帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年03月15日(日) 07時49分】→記事にジャンプ |
横プロ | サックマン記者【1998年03月15日(日) 01時57分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 小野田記者【1998年03月14日(土) 23時51分】→記事にジャンプ |
新革命プロレス | がんもどき男記者【1998年03月14日(土) 18時52分】→記事にジャンプ |
ONL | 浜 千尋記者【1998年03月14日(土) 14時00分】→記事にジャンプ |
ECVV | ビーエル記者【1998年03月14日(土) 12時22分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年03月14日(土) 02時38分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 小野田記者【1998年03月13日(金) 01時41分】→記事にジャンプ |
アスリーツリーグ | 舞田 憲作記者【1998年03月13日(金) 00時32分】→記事にジャンプ |
JRA | 信子記者【1998年03月12日(木) 23時54分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年03月12日(木) 21時06分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年03月12日(木) 16時11分】→記事にジャンプ |
カドモン・南蛮帝国 | 南蛮帝国下っぱ記者【1998年03月12日(木) 00時32分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年03月11日(水) 23時01分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町一徳記者【1998年03月11日(水) 06時46分】→記事にジャンプ |
ゼーレ | ホークマン記者【1998年03月11日(水) 03時52分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年03月11日(水) 02時09分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年03月10日(火) 19時38分】→記事にジャンプ |
横プロ | サックマン記者【1998年03月10日(火) 03時22分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内 合助記者【1998年03月09日(月) 14時24分】→記事にジャンプ |
ONL | ひろき記者【1998年03月09日(月) 00時13分】→記事にジャンプ |
ECVV | ビーエル記者【1998年03月08日(日) 20時33分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年03月08日(日) 14時38分】→記事にジャンプ |
R.R.R | 週刊Fプロ記者【1998年03月08日(日) 03時13分】→記事にジャンプ |
ゼーレ・ドイツ大会メイン | ホークマン記者【1998年03月07日(土) 03時05分】→記事にジャンプ |
JRA | 京スポ 信子記者【1998年03月07日(土) 02時32分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年03月07日(土) 02時11分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年03月07日(土) 01時36分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内 合助記者【1998年03月06日(金) 16時36分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町一徳記者【1998年03月06日(金) 05時56分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年03月05日(木) 04時03分】→記事にジャンプ |
ゼーレ・ドイツ大会 | ホークマン記者【1998年03月05日(木) 03時59分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年03月04日(水) 20時04分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町一徳記者【1998年03月04日(水) 08時40分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町一徳記者【1998年03月04日(水) 08時33分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年03月03日(火) 23時52分】→記事にジャンプ |
W.W.O | 豊田 前記者【1998年03月03日(火) 00時21分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年03月02日(月) 22時14分】→記事にジャンプ |
ゼーレ・ドイツ大会 | ホークマン記者【1998年03月02日(月) 04時03分】→記事にジャンプ |
アスリーツリーグ | 憲作記者【1998年03月02日(月) 01時02分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年03月01日(日) 03時08分】→記事にジャンプ |
JRA | 京スポ 信子記者【1998年03月01日(日) 02時50分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年03月01日(日) 01時51分】→記事にジャンプ |
京スポ 信子記者【1998年03月01日(日) 00時15分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年03月15日(日) 07時49分】 |
メインイベント(30分1本勝負)←トップに戻る
B.ヴァレンタイン&W.F.クラシック VS B.羽賀&越村道明
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先発はヴァレンタインと羽賀。エルボーを攻めるヴァレンタイン、ボディスラムなど投げ技で対抗する羽賀。ほぼ互角か。外人側はクイックタッチ、クラシックに対して、羽賀はレッグスピン、首投げなどで有利な展開に持ち込む。ここで日本陣営は越村に交代。同時に外人側はヴァレンタインが登場。
越村、ヴァレンタインに突撃。しかしエルボー攻撃で返り討ち、いつの間にか越村流血だ。たまらず羽賀にタッチ。ヴァレンタインの猛攻は続く。場外に落ちた羽賀に二人がかりのスレッジハンマー!場外乱闘のさなか、クラシックのスカルクローで羽賀も流血だ!リングにあがった羽賀をヴァレンタインのエルボードロップホールドが襲う!
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○ B.ヴァレンタイン(14分19秒 エルボードロップホールド)羽賀 ×
横プロ | (サックマン記者)【1998年03月15日(日) 01時57分】 |
『98'英雄にあこがれてツアー』2/26大会には、A.L.から新田 英二、成田 順、アデミール・オズマが参戦。好勝負を繰り広げた。←トップに戻る
そしたら、詳細記事へゴーゴーゴー!
<記事へジャンピン>
WWWWA | (小野田記者)【1998年03月14日(土) 23時51分】 |
例の墓地から帰り道がわからないことに気がついて、ずいぶん帰るのに時間がかかってしまった。ようやく京都某所の旅館に到着した。←トップに戻る
ちょっと時間が時間だけど、とりあえず電話するか。小野田の実家の電話番号は…とあった、あった。こちらからは連絡しづらかったけど電話番号は残していたみたいだ。
「小野田でーす。」
「久しぶり。千歳さんは…」
「私です。」
「く〜り〜っす。」
「おー。久しぶりです。どうしたんスか?」
「いえ、今度海外に行くから、その前にお会いしたいなあと思ってね。」
「おー、よろしいな。私もお会いしたいっす。どのあたりに来てんの?」
「明日、京都競馬場隣接町民体育館ってところで仕事があるから…」
「じゃあ、淀駅で待ってるからね。何時くらいにこれる?」
「夕方5時くらいかなあ。」
「OK。日曜だし混んでるかもしれないけど迷わないでね。」
「あいた!やっぱり言われた。」
「へへ。2時間くらい待って来なかったら例によってあきらめますから、また連絡くださいね。じゃあ。」
ああ、そういえばインタビューで暴言吐いたから無事に帰れるかどうかわかんないなあ。まあ、JRAの人が守ってくれるか。
そのとき、彼女が姉のことに全く触れなかったのが何故かなんて全然考えもしなかった。
新革命プロレス | (がんもどき男記者)【1998年03月14日(土) 18時52分】 |
最近経営状況が悪く、ONLに顔を出さなかった新革命プロレスだが、第2回ONL大会が開催される事を、がんもどき記者が発見し、新革命事務所に連絡して会社側が出馬をOKした。←トップに戻る
社長のジャパン村崎氏は、「ONLの団体として参加しないわけにはいかない!前回2勝1敗だったよな。今度はすべて勝つよ!そしてONL大会を素晴らしいものにしてみせる!!」と、参戦についてのコメントを残した。
参加選手3名
・ハッカケ仙人−タッグ希望
・Mrピーポ−タッグ希望
・ X−シングル希望
ハッカケとピーポのタッグの実力をONLで発揮してほしい。
Xにつては、最強のシングルプレイヤーを用意させてもらいます。
ONL | (浜 千尋記者)【1998年03月14日(土) 14時00分】 |
今日(14日)各団体の代表者を集めて、第2回ONL大会の各団体の参加選手枠が発表された。←トップに戻る
前回のONL設立記念大会では8団体・22選手が参加したが、今大会は13団体・16選手の参加となる。カードの方は、シングル4戦・タッグ2戦が予定されている。ONL実行委員の濱地氏は次のように語っている。
「選手数・試合数が減っているため前回と比べると小規模になったと思われるかもしれませんが、今年は1周年記念大会というビッグイベントも予定しています。今回の第2回大会は、1周年記念大会に向けてONLをよりいっそう盛り上げていくための大会と位置付けています。そういった意味で、なるべく多くの団体に参加してもらい、いままで以上に団体間の交流が盛んになってくれることを望んでいます。」
また、「今月末までに参加選手名を広報を通じてONLニュースにて公表するように」との旨が各団体に伝えられた。今後の予定は次のようになっている。
3月31日(火):参加選手名の報告の締切
4月上旬(予定):参加選手プロフィール(データ)の公開締切
4月中旬〜下旬(予定):対戦カード発表
5月(予定):大会開催
<各団体の参加枠はこちら>
ECVV | (ビーエル記者)【1998年03月14日(土) 12時22分】 |
代表者決定リーグ戦は公式戦9節中、序盤戦3節まで終了。←トップに戻る
トップがミスチェーン・長島で3戦3勝、それを2勝1敗の猛武盗賊と2勝1両リンのジャスティン・バインダムが追う展開となっている。
ただ目下のところ長島に引き分けも敗戦もないことから、彼女が代表への最短距離に位置しているといえる。
……が、あともう一人送り込むことになっている。(ただし選手にはまだ内緒。^^;) ひょっとしたら今回不参加組、もしくは新たなるX、の可能性もある!?)
<ここから>
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年03月14日(土) 02時38分】 |
今シリーズ最終戦でタイトル挑戦者に近づくための試合が予定されている市来、W.J.ダニエル、そして最近の成長が目立ってきたジュニア戦士、取手と陸王。←トップに戻る
それぞれの階級でのライバルといえる選手が6人タッグで激突!
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セミファイナル(30分1本勝負)
W.J.ダニエル、陸王聡&F.インテグラ VS C.市来、J.取手&川田上明
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パワーで迫る川田上に対し、フィーバーはフライングメイヤーでたくみにダメージを与えていく。川田上、取手にタッチ。フィーバーも陸王にタッチ。陸王は、ねちねちとストレッチ技で攻撃しようとするが、フォローがしつこく入り乱戦模様。それでもしつこく取手のスタミナを奪おうとする。しかしフォロー時の攻撃が効いたのか、陸王、ダニエルにタッチ。ダニエル、取手にチョップ攻撃、たまらず市来にタッチ。待ちかねた市来、ナックルパートで猛攻。すでに乱戦で疲れていたダニエルが市来の猛攻に耐えられず、試合は市来がダニエルを破るという結果に終わった。
× ダニエル(15分55秒 片エビ固め)市来 ○
---------------------------------------------------------------------
第二試合 ヴー&光本隆一 VS B.小島、大倉元
○ ヴー(7分43秒 ハイキックからK.O.)小島 ×
第一試合 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(9分19秒 飛びつき後方回転エビ固め)力士徹 ×
WWWWA | (小野田記者)【1998年03月13日(金) 01時41分】 |
彼は、京都某所の旅館で眠っていた。眠っていたが、誰かの気配を感じ、目を覚ました。誰もいない。窓の外を見ると一人の女性が庭に出て、手招きしている。ちょっと怪しいと思ったが、見覚えのある顔だったので外に出てみた。←トップに戻る
く「小野田やないか。どないしたん。こんなところで。」
小「ううん。明日試合があるとかいうから京都まできたの。今日は街を歩いてたら、く〜さんを偶然見かけて、よーし、びっくりさせてやろうとして来たわけ。」
く「なるほどなあ。ほんじゃちょっと散歩でもしよか。」
彼女とは、10年前軽音楽部で知り合って仲良くしていた3年下の後輩だ。ささいなことで喧嘩した後、突然姿を消してしまったので、10年も経った今も、かなり気にしていたのだ。でも当時と全く変わらない姿に正直驚いてしまった。
く「あれから、どうしてたの?」
小「ん…ちょっとイロイロね…」
く「そう…」
会話が続かない。
小「明日の試合、どうしても行くの?」
く「なんで?何かあるっていうの?」
小「…」
会話が続かない。仕方がないので、楽しかった頃の懐かしい話をしながら
数時間歩いた。気がつけば墓地に来ていた。
く「あれ、こんなところに来てしもた、相変わらず方向音痴がひどいね、お互い。…そろそろ戻ろ。どこに泊まってんの?送るよ。」
小「実は試合を見に来たってのは嘘。本当は、あなたが海外に行ってしまう前に、ここに来て欲しかったの。前を見て」
前の墓石を見た。昭和63年3月7日…突然姿を消した日付と一緒に彼女の名前が刻み込まれている。
小「あれから、いろいろ考える時間が欲しくて、気がついたら、この辺りに来てたの。そしたら事故にあって…」
く「そうだったのか…悪いことしてしまったね。」
小「そんなことない。全部私が悪かったの…っていっても、もう遅いんだけどね。イロイロ心残りだったみたいで、海外に行ってしまう前に報告したいとなあと思ってね。それと私の妹がこのあたりに住んでいるから訪ねてみてね。憶えてる?ほら、あの赤い皮靴の好きだった、当時高校生だった子よ。あなたを慕っていたし喜ぶと思うよ。じゃ応援してるからね」
彼女は姿を消した。何か呼ばれるように京都に来てしまったが、本当に呼んでいたのはグルメ番組のロケではなく彼女だったようだ。悲しい結末を知ってしまい、何だか悲しくなってきた。明日の試合の後、彼女の言う通り、彼女の妹を訪ねてみよう、いろいろ忘れさせてくれるはず、そう思ったく〜り〜だった。
アスリーツリーグ | (舞田 憲作記者)【1998年03月13日(金) 00時32分】 |
やや久しぶりとなったが、アスリーツリーグ・ジャパンジムへの取材を行った。←トップに戻る
昨年末の旗揚げ以来、1月・2月と、さほど大規模ではないものの着実な興行を行い、そろそろONL全域にその名が知れ渡ってきた。2月の下旬からは横浜プロレス、M.O.W、カドモン、そして話題の第2回ONL大会と、対外試合の予定も増えてきている。
そこで、現在の暫定エースでもあり、A.L.でもっとも顔が売れてきている新田に、今後のことを中心に聞いてみた。
記者(以下−)「どうも、久しぶり。」
新田(以下新)「あ、どもども。」
−「まずは、ちょっと気が早いけども、旗揚げからここまで振り返ってみて、どうだったかな。」
新「うーん…。月並みな言い方だけど、早かったかな。俺個人としてはすごく順調だし、A.L.全体で見ても、今んところこれと言って問題もなくて。まあ、いい感じだったんじゃないかな。」
−「ひとまず3月中に、カドモン参戦が決まってる。」
新「カドモンさんには、前から興味があった。いずれ一度は上がってみたいリングだったんで、今回の話は、ちょっとびっくりしたけど、嬉しいですよ。」
−「相手は、吉田装甲車という、未知の選手になるわけだけど。」
新「うん。うちにもよく来てもらってる斎藤選手と、だいたい同じレベルらしいですね。ってことは、絶対に勝てるとも言えないけど、どうしたってかなわない、という相手でもないと思ってる。ま、なんにせよ、いい試合をしたいな。」
−「そう言えば、その斎藤選手が、A.L.に移籍するという噂があるんだけど、これについては?」
新「えっ、そんな話があるんですか?たしかに、試合だけじゃなくて時々練習にも来てくれてるけど、それは初耳だな。」
−「今も話に出た吉田選手と試合をして、それに勝ったらカドモンを出てこっちでやりたいらしいよ。」
新「ふーん…。なんて言えばいいのかなあ。もちろん迷惑な話ではないけど、『頑張ってこっちに移って来いよ』って言うのも、なんかちょっとマズイよね。まあ…俺としては成り行きを見守るしかないな。」
−「さて、第2回のONL大会の話が、そろそろ具体化してきた。」
新「ですね。」
−「A.L.からは誰が出ることになりそう?」
新「…どうなんだろう。そりゃ、たぶんみんなが『出たい』って言うと思うんだけど。その辺は今、会長がいろいろと考えてるらしいんで、それを待つしかないです。」
−「3月いっぱいで、各団体とも出場選手が決まるっていうことだけど?」
新「うん。うちも、たぶん3月の興行で、なんらかの手段で決めることになるんじゃないかな。はっきりしたことは、まだ全然聞いてないんで、わからないんだけど。」
−「当然、出場を狙ってるよね?」
新「あは…そりゃ、一応はね。まあ、出れるかどうかわからないけど、もし出られなくても、見物には行こうと思ってる。いろんな選手を見ておきたいしね。」
−「その他、今後の予定などがあったら、聞かせてほしいな。」
新「あ、えーと。今後はね、どんどん外に出て行く予定です。俺だけじゃなくて、もう全員がそうなってくると思う。各自がそれぞれ興味のある団体があるみたいなんで、一人ひとりが自分の好きなところで試合をさせてもらう、みたいな感じになっていく予定ですね。まあ、そのまんま他所の団体に行きっぱなしになる奴が出てくると困るんだけど(笑)。
それから、内部の闘いもまた進歩させていかなきゃいけない。今度1人若いのがデビューする予定なんだけど、こいつがまた俺らとは全然違うスタイルなんで、俺的にはけっこう楽しみにしてますね。」
−「高村選手だね。」
新「うん。なんでも、いわゆる普通のプロレスラーになりたかったらしいんだけど、体が小さいってんで、どこも入れてもらえなかったらしくて。まだ若いし、正直に言って強くもないんだけど、俺らから見れば意外な動きとかするんでね、おもしろいですよ。」
−「それから、フランスに支部ができたそうだね。」
新「そーなんですよ。まあ、支部って言うか、やりたいっていう人が1人、会長のとこに来てましてね。フランスってことは、サバットとかの選手なのかなあ。まだ知らないんですよ。こっちもまた楽しみなとこですね。」
−「今日は、どうもありがとう。」
JRA | (信子記者)【1998年03月12日(木) 23時54分】 |
ここまでM.O.Wのシリーズ「バトルヒムズ」については一切コメントを拒否をしてきた、JRA新山選手の独占インタビューに成功した。新山選手が現在の心境について熱く語ってくれた。←トップに戻る
信子「こんにちは。負傷の具合はどうですか?」
新山「ええ、心配かけてすいません。肩は8分ぐらいまで回復しましたね。」
信子「順調な回復と見ていいですね。」
新山「そうですね。」
信子「早速なんですけど、こないだまでは口を閉ざしてたバトルヒムズの件を聞いてもいいですか?」
新山「はい、心の整理もつきましたし、遠慮なく聞いて下さい。」
信子「まず、なんでインタビューにも応じられなくなっちゃったんですか?」
新山「ええ、今回はシングルでは鹿嶋選手と他にタッグで3試合出場しましたよね。組んだり戦ったりしているうちに自分のファイトスタイルに迷いが出てきたんですよ。それから、M.O.Wさんのメインとかの試合を見てて自分があそこに立つには何をすればいいのかな?って感じで迷っちゃいました。」
信子「まあ、メイン級は仕方がないにしても新人の鹿嶋選手に負けちゃいましたからね。」
新山「新人とはいえ、やはりM.O.Wさんで鍛えられてきただけあって、強かったですね。完敗でしたからね。」
信子「完敗ですか?」
新山「実は今回、僕が結果を出せていれば最終戦で魚頭選手とさせて欲しいとお願いしようと思ってたんですよ。それが第2戦でCBにやられて、第3戦では鹿嶋選手に完敗ですからね。とても、お願いできる気分でも、立場でもなかったですよ。こんな事、先に言ってたら恥ずかしいですね。」
信子「う〜ん、でも第4戦では、とりあえずM.O.Wでの初勝利を飾りましたよね。」
新山「はい、嬉しかったですね。実際はペイトリさんが、ほとんどやってくれてフォールだけしなさいって感じで上にのせてもらったって感じですけどね。」
信子「自信になりました?」
新山「いや、全然駄目でしたね。自信になんてなってませんよ。なんていうか、こないだのA.L.戦でも感じてたんですが今の自分を出しきる事はできてるんですよ。今、あれ以上のファイトを求められてもないものはないんですよね。後は気力がどれだけついていくかだけの問題だったんですけど。精一杯粘ったつもりですし、体力にも余裕なんかなかったですからね。」
信子「技術的に限界だと?」
新山「ええ、現状ではね。もちろん、今回いろいろと勉強になりましたよ。でも、まだ試合にいかせる程、身についてないですね。」
信子「具体的にいうと?」
新山「例えば、M.O.Wさんで感じたのはパワーアップが必要だと思いましたし、よく返されたりしますよね、僕。自分の持てる力を全部出し切る事しか頭にないんで、相手の状態が把握できてないんですよ。だから、チャンスと思って無理に大技狙って返されちゃう。この辺なんかもっと勉強をして、相手の状態なんかを解かった上で攻めないといけないなーって。」
信子「タッグで組んだ人達の印象はどうでしたか?」
新山「正直、周りの事が見えてませんでしたね。なんか、側に熱いものがあるって感じましたけど、どっちかっていうと僕、今回浮いてたでしょ?どの試合でも。」
信子「まあ、言われてみれば大スポの谷町さんが開幕前に心配してた通り、存在をアピールできてない感じしますよね。」
新山「うわー、きついなー。でも、そうなんですよ。M.O.Wの人にアピールできなかったですよね。横浜さんのボビさんはトニィさんと熱い試合をやってたし、CBはCBでそれなりに自己主張してたと思うんですよ。でも、僕には何も残らなかったですよね。この辺に問題があるんだと思うんですよ。それはファイトスタイルの迷いにもなりましたよね。なんていうか、自分のスタイルが確立されてないんですよ。」
信子「確かにボビはパワーをアピールしてたし、CBはしたたかさをアピールしてましたよね。」
新山「そう、そうなんですよ。僕にはそういう特徴めいた物がないんですよ。だから、まずはファイトスタイルを確立しないといけないですよね。パワーつけるとかテクニックをつけるとか。」
信子「それで、じぶんなりの答えは見つけられたんですか?」
新山「いや、まだですね。そんなに簡単に見つかる程、甘くないと思うんですよ。僕、柔軟性ないですからこっちが駄目ならこっちってできないと思うんですよね。だから、もっといろんなスタイルの人と戦ったり組んだりしてスタイルの勉強したいですよね。」
信子「う〜ん、よそじゃ大概の場合、自分のスタイルをもってデビューしてますもんね。それじゃ、どんどん遅れをとるんじゃないですか?」
新山「確かにマラソンでいえば、よその人はデビュー=スタートで走り出してるって事になるのかもしれませんけど、僕の場合はスタートしてから靴屋に飛び込んで、シューズ探してるようなもんですよね。でも、先は長いんだし革靴で最後まで走るより自分にあったシューズを見つけないと靴ずれおこしちゃいますよ。だから遠回りになっても、いろんな団体へ行っていろんな人と戦ったり、組ませてもらって自分のスタイルを作る事の方が大事だと思うんですよね。」
信子「その例え、全然わかんないですけど。まあ、ええわ。それじゃ、今後の予定は?」
新山「カドモンさんのシングル20連戦でしたっけ?あれには広報部が参戦OKっていってくれてますね。それから、M.O.Wさんとこで御いっしょさせてもらったボビ選手見てたら、横浜さんにも行ってみたいなっと。まあ、これは僕の一存じゃ決められませんからね、相手のある事だしフロントの意向もありますからね。今回のJRA興業休んでるんで、JRAの自主興行に力いれなさいって言われるかもしれませんしね。」
信子「あくまで、フロント優先ですね。」
新山「そりゃ、そうですよ。うちみたいに貧弱な団体で、それぞれが好き勝手にしてたら経営破綻になっちゃいますからね。ただ、希望としては申し出てますから、フロントも予算内で万全を尽くすって言ってくれてますから、後はフロントを信じるだけですね。」
信子「後、JRA−KがJRAマットで行われてるんですけど、そっちの方には何か絡みが出てきそうですか?」
新山「勉強の一貫としてフロントがやりなさいっていうんなら、やりますけど特にやりたいという希望はありませんね。ひょっとしたら、ルドルフさんとかにキックの防御方法とかを習いに行くかもしれませんけど。」
信子「今回はWWWWAからく〜り〜ST選手が他団体選手として初の参戦をして頂くわけですけど、そちらの方に興味は?」
新山「今回は僕がこの様で出られないですよね。それでフロントが健闘した結果、く〜り〜さんに出場を依頼したわけです。海外に行かれるって噂も聞きましたし、今回が最後のチャンスだってのもありましてね。ひょっとしたら、うちのファンも見られる最後のチャンスかもしれませんしね。」
信子「なるほど、今日は長時間にわたってありがとうございました。」
新山「いえいえ、こちらこそ勝手な事言って、ノーコメントにしてもらったりしてすいませんでした。」
このように、M.O.Wバトルヒムズ、A.L.の戦いを通じて、新山は自分のファイトスタイルを見つけるといった小さいながらもテーマを見つけ出したようだ。今後、他団体への参戦をどんどんしていきたい(本人の希望)との事。早く自分のスタイルを見つけられればいいと思ってるのは記者だけではあるまい。
HFA | (ぴろき記者)【1998年03月12日(木) 21時06分】 |
(〜「エース決定リーグ戦」4日目:3月10日、博多スターレーン〜)←トップに戻る
セミファイナルの闘神四天王対決の余韻を残しつつ、メインの試合が行われた。
▼メインエベント(「エース決定リーグ戦」15分1本勝負)
ファイプラー弘樹【10点】 VS フウマ【15点】
リーグ戦の中で最も注目の一戦。暫定エースのファイプラーと元・魔神衆リーダーのフウマとの初対決だ。両者への声援はほぼ互角。第2試合でキリアコフがヤンキーに対して勝利を収めているため、ファイプラーにとっては優勝するには絶対に負けられない試合となった。
試合開始直後、いきなりのしばき合い。両者の掌打が乱れ飛ぶ。この一戦にかける意気込みが伝わってくる。序盤、ファイプラーのローリングバックドロップ3発に対し、フウマは逆一本背負いやランニングフランケンシュタイナーで地味な外見の割には派手な技で攻めていく。これぞ“黒き華”!そしてフウマの必殺手刀(袈裟切りチョップ)がファイプラーの首をねらうが、ファイプラーはこれをバックステップでかわしてローリングバックブロー。しかしフウマもかわす!場内ヒートアップ!
ファイプラーは回る回る。レッグスピンやタイガースピン、水面蹴りやスピニングレッグロックなどでフウマの飛び技を防ぐべく足を攻めていく。足がだめなら手技があるぞ!と言わんばかりに、フウマは地獄突きや骨法流掌打で攻めていく。そしてついにフウマの手刀がファイプラーの後頭部を捕らえる!ファイプラーは前のめりに倒れたが、すぐさま起き上がりフウマをコーナーに振る。そしてコーナーに担ぎ上げようとしたがフウマは体を反転してファイプラーの背後に回ってスタンディングスリーパー!ナイスな攻防だ!
ファイプラーはお返しにフウマの後頭部にバックブローを叩き込む!両者互いに必殺の打撃を後頭部に受けながらも戦いつづける。フウマのウラカンラナをカウント2で返したファイプラーは大回転ジャーマンでフウマを場外に放り投げる。ここで一息つけたファイプラーが猛ラッシュ。カンクーントルネードやリバースSTFでフウマを追い込む。フウマも反撃すべく、地獄突きでファイプラーを倒してコーナーに登るがファイプラーはそれを察して間合いをはかる。仕方なくフウマが降りてきたところを、ブリザードスープレックスに固める!が、カウント2ギリギリで返す!…ん?レフェリーは3カウント入ったとみなしてゴングを要請してしまった。
○ファイプラー(5分18秒、ブリザードスープレックス)×フウマ
ファイプラー「おい、鳥取!今のは3つ入ってねえだろ!」
観客からも同様のクレームがレフェリーのパンサー鳥取に向けられる。が、鳥取は気丈な態度であくまで3カウント入ったと主張。
ファイプラー「おいフウマ!今のはなしだ!続きをやるぞ!…ってなに帰ってんだ、おい!」
フウマがそそくさと引き上げてしまったため、続きが行われることはなかった。ファイプラーはフウマといずれ奇麗に決着をつけると言いリングをあとにした。
(控え室にて)
ファイプラー「あれは3つ入ってないっしょ。それは俺が一番よく分かってるっちゅうに。なんでフウマはあそこで帰るかなあ。」
フウマ「鳥取氏の名誉のためにあの場は引き下がった。しかし誰がなんと言おうと拙者の負けだ。例え3カウント入ってなかったとしても、プロのレフェリーが見間違うほどの差だったということは負けたも同然だ。」
★★★★★★★★★★★★★★★★
次回予告!「エース決定リーグ戦ファイナル」
キリアコフがフウマに勝てば文句無しの全勝優勝。しかしフウマが勝った場合は20点で並び、またファイプラーも田所に勝てば20点となる。キリアコフとフウマが20点で並んだ場合は同点決勝戦。ファイプラーも20点となり3人が並ぶと、くじ引きによる巴戦となる予定。
ヤンキー・スミス【5点】 VS クラッチャーまこと【0点】
ファイプラー弘樹【15点】 VS 田所 大介【5点】
ビクトル・キリアコフ【20点】 VS フウマ【15点】
その他、数試合予定!
HFAのエースは誰になる!?乞うご期待!!
HFA | (ぴろき記者)【1998年03月12日(木) 16時11分】 |
(〜「エース決定リーグ戦」4日目:3月10日、博多スターレーン〜)←トップに戻る
セミファイナルの闘神四天王対決の模様をお伝えする。
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▼セミファイナル(「闘神四天王対決!」15分1本勝負)
“風の白虎”タイガー・ストライカー VS “水の青龍”ブルー・ストリーク
この試合に至る経緯は先日のインタビューでお伝えした通りである。OGREに属しながら闘神オーガを倒すと公言した青龍。一方、何を思うのか?白虎。先に入場してきたのは青龍。先日のインタビューのおかげか、ファンも期待いっぱいで迎え入れる。次に玄武を従えて白虎が入場してくる。その実力はヘル&ブラッディをタッグで降したことで証明されている。そして朱雀も現れる。青龍、白虎のどちらのサイドにも付かず、リングサイドからリング上を見つめている。闘神四天王揃い踏みである。ここで青龍がいきなりマイクを掴む。
青龍「白虎さん!もうOGREは終わりです!ボクはもうOGREでの陰惨な試合はやりたくありません!白虎さんもここ(HFA)の人たちの試合を見たでしょう?OGREの試合と違って、気持ちが通じ合えるすばらしい戦いです!ボクもああいう試合がしたい!そのためにはオーガ様を倒してすべてを終わらせる必要があるんですっ!分かってください!!」
青龍が言うほどHFAの試合って立派なものじゃないような…、と思いつつも成り行きを見守る。セコンドの玄武が青龍に向かってつっかかろうとしたがそれを白虎が制止する。が、朱雀がリングに上がる。
朱雀「やい、小僧(青龍)!オーガ様が自ら倒されることを望んでいるだと?寝ぼけたことぬかすな!俺はオーガ様から結盟軍を倒してこいって言われてるんだよ!」
青龍「それはオーガ様の本心ではありません…。あなたは、何も知らない…。」
朱雀「じゃあ貴様は何を知ってるんだ?それを言ってみろよ!」
青龍「ですから、オーガ様は何者かに取り付かれているのです…。その何者かからオーガ様を解放するために…。ボクはオーガ様に頼まれたのです。」
朱雀「『私を倒せ』ってか?俺は聞いてねえな!」
白虎「もうよい!朱雀よ、貴様は下がっておれ!」
朱雀「くっ……。」(朱雀が渋々リングを降りる。)
白虎「青龍よ、貴様も男ならその思いを試合で語ってみろ!」
それ以上は誰も何も言わない…。場内沈黙の中、試合開始のゴングが鳴った。
序盤、下段・中段・上段と蹴りを打ち分けてくる白虎に対して青龍もミドルキックで応戦。すばやい動きで白虎を撹乱する。そして早々とコーナーに白虎を振り果敢にドロップキックで突っ込むが、白虎は余裕を持ってかわす。しかしすぐさまサイクロンホイップで白虎を投げて後頭部に速攻でドロップキック。流れるような攻撃というよりも、なにやら青龍に焦りが感じられる。一方の白虎は落ち着いてボディニーリフトを叩き込み、得意の腕ひしぎに移行する。
2分過ぎに、青龍はジャンピングチョップ(脳天唐竹)からコーナーに登ってドラゴンダイブ(スターダストプレス)!とにかく飛び跳ねる青龍。ハリウッドスタープレスはカウント2.5!一方の白虎はフロントスープレックスやストマックニーリフトで地に足がついた戦いっぷりだ。青龍はさらに飛ぶ飛ぶ、ドラゴンダイブ2連発。小さな体を思う存分に白虎にぶつけていく。
しかし、ここで白虎の執拗な腕攻めで青龍がやや腕を痛めた模様。だが青龍は痛めた腕で白虎を持ち上げカイザーボム!これはカウント2で返されたが、フラフラ状態の白虎の後頭部に打点の高いサマーソルトドロップキックを打ち込み、続けてフランケンシュタイナー!四天王最強と言われる白虎からカウント3を奪った!
○青龍(6分23秒、フランケンシュタイナー)×白虎
青龍がマイクをつかむ。
青龍「はぁ、はぁ…。白虎さん!。」
白虎「……。」
玄武「(リング下にて)よ、よもや白虎様が負けるとは…。」
青龍「も、もうボクらの邪魔をしないでください!…いえ、ボクらと一緒に戦いましょう!」
白虎「くっ…。私は誰の指図も受けん!!例えオーガ様であろうとも、私をしばりつけることはできん!青龍よ、これからも私の好きなようにやらせてもらう!」
そういって、白虎は玄武と共に引き返していった。朱雀はどうしていいかわからずに、困惑しながら一人で帰っていく。観客もどう反応していいやら困惑気味だ。一部から「青龍〜、HFAはお前を歓迎するぞ〜!」といった声が飛んでくる。鬼神衆、フウマに続き、闘神四天王の青龍までもがORGEを離れるのか?どうなるOGRE?そして動きをみせないゴッドは今どうしてるんだ?そして白虎よ、どう動く!?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
青龍と共にオーガを倒すための計画を立てていたフウマ。HFAの顔、ファイプラー。注目の一戦が行われる!
▼メインエベント(「エース決定リーグ戦」15分1本勝負)
ファイプラー弘樹 VS フウマ
待て、次号!
カドモン・南蛮帝国 | (南蛮帝国下っぱ記者)【1998年03月12日(木) 00時32分】 |
ただ今、東京都練馬区の地下にある南蛮帝国・地下職業安定所は大忙しである。来る「魚」&「nWo(南蛮・ワールド・オーダーメイド)」主催興行に向けての準備に大わらわであるからだ。今まではカドモン本部にオンブにダッコだった我々だったが、主催に向けてリングを用意したり、宣伝活動をしたりと、何かとやる事が多い。←トップに戻る
そんなある時、地下職安の留守電にメッセージが入っていた。
南蛮帝国下っぱ「殿、殿〜」
P・サミー・オノー「n? 何ネ」
下「職安の留守電にメッセージが入っていました」
オ「何ネ、またブラジルが魚をくすねて魚屋から請求が来たとか?」
下「いえいえ」
オ「……すると、またぶるうたすが近所の子供の落書きの餌食になったとか?」
下「いえいえ、ロクサス会長からです」
オ「会長からかい。それで何と言ってきたネ」
下「主催興行のタイトルを報告してくれとの事です」
オ「ほうほう。それは考えておかねばいけませんネ。早速取りかかるネ」
――地下職安・視聴覚室――
オ「さて皆の衆。ロクサス会長から、次回興行のタイトルを報告してくれとの電話があったネ。それだけど、会長からの伝言によると……カドモンのファイトスタイルを損ねないネーミングをお願いするとの事ネ」
下「カドモンのファイトスタイルって?」
オ「ワタシもよく知らないけど、以前会長がジェットコースター・ドラマのような展開だと言ってたのを耳にしたネ。きっとそのドラマにヒントが隠されている気がするネ」
下「ドラマですか」
オ「……そこで、先ほどストッキングマンズに命令して、TVで若者向けに放送されたドラマの録画ビデオを色々取りそろえたネ。これをみんなで見て、いいネーミングを考案するネ」
一同「お〜〜」
下「では最初に、いわゆるジェットコースター・ドラマの走りとなったこの作品から見ましょう」
一同「ヒュ〜!!」
…………………………………………………………………………………………。
一同(ぐったりしてる)
オ「……」
下「……」
オ「これ、何ネ」
下「これがジェットコースター・ドラマという物です」
オ「すごいネ。主人公の父親が癌で倒れたり、主人公の友人が多額の借金を残して失踪したり、主人公の妹が麻薬中毒になったり、主人公の会社が学生時代のライバルに乗っ取られたり、主人公の恋人が上司にレイプされて孕んだりするのがわずか1話で起こるのネ。」
下「話についているのに精一杯でしたね」
オ「よし、次いってみよー」
……………………………………………………………………………………………。
オ「大体分かったネ。基本的に善人はいなくて、過去に腫れ物のような秘密があって、それを利用されて堕ちていくのが人物像ネ。そして登場人物のみんなが他人の秘密を嗅ごうとしてるのネ」
下「なんか『噂貧』みたいな展開ですネ」
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。
オ「……ハァ、ハァ」
下「……」
オ「いやー、驚のアホンダラの裏拳50連発よりキツいネ」
下「何作見ましたっけ」
オ「ジェットコースター以外のも見たからネ。分からないネ」
下「よく保ちましたネ。怪人の皆さんはみんなダウンしたのに」
オ「そういう君だって、36人目ネ。ダウンした前の奴の記憶を学習装置でインプットしてつないでたネ」
下「……さて、タイトル何にしましょ」
オ「……う〜ん、ワタシ頭が混乱してるネ」
下「私もです。だけど、さっき催促の電話が……」
オ「……もう面倒ネ。そこの走り書き送って、向こうに判断任せるネ」
下「はいはい」
――カドモン本部事務所――
秘書「会長、オノー氏からFAX」
ロクサス会長「おお、タイトルが決まったらしいな。何々……随分長い名前だな」
秘書「……ほんとにこれで通す気なんですか?」
ロ「彼がやりたいと言っているのだから、それでやらせようではないか」
斯くして、南蛮帝国一同がドラマを見尽くして混乱の中で出された興行のタイトルとは――
「もう誰もきらきらひかるニュースの女の横浜心中した愛という名のもとにこの世の果てにある太陽がいっぱいな冷たい月の聖者の行進の同窓会だけ見えない失楽園の成田離婚した家なき子への略奪愛なギフトサービスDAYS」
無論、ポスターを見た加藤驚が舌を噛んだ事は言うまでもない。
そーゆーワケで、「魚」&「nWo」主催興行、「もう誰もきらきらひかるニュースの女の横浜心中した愛という名のもとにこの世の果てにある太陽がいっぱいな冷たい月の聖者の行進の同窓会だけ見えない失楽園の成田離婚した家なき子への略奪愛なギフトサービスDAYS」をお楽しみに。
NEO GONGS | (K記者)【1998年03月11日(水) 23時01分】 |
「NEOの野望 −覇王伝・者の章−←トップに戻る
1998.3.1 横浜文花体育館」
第三試合 15分一本勝負
鶴波力一郎 vs 神城純一
NEOの大御所・鶴波とNEOでもっともキャリアのない神城の一戦。
「今のジュンは、勝敗は関係ない。今日はあいつに宿題を出してあるから、それができるかどうか。期待はしているよ。背だってまだ伸びるかもしれないしね。NEOの貧弱な選手層の中で、存在感を見せてほしいね」
と、試合前に記者に話してくれた鶴波。一方の神城は、
「三連敗? そりゃ、負けたくて負けてるわけじゃないから、しょうがないじゃん。プロレスって思ってたよりずっと難しいし。(鶴波から課題を言われたそうだが)あ〜、そうね。ま、やってみるけど、できたら大きく扱って、駄目だったら記事にしないでね」
試合序盤は、神城がグランドからのスリーパーで締め上げるが、それを外した鶴波は付き合わずにパンチのラッシュ。高角度のボディスラムからストンピングを連発するといった荒れた展開。
それに対して神城は…スリーパー。とにかくねちっこく締め上げていく。だが、鶴波には通じない。ショートレンジのラリアートを叩き込むと首斬りポーズを見せながらのサソリ固め。誰もが終わったと思ったが…神城はロープエスケープ。試合への執念をみせた。まさか、であった。神城の目が違う。リバースのショルダーネックブリーカー、いわゆるピースクラッシャーを炸裂させると、一気にブレーンバスター。しかも、空中静止型の超長滞空ブレーンバスター! 173cm、87kgの神城が、189cm、117kgの鶴波を鮮やかに投げてみせた。
しかし、トップロープから仕掛けたニードロップは自爆。鶴波はその機を逃さずにパワーボムで投げ捨て、延髄斬りをはさんでのバックドロップ。再度のサソリ固めで勝負を決めた。
鶴波力一郎(E2)(5分39秒 スコーピオンデスロック)神城純一(E3)
鶴波「(今日の神城は)よかった。まさかあんなに粘るとはね。(課題はクリア?)宿題は、ブレーンバスターだったんだ。道場でずっと練習してたから、俺を投げてみろって。まさかやられるとは思わなかったけどな。
(今後は雨宮へのリベンジ?)いや、そんなのはどうでもいい。俺も長くないし、NEOでできることをやっていく。オーナーと話したけど、NEOにはやるべきことが二つある。一つは、プロレスの威信を守ること。これは雨宮に任せるけどな。もう一つはNEOの象徴を作ることだ。そして、それを巻くに相応しい人間は、ここにいる」
鶴波の口から当然語られたNEOベルト構想。四月の横浜アレナ大会は雨宮vsゴーストマンが決定済。となれば、五月の国士館か六月の武闘館が有力だ。打倒ゴーストマン、新設NEOベルト。二つのテーマを軸に、NEOが動き出す。
M.O.W | (大スポ 谷町一徳記者)【1998年03月11日(水) 06時46分】 |
オッス!キバッテル?ン〜、聞こえヘンなぁ。まあ、いいや。←トップに戻る
やっと迎えた「バトルヒムズ」最終戦。元々、2月13日が最終戦の予定だったのだが、諸事情により日程が延期。関係者をヒヤヒヤさせるが、なんとか3月4日に開催を決め、改めてカード発表をした。
しかし、選手のテンションが下がる事は避けられない事実があり、それぞれのシングルマッチは特にそれが懸念される。
さて、この最終戦で謎の新外国人が緊急参戦した訳だが、その中でもボブ・アラヤがある意味やってくれた。では、その第1試合からイッテミヨッ!
〜98.3.4「バトルヒムズ」最終戦・日本武闘館〜
▼第1試合 タッグマッチ・30分1本勝負
門仲 伝奇 & ボブ・アラヤ
VS
ペイトリ・オスト & 新山 信太郎
第1試合とあり、客席も幾分まばらだが、まあまあの入りであるようだ。まず、ペイトリ&新山組が入場してくる訳だが、明らかにアメリカンなイデタチのペイトリに大きな拍手が起きる。
続いて、伝奇&ボブ・アラヤ組だ。名前的にかなりのマニアが動いたらしく、初登場で早くも「大仏〜」という声が聴かれた。身体は伝奇よりも小さいようだ。
両者がリングに揃ったところで試合開始。先発は伝奇とペイトリ。1分早々で場外戦になりそうになるが、2人ともまずはリングでということかすぐに戻り、小技の応酬に移行する。伝奇はペイトリを首投げで、ダウンさせると得意の三角絞めで相手の力量を計っているという感じだ。
しばらくして、ボブにタッチ。このボブがなかなかいい動きをする。フリーファイトを中心に格闘人生を歩んでいるボブは、ペイトリを様々なサブミッションで極めまくる。腕ひしぎ、裏膝十字、アキレス腱固めと立て続けに仕掛け、ペイトリにペースを掴ませない。モーションの早いネックチャンスリーを喰らったペイトリはここで、新山にスイッチ。
ボブは新山をフロントスープレックスに斬ってとると、アキレス腱固めで速攻をかけるも、ペイトリがカットに入りボブにストンピングをブチ込む。タッグが初めてのボブはここで改めてカルチャーショックを受けたのだろう。動きが止まってしまう。
さらにペイトリはボブにプロレスの洗礼をする。バックブリーカースラムで無造作にマットに投げ捨てられたり、拷問コブラで悶絶させられたりとカットに遭う度に痛い目に会されていた。これに乗じて、新山が良い攻めを見せてくれた。
ボブの牽制の掌打を躱して、組み付くや得意のローリングバックドロップ。そして、例のごとく人間風車にチャレンジ!が、これをボブにリバースされ馬乗り掌打でさっきの仕返しをされてしまう。
ここでまた、いつものように新山はエンジンストップしてしまうかと思われたが、今日の新山は違った。ボブを捕らえ、串刺しDDT、無理矢理引きずり起こして垂直落下式バックドロップ、さらにもう一度串刺しDDTと、いつも継続しなかった大技の流れを作る事に成功するのである。
ここからはもう新山の世界。そう、この試合の主役は紛れもなく新山信太郎だった。ローリングバックドロップ、ブルドッキングヘッドロックからジャックナイフ固めは伝奇のカットが無ければ決まっていただろう。ブレンバスターで場外に叩き落とされたボブは、見るからに辛そうで、すでに肩で息をするなど完全にスタミナ切れのよう。リングに戻っても新山のバックドロップが待っていた。そして、脇固めを極められ息絶え絶え。
しかし、ボブもやってくれた。何を思ったか新山をロープに振るや、カウンターでバックに廻り込み、ブッコ抜くようにバックドロップ気味の投げを決め、腕ひしぎへ。が、ペイトリのカットによりその起死回生の攻めは寸断されてしまい、またもペイトリのリバースパワーボムで痛い目にあわされ虫の息。そこをすかさず新山がジャックナイフで固め、3カウントゲット。伝奇のカットも数分前に喰らったペイトリのBKボムのダメージが深かったせいか間に合わなかった。
M.O.Wでの自らの手による初白星奪取を成し得た新山。新山自身喜びの表情ではあるようだが、むしろJRAセコンズのほうのはしゃぎようの方が大きかった。万歳三唱が何度も行われ観客も一緒になって暴れていたようだ。
そして、あの新山に白星を献上するという、かなりやってくれちゃったボブは伝奇に肩を借りて息絶え絶えで花道を消えていく。打撃中心と思いきや、意外に密着する技も使用する事から、ある意味今後の可能性はあるのではないだろうか?また、敵方になったペイトリは己のスタイルをそのまま試合に出せたよう。必殺技の「ランニン’USA」は見る事が出来なかったが、来シリーズの参戦はほぼ間違いないだろう。今後が楽しみである。
□試合結果
ボブ×(11分1秒 ジャックナイフ固め)◯新山
▼第2試合 タッグマッチ・30分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター & 東京ZIN
VS
モータル・アベンジャー & 鹿嶋 嘉晃
もはやおなじみとなった感のあるピッコロ&ZINの師弟タッグが第2試合に登場。
先日、W.W.Oのマキシマム前田が引退した。氏へのトリビュートかピッコロはマキシマムTシャツ(メキマム、フォォエバァァのプリントがされている。カタカナで)を纏って入場してくる。ポストに登るや、そのTシャツを投げ捨てた!(あ、客席に投げ入れただけか?)
開始早々、ピッコロは第3戦と同じ行動を取る。今回はモータルの方が鹿嶋より実力が上と判断しての事か、モータルの左脚を「ウヘッヒュ〜」ドラスクで早速破壊!楽しそうだ!
完全に気を削がれたか、モータルは鹿嶋にタッチ。が、果敢にモータルはリングインした鹿嶋とWブレンバスターにチャレンジしてみるがピッコロに簡単に蹴倒され、寂しくコーナーに戻っていく。
なかなか哀愁だ。
作戦通り、鹿嶋に照準を合わせるピッコロ。しかし、鹿嶋の活きの良さはピッコロの思惑を大きく覆したようである。やはり苦手とするキックがピッコロに取って誤算になったらしく、鹿嶋のキックに大きくペースを崩される。
何とか体重を乗せた水車落としで鹿嶋の動きを止め、ZINにタッチ。が、起き上がって来た鹿嶋にバックを取られジャーマンで投げ捨てられてしまう。
なかなか無様だ。
ここから、ZINの猛ラッシュが始まる。ZINの熱血ラリアート'97が鹿嶋の喉元をエグルように決まり、次に繰り出すはフィッシャーマンバスター。フラフラと立ち上がる事を想定して、ZINはエプロンに出、華麗にウルトラ・ウラカン・ラナ!
鹿嶋はこれを2.9で返す。しかし、フォローに入ったピッコロにリバースフランケンを喰らい、ZINのポストからのダイビングギロチンと、師弟連携炸裂!
調子に乗ったZINはさっきと同じようにフィッシャーマンバスターからウルトラ・ウラカンを再度狙うが、ZINの身体はあさっての方向へとかっ飛んでゆく。
なかなか見事な自爆だ!
華麗なフィニッシュは諦め、地味に決めた。長滞空ブレンバスターから、ステップオーバーフェイスロックへ繋げ、鹿嶋からギブアップ勝ち。
フィニッシュが地味だったせいか、ZINはマイクでアピール。
「オラ!この若造が!てめぇにはフェイスロックがお似合いなんだヨ!判るか?輝き。そう、その度合い、いわゆるひとつの輝度が違うんだよッ、コノアホンダラッ!」
と、鹿嶋に対して「先輩は強いんだァァ〜」という意識を植え付けようという魂胆があからさまな発言をし、マイクをマットに叩き付け花道を激走して去ってゆく。
なかなか意味不明だ。
ピッコロも久しぶりにマイクを握り、
「メキマム、アナタの魂はこの胸に宿っていマス。高い所に登るのが好きだったネ。メキマム・・・。ワタシのファイト見守ってくだサイ。でも、サヨナラは言わないネ!」
ここで、客席から「死んでねぇよ、アホ」という声が聞こえたような気がしないでもないがピッコロは鼻を啜りながらリングを降りた。
観客も「消息不明なだけだろ〜」、「え、死んじゃったの?」とやや混乱気味。しかし、休養の旅に出てると思われるマキシマムがこの会場にいるかもしれない。一刻も早い氏の帰還を願おう。
□試合結果
ZIN◯(7分8秒 ステップオーバーフェイスロック)×鹿嶋
最終戦は3分割してお送りします。よって、・第3試合、第4試合は追って出るでよ!
▼第3試合 シングルマッチ・60分1本勝負
魚頭 玉三朗 vs ミスターCB
▼第4試合 シングルマッチ・時間無制限1本勝負
トニィ・リトゥル vs ボン・ジョンボビ
第5試合&メーンはもっと後だよ。待っててネ!
▼第5試合 6人タッグマッチ・60分1本勝負
音無 誠次 & 稲葉 開山 & 土門 康平
VS
左近 番斎 & 大和 鉄之助 & フレデー・M
▼メーンイベント AOAヘヴィ級王座選手権試合・60分1本勝負
王者・海崎 礼爾 vs 挑戦者・ストロング猛鬼
ゼーレ | (ホークマン記者)【1998年03月11日(水) 03時52分】 |
ドイツ大会が終わってので、ちょっちここで流れを整理してみましょう。←トップに戻る
さてまずはじめにゼーレにはいくつ軍団があるんじゃい?ということから説明していきましょう。
軍団は大きく分けて4つありやす。
正規軍、R−X、ニューマシンガンズ、んを
ま、ざっとこんなもんさ。
で、簡単なメンバー紹介を。
正規軍
実質的エースである『ジル・コリント』
現ハワイチャンプの『アランテス・ド・ナシメント』
うさん臭いムエタイ選手『サダウ・ポッテムットソン』
本当はキリシタンの『グレートガマV6』
落ち武者じゃないよ『ターザンヤマモト』
息切れしてくれ『アンドレ・ジャ・ザイアント』などなど。
んでもって『アスカ・ラングレー』と
あんたバカァ『碇シンジ』がいるわけです。
で、新軍団R−X。
Restraction−X。簡単にいうとリストラ解雇組さっ。フロントは地味なプロレスは嫌いだとさ。でちゃんとプロレスをやる彼らが解雇されちゃったわけだい。かわいそうな人たちなのよ。で、メンバーは
若いけど実力派の『青田 昇』
ゼーレのコーチだった『源 静夫』
R−Xのいいだしっぺの『シャルルマーニュ部長』などなど。
問題はニューマシンガンズ。選手会(主にコリント)を黙らせるためにフロント陣が送り込んだ言わば戦闘機。
『S・S・Sマシン1号』と
『S・S・Sマシン2号』。マネージャーは赤木リツコ。
「E計画」とやらの影が裏でちらほら見えるが実際のところよく分かっていない。
最後は んを。エアガイツが勝手に作った団体の枠を超えた超党派軍団。各々の団体のフロントに不平不満があるものが集まってプロレス界を変えていくとのことだが、リーダーのエアガイツ自身の考えがよくわからない。
一応リーダーは目立ちたがり屋『エアガイツ』
実は超実力派『中田 慎吾』(NEO)
打倒オノー『セルジオ 越前』(カドモン)
チキン返上『クラッチャーまこと』(HFA)の4人。
正規軍、R−X、んを はみんなそれぞれフロントに不満、言いたいことがあるのだ。で、それらの不満を力で押さえようとフロントがニューマシンガンズを送り込んだわけだよ。
んでもってなにがどうなってるかの説明だけど、これで分かるかどうか・・・って解りたくないよん、ってのはごめんだぜい。
ゼーレは『エアガイツ』が表に出過ぎてよくわかんなくなってるけど実は中心は『コリント』と『マシンガンズ』の絡みなのだよ。
『ジル・コリント』は「選手の待遇改善(給料アップなど)」と「無駄なこと(E計画など)への予算の削減」をフロントに要求。まあ、「へんなとこにカネを使う余裕があったら俺達にカネを払え」ということだ。
だが『キールローレンツ会長』、『碇ゲントウ社長』などフロント首脳陣はこれを聞き入れず逆に『マシンガンズ』を送り込んできた。
『コリント』は戦友『ビッグバン・スタン・ブローガン』と共に『マシンガンズ』に対抗したがあっけなく返り討ちに。
どうやら今後もしばらく続いきそうだ。あー、やだやだ。
でコリント以外の正規軍の選手はどうなってるの?といいますと
『アランテス・ド・ナシメント』の目標はハワイ選手権の1000回防衛。まだ1回だけだが、実際どこまで伸ばせるか?
『サダウ』と『ガマ』は『アランテス』にハワイ選手権を横取りされたどうし。『サダウ』はムエタイ戦士なのだが丸め込みが得意な変な選手。『ガマ』はジュニアの怪奇派。共にジュニアヘビー級なので今後ゼーレのジュニアの中心になってゆくではなかろうか?よくわからん。
『ターザンヤマモト』はV・武蔵が見つけただけあって素質はあるが、いかんせんプロレスができないっす。ナチュラルパワーのみで戦ってます。もうちょっと頭でプロレスをやりましょう。
『アンドレ』は息切れの克服を頑張ってください。「チーム息切れ」でベルトが取りたいとかなんとかいってましたけどね。
で、『アスカ』と『シンジ』なのだが、どうやら深く「E計画」に関わっているようだ。まあ『シンジ』次第である。
R−Xはいったい何が目的かといいますと、フロントにストロングスタイルを認めてもらいたいらしいです。ストロングスタイルを今後も継承していくために「正規軍」とも戦っていくらしいぞー。「正規軍」の変な連中 VS「R−X」のまともな連中 っていう戦いの軸のようだ。
「んを」は省略。
以上!!
NEO GONGS | (K記者)【1998年03月11日(水) 02時09分】 |
「NEOの野望 −覇王伝・者の章−←トップに戻る
1998.3.1 横浜文花体育館」
休憩時間・第四試合前
メルビィに多くの報道陣が集まった。噂されていたNEO退団の真相を確かめんとしたわけだが、果たしてメルビィのNEO退団は事実であった。2月28日に辞表を圭司に提出、今日(3月1日)受理された。今後はNEOへの継続参戦は決定しているものの、ONLの様々な団体にフリーとして出場していく、とのこと。
「ふ、なかなか多くの見物人が集まったな。質問はいらぬ。まず、昨日オーナーに辞表を出し、今日受理された。理由は、私にとってNEOが足かせでしかないからだ。戦士がプライドを賭けて戦うべきリングで、私は自由に私の世界を、空間を展開したい。NEOを背負うなどという面倒くさいことはオーナーに任せる。私は、メルビィ・ニムガーレンの名を背負って戦う。
とりあえず、私を必要と思う団体があれば、どこにでも行く。私の知名度で観衆を集めるもよし、己をアピールしてもよかろう。私自身の希望は…M.O.Wの海崎礼爾、トニィ・リトゥル。カドモンのウイリアム・レミングストン。「んを」のエアガイツ、セルジオ越前。私は借りをため込むのは好きではない。利息をつけて、返してやろう。そして…私と戦うべき誇り高き戦士がいる。私と同じ、いや、それ以上の空間を持っているかもしれぬ戦士だ。その戦士に『戦いたい』と言われる日まで…私は戦い続ける。以上だ。解散!」
HFA | (ぴろき記者)【1998年03月10日(火) 19時38分】 |
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「HFAエース決定リーグ戦」も今日で4日目。注目はなんといってもメインのファイプラーVSフウマ。そしてセミの青龍VS白虎の闘神四天王対決も見逃せない。また、第3試合には金韓宇の退院(引退ではないよ)記念試合が行われた。
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▼第1試合(リーグ戦15分1本勝負)
田所 大介 VS クラッチャーまこと
共にこれまで全敗の両者。もはやエースとはまったく関係ないところにいる彼らだが、今日は少しがんばった。序盤は意外に、まことが小技で田所を攻める展開。そしてめったに出すところまでいかないヤンキーゆずりのDDTをご披露。対する田所は、まことをマットに叩き付けては「立てオラ!」ストンピングで踏む踏む踏む。技の流れもへったくれもなく、必殺喉輪落しでまことをマットに叩き付ける。
しかし今日のまことは一味違う。フライングメイヤーから逆エビ固めといった基本的な技で着実に攻めていく。田所がまたしても流れを無視した大技ビッグバディボムを狙うも、ブルドッキングヘッドロックで返すまこと。だがしかし、手数はまことの方が多いのだが、いかんせんパワーがない。一発の重みの違いから、徐々に田所ペースになっていく。
4分過ぎ、田所のビッグバディボムをカウント2で返したまこと。田所にバックを取られるも、幻のチキンクラッチγ(ミトクラッチ)で返す!しかしあっさりカウント1で返される…。最後は田所の得意パターン、喉輪落しからエルボードロップで決着。
○田所【5点】(7分14秒、エルボードロップホールド)×まこと【0点】
決着がついた後に、初勝利で調子に乗った田所はまことに対して得意気にラリアートを披露。これには場内ブーイング。
田所「オラ!俺の強さが分かっただろう!次は誰だ?ファイプラー?逃げんなよ、ヘボ社長!」
まこと「ひどいよ、最後のラリアートは…。ヤンキーさんに言いつけてやる…。」
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▼第2試合(リーグ戦15分1本勝負)
ビクトル・キリアコフ VS ヤンキー・スミス
目下全勝中、恐怖の秒殺男・キリアコフ。戦慄のサブミッションでヤンキーも葬るか?
いや〜、出ます出ます。あらゆる角度からの関節技が。飛び付きクロスヒールに始まりキラーチョークスリーパー、ビクトル腕十字、飛び付き逆十字と持ち味フル回転。今日のヤンキーのDDTはノーマルDDTが2発のみ。リング上ではひたすらキリアコフの関節技が展開されていた。そしてヤンキーがまたしてもやってくれました。攻められっぱなしだったヤンキーだが、ハンマーブローでキリアコフをダウンさせてコーナーに登りダーイビングフィストドローップ!自爆!そこへキリアコフがチョークスリーパー…。
○キリアコフ【20点】(4分38秒、チョークスリーパー)×ヤンキー【5点】
キリアコフ「あと1つか…。エースの座には興味ないが、フウマとの対戦は楽しみだ。」
ヤンキー「ホワイ!?フィストドロップをよけるはナゼ?プロなら受けるベキ!」
先日の田所戦に続いて、またしてもしょっぱいフィニッシュとなったヤンキー(田所戦は勝ちだったが)。アメリカに帰る日も近いかも…。そうならないことを祈る。
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▼第3試合(「金韓宇退院記念試合」10分1本勝負)
金 韓宇(結盟軍) VS カミカゼ・カラテマン(鬼神衆)
闘神四天王“炎の朱雀”ファイヤー・フェニックスに折られた足がようやく直ったキム。試運転としてカラテマンとの10分1本勝負に挑む。
試合はキムの横蹴り(トラースキック)とカラテマンの喉元への足刀(トラースキック)が交錯する打撃戦。しかし70を超える年齢のカラテマンは、どうしても動きが鈍いためキムの打撃を受けがちになる。フットワークを武器にキムの蹴りがヒットヒット!カラテマンのカラテチョップ(袈裟切りチョップ)のカウンターをとり大回転かかと落し(逆回し蹴り)炸裂!両者がやや攻め疲れる消耗戦となったが、最後は横蹴りからのスリーパーでキムが若さの勝利。
○金(4分18秒、スリーパーホールド)×カラテマン
金「カドモンのアルバレス?ああ、カポエラの選手か。蹴り技に関してはテコンドーが一番優れているということを証明してやるよ。それよりも、あの朱雀とかいうやつへのリベンジで頭はいっぱいだ。近いうちに必ずやつを倒す!」
カラテマン「ぷはぁ〜、疲れたのお。まだまだ若いもんには負けんと思とうたんじゃが、体がいうこときかんでのぉ。」
★★★★★★★★★★
▼セミファイナル(「闘神四天王対決!」15分1本勝負)
“風の白虎”タイガー・ストライカー VS “水の青龍”ブルー・ストリーク
▼メインエベント(「エース決定リーグ戦」15分1本勝負)
ファイプラー弘樹【10点】 VS フウマ【15点】
待て、次号!
横プロ | (サックマン記者)【1998年03月10日(火) 03時22分】 |
横浜プロレス2月興行『98'英雄にあこがれてツアー』が無事終了しました。←トップに戻る
まずは前半3日間(2/17,2/20,2/23)の結果ですじゃ。
<全試合結果速報と興行前半記事掲載してまっす。>
WSCプロレス | (林内 合助記者)【1998年03月09日(月) 14時24分】 |
第3回チャンピオンカップ千葉公園体育館大会速報←トップに戻る
(左が勝った人)
>第8試合タッグマッチ60分1本勝負
ダークレーザー 1−0 西川 慎二
ルチャマシーン 小西 健太郎
◎マシーン (片エビ固め 20分16秒)小西
*フィッシャーマンDDTからフォール
>第7試合第3回チャンピオンカップ公式戦(30分1本勝負)
ザ・ベルガー(エビ固め 7分46秒)塚田 政男
(5点)4戦2勝1敗1分 (6点)5戦3勝2敗 *垂直落下式ブレーンバスターからフォール
>第6試合第3回チャンピオンカップ公式戦(30分1本勝負)
沖 孝澄(北斗原爆固め 17分13秒)ローレル
(4点)4戦2勝2敗 (6点)5戦2勝1敗2分
>第5試合第3回チャンピオンカップ公式戦(30分1本勝負)
沖 秀憲(体固め 11分2秒)古賀 基靖
(8点)5戦4勝1両リンアウト (2点)5戦1勝4敗
*パワーボムをブレイクからフォール
>第4試合第3回チャンピオンカップ公式戦(30分1本勝負)
村田 隆男(KO 5分57秒)秋光 龍
(2点)6戦1勝5敗 (0点)5戦5敗
*パイルドライバーから
>第3試合6人タッグマッチ(30分1本勝負)
中村 富男 ブラックジャガー
岡村 修志 1−0 ピースフィールド
網岡 徹 ラ・ニラック
◎ 岡村(体固め 23分31秒)ピース
*ファイヤーバードスプラッシュからフォール
>第2試合タッグマッチ(30分1本勝負)
プロレスマスク 1−0 ランディ・ダム
高野 章一 加山 靖
◎プロレスマスク(リングアウト 4分45秒)ダム
>第1試合(15分1本勝負)
半田 信次(逆エビ固め 7分37秒)中尾 浩介
次回は優勝決定戦を掲載します
ONL | (ひろき記者)【1998年03月09日(月) 00時13分】 |
●ONL実行委員会からのお知らせ●←トップに戻る
ただいま参加表明をしているのは13団体。今大会に参加したい団体は今週金曜日(3月13日)までに返事をください。また、すでに参加を表明している団体は、今月中(3月31日(火)まで)には代表選手を選出して報告してください。
ECVV | (ビーエル記者)【1998年03月08日(日) 20時33分】 |
長い沈黙を破って潮崎_春樹氏がついに大会開催に動きだした。そしてそれは、栄えある「ONL大会」参加者決定者を兼ねることでもあった。ただし単純な形式のリーグ戦ではない。詳しくは下記から読まれたし。←トップに戻る
なおミスチェーン・長島選手は「今回私が試合するのは9回だけ。それ以外はやらない。手ごたえのないECVVだけじゃなくて、他団体の選手も真っ赤に染めてあげたいわ」とコメント。
それに対し長島と因縁の発生している猛武盗賊選手は「最低限、長島にいい思いはさせない。私の仲間を出させるためには裏方に徹したっていい」と、早くも大会に臨む態度がわかれている。
それはどういう意味であろうか? さあ、クリックされたし!
<詳細はここから!>
HFA | (ぴろき記者)【1998年03月08日(日) 14時38分】 |
HFA次回興行「エース決定リーグ戦」4日目に初見参するOGRE闘神四天王“水の青龍”ブルー・ストリークの対戦相手が決まった。その相手は、なんと同じ闘神四天王の“風の白虎”タイガー・ストライカーだ!白虎といえば、玄武と組んであのヘル&ブラッディ(鬼神衆)を倒すほどの実力の持ち主だ。しかし、なぜ同じOGRE側の人間が戦うことになったのか。この不可解なマッチメークの真相を確かめるべく、HFAの事務所に向かった。←トップに戻る
記者「マッチさん、今度の四天王対決は一体どういう経緯なんでしょうか?」
マッチ近藤(54):HFAマッチメーク担当「ええ、いろいろ複雑な経緯がありましてね。」
記者「教えてもらえますか?」
マッチ「これは青龍くんに直接聞いた方がいいでしょう。ちょうど今来てますから呼んできましょう。」
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記者「はじめまして(ずいぶんと若いな。18歳くらいかな)。いきなりですが、HFA初参戦でいきなり同志の白虎選手と戦うようになった理由をお聞かせください。」
青龍「同志、ですか…。ボクがオーガ様を倒すと言ったらあの人は、」
記者「え?オーガを倒す?それは一体どういうことでしょうか?ゴッド選手率いる結盟軍を倒すために来たのではないんですか?」
青龍「……。分かりました、すべてをお話しましょう。」
以下は青龍が語ったものである。
----ここから----
オーガ様は何者かに取り付かれている…。そのせいで強さに飢え強さを求めるあまり、強者の魂を次々と自らの体内に取り込んでいきました。しかしそんなことを続けさせるわけにはいきません。誰かがオーガ様を倒さなければならない…。しかし、残念ながらボクにはそんな力は…。
人が誰かを倒さんとする強さを手に入れるために必要なものはなんだと思いますか?いろいろあるでしょうが、その一つは復讐心です。そこで、カルロス…いや今はゴッドですか。あの人の力を利用することにしたのです。そしてフウマにもそれに一役かってもらいました。オーガ様に復讐するために力を求めたゴッド。そしてゴッドにさらなる力を身に付けさせるために、その前に立ちはだかったフウマ。ボクとフウマの計画通り、ゴッドはオーガ様を倒すだけの力を身に付けました。そして、フウマはすでに正規軍として対OGREに向かい始めました。そしてボクがこうしてここへ出てきたからには、もう誰もゴッドを止める者はいません。いまこそオーガ様を倒すのです!これはオーガ様自身の願いでもあります…。いえ、すべてはオーガ様御自身が企てたことと言っても過言ではありません。
ボクとフウマだけが知っている、オーガ様の正体…。それは残念ながら今は言うことはできません…。今言うと今までの計画がすべて無に帰してしまうからです。とにかく、ゴッドがオーガ様を倒せばすべてが終わります。その日はそんなに遠くはありません…。
白虎は、ボクとフウマだけがすべてを知っていることが気に食わなかったのでしょう。それで対戦を申し込んできたようです。だがボクは彼の力には屈しません。
----ここまで----
これが若き青龍が語ったすべてである。オーガが自ら選んだ道、それはゴッドに倒されること…。果たしてこの戦いの結末や如何に!?
R.R.R | (週刊Fプロ記者)【1998年03月08日(日) 03時13分】 |
はい!皆さんこんにちは、週刊Fプロです。←トップに戻る
今日もここ、R.R.R道場よりお伝えします。
(記者)ご苦労様でした。(スパイダーマン・J)選手として現役ばりばりの選手の中に混じってのリーグ戦は大変ですよね。
(うづき)しーっ!正体ばれたらどうするんですか。
(記者)しっーって、ばれるもなにも、観客みんなで(オーナー)コールしてたじゃないですか。
(うづき)それでも認めちゃダメなんです!マスクマンとはそういうものなんです!
(記者)そんなもんですか?わかんないなぁ・・・・。まあ、それはそれとして、これで第3弾興業のめどがつきましたね。
(うづき)えぇ。あっ、ここでわかっているだけでも次興業のカード発表しちゃいます。
1 スパイディうづき VS 招待選手X
2 公開スパーリング(ブンブン丸・ガーディアン)
3 タイトルマッチ パワード&G VS 馬の助&ウエリー
(うづき)以上が決定しています、ガーディアンのスパーリングがどれぐらいの公開時間になるかで後の試合数も決まります。
(記者)ガーディアン選手の公開スパーリングは、カドモン3nd興業のデモンストレーションですか?
(うづき)そうです。私も含めて他団体に出向くのは久しぶりですからね、ばっちり仕上げていきたいです。
(記者)スパイディ選手の対戦相手はストッキングマン1号という選手らしいんですけど・・・・。どんな選手なんでしょう?
(うづき)うーん・・・技巧派ということはわかっているんですが・・・。
ストッキングはいた技巧派って・・・?まぁいつもどうり地味でも確実な試合をするだけです。それでお客さんが喜んでくれたら私は満足です、はい。
(記者)わかりました、良い試合を願っています。あっ、それと次興業の招待選手ってだれですか?
(うづき)まだ決定じゃないのでもう少し待ってください、もうすぐ発表できると思います。
(記者)わかりました、これからもがんばってください。
なお、今回の予選リーグの結果を発表しておきます。
1 ウエリー&馬の助 40P
2 パワード&G(ギガ) 32P
3 ファイヤー&バーニング 28P
4 零&黒龍 24P
5 マスター&グレート 20P
6 白龍&紅龍 16P
6 ドラグーン&ワイルド 16P
8 デビルマン(原作)&(TV)
9 ブラック&スパイダー 11P
10 イエティ&ビックフット 8P
以上が予選リーグの結果である、次回興業のメインで1位と2位のチームがタッグタイトルをかけて激突する予定です。(3月中旬)
<<週刊Fプロ>>
ゼーレ・ドイツ大会メイン | (ホークマン記者)【1998年03月07日(土) 03時05分】 |
○マシン1号・マシン2号(7分36秒 胴締めスリーパー)ジル・コリント、B・S・ブローガン×←トップに戻る
「・・・・・」
観客も我々取材陣も声を失った。
ゼーレで現在考えられる最強コンビであるコリントとブローガンはまったくと言っていいほど何もできずに敗れ去った。何もできずに・・・。
試合の内容などほとんど記憶にない。ただ、常にリング上で倒れていたのはコリントとブローガンだったのは確かだ。
いくら倒されようと最後はコリントのワキガDEポン、ブローガンのイースタンラリアットが見られると信じていた。ほとんどの観客もそう思っていたはずである。なのに・・。
はっきりいってニューマシンガンズは強い。ある意味、異常だ。これは認めざるを得ない。だがコリントも強いはずだ!!もちろん、ブローガンも強い。しかし試合ではコリントの強さもブローガンの強さもまるで見られない。
1号が蹴っては2号が投げる。
ほぼこれだけで試合は終わった。1号のハイキックが顔面、後頭部に次々と入っていき、2号がドラゴン、タイガーの2大スープレックスホイップを連発。コリントとブローガンは面白いように蹴られ、投げられまくった。
はじめはマシンガンズにブーイングをしていた観客だが、あまりのすごさに後半は皆、黙ってしまい、キックの音と脳天が打ちつけられる音だけが会場に響いた。
最後は2号に散々投げつけられたブローガンが1号のハイキックを後頭部に食らいスリーパーで締め付けられ終わった。
観客も声援を送るというよりも早く試合が終わってほしいという雰囲気だった。あそこまでやられ放題のブローガンとコリントはこれ以上見たくなかった。
試合後、マシンガンズはマネージャーの赤木リツコとともにコメントを残さず会場を後にした。※赤木リツコは拡声器を持ってセコンドについていたが、それを使わなかったのである意味ほっとした。
コリントとブローガンはともに
「次がある。」と短いコメントを残しただけで聞きたいことを何一つとして聞けなかった。試合を見る限り、次があったとしてもはたしてどうだろうか。
マシンガンズの完勝で例の「E計画」はどうなっていくのであろうか?
コリントとブローガンの完敗によってこれからのゼーレはどうなっていくのか?
赤木からもなにも聞けなかったので「E計画」についてなんの情報を得ることができなかった。
ゼーレシリアス路線はどうなるんだ!?
後日、改めてコメントを求めたい。
JRA | (京スポ 信子記者)【1998年03月07日(土) 02時32分】 |
3月8日に2度目の興業を行うJRAが正式に全カードの発表を行った。前回に報じられた通り全7試合(うち、3試合はJRA−K試合)が行われる模様だ。←トップに戻る
出場選手も発表通りで予定とされていたく〜り〜ST選手の出場も正式に決定したようだ。
第1試合 15分1本勝負(Kルール)
東海 太郎(K97K−3ランク5位)
VS
飛行機 雲(K97K−3ランク9位)
第2試合 15分1本勝負(Kルール)
サイクロン牧場(K97K−2ランク7位)
VS
白 石(K97K−2ランク3位)
第3試合 10分1本勝負
北斗 ヴェガ(JRA)
VS
リーダー雷電(フリー)
第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
マーベラス日曜 ローレル桜(JRA)
VS
ミスターCB ロイヤルタッチ(CB一家)
第5試合 30分1本勝負(Kルール)
ルドルフ神堀(K97K−1ランク1位)
VS
菱 勝
第6試合 特別試合30分1本勝負
く〜り〜ST(WWWWA)
VS
スーパークリーク(フリー)
第7試合 トップガン魔矢野
(第1回JRAミニチュアトーナメント優勝/JRA)
VS
クライムカイザー(CB一家)
前回の発表時に欠場を表明していた新山はA.L.戦での負傷の為今回は休みである。代わって出場してもらう事になったく〜り〜ST選手はフリーのスーパークリークとの対戦になった。これは、他団体選手と悪名高きCB一家を絡ませないようにするJRAサイドの配慮だろう。
その長であるCBはタッグで桜、日曜組との対戦になる。新山のいない状況でJRA本隊はCB一家と戦えるのだろうか?
そして、メインはCB一家の番犬といわれるカイザーが前回のトーナメントの覇者魔矢野と対決する。これも図式とすればJRA本隊対CB一家であるが、現在のJRA本隊トップ選手だけに魔矢野は負けられないところだろう。
注目のK戦士であるが、今回出場の新堀はK戦士の頂点K97K−1グランプリの優勝者だ。K戦士の中でも彼を注目してみたい。
WWWWA | (八女記者)【1998年03月07日(土) 02時11分】 |
八女「今日はTV帝京土曜19:30から放送されている「いい旅食べ歩き」の出演のため、某高級料亭に、く〜り〜さんがやってくるという話を聞きつけ、ここ「吉祥」にやってまいりました。あ、やってきました。」←トップに戻る
く「ああ、ここがあの有名な吉祥ですね。」
八「何でカメラ目線で独り言を言ってるんですか!」
く「あっ、撮影中だっちゅーの!すいません。もう一度撮り直しお願いしますぅ。」
八「すいませんねぇ(ニヤリ)」
く「その笑いは…よしわかった。撮影が終わってから、話をしてやるよ。」
八「ダメ!一緒に食べましょうよー。お金はTV帝京持ちで。」
く「(Dに向かって)青木ちゃん、いい?え、ここで話を終わらせろ?了解。(八女に向かって)聞きたいことはなんだ?」
八「ちぇっ。ケチぃ。まあ、いいか。突然JRA参戦が発表されたんですけど、いったいどういった事情で、そういうことになったんですか?京都に来た本当の目的はJRAだったんですか?」
く「話せば長くなるが、京都に来たのは、この番組の撮影が目的だった。なんか予定があるなあと悩んでたんだけど、来てみたら、そういうことだった。で、JRA参戦は今月末にあるWWWWA世界ランキング挑戦者決定バトルロイヤルトーナメントに向けての一叩きってとこかな。」
八「ずいぶんJRAに失礼な発言ですね。もう何があっても知りませんよぉ、ったくー。だいたい新山選手の代わりに指名されるなんて光栄じゃないですか。あんたの方がONLじゃあマイナーなんだからぁ。」
く「う…それは認める。」
八「で大変申しにくい話なんですが、そのバトルロイヤルトーナメントって2月28日に行われてて、人数合わせに今日の帝国プロレスに出場する陸王選手が出場したそうですよ。ちなみに次回は4月だそうですよ。」
く「え!どツボやんけ…俺に黙って、日程変更するとはとんでもないやつらやなあ」
八「あんたが会長の時に偶数月はトーナメントって決めたんでしょ。もうダメだな、あんた。」
八「う…えーとコメント変更します。明日は待ちに待った大勝負の日だ。無様な格好をさらさないように頑張るよ。」
八「いまさら取りつくろってもおそいっちゅーの!」
この取材によりJRAファンから大ブーイングを食らうのは確実のく〜り〜。彼は生きて試合会場を出ることができるのか?」
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年03月07日(土) 01時36分】 |
3月7日18:00より行われた帝国プロレス3月シリーズ開幕戦・ユニバ記念体育館大会の速報をお伝えしよう。時差のため、多少はやいかもしれないが、これは帝国(南蛮ではない)時間であるため、なんら問題はない(誰に言い訳してるの?)←トップに戻る
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メインイベント(30分1本勝負)
B.ヴァレンタイン、W.F.クラシック&F.インテグラ VS B.羽賀、J.取手&越村道明
フィーバー絶好調。かと思えば、いぶし銀越村にいつのまにか攻め込まれている。日本人側クイックタッチでフィーバーを攻撃。逃げのびたフィーバーはヴァレンタインにタッチ。最終戦で対決する羽賀をエルボー殺法で蹂躙する。好きなだけ痛めつけて、クラシックにタッチ。ヘッドロックでジワジワと羽賀、そして代わった取手のスタミナを奪う。そしてスカルクロー!これは日本人組カット。選手がリング内に入り乱れ、合体戦法が飛び交う。やや日本人組有利。落ち着いたところで両チームとも選手交代。フィーバーと羽賀だ。羽賀がジャイアントドロップキック、ジャイアントドロップキックを決め、自軍でコーナー側間近でフォール。外人側カットできず。
× フィーバー(15分23秒 ランニングジャイアントキック→体固め)羽賀 ○
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セミファイナル(30分1本勝負)
W.J.ダニエル、陸王聡 VS C.市来、&川田上明
先発はダニエルと川田上。両チーム一進一退で試合がすすむ。5分経過時点で、陸王の首攻めが目立ってきた。師匠のマニアのごとくシツコイ攻撃。しかし相方のダニエルいいとこなし。日本人組もコブラツイスト、卍固めで孤立してきた陸王を攻撃。結局試合は市来のブレーンバスターからのフォールで決着。
× 陸王(11分23秒 ハイキック→片エビ固め)市来 ○
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(その他の試合結果)
第三試合 ヴー VS 大倉元
○ ヴー(ハイキック→片エビ固め)大倉元 ×
第二試合 光本隆一 VS B.小島
× 光本隆一(6分12秒 ショートパンチ→体固め)B.小島 ○
第一試合 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(9分44秒 フライングメイヤー→体固め)力士徹 ×
WSCプロレス | (林内 合助記者)【1998年03月06日(金) 16時36分】 |
エース小島ぬきのWSCシングルリーグ戦第3回チャンピオンカップが開幕した。速報は以下の通り(公式戦のみ)。←トップに戻る
>メインイベント公式戦30分1本勝負
西川 慎二(片エビ固め 18分45秒)プロレスマスク
ローレル(原爆固め 7分57秒)塚田 政男
沖 秀憲(片エビ固め 21分4秒)村田 隆男
M.O.W | (大スポ 谷町一徳記者)【1998年03月06日(金) 05時56分】 |
ヤァ!実は3月4日に開催されたM.O.W「バトルヒムズ」最終戦のカードが発表されてたんだよね。ウヒ。←トップに戻る
で、次の通りなのダ!
〜98.3.4「バトルヒムズ」最終戦・日本武闘館〜
▼第1試合 タッグマッチ・30分1本勝負
門仲 伝奇 & ボブ・アラヤ
VS
ペイトリ・オスト & 新山 信太郎
▼第2試合 タッグマッチ・30分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター & 東京ZIN
VS
モータル・アベンジャー & 鹿嶋 嘉晃
▼第3試合 シングルマッチ・60分1本勝負
魚頭 玉三朗 vs ミスターCB
▼第4試合 シングルマッチ・時間無制限1本勝負
トニィ・リトゥル vs ボン・ジョンボビ
▼第5試合 6人タッグマッチ・60分1本勝負
音無 誠次 & 稲葉 開山 & 土門 康平
VS
左近 番斎 & 大和 鉄之助 & フレデー・M
▼メーンイベント AOAヘヴィ級王座選手権試合・60分1本勝負
王者・海崎 礼爾 vs 挑戦者・ストロング猛鬼
さて、目に付くのは第1試合の“ラヴアメリカ”ペイトリ・オストと、“黒い大仏”ボブ・アラヤの名前だろう。
まず、ペイトリからだが彼はトニィの友人で、アメリカのインディーを渡り歩いているマスクマンで、パワーファイトが売りのファンキーガイだ。特に様々なボム技を使いこなすが、その中でも必殺技でもある「ランニン’USA」は相当強烈らしい。
今回の来日はトニィの推薦があっての試験的採用で、今後の参戦はこの試合で決まると言われている。
で、2人目のボブ・アラヤも伝奇の米留学時代の友人で、空手をベースに総合格闘技を学び、アメリカで行われたマイナーなフリーファイト系のトーナメント出場経験を持つ選手である。“黒い大仏”というだけあって彼は、黒人である。孤児だった彼はある日系人の老人に引き取られ、その老人に空手を学んだらしい。しかし、ボブが二十歳になったその日、老人は「おまえは私の元から飛び立たねばならない」といきなり言われ、家から叩き出されて街をふらついていたところを当時、留学中だった伝奇に出会う。帰る家もないボブは伝奇のアパートに住みついたという話だ。
伝奇の帰国後は前記のとおり、ラテンコ道場でシュートレスリングの基礎を学び、フリーファイト系のトーナメントに出場するなどしていたが、伝奇が日本でプロレスラーになった事を風の便りに聞き、元来の日本かぶれも手伝って無理矢理来日、そして参戦に漕ぎ着けたという事らしい。
しかし、この2人の採用は試験的なものということで第1試合に組まれたとの事である。ボブは旧友の伝奇とチームを組み、ペイトリ&新山(JRA)に挑む。果たして典型的なパワー型レスラーペイトリとフリーファイト系ボブの対決は甘いかショッパイか?
第3試合はついに迎えた、魚頭vsミスターCBの一騎討ち。昨年の暮れからやっと実現するカードなのだ。前哨戦はCBやや有利との印象があるが、魚頭の持ち前の突貫ファイトでもしかすると、もしかする。
第4試合もシングルとやや流れが妙な今回の最終戦だが、この試合はトニィとジョンボビのシングルという事もあり、簡単にかたずけられない。シリーズを通して両者は激しく激突し、「肉体のシンフォニー」へのプレリュードを奏でてきた訳だ。
この闘いは時間無制限1本勝負で行われる。どちらも死力を尽くしてやり合ってくれるだろう。
第5試合、サイコアvs『漢』、再び。『漢』のパートナーは今回フレデーが勤める。挑戦者決定戦に敗れた番斎もこの試合で再度仕切り直し、というところか。最近好調の大和と『漢』のグレードを上げるためにここで勝ち星が欲しいところだ。
一方、サイコア側はとりあえず負けなしであるが、土門の出来が勝敗に大きく左右してくるのではないだろうか。しかし、結果うんぬんを別にしてもこのカードは見物である。
メーンイベント。番斎との挑戦者決定戦を経て、海崎の持つAOAヘヴィ王座に挑戦する猛鬼。実力では海崎をも超えていると言われることから、王座奪取の確率は高いと言わざるを得ない。まして、番斎戦の内容から猛鬼の決意が本物だという事を証明している。
「自分自身が強くありたい」この言葉が示すのは猛鬼自身のプライドに他ならない。その猛鬼の決意を海崎が打ち砕くの事ができるのだろうか?海崎がトーナメントを優勝し、ベルトを奪取した時に言った言葉で「このベルトはガラクタ」というものがあった。自分が勝ちとったベルトを「ガラクタ」扱いするのは、このベルトの歴史がここから始まったという意味ずけなのだろう。今回のシリーズでは団体創立者3人の中でベルトが争われるという形になった。
猛鬼に敗れた番斎が、試合の数日後にこう言っていた。「俺とあの2人との差はまだ縮まってなかった。ベルト以前にそれが大きな壁なんじゃねぇかな。昔から変わらない高い・・・、高い壁なんだよ。まだ海崎さんと同じラインにも立ってねぇ。キツイ傾斜を登るのは危険だし、困難だよ。けどよ、それを登り詰めたらさ、最高の気分だと思うんだよ。だから俺は登る。落ちたら、また這い上がる。あの2人という壁を登り詰めたら今度は、自分という壁に挑戦するんだろうな。どこまでも登り詰めてやるよ。俺は」
このコメントを海崎に伝えたところ、大きな笑いを立てて「意外にあいつはそういう頭を使ってンだよな。ハハハッ。俺はただの壁じゃねぇぞ。まあ、番斎らしいよな。猛鬼には負けないよ。ハッキリ言ってキツイ。だからって一歩引いたら俺自身だってお仕舞いなんだよ。今はベルトを本物にするためにも猛鬼だけには負けられないよ」
海崎にも強い決意がある。ベルトの為に、団体の為に、そして己自身のために。
M.O.W2大エースによるAOAヘヴィ戦。開戦間近!!
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年03月05日(木) 04時03分】 |
カドモンの若手、斉藤多夏史はここん所充実した環境にいる。武者修行を志願して出場しているNEO・GONGSやアスリーツ・リーグで、自分の望んでいる格闘スタイルの試合ができるからである。←トップに戻る
その反面、最近のカドモンでは不本意な試合が多く組まれている。2.5nd興行では多夏史が嫌っている南蛮帝国の若手怪人の反則殺法にいいようにやられ、パートナーの吉田装甲車の助けで何とか勝てたという顛末であった。
そんな斉藤選手に、ここ横浜文花会館でのNEO・GONGS興行でのJ・ユミーデ戦後にインタビューをした。試合結果は発表のように実力差を見せつけられる結果となったが、若手らしい意地を一応は見せたらしく、観客も暖かく見守っていたようである。
K「はい、お疲れさま」
多「……ハァ、ハァ……どうも」
K「いいように蹴られたねぇ。ミミズ腫れも結構あるね」
多「ははは」
K「ユミーデ選手はどうでしたか?」
多「やっぱり、流石は一流のマーシャルアーツの選手だけあります。全然歯が立たなかったけど、いい勉強になりました」
K「NEO・GONGSはこの試合を以て、ひとまず対外戦を打ち切るようだけど何かメッセージはないかい?」
多「加藤選手には、是非とも頑張ってもらいたいです。応援してます」
K「では、この前のアスリーツ・リーグの話も聞けたらいいなぁ」
多「有倉戦ですね。大変でしたよ」
K「オデコに絆創膏張ってたもんねぇ」
多「nWo弘樹にやられた傷が完治していなかったんですよ」
K「試合はどうだったかい?」
多「アスリーツさんトコは、非常にやりやすくて楽しいです。M.O.Wの門仲選手とかとも顔見知りになりましたし、もっともっと色々な選手と戦いたいです」
アスリーツ・リーグの話となると、多夏史の表情がぱっと明るくなる。最近では道場にも出入りしていて、選手に混じって練習をしているという事らしい。すっかりアスリーツの水に親しんでいる。
多「……実は、ここん所悩みがあるんです」
K「ほぉ。そー言えば、最近は本部にもあまり姿を現さないね」
多「……まだ加藤さん(加藤驚ね)にも話をしていなんですが」
K「……」
多「……カドモンを退社しようかと考えているんです」
K「……!! 月並みだけど、そりゃまたどーして」
多「カドモンには、もう戦うべき相手がいません」
K「ふんふん」
多「だって、ボクの相手があんなバッタモンやら痴漢やらケンタッキーしかいないんですよ。あいつらはボクは嫌いです。オノーに尻尾振って、プロレスラーとしてのプライドも選手としての倫理もない。……ボクはもうあんな連中とやる気がしません」
K「南蛮が嫌いだってのは分かるが、退社するのはどうやら……」
多「ボクは自分の闘いをしたいんです」
K「カドモン退社となると、般若も離脱になるかな」
多「加藤さんなら分かってくれると思います。価値ある闘いをするという理念は、例え加藤さんの側にいなくても実践する気です」
K「退社して、どーする気だい」
多「小磯代表に頼んで、入団試験を受けさせてもらいます」
K「小磯代表って……まさか本気でアスリーツ・リーグに移籍する気かい」
多「はい」
K「うーむ。俺にとやかく言う権利ないからなー。まぁ頑張ってくれ」
多「はい。よろしくお願いします」
吉「……そうやって、美味しい所だけ取ろうというのかい……」
K「n……!? あんた……吉田選手……」
気が付くと、我々2人の後ろに同じくカドモンの若手選手・吉田装甲車選手がいた。リング上での迷彩服姿ではなく、カドモンのジャージ姿だったので一瞬戸惑ってしまった。
多「……吉田……分かってくれ」
吉「分かってなんかやるもんか。結局、いい子扱いしてくれるアスリーツに逃げ込もうというだけなんだよ。この坊ちゃんが」
多「……(表情が曇る)」
吉「加藤さんトコで甘やかされてるから、いつまで経っても一人前のレスラーになれないんだよ。だから、相手を選べないカドモンが嫌になったんだよ」
多「……あんな連中とはもう戦いたくないんだ……」
吉「それが贅沢だってのが分かってるんかよ」
多「……ボクはボクの闘いを大事にしたい」
吉「フン……いい加減にしてくれ。お前が抜けて、誰が一番恥かくとゆーんだ!!」
吉田、多夏史のジャージの裾に掴みかかる。
吉「お前はいっつでも、自分の事しか見てねーんだよ。いいかぁ……お前にとって俺は一体何者なんだぁ!! お前と同じ……いや、それ以上に苦しんでいる同じカドモンの若手だよ」
多「……」
吉「お前なんて、般若の名前でアスリーツやらに出てるけど、俺にはそんな肩書きすらねーんだよ!! 分かってるかぁ!! 加藤さんや武骨さんが必死に戦ってネームバリューを上げてきた般若のレーベルを、お前は紋章のように着飾ってるに過ぎねーんだよ!!」
多「……」
吉「お前が抜けると、俺が一番恥かくんだよ。カドモンじゃ斉藤の気を引く若手はいなかったとな!! 俺を南蛮のチンカスどもと一緒に見てるのかよ!!」
多「……」
吉「腑抜けた面しやがって……。大体、加藤さん自体に問題があるんだよ。喧嘩軍団のリーダーぶってて、ゲームやら同人活動やらで遊びっぱなしだから、こんな腑抜けができるんだよ」
おーおー。よりによってリーダーの加藤驚まで批判するとはねぇ。
吉「……どーしても出てけば出てけよ。どうせ自立できるワケねーんだ」
多「……てめぇ……」
吉「ん」
多「加藤さんの悪口を言うなぁ!!」
多夏史がとうとうキレた。逆に吉田に掴みかかる。
吉「やるか、チンカス!!」
多「うるせぇ、デクノボー!!」
K「おいおい2人とも、ここは一応NEO・GONGSの会場なんだし、喧嘩はやめてくれ」
加「そーだぞ。大人気ないなぁ」
K「おお、加藤にロクサス会長ではないですか」
吉「……!!」
多「……!!」
危うく喧嘩になりかけていた所を、加藤驚とイグナティウス・デ・ロクサス(カドモン会長)が仲裁する。
事の次第を聞いた2人はこう提案した。
ロ「やはり、斉藤君と吉田君の一戦は必要不可欠ですな」
加「やってもらうぞ。多夏史が勝った場合、退社を認めよう。小磯代表への紹介状も書く。ただし、負けたらカドモン残留だからな。当然、南蛮ともやってもらう」
多「……」
ロ「吉田君にも、1つ提案しよう。君が勝った場合、君も他団体への修行をする事を許可しよう。ただ、負けたら……分かってるね」
吉「……マスクを取ります」
加「馬鹿言うなよ。クビだ」
ロ「斉藤君流出の責任は重いからな。南蛮は南蛮で自主的に興行できるから、君がいなくてもやっていけるだろう」
吉「……分かりました」
加「よし、示談はこれで一件落着だな」
K「……結構キツいですねぇ」
加「さて、試合はいつにすんべ」
ロ「どうせなら、手頃な所がいいだろう。そうだな……例の鷺宮での興行、アレにしなさい。オノーには私から話をつけてくる」
吉「……はい」
多「……分かりました」
これで、例の「魚」&「nWo」主催興行に1つだけ真面目な試合が組まれる事になった。
斉藤多夏史vs吉田装甲車。
事実上のカドモン若手頂上対決である。
加「そうそう。その試合、俺も会長も行かないからな」
多「えっ!?」
加「勿論、武骨も天軍もいねーからね」
多「……そんな……」
ロ「ウイリアム君もゴンサロ君も帰郷してるし、セルジオ君も海外修行中だ。君たち2人だけになるがね」
吉「はい」
加「吉田ぁ、お前分かってる?」
吉「はい!?」
加「鷺宮のって、オノーんトコ『だけの』自主興行だぜ。どんな扱いされるかお前想像してみぃ」
K「大変だねぇ。生き地獄だねぇ」
吉「げ」
K「当然、俺も行かないからね。それじゃ、どーです。お2人とも、これから一杯やってきますか」
加「いいねぇ」
ロ「うむ。そうだな」
脳天気に退場する首脳陣たちであった。それではこれで。
【謎の影の声】
よりによって、2人とも嫌がってる南蛮の連中しかいない興行で試合が組まれてしまった。厳しい条件よりも、寧ろ無事に済むとは思えない環境に放り込まれ、2人の闘志は果たして保つのであろうか……。
2人の無事を祈る。
ゼーレ・ドイツ大会 | (ホークマン記者)【1998年03月05日(木) 03時59分】 |
ドイツ大会のセミファイアンルはアランテスのハワイ選手権の初防衛戦。←トップに戻る
挑戦者は横浜プロレスから初参戦のボン・ジョンボビ。ハワイ選手権の初防衛戦にはピッタリのバリバリのアメリカンスタイルのマッチョマン系の選手である。
青コーナーから挑戦者、ボン・ジョンボビの入場。己の肉体を最大限にアピールしながらの入場。さすがに雰囲気を作るのがうまい。リングに上がると「ナンバーワン!!」と叫びながらポージング。メチャメチャすごい筋肉だ。
一方、赤コーナーからチャンプ、アランテスの入場。ベルトは腰には巻かず両手で持ちながら見せつけるかのようにして入ってくる。顔は少し緊張ぎみだ。リングにあがりじっとベルトを見つめてからゆっくりとジェシーメイビア氏に一時ベルトを返還。そして赤コーナーにどっしりと陣取る。
午後7時36分、ついにゴング。いきなりアランテスは突進。それをさらりとかわし、はぐらかすかのようにアランテスを場外に出すボビ。そして「ナンバーワン!!」。胸筋がピクピクいっている。アランテスは涼しげな顔ですぐにリングに戻る。しかし戻ってきたところを今度はボディスラムでまた場外に。ボビまたしても「ナンバーワン!!」。背中の筋肉をアピール。それにしてもほんとにすごい身体だ。アランテスの顔に少し怒りが見えるか。この辺の駆け引きはさすがといえる。立ち上がりはボビのペースのようだ。
その後もギロチンで首、喉に集中攻撃。アランテスも同じギロチンを返していく。が、ボビのアピールタイムはまだまだ続くようだ。アランテスの巨体を軽々持ち上げリフトアップ。もちろん笑顔で「ナンバーワン!!」。ドサッと前方に投げ、もう一度リフトアップ。見せかけの筋肉ではないことを証明するかのようにその後もバンバン、アランテスを投げ飛ばしていく。
アランテスはちっともペースをつかめないが、ここでお得意のパターンに。ゴリーエスペシャルドロップ(アルゼンチンBドロップ)を連発しはじめた。流れが自分に向いてないときはいつもこれで流れをつかんできた。しかしまだ自分の流れには仕切れないアランテスはボビの豪腕ラリアットを何度も延髄にうちこまれる。アランテス今度は自らブレーンバスタースラムでボビを場外に。後を追って場外に出るがボビはすぐにリングに戻る。完全にアランテスは遊ばれている。ついに怒ったのかアランテス戻ってくるやいなや必殺のバックフィリップ!!不意をつかれたボビはもろにくらってしまう。しかしこれ一発ではどうにもならない。まだまだ体力十分のボビはギロチンピースを2連発、そしてさっきのお返しとばかりにアルゼンチンバックブリーカードロップ、ロープにふってラリアット、そしてスパインボム。次々と大技をたたみかけていく。極めつけはバッドメディシン!惜しくもこれはロープにかかっている。アランテスはなかなか大技を出せないでいる。ボビ、今度はアランテスの両腕をクロスさせる・・・バッドメディシンαか?必死でこれを返すアランテス。その勢いでボビは場外に転落。すばやく後を追い今度も突然バックフィリップ!全然流れに乗った攻撃ではないが効果的なのは間違いない。フラフラのところにニールキックで追い討ち。アランテスが今度こそ流れをつかむか・・・あまり深追いはしないほうがいいぞ、とおもったがボビを起こしてまだまだ技を仕掛けていくようだ。が、やはり早めに戻ったほうがよかったのだ。ボビがアランテスの両腕をクロスし持ち上げて・・・ドスン!!場外マットに受け身がとれない状態で打ち付けられたアランテス。あぁ、やっぱり・・・。場外の使い方が下手なアランテス・・。どう見ても挑戦者ボビのペース。どうしたチャンプ!!
アランテスを倒すごとにアピールをかかさないボビ。失礼だが記者が思ったより、ぜんぜん実力派のようだ。
しかし流れはどこでどうやって変わるかわからない。その後もボビがダブルアームホイップなどの大技で追い討ちをかけていくが、アランテスもダブルアームの体勢に。同じ技で返すのか?と思われたその時!ボビの身体が垂直に突き刺さってるでわないか・・・。またもや突如、豪快な新技。どう見ても危険な角度でボビの首が曲がっている。リング中央で決まったがカウントは2。これ一発でボビも負けるわけにはいかない。
これを機にようやく流れはアランテスに傾く。フィッシャーマンズバスター、フィッシャーマンズスープレックスでボビの首をさらにマットに打ち付け、変形羽折り固め(RYUスペ)、ボーバックブリーカー(ボーアンドロー)で締め上げていく。これをどうにか力で返すが、ボビのアピールにも力強さがなくなっていく。
フィニッシュも突然だった。高角度のバックドロップを連発しさらにさらに首にダメージを与えていく。そして3発目のバックドロップをなんとホールド。ワン、ツー、スリー!!
○アランテス・ド・ナシメント(6分17秒 バックドロップホールド)ボン・ジョンボビ×
確かに3つ入った。アランテスの初防衛が成功した瞬間だった。リング中央で横になったまま、ガッツポーズ。立ち上がるとボビと固い握手。
ジェシーメイビア氏によって初めてベルトがアランテスの腰に巻かれる。観客の大声援にちょっとテレぎみに片手をあげてこたえる。もちろん、ボビにも大声援が降り注がれる。最後にアランテスがボビにむかって人差し指を一本立てる。声が聞き取れなかったがおそらく「もう一回やろう」ということだろう。リングから降りるときのアランテスの表情は49歳の充実感溢れる笑顔であった。
試合後のインタビュー
−「初防衛、おめでとうございます!」
アランテス「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・どうも、ありがとう。」
−「厳しい試合でした」
アラン「いや、ほんと・・・うれしいね。やっとチャンピオンになれたって感じかな。初防衛だからね。うん、ほんとにうれしいよ。」
−「ボビ選手はどうでしたか?」
アラン「筋肉すごいよ。雑誌とかで見たときは見かけ倒しかなって半分ぐらいおもってたけど、とんでもなかったね。力強いのなんのって。インサイドワークもうまいしね。特に場外の使い方。最初ほんとに頭にきちゃったよ。後半もね、なんかすごいの場外でうけちゃったしね。アメプロなめちゃいけないってことがわかったよ。別になめてたわけじゃないけど、アメプロは力だけじゃないっていうか、駆け引きとかまだまだ奥深いよね、うん。49にして初めて知ったよ。・・・・あっ、アンタこの前50代とか言わなかったか、俺のこと」
−「いってないですよー」
アラン「ま、いいか。今日は機嫌いいからね。」
−「最後のはもう一回やろうってことですか?」
アラン「うん。機会があったらまたやってみたいよね。これから1000回防衛していく上でいろいろなタイプのやつと戦っていくと思うけど、ジョンボビ選手が最初でよかったっていうか、俺が場外戦が下手なのもわかったし(笑)。ま、1000回のうちの最初の一回だからね。まだまだ1000分の1だよ、1000分の1。あと999回。やるよ、俺は。」
−「あと999回、頑張ってください」
アラン「頑張ります!!今日はほんとどうもありがとうございました!!」
※ジョンボビ選手はすぐに控え室に入ってしまったためコメントは取れず。
アランテスがこの試合から学んだことは数多くあるだろう。偉大なチャンプになるには欠かせない試合だったのではないだろうか。
アランテスが言うように本当に1000回防衛するんだったらまだ1000分の1である。どこまで防衛回数を伸ばせるか?記者としては1000回防衛を達成してほしいものだ。とりあえず初防衛、おめでとう!!
HFA | (ぴろき記者)【1998年03月04日(水) 20時04分】 |
エース決定リーグ戦は今日が中日。ここで星を落とすと後々きつくなるぞ。今日のメインはキリアコフVSあけぼののアルティメット戦。キリアコフは格闘家としての意地とプライドで打倒結盟軍に挑む!←トップに戻る
▼第1試合(「エース決定リーグ戦」公式戦:15分1本勝負)▼
○ビクトル・キリアコフ【15点】(5分27秒、チキンウイングフェイスロック)×クラッチャーまこと【0点】
前回、ファイプラーを秒殺したキリアコフのサブミッションにまことはびびりまくり。中途半端なタックルをしかけてはかわされる。キリアコフはメインのあけぼの戦に備えて、ここで肩馴らし。散々まことをいたぶり、徐々にまことの腕が下がってくる。ついに4分過ぎにまことの腕は上がらなくなる。ここでまことが許しを請うが、非情のキリアコフは飛び付き腕十字(クリティカル)でダメ押し。ひどすぎる…。かわいそうなまこと…。
▼第2試合(「エース決定リーグ戦」公式戦:15分1本勝負)▼
○ファイプラー弘樹【10点】(4分30秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)×ヤンキー・スミス【5点】
珍しくヤンキーが序盤からとばしまくった。DDT2連発を皮切りにジャンピング、串刺しといった各種DDTでラッシュ。防戦一方だったファイプラーだが、ローリングバックブローで反撃の糸口を掴むと、フロントスープレックスホイップや大回転ジャーマンといった大技でヤンキーを投げる投げる投げまくる。ファイプラーの突然の猛反撃でヤンキーはタジタジ。結局、終盤はファイプラーの一方的な展開だった。
▼第3試合(「エース決定リーグ戦」公式戦:15分1本勝負)▼
○フウマ【15点】(4分27秒、拷問ロメロスペシャル)×田所 大介【0点】
田所は38度の熱をおしての出場。さすがに動きが鈍く、技の重みも感じられない。ビッグバディボムや喉輪落としも出すが、フウマにはかなり余裕がみられる。フウマの忍び流ルチャ殺法にやられて田所はフラフラ。ボーとしながらフウマをロープに振ったら、そこにはレフェリーがいた。レフェリーが倒れている間に、フウマは田所を拷問ロメロに捕らえる。田所がギブアップの意志を見せるも、レフェリーは倒れている。数秒後、レフェリーが立ち上がってきてフウマの勝利を告げた。ただでさえ高熱の田所は、この数秒間で夢の世界へと旅立ってしまった。
▼▼第4試合(アルティメットファイト:10分1本勝負)▼▼
ビクトル・キリアコフ(正規軍) VS “横綱”あけぼの(結盟軍)
キリアコフの打倒結盟軍チャレンジマッチ第2戦。前回(昨年11月26日)はテコンドーの金韓宇に完敗を喫している。以前、音無(M.O.W)から対戦要求があったが、「他団体と絡むのは結盟軍を倒してから」との理由によりいまだ実現していない。
コマンドサンビスト VS 相撲レスラーという異色の顔合わせとなったこの試合。小柄なキリアコフと比べると、あけぼのがよりいっそう大きく見える。技のキリアコフ VS パワーのあけぼの、緊張の中ゴングが鳴った。
初弾はあけぼのの脳天チョップ。キリアコフいきなり流血!まれに見る立ち上がりに場内の緊張感はいっそう増す。そして早々と必殺サバ折り(ベアハッグ)!あけぼのの底知れぬパワーがキリアコフを襲う。が、しかし!キリアコフはあけぼのの頭をうまく下げさせ顔面ニーリフトでダウンを奪うと、速攻アキレス腱固め!あけぼのギブアップ!
○キリアコフ(48秒、アキレス腱固め)×あけぼの
前回のファイプラー戦に続いての秒殺劇。あけぼのが足に古傷を持っているとはいえ、キリアコフの戦慄のサブミッションの切れ味はすさまじい。「まだ1人に勝っただけだ。しかも、結盟軍といえばやはり打撃系の選手が知られている。次はバイソンかスコータイとの対戦を組んでもらうようにフロントに伝えている。」と、キリアコフの打倒結盟軍はまだまだ終わらない。
★★★★★★★★★★★★★★★
次回予告!「エース決定リーグ戦」4日目
今の時点で自力優勝の可能性を残しているのはフウマとキリアコフの2人。ファイプラーも優勝の可能性を残している。メインのファイプラーVSフウマの初対決は大注目だ。また、闘神四天王のファイヤー・フェニックスに足を折られて入院中だった金韓宇が退院する。退院記念試合の相手は、腰痛から退院してがんばっているカラテマンのじっちゃんだ。テコンドーVSカラテという図式が成り立ち、興味深い。そして最後の闘神四天王“水の青龍”ブルー・ストリークがついに登場する予定。
▼第1試合(リーグ戦15分1本勝負)
田所 大介【0点】 VS クラッチャーまこと【0点】
▼第2試合(リーグ戦15分1本勝負)
ビクトル・キリアコフ【15点】 VS ヤンキー・スミス【5点】
▼第3試合(「金韓宇退院記念試合」15分1本勝負)
金 韓宇(結盟軍) VS カミカゼ・カラテマン(鬼神衆)
▼第4試合(「“水の青龍”初見参」15分1本勝負)
ブルー・ストリーク(闘神四天王) VS 選考中
▼メインエベント(リーグ戦15分1本勝負)
ファイプラー弘樹【10点】 VS フウマ【15点】
乞うご期待!
<HFAルールブック>
M.O.W | (大スポ 谷町一徳記者)【1998年03月04日(水) 08時40分】 |
敗北は苦し。が、それは若い彼等にとっては糧になる日がいつか来るだろう。←トップに戻る
▼第4試合 タッグマッチ・60分1本勝負
海崎 礼爾 & 土門 康平
VS
音無 誠次 & 稲葉 開山
このカードを見た時、記者は正直違和感を覚えた。何故なら、サイレント・コアの人間が3人いるのにタッグマッチであり、そして海崎が土門と組んでいるという事がその違和感の正体なのだ。だが、第2戦で、音無が土門育成のために戦う事も良しとしたため、このカードは土門のチャレンジマッチという見方が可能になったのである。
しかし、土門と組むのが海崎であるという事はチャレンジマッチで済まされてはならないのである。
ファンの目は海崎vs音無、海崎vs稲葉という方に行っておりそれも変えなくてはならない。土門自身、そんな焦りが生じていたのかもしれない。
海崎と音無との静かなグラウンドから試合が始まる。音無の挨拶代りの腕ひしぎ逆十字固めが海崎を捕らえる。稲葉と海崎の絡みはお互い牽制し合って大きな流れにはならず、そのまま土門にスイッチ。土門が果敢に脚攻めを見せていくが稲葉は効いたそぶりもなく音無にタッチ。
両陣営が乱戦になると海崎のキレのある技が目を引いた。音無にWハイキックコンビネーション、ダウンしている稲葉にサマーソルトドロップを見舞うなど、試合権利がなくとも相手にダメージを与えていくのである。
それほど大きな動きがないまま6分過ぎになると、土門が稲葉に捕まってしまう。マシンガンチョーパンをもろに喰らいドラゴンスリーパーで身動きが取れなくなってしまう。ここで海崎がカットに入り、稲葉に対してタイガースープレックス’85という大技でフォローが入った。勢いに乗って土門はソバットコンビネーションを決めると、かんぱつ入れずにポストを駆け上がり、ファイヤーバードスプラッシュ!!これは決まったか?いや、ロープに近すぎた。稲葉の脚がロープを越していたのである。
音無がここぞとばかりにリングインし、フラつく土門を稲葉との合体パワーボムへ。続けざまに稲葉は何をするかと思えば、何とジャイアントスイングゥ5回転!!
極めつけの稲葉必殺の「ガイエスブルグ(高角度パワーボムホイップ)」が土門を完全K.O.。
ピクリとも動かず、白眼を剥いてしまった土門にレフェリーが危険を感じ、ゴングを要請。海崎が土門の顔に水をぶっかけると、土門はやっと眼を覚ますがすでに音無と稲葉の姿はなく、海崎の渋い表情が目の前にあった。「ひとりで気張るな。タッグだろうが?無理に一人で戦うな。一人出来る事にゃ限度があんだ。もう一度だ。な」と海崎は土門に言うとリングを降りた。
またも、リングに1人残されてしまった土門。観客の声も野次と声援が半々といったところか。土門は観客にもう一度、とひと差し指を立て無言のアピールをしリングを降り花道を引き上げる。その背中には、「ここで死ねるか」という決意にも似た思いが滲み出ていた。
音無のコメントは「もっと海崎とやりたかったんだがなぁ。まあ、仕方あるまい。稲葉のあれじゃぁな。道場の時よか良くなったぐらいだな。今日の土門は。あれじゃダメだ」と漏らしていた。
稲葉も「もう少し粘ると思ったンだけどなぁ。ものたんねぇよ。海崎の旦那ともそう、やっちゃいないからな。次があるならもっと喰って掛かって来ないと。俺を超えるのはまだまだだ」との事。
□試合結果
土門×(7分30秒 ガイエスブルグ→K.O.)◯稲葉
▼メーン AOAヘヴィ級王座挑戦者決定戦・時間無制限1本勝負
ストロング猛鬼 VS 左近 番斎
先に結果を記そう。3分3秒、片エビ固めで猛鬼が勝利。
誰が、こんな短時間で決着すると予想しただろうか?番斎もコンディションはすこぶる良く、第2戦メーンでタッグながら海崎から初の3カウントを奪取するなど、波に乗ったと思われたのだが・・・。
試合開始前にこの試合の勝者が海崎の持つ、AOAヘヴィ級王座に挑戦者になる事がアナウンスされる。
両者の表情もすでに臨戦体勢に入っており、開始のゴングがいまかいまかとばかりに番斎はリング上をジャンプしている。猛鬼もスクワットをしながらゴングを待つ。
そしてゴングが打ならされた!
番斎が一気に間合いを詰め組み付くが猛鬼はアームホイップで番斎をいなし、股間にイナズマ釣り鐘ヘッドドロップ。そして、ロープに振り、喉輪落としに捕らえようとする。だが、番斎は機転を利かし、スライディングで猛鬼の裏を突き、バックを取って、ネックスマッシュ。
首投げ2連発を挟んで腰投げからキングコングニーと決めるが、猛鬼はスックと立ち上がり、ハイアングルボディスラムで番斎を場外に落とす。意地になった番斎はカウントが告げられる前にリングインし、猛鬼に喰ってかかるが逆にアームホイップで、マットに転がされ、強烈なサッカーボールキックを頂戴してしまう。
が、番斎はそれで弱気になるほど肝っ玉の小さな男ではない。喰らった分はしっかりお返しするのだ。強引に腰投げで猛鬼をダウンさせると、キングコングニー!猛鬼も猛鬼でハイアングルボディスラムでマットに叩きつけ、サッカーボールキック2連発。しかし、これでも終わらない。番斎は怒りの形相で、顔面ニーリフトを喰らわしキングコングニー!
思えばこの意地の張り合いが番斎の敗因になったのかもしれない。
その後、猛鬼反撃の顔面ニーリフトが炸裂し、番斎はテキサスクローバーホールドで絞め上げられてしまうのだ。番斎の動きが、ピタと止まる。
猛鬼は野生の勘か、番斎のテンションが下がった事を察知し、何とここでSSDを繰り出すのである。不意を突かれた番斎は成す術なく、高さ約2メートルからリングにまっすぐに突き立てられる。
観客も一様に驚愕の声を漏らし、その光景を目のあたりにする。しかも、猛鬼はポストからの爆撃もプランにあったのか、さっそうとポストに登っていくのである。が、番斎がふらふらと立ち上がったのを確認するとすっと、リングに降り立ちフラフラの番斎にジャイアントキックをぶち込み、再度、脅威のSSDへ。
そして、ダウンした番斎の顔を猛鬼はその巨大な手で覆い尽くす!アイアンクローだ。
番斎はまだ、これを返す余力があった。フロントバンザイホイップにトライするが、猛鬼のボディブローで切り返されてしまう。アイアンクローをまたも喰らうが今度はロープに助けられる。なんとか打開しようとキックで猛鬼と打撃勝負するがダメージの深い番斎は猛鬼のキック1発で崩れ落ちてしまう。
そこに猛鬼は非情にも、全体重の乗った背面エルボードロップで爆撃。
最後のイタチッ屁か、番斎が腰投げから釣り鐘ストンピングを出すが、次の攻撃は猛鬼が冷静にニーリフトで捻り潰してしまった。がっくりと膝を付くようにダウンした番斎を尻目に、猛鬼は「これでフィニッシュだ!」と首をかっ斬る。その眼から放たれた鈍い光は野獣のそれと言ってもおかしくない程だった。
番斎の身体をひっくり返した猛鬼は渾身の力を込めて片エビ固めに入った。
観客はまだ返せる。いや、返してくれ!そう思ったのだろうか?歓声が大きくなる。
無情にも歓声に呑まれるように3カウントが告げられた。
猛鬼はゆっくりと立ち上がり、観客席を見渡す。その眼にいつもの猛鬼が戻った事がわかった。しかし、観客はその戦慄に声を失い、正直、猛鬼を祝福するムードではなかった。猛鬼は番斎が波に乗る前に試合を決めてしまったのである。これが悪いとは言わない。
番斎の力が足りなかった。それだけで済んでしまうのかもしれない。番斎はセコンドに付いていた大和の手を借りずにひとり、花道を下がってゆく。
乗り気でなかった挑戦者決定戦ではあったが、自分をだせずに終わってしまった事が番斎のプライドに重くのしかかる。番斎はまだ若い。デビューは19歳と早かったが、まだこれからなのだ。歩いていた場所に影があるなら、そこから歩き出せばいい。日の当たる場所に出ればいいのだから。それは忘れる事はない。むしろ、この日陰にも意味があるのだから。
勝利した猛鬼は、
「今日は、負ける事は許されませんでした。その昔、私は番斎のデビュー戦をリングサイドで見てました。海崎にこてんぱんにされて、最後まで何も出来ませんでした。でも、彼はそこから這い上がったんです。今日は、番斎の持ち味を殺してしまう試合をしてしまいました。デビュー戦と同じです。私は己の勝利を取りました。何故だか分りますか?私自身負けたくないからです。今の番斎は眼の前が曇ってるんだと思います。『漢』なんて何も彼を変えません。彼自身も気が付いてるハズです。私には負けてはならない理由があります。家族のため?それもあります。しかし、もっと重要なのは私自身が強くありたいのです。私自身の思いです。だから、ベルトは私が巻きます。海崎の腰から奪い取ります」と、団体設立から初めてシリアスなコメントを発したのである。
それに応じるように海崎は、
「番斎もこれで潰れる玉じゃないさ。俺がデビュー戦を相手してやった時よかずっとマシだったし。まあ、それから随分経ってるけどな。けど、猛鬼も本気だな。ああ来られたら応えない訳にはいかんだろ。あいつの破壊力は昔から一緒だったから身に染みてるよ。作戦?正面から行ってみるか、変化球で攻めるか。今日の試合をみた限りじゃ、彼奴の野生の勘で変化球も読まれそうだな。まあ、その時になってからだね。
負けないよ。俺は」と、決意のコメント。
□試合結果
猛鬼◯(3分3秒 片エビ固め)×番斎
両者のコメントから、やはり創設メンバーの見えない絆の強さを感じた。ここで潰れるなという番斎への想いは海崎、猛鬼一致していた。しかし、最終戦のAOAヘヴィ戦はどちらもまったく引く気はない。熾烈な闘いになるだろう。
「バトルヒムズ」最終戦のカードは
▼シングルマッチ・60分1本勝負
魚頭 玉三朗 vs ミスターCB
▼シングルマッチ・時間無制限1本勝負
トニィ・リトゥル vs ボン・ジョンボビ
▼AOAヘヴィ級王座選手権試合・60分1本勝負
王者・海崎 礼爾 vs 挑戦者・ストロング猛鬼
の3試合程しか決定しておらず、しかも最終戦は実は3月4日に武闘館で開催される事が発表された。残りカードは後日、発表されるとの事。
M.O.W | (大スポ 谷町一徳記者)【1998年03月04日(水) 08時33分】 |
やァ!ゲンキしてた?俺、自宅謹慎してたよ!でも、記事書いたよう!イッテミヨッ!!←トップに戻る
第3戦は港区民体育館で行われた。客の入りは上々。
さて、この第3戦で海崎の持つAOAヘヴィ級王座の挑戦者が決まる。スーパーヘヴィの猛鬼か?ジュニアからヘヴィに転向した番斎か?
〜98.2.13第3戦・港区民体育館〜
▼第1試合 シングルマッチ・15分1本勝負
新山 信太郎 VS 鹿嶋 嘉晃
開幕戦、第2戦とタッグマッチを消化してきたが、ここに来て第3戦はシングルで開幕戦でデビューしたばかりの鹿嶋と戦う事になった。
立ち上がりは鹿嶋が主導権を握る形で得意のダブルリストロックや、膝十字等のサブミッションで新山を翻弄する。
大きな動きが起きたのは2分過ぎだ。鹿嶋はいきなりジャンピングボムにチャレンジ!そして新山の身体が高々と上がり叩き付けられる。
これを新山はカウント1で簡単に返す。さすがにうまく受け身を取ってダメージをやわらげた。だが、新山はキックに対して苦手意識があるらしく鹿嶋のキックをうまくさばけず、避けようとすればする程大きいものを喰らってしまう。ハイキックも良いのを貰ってしまうと焦りが出てきたか人間風車を2度仕掛けるがいずれも鹿嶋に返され、サッカーボールキックで痛いお釣を貰ってしまう。
そんな押され気味だった新山だが、場外戦で鹿嶋にストレート掌打をかまして流血させ、リングに戻って今までの鬱憤を一気に晴らすように、矢のようなタイガーフロントネックチャンスリーや再三に渡って仕掛けた人間風車をようやく決めると、新山の顔に力みが消えたのが分かった。
が、そんな新山を凌駕したのは鹿嶋の無謀さだった。まさかの裏投げで新山を襲い、気合いを入れてジャンピングボムで勝負に出た鹿嶋。新山は粘る。すると、鹿嶋は垂直落下式ブレインバスターを強引に決め、ダウンした新山の脚を取って一心不乱に膝十字で絞り上げる!
ギブアップ。ヘポコ新山痛恨の敗北。
JRAセコンズが新山を背負い花道を引き上げていく。一方、デビュー3戦目で初勝利を掴んだ鹿嶋は喜びいっぱいの表情であった。
□試合結果
新山×(5分39秒 膝十字固め)◯鹿嶋
▼第2試合 ジュニアタッグマッチ・30分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター & 東京ZIN
VS
フレデー・M & モータル・アベンジャー
未だスリムなままのピッコロはZINとの師弟タッグでフレデー&モータル相手にハッスルファイトを観せてくれた。
まず、試合開始47秒でピッコロがフレデーの脚をドラスクで破壊!早くもピンチに追い込まれるフレ&モー。ピッコロ、ZINはコンディションも相当良いらしく、脚を負傷したフレデーを戦力外と見なし、あえてモータルを集中狙いする。
やられてはいるがモータルも低空ドロップキックでZINの気勢を削いで、ロープに振るなり人工衛星ヘッドシザースホイップで見せ場を作るが、ピッコロとZINの攻めはどんどん激しくなってくる。ZINのオレンジクラッシュ、ピースクラッシャーというGETな大技連発。そして、ピッコロのビッグファイヤー!直後にゆきドラ2と猛ラッシュ。
フレデーが何とかカットに入る。モータルもそれに応えるようにウラカン・ラナでピッコロからフォールを奪わんとするのだが、ピッコロは自力で返すとモータルをフィッシャーマンバスター葬。
すかさずポストに飛び乗りフラフラと立ち上がるモ−タル目掛けて伝家の宝刀『ピッコロ・ワンダフル』が炸裂!フレデーがカットに出てくるがZINに阻まれ、目前で3カウントが宣告される。
レフェリーに腕を上げられ満足顔のピッコロとZINだが・・・。あ、ピッコロの腹が試合前より幅が増えた気がしないでもないが、目の錯覚だろう。
モータルはフレデーのアクシデントで孤軍奮闘を強いられたが、試合を捨てない姿勢が目を引いた。あの姿勢があれば今後、もっと良くなって来るだろう。フレデーはやはりアクシデントのおかげで何も出来ずだった。残念。
試合後のピッコロとZINのコメントは、
ピッコロ「ロウトルと出来損ないが相手なんて、楽勝ネ!あんなのではお客サン沸かないネ!だから、モッタイなカタけど、ワンダフルで決めたネ!ワタシ美しいネ!」
とのこと。ちなみに腹が出てた気がしないでもなかった。
ZIN「なんだ?あれ。ショッペエよ。アァ?輝きが違うのがわかんねぇの?!アハ?今日はヘポコはどうしたって?だって皆、試合バラバラに出なきゃいけないんだもん。カード替えられないもん。プリリ」
と、まったく発言権がない事を露呈する馬鹿コメントが出た。ZIN、君はまったくヘポコだ。
□試合結果
ピッコロ◯(9分16秒 ピッコロ・ワンダフル)×モータル
▼第3試合 6人タッグマッチ・45分1本勝負
トニィ・リトゥル & ミスターCB & 大和 鉄之助
VS
ボン・ジョンボビ & 門仲 伝奇 & 魚頭 玉三朗
魚頭-CBの最後の前哨戦になるこの試合だが、それと同時にトニィとボビのマブダチ対決第2弾でもある。
トニィサイドにはCB、大和とヒール陣がパートナーになり、ボビサイドには伝奇、魚頭がついた。しかし、トニィはベビーフェイスであるためCBと大和とのチームプレイは期待出来ない。これはかなり不利な状況である。しかし、トニィはその環境の中で己を貫いたのである。
試合はトニィとボビの闘いで幕を上げる。気合いが入っているボビはさっそく仕掛けた。バットメディシンをCB、大和の目の前で豪快に決める!早すぎるためかトニィは簡単に返すが、ボビのテンションは下がらない。トニィのバックを取ると強引にベリートゥバックに持っていった。
さすがに効いたか、トニィは大和にタッチ。そして、この大和、第2戦での好調な波がまだ続いてるようだ。ボビを相手にアバランシュホールドや、ボディリフトでマットに叩き付ける。
ついにCBが出てくると、ボビも魚頭にタッチ。両者に待ってましたとばかりに歓声が起こる。オツユの量、飛距離から想定するにやはり気合いは十分。CBに自分の持てる技をどんどん出してゆく。6人タッグともなると乱戦になるのは当然なのだが、ボビはトニィしか目に入ってないのか、トニィがリングに入ってくるなりバットメディシン、低空ジャーマンと、試合権利がある訳でもないのに大暴れ。
魚頭も、CBのアバランシュプレスからのエルボードロップホールドで危うく3カウントを献上しそうになるが、伝奇のカットに免れそのまま伝奇にタッチ。伝奇&魚頭のWブレインバスターでCBを場外に叩き落として、その後をボビに任せる。
しかし、CBが得意とするのは場外戦。ボビが勇んで来るのをせせら笑うように、さっと掴むとボビをジャンピングパイルで場外マットに串刺しに。だが、ボビも負けていない。CBに引き起こされ、バックを取られそうになるがエルボーで阻止すると、さっきのお返しとばかりにギロチンピースクラッシャーを敢行!すでに場外カウントは17。これはマズイか?いや、CBはカウント19ギリギリでリングに帰還してきた。
開幕戦はこれで魚頭に負けを喫しているため、二の舞いはいただけないのだろう。
伝奇はCBのストレートで攻めてくるようで、ところどころで変化球を投げてくるスタイルに完全に翻弄されてしまう。バックを取ろうとすれば金的蹴りが飛んでくるわ、ロープに振るのかとと思えばショートレンジのラリアットだったりとペースを掴めない。良いところなく魚頭にタッチ。
また、この試合で目立ったのはCBと大和の見事な合体攻撃だった。2人がかりのパワーボムから、大和のカミカゼ・ドリラー、CBのエルボードロップホールドと流れるように決めるのだ。CBから大和にスイッチしてもそれは変わらず、ボビをまったく寄せつけない攻めを見せる。強い。とっつあんはこんなに強かったのか?観客が驚きの声をあげるのが分かった。
が、ボビは伝奇の助けを借りて押し返す。伝奇は乱戦時、CBをタイガースープレックスホイップでぶん投げ、ボビとWブレインバスターで大和の流れを断ち切る事に成功させる。そして、大和からトニィになると俄然、力が沸いて来たかトニィの得意技でもあるメルトダウナー(クロスアーム式TFPB)を決めにいく!CB、大和もカットに入るが、あまり熱心ではない。だが、そうなれば自分で返すのみ。トニィは己の力でそれを抜けると、ボビの喉輪をムンズと掴み片手で高々と吊るし上げ、一気にマットに叩き付けると足4の字固めでボビを捕らえた!
しかし、意地の張り合いはまだ終わらない。ボビは足4の字を耐えきると、決まらなければもう一度という事か、再度メルトダウナーへ。もうダメか?
その時、その場をつんざいた女性の声。「トニィィィィ、返してェェェェ!」するとどうだ?トニィはまたもボビの渾身の一撃を返したではないか!そう。その声こそ、M.O.Wファンの間で噂のトニィニョ、その人の声だったのだ!
立ち上がったトニィはボビを捕らえ腕をクロスさせた。これが本物の「メルトダウナー」だ!その表情からこれで決めるんだという情念が伝わって来た。その情念とともにボビがマットに叩き付けられる。
カウントが3つ入る。トニィの情念がボビを仕留めたのだ!
試合が決まるとCBと大和は伝奇、魚頭を蹴散らしてさっさとリングを降り、花道を去っていく。トニィはボビのもとに歩みよると、
トニィ「ボビ!最終戦で、一騎討ちだ!熱い闘いをしようじゃないか!みんな!いいダロ!」
観客からおおむね支持の声が聞こえる。実際、最終戦のカードはほとんど未定。このカードも可能である。しかして、魚頭-CBの前哨戦でもあった訳だがさすがにトニィとボビに持っていかれた感は否めない。最終戦の一騎討ちを残すのみとなった両者。
魚頭か?CBか?
ちなみに魚頭のコメントは「あうう、やりますぅぅ」との事だった。
□試合結果
トニィ◯(13分23秒 メルトダウナー)×ジョンボビ
続いて第4試合、メーンイベントもあるでヨ!
NEO GONGS | (K記者)【1998年03月03日(火) 23時52分】 |
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1998.3.1 横浜文花体育館」
第二試合 15分一本勝負
ジェット・ユミーデ vs 斎藤多夏史
カドモン・般若の人気若手選手、斎藤多夏史。
前回大会では希望していたユミーデの右腕負傷で圭司と対戦。鮮勝している。
試合開始早々、激しく掌打、ローキックを打ち合う両者。斎藤はいきなりの首投げ。ユミーデのソバットをかわしてフィッシュストレッチスリーパーに移行する。
ユミーデも負けじとソバットで反撃開始。ハイキックでダウンを奪う。中盤からはユミーデのペースだ。
斎藤もスタンディングでのフロントスリーパーでエスケープを奪うが、ここまで。最後は左右のジャブ、左ミドル、そしてボディへのソバットを受けて、前のめりに崩れてしまう。
ユミーデは冷静に斎藤の後頭部にハイキックを叩き込み、スリーパーでギブアップを奪った。
ジェット・ユミーデ(E1)(5分 スリーパーホールド)斎藤多夏史<カドモン・般若>(E0)
ユミーデ「ジェット・リターンだ。右腕も完治した。雨宮にリベンジしたい。あと、流星はキックを勘違いしているようだ。勉強させてあげよう。サイトー? ヤングボーイにしてはいい動き、いい攻撃だった。ただ、攻撃のバリエーションが少ないんじゃないかな。また戦いたいね」
さて、圭司、ユミーデの二戦でひとまず斎藤のNEO参戦は一区切り。その激しい掌打と重いキックで存在感を示した。NEOファンの反応も温かいものであった。しかし、総合格闘技に寝業は不可欠。寝業でも会場を沸かせらせる選手になれれば、斎藤の前途は明るい。いや、まだ若いのだ。可能性は十分にあるだろう。
W.W.O | (豊田 前記者)【1998年03月03日(火) 00時21分】 |
W.W.Oが活動休止を宣言して一週間。←トップに戻る
同団体選手会長であるハイパータイガーがW.W.Oの活動再開を宣言した。
タイガー「色々な方面の方々からあたたかい励ましの言葉を頂きました。
我々としてもいつまでもふさぎ込んでいても埒があかないので、今回、フロント抜きで興行を行ないたいと思います。
まあ、皆さんご存知の通り我々は所属選手が少ないので興行を行なう時は他団体 に御協力を頂くわけですが、今回はフロント抜きですので純血で興行を行なう事になります。
そして、この興行をもってW.W.O活動再開とさせて頂こうと。」
開催は3月21日。会場は荻野運動公園体育館を予定している。
カードは現時点では未定。
なお、W.W.Oは第二回ONL大会にも参戦を表明する。
タイガー「代表が先週から行方をくらましているんです。どなたかご存知のかたがいらっしゃいましたらご一報ください。」
NEO GONGS | (K記者)【1998年03月02日(月) 22時14分】 |
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1998.3.1 横浜文花体育館」
第一試合・流星地獄変第三戦 15分一本勝負
流星満潮 vs ビッグ・モア
「モア選手の印象ですか? 大きいなあ…ってくらいですかね。ローに弱そうな気がします」
身長差37cm、体重差78kgの流星とモア。
余韻を残す間もなく突っ走ってきた流星地獄変も第三戦。
初参戦となるAFWのビッグ・モアは試合前からかなり入れ込んで、魚を食べる姿が印象的だった。NEOのリングでその豪快さがアピールできるか。
試合開始から流星が一気にラッシュに出た。ローで体勢を崩しておいて左ミドルを二発叩き込み右ハイキック。そして左ハイキックの連打でダウンを奪取。試合開始からわずかに30秒あまり。流星にしては珍しい。
モアも超ド級のセントーンで会場を騒然とさせる。だが、流星はモアの体重をうまく流しての投げを連発。腕ひしぎ、裏アキレス、ヒールホールドで着実にポイントを重ねる。
モアは巨体を利して前進するが、流星はヒラヒラとかわして蹴りをぶち込む。
結局は、流星の蹴りが麻酔銃のように効いて、ポイント4を奪った上でスリーパーを決めて勝利。モア得意のスープレックスをことどとく封じての完勝であった。
モアもテキサススープッレクスを出すチャンスはあったのだが…常に自分のペースで戦った流星の作戦勝ちといったところだろうか。
流星満潮(E0)(6分41秒 スリーパーホールド)ビッグ・モア<AFW>(E4)
流星「(完勝でしたが)うーん、何て言うんですかね…物足りないってわけじゃないんですけど…やっぱり自分、体小さいですから。大きい選手とまともに組んで勝てるわけないんで。まあ、作戦通りと言えば、そうなんですけどね。(実際に戦ってみたモア選手の印象は?)大きい分、モーションが遅かったのでキックは出しやすかったです。押忍。(雨宮vsゴーストマンが決定したが)ま、雨ちゃんが何とかしてくれるでしょう。自分、彼のキック対策のパートナー務めてますから。それと…自分に一つ考えがあって、それをオーナーに要求しました。オーナーは『もう少し待ってくれ』って言ってました。(何を要求したのか?)ちょっと言えません。まだできるかどうか分からないんで。決定したら、お知らせします」
試合後の流星は試合の感想と、雨宮の今の状態が万全である事を淡々と語った。そして、流星が希望したプランとは何か? 流星の目は、明日に向かっている。
ゼーレ・ドイツ大会 | (ホークマン記者)【1998年03月02日(月) 04時03分】 |
長野オリンピックの取材のためなかなか記事が書けませんでしたが2・3ドイツ大会の記事を1ヶ月ぶりながら書きます。遅れてすみません。←トップに戻る
さて「んを」がドタバタした後に行われたタッグマッチ。ポイズンとアンドレのチーム息切れがサダウ&ガマの仲が悪いコンビと対戦。
でかいのが二人はいってくるとさすがに威圧感がある。逆にサダウ&ガマの小ささが目立ってしまう。最初に出てきたのはアンドレとサダウ。身長と肌の色がまるで正反対の二人である。サダウのヒザが二、三発入ったところでアンドレすぐにポイズンにタッチ。ポイズン出てくるがタッチしたはずのアンドレがサダウに早くもダブルアームホイップ、そして飛びつき腕十字。タッチしたあとで頑張ってどうする、アンドレ。ポイズンその横でうろたえる・・。ポイズンがゴリラスラムを連発するとサダウ逃げるようにガマにタッチ。ガマとサダウはポイズンの巨体を高々と抱えあげて合体パワーボム。なかなかチームワークよさそうだ。アンドレ出てきてなんともみ合っているところを大車輪キックでカット。もっとまともなカットの仕方はなかったのだろうか。
ポイズンとガマは二人とも怪奇派なので面白い絡みとなった。ポイズン、ウーウー唸りながらネックハンギング、ゴリラスラム、首締めと流れるように技を仕掛けていく。ハーッといってヘッドロックをしたあとここで早くもポイズンブレス!ガマの顔面はみどり色に染まった(元からちょっとみどりがかってるけど)。しかしガマも毒霧を使うので対処法は心得てるらしくすぐさまトーキックで反撃。アーと唸りながらキャメルクラッチ。ア〜、ウ〜、うるさい試合になってきた(鈴木善幸か!?)。いつのまにか凶器を持ってポイズンの頭をかち割るガマ。ポイズン流血!これで息切れが早く見られるようになるか!?ガマの猛攻はまだまだ続く。倒してはポイズンの股間めがけてヘッドバット、ア〜。そしてコーナーに登って拝む・・・。その時にはポイズンはもういなかった。誰もいないリングに向かってダイビング、もちろん自爆。ここで流れはポイズンの方へ戻った小刻みにパンチをガマの顔面に入れていく。これが面白いように決まっていく。そして定番の首締め。しかしこれが出るたびに両コーナーから救出に出るためパートナーもなかなか大変そうだ。そうこうしてるうちにガマ再びサダウにタッチ。またもや合体パワーボム。やはりチームワークはよさそうだ、と思ったがその次に仲の悪さを露呈してしまう。またもやコーナーに登るガマ、そしてまた拝む。今度こそ決まると思ったらなんとサダウがポイズンを起こしてしまった・・・。また自爆。
ポイズンは相手が誰であろうと攻める攻める。ウ〜ウ〜言いっぱなしである。サダウにも首締め、首締め。その度にアンドレ出てきては何かしらガマに大技を決めてから帰る。何気にこの辺はしっかりしている。ポイズン、勢いに乗ったのか調子に乗ったのかポイズンブレスを連発し始める。そろそろヤバイぞ、ポイズン。
そしてポイブレ2連発をかました後、ついに息切れしてしまう!!大ピーンチ。それを待っていたかのようにサダウのハイキックが息切れ中のポイズンを襲う。そして場外に転落。サダウの背後に忍び寄ったアンドレはまたもや大車輪。おっ決まった。場外に落ちてなお息切れしているポイズンにガマはついに毒霧噴射!ポイズンが毒霧で悶絶する姿はなかなか新鮮でおもしろい。というよりもポイズンが毒にやられてどうする!!リングアウトの危険性も出たが何とかカウント19でギリギリセーフ。ほんとに危なかった。
その後、どうにか呼吸を整えつつようやくアンドレとタッチ。
ポイズンはアンドレとの連係をねらってリング内に残るが、そのアンドレはクロスヒールホールドを決めることに夢中になっている。仕方なくエプロンに戻るポイズン。実はチーム息切れは仲が悪いのか?
今出てきたばかりなのにもう息切れの兆候が見られるアンドレ。ポイズンがあんなに一生懸命頑張ってるんだから君も頑張りなさい。頑張り方を間違えたのかまたもやなぜか大車輪キックを連発してしまうアンドレ。もちろんかすりもしない。アンドレが少し呼吸を整えようとしたその時!!!サダウの飛びつき回転エビ固めがガッチリアンドレを捕らえる。まさかまさかのクリティカル!!!ムエタイ戦士の丸め込みは今日も冴え渡る。これはロープブレイクとなったがもはやアンドレは文字通り虫の息。ハイキックで倒してサダウロック!ポイズンが助けに入る間もなくすぐにタップ。
○S・ポッテムットソン(7分58秒 サダウロック)A・ジャ・ザイアント×
仲が悪いといいつつもなかなかチームワークも良かったサダウ&ガマ。試合後の口も滑らかだった。
サダウ「何がチーム息切れだよ、なめんなって。あんなもん、チームじゃないでしょ。ポイズンだけじゃん、ちゃんと試合してたの。せっかくゼーレに来てもらってるのにあれはないでしょ。HFAには俺から謝りたいよ、ほんとに。アンドレ、あいつ全然ダメだね。ヤル気あんのかって。あのイレズミなんとかしろよ。見かけ倒しもいいとこだよ。な、ガマっち」
ガマ「ア〜〜〜・・・・」
サダウ「俺達、ほんとは仲いいんだよな。チームワークもあいつらよりはるかにいいし。アランテスにベルト取られたからちょっと仲悪くなっただけだもんな。よしっ、本格的にタッグ組んでいっしょにベルトでも狙うか?」
ガマ「ア〜〜・・・・」
まあ、二人ともいたって上機嫌でした。アンドレには怒ってたけど。
一方、チーム息切れは結局試合のほとんどはポイズンが戦い、アンドレが出てきたとたんにジ・エンド。ポイズンにとっては、なんとも悲しい結果になってしまった。
チーム息切れに次はあるのか!?!?
アスリーツリーグ | (憲作記者)【1998年03月02日(月) 01時02分】 |
A.L.Orion〜銀矢〜 2月21日(土) 於・岡山遊楽園ホール←トップに戻る
第4試合 斎藤 多夏史(カドモン・般若) 対 有倉 雅史
セミファイナルに出場するのは、カドモンの喧嘩軍団・般若の斬込み隊長、斎藤。彼もまたM.O.Wの門仲と同じく、もはや現在のA.L.マットの風景になくてはならない存在と言っていいだろう。今日の対戦相手は有倉。両者ともに空手のキャリアがあり、激しい打撃戦となることは容易に想像された。
先手を取ったのは斎藤。ゴングが鳴るや、一直線に前へ出て廻し蹴りから掌打。そして有倉が反撃に出るところを、今度は組みついての柔道殺法。斎藤の引き出しの多さに、打撃一本槍の有倉はペースを乱された。
開始2分半、不意打ちの大車輪キックを見事なタイミングで決めた斎藤はジャイアントスイングに。変幻自在なファイトで、有倉を完全に翻弄し始める。
その後も有倉はパンチ・蹴りの打ち合いで互角の展開に持ち込もうとするが、要所要所で斎藤にスカされ、どうしてもペースを奪うことが出来ない。結局最後は北斗原爆が火を吹き、斎藤が圧勝を収めた。
○斎藤{4分36秒 ノーザンライトスープレックス}●有倉
有倉のコメント:
あかんなあ…。やっぱり、あかん。彼が強い、いうことはようわかった。だけどそれ以上に、俺自信に足りんものが多すぎる。俺のベースはあくまでも空手。その空手に拘っているうちは、このリングでは勝たれへんのかも知れん。けど…どうすりゃええのか…。ちょっと、出口が見つからん状態、やね。
第5試合 八島 康彦 対 氷野 将也
今大会のメインイベントを任されたのは、今のところ新田に次ぐ活躍を見せている八島。そしてその相手には氷野が選ばれた。氷野は柔道出身、八島も柔道とアマレスの経歴があり、ともにどちらかと言うと組み技系の選手だ。両者の体重差は11kg、軽量の八島がそのハンデをどう乗り越えるかが1つの焦点となった。
スピードでは氷野を上回り、トリッキーな動きもできる。また、その気になれば打撃もある程度使える。当然そのあたりを活かすだろうと思われた八島が選んだ作戦は、なんと正面からぶつかることだった。序盤にはグラウンドに持ち込んでの胴絞めスリーパー、腕ひしぎなど見せ退けを取っていないことをアピールするが、スタンドに戻ればやはり不利。氷野の大外刈り、払い腰などでマットに叩きつけられるたびに、ダメージが蓄積していく。セコンドについていた成田も盛んに「動いて!動いて!」と指示を飛ばすが、果たして聞こえているのか、いないのか。
一方氷野は、これならば与しやすしと言わんばかりに、余裕のあるファイト。2分直前、柔道流の裏投げ(=元祖バックドロップ)に斬ってとると、以後グラウンドでも優位に立つ。この日は腕ひしぎ逆十字の多用が目立った。
終盤に入っても八島は戦い方を変えず、結果ほとんど一方的な試合展開となる。最後はリング中央でSTFが極まり、氷野が勝ち名乗りを受けた。
●八島{6分27秒 STF}○氷野
八島のコメント:
今日は…、見に来てくれたお客さんには申しわけないんだけど、自分の能力を試してみたかった。この先、もっと大きい選手とやることもあると思う。その時にどのぐらい自分がやれるのか。団体が始まったばかりの今、どうしてもやっておきたかった。そういうことです。
氷野のコメント:
勝つには勝ったけど、なんか…素直に喜べないッスね。八島はもっと器用な選手スから。まあ、あいつのことなんで、どういうつもりでこういう試合になったかは、なんとなく分かるつもりス。
なおこの日、第1試合の前に、新人選手の紹介が行われた。高村 唯希(たかむら・ゆうき)選手、20歳。今年に入ってすぐジャパンジムに入門。すでに基礎体力は十分なものを持っており、早ければ次回3月大会にもデビュー戦を行うとのこと。
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年03月01日(日) 03時08分】 |
カドモン3nd興行に先駆け、先の2.5nd興行からカドモンにも出没し始めた超党派軍団「んを」がとうとう自主興行を主催するという情報が入った。←トップに戻る
現在、南蛮帝国と「んを」とは抗争が勃発する気配を見せている。セルジオ越前が南蛮帝国と対立するために「んを」に入ったからだ。だが、同軍団のリーダーであるエアガイツが、自身のプロモーションビデオに南蛮のどすこい熊吾郎選手を出演させるなど、奇妙な関係になっている。
会場には、「んを」のメンバーとおぼしき選手がいる。ネズミ色のシャツの男である。私はまだ面識はないけど、多分、NEOの中田慎吾であろう。
「我々はプロとして十分に活躍を嘱望されている身分であり、それに答える力量も備わっている。だが、価値相対主義の中で自分のプライドだけ肥大して、フロントと結託してメインの地位にしがみつくプロ意識の欠片もないレスラーたちによって、この業界は立ち腐れを起こしている……。また、フロントも選手の力量を見ずに、一部の偏向した無責任な観客の言葉に惑わされて、我々を冷遇する愚行をしている。
我々はそんな職能もプロ意識もない連中に鋭い切っ先を突きつけるため、ここに自らの手で興行をおこなう。この興行で、真の闘いとは何なのかを、プロレス業界に携わる全ての者たちに問いたい……」
なかなか堂に入った演説である。
「今回は、我々の興行にnWoが賛意を示して共に主催者側に立ってくれる事になった。この会場に、nWo所属選手が来ているから、今からお呼びしよう」
なんと、あのnWoから選手が来ているというのか。はたして、どんな選手が来たというのか……(ちなみに私は、この前小学館の国際情報誌――ゴーマンかましてる漫画のある雑誌ね――で落合信彦が政治用語で使ってるのを見て、そこまで浸透してるのかと思った)。
入ってきたのは、緑色のシャツに黒のGパン姿の男であった。胸にはしっかりと白文字でnWoの文字が書かれている。そして、顔は黒く修正されている……間違いない。南蛮帝国のnWo弘樹である。
nWo弘樹は中田と握手すると、次のようにコメントした。
「何が正統で、何が不正かをナカタ選手はこの興行で示そうとしている。今回は私もこの興行で同志と共に、真の闘いとは何なのかを見せようかと思う」
……同志?
「実は、この興行から我らnWoに新しい同志が誕生する。その同志を今から紹介しよう」
nWo弘樹の紹介で入ってきた男は……。
「どうも、元・JRAの新山信太郎です。今日からnWoに移籍してnWo信太郎と改名します」
@★∴∞£§¢〒∀∂⊥∠!! なんと、あのJRAの新山がぁぁぁっっ!! ……よく見ると、このnWo信太郎も顔に修正が入っている。
どゆこと!?
ナ「さて、今回の興行で、我々が天誅を下すべき軍団がいる。言うまでもなく、プロレス業界の品位とプライドを著しく低下させている国賊的軍団である」
K「それは、つまり南蛮帝国に他ならないでしょ」
ナ「……」
K「セルジオ越前選手の姿がないですけど、彼は南蛮に対抗するために『んを』入りしたんですよ。それなのに、その出先機関であるエヌ・ダブリュー・オー……いや、南蛮・ワールド・オーダーメイドと協賛するとはどういう了見ですか?」
ナ「南蛮とは、首領であるエアガイツとどすこい熊吾郎選手との仲を見れば分かるであろう」
K「あれは玉虫色ともいえる出演で、どうとでも解釈できる。熊吾郎選手は南蛮でも野放しにしているし、軍団を意識する気などないはずです」
ナ「……」
K「……あんた、ホントに中田選手? P・サミー・ナカタじゃないの?」
ナ「な、何を証拠に……そんな根拠がどこにあるネ」
K「今、決定的な証拠でてますよ」
ナ「n……!! これはシマッタネ」
そういうと、中田慎吾は自らの顎に手をかけると、皮膚……じゃなくて、ラバーマスクを引き剥がした。その中には……記者の予想通り、にやけた顔のオッサンがいた。南蛮帝国の悪徳マネージャー兼ブッカー、P・サミー・オノーのもう1つの顔、「魚」のP・サミー・ナカタである。
ナ「……ふっ、よくワタシの紹介ワカたネ。さすがはワンダラーネ」
K「分かるよ、普通。ともすれば、これは『んを』ではなく『魚』の興行だな」
ナ「そーネ。あのヘッポコ軍団にプロレスが何なのかとくと知らしめるネ」
K「ほう。『んを』を潰すと?」
ナ「ふふん。今回は南蛮vs『魚』で一席するネ」
K「ほほぉ、できるモンならやってみい。俺は『んを』の味方じゃないけど、南蛮の味方になる気もないぜ」
ナ「ふふふ、ワンダラー……ここにいるのは誰だか分かって言ってるのカイ」
K「オノーだろって」
ナ「まだまだ青いネ」
K「なんだよ、ソレ!!」
……かくして、「魚」&「南蛮・ワールド・オーダーメイド」の興行が3nd興行の前にあります。場所は杉並区の鷺宮体育館ですから、ヒマな人、顎を外すほど笑いたい人などは来てやってください。
追伸:オノーの最初の口上、やっぱりC・W・ニコルズが書いていた。
JRA | (京スポ 信子記者)【1998年03月01日(日) 02時50分】 |
JRAは3月8日(日)に2度目の興業を行う事を発表した。←トップに戻る
〜〜〜〜〜第2回JRA主催興業の出場選手及び概要〜〜〜〜
開催日 3月8日(日)
会 場 京都競馬場隣接町民体育館
出場選手 トップガン魔矢野 ローレル桜 マーベラス日曜
北斗ヴェガ 以上JRA
ミスターCB クライムカイザー ロイヤルタッチ
スーパークリーク リーダー雷電 以上フリー
ルドルフ神堀 菱勝 東海太郎 サイクロン牧場
飛行機雲 白石 以上JRA−Kプロジェクト所属
く〜り〜ST(WWWWA)
対戦予定 下記記述分以外のカードは前日発表
第1試合 15分1本勝負(Kルール)
東海 太郎 vs 飛行機雲
第2試合 15分1本勝負(Kルール)
サイクロン牧場 vs 白石
第3試合 10分1本勝負
北斗ヴェガ vs リーダー雷電
第5試合 30分1本勝負(Kルール)
ルドルフ神堀 vs 菱勝
他2試合を予定
Kルール概要 相手がダウン時には、フォール(体固め)以外
の攻撃は不可。
その他は通常ルール。
(詳しいお問い合わせはJRA広報部まで)
以上
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ずばり、今回の焦点は3つ。
第1にJRAに初の他団体選手がやってくる。しかし、今まで
の経緯からいくと4WAのく〜り〜ST選手の招聘は意外だっ
た。かつて、1度の交流もなかっただけに楽しみもある。
次にJRAのフリー選手が顔を揃える事になった。すでに、M.
O.Wで暴れたCBが一家で古巣のリングに戻ってくる。これは
JRA本隊の底力の見せどころか。
最後にKルールを採用し、独自路線を歩んでいる元JRA−K
選手の出場だ。今回は本隊との関わりはないが立ち格闘技色の
強いKルールがJRAの顧客に受け入れられるかが注目される
ところである。
JRA主催の2nd興業の出場選手が発表された。
例によってJRAの記者会見場で広報に話しを聞いてみました。
信子 「青痣取れましたね。」
みゆき「そうですね。」
信子 「でも、あいかわらず元気なさそうですね。」
みゆき「そう?」
信子 「まあ、いいや。早速ですが、今回のメンバーに新山選手が
いませんね。」
みゆき「うん。第1回興業の後、M.O.Wさん、A.L.さんと続いたから
ね。それに、カドモン3rd興業の決まってるし。」
信子 「唯一、知名度のある新山選手を省いての興業大丈夫なんで
すか?」
みゆき「だから、4WAからく〜り〜さんに頼んだの。」
信子 「なるほど、信ちゃんの代わりって事ですね。」
みゆき「ちょうど、京都にくるみたいだしお願いしたの。」
信子 「それで、OKなんですか?」
みゆき「完全にOKはもらってないけど、以前にちょっと話してた
時はいい解答もらってたから、大丈夫だと思います。」
信子 「じゃあ、期待持てますね。次にCB一家が大挙してくるよ
うですけど。」
みゆき「みたいですね。彼の配下のフリー契約選手には強豪います
から、うちと勝負になるかはわかんないですけど。」
信子 「M.O.Wで、すでに暴れてましたね。」
みゆき「そうね。選手層の厚いM.O.Wさんだから太刀打ちできたけど、
うちには強いって選手いませんからね。頑張って欲しいけ
ど。」
信子 「そうですね。それから、ついに格闘技戦もするんですね。」
みゆき「今回はJRAのお客さんにエキビション的に見せる程度で
すけどね。ルールも理解してもらわないといけないし。」
信子 「そうですね。随分特殊なルールみたいですもんね。」
みゆき「そんなに大層なルールじゃないですよ。ようするに、倒
れている相手に波状攻撃をしちゃいけないだけですよ。」
信子 「ダウンしている相手に攻撃をしちゃいけないんですよね。」
みゆき「そう。ただ、スタンディングから一連の流れで攻撃するの
ならいいんだけどね。」
信子 「具体的に言うと?」
みゆき「解かりやすい例で言うと、ダウンしている相手に膝十字固
めはしちゃいけないけど、立っている体勢から飛びつき膝
十字にいくのはいいわけなの。」
信子 「なるほど。後、ダウン攻撃は体固めのみ有効ってあります
けど、ムーンサルトフォールとかは駄目なんですか?」
みゆき「そう、駄目なの。ダウンしている時には素直にフォールに
いかないと駄目なの。でも、さっきの説明と同じで立って
いる体制から飛びつき前方回転エビ固めしちゃってもいい
わけだね。」
信子 「ようするにダウンしている相手には、フォールするしかな
いわけですね。」
みゆき「いいや、ひきずり起こしてもいいよ。」
信子 「攻撃は打撃ばっかりになっちゃうんですかね?」
みゆき「いいえ、スープレックスで投げても、ボムでそのままフォ
ールにいってもいいから、打撃ばっかりじゃないよ。」
信子 「詳しいルール説明がないと難しいのね。」
みゆき「そうでもないと思うけど、一応ルール説明が欲しい人には
ルール説明のメールは準備してあるよ。」
信子 「それは、ONLのオーナーへの呼びかけですか?」
みゆき「いや、そういう意味じゃないです。試合結果とかが、記事
に出ちゃうんで意味のわからんルールだと思われるのが、
困っちゃうんで”ルールわかんない”って人に説明をする
為の物です。」
信子 「じゃあ、参加できないんですか?他団体の人は。」
みゆき「貧乏団体なんでマッチメークが苦しいから、試合数が少な
いから、試合の穴埋めにって感じですかね。」
信子 「JRAの選手も出場するんですか?」
みゆき「可能性はあります。ただ、好勝負になる可能性は低いと思
うよ。」
信子 「それは、なぜ?」
みゆき「そりゃ、グランド攻撃を使わせたら可能性もあるけど、彼
らのルールでは、やっぱり不利でしょ。」
信子 「そりゃそうですね。」
みゆき「彼らは彼らの世界で戦っているだけなんで、無理に他団体
さんに出場してもらう必要性はないんですよね。あくまで、
独自の路線なんで、彼らは彼らの中で最強を決めているだ
けですから。」
信子 「あくまで、抗争的な物はないわけですね。」
みゆき「そりゃそうですよ。選手はプライベートじゃなかいいです
よ。戦いはあくまでリング上だけですね。勿論、それぞれ、
目標にしている選手とかはいますけど。」
信子 「おおまか、わかりました。でも、やっぱり元気ないですね。」
みゆき「そりゃ、そうですよ。W.W.Oの興業休止やマキシマム選手の
引退なんて記事出たら。」
信子 「なるほど、それで元気ないんですか?」
みゆき「そう。W.W.Oさんのオーナーには私生活でもお世話になって
るし、雪摸選手は引退しちゃったけど他にもW.W.Oに出たい
っていう契約選手もたくさんいるし。」
信子 「そうですね。私もハイパーさんとかの活躍が見られなくな
るのは残念ですけど。W.W.Oさんの事情もあるんでしょう
しね。」
みゆき「いやや、私はあきらめへん。今度の興業のチケットも送る
もん、JRAの会場にも来て欲しいから。」
信子 「ふ〜ん、そうですか。それなら、是非来て欲しいもんです
ね。」
みゆき「そう、絶対に。青痣も恨みもあるし。」
信子 「え?青痣って。」
みゆき「じゃあ、今日はここまで。カード発表の時にまた。」
信子 「以上のように新山選手の出場は無いものの初の他団体選手
出場やCB一家の出場、更に本邦初公開のJRA−Kの試
合など前回とは一味違うJRAの興業となりそうです。」
NEO GONGS | (K記者)【1998年03月01日(日) 01時51分】 |
「NEOの野望 −覇王伝・者の章−←トップに戻る
1998.3.1 横浜文花体育館」
異様な雰囲気で始まったNEO三月大会。その理由は言うまでもなく,、圭司の鎖国宣言にある。
「NEOは逃げた」「そもそもNEOは他団体とやるべきじゃない」「選手同士の信頼なくして好勝負はありえない」ファンの反応も様々だった。
オープニングセレモニーでマイクを握った圭司に様々な声が飛んだ。
「それがやりたかったことか!」「弱虫!」「言うだけ番長!」「スケベ!」
目を閉じ、圭司はぐっと言葉をこらえていたが、絞り出すように、
「すいません。ただ…NEOにはやらなくちゃいけないことがあるんです」
「そんな説明で納得できるわけないだろ!」「自己満足野郎!」
「分かってます。分かってます…四月、答えを出します。NEOの答えを出します。横浜アレナで、雨宮vsゴーストマンで答えを出します!」
ゴーストマンの言葉で野次は止んだ。
「今言えることは…それだけです」
圭司の謎だらけの発言。観客は理解することもできずに、まばらな拍手がやけに大きく聞こえた。
吉と出るか凶と出るか…春嵐の予感を鏤(ちりば)めながら第一試合は始まった。
(京スポ 信子記者)【1998年03月01日(日) 00時15分】 |
アスツーリーグ2月大会において、新山選←トップに戻る
手のコメントが取れた。
信子「今日は広報なしですか?」
新山「はい、急用があるみたいなんで。」
信子「そいじゃ、早速なんですけど、A.L.初
出場の印象はいかがでしたか?」
新山「そうですね、やっぱりキックはきつか
ったですね。特に新山選手にもらった
キックはききましたよ。まだ、痛みが
残ってますからね。」
信子「際どい、判定だった訳ですが、自分で
は返せたと思いますか?」
新山「いや、正直ハイキックで試合の途中か
ら肩が上がらなくなってましたから、
肩は上がってなかったんじゃないです
かね。レフリーは公平ですよ。」
信子「なるほど、まだ相当肩が痛そうですね。」
新山「はい、実はうちの3月大会はフロント
に欠場を申し出ました。」
信子「そんなにひどいんですか?」
新山「正直、あれほどのキックだと思ってま
せんでした。これも大きな勉強だと思
いますね。」
信子「対戦相手に新田選手を指名したそうで
すが?」
新山「って、いうより新田選手のキックって
のを経験して見たかったって事です。」
信子「それで、新田選手の印象は?」
新山「広報からは、キックについて勉強して
おいで、って言われてたんですけど、
新田選手のレベルはそんな物じゃない
ですね。全てにおいて負けてますよ。
対外での経験も豊富でタッグって部分
ならって思ってたんですけど、インサ
イドワークでも負けてますね。」
信子「勝負にならないと?」
新山「今の実力ではないですね。でも、いつ
かシングルで戦って強くなりよったな
って言われたい人ですね。」
信子「なるほど、それからオズマ選手はシン
グルでやってもいいよって言ってくれ
てるみたいですね。」
新山「そうなんですか?そりゃ光栄ですよ。
オズマ選手には僕の持ち味を発揮でき
たかな?って思ってたんで嬉しいです
よ。本当に言われてたんですか?」
信子「ほんとに、言ってたみたいですよ。そ
れから小峰選手は組んだわけですけど、
どんな印象を?」
新山「試合前に小峰さんと話してタッグは、
初めてなんだって聞いてたんですよ。
だから、実力はともかくチームとして
僕も考えて動かないとと想ってたんで
すけど。」
信子「ですけど?」
新山「こっちが、相手チームに翻弄されちゃ
って小峰さんの足ひっぱりましたね。
小峰さんに伝えておいて下さい。パー
トナーの僕が悪かっただけで、タッグ
に懲りないで下さいねって。」
信子「わかりました。それで、結果としては
どうでしたか?」
新山「新田選手だけじゃなく、JRAとA.L.
では実力差があるなーって思いました。」
信子「なるほど、新田選手もこれに懲りずに
って言ってますけど、今後のA.L.との
関係は?」
新山「新田選手がそんな事言ってくれたんで
すか?嬉しいですね。是非ともお願い
したいもんです。きっと、うち(JR
A)のファンも見たがってるので、う
ちにもきて欲しいですね。A.L.の人達。」
信子「それはいいですね。ファンも喜びます
よ。もう一つ、前回のインタビューで
コメントのなかったM.O.W戦について、
どうでしたか?」
新山「すいません。その件については心の整
理がついてからにしてもらえませんか?」
信子「ふーむ。仕方ないですね。最後に、今後
の予定なんですけど。」
新山「さっきも言いましたけど、肩がまだ痛い
んでうちの3月興業は欠場します。その
後はまだ決まってませんね。」
信子「わかりました。それでは、早く完治して
早期リング復帰お待ちしています。」
新山「ありがとうございます。」
信子「今日はありがとうございました。」
このように新山選手はA.L.に対して非常に勉強
になったという事。更にJRAリングにも来て
欲しいとのラブコールを送っていた。
今後の交流にも注目していきたい。