(うづき)調子はいいです、はい。調整も上手くいってますが、ズバリ言っちゃうと勝率は3割位でしょうね、勝つのは難しいと思います、何にせよまだデビュー戦なんですから。でもまぁ、ガーディアンにしてもシュートにしても、道場で練習した正規軍仲間としては勝ってほしいですね。
(記者)では最後に、読者のみなさんにメッセージを。
(うづき)うーん・・・賞金はガメル!
(記者)・・・・・・・ありがとうございました・・・・・?
<<今週のFプロ>>
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月26日(月) 00時23分】 |
リニューアルによって選手層が拡大したカドモンが、いよいよ初の純血興行に乗り出した。会場は今回は後楽園ホールを使用したが、次回からはホームグラウンドの特設会場を用意するらしい。←トップに戻る
【第1試合】カドモン・オヤジ部始動試合 シングルマッチ15分1本勝負
オーシャン津軽 vs キャメル向山
オープニングマッチを努めるのは、古典プロレスの復興の為に古強者を集めたカドモン・オヤジ部の発足第一試合である。喧嘩プロレスが主流のカドモンの水に合うか心配されていたが、フタを明けると観客の期待度はかなり高かった。この試合如何で、オヤジ部の定着がかかっていたが、老練な2人は特に緊張感もない様子で登場した。
青コーナーのオーシャン津軽選手は青森県出身の48才。現役時代から技巧派として馴らしていた実力者で、かってあの国際プロレスにも所属していた経歴がある。引退してからは故郷で漁師として生活していたが、カドモンの呼びかけに応じてカムバックを果たした。津軽三味線を入場BGMに、久しぶりのリングの感触を嬉しそうにかみしめている。
対する赤コーナーのキャメル向山選手は、なんと終戦翌日出身の53才。ジャパンプロレスから海外遠征し、そのまま海外で引退した選手である。この一戦に向山はなんとステテコに毛糸の腹巻きといういでだちで登場。既にサイドを残して後退しきっている髪型といい、「オヤジ」の姿そのまんまで、観客からは笑い混じりの歓声が飛んだ。
2人の老兵は軽く握手してそれぞれのコーナーに戻る。そして試合開始のゴングが鳴った。
まずは手四つ……まったくの互角だ。振り解いた一瞬をついて津軽が片足タックル。向山も豪快な腿キックを放つ。ならば津軽はファイアーマン・キャリーからセントーンを落としていくと、負けじと向山も首投げからフットスタンプで津軽の腹にのし掛かる。
1分過ぎに、津軽がクラシカルなネックブリーカー・ドロップを2連発。クラっときた向山に電光石火の飛び付き前方回転エビ固めを決め、1カウントを奪う。この鮮やかな動きは、津軽の調整が成功した証であろう。ここで調子をよくした津軽はさらにダブルリストアームサルトを2連発。
向山も負けてはいない。豪快なかけ声と共に首投げ、一本背負い、喉笛チョップ連打2連発を当てていく。そして「よっしゃいくぞーっ!!」と威勢良く逆エビ固めで津軽を攻める。
3分過ぎに、現役時代に「津軽はこの技1つで食べてきた」と評判を得たフィッシャーマン・スープレックスを炸裂。ならば向山も、かって海外のレスラーを恐れさせた親父の拳骨(テキサスジャブ)を津軽の頬に見舞う。津軽がテキサス・スープレックス、ローリングバックドロップ、そしてショルダーアームブリーカーからのダブルリストロックの腕殺しコースに出れば、向山もスパインバスター、ジャンピングバックドロップを繰り出す。
4分後半に入ると、津軽の技巧派ぶりが光ってきた。グランドコブラ、逆さ押さえ込み、飛び付き前方回転エビ固め、ジャパニーズレッグロールクラッチ、ラ・マヒストラルで向山を追いつめる。
向山も5分過ぎから河津掛け落としを連打し、キャメルクラッチ、ジャンピングバックドロップを叩き出す。そして全盛期に使用していたラリアートと延髄切りを見事に再現。53とは思えないハッスルぶりを見せつけた。
試合は一進一退の攻防。両者一歩も引かず、試合は10分を経過しようとしていた。ここで元祖ジャーマンで勢いに乗った向山が河津掛けから3発目の延髄斬り、そしてロープに振ってラリアート。そのまま体固めで津軽から3カウントを奪取した。
カドモン・オヤジ部はいきなりの大熱戦で観客のド肝を抜いた。向山の剛直な親父プロレスと、津軽の抜群のテクニック……2人とも若くなくていい仕事をする。
どうやらオヤジ部はカドモンでの居場所を自らキープしたらしい。
Xオーシャン津軽【10分7秒 体固め】キャメル向山○
◇向山選手のコメント
「いやぁ、久しぶりにいい汗かいたよ。今日戦ってみて、まだまだやれるって確信したね。俺ァ生涯現役でいくぞ。ツガちゃん(津軽)も調子良かったし、これからはオヤジ部だけじゃなくて、ここの若い衆たちともやっていきたいな」
◇津軽選手のコメント
「負けたけど、現役時代に恥じない所まで調整ができて良かったよ。もう僕らのプロレスの受け入れる場所はない、僕らの時代は終わったんだとあきらめてたんだけど……まだ終わってなかったんですね。向山さんも元気そうだし、ここは第1試合は僕らで占めようかと思います」
2人はそのまま意気投合し、そのまま夜の赤提灯へと消えていった。
【第2試合】トルネードタッグマッチ 15分1本勝負
斉藤多夏史(般若) v nWo弘樹 (ともに南蛮帝国)
吉田装甲車 s ストッキングマン1号
第2試合はカドモンの若手によるタッグマッチ。カドモンの公式ルールに則り、この試合もトルネード戦となった。
斉藤多夏史は先のネオ・ゴングスでの加藤圭司戦後のインタビューでカドモンの若手の不在ぶりを批判。ここん所多団体での活躍が多い多夏史にとって、反則攻撃ばかりの南蛮帝国よりも、格闘技色溢れたネオ・ゴングスやアスリーツ・リーグの方に魅力を感じるのだろう。
だが、それを快く思わない若手が1人いた。自衛官からレスラーになった吉田装甲車である。ONLでは多夏史との接触はないが、それだけに自分が南蛮と同列に見られている事に不満を覚えたのだろう。だが、吉田はそれを試合に現す男ではなく、チームプレイに問題はなかった。
対して南蛮帝国。「御本家」ファイプラー弘樹選手が南蛮入りを否定した事から、ここにいるnWo弘樹が偽物ではないかという情報が観客の間に流れていた。入場コールにはP・サミー・オノー氏の要請により、「元・HFA」と付け加えられたにも関わらず、会場からは「バッタモン」「フェイク」などの野次が飛んでいる。その弘樹と組むストッキングマン1号は全身黒服で、ストッキングを被ったとてつもなく怪しいスタイル。2人とも「南蛮・ワールド・オーダーメイド」という意味のnWoロゴTシャツを着用している。
試合は合体攻撃からの弘樹の鎌で、はやくも多夏史が流血。さらにストッキングマンのフォーク攻撃などで、多夏史が真っ赤に染まる。トルネード初体験の多夏史は、馴れないツープラトン攻撃に防戦一方。弘樹のローリングソバットラッシュからの火攻めに、ストッキングマンのスリーパー技で早くもグロッキーになっていた。
ここで吉田が奮戦する。合体攻撃をしかける2人を振り払うと、弘樹に痛烈な投げっ放しパワーボム、ストッキングマンにはフィッシャーマンDDTを見舞う。日は吉田は192pの巨漢パワー戦士である。力に任せて2人に次々と力技を浴びせていく。
最後も多夏史が弘樹をフィツシュストレッチスリーパーで押さえている間に、パワーボムからドクターボムを爆発させてストッキングマンを下した。グロッキーの多夏史に比べて、余力を残しての勝利……若手批判発言に対する吉田なりの強烈なカウンターであった。
○吉田装甲車【4分27秒 ドクターボム】ストッキングマン1号X
試合後、南蛮帝国サイドの控え室からストッキングマン1号と同じ格好の男が乱入。2人を回収していった。背丈が1号よりも高い所を見ると、南蛮帝国本隊の選手らしい。
◇吉田選手のコメント
「多夏史のバカタレがヨソで活躍してるらしいけど、粉砕してやる」
◇斉藤選手のコメント
「痛いっス。だから南蛮は嫌いだよぉ」
◇nWo弘樹選手のコメント
「吉田がエラく燃えてたです。だけど、nWoは俺が守る!!」
◇ストッキングマン1号選手のコメント
(ノビてるらしく、取れませんでした)
◇P・サミー・オノー氏のコメント
「いいネ。このストッキングマン2号はセルジオとガーディアンへの牽制ネ」
◆次回中継予告◆
C・W・ニコルズ vs フライング・ガーディアン
ウイリアム・レミングストン vs ゴンサロ・デル・アルヴァレス
どうぞお楽しみに!!
ECVV | (ビーエル記者)【1998年01月25日(日) 14時12分】 |
旗揚げ記念リーグを終えて、参加各選手に話を聞いたのでここにお報せしよう。←トップに戻る
【優勝:ブルブル・ブロディ(Planets)/6勝1敗1分=32点】
「緒戦のドローは正直言って計算外で焦ったが、優勝できてよかったよ。
あのカシーンというボーイは、確かに世界で通用する可能性を秘めているよ。た
だ、そのカシーンが自分の団体内では五分(3勝3敗)の星しか残せなかったというこ
とは、このECVVという団体もそれなりのポテンシャルを有していると思えるね。
私も、もうちょっとじっくり試合をしていけば彼らの良さを引き出せたかな。今
後に期待したいね。なかなか興味深いツアーだったよ」
【準優勝:S・S・Sマシーン1(ゼーレ)/7勝1敗=35点】
「キキーッ!! 誰も俺様の蹴りに敵うものはいなかったじゃないか。それが全てを
物語っている!! 準優勝? 知らん! 腕を破壊された試合? 知らん!」
※以上二選手のオーナーの方々、貴団体に戻って改めて何かコメントしているよう
であればご報告願います。
【第3位:ミスチェーン長島/5勝3敗=25点】
「得点ではECVV最強だけど、バインダムのオジサンにやられたのがひっかかるわ
ね。あのヒトがプライドを守るには最低限のことをしたってことかな。よくあるこ
とだけどね。まあ、いつでも借りは返せますから。
猛武盗賊サンはたいしたことなかったわね。アレでアタシに楯突いたってこと?
どうせ、アタシがいないと輝けないんだから、せいぜい頑張ってまたいらっしゃ
い。
今、新しいパートナーを考えてるのよ。オジサンだけどね。でもポリシーは一緒
だから組むの。今後の展開をチェックするように!」
【第4位:蝶極 雅比呂/4勝3敗1分=22点】
「何も話すことなんかねえよ。ガッチャメラ! オラ、エーッ? 武藤ちゃんも来た
しな、これから巻き返す。それだけだ。なっ! 早く出てけ!」
【第5位:オペラ・ザ・カシーン/4勝3敗1分=22点】
「あんなもんでしょ。優勝なんて考えてなかったから。あとは特になし」
【第6位:ジャスティン・バインダム/3勝4敗1分=17点】
「ガッデム! 下位に取りこぼしたのが悔いの残るところだ。時間切れを狙うとしか
見えなかったダーティ戦術を、私のパワーが押さえきれなかった。この私が負け越
しとは……。これからスミスと一緒に盛り返す」
【第7位:猛武盗賊/1勝4敗3分=11点】
「最初だから遊んでやっただけ。ほかに何かあるとでもいうの? うーるさいっ!
一つだけ言っとくけど、アタシは一人じゃないから。もうすぐ何か大きなことが
起こるから。その時のいけにえ役は長島にお願いしちゃおうかしら。フフフ……」
【第8位:カルガリー・スミス/1勝6敗1分=7点】
「結局現状のままリーグ戦に臨んだわけだけど、恥ずかしい成績に終わってしまっ
た。残念だ。カルガリーに帰省すらできない。
やっぱりもう1回、自己を見つめ直すよ。ほかの選手を見渡しても、自分より
真っ当な試合ををこなす人はいないはず。今回は何かが狂っていたことを次回証明
する」
【最下位:ザ・シーノ/0勝6敗2分=4点】
(記者はシーノ、そして長島に暴行されコメント入手できず。傷を負っただけで
あった)
ECVVの軍団編成がややハッキリしてきた。
▼長島&シーノ&X1
▼蝶極&カシーン&武藤
▼バインダム&スミス
▼猛武盗賊&X2(&X3...?)
今後の展開にぜひ注目されたし。次回興行は2月の予定。読了感謝致します。
<激闘の足跡>
W.W.O | (豊田 前記者)【1998年01月25日(日) 05時10分】 |
W.W.Oリング購入記念興行「Rebirth」 1998.1.17 神奈川・厚木文化会館記念ホール←トップに戻る
▼第三試合(タッグマッチ30分一本勝負)
グリン・ピース(横浜プロレス)&デフ・レオパルド(横浜プロレス)
VS
エル・イホ・デル・ルナ&エル・イホ・デル・ソル
W.W.Oへ初参戦となるメキシコの双子タッグチーム「エル・キョーダイン」(勝手に命名)
メキシコでの記録がほとんど残っていない為、素性を探るべくインタビューを申し込んだ。
双子の宿泊するホテルへ到着した。約束のプールサイドで待つこと5分・・・一向に双子の現れる様子は無い。
傍らにあった椅子へ腰掛けようとする。と、「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャアァ〜!!」
突然、向かいにあった大きめのテーブルの下から、美しくハモった笑い声とともに2つの影が飛び出して来た。
記者は2人掛かりでリフトアップされ、そのままプールへと放り投げられる。双子だ。
記者がプールから上がろうとすると、またも担ぎ上げられプールへ。計4回プールの水を飲まされた。
弟のソルはすぐに飽きたらしく笑いながら部屋へと戻っていった。が、兄のルナが非常にしつこい。
記者はその後1時間にわたってプールで水を飲むハメに。
結局、テレコが水で壊れてしまったため、全く取材できずに終わった。うぅ。
これっぽっちも使命を果たせぬまま試合当日を迎えた。
が、開場ぎりぎりの時間で会場入りした双子に試合前のコメントもとれず。あぁ。
で、選手入場。駆け足で青コーナーへと向かうルナ&ソル。リングへ上がると騒がしくアピールタイムスタート。
ルナは開脚ジャンプ、ソルは側転。「ビバ!メヒコゥ〜!!」二人のステップの音もハモっていて気分が悪くなる。
そして、赤コーナーより、我らがヒーロー、ピース&レオパルド組の入場。
高々と天へピースサインを掲げるピース。観客の声援に応えるレオパルド。おぉ、カッコいい。
ピースとルナが先発。ルナがコーナーへスローするとピースの華麗なサルト・モルタル。
組みに行こうと近づくルナにピースの蹴り。やっと組んでもボディスラム2連発で無様に場外へ。カッコ悪い。
結局、何も出来ないままソルへとタッチ。何しに出てきたんだ。
代わって出てきたソル、ルナと二人がかりでのドロップキックからドラスク、ローリングソバットへ。
序盤は完全にピースの独り舞台。3分過ぎまでほぼ2対1で試合が進む。
ピースと入れ替わって出てきたレオパルド、乱戦状態でソルと競り合う。
ルナはコーナーへ釘付けにされ、ピースのサンドバッグ状態。情け無し。
中盤に入って、やっと両陣営の持ち味が出てくる。華麗な空中戦。が、まだピース組には余裕が見て取れる。
クイックタッチで素早く入れ替わる双子に対し、ピース組はきっちりと受けて立つ。
8分を過ぎた辺りから、両軍のフォールカウントが長くなりだす。カットが有効に働かない両軍。
しっかし、双子は試合態度が悪い。権利が無い時にリングサイドのおねぇちゃん達に声をかけまくる双子。
試合が動いたのは15分過ぎ。乱戦状態でルナがピースへマンハッタンドロップ。
うつ伏せのピースを試合権利のあるソルがロメロスペシャルに固める。レオパルドがそれをカット、両軍入り乱れる。
ルナがレオパルドを拷問ロメロの体勢にもって行く。ソルは固められているレオパルドに「カモ〜ン!」
その瞬間、ピースが背後から後頭部へ強烈なハイキック!
うつ伏せに倒れたソルを観客へのアピールからマヒストラルでホールドするピース。3カウントが入る!
ルナは背中合わせでレオパルドを締め上げ続けている。自軍の勝利と勘違いして振り返るルナ。
が、そこにはがっくりうな垂れるソルと、勝利のピースサインを出すピースが。嗚呼、勘違い。
○ピース(15分24秒ラ・マヒストラル)ソル●
リングを降りるルナ&ソル。試合の疲れもまったく見せず、控え室方面へと逃げるように走り去る。
次の試合までの空き時間に本部席近くで取材メモの整理をしていると、突然後ろから目隠しをされた。
「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャアァ〜!!」背筋が凍るようなハモり笑い。
羽交い締めにされ、靴を脱がされるとルナがマジックを取り出す。見る見るうちに素足に書き込まれていくスニーカー。
ご丁寧に赤と青を左右で使い分けられた。かっこいいナイキのマークだ。観客のボルテージはMAX状態。死んでしまいたい。
「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャアァ〜!!」スニーカーが完成すると記者の靴と靴下を奪って逃げ去る双子。
試合中よりも足が早いのは何故だろう・・・。
会場を探すも、忽然と姿を消した双子。この試合後、記者は素足スニーカーで取材を続けるハメになった・・・。
NEO GONGS | (K&M記者)【1998年01月24日(土) 17時47分】 |
セミファイナル 雨宮五月vs鶴波力一郎←トップに戻る
試合前、二人はかなりナーバスになっていた。
「弱い戦闘機に存在の価値はない」と、オーナーから既存バランスへの転向を言い渡されていた鶴波。
昨年の大晦日、MOW大会での土門の叫びを悲痛な表情で聞いた雨宮。
両者、ノーコメント。試合前の意気込みも一言も話してはくれなかった。
試合開始直後から雨宮は寝業へ持ち込み、アームロック、チキンウイングフェイスロック、STFで絞り上げていく。
鶴波もなんとか振りほどき豪腕ラリアートを炸裂させ、反撃の狼煙を上げるが次に狙ったバックドロップは脇固めにきり返されてしまう。
ならば、と鶴波はタックルで懐に飛び込むが雨宮は冷静にそれを潰すとスリーパーへ。
リング中央。ロープはあまりにも遠く、雨宮の絞めは抜群の切れで鶴波の喉に食い込んでいた。レフェリーストップがかけられるのに長い時間はかからなかった。
この試合がプロ3戦目である雨宮が169秒で秒殺勝利した。
鶴波はノーコメント。圭司によるとパラメータをバランスよく戻して、パワー派として再スタートさせるという。
一方、冷静沈着に勝利をおさめた雨宮はまだ悩みの中にいるのだろうか。コメントにはとぎれがちだった。
「今日の試合については、何もないです…すみません。(MOWの土門選手が雨宮選手の名を出したが)…中、いや土門さんは…知り合い、です。
(NEOの頂点に立ちましたが)それはないです。メルビィ先輩がいますから。プロとして、まだまだかなわないです。(では、次は打倒メルビィ?)…あんまり、やりたくないです。なんていうのか…スパーとかやった事はあるんですけど、なんか、こう…違和感があるんですよ。表現しづらいんですけど…。
とりあえず、今日は負けなかったんでよかったです。もう、いいですか? ありがとうございました」
NEO王者であるべき雨宮は精神的にまいっているようだ。しかし、それは当然の事。雨宮にはこれからも様々なプレッシャーが押しかかってくるだろうから。
最後に雨宮は
「どうしてもやらなければならないのなら…全力でやります」
と言い残した。これが何を意味しているのかは分からない。vsメルビィか、vs土門か…
雨宮のNEOを背負うための旅は続く。
ECVV | (ビーエル記者)【1998年01月24日(土) 16時33分】 |
今月度のECVVの「旗揚げ記念」を冠したシングルリーグの、優勝戦を含む全日程が終了した。←トップに戻る
オーナー潮崎_春樹氏は自団体を優勝戦に送り込めなかった悔しさはなぜかそれほど現れていなく、むしろほくそ笑みすらしている。その理由は……? 読者諸氏には直接ご覧頂きたい。
ただ言えるのは、プロレスというジャンルの奥深さ。そうとしかここでは書けない……。
<毎度の入口です>
ICBM | (高田直哉記者)【1998年01月23日(金) 14時07分】 |
ぼちぼちとレスラーが登録され始めたICBM。結果発表も全く←トップに戻る
行っていなかったが、ONL参加を契機に試合結果を発表していく
運びとなった。その第1弾として、「98ヘビー級選手権挑戦者決定
リーグ」開催となった。
ICBM所属のヘビー級レスラーは12名。現在ベルトを保持しているマサムネも参戦。無論、彼が優勝すれば防衛戦を待たずして
ベルト防衛ということになるが、他の11名がそれを許すはずも
ない。前チャンプのシュテインもリベンジベルト奪回へ意欲十分で
ある。参加する12選手は以下の通り。(順不同)
ジェネレイト・ケン
薩摩 ハヤト
ヴァンドルング・シュテイン
鹿賀 郷介
嘉勢戸 巧次
千社 錦之助
タイタニック・タイガー
ショーグン
マサムネ(現選手権者)
マサカド
パペットマン・ゼロ
テリー・ダックス
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1998年01月23日(金) 05時01分】 |
先ほど、左近番斎から話たい事があるから上野公園の西郷隆盛の前に来いとの電話を受けた。←トップに戻る
番斎といえば、初代王者となった海崎から、初防衛戦の相手に指名された訳だがその話だろうか。はてさて。
しかし、夜中の1時にこんなとこに呼ばんでもいいじゃないかと思っていると、番斎が大和を連れだって現れた。
記者「あ、どうも言われた通り来ましたよ」
番斎「よう来たな」
記者「で、お話とは何でしょうか?」
番斎「気がみじけぇな。早死にすんぞ。話ってのはもちのろん。海崎のボケの話だ」
記者「単刀直入にお聞きしますが、受けるんですか?あの発言を」
番斎「てやんでぇ、バロちきちょうがッ。んな話お断りだ!」
記者「え、何でです?せっかくのチャンスを」
番斎「ああっ?あほうがっ!!何で負けた俺がすぐに挑戦出来ンだ?ええっ?」
記者「まあ、そうですけど、海崎選手はただ、もう一度戦いたいって・・・」
番斎「やるなら猛鬼とやれって。そんなに負けるのがイヤか?ふざけんな!俺は奴の噛ませ犬じゃあねいぞ!楽な相手だって俺を選んだんなら奴もそこまでだ。だが、どっちにしても今回の話は受けん。俺はあんなヘボベルトに興味はない。だいたい、怪我人に負けてもう一度平気なツラさげて挑戦出来るかってんだ!」
記者「なるほど、納得出来ないのに挑戦は出来ないと。では、次の興行では何かテーマはあるのですか?」
番斎「ある。『漢』をもっと世間に認知させるのが先決だ。それまではベルトはいらん。海崎のボケが磨いた上でベルトを貰う。ま、磨けたらだがな」
記者「態度デカイですねぇ。しかし。さて、大和選手にもついでにお聞きしたいのですが、腰痛の具合はどうです?次の興行は大丈夫ですか?」
大和「おお、わしか?当然じゃ。次の興行はシリーズになるらしいからのぉ。ここが『漢』の見せ場じゃぁ」
記者「え、それは初耳ですね。シリーズ制ですか。そう言えば音無選手率いるサイレント・コアに稲葉開山なるスキンヘッドが参入したんですが、あのチームをどう見ます?」
番斎「なんだ、あのハゲは。はじめみた時、キンコンかと思ったぜ。まあ、どうせしょっぺぇんだろ?」
大和「彼奴らとやるのもよかろうて。しかし、そうなると『漢』は2人で1人足りんのぉ。誰か入れるかのぉ」
記者「そういえば、『漢』発足当時にトニィ選手は共闘の希望を出してましたね」
番斎「あんなヤンキーと出来るかよ。まあ、この前、タッグであたって(10.25『漢』対トニィ&土門戦)まあ、良い感触はあるからな。今度試して見るか。なあ、とっつあん」
大和「うむ」
と語ってくれた。番斎は負けた人間がすぐに挑戦するのはおかしいと海崎の指名をつっぱねた。そうなると俄然、猛鬼との防衛戦が有力視される。果たして誰が挑戦者になるのか、かなり微妙である。
そして、『漢』の新メンバーにトニィを上げた訳だが、トニィは現在フリーな立場にある。加入の線もあり得る。さあ、次期興行が楽しみだ。しかし、何でこの時間になったんだ?まさか、ポルノでも見てたんか?
W.W.O | (豊田 前記者)【1998年01月23日(金) 01時45分】 |
.W.Oリング購入記念興行「Rebirth」 1998.1.17 神奈川・厚木文化会館記念ホール←トップに戻る
▼第二試合(15分一本勝負)
ファイプラー弘樹(HFA)VSハイパー・タイガー ツヴァイ
試合当日の会場。リングが搬入され、開場の準備をする若手選手や練習生達。
その中に混じって黙々と作業するハイパー・タイガー ツヴァイ(以下タイガー2)。
ころあいを見計らって声を掛けてみた。
豊田「いよいよデビュー戦ですね。おめでとうございます。今日の相手はあのファイプラー選手ですね」
タイガー2「はい、非常に光栄です。どんな試合が出来るのか、楽しみでウズウズしてるんです」
豊田「へぇ、プレッシャーは感じてないんですか?」
タイガー2「ほとんどないですね。とにかく早く試合をしたいです」
豊田「ズバリ、勝算はありますか?」
タイガー2「どうですかねぇ?勝ち負けにはあまり拘りたくないです。
俺は・・・俺より強いヤツと戦うことにしか興味は無いです。世界中の強いヤツと戦る為にこの仕事を選んだんですから」
豊田「はぁ・・・何か求道者みたいですねぇ」
タイガー2「そうですか?体の芯から湧き出る欲求、って言うのかな、なんかそんな感じなんですけどね。
こういうこと言っちゃマズイかもしれないけど、ケンカ大好きだし」
豊田「マズイですねぇ、その発言は。怒られちゃいますよ?とにかく試合頑張って下さいね。期待してます」
タイガー2「はい、ありがとうございました」
「Hazard-lamp」に乗ってタイガー2の入場。エプロンへ上がると、コーナーポストへ一気に飛び乗り人差し指を天にかざす。
ロープの張りを確認しつつ、ファイプラーの入場を待つ。マスクから覗くその表情からは余計な気負いは感じられない。
続いて、「Critical」のテーマ。赤コーナーのファイプラーが堂々と入場する。余裕を感じさせる表情だ。
リングへ上がってくるファイプラーをタイガー2が見据える。コールの間もタイガー2はファイプラーから視線を外さない。
いよいよ試合開始のゴング。ファイプラーは一歩踏み込むといきなりのローリング・バックブローのモーションに入る。
が、半回転し背中を向けた瞬間、タイガー2がタイミングを合わせたローキックでファイプラーの動きを止める。
再度、ファイプラーがバックブローのモーション。再びタイガーのシャープなハイキックが迎撃。
ファイプラーの掌打、バックブロー、タイガー2のミドル、ローリングソバットが交錯する。火の出るような乱打戦。
1分過ぎ、タイガー2のブレーンバスターを逆にブレーンバスターで切り返したファイプラー。自らも場外へ追撃。
鉄柵へとタイガー2を振る。こらえたタイガー2、ファイプラーへ強烈な顔面ニーリフト!
ここでアクシデント。ファイプラーの額からおびただしい流血が。
しかし、ファイプラーの流血を見ても尚、全く攻撃の手をゆるめないタイガー2。裏アキレスからローキックを飛ばす。
ここで戦いの場は場外からリングへ。タイガー2がリングへ上がる瞬間、記者は見てはいけないものを見た気がした。
マスク越しに覗く妖しい瞳の輝き・・・照明の悪戯か、あるいは記者の錯覚だったのか。
リングへ上がった両選手。ファイプラーのサイクロンホイップからサンセットフリップが決まり、タイガー2を引き起こす。
満を持してのローリングバックブロー!後頭部へきれいにヒット!だが、タイガー2は倒れない。
更に、タイガー2のミドルに合わせてのバックブロー!しかし、すぐさま反撃のローが返ってくる。
組み付き、バックへ回るファイプラー、間髪入れず延髄ニールキックを一閃。遂に膝から崩れ落ちるタイガー2。
しかし、タイガーも負けてはいない。膝蹴りを入れると、ラ・マヒストラルで丸め込む。カウントは2。
更にハイキックを叩き込み、ファイプラーの流血を誘う。
試合中盤、タイガー2のビクトル膝十字からタイガードライバー、カウントは2。ここからファイプラーの大技ラッシュ。
ファイプラーのスクリューハイキックからのジャイアントスイング、そしてブリザードスープレックス。
カウント2.7で逃れたタイガー、すぐさま逆襲の膝十字へ。だが、まだまだ余力のあるファイプラー。膝十字を耐え切る。
5分半過ぎ、ローリングバックブローを連発するファイプラーをミドルキックでマットへ這わせると、後ろから引きずり起こすタイガー2。
拳を握り、気合をいれ直すと必殺技、ハイパータイガースープレックス(高角度タイガースープレックス)。
しかしニアロープのため、惜しくもカウントは入らず。
ここで勢いづいたタイガー2、ジャンピングツームストンから後頭部へ突き刺さるミサイルキック。ファイプラーの流血量は一層増していく。
ここで更にトップロープへ飛び乗るタイガー2。冷静に飛距離を目測するその眼に再びあの妖しい瞳の輝きが・・・。
宙に舞うタイガー2。飛距離のあるダイビングヘッドバットをファイプラーの額近くへ落として行く。
ここで立ち上がったファイプラー。反撃のローリングバックブローを放つが、タイガー2は踏み込んでそれをいなす。
組み付いた瞬間、タイガー2が身を沈める・・・ビクトル膝十字!
膝のダメージの蓄積か、体力の限界か、ファイプラーが遂にタップ!
●ファイプラー弘樹(6分16秒ビクトル膝十字)ハイパー・タイガー ツヴァイ○
大金星を上げ、リングを降りるタイガー2。おぼつかない足取りが激戦を物語る。
豊田「大金星ですね!下馬評を完全に覆しました!」
タイガー2「勝てたのは相手のアクシデントのおかげです・・・血ですね・・・まだ勝ったとは思っていません」
それだけコメントすると、タイガー2は控え室へと消えていった。
一方のファイプラーはリング上で応急処置を受けた後、控え室へ。出血量が尋常ではなかったため、取材陣はシャットアウトされた。
試合前にオフレコで語っていた自らの弱点を露呈すること無く勝利したタイガー2。アクシデントを味方に付けたとは言え、この勝利は大きい。そして、試合後のコメントの意味は・・・
WWWWA | (八女記者)【1998年01月22日(木) 19時04分】 |
1・15 WWWWA ティファナ特別興行第四試合の大爆発の余韻がまだ残る会場。何故かECWコールがこだまする中、戦い終わった美咲、伊吹舞が救急車で運ばれていく。←トップに戻る
そこに、く〜り〜STがあらわれる。
く「第五試合に出場予定だった新革命プロレスの浦晃平選手ですが、パスポート取得が間に合わなかったため、メキシコには来ていません。ですので第五試合は中止します。ごめんなさいっ!」
お約束通り、ブーイング。
く「それと州警察から先ほどの爆破マッチが無届けであり、かつ試合自体もツームストンドライバー連発の危険なものであるため、中止せよとの勧告がありました。」
ブーイングが大きくなる。
「わかりました。我々は大会を続行します!万全の体調でメインイベントに望みますので、よろしくお願いします!」
ということで、ランキング8,9,10位決定トーナメントのバトルロイヤルである第六,七試合を終え、いよいよメインイベントに突入した。
第八試合(メインイベント)会長職争奪Arugak三番勝負第一戦敗者髪切りマッチ
Arugak VS く〜り〜ST
く〜り〜はネックスマッシュを駆使して、有利な展開に持ち込む。4分過ぎ、とどめの片羽締めを決めるぞ!とく〜り〜がパフォーマンス。Arugakはこの一瞬のスキを逃さなかった。一気に組みついてリバースのツームストンパイルドライバー!く〜り〜をKO!
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試合後、く〜り〜はカツを入れられ息を吹き替えす。いよいよ髪切りの儀式がはじまる。Arugakがバリカンを持って、客にアピールした。客もイケイケムードで不気味に盛り上がってきた。
その瞬間、武装した警官200人以上がリングサイドに殺到した。
警官「中止勧告を無視したく〜り〜STを逮捕する!」
リングサイドは大乱闘状態になった。20倍以上の人数でかかってこられてはプロレスラーとはいえ敵わない。そんな中、く〜り〜STは警官に手錠をかけられる。Arugakがバリカンを持って、く〜り〜を追いかけたが、警官70名が上に乗っかってきたため動きが取れなくなった。く〜り〜は客に卵を投げられながら退場していく。会場では「金返せ」コールが夜明けまでこだました。
(BGM:世情)
WWWWA | (八女記者)【1998年01月22日(木) 11時15分】 |
ティファナ興行残り試合の記事が遅れていますが、それとは関係なくWWWWA 1月定期戦のランキング戦以外の主要カードが発表された(大会名称は未定。現在のところ「ハイブリッド=ブルー」)。←トップに戻る
第一試合
力士徹 VS 伊吹羅生門
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いつものやつ。少しだけながら反撃できるようになった伊吹。今度はどこまで力士を攻め込めるのか?
第五試合 プロレス対総合格闘技タッグマッチ
美咲大和、ヴー(UK) VS 伊吹舞、神楽
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異種格闘技戦を銘打ちながらタッグマッチという非常にうさんくさい試合となる。「海のリハク」の異名を持つ伊吹神楽が何をするのか見ものである。しかしながら、電流爆破マッチで名を上げた美咲のことだから、うさんくさい試合も自然にやってくれるだろう。裏虎月道場コンビのコンビネーションも見ものである。
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このプロレス対総合格闘技戦については、他団体の選手にも参加をお願いしようと極秘に交渉中とのことである。当誌で入手した情報では以下の通り。なんとか1月興行で対戦に持ち込みたいと考えているそうだ(情報源:く〜り〜STの居眠り中の寝言より)。
李小龍(W=Evo;ition) 相手はフィーバー=インテグラ?
タンク・バイソン(HFA) 相手はキンコン・カーン?
エベレスト・マーフィー(NEO GONGS) 相手はスーパーフライ?
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1998年01月22日(木) 05時35分】 |
ついに迎えた決勝。←トップに戻る
手負いにもかかわらず番斎の技を真っ向から受けた上で決勝に来た海崎礼爾(98年1月前半のバックナンバー参照)。
そして、処刑人猛鬼の殺人技に打ち勝った音無誠次。
この2人の間で初代ヘビー級王者を決する。どちらも一回戦のダメージが深いため、短期決戦になる事は必至である。
メーンイベント 時間無制限1本勝負
海崎 礼爾 vs 音無 誠次
海崎が先に入場。次に音無が入場してくるのだが、音無の前にはあのスキンヘッドの大男が先陣をきっている。リング上の海崎に視線を合わせ、大男に下がれと命じ、リングイン。
レフェリーが両者の身体をチェックする中、海崎と音無はお互いに視線を離さない。
そして、運命のゴングが鳴った。
早々、音無はいきなり組み付くなりヘッドロックに捕らえると、エルボーを落とし、チョークスリーパーに移行。
海崎はこれを冷静に脱出。
が、音無は攻めの姿勢を崩さない。必殺の首極め腕卍を極めた。速い攻めだ。間違いなく短期決戦を狙っている。これを凌がれたが、もう一度、首極め腕卍!海崎はこれも膝蹴りで脱出する。
間合いを取ろうとするが、音無の裏拳が飛んでくる。バックに廻り込んだ音無はすかさず、一瞬のチョークで絞め落とし、さらにうつ伏せに倒れた海崎の首を絞めるが、これはブレイク。
海崎、早くもグロッキーか?腕の痛みで動きが鈍くなってきたは一目瞭然である。
マシンガン顔面ニーリフトからセントーンと徐々に攻め、飛びつきの腕ひしぎを狙うがまんまと返される。
音無は執拗な首攻めから、シフトチェンジしビクトル膝十字で裏をかいた。耐える海崎。
ブレイクするもあとの無い海崎はキックで突破口を開こうとするが、音無の前蹴りでさばかれてしまう。こうなれば強引に行くしかない。
腕の痛みをこらえてノーザンライトボム!!
そして、ジャンピングハイから、得意の裏STFへでがっちり極めた!
これでも決まらない。ならば、もういっちょと同じ流れで裏STF。
だが、音無はまだ耐える。
リングサイドで静観していた大男が居ても立ってもいられないのか、身をなりだして叫んだ。
「返せぇ!どうしたっ!」
その言葉通り、音無は何とか脱出。
両者、ブレイクして間合いを取るが、海崎の速いローキックが音無を捕らえた。
ダメージの深い音無はその一発だけで崩れ落ちてしまう。
「おいっ!立てっ!」海崎が手招きして、ぶっ倒れる音無を挑発した上で音無を無理矢理引き起こし、この試合4発目のジャンピングハイキックを音無の側頭部に炸裂させた!!
そして、ダメ押しの裏STFを完全に極めた。
この瞬間、海崎の勝利が決まった。
王者誕生!
堪らず大男がリング上に駆け上がって音無のもとに駆け寄った。「くそっ!隊長っ!」大男は堪らず叫んだのだった。
海崎は腕を押さえてぶっ倒れている。セコンドの伝奇が手をかして起こそうとするが、海崎は一人で立てると言い、青コーナーに寄り掛かった。
音無も何とか一人で立ち上がった。そして、海崎に歩み寄り、「これで2連敗だ。この借りはキッチリ返すぞ。勝ち逃げはさせん」そう言うと、猛鬼戦後に大男相手に見せた行動を海崎にもしたのだ。拳を海崎に突き付けたのである。海崎は黙って拳を突き合わせた。
音無は無言でリングを降りた、言葉はいらないのだろう。大男もそれに従うように音無の後を追ってリングを降り花道を去っていった。
ひと段落して、勝利インタビューを取るリポーターが海崎にマイクを向けた。
レ「海崎さん、今の心境は? 」
海崎「しゃべれっての?」
レ「苦しい戦いでしたね」
海崎「ああ、番斎戦で体力全部使っちまって、どっちが来てもあれだなって思ったね。でも、この腕がぶっ壊れても行くつもりだった。勝ちにね」
レ「次の防衛戦、誰と戦いたいですか? 」
海崎「次?そうだな。番斎を指名するよ。あいつはその権利があると思う」
レ「最後にファンの方に一言お願いします」
海崎「このガラクタを輝かせます。皆さん、今年も声援のほど。メルビィ選手、八島選手にはこのくそ忙しい時(年越し興行のため)に出場していただいて本当に感謝します」
レ「本当におめでとうございました。M.O.W初代ヘビー級王者、海崎礼爾選手に盛大な拍手を! 」
ここで、初のM.O.Wコールが起きた。海崎に労いの声を送る観客達。
海崎はプロレスラーとは見るものに何か与えるものと言っている。そして、今まさに見るものに何かを与えたのである。そして、レガースをはずし、観客席に投げ入れる。
「おらっテメェにくれてやるよ!」といってレガースを投げ入れる。 そして、もう片方のレガースも「喧嘩すんなぁ!もういっちょ!」といって投げ入れた。 このレガース投げもあってか、この興行のラストは最高に気持ちのよいものとなった。
控え室でインタビューは腕の痛みが激しいらしく長くは聞けなかったが答えてくれた。
記者「おめでとうございます。海崎選手。ついにエースの座に付きましたね」
海崎「いや、エースはまだだ。だいたい、今回は猛鬼とは戦ってない。このまえも猛鬼に負けてる。だから、直接奴の倒さん限りエースはまだだよ」
記者「なるほど、では何故番斎選手を次期挑戦者に?」
海崎「単純にもう一度やってみたいと思っただけだ」
記者「他団体選手との防衛戦はありえますか?」
海崎「まだ、なんともいえんが可能と思った人間なら対戦する事も出来るだろう」
記者「腕の痛みはどうでしたか。
海崎「ほとんど麻痺してたよ。もう、怪我して試合なんかするもんじゃないよ。ほんと」
と短いながら答えてくれた。
音無サイドのインタビューもなんとか取れたので、記載します。
記者「最後の畳み込みで完全に呑まれたようですね」
音無「今日の事は教訓にでもするさ。あいつのキックはあまり受けて辛抱できるもんじゃないって事はわかったよ。」
記者「で、もっとも気になる事なんですがそちらの大きな方なんでが良いでしょうか?」
大男「俺かい?俺は稲葉。稲葉開山だ。よろしくな」
記者「は、はい。稲葉さんは今後この団体に参戦されるのですか?」
稲葉「ああ、そのつもりだ。今日の試合見て俺も隊長ともう一度行動を共にする事を決めた。土門の腑抜けも鍛え直してやるわい」
と、謎のスキンヘッド大男、稲葉開山が次回興行から参戦を希望している。サイレント・コアに強力な人材が入ったと感じるがやってみなければわからない。
初代王者海崎はどこまでベルトの権威を上げられるか。そして、それ以上にエースとなるには幾多のも壁を超えねばならないだろう。
次回興行が楽しみである。
メーンイベント M.O.W初代ヘビ−級王者決定トーナメント/決勝戦 時間無制限1本勝負
海崎 礼爾◯(2分13秒 裏STF)×音無 誠次
HFA | (ぴろき記者)【1998年01月22日(木) 01時46分】 |
1月18日、マリンメッセ福岡アリーナにて行われた『闘神四天王参上!』の第5試合目のメインエベントの模様をお伝えする。←トップに戻る
▼メインエベント(15分1本勝負)
“炎の朱雀”ファイヤー・フェニックス VS “黒き華”ハイマスター
ハイマスターは『黒き華』で4人掛けながらゴッド相手に勝利しゴッドに初黒星をつけたが、その後金韓宇(キム カンウ)に敗北してOGREから追放された。一方の朱雀、初登場は昨年12月24日に開催された『黒き華』。そこでハイマスターVS金韓宇戦の後に乱入して金の足を破壊し、四天王の強さを世に知らしめた。そして今夜、再びリングに立つ!
OGREを追放されたハイマスターのセコンドには、もはや魔神衆のモンスターの姿はない。また、第3試合で鬼神衆に勝利した白虎と玄武が花道の奥からリング上を見つめている。もう一人の四天王“水の青龍”の姿は見えない。赤と金の派手なコスチュームの朱雀。黒装束のハイマスター。非常に対照的だ。
朱雀「ハッハッハ!よく逃げずに出てきたな、それは誉めてやる!だが4人掛けでカルロス(注:ゴッドのことね)に勝とうなどと考えた貴様の腑抜けぶりがオーガ様の名を汚した罪は重い!貴様ら凡人と我ら闘神四天王の格の違いを見せ付けてくれる!」
相変わらず威張り散らして口の悪い朱雀に観客はブーイング。記者も心の中でブーイング。ハイマスターは静かに両の手を合わせ試合開始を待っている。そしてゴングが鳴った。
序盤はお互いに打撃で牽制し合う。朱雀はやはり足狙いのローキック、ハイマスターは掌打で様子見。開始1分、ハイマスターはすばやく朱雀のバックを取り何かを狙うが朱雀は膝十字で返す。ここから朱雀の足殺しが始まった。ローキックを4連発でヒットさせて低空ドロップキック!先日の金韓宇戦が脳裏によぎる。裏アキレス、ヒールホールドなどでハイマスターの足を蝕んでいく。「貴様もしばらく入院してな!」
ハイマスターは足を攻められながらも、カウンターの元祖フランケンシュタイナーからムーンサルトフォールへと華麗な連続技を見せる!そして串刺しのムーンサルトドロップキック。さらに手刀3連発からのムーンサルトフォールで朱雀をカウント2まで追い込む。足狙いに執着していた朱雀だが、さすがに形勢不利とみるや垂直落下ブレーンバスターなどの強烈な投げ技を繰り出す。だがハイマスターは屈せず、ラウンディングボディプレスから得意のこだわり技ムーンサルトフォールで華麗に舞う!そして四天王から3カウントを奪った!
○ハイマスター(6分17秒、ムーンサルトフォール)×朱雀
「オオォォォーー!!」大歓声が沸く!すべての観客がハイマスターの勝利を称える。その中でハイマスターは無言のままリングを降り去った。朱雀もまた無言で控え室に引き返していく。その途中、試合を観戦していた白虎と玄武に出くわす。
玄武「あれほど油断するなと言っておいたのに、なんだこのざまは!オーガ様の名を汚したのは朱雀よお前だ!やはり朱雀などに任せずに我々がやるべきでしたな、白虎様。」
白虎「まあよかろう。そいつは我々のようにオーガ様に武力で認められて四天王と呼ばれているわけではないからな。」
朱雀「くっ……。貴様ら……。」
白虎「オーガ様に命を受けたのは貴様だ。ハイマスターの処理は貴様がするんだな。我々は我々の好きなようにやらせてもらうぞ。」
---控え室にて---
記者「まずは、勝利おめでとうございます。」
ハイマスター(以下ハイ)「ああ。」
記者「四天王の朱雀選手に勝ったわけですが。」
ハイ「これで拙者の行き場は決まった。」
記者「え?あ、やはり結盟軍ですか?結盟軍結成時に誘われていたそうですが。」
ハイ「いや。一度誘いを断って敵対しておきながら今更世話にはなれん。」
記者「というと…。OGREでもなく結盟軍でもないとすると…。」
ハイ「察しの通り、正規軍だ。」
記者「せ、正規軍ですか…。」
ハイ「拙者は魔神衆を率いてこの団体(HFA)に少なからず迷惑をかけてきた。その罪滅ぼしとして、これからはこの団体を守っていくつもりだ。その手土産としてどうしても朱雀には勝たなければならなかった。」
記者「なるほど。しかし正規軍とは驚きですね。でもこれで正規軍としては心強い味方が出来るわけですね。」
ハイ「それと、拙者の“ハイマスター”という名は元々はワードナ様に与えられた称号だ。リルガミン時代、OGRE時代と決別するためにこの称号を捨てることにした。」
記者「では“フウマ”選手。新天地でのご活躍を祈っています!」
▼『闘神四天王参上!』のまとめ
白虎&玄武の主従コンビは鬼神衆に制裁(本人曰く「制裁どうこうというつもりは毛頭ない」)を加えるも、朱雀がハイマスターに敗れたため、早くも闘神四天王の底が見えてきた感じだ。果たしてどうなる次回興行!まだ見ぬ“水の青龍”は登場するのか?
カドモン・本部 | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月22日(木) 01時31分】 |
カドモン新春興行は、インターミッションとして、初の純血興行になる。昨年末からリニューアルに向けて選手の育成(南蛮は発見)に努めてきた成果がここで発揮されるであろう。←トップに戻る
なお、以前報道した3nd興行は順延となった。
▼【第1試合】カドモン・オヤジ部発動試合 15分1本勝負(通常試合)
オーシャン津軽 vs キャメル向山
▼【第2試合】15分1本勝負(通常試合)
斉藤多夏史(般若) v nWo弘樹 (2人とも南蛮帝国)
吉田装甲車 s ストッキングマン1号
▼【第3試合】30分1本勝負(通常試合)
C・W・ニコルズ(南蛮帝国) vs フライング・ガーディアン
▼【第4試合】リベンジ戦 30分1本勝負(格闘技戦・ランバージャック)
ウイリアム・レミングストン vs ゴンサロ・デル・アルヴァレス
▼【第5試合】怪人デビュー戦 30分1本勝負(通常試合)
ぶるうたす(南蛮帝国) vs セルジオ越前(『んを』)
▼【第6試合】The 3rd Hannya coming out 60分1本勝負(トルネード)
加藤驚 (般若) v ほぼブラジル (南蛮帝国)
“武骨”兆 s どすこい熊吾郎
“天軍”以蔵 インビジブル・ストーカー
注目すべきは、喧嘩軍団・般若の第3の男、“天軍”の以蔵である。聞いた所によると般若でも大型のパワーファイターらしいとの事。迎え撃つ南蛮帝国も新人の怪人、ほぼブラジルがアマゾンの底力を見せるべくメインに抜擢されている。この2人に般若精鋭組と、南蛮・ゼーレお騒がせコンビの4人を加えた軍団対抗のトルネードマッチを行う。この試合がいわゆるカドモンのメインスタイルとして確立する事はまず間違いないだろう。
セミファイナルでは、一般公募により名称されたギリシアの動く大理石像、ぶるうたすが、「んを」入りで燃えるセルジオと激突する。セルジオのサッカーが石像に通用するのか注目である。
今大会から発足するカドモン・オヤジ部にも注目である。2人の合計年齢は101才という。この2人の渋いレスリングは果たしてカドモンに定着するのであろうか、見所である。
第4試合はリベンジの格闘技戦が用意された。互いを知り尽くしている2人のプロ格闘家の一戦である。この2人は本線とは別枠ながら、研ぎ澄まされた技術を有したスペシャリストとして、カドモンでも孤高の地位にいる。
第3試合は、「出番がない」とボヤくセルジオ以上に出番がなかった2人の対戦である。「熊殺し自然愛好家」としてエコゲリラ的な活動をしているニコルズと、
横プロに行ったらウケそうなドイツの空中戦士、ガーディアン……どちらもカドモンではメインの経験がないが、カドモンを支えるレスラーである。
第2試合は多団体で活躍する斉藤多夏史が、元自衛官の吉田装甲車と組んで南蛮の若手怪人と激突する。相変わらず「本物」とオノー氏が太鼓判を押すnWo弘樹と、以外な寝技系戦士「電柱影のあの人」ストッキングマン1号の2人も怪しさ大爆発だろう。
カドモン初の純血興行……。この興行で、長らく決定していなかった新生カドモンのスタイルが発表されるという。
定位置メジャーへの昇華を狙って、カドモンの本格的な活動がいよいよスタートする……!
横プロ | (ヒロト記者)【1998年01月21日(水) 23時52分】 |
今日は、横プロの人気ジュニアレスラー、グリン・ピースさんの近頃についてインタビューしたいと思います。←トップに戻る
−いよいよONLにオープン参戦しましたね。
ピース「そもそもジュニアは団体の枠を超えて、自由に交流できるかたちが望ましいと思ってました。ONLはすばらしい環境です。お呼びがかかればどこのリングでも上がらせてもらいますよ。」
−さっそくWWO、H.F.Aから参戦依頼が来たようですね。
ピース「はい、うれしいですね。WWOにはレオパルドとのタッグで決定してます。相手はルチャの双子でレオパルドもずいぶん張り切ってましたよ。そしてH.F.Aには虎のマスクをかぶる者として招待されたことは光栄に思ってます。ぜひ参戦したいですね
。H.F.Aさんよろしくおねがいします。」
−そして、近々注目のカードが組まれるそうですが、
ピース「これは私の口から言って良いのかわからないですが、とりあえず、メルビィ・ニムガーレンとの対戦が内定しました。うちには彼との対戦を望む者が他にも数名いるので最初に戦えるのはラッキーだと思ってます。正式な発表はまだ先なのでこれくらいで・・。」
−いえ、それだけ聞ければ十分ですよ。なんか今日はインタビューもスイスイ進んで僕も嬉しいです。
サック「つまんないインタビューだな。」
−あっ・・
サック「なにその、あっ、てのはさ。じゃあ、次はこの俺サック万太郎が横プロ新年第一弾興行につて・・」
−あなたは、第一弾興行出場ないでしょーが。
サック「あれ、お前なんで俺にはため口きくんだよ。ヤマモトのくせに。そして、お前は何もわかってないな、このへっぽこめ。」
−じゃあ、なにを話してくれるんです?
サック「フフのフ、あのさー、あのマミーってのそおとうのやつらしいよ。ただ者じゃないってことだぞ。」
トミー会長「お前まだこんなとこにいたのか、早く行けっ!もう試合始まるだろ。」
−あれっ、会長今日試合があるんですか、てことは年明け第一弾ですよね、でもサックさんはカード組まれてないはずでは?
トミー「やあやあ、ヤマモト君、元気ぃー。僕は元気です。それじゃ・・。」
サック「じゃあな、ヤマモト。」
ブゥゥゥゥゥ−ーーーン・・・・・・・(会長とサック車で走り去る。)
−僕はヒロトですって、えっ、あれ?・・・。では、僕も試合会場へ向かいます。ピースさんどうもありがとうございました。
JRA | (京スポ 信子記者)【1998年01月21日(水) 06時35分】 |
今日は、あの崩壊したといわれる元JRA番記者のみゆき氏に直撃インタビューを敢行します。←トップに戻る
信子 「こんばんはー。みゆき記者ですよね。」
みゆき「そやけど、あんた誰?」
信子 「ローカル新聞の京都スポーツ信子と申します」
みゆき「ふ〜ん、ほんでなんかようか?」
信子 「崩壊したといわれるJRAの事を調べてるんですけど、みゆきさんなら知っておられると噂を聞いてきました。」
みゆき「ふ〜ん、そうか。あんまし、興味がないけど。」
信子 「そんな事いわないで、教えてくださいよ。」
みゆき「たいした記事にならんと思うよ。」
信子 「いいですよ。どうせ、お譲り下さいのコーナーの後ろの尋ね人のコーナーに載せるだけですから。」
みゆき「ふ〜ん、ほんならええけどって、そしたら2行くらいしかないやんか!」
信子 「あはは、大丈夫。毎月、2行づつ書いていきますから。」
みゆき「何年間、連載するするつもりじゃ。まーえーは、どうせ暇やし。」
信子 「ありがとさんです。早速なんですけど、本当に未来にいったんですか?」
みゆき「いきなり、核心かいな。このど素人記者め。」
信子 「いいんです。すでに前振りの記事2回ありますから。」
みゆき「そのまんまやな。まー、慌てんと、ゆっくりしようやん。」
信子 「はいはい、じゃあ、何から聞きましょか?」
みゆき「こっちに聞いてどないすんねん。」
信子 「ほんまですね。」
みゆき「やっとられんわ。まずはやな、JRAは本当に崩壊したんですか?って聞くもんやろが。」
信子 「なるほど、JRAは本当に崩壊したんですか?」
みゆき「そのまんまやな、お前。記者としては生き残れへんぞ。」
信子 「次は?」
みゆき「次は?って、今の質問に私が答える番やろが!」
信子 「あ、そうか。」
みゆき「もうええは、あんたはしばらくだまっとり。」
信子 「は〜い。」
みゆき「あれはじゃな、」
信子 「何で爺さん口調に変るんや!」
みゆき「ええの、雰囲気出した方がええやろが」
信子 「はいはい。」
みゆき「ええか、よう聞きや。新山信太郎は200○年から、来たのね。理由はある出来事を消去するためだったの。」
信子 「ある理由って?」
みゆき「アスリーツリーグでALC97って大会があったでしょ?」
信子 「あ、新山選手が無断欠場した大会でしょ?」
みゆき「そうそう、あの抽選で新山は新田選手と戦う事になってたって知ってた?」
信子 「組み合わせにはそうなってましたよね。」
みゆき「そう、あの試合を行っていたら新山はとんでもない事になる予定だったの。」
信子 「とんでもない事って?」
みゆき「実はボコボコに殺られてしまって、全身腫上がってしまうのよ。」
信子 「あ、そういえば広報さんが新山選手と出会ったっていってましたよ。その時の新山選手は体が小さくなってたって。」
みゆき「よくぞ、気がついたね。世間が新山の大きさが違うと叫んでいたのを憶えてるかな?」
信子 「あ、そういえば、パンフの丈よりも大きいって。」
みゆき「でしょ。実は未来の新山は新田選手にボコボコにやられた腫れが引かなくなっちゃたのね。」
信子 「ふむふむ。そうか、それでM寸だったのか。」
みゆき「わかった?今のパンフを見直してごらん。1998年サイズなんだから。」
信子 「と、いうことはようするに敵前逃亡って事ですね。」
みゆき「あほ、人聞きの悪い。戦う前に御辞退させて頂いたっていうの。」
信子 「どう、違うんかよくわからんけど・・・。」
みゆき「いいの。次にMOWの怒羅の中はどんなんでしたか?って聞くのね。」
信子 「はいはい、どうでしたか?」
みゆき「暗かったです。」
信子 「そんなけですか?(聞かなきゃ良かった)」
みゆき「ここで、水を一杯。」
信子 「(ようしゃべる奴っちゃな。)それで、ようするに未来に行ったの?」
みゆき「実はね、200○年の入り口の看板の前まで来たのね。」
信子 「それ、それ。それから、どうしたの?」
みゆき「まず、会長が扉に入ったわけよ」
信子 「ふんふん。それから?」
みゆき「私が続いて入ろうとした瞬間。」
信子 「その瞬間。」
みゆき「大地震が来たのね。」
信子 「大地震が?それで?」
みゆき「気がつけば、MOWのリングサイドにいたわけね。」
信子 「え?MOWのリングサイドに?」
みゆき「リングの上には青い塊が転がってたなー。それで、変な親父が喜んでた。」
信子 「って、怒羅対魚頭選手の試合?」
みゆき「みたいね。」
信子 「それじゃ、200○年には行ってないの?」
みゆき「あ、そういう事になるかな?」
信子 「えんえん、引っ張ってそれかいな。」
みゆき「まー、そういう事ですわ。こんなもんでええか?」
信子 「わ〜ん、もーえーわい。又、編集長に怒られちゃうよー。」
みゆき「そのかわりに、いい情報教えてあげようか。」
信子 「ほんまにいい情報なんですか?」
みゆき「JRAが自主興行やるって噂あるんだよ。」
信子 「え?ほんまに。会長がいなくなっちゃったのに?」
みゆき「うん、新山君とか一部の協力者が集まってJRAをやるみたい。」
信子 「ほんと?ガセネタじゃないんですか?」
みゆき「近々、発表するみたいだから、あんたも呼んでやるから。」
信子 「うわ〜、本気なんですね。」
みゆき「それじゃ、またね。」
信子 「あ、もっと教えてよ。あ〜、行っちゃった。」
信子 「と、いうわけでJRAは近々、自主興行をする模様です。以上京スポの信子でした〜。」
HFA | (ぴろき記者)【1998年01月21日(水) 02時25分】 |
1月18日、マリンメッセ福岡アリーナにて行われた『闘神四天王参上!』の第3試合の模様をお伝えする。←トップに戻る
▼第3試合(30分1本勝負)
“風の白虎”タイガー・ストライカー(闘神四天王)
“大地の玄武”ブラック・ロック(闘神四天王)
VS
ヘル・リーダー(鬼神衆)
ブラッディマスク(鬼神衆)
闘神四天王の白虎と玄武がHFAに初登場!この二人は実力的には互角らしいが、格でいうなら白虎の方が数段上とか。なんでも玄武は白虎のお供として白虎が子供の頃から身の回りの世話をし、トレーナーとして戦いを教え込んできたそうだ。玄武にしてみれば白虎は主人にあたる。その主従関係がタッグにどう影響するのだろうか。対する鬼神衆のヘル&ブラッディは最強を自負するおなじみのタッグ屋。例え四天王と言えども簡単に倒せる相手ではない、と思いたいが…。
「闘神四天王、タイガーストライカー、ブラックロック入場!」
そのアナウンスと共に場内が沸き上がる!観客の目は入場してくる未知の強豪に集中される。リング上に立った二人は猛々しい雰囲気をかもし出している。続けて鬼神衆の入場。普段は比較的ヒール的立場の鬼神衆だが、今日は多くの声援を受けている。先日、金 韓宇(キム カンウ)の足を破壊した同じ四天王の朱雀の試合後の態度は、HFAファンに反闘神四天王・反OGREの感情を植え付けた。そして戦いの始まりを告げるゴングが鳴った。
先発は玄武とヘル。いきなり組み合い力比べからヘルがタイミングよくダブルリストアームソルトで玄武を投げる。それからヘルの投げ技が次々と決まり、玄武をドラゴンスリーパーに捕らえるがすぐさま白虎は変則のハイキック(ハイマン蹴り)でカット。「もういい、代われ」そう言って白虎がリングイン。払い腰でヘルを倒して腕狙いのニースタンプを連打。交代して入ってきたブラッディに対し、白虎は変則ハイキック!ひるんだブラッディをフロントスープレックスで投げ、ダブルリストロック。
白虎がブラッディをリストロックや腕ひしぎで捕らえる度にヘルがカットに入ってきて、そして玄武も交え乱戦に。乱戦の中で、ヘルがフロントスープレックスホイップで白虎を投げ、ブラッディはブラッディチョークスラムで玄武を叩き付け、倒れた玄武をヘルがドラゴンスリーパーに捕らえる。その光景が何度見られただろうか?あまりにも簡単に何度もドラゴンスリーパーを仕掛けられる玄武。だが、ことごとく白虎がハイキックでカットする。「玄武よ、それでいい」白虎がそう言ったのが聞こえた。
8分過ぎ、乱戦でブラッディも疲れてきたのか、ヘルに交代する。白虎は骨法流掌打でヘルをひるませ、その直後に4発もの打撃を瞬時にして叩き込んだ。「白虎四連撃!」(バックスピンキックラッシュ)。両腕クロスで勝利の確信を表わし、止めとばかりにタイガースープレックスホイップ!だが、ヘルも粘る。今日何度目だろうか?白虎をフロントスープレックスで投げ飛ばす。場外に落ちた白虎をさらにキャプチュードで場外マットに叩き付ける!そしてリング内に戻ってからは裏投げ!これだけヘルの投げ技ラッシュを食らったのだ、いかに四天王と言えども余裕があるはずはない。案の定、白虎はここで玄武にタッチ。だが白虎はエプロンに戻る前にローキックでヘルからダウンを奪う。次の瞬間!ダウン攻撃が次々とヘルを襲う!玄武の腰へのヘッドドロップから始まり、白虎の腰へのニードロップ、同じく箇所に玄武のニードロップ、止めは白虎が腕へニースタンプ!強烈な制裁を受けたヘル。もはや気力も残っていない。玄武は止めにアバランシュプレス。そして玄武壊背絞(げんぶかいはいこう(適当に名付けてます(^^;):冬樹スペシャル)でヘル撃沈。
○玄武(10分41秒、玄武壊背絞)×ヘル
白虎「今日はやつらに多対多の戦い方を教えてやったまでだ。我々(白虎と玄武)は周りで言われているように制裁どうこうというつもりは毛頭ない。朱雀のように権力を笠に物を言うやつとは同類に見られたくないものだ。我々が戦う理由、それは、最強が誰であるかを証明するためだ!」
玄武「我は白虎様のために存在する。我が身を捨ててでも我々に勝利を!それが我の生きる道。負け犬はこのまま消えるべし!」
ヘル「今日は勝ち負けなんてどうでもいいんだよ、オラ!これでもうOGREとは何の関係もねぇ!俺達は自由だ!もうフリーバーズなんだよ!はばたくぞ!オラ、見てろよ!」
ブラッディ「ウガァー!」
試合リポートをまとめていてふと気が付いた。何度も見られた「玄武をドラゴンスリーパーに捕らえるヘルに白虎がハイキック」する場面、これは玄武があえてヘルに捕らえられヘルの動きを封じていたのか?これが白虎の言うところの「多対多の戦い方」なのか?主従タッグ恐るべし…。また、驚くべきことにこの試合はほとんど四天王側のコーナーで展開していた…。そこまで計算しつくされていたのか!?
ゴッド結盟軍阻止の任務に失敗した鬼神衆。その制裁のためにHFAに参戦してきた闘神四天王。結果は四天王、白虎&玄武の勝利だった。この先、四天王は結盟軍壊滅に向かい、鬼神衆は流浪の旅に出るのであった。
▼メインエベント「“炎の朱雀”ファイヤー・フェニックス VS “黒き華”ハイマスター」は後日お伝えします。乞うご期待!
カドモン・NEO GONGS会場より | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月21日(水) 01時25分】 |
念願のNEO GONGS興行参加が叶い、初登場戦で加藤圭司選手のデビュー戦相手を努めたカドモン・般若の若手、斉藤多夏史選手に試合後インタビューをしてみた。←トップに戻る
K「ネオでの勝利……まずはおめでとうございます」
斎「(肩を切らしながら)あっ、ありがとうございます」
K「相手は今大会でデビューした加藤圭司選手ですね。どうでしたか?」
斎「いい勝負でした。加藤選手には感謝しています」
K「結構素地は似たような物でしたねぇ」
斎「加藤選手は膝が悪いって聞きましたけど、大丈夫ですかな」
K「まぁ大丈夫でしょ」
斎「クロスヒールでしたっけ……複合的な間接技は僕も勉強になりました」
K「ネオの雰囲気はどうでしたか?」
斎「いいっスね。カドモンとは全然違ってて。なんか、こう……試合してるぞってな空気に満ちてて、僕は好きですね」
K「カドモンは試合というより喧嘩ですからね」
斎「確かにカドモンは凄い選手の集まっているんですけどねぇ。僕の相手なんて非道い連中ばかりですよ」
K「若手と言えるのは斉藤選手と、吉田装甲車選手だけですねぇ」
斎「後は南蛮のバッタモン(nWo弘樹)や痴漢(ストッキングマン1号)とかいう連中です。こいつら嫌いですよ。鎌出すし、火ィ吹くし」
K「ネオでこれから戦いたい選手はいますか?」
斎「ウイリアムさんから、是非メルビィ選手と戦うがいいとアドバイスを受けてきました。彼の実戦的な間接技には多くの事が学べると……ね。そしてまだ噂でしか聞いた事はないのですが、神城潤一選手にも興味があります。とにかく、色々勉強していい収穫がある事を望みます」
K「ではここから、次回のアスリーツ・リーグ興行の話にしますね」
斎「快く参加を認めて下さって、A.Lさんに感謝しています」
K「対戦相手は柔道出身の氷野将也選手ですが……」
斎「まだどんな選手だか知りませんが、とにかく一生懸命やります」
K「はい。分かりました」
斎「前回は八島選手にやられましたからね。気張っていきますよ」
K「最近、斉藤選手って他団体出場になると張り切りますね」
斎「はは……」
K「やっぱりうるさ方(加藤驚)がいないせいですか?」
斎「そっ、それは言ってはいけませんよっ」
カドモン・本部 | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年01月20日(火) 17時28分】 |
HFAを皮切りに、最近密かな流行ぶりを見せているのが女子部の創設である。だが、今年からメジャー団体として勢力拡大を狙うカドモンは女子部創設には否定的であった。そのカドモンが、まったく新しいクラスの創設を発表した。←トップに戻る
「カドモン・オヤジ部」創設。
見ての通りである。既に第一線を退いてはいるが、まだまだ現役という中年世代を対象としたクラスが、プロレス史上初めて登場した。
一見するとピークを超えたレスラーへの差別とも見られるが、カドモン側の説明によると、近年廃れつつあるクラシカルなレスリングを今に受け継ぐため、敢えて古株のレスラーたちを選りすぐったとの事らしい。確かに、喧嘩プロレスが主流となりつつあるカドモンでは、渋さが際だつ古典プロレスの活躍する余地が見つからない状況だった。オヤジ部の創設によって、正統派レスリングの復権の場を設けようという主旨との事。
カドモン・オヤジ部は以下の選手を対象としている。
1.40才以上で、既に肉体的にトップグループとやれる体力がない選手。
2.古典的な正統プロレスを心がけ、危険な技を多用しない選手。
3.高度な空中殺法が使えない選手。
以上の条件を満たしていれば、団体を問わずオヤジ部の会員となる資格がある。
現在カドモンでは、オーシャン津軽選手(48)、キャメル向山選手(53)の2名がオヤジ部会員として、カムバックに励んで特訓している。早ければ次回興行の第1試合にもオヤジ部が発足する。
「中年よ大志を抱け!!」……このカドモンの奇抜な発想がどう出るか、注目である。
WWWWA | (八女記者)【1998年01月20日(火) 01時44分】 |
今日は、よくわかんないまま終わってしまった「Tiger Joeの謎にせまる(その1)」の続きについて、お伝えしよう。「ライオン丸とライバルだった」と自称しているが、室町時代に生きていたということから「一休さんで有名な屏風の虎」説もあり、はっきりしない。そこで私、八女は、WWWWAの関係者に依頼し、身体についての調査を行った。←トップに戻る
以下は彼Sの記録である。
PART1 リングドクターの助手
S「いつもの助手の代理でやってまいりました。Sと申します。」
リングドクター「ああ、話は聞いてるよ。よろしく頼むよ。おお、試合が終わったようだ。じゃ検査を始めるよ。」
S「はい。」
私はWWWWAのリングドクターの助手の代理ということで試合会場にやってきた。
PART2 試合後の検査
リ「おお、メインイベントが終わったようだ。じゃあ、Tiger Joeの検査を頼むよ。」
S「わかりました。Joeさん、どうぞ。」
惨敗したとはいえ、落胆した様子はない。ここまで精神的に強くならないと、やっていけないのだろうか。いや、それとも感情がないのか。
S「それでは血液の検査、脳波の検査を行います。それと今日は歯の検査も行います。いいですね。」
必要なデータは揃った。これを分析することで何かわかるはずだ。
S「検査終わりました。しばらくお待ちください。」
J「…」(ジッと私の顔を見ている)
S「(ギクリ)ど、どうされました。」
J「………………」
S「じ、じゃちょっと確認してきますね。」
(数時間後)
S「Joeさん、問題なしです。お疲れさまー。」
J「………………」(礼をして立ち去る)
S「なんだかわかんないけど、不気味なやつだなあ。」
PART 3 会長からの連絡
採集した血液、歯の粘膜などなどのデータの分析を開始した。旧時代のコンピュータを使用しているため、分析が終わるのは1月末なのだ。私はゆっくりと待つことにした。そんなとき、突然、WWWWA会長から電話がかかってきた。
S「もしもし?」
く〜り〜ST「なあ、Sちゃん。君もレスラーなんやし、せっかく日本に来たんやから、試合せえへん?一月定期驚行のシングルマッチの枠がちょうどあいてんねん。」
S「ええ、いいですね。やりますよ。相手は誰ですか?」
く「いや他団体の選手やということ以外は調査不足でわからへんねん。」
S「足手の名前は?」
く「それは…」
つづく。
AFW | (YAN記者)【1998年01月20日(火) 01時37分】 |
彼は苛立っていた、どんな相手にも互角に渡り合ってきた。←トップに戻る
だがなぜか勝てない、ついたあだ名は「善戦マン」。
同期のファントムはタッグながらもメインに出場している、それがいっそう彼を焦らせる。
今日の相手はダスティ・マクマイケル、曲者だ。
カーン、ゴングが鳴り響く。
竜司は、開幕からいいペースで攻めたてる。
フロントスープレックスからフェイスクラッシャーそしてロメロスペシャル、骨法流掌打も面白いように決まる。
しかし、マクマイケルもやられっぱなしではない。
小技を組み立ててダメージを蓄積し徐々に試合はマクマイケルのペースへとなっていった。
マクマイケルに逆エビでたっぷり絞られ反撃するがヘッドッバットで応戦、攻撃は単発となる。
そして、試合は山場を向かえる
マクマイケルのテキサスジャブ・フライングボディアタックこれで決まらないとみるやブルドッキングヘッドロックから必殺のブレイン・クラッカー!!
万事休すかと思われるが竜司カウント2・8で何とかのがれる。
その形相は必死だ。
反撃のドラゴンスープレックス!!必殺技だが単発では効果はうすい。
カウント2で返されヘッドバットをもろに食らう。
このままズルズルいくかと思ったがすぐに立ち上がり元祖バックドロップからノーザンライトスープレックス、カウントは2。
再度元祖バックドロップそして今日二度目のドラゴンヘカウント2・8ここで初めて観客の床を踏み鳴らす音が地鳴りのように響き渡る。
それに後押しされるかのようにノーザンライトスープレックス。
カウントは1・2・3・・・・・・、レフリーの手は正確に3回リングを叩き勝者の腕をあげた。
まだ理解仕切れてない竜司、レフリーにしきりに確認をしている。
それを実感した時体中で喜びを表現していた、コーナーに駆け上がろうとする竜司・・・だがこける。
照れ笑いを浮かべつつポージングをし観客の声援にこたえる。
控え室ではファントムの手荒い祝福を受け吉報に驚く。
Mr・B
「 NEO GONGSのメルビィさんと加藤 圭司選手がこられて見学後話し合いをした結果NEOにうちの選手を参戦させる事となった。」
竜司
「 はい。」
Mr・B
「 そのメンバーにお前が選ばれたがどうだ行ってみるか?」
竜司
「 えっ、俺がですか?」
Mr・B
「 いやか?」
竜司
「 いえ、行って勉強してきます。」
Mr・B
「 ふむ、わかったがんばってこい。( ベルト土産に持ってかえる位言えんかねえ)」
竜司
「 はいっ!!」
こうしてNEO参戦という思いがけない展開に戸惑いつつ竜司はこの会場を後にした。
R.R.R | (週刊?Fプロ記者)【1998年01月20日(火) 00時16分】 |
はい!週刊?Fプロです、今日はゴーストマン戦を控えて、練習に余念のないブンブン丸・ガーディアン選手にインタビューしたいと思います。←トップに戻る
(記者)(休憩中のカ゛ーディアンに話しかける)こんにちは、調子はどうですか?
(ガーディアン)あっ、こんにちは・・・うーん、まぁぼちぼちですね、何とかなるんじゃないですか?
(記者)なんか、覇気がないですねぇ・・・この業界は目立ったもの勝ち何だから、多少ビックマウスぐらいでちょうど良いんですよ。
(ガーディアン)まぁ自分のカラーがわかってきたら目立ちますよ、なんかまだそこまで気が回らなくて・・・・
(記者)なんだかなぁ・・・それはそうと、オーナーのスパイディうづき選手は・・・・アッいたいた。
(うづき)はぁはぁ、ふぅふぅ、・・・・こんにちは・・・ふぅ・・・あー疲れた、ぶっ続けのスパーリングは疲れるよ。
(記者)すごいじゃないですか!ガーディアン選手の方は全然疲れてないですね、この覇気のなさはそのまま自信の現れととらえて良いんですか?
(ガーディアン)違います違います、オーナーはリーグ戦で疲れてるからですよ。
(記者)そう言えばリーグ戦はフリーの熊殺しウエリー選手が優勝したそうですね。何でもデビルマン選手は10位だとかで・・・?
(うづき)えぇ、ラフだけでリーグ戦を勝ち抜けるほどうちのリーグは甘くないですよ。今度のことはあいつには良い薬になったでしょう。
(記者)エーと、では優勝したフリーのウエリー選手については・・・?まだよく知れ渡っていない選手ですが・・・
(うづき)それについては、後日正式に発表します、とりあえずリーグ戦が終わって団体内の力関係がわかってきたので、自主興業を開きたいと思います。前座はまだ決まっていませんが、セミファイナルで(ゴーストマン)マーフィーVS(守護神)ガーディアンが決まっています、ラストは(熊殺し)ウエリーVS(ハイキッカー)ブンブン丸・シュートです、暫定王者のウエリーに挑戦者としてシュートが挑みます。
(記者)勝った方が初代ヘビー級王者ですね。
(うづき)そうです・・・あっ、あとガーディアン戦は賞金マッチにするつもりです。
(記者)おぉー!で、ズバリいくら出すんですか?マーフィー選手は賞金がでると俄然強くなるそうですよ
(うづき)ズバリ!1万ガメル
(記者)1万ですか、個人じゃそれくらいでしょうね。さすがに100万ガバスとまではいかな・・・・あれ?・・・カ゛メル・・・ガバスじゃないんですか?
(うづき)えぇ(きっぱり)
(記者)そんなマイナーな通貨だれもほしがりませんよ!なに考えてるんですか?
(うづき)だってこれしかないんだもん・・・・ダメなら、草加せんべい一年分だ!
(記者)それもたぶんいらないって言われますよ。
(うづき)じゃ、三郷モナカ一ヶ月分だ!
(記者)・・・・・・も・・・・いいです・・・・。
(うづき)ガーディアン!おまえもなんか言ってやれ!
(ガーディアン)えーとえーと、モナカは俺が守る!ゴーストマンなんかぶっ殺してやる!こんなんで良いですか、オーナー?
(記者)・・・・・・・・・・・・・・・・今日はどうもありがとうございました・・・・・・・・・・・(変な師弟)・・・・。
アスリーツリーグ | (憲作記者)【1998年01月20日(火) 00時08分】 |
アスリーツリーグ1月興行の日程および全対戦カードが発表された。←トップに戻る
★A.L.アルテミス〜月灯〜 1月25日(日) 於・岡山遊楽園ホール
第1試合 有倉 雅史 対 アデミール・オズマ
第2試合 八島 康彦 対 成田 順
第3試合 門仲 伝奇(M.O.W) 対 小峰 広志
第4試合 斎藤 多夏史(カドモン・般若) 対 氷野 将也
第5試合 新田 英二 対 キース・ガードナー
まず見所は、交流戦となる第3、4試合。
M.O.Wの門仲は、対A.L.のシングルマッチはこれが3戦目。投げ技主体の氷野、八島とすでに対戦しており、今回は日本拳法出身の小峰とぶつかる。テクニカルな攻防を期待したい。
一方カドモンの斎藤は、氷野と対戦。両者ともに柔道の下地があるが、斎藤は打撃技にも長けている。この打撃を氷野がどう捌くか、が勝負の分かれ目となるだろう。
メインでは、実績を買われて暫定エースに据えられた新田が、キースと激突。年頭から日豪のトップ(と言ってもオーストラリアジムは現在2名しかいないのだが)同士が対戦する。
W.W.O | (豊田 前記者)【1998年01月19日(月) 23時54分】 |
W.W.Oリング購入記念興行「Rebirth」 1998.1.17 神奈川・厚木文化会館記念ホール←トップに戻る
▼第一試合(15分一本勝負)
小鳥遊 勇馬 VSデイヴィッド・シーマン
試合前日に両選手にインタビューを行なってみた。
小鳥遊「アァ?"ロンゲガイジン"がどうしたって?俺ァよぉ、"現役"引退したけど"エンペラー"の"特服(トップク)"背負って生きて来たンだヨ!!
"特攻(ブッコミ)"やってた時分に幾つもの"修羅場ァ"くぐって来たんだ!俺ァよ、"あの野郎"とは"気合"が違ェんだよ!!30秒だ!30秒で"踊らして"ヤンヨ!!」
シーマン「師、バサラに付いて学んだ3年間を決して無駄にするつもりはない。全てを出すまでもなくあのような下品な男に私が負けることは有り得ない。
必ずや勝利し、英国の家族に良い報せを聞かせてやれることだろう。レスリングというものがどの様なものか身を持って知るといい。(英語)」
道場でのスパーリングを見る限りでは両者の力はほぼ互角。好勝負が期待される。
日付が改まった試合当日、いよいよ両選手の入場だ。
小鳥遊の入場。リングへ上がると、"真・うんこ座り"でシーマンを待ち受ける。シーマンは小走りですばやくリングへ。
小鳥遊はテーピングをチェックするシーマンへ近づくと、強烈なガン飛ばし。ローアングルから舐めるような視線が飛ぶ。が、シーマンは涼しい顔で全く無視。
試合開始のゴング。無防備に近づく小鳥遊にシーマンの前蹴りがヒットする。序盤は小鳥遊のペース。ガードの上から力任せの強引な打撃を叩き込む。
しかし、1分頃攻守が入れ替わる。飛びつき腕ひしぎ、脇固め、アームブリーカーなどで小鳥遊の腕を狙いに行く。小鳥遊も反撃を試みるものの単発に終わる。
3分過ぎ、シーマンの執拗なチキンウィングフェイスロックによって早くも小鳥遊の腕は上がらない状態に。
が、次の瞬間、小鳥遊が必殺の"ぼてくりスペシャル(喧嘩屋ラッシュ)"。シーマンをマットへ這わせ、急所へストンピングを一撃!
ここからお互いに一進一退の状況へ。パンチ、キックに加え、数少ないプロレス技のジャンピングDDT、ボストンクラブを決める小鳥遊。
あくまでも冷静に、スープレックスからのサブミッションで確実に小鳥遊の腕を狙っていくシーマン。
試合は5分30秒に動いた。シーマンの裏膝十字を力ずくで外した小鳥遊は、上がらなくなった腕で今まで温存していたパワーボムの体勢へ。
「おるぁ!」気合と共にシーマンを担ぎ上げると、後頭部から叩き付け、全体重を乗せて押え込む。
この試合、最初のカウントが試合を決するカウントに。
▼○小鳥遊(5分38秒パワーボ厶)シーマン●
「このまま"頂点(テッペン)"獲ってヤンヨ!見てろや!!」トップロープから小鳥遊が吠える。が、リングを降りるとタイガーのダメ出しが待っていた・・・。
かたや通路で項垂れるシーマン。「アレを出すチャンスがあれば・・・。クッ。(英語)」
しかし、デビュー試合の余韻に浸るまもなく小鳥遊、シーマン共に次試合からのセコンドへ付くため走っていった。
二人の心に火種が点った試合だった。
ゼーレ | (黒仮面記者)【1998年01月19日(月) 16時35分】 |
ホークマン記者が体調不良のため私、黒仮面が今回のエアガイツの取材を行います。←トップに戻る
この間の空港での一幕
スタッフ「遅いよ!!」
ガ「お、お、お、お、遅れてすいませーん。ウルルン、ウルルン!!」
スタッフ「はい、これ!」
ガ「なんすか?」
スタッフ「ビデオ」
ガ「プレゼントですか?」
スタッフ「自分で撮って。あとこれ、ボード」
ガ「へえ!?なんなんすか??ウルルンですよね???」
スタッフ「電波」
ガ「?」
スタッフ「はい、これ持って、急いで!」
ガ「えっ?ウルルンだって聞きましたけど・・・・」
スタッフ「ウルルンの裏の電波」
ガ「・・・・・」
スタッフ「なんて書いてある?」
ガ「・・・アラスカ最強の熊はどこにいますか?・・・」
スタッフ「そう」
ガ「僕が倒しにいく・・・・」
スタッフ「そう」
ガ「えっ!?これ、どっきり!?うそでしょ!?グルーサムは???」
スタッフ「グルーサムだよ。熊と戦うのだよ、檻の中で」
ガ「え!?じゃあクラウザーさんには会えなんすか?」
スタッフ「会えるよ。うなぎ渡してきて」
ガ「会えるんですか。好物のうなぎ渡せばいいんですね。で、うなぎは?まさか・・取る?」
スタッフ「当たり」
ガ「もう飛行機の時間じゃ・・・」
スタッフ「まだだよ、チケットだけ。じゃ取りにいこうか」
ガ「・・・・は、浜名湖?」
スタッフ「近くてよかったね。じゃあ、取ったらタンパに飛んで渡してからアラスカ。」
ガ「タンパからアラスカまでは・・・・・」
スタッフ「ヒッチハイク」
ガ「・・・・OK!!俺が何でもやってやるぞい!!ハッピーカムカム営業中!!!が、いいね!!おそるべしっ!!まかせてダーリン!!聖者の略奪愛!!!Ωカタストロフドロップ!!!ジェロニモー!!!サムライ、きさまー!なぜジェロニモを見殺しに!アイツより俺の方が戦力になる!!ゴクドータカサキ!!!!!!!ガッチャメラ!!南条!!」
エアガイツは壊れたままうなぎを取りに行きましたとさ。
メデタシ。メデタシ。
タンパ奮闘編へ続く・・・・
M.O.W | (大スポ 谷町記者)【1998年01月19日(月) 12時46分】 |
海崎が番斎との激戦を征し、決勝に駒を進めた。←トップに戻る
よって、この試合の勝者が海崎の相手になる訳だが、試合後のコメントにあった通り猛鬼、音無のいずれが来ても海崎にとっては手に余る猛者である。
そして、その相手を決めるためのこの試合は壮絶な死闘といっていいものだった。
第五試合 時間無制限1本勝負
音無 誠次 vs ストロング 猛鬼
試合は序盤、音無がグラウンドで猛鬼を圧倒していた。顔面ニーリフト、大外刈りでダウンさせ、確実に関節を極めていく。パワー型の猛鬼は完全にコントロールされてしまい、まったく反撃出来ない。
スキをみせればスタンドの組み状態からもビクトル式膝十字固めも繰り出し、あの猛鬼を子供扱いにしている。
腕ひしぎ、チョーク、ヒールホールドと試合開始から僅かの間に極められまくった。
その様を見てマネージャーのデープ・スペクタクルは「シットですねぇ〜」とつぶやいていた。
が、いずれも力で振り切って致命的なダメージは無かったが、音無の必殺、首極め腕卍を極められるとさすがに息が上がってきた。
「イナズマ!!」と新しく覚えたらしい言葉を叫びながら、釣り鐘ヘッドドロップを連発し、何とか反撃を開始する猛鬼。
それでもなかなか音無を攻めきれず、無理矢理パワーボムに持っていこうとするがあっけなく水車落としに切り返されてしまい、次の瞬間にはヒールホールドを極められていた。
だが、ついに猛鬼の技がマトモに音無を捕らえた。
リバースツームストンを決めると、速攻でポストに這い上がりうつ伏せの音無の上にラウンディングボディプレスで追い討ち。そして、すぐさま音無を引き起こしKドリラーに持っていき、さらに起こしてフラフラの音無の目の前で、奴は振り向きアピールを炸裂させた。「イナズマ!!」の叫びと共に。
そして、満面の笑みで裏拳。
その後も猛鬼は高角度パワーボムホイップ、高角度喉輪落とし、フルネルソンバスターと連続で畳み掛け、一気に形勢を逆転させた。
猛鬼の「イナズマ!!」ジャイアントキックと音無のトラースキックが交差する。しかし、2連続で出した猛鬼のジャイアントキックが音無のドテっ腹に炸裂。
調子に乗った猛鬼は音無のバックを取るが、あっという間に脇固めに。ブレイクして両者が離れるが、どうやら序盤の腕攻めにより猛鬼は腕のダメージが蓄積していたようだ。黒い地肌のせいでよくわからないがかなり変色してるようだ。完全に息も上がっている。
にもかかわらず、猛鬼はそれに反比例するように高角度パワーボムを連発。勿論、追い討ちはラウンディングボディプレス。得意のSSD、ロープに振ってからのカウンター喉輪と立て続けに決めても飽き足らない猛鬼は音無をアトミックホイップで場外へと無造作に投げ捨てた。ここで、猛鬼は場外までは追わずリング上で息も整えて余裕の表情。
音無、万事休す。いくら軍人といえどあそこまで猛鬼の処刑技を喰らったら、もはや時間の問題だと思われた。
この時、ハプニングが起こった。
スキンヘッドの大男がリングサイドまで侵入し、場外マットの上に這いつくばる音無に対して大声で叫んでいた。
「アンタの力はそんなもんかッ?オイッ、立てよ!俺の知ってるアンタはそんなヤワな奴じゃなかった。聞いてンのかよ!!オイ!!」
場内が騒然とし、すぐさま、伝奇と魚頭がその大男を取り押さえようとするが逆になぎ倒されてしまう。音無がその言葉を聞いて立ち上がったのかは定かではないが、音無は確かに立ち上がった。
そして、その大男の目の前に立つと、「黙って、見てろ。この野郎!!」と大男の顔面に張り手をかましたのである。
すると、大男は笑みを浮かべ「くく、相手は俺じゃないでしょうが、さっさと戻って下さい」そう言うと、猛鬼のを指差し、音無を呈したのである。
「ほざけ、そこで見てろ」音無はリングに戻っていった。
伝奇と魚頭、そして、観客もただ唖然とするほかなかった。デープさえも。
さっそく、音無はリングに戻ると喉輪落としといった力技で猛鬼の巨体を宙に浮かすが、猛鬼はSSDから、リバースフランケンシュタイナーと殺人連携。
いましがたの出来事が何の意味も無かったのかと一瞬思ったが、やはり違った。
音無は死ななかった。いや、死ねなかったのだろう。
ロー、ロー、そして、首のっこを捕まえての顔面ニーリフトがキレイ決まったと思うと一瞬の内にカカトを落としていった。その得意のコンビネーションで猛鬼をダウンさせると、その猛鬼の身体をリングの中央へと引きずり、左脚を取るとヒールホールドへ。鈍い音が猛鬼の敗北を告げた。
レフェリーが試合を止めた。手を離した音無は悠然と立ち上がった。猛鬼を左脚を押さえてのたうち廻っている。
音無の視線は猛鬼ではなく大男に向いていた。音無はリングを降り、その大男に向かって拳を突き付けた。
大男は何も言わず、その拳に自分の拳を突き合わせたのである。
すると、音無は花道を下がっていたのである。
残された猛鬼は伝奇と魚頭に支えられ無惨な姿で控え室へと消えていった。
その控え室からデープとおぼしき人物の「アナタ、寒いデスヨ!猛鬼、アナタの借金の利息2割り増し!!今度、ヘマしたら、5割りですヨ!憶えと来なさい!」という、怒声が響いてきた。
両者のインタビューはノーコメントとの事で残念ながら、採る事が出来なかった。
音無と大男の関係は一体何なのだろうか?謎が残るが決勝には音無が這い上がった。海崎との決勝という、10.25のメーンと同じカードである。その時は海崎が競り勝った形だが、音無も今度は負けを許さないだろう。果たして、初代王者は誰の手に・・・
第六試合 M.O.W初代ヘビ−級王者決定トーナメント/一回戦 時間無制限1本勝負
音無 誠次◯(10分13秒 ヒールホールド)×ストロング 猛鬼
カドモン・南蛮帝国 | (南蛮帝国下っぱ記者)【1998年01月19日(月) 12時01分】 |
みなさんどうもこんにちは。2327人の下っぱのうち1人です。カドモンのお笑い部門を一手に引き受ける南蛮帝国は、昨年末から番記者のワンダラー・KYOUといざこざを起こして、ただ今同記者の試合外での取材を拒否しております。そこで南蛮帝国の取材は我ら下っぱ衆が持ち回りでやっております。←トップに戻る
さて、軍団拡大のためにブラジルに飛んでいた我らが首領、P・サミー・オノー氏……今年から合議で「殿」と呼ぶようになった……は、休むヒマもなく、今度は一路ギリシアに赴いた。アドリア海(ギリシアだったっけ。まぁいいや)の離れ小島にある秘密の遺跡の中に、お目当ての物があるというらしい。
下「殿、こんな地下遺跡になんの用ですか」
オ「ふっふっふっ、南蛮帝国の情報網によると、この遺跡に新たな怪人がいるというらしいネ。これは是非とも南蛮帝国にスカウトするヨロシ」
前回のブラジル探検もそうだが、基本的に南蛮帝国の怪人衆は天然物である。
下「また……今度は何ですか」
オ「今度はきちんとした由来があるネ。このレポート見るヨロシ。古代ギリシアの神がかり的な技術が生み出した動く石像らしいネ」
下「そういうトンデモ本みたいなガセ信じてどうするんですカ」
オ「君はまだ下っぱだから、まだ我々の情報網の確かさを知らないネ」
南蛮帝国の情報網は、B級の超常現象・オカルト文献……いわゆるトンデモ本の類から得ている。殿に言わせると、これらの本は南蛮帝国の最新の情報を、普通の人が読むと、さもいかがわしく見えるように書いた物らしい。
下「だけど、どうして石像なんかあるんですか」
オ「昔は財宝とかもあったらしく、そこの守り手だったらしいネ。だけど、別の方角から掘られて財宝だけ持ち逃げされ、石像だけ残っているというわけネ」
下「だから我々は埋もれた正面から行ってるワケですか」
オ「そのとーりネ」
下「どうりでさっきから大変な目にあってるワケだ」
さっきから落とし穴に暗闇地帯、回転する床に魔法が使えない部屋、罠という罠がぎっしり詰まった遺跡の中で悪戦苦闘している。
そしてこの手のチープな冒険になると、殿は決まってお約束にハマる。
下「見るからにアヤしいレバーですね」
オ(なんのためらいもなく下げる)
床が開く音「パカッ」
下「お約束〜っ(ひゅ〜)」
オ「いや〜っ、レバーは引っ張るモンでしょ〜っ(ひゅ〜)」
オ「おっ、あそこになんか高価そうなモンが」
下(その横に立ってる棒はなんじゃい。棒の上にはでっかいザルが……」
棒が外れ、ザルの落ちる音「ガコッ」
オ「なっ、何ネ〜」
下「殿ぉ〜、ちょっと頭悪過ぎ〜」
オ「ふぅ、疲れたネ」
下「殿、そういう一見何の変哲もない壁によりかかると……」
オ「うぉぉぉぉぉっ」
下「……やっぱり隠し扉」
そんな顛末の後、我々はようやくお目当ての石像を手に入れた。
オ「これはいいネ。2mはいってるし、保存状態もいいネ。筋骨隆々なデザインだし。では持ち帰るネ。どうせ財宝ないんだから動かないネ」
下「動かないって……それじゃ何の意味が」
オ「大丈夫ネ。地下職安に持っていって解呪すれば動くネ」
数日後、東京練馬の南蛮帝国地下職業安定所。
オ「石像の調子はどうなったヨロシ」
下「これはレスラーとして申し分ない素材です。今、トレーニング中です」
オ「トレーニングって、ワタシにはムキムキ体操に見えるけど」
下「ええっ、何たってギリシア産ですから」
オ「なんかイチバーンッって叫んでるけど」
下「サブリミナルに例の団体の総帥のビデオ見せたらしいです」
オ「まぁいいネ。こいつは対セルジオ用に特訓するネ」
かくして、このギリシア産のムキムキ像も南蛮帝国怪人の列に加わるらしい。早速付近の怪人衆に筋肉の必要性を説いてるが、ギリシア語なので分からない。
オ「名前は……どうしよ」
下「ちなみにコレ……プロレス情報です」
HFA | (ぴろき記者)【1998年01月18日(日) 23時16分】 |
1月18日、マリンメッセ福岡アリーナにて行われた『闘神四天王参上!』と名づけられた今大会、注目はもちろんOGREの闘神四天王だ。また、ファイプラー弘樹はポーカーフェイスと戦う。これで負けたら進退問題に発展しかねない。まずは、第1試合の女子シングルマッチ、第2試合の相撲マッチ、第4試合のファイプラーvsポーカーの試合の模様をお届けする。闘神四天王絡みの第3試合とメインエベントは別記事にてお送りする。←トップに戻る
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▼第1試合(15分1本勝負)
マダム有明 vs 海野 幸
第一試合は女子のシングルマッチ。HFAでは今後第一試合にて女子のシングルマッチを定着させたいとのこと。12月24日『弘樹の誕生会』で相川の技をあえて受けきり余裕の勝利を飾ったマダムが、『黒き華』でアスカ(ゼーレ)相手に全く技を出せずに完敗デビューをした海野をどう料理するのか?海野はアスカ戦の二の舞だけは避けたいところだ。
序盤、相川戦同様にマダムはあえて海野の技を受ける。「ほら、何でも好きな技をかけてごらん!」そう言ったマダムに対して海野はフライングメイヤーを連発する。そしてアスカ戦では不発に終わった得意のローリングソバット!しかしマダムは倒れない。胸を張って受け止める。「なに?あなたってこんなものなの?」マダムはそう言い放つと強烈なキチンシンクで格の違いを見せ付ける。ここからはマダムの一方的な展開。裏拳、フットスタンプ、そしてフラフラになった海野の後頭部めがけてダイビングショルダーアタック!海野はアスカ戦に続き大技どころか中技さえも出させてもらえない。
5分過ぎ、両者場外にもつれ出たところで、マダムの隙をついて海野のローリングソバットがヒット!ようやく得意技を出せた海野に対し、マダムは場外ぶっこぬきバックドロップで祝福。強烈な技を食らった海野だが何かふっきれたのか?リング内に戻ってからは動きがよくなった。ブレーンバスターでマダムを投げてから、コーナーに振る。コーナーにもたれるマダムに向かって海野が突進、そして超美麗なムーンサルトドロップキック(串刺し一回転ドロップキック)炸裂!さすがのマダムもダウンするが、すぐさま立ち上がり「よし、それでいいのよ!」と言うとスプラッシュマウンテン(BTボム)で締めくくった。
○マダム(6分51秒、スプラッシュマウンテン)×海野
マダム「最初、彼女があまりにも不甲斐なかったんでそのまま潰そうかとも思ったんだけど、最後はいいもの見せてくれたわ。次の相川と海野のシングルは楽しみだわ、ふふっ。」
海野「まだまだですね…。ただ、相川がこの前5分39秒で(マダムに)負けてたんでそれよりは早く終わりたくないっていうのはありました。次は相川とシングルやるんですけど、絶対負けたくありません。」
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▼第2試合(相撲特別ルール)
“横綱”あけぼの(結盟軍) vs 田所 大介(正規軍)
HFA初、相撲特別ルールで行われるこの試合。元横綱のあけぼの、元十両・常稲妻(とこいなずま)の田所、格の差は歴然だ。しかし勝敗よりも観客の反応が気になるところだ。プロレスのリング上で相撲を見て、果たしてファンは満足するのだろうか?
両者が入場する。いつものようなテーマ曲はなく、あけぼのは普段通りのまわし姿、そして田所までまわしを付けて入場。レフェリーも行司の格好をして場の雰囲気を作り上げているがリングは普段通りだ。「にぃしぃーー、あけぼぉーのぉーー。ひがぁしぃーー、とこいなぁずまぁーー。」塩をまく二人。おお!なんか盛り上がってきたぞ。「みあってみあってぇーー、はっけよーい、のこった!」
○あけぼの(2秒、首投げ)×田所
「あぁ〜……」観客のため息…。そして数秒の沈黙の後「つまんねぇぞ!」「なんだよ、これ!」当然である。プロレスのリング上でこんな相撲の試合を見せられて満足いくはずがない。「延長だ、延長!」「プロレスで決着付けろ、バカヤロー!」もっともな意見だ。これを受けて急遽延長戦が行われる事になった。もちろん通常のHFAルールである。
▼延長戦(通常HFAルール、15分1本勝負)
“横綱”あけぼの(結盟軍) vs 田所 大介(正規軍)
田所はまわしを外していつも通りのタイツ姿だ。プロレスを見せる田所、フリーなファイトを見せるあけぼの。あけぼのの突っ張り(ストレート掌打)に田所が押され気味。強烈な喉輪落としで田所はグロッキー。田所があけぼのの背後に回るも、バックプレスで潰される。田所の腕がロープにかかっていたので、あけぼのはそのまま田所を中央に引きずって体をあずける。
○あけぼの(4分32秒、エルボードロップホールド)×田所
田所「相撲で負けたのはしょうがねぇ。だが俺はあそこで燃え尽きてたんだよ!完全燃焼だったんだよ!プロレスで負けたのはそのせいだ、くそやろー!」
あけぼの「ごっつぁんです(ぜーはーぜーはー)」
相撲で負けてプロレスでも負けてしまった田所。予想できた結果だけに観客もさらに冷め気味。冷えきった場内だが「闘神四天王、タイガーストライカー、ブラックロック入場!」のアナウンスと共に最高潮にヒートアップした。(第3試合の模様は別記事にてお送りします)
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▼第4試合(ノールールデスマッチ)
ファイプラー弘樹(正規軍) vs ポーカーフェイス(鬼神衆)
当初、HFA通常ルールで行われる予定だったがファイプラーの意向によりノールールデスマッチ(反則カウントOFF、ロープチェックOFF、場外カウントOFF)で行われることになった。「相手の得意分野で勝ってこそ真の勝利だ!」“反則王子”ポーカーに対してあえてノールールで挑むファイプラー。コブラクローや凶器攻撃、噛み付きなどの持ち技を自由に繰り出せるポーカーが有利なルールだ。だがエース完全復活にはこれで勝つしかない。
序盤からファイプラーが一方的なラッシュ!あらゆる持ち技を駆使してポーカーを攻め続ける。1分30秒にはフロントスープレックスホイップでポーカーを場外に投げ飛ばす。場内に復帰したポーカーはサイキック、しかしファイプラーはそれをブロックしてすかさずボディソバット!受けと攻撃が流れるようにつながった。一方的にやれれていたポーカーだが、3分頃にようやく凶器攻撃や大鎌攻撃を繰り出しファイプラーを流血させる。しかしやはりファイプラーのペース。ボディソバット、ローリングバックブローと繋ぎ、フィニッシュホールドのブリザードスープレックス!これはカウント2。たまにチョン蹴り→チョークスリーパーというコンビネーションで反撃するポーカーだが、最後はローリングジャーマンで3カウント。
○ファイプラー(4分40秒、ローリングジャーマンスープレックス)×ポーカー
ファイプラー「よっしゃー!ポイズン、じっちゃん(カラテマン)、待ってろよ!リベンジだぜ!」
なんでもありのルールでポーカーに何もさせなかったファイプラー。結果は完勝だったが、ポーカーの反則技をあえて受けての完全勝利を望んでいたのは記者だけだろうか?
▼
第3試合のタイガー・ストライカー&ブラック・ロックvsヘル・リーダー&ブラッディマスク、メインのファイヤー・フェニックスvsハイマスターの試合模様は別記事にてお送りする。
ECVV | (爆スポ記者)【1998年01月18日(日) 16時48分】 |
公式戦全9節が終了しました。←トップに戻る
残るは優勝戦です。
オーナー潮崎_春樹氏はそっちのけで早くも大会総括&次回への展望等語っていますので、ぜひお読みになってください。
<毎度、しょぼい入口ですが^^;)>
NEO GONGS | (K記者)【1998年01月18日(日) 14時06分】 |
流星vs有倉後の休憩時間に、AFWがNEOと正式に業務提携、次回大会の横浜文花体育館大会に出場する事が発表された。←トップに戻る
二月下旬から三月上旬にかけて行われる横浜文花体育館大会より参戦する『AFW』。初参戦となるだけに、その参加選手も慎重に人選することになる。『NEO GONGS』の加藤圭司、そしてメルビィ・ニムガーレンがこの週末に直接AFW道場と事務所を訪問したわけである。
今回のAFW視察の印象を圭司は次のように語った。
「こっちは全然知らなかったから、どんなもんかなぁって。予想以上に活きのいい選手がいて驚きました。パワフルな選手が多いですね。NEOにはそういったスタイルの選手は少ないから、お互いにいい勉強になると思いますね。
AFWのオーナーさんとも話し合ったんですけど、人柄のいい人だったんで、NEOといい関係でやっていけると思います」
カードはまったくの未定だが、吉川“覇王”竜司、ビッグ“ファンキーH”モアの二選手が有力候補だ。
「大化けする可能性、大、ですね」
加藤の期待も高いAFW。注目のカード発表は武闘館大会終了後に発表される。
HFA | (ぴろき記者)【1998年01月18日(日) 04時10分】 |
HFA次回興行『闘神四天王見参!』の全カードが発表された。←トップに戻る
(★が追加カード。下から順に行われる)
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▼OGRE制裁シングルマッチ
ファイヤー・フェニックス(闘神四天王) vs ハイマスター(フリー)
★15分一本勝負
ファイプラー弘樹(正規軍) vs ポーカーフェイス(鬼神衆)
▼OGRE制裁タッグマッチ
タイガー・ストライカー&ブラック・ロック(闘神四天王)
vs
ヘル・リーダー&ブラッディマスク(鬼神衆)
★相撲特別ルール
“横綱”あけぼの vs 田所 大介
▼女子シングルマッチ
マダム有明 vs 海野 幸
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第2試合の相撲特別ルールとは、まさしく相撲そのもの。どちらか先に倒れたほうが負けである(リングアウトもあり)。大相撲の元横綱あけぼのに対し、元十両の田所がどこまでやれるか、注目である。
第4試合、ファイプラーはOGREのC級戦士ポーカーフェイスとのシングルマッチを行う。同C級戦士のポイズン・ジャイアント、カミカゼ・カラテマンに連敗しているファイプラーだけに、この試合を落とすとエースとしての立場が危うくなる。
予定されていた寅年記念マッチは次回に持ち越し。以下の選手にワータイガーを加えてのバトルロイヤルを企画中。各団体からの返答を待っている。
▼寅年記念バトルロイヤル招待選手
Tiger Joe(WWWWA)
ハイパー・タイガー(W.W.O)
シヴァルツ・ティーゲル(W.W.O)
グリン・ピース(横プロ)
Planets | (あらかち記者)【1998年01月18日(日) 01時42分】 |
Planetsリーグの詳報ができましたので、リンクから飛んでみて下さい。←トップに戻る
<Planets>
ECVV | (爆スポ記者)【1998年01月17日(土) 20時56分】 |
ECVVの選手達はブルブル・ブロディ(The Planets)、S・S・S・マシーン1(ゼーレ)、両「世界の強豪」の前に悪夢を見ながらも必死に頑張っている。←トップに戻る
そんな中、ちょっとした波乱が……?
第二節以降ふさぎこんでいた潮崎_春樹オーナーはまた急に元気になり「世界に通用するこの男が出てきただけでもリーグ戦開催の甲斐があったというものだ。リーグ戦も行方よりも、まずこの事実を喜びたい」と現金にも放言する。
読者諸兄にはこの事実を確認されるようお願いする。
<ここから入っちゃっていいです>
ECVV | (爆スポ記者)【1998年01月16日(金) 22時16分】 |
【第一節】←トップに戻る
〈2点〉オペラ・ザ・カシーン(時間切れ引き分け)ブルブル・ブロディ〈2点〉
〈5点〉SSSマシーン1(3分20秒、胴締めスリーパーホールド)ジャスティン・バインダム〈0点〉
〈5点〉蝶極 雅比呂(8分20秒、STF)ザ・シーノ〈0点〉
〈5点〉ミスチェーン長島(7分42秒、チェーンロック)猛武盗賊〈0点〉
公式戦緒戦でいきなり大波乱。ともすれば全勝予選ターンでの優勝戦進出が“危惧”されていたブロディがまさかの失点3を喫した。
カシーンの芸術的なサブミッションがブロディの四肢を蝕み、結果として技の威力を弱めていた、と推測できる。
オーナー潮崎_春樹氏は「これだけでもう、大会を開催した甲斐があったというものだ」といきなり満足顔。
ただしそれもわずか3分後には曇った。
名は「態」を現す。まさに蹴殺機械、マシーン1号。
あの古きよきアメプロの継承者・バインダムが試合をさせてもらえない。そればかりか、眼前に展開するのは、彼がモノとしてしか扱われていないかのような残酷ループ・ショー。
「やっぱり2号にすればよかった……まさか、こいれほどとは……調整試合をさせて天秤に掛けとけば……」
潮崎氏のため息。氏は、そして選手らはこの先2、3週間を悪夢とともに過ごすことになるのか!?■
NEO GONGS | (K+α記者)【1998年01月16日(金) 20時18分】 |
休憩時間をはさんでの、加藤圭司vs斎藤多夏史<カドモン>。←トップに戻る
激動のONLで実に数奇な運命を歩き続けていたNEO。その中にあって、オーナー・加藤圭司は見えない部分…リング以外で様々な事を経験してきた。
ONL創成期にその名前は知られていたものの、古傷である左膝を抱えていたため、ギミックキャラとしてデビューするべきか…いや、あえて圭司はその選択をしなかった。
あえて、自らが作り上げたシリアスなNEOの世界に挑戦する事にしたのである。まずは、カドモン期待の若手、斎藤を迎え撃つ形となった。
選手入場。圭司はオレンジのコスチュームに白のレガース。斎藤はいつもの白の道着だ。
明るくパフォーマンスをする斎藤に対して、圭司は鬼の形相で首斬りポーズ。あきらかに硬くなっている。
試合開始直後から柔道式、プロレス式で投げ、蹴り、膝を落とす両者。圭司は膝蹴りからのストンピングを連発し、斎藤の蹴りもキャッチしてのアキレス腱固め。まずは膝の不安を感じさせないいい流れだ。
斎藤も反撃。ダイナミックな手刀を連発、三角絞めへ。しかし、柔道技なら圭司も苦手ではない。絞めから逃れると一本背負いで叩き付け、クロスヒールホールド。
「ディヤァー!」
雄叫びとともに締め上げるが、これは斎藤がすかさずエスケープ。それでも、脇固めでポイントを追加し、勢いにのる。
だが、斎藤には今まで学んできた試合の駆け引きがある。ノーザンライトスープレックス、ニールキック。特に、気合を入れてからの二発目のニールキックは的確に圭司の顔面を捕らえた。
4分過ぎ…試合展開は一進一退の攻防へ。低空ドロップキックで膝を狙い出した圭司に対して、斎藤は膝十字に。圭司の顔色が変わった。動きが甘くなった圭司に、斎藤は蹴りのラッシュ。ロー、ミドル、ハイ…防御もままならず崩れ落ちる圭司。何度か脇固めを極めるチャンスもあったが、膝を気にして絞り上げることができなかった。得意技であるソバットにも説得力がない。結局は、斎藤のこだわりのノーザンライトスープレックスで3カウントを聞いた。
NEOのリングで見事な勝利を飾った斎藤。今後も不定期ながらの参戦がきまっている。どこまでNEOで上り詰めれるか、期待は高い。
一方、爆弾の膝を攻められた上でのフォール負けとなった圭司。ONLの厳しさを体で体で覚える事となった。
圭司「言い訳は、なしです。これが今の僕。(長い沈黙)情けないですよね、流星やメルビィが負けた時に、勝負事なんだから勝者と敗者がいるって言っておきながら……悔しい! 今、こんなに悔しい!」
そう、うつむきながら語っていた時に、中田がやって来たのである。
中田「オーナー、いいざまだね。で、どうするの? また引退するの? いいんじゃないの、逃げ続ける人生ってのも」
と、辛辣な言葉を圭司に投げかけると、会場を後にした。
その後ろ姿をずっと睨み付けていた圭司だが、表情は吹っ切れていた。
「…もう逃げないよ、中田。今知ったからね。敗者は勝者に学べるってことが。打ち砕かれたって再生し続ける、それが格闘家の精神だって。…『んを』の主催興行がね、あるんですよ。ホールで。僕が中田とやりますよ。今はただ、進むのみ! I'm the Fighter!」
多くの人の愛を背に戦う! NEOの誓いを嘘にしてはならない。こうして、NEO GONGS最後の新人選手・加藤圭司はデビュー戦を終えたのである。
HFA | (ぴろき記者)【1998年01月16日(金) 15時51分】 |
ONLのいじめられっ子、クラッチャーまこと(18)に至上命令が下された。事の発端は昨年12月に行なわれたゼーレのハワイ大会、アンドレ対ポイズン戦まで遡る。同大会でポイズンのセコンドに付いていたまことを『んを』のエアガイツ(ゼーレ)と中田(NEO GONGS)が襲撃。その後トイレに監禁される(ここは自力で脱出した)。また昨年末のA.L.Cでは、アスカ(ゼーレ)に釣り鐘ストンピングを連発され、しまいには絞め落されている。これらの醜態をHFA社長のファイプラー弘樹(25)が許さなかった。←トップに戻る
弘樹「あの小僧、HFAの恥さらしだよ。とにかくだ、相手は誰でもいいから仕返ししてこい!」
というわけで、クラッチャーまことを次回のゼーレ・ドイツ大会に送り込むことを表明した。一方のまことは…、
まこと「いやだよぉ、恐いよぉ…。」
がんばれ、まこと!負けるな、まこと!
ゼーレ | (ホークマン記者)【1998年01月16日(金) 11時55分】 |
2・5ドイツ大会の一部カードが決定した。←トップに戻る
▼メイン60分1本勝負
ジル・コリント、ビッグバンスタン・ブローガン VS SSS・マシーンT・SSS・マシーンU
ハワイ大会で抗争が勃発したコリント対マシン軍団。試合後のコリントの要求が受け入れられる形でこのカードが決定した。
コリント「マシンは2・5で最後。俺とブローガンで潰すのみ。」
言葉は少ないが自信たっぷりの表情である。
▼セミファイナル60分1本勝負 ハワイ無差別級選手権試合
(王者)アランテス・ド・ナシメント VS(挑戦者)未定
ついに念願のハワイチャンプになったアランテスは早くも防衛戦を迎える。挑戦者は未定であるが、他団体からも広く募集している。
アランテス「1000回防衛するから、毎回防衛戦やる。相手は誰でもいい。いい勝負をして最高の王者になりたい。」
果たして1000回防衛は達成されるのか。まずは最初の一歩が大切である。
アスカの凱旋シングルマッチ、「んを」の試合など、あと数試合予定している。
エアガイツはこのオフを利用して2月2日まで渡米を予定。
ガ「フロリダのタンパにいくぞっち。クラウザーさんに会って原点を見つめるのだ。暇があったらカルガリーまで飛ぶかも。バート一家のところも見てくるよ。」
−「なんか真面目ですね。どうかしたんですか?」
ガ「だってウルルン滞在記なんだもん。」
−「えっ!?ほんとうですか??」
ガ「うん。『本場アメリカのグルーサムに挑戦!!』だって」
−「ええ!?出るんですか!?グルーサム!?!?」
ガ「出るよ。2月3日。ヤル気マンマン、夕刊フジ」
−「で、対戦相手は?」
ガ「知らん。どうせ俺勝つから。」
−「トーナメント?それとも特別試合?」
ガ「特別とかいってたな。そりゃこのエアガイツは特別でしょ、もちろん。VIP待遇よ。」
−「がんばってください!!二日後のドイツには来てくださいよ」
ガ「あたりまえだのクラッチャーまこと!!」
−「・・・・」
ドイツ大会の前にグルーサムで戦ってくるエアガイツ。当然、金網のなかに入るのは初めてである。アメリカで勝てば「んを」を全世界に知らしめることが出来る。エアガイツ本人の頑張りにかかっている。
JRA | (京スポ 信子記者)【1998年01月16日(金) 01時14分】 |
寒さも、かなり増した、今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?←トップに戻る
私、京都スポーツ新人記者信子です。
1回目は思わず緊張してしまい、よそのリングの花道で選手入場の邪魔をしてしまいました。
そこで、今日はリングアナ控え室を覗いて見る事にしました。
信子 「こんにちはー。京都スポーツですが・・・。」
リン穴「オッス!この間の奴やな?」
信子 「オッスって、(あんたは男か)そうです。憶えてもらってたんですね。」
リン穴「お前、この間の事記事に書いたやろ!」
信子 「あ、あれ書いたら駄目やったんですか?」
リン穴「言うてたやん、書いたらバイトがクビになるかもしれんやんか」
信子 「クビになったら、京都スポーツに呼びますから(私にそんな権限はないけど)」
リン穴「そうか。NEOはギャラないらしいから、その方が得かもしらんな〜」
信子 「そういう事で、JRAのその後、わかりました?」
リン穴「そうそう、いい情報教えてやるわ。」
信子 「何、何?教えてください。」
リン穴「今日、祇園のある店に、元JRAの番記者がいるそうだよ。」
信子 「情報を持ってるんでしょうか?」
リン穴「阿呆、あの未来に連れて行かれたという記者の事だぞ。1番詳しいに決まってるやろが。」
信子 「と、言う事は、あの悪名高き伝説のみゆき記者ですか?」
リン穴「そういうこと。」
信子 「それなら、JRAの全貌が全て解明できるんですね。」
リン穴「それは、あんたの出方しだい。せいぜい、頑張りな。」
信子 「はい、と言っても、あの悪名高きみゆき記者を新人の私が扱える事やら。」
リン穴「誰が悪名高いねん!」
信子 「はっ?なんであなたが怒るんですか?」
リン穴「うぐっ。い、いや私は怒ってないよ〜。そうだね、悪名高き記者やね。」
信子 「何を慌てているんですか?まあ、いいか。それじゃ、そっちも記事にしときますからね。」
リン穴「おいおい、せめて美人で悪名高いにしといたら。」
信子 「呼ぶのが大変なんで、別にいいです。それじゃ、いってきま〜す。」
リン穴「おい、お〜い。ちょっと、待てよ。行くな〜。美人忘れるなよ〜。って行ってしもた。」
リン穴「ほんまに、あれやから新人の記者は困るんや。しかし、NEOも大変やな〜。バイト代出るんやろか?勢力の強そうな団体で雇ってもらおうかな?」
リン穴「ん?お前誰やねん。なんで、カメラまわしてるんや。」
リン穴「え?なに?あの新人、取材終了の挨拶をしとらへんのかいな。」
リン穴「お〜い!待てよ〜。ってお前もカメラまわしてんと、はよ追いかけんかい!」
リン穴「え?何?私に締めてくれって?」
リン穴「え〜、以上 NEOリングアナ控え室からお送りしましたみゆき記者でした。」
リン穴「あ、しもた、いうてもうた。こら、カメラマン逃げるな〜。返せ、戻せ〜」