NEO GONGS | K記者【1998年04月15日(水) 15時02分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | K記者【1998年04月15日(水) 12時55分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月14日(火) 20時30分】→記事にジャンプ |
アスリーツリーグ | 舞田 憲作記者【1998年04月13日(月) 06時18分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月13日(月) 00時48分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年04月11日(土) 23時50分】→記事にジャンプ |
MWA | 大スポ 谷町一徳記者【1998年04月11日(土) 21時39分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年04月11日(土) 21時12分】→記事にジャンプ |
R−X(ゼーレ) | キング・ザ・100t記者【1998年04月11日(土) 17時01分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・記者【1998年04月11日(土) 14時29分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月11日(土) 04時27分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月10日(金) 23時55分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | KATA関東記者【1998年04月10日(金) 13時04分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月07日(火) 21時44分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月04日(土) 05時29分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月04日(土) 01時43分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月03日(金) 00時24分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月02日(木) 21時27分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月02日(木) 01時40分】→記事にジャンプ |
WWWWA | 八女記者【1998年04月02日(木) 00時36分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | 加藤圭司記者【1998年04月01日(水) 22時49分】→記事にジャンプ |
カドモン・本部 | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月01日(水) 21時30分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月01日(水) 18時47分】→記事にジャンプ |
NEO GONGS | (K記者)【1998年04月15日(水) 15時02分】 |
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1998.4.10 横浜アレナ」
第三試合 雨宮五月 vs ゴーストマン
予想されていた通り、試合前の両者の控室は殺気が充満していた。
ゴーストマンは、試合前に同じマーシャルアーツのユミーデに、「俺は今日、雨宮を殺すかもしれない。まあ、リング上にアクシデントはつきものだからな」と発言していた。
これを聞いた雨宮は、「本当に向こうがその気で来るなら、ただじゃリングから帰さんよ」と静かに語っていた。
殺るか、殺られるか。
緊迫した空気の中、ゴーストマンはいつも通りにパンチとミドルキックを放っていく。ディフェンスもままならずそれを受けてしまう雨宮だが、距離をつめると一気に柔術流の投げをうち、アームロックへ移行する。
しかし、力で振りほどいたゴーストマンは膝蹴りの何発も叩き込むと、マウントポジションからパンチの連打。
試合後に判明したが、年末のユミーデ戦で鼻骨を骨折していた雨宮は、この時に同じ個所を骨折していた。ドス黒い鼻血が、オクタゴンを染める。尋常な量ではない。
余裕の笑みを浮かべながら、40発以上顔面パンチをヒットさせるゴーストマン。レフェリーがストップしようとするが、圭司が止めた。
まさに、死の戦場。地獄絵図と化したオクタゴンで、なんとかマウントポジションから脱した雨宮は強引にゴーストマンの懐に飛び込むと、右腕をキャッチし、捨て身の脇固めへ。これがガッチリと決まり、ゴーストマンはあえなくギブアップ。
しかし、雨宮は脇固めを解こうとしない。レフェリーの制止を無視し、力を込める…やがて、ゴキッという鈍い音がリングサイドにまで響いた。
雨宮五月(2分43秒 サイドアームロック)ゴーストマン
試合後、ゴーストマンは病院へ直行。雨宮もノーコメント。
代わりに圭司がマイクを握った。
「しょっぱい試合だな…え!? 雨宮。俺たち、こんな試合がやりたかったわけじゃないよな。なあ、雨宮…。皆さん、今日でNEO GONGSは終わりです。今まで、こんなしょっぱい団体を応援してくれた方々には、申し訳なさでいっぱいです。散々偉そうな事を言っておきながら、僕らにはこんなものしかできませんでした…。全ての精算をするために、僕らは出直してきます。今まで、ありがとうございました」
1998年4月10日午後10時。NEO GONGS最後の興行は終わり、NEO GONGSはその幕を閉じた。
NEO GONGS | (K記者)【1998年04月15日(水) 12時55分】 |
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1998.4.10 横浜アレナ」
第二試合 流星満潮 vs スコータイ・サムットワット<HFA>
特別Kルールが採用された流星vsスコータイの再戦。寝業が一切禁止となっている、完全なスタンディングバウトである。
やはり、流星はいつも以上に気合が入っていた。しかし、気迫だけではどうにもならないことがある。大人と、子供。元世界王者と駆け出しの若手。いや、それ以上の差がやはりあった。
1R開始から、激しくローを打ち合う両雄。しかし、コーナーに詰めての左ハイ一発でダウンを奪ったスコータイ。試合開始2分足らずで、スコータイのペースとなった。
流星のカウンターの膝蹴りでスコータイは上唇を切ったが、まったく臆することなく攻め込んでいく。スコータイはやはり元世界王者だった。全力をもって流星を叩き潰しに来たのである。
流星は間合いを取ってのローを連発するが、スコータイは難なくカットする。流星もスコータイのロー対策は万全だったが、逆に顔面のディフェンスが甘くなっていた。パンチとハイのコンビネーションで場外に吹き飛ぶという壮絶なダウンもしてしまう。
2Rに入ると、いくぶんか動きの柔らかくなってきた流星が左右のミドルからの左ソバット、ロー、ミドル、ハイのコンビネーションを繰り出し、遂にスコータイからカウント6のダウンを奪った。
だが、百戦錬磨のスコータイは慌てることなくパンチをヒットさせ、流星を追い込んでいく。
もう何度目だろう。ダウンした流星が「できます…できます!」とレフェリーに叫びながら立ち上がってゆく。しかし、もう足にきていた。
最後は、スコータイが流星の右ローに合わせての左ミドルで鮮やかな10カウントノックアウト勝利。
流星、完敗。夢は再び砕け散った…。
スコータイ・サムットワット(2R3分32秒 KO)流星満潮
流星「やっぱり、強かったです。ローの防御は自信あったんですけど、パンチもらって、途中で左目が腫れて見えなくなっちゃいました。キックだけじゃ駄目なんだよ…って教わったような気分ですね。(再戦は?)もちろん。いつか、必ず勝ちますから。でも、今はもう一回なんて言えませんからね。NEOで一番になった時に、あらためて挑戦したいと思います。スコータイに感謝しています。ありがとうございました。押忍」
負けてサバサバ…というわけではないが、憑き物が落ちたかのように穏やかに話した流星。半年前、控え室で涙を見せた少年の姿はそこにはなかった。
最後に笑顔を見せた流星。
自分の夢を実現させるべく、流星の旅は続く。
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月14日(火) 20時30分】 |
帝国プロレスのエースが世界王者キリコに挑む。勝負はともかく、いい試合を見せてインターナショナル王座に向けて、いい雰囲気を作りたいところだ。レフェリーは例によってジョー弘。ゴング!←トップに戻る
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メインイベント[特別試合60分一本勝負]
キリコ・キュービィ VS B.羽賀
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まずは打撃技の応酬。やや掌打を使うキリコが有利。そして力比べ。互角。キリコが膝突き蹴り連打。三度目の膝突き蹴りは羽賀がボディブローでカット。そして羽賀アームホイップ連発で反撃。ロープにふったが、キリコつきあわない。これで調子が狂ったのか、キリコ、膝突き蹴り連打からマシンガン顔面ニーリフト。ラフな蹴りの連打が的確に決まる。そして喧嘩屋ラッシュからハイキックラッシュ。羽賀も脳天チョップで反撃するが、キリコは何事もなかったように起き上がる。場内戦慄でザワザワとしはじめる。掌打コンビネーション、そして喧嘩ラッシュで羽賀フラフラ。手首を軽くチェックして、エルボードロップホールド!
○ キリコ(3分58秒 エルボードロップホールド)羽賀 ×
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今シリーズ、インターナショナルチャンピオンに挑戦する予定の市来、羽賀の調子が芳しくないようだ。羽賀の場合、相手が世界王者であったとはいえ、市来の日本組Bの結成が影響しているせいか、ふがいなさすぎた。
2人が対戦したとして、結果を残せるのか?二人の絶不調ぶりから、東大阪ドームのチケット売り上げも悪いとのことで、シリーズ後半戦の市来、羽賀の奮起に期待したい。
アスリーツリーグ | (舞田 憲作記者)【1998年04月13日(月) 06時18分】 |
2月末、新田・成田・オズマの3選手が横浜プロレスに参戦した。その試合後、各選手のインタビューを録っていたのだが、諸々の事情により公表する機会に恵まれなかった。いささか時期外れではあるが、今回ここにその記事を公開する。←トップに戻る
記者「えーと、じゃあ、まずは新田選手から」
新田「はいはい」
−「今回の参戦では、サック万太郎選手との一騎打ちだった」
新「うん。サック選手は、プロデビュー戦で組んだ相手だったんだよね。去年の11月に」
−「ある程度、力量は知っている選手だったわけだね。勝つ自信はあったのかな?」
新「自信というほどのものはなかった。実際、闘ってみて互角だったと思うしね。今回は、実は彼の方からシングルでやろうっていう話が来て。まあ、そう言ってもらえるのは悪い気分じゃないしね。そのぅ、デビューの時の恩返しみたいな気持ちも、ちょっとあった」
−「試合の内容については?」
新「最初からがしがし来られたんで、ちょっと泡食ったんだけどね。まあ、割と冷静にやれたかな」
−「なるほど。それじゃ、横浜プロレスについて今後何かあれば」
新「また機会があれば、呼んでもらいたいですね。他の選手ともやってみたいし、チンピラ選手には借りがあるしね。もちろん、俺だけじゃなくてA.L.としても力になれることがあれば、それは協力させてもらうつもりですよ」
−「それでは次に、メインのタッグマッチに登場した成田選手、オズマ選手」
成田「はい」
−「2人とも、今回が初めての他団体出場だったんだね」
オズマ「ハイ」
−「それじゃ、そのへんの印象なんか聞いてみようか」
成「うーん。やっぱり、緊張しました。ましてや、いきなりメインイベントでしたから。横プロさんは全体に友好的な雰囲気だったんで、少しは気が楽だったかなあ」
オ「私モ、とても緊張しましタ。最初はとても心細かっタでス。でも、横プロのみんな親切でしタ」
−「それでは、それぞれのパートナーの印象は?」
成「僕はレイモンド・ツェッペリン選手と組んだんですが、もっと怖そーな人かと思ってたんだけど、けっこう気を遣ってくれましたね。試合はやりやすかったです」
オ「私ハぐりん・ぴーすサンと組んだのでスガ、彼ハさわやかなナイスガイでシタ。試合も、かっこよかタ。」
−「試合の方は、当日のベストバウトと言われるぐらい、スイングしたいい試合だった」
成「そうですか?僕はもう、ちょっと舞い上がっちゃってて、よくは覚えてないんです。ほんと、パートナーに恵まれたから、なんとかやれたと思うんですけど」
オ「私は…途中でキツイ攻撃をされテ、しんどかっタです。私がしっかりシてなかっタから、ぴーすサンがギブアップ負けしてしまいまシタ。ぴーすサン、ごめなさいネ」
−「それでは、同じく今後についても聞いてみようか」
成「あ、それは僕も新田と同じで、声がかかればいつでも上がらせてもらいたいですね。雰囲気がすごく気に入りました。呼んでもらうだけじゃなくて、もしよければこっちのリングにも上がってほしいです」
オ「私モもちろん、呼んでもらえタラ、喜んデOKでス。」
−「今日は、どうもありがとう」
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月13日(月) 00時48分】 |
カドモン・バリ島観光・観戦ツアーで行われる試合のカードを発表します。なお、興行は全2回行われる予定。←トップに戻る
【初日試合予定】
オーシャン津軽 vs キャメル向山
斉藤多夏史 vs ストッキングマン1号
吉田装甲車 vs ストッキングマン2号(ONL初登場戦)
セルジオ越前 vs フライング・ガーディアン
“武骨”刑部 兆 v ぶるうたす
“天軍”九鬼以蔵 s どすこい熊吾郎
【2日目試合予定】
オーシャン津軽 vs キャメル向山
セルジオ越前 vs ストッキングマン1号
“天軍”九鬼以蔵 vs ストッキングマン2号
ぶるうたす vs フライング・ガーディアン
“武骨”刑部 兆 vs どすこい熊吾郎
《敗者懲罰マッチ》
斉藤多夏史 vs 吉田装甲車
2日目の興行で、斉藤多夏史と吉田装甲車のカドモン若手遺恨マッチが行われる。この試合は、敗者懲罰マッチとなる。
【多夏史が勝った場合】
・斉藤多夏史のカドモン退社、アスリーツ・リーグ移籍の了承
・吉田装甲車のマスクとギミック没収(温情処置)
【吉田が勝った場合】
・多夏史のアスリーツ・リーグ移籍希望の却下、謹慎処分
・吉田装甲車の他団体修行の許可、ボーナス処置
兼ねてからアスリーツ・リーグ移籍を志願していた多夏史と、それを阻止すべく名乗りを上げたカドモン若手頂上対決は、カドモンの今後を決める大事な一戦である。多夏史のシュート技か、吉田のパワーか!?
バリ島の夜はこの2人が熱くする!!
HFA | (ぴろき記者)【1998年04月11日(土) 23時50分】 |
(4月5日「エース決定リーグ戦ファイナル」 in 広島サンプラザ:6280人)←トップに戻る
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▼第4試合:「エース決定リーグ戦・公式戦」15分1本勝負
ファイプラー弘樹【15点】 VS 田所 大介【5点】
このエース決定リーグ戦はファイプラーと田所の口論から始まったものである(1月30日の記事参照)。しかし当の田所は成績振るわず、その存在感が危ぶまれ始めた。一方のファイプラーはこれに勝てば優勝の望みは残る。そんな中でのこの対戦である。
序盤は両者ともに、やられたらやり返す精神爆発。ファイプラーが田所を場外フェンスに叩き付ければ、田所はお返しに場外マットなしボディスラムを慣行。序盤は互角の攻防だ。
3分過ぎから田所の大技ラッシュが始まった。ビッグバディボム2連発から、必殺のタドコロボンバー(高角度喉輪落とし)を炸裂させてファイプラーを2カウントまで追い込む。しかし田所が攻め疲れたところでファイプラーも反撃。フウマを仕留めたブリザードスープレックス、そしてカンクーントルネードはいずれもカウント2。
ここから両者ともに大技攻勢。互いのフィニッシュホールドを撃ち合い気力の限り戦い続ける。試合開始10分になろうとしたところで、ファイプラーが田所を裏STFに捕らえる。しかし田所は耐える耐える耐える!もはや意識を失いかけていたところでレフェリーがストップ。
○ファイプラー弘樹【20点】(9分38秒 裏STF)×田所 大介【5点】
この試合こそ田所ファン(いるのか?)の求めていたものであろう。暫定エースのファイプラーと互角の試合をしたのだ。大介よ、胸を張ってONL大会に出るのだ!
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▼第5試合:「エース決定リーグ戦・公式戦」15分1本勝負
ビクトル・キリアコフ【20点】 VS フウマ【15点】
ここまで全勝のキリアコフ。フウマをも降して完全優勝を成し遂げるか!?フウマはこれに勝ち、ファイプラーも含めた優勝決定リーグ戦に持ち込むことができるか?
キリアコフの持ち味といえばあらゆる角度から放つサブミッション。特に背後からのチョークスリーパーが恐怖だ。しかしこの試合、フウマはキリアコフに背後を取られることはあっても、そこからは一切技を出させなかった。フウマの「相手の技を受けないプロレス」の前にキリアコフはペースを掴めないまま。最後はフウマがローリングソバットラッシュから浴びせ蹴りを連続で決めて、定番のムーンサルトフォールで締めくくった。
○フウマ【20点】(4分40秒 ムーンサルトフォール)×キリアコフ【20点】
【リーグ戦・結果】
弘 フ 田 ヤ ま キ 合
計ファイプラー弘樹 \ ○ ○ ○ ○ × 20 フウマ × \ ○ ○ ○ ○ 20 田所 大介 × × \ × ○ × 5 ヤンキー・スミス × × ○ \ ○ × 10 クラッチャーまこと × × × × \ × 0 ビクトル・キリアコフ ○ × ○ ○ ○ \ 20
ここで公式リーグ戦の結果、キリアコフ、フウマ、ファイプラーの3人が20点で並んだ。20分の休憩の後、3人による優勝決定リーグ戦が行われた。
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▼第6試合:「エース決定リーグ戦・決勝リーグ」15分1本勝負
ファイプラー弘樹【0点】 VS ビクトル・キリアコフ【0点】
公式リーグ戦ではキリアコフのサブミッションで秒殺されたファイプラーだが、先ほどの第5試合のフウマのように、隙を見せずにキリアコフのサブミッションを封殺。キック技を主体に攻め続けて、最後はサブミッションでキリアコフからタップを奪った。
○ファイプラー【5点】(4分25秒 チキンウイングフェイスロック)×キリアコフ【0点】
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▼第7試合:「エース決定リーグ戦・決勝リーグ」15分1本勝負
フウマ【0点】 VS ビクトル・キリアコフ【0点】
休む間もなく次の試合へ。今日2回目の対戦となる両者。しかし先ほどとは違い、今度はキリアコフの技を受けるフウマ。フウマなりの思いがあってのことなのか。キリアコフは執拗にフウマの背後に回りスリーパーを仕掛ける。今回は意地でも落としてやろうという思いだろう。そんな中、キリアコフの水面蹴りがフウマの足を襲う!フウマが足を押さえて悶絶しているところを速攻でアキレス腱固めに捕らえて、キリアコフが雪辱を果たした。
○キリアコフ【5点】(6分51秒 アキレス腱固め)×フウマ【0点】
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▼第8試合:「エース決定リーグ戦・決勝リーグ」15分1本勝負
ファイプラー弘樹【5点】 VS フウマ【0点】
ついに最終戦!フウマの足はどうやら大丈夫のようだ。公式リーグ戦とは打って変わって、これに勝てば単独優勝となるファイプラー。ブリザードスープレックスによる疑惑の3カウントの決着や如何に!?
序盤からフウマが、クロスチョップ、逆一本背負いなどの多彩なロープワークで魅せる。ファイプラーも負けじとボディソバットやタイガースピンで回りまくるが、中盤からはフウマの技が冴えてくる。フランケンシュタイナーやウラカンラナ、高角度前方回転エビ固めでファイプラーを何度となく丸め込む。そしてまたしても背後に回って高角度前方回転エビ固めかと思いきや、リバースフランケンシュタイナー!これにはファイプラーも虚をつかれた。試合は、持てる技を出しきったフウマがファイプラーを降した。
○フウマ【5点】(4分07秒 ムーンサルトフォール)×ファイプラー【5点】
【決勝リーグ・結果】
弘 フ キ 合
計ファイプラー弘樹 \ × ○ 5 フウマ ○ \ × 5 ビクトル・キリアコフ × ○ \ 5
これで決勝リーグの結果、ファイプラー、フウマ、キリアコフの3人とも1勝1敗となった。しかも公式リーグとはまったく逆の勝敗だ。これはすなわち、この3人がまったくの互角であることを示している。最後の試合が終わった後、リング上でファイプラーが叫ぶ。
「俺が、フウマが、そしてキリアコフがHFAだ!俺たちがHFAだ!」
HFAはトリプルエース体制をしいて、新たな戦いへと突入する!
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★次号予告!(予定)
・「エース決定リーグ戦」プレイバック
・「エース決定リーグ戦」各選手インタビュー
乞うご期待!
<HFA公式戦全記録>
MWA | (大スポ 谷町一徳記者)【1998年04月11日(土) 21時39分】 |
ヨォ!胃に穴開けてる??←トップに戻る
開けてないよね。普通。まあいいや。
さて、本日未明に本紙特派員からある一報が入った。
M.O.Wの常連外人トニィ・リトゥルが故郷はアメリカで3.4武闘館に参戦したペイトリ・オストをパートナーに、アメリカのローカル団体MWAにおいてドン・ギャラガー&ジェシー・ペイガンJrが所持する同団体認定のMWA世界タッグベルトに現地時間、4月10日午前8時45分に挑戦し、奪取に成功したのとの報を受けたのだ。
試合は挑戦者組がやや押される形で進行した。トニィはギャラガーのラフファイトによって流血というアクシデントに見舞われてしまう。だが、終盤にペイトリのフォローを受け、14分18秒、渾身のストラングルホールドγでペイガンJrを降し、タッグ王座を奪取!!
試合後にはリング上でマイクを握り「ヘイ!この老いぼれエーンッ七光りッ!耳の穴かっぽじってよく聞いてみてヨ!ベルトはボクの第2の故郷、日本のM.O.Wに持って帰らせてもらうヨ!返して欲しいかい?ダメダメ!これはもうボクの物サ!HAHAHA!(英語)」と発言し、奪取したベルトをM.O.Wに持ち帰る模様。
ちなみにこの試合からペイトリは名前をやや変更し、今後はペイトリ・ザ・ナイスガイで活動するとのこと。
□試合結果 MWA世界タッグベルト選手権試合/60分1本勝負
王者組◆ドン・ギャラガー&ジェシー・ペイガンJr×
(14分18秒 ストラングルホールドγ)
挑戦者組◆トニィ・リトゥル◯&ペイトリ・ザ・ナイスガイ
-王者・ギャラガー&ペイガンJrが10度目の防衛に失敗。
-トニィ&ペイトリが第98代王者となる。
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また、事実上の長期オフに入っているM.O.Wから、左近番斎がバンザイの名で短期の海外遠征をこのMWAで行っていた。4月8日から10日までの短期間ながら3試合をこなし猛鬼戦惨敗の後遺症からの復調を計っていた。
やはりアメリカともあり当然のごとく、ヒールとして受け入れられていたようだが、本人もそれを楽しむようにファイトしていたとの事。10日には実力者ポートノイに肉迫するも敗れてしまったが団体関係者からは好評価を受けていたようだ。
□4月8日試合結果
バンザイ◯(3分30秒 バンザイトゥダイ固め)×ゴウジャス・ベンジャミン三世
□4月9日試合結果
バンザイ◯(5分46秒 バンザイ・サルト)×ジンク・チャンドラー
□4月10日試合結果
バンザイ×(6分46秒 ボーアンドアローバックブリーカー)◯エドワード・ポートノイ
との事だ。そして、やはりというか何と言うか翌、11日にトニィの発言を受け、ギャラガーがM.O.Wにベルトを取りかえしに行くと宣言。
次期シリーズにMWAの刺客が参戦するのは確実である。詳しくはまたね。
ゴウジャス!
油ものには気を付けよう!
HFA | (ぴろき記者)【1998年04月11日(土) 21時12分】 |
(4月5日「エース決定リーグ戦ファイナル」 in 広島サンプラザ:6280人)←トップに戻る
遅くなったが、4月5日に行われた、HFA初の本州進出となった「エース決定リーグ戦ファイナル」の模様をお伝えする。今後HFAは全国的に展開していく予定だ。今大会の注目は何といってもHFAの「エース」の座に誰が就くのかということだ。まずは第1試合から第3試合までをお伝えする。
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▼第1試合:「エース決定リーグ戦・公式戦」15分1本勝負
ヤンキー・スミス【5点】VS クラッチャーまこと【0点】
リーグ戦では活躍できなかった師弟だが、最後はきっちり締めたいところだ。
しょっぱなから逃げまくるまことに対してヤンキーは「そんなこっちゃアカン!」とクロスラインを叩き込む。それで気を引き締めたまことはチキンエキスプレス(カウンターでバックに回ってロープに振って、のくり返し。そろそろ覚えてくれたかな?)に挑戦するがヤンキーはピースクラッシャーで返す。師匠の壁は高い。
ヤンキーのバラエティに富んだDDTが炸裂しまくる中、まことはチキンエキスプレスからチキンクラッチβ(逆さ押え込み)への連携技を出して場内を沸かせる。が、7分過ぎの裏DDTで首を痛めたまことに対してヤンキーは再度裏DDTを決めて、弟子を葬り去った
○ヤンキー【10点】(8分42秒 片エビ固め)×まこと【0点】
ヤンキー「ヘイ!マコトは今日で終りヨ!コレからはチキンタイガーとして生れ変るノヨ!」
まこと「は、はぁ…。やってみます…。」
ヤンキー「(横プロ参戦について)ハジメテだったんでアピールしまくったヨ。ボビもトニィもマイフレンド。B.O.S is NO.1!タイセンアイテ募集中!」
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▼第2試合:「ノールールトルネードデスマッチ」30分1本勝負
ヘル・リーダー
ブラッディマスク
(鬼神衆)VS ゴールド・スタチュー
ワータイガー
(魔神衆)
対白虎&玄武戦(1月18日)での敗北以来の参戦となった鬼神衆コンビと、魔神衆のスーパーヘビー級モンスターコンビとのデスマッチ。鬼神衆コンビはこれに勝って再起を図りたいところだ。実はこの対戦は昨年9月30日のONL設立記念大会・壮行試合でも行われている(HFA公式戦全記録参照)。そのときはワータイガーのアイアンクロー(今は使わない)でブラッディがギブアップしている。
試合は序盤からスタチューのゴールデンプレス(超肉弾プレス)がヘルを襲いまくる。黄金の重さはハンパじゃない。トルネードマッチだったが、ヘルVSスタチュー、ブラッディVSワータイガーと完全に分断されていた。ワータイガーがブラッディを阻止している間にスタチューが体重にまかせてヘルのスタミナを奪う。ヘルは得意のサブミッションで反撃するも、黄金ゴーレム相手では効果は薄い。
開始1分過ぎのゴールデンプレスですでにカウント2まで追い込まれたヘル。その後ポストからのダイビングゴールデンプレス(フライングボディプレス)を受けたところで万事休す。と思いきや、ワータイガーの超タイガークロー(馬乗りパンチ)でブラッディがノビていた。ヘルの投げ技やブラッディの叩き付け技が不発のまま、魔神衆コンビの完全勝利に終った。
○ワータイガー(4分12秒 超タイガークローによるK.O.)×ブラッディ
魔神衆チームはしゃべれないのでいいとして、鬼神衆コンビもノーコメントだった。かつてはHFA最強タッグとの呼び声も高かったヘル&ブラッディだが、なぜか勝星には恵まれない。このまま終ってしまうのか?
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▼第3試合:「特別格闘技戦」10分1本勝負
スコータイ・サムットワット(結盟軍) VS 金 韓宇(結盟軍)
他団体との格闘技戦を控えた盟友がここに対決!
序盤は金が横蹴り(トラースキック)で有利に試合を進める。しかし中盤からスコータイのパンチとローキックがヒットし始めて徐々にスコータイのペースになる。3分過ぎには必殺ムエタイ式顔面膝蹴り(サイバーニー)でダウンを奪いスリーパーで締めにかかるが、金はなんとかこれをしのぐ。しかし最後は、スコータイの強烈なローキックに耐えられずに金がダウンしたところを逆片エビ固めにとらえてスコータイの勝利。
○スコータイ(4分30秒 逆片エビ固め)×金
テコンドーの弱点、パンチとローキックで攻めたスコータイ。朱雀に折られた金の足の状態はまだ完全ではなかったのか?なんにせよ、スコータイが相手の弱点を攻めるという「戦いの定石」でもって金を降した。
スコータイ「若さでは負けるから長期戦だけは避けたかった。そのために今回は弱点をつかせてもらった。(流星戦について)流星は今日の金よりもずっと若い。彼の若さが私を超えるのか、あるいは私の経験の前に彼が屈するのか…。だが彼(流星)はまだ若すぎる。私が真の戦いというものを教えてあげよう。」
金「さすが伝説のムエタイ王者だ。リング上で向かい合った瞬間、貫禄を感じたな。俺もフリーファイトで、パンチやローキックに慣れていたつもりだったがさすがに本物は違ったな。(アルバレスについて)カポエラだろ?踊りと戦いの違いを見せてやるよ!」
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★次号予告!
▼第4試合:「エース決定リーグ戦・公式戦」15分1本勝負
ファイプラー弘樹【10点】 VS 田所 大介【5点】
▼第5試合:「エース決定リーグ戦・公式戦」15分1本勝負
ビクトル・キリアコフ【15点】 VS フウマ【10点】
次号、ついにHFAのエースが決定!
<HFA公式戦全記録>
R−X(ゼーレ) | (キング・ザ・100t記者)【1998年04月11日(土) 17時01分】 |
4月4日、ドームには空前の7万人が集まり、闘魂最後の姿を目に焼き付けた。その隣の聖地遊楽園ホールではひっそりとR−Xの自主興行が行われた。当日券のみの販売であったが1652人もの観客が集まった。ほとんどは当日券でもドームに入れなっかった人で元からR−Xが目当てに来た人ではなかったようだが、まあ当日券でこれだけの人数が集まるというのは大健闘といっていいだろう。R−Xがストロングスタイルを掲げているのもドームから溢れた人々がすんなりホールに集まった原因であろう。←トップに戻る
ビクトリー武蔵。まさにストロングスタイルの第一人者である。そのビクトリー武蔵見たさに集まった人々がR−Xに興味を持つのはある意味、自然な流れといっていいだろう。
試合前に源静夫があいさつをした。
「えー、今日はR−Xの自主興行にこんなに多くの方々が集まっていただきありがとうございます。ドームでは一つの時代が終わろうとしています。その隣のここ、遊楽園でしっかりとストロングスタイルを受け継がれていくところをしっかり皆様に見せようと思います。実は今日は人数の都合上2試合しかできません。しかし、皆様には満足して帰っていただける自信はあります。ドームにいる7万人は最後を見届ける歴史の証人ですが、ここに集まっていただいたあなた方も、ストロングスタイルがしっかり受け継がれていくところを見届けていただく歴史の証人になってもらいます。私たちの戦いを見ていってください。よろしくお願いします。」
おおむね、観客の声援は暖かい。ここに来ている観客はあきらかに最近のプロレス会場に来ている観客とは異質である。昭和の空気が漂っているのだ。30代、そうビクトリー武蔵をリアルタイムで見てきた人が多くを占めている。今のプロレスは肌に合わない、まさにストロングスタイルを求めるファンである。
そんな中で行われるR−Xの自主興行。はっきりいってここでファンを満足させることができなければ今のファンを満足させることはできないのである。第一試合から観客の目は光る。
第一試合。ここでちゃんとストロングスタイルを提示することができるか?(といっても2試合しかないが)
藤堂景時VSシャルルマーニュ部長
藤堂はこれがデビュー戦である。まさにR−Xの秘蔵っ子だ。アマレスで全日本3連覇という輝かしい実績を引っさげてのプロ入りである。体格は183センチ、105キロ、全体的に均整のとれた筋肉。身体はすでに出来上がっている。黒のショートタイツに黒のリングシューズという、ストロングスタイルの正装で登場。
シャルルマーニュ部長はあらゆる格闘技を経験してきたベテラン。R−Xの提案者だけに気合が入らないはずがない。
藤堂の構えはアマレス式。タックルで飛び込んでいくが部長は冷静にこれを切る。藤堂、今度は片足タックル。見事にテークダウンさせる。その後も何度も部長の懐に入り込む。この辺の動きは新人離れしている。しかし大ベテランの部長は大事なとこはとらせない。藤堂の攻撃を受けつつも柔道式の投げで的確にダメージを与えていく。藤堂はテークダウンさせたとこまではいいがその後が単調。ただただ腕十字を狙っていくのみである。それに比べて部長の寝技は多彩だ。腕の取り方一つにしてもいろいろな入り方で攻めてくる。
しかし、藤堂の潜在能力は予想以上のものがある。部長の懐に潜り込むとすかさず水車落し。立ったところにすばやくバックに廻り、なんとジャーマンで部長をマットに叩き付ける。技への入り方も自然である。アマレス全日本3連覇はやはりだてではない。
またしてもバックをとりジャーマンを狙う藤堂だが部長は一本背負いで返していく。そしてまたグランドを中心に藤堂を翻弄。あの腕がらみ(前回の記事参照)で藤堂を追いつめていく。
藤堂の新人離れした能力はまだまだ発揮される。部長にバックをとられたらすばやく回り込み、またもやジャーマン。驚いたことにグリップを放さず2連発。そしてもう一発。計3連発のジャーマンで部長をマットに叩き付ける。ここまでやるとは部長も思わなかったのではなかろうか。
猛攻を受けながらも部長の顔には笑みがこぼれる。新人の攻撃を受けきって部長は自分の得意技へ。一本背負いで巻き込み、自分の体重を乗せたアバランシュプレス、そして極めつけのSTB(スペーストルネード・ブチョー)で叩き付ける。フラフラになっているところに回り込んで胴締めスリーパー。これで勝負あり。
○シャルルマーニュ部長(6分21秒 胴締めスリーパー)藤堂 景時×
試合後、デビューできた感激からか、藤堂はしばしうつむいている。しかし顔を上げると淡々としている。そう言えば試合中も表情が変わることはなかった。
「点数はつけようがないです。目標ですか?まだ目標とかいえるあれじゃないんで・・・。今日、生きて戻れたから、また生きて上がれるかなって。その繰り返しです。」
部長の藤堂評は次の通り。
「得意技、出しすぎでしょ。あのジャーマンはほんといいジャーマンだよ。いまもちょっと頭痛いけど。だけどさ、いいジャーマンだからこそ、もっと大事に使おうよ。必殺技なんだからさ、必殺、するときに出すもんなんだよ。素質の面ではいうことないね。点はつけようがないだって?いいんじゃない、それだけ上を目指そうとしてるってことでしょ。タックルだけでも食ってける能力はあると思うけど、プロレスはそれだけじゃないから。柔道から来たワシが言うんだからね。奥深いよ。これからいろいろ体験していけば、もっとよくなるでしょうね。」
アマレスでは優等生でも、プロレスはまだ駆け出し。試合を重ねていけば面白いレスラーになっていきそうだ。
R−Xの第一試合としては合格点を出していいだろう。観客の反応を見ればそれはよく分かる。
さあ、次は源VS青田。何を見せてくれるのか?観客の期待はますます高まるばかりだ。
カドモン | (ワンダラー・記者)【1998年04月11日(土) 14時29分】 |
カドモンフリークに朗報!!←トップに戻る
4月○○日から3泊4日の予定で、カドモン後援のバリ島観光・観戦ツアーが開催されます。当ツアーではカドモン所属選手による興行の他に、ファン感謝イベントや食事会などが行われます。
【参加予定選手】
《般若》 “武骨”刑部 兆 “天軍”九鬼以蔵 斉藤多夏史
《南蛮帝国》ぶるうたす どすこい熊吾郎
ストッキングマン1号 ストッキングマン2号
《オヤジ部》オーシャン津軽 キャメル向山
《フリー》 セルジオ越前 フライング・ガーディアン
吉田装甲車
【参加予定要人】
P・サミー・オノー(南蛮帝国マネージャー)
申し込みはKinki日本ツーリスト……
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月11日(土) 04時27分】 |
さて4月11日に行われた京都工科大特設会場大会セミファイナル結果をお伝えしよう。この記事の報告時間が試合開始時間よりもはやいように感じられるが(以下省略)←トップに戻る
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セミファイナル WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオン決定戦
(61分三本勝負)
J.水流添 VS 陸王聡
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WWWWA名物リングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、20時10分いよいよ試合開始のゴング!------------------------------------------------------------------
陸王、例によってネックスマッシュ狙いでバックを取るがエルボーでことごとく返される。一方の水流添、フライングメイヤー、エルボースマッシュを確実に決めていく。この攻撃で落ち着いた陸王、ネックスマッシュが命中しはじめる。この後、9分経過まで一進一退の地味ながら、お互い人間風車を返し合うなど、熱の入った攻防が続く。9分を過ぎた辺りから、陸王の大技ローリング&ショートエルボー/ダブルリストアームソルト。しかし3カウントは奪えず。ならばとスイングフランケンシュタイナーを出すが、これも2カウントでクリア。
攻め疲れた陸王に水流添が反撃開始。人間風車、パイルドライバー等の波状攻撃、そしてコーナーポストにふってのジャンピングニーパット、アゴの先端にヒッ!
一本目 ○ 水流添(14分43秒 体固め) 陸王 ×
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二本目
もう負けられない陸王が、いきなり人間風車2連発、ウラカンラナ。しかし水流添、ブレーンバスター、トーキック、バックドロップ、ドロップキック2連発。もう陸王動けないか?水流添、陸王のバックをとった!
二本目 ○ 水流添(18分37秒 抱え式バックドロップホールド) 陸王 ×
○ 水流添(2-0) 陸王 ×
J.水流添が初代WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオンに。
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王者となったJ.水流添ではあるが、日本での防衛戦がさっそく三試合予定されている。また全て防衛に成功すると、いよいよ世界の強豪が待ち受ける地獄の防衛ロードがはじまる。王者としての彼の活躍に期待しよう。
さてストレートで敗れた陸王だが、彼にも5月1日の東大阪ドームで、もう一度チャンスがある。巻き返しに期待したい。
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第四試合[特別試合60分一本勝負]
C.市来、越村 VS セントクレバー、ガイエスブルグ
○ 市来(15分44秒 卍固め)セントクレバー ×
外人組のテクニック&コンビネーションに日本組苦戦。越村奮戦するも精彩欠く市来の攻撃が単発気味。結局試合には勝ったが、4月26日KBS体育館大会でのタイトルマッチに不安を残す結果となった。
[その他の試合結果]
第三試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS B.小島、大倉
× 橋野(4分37秒 リングアウト)大倉 ○
→田吾作コンビのBドロップ+Dネックブリーカーから場外乱闘へ。
第二試合(15分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(4分4秒 ミドルキック→体固め)光本 ×
第一試合(15分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(7分37秒 クリティカル小包固め)力士徹 ×
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月10日(金) 23時55分】 |
「1998スプリングファイトシリーズ」主なカード←トップに戻る
追加参加選手
・エアガイツ(ゼーレ)
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4月20日大阪
>6人タッグ1/60
・小島健次&塚田政男&網岡徹vsダークレイザー&ザ・ベルガー&スーパートルネード
>タッグマッチ1/45
・西川慎二&沖秀憲vsS・ハッセン&プロレスマスク
>ジャパンタッグ挑戦者決定リーグ戦1/30
・小西健太郎&田中広光vsブラックジャガー&R・ダム
・加山靖&峰真伸vs古賀基靖&村田隆男
>1/30
・ピースフィールドvsエアガイツ(ゼーレ)
>タッグマッチ1/30
・中村富男&ルチャマシーンvs秋光龍&岡村修志
>1/30
・沖孝澄vs高野章一
・半田信次vs中尾浩介
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4月24日後楽園
>インターナショナルタッグ選手権1/60
・(王者)S・ハッセン&B・フルディvsダークレイザー&ザ・ベルガー(挑戦者)
>6人タッグ1/45
・小島健次&塚田政男&加山靖vs西川慎二&沖秀憲&ピースフィールド
>タッグマッチ1/30
・プロレスマスク&エアガイツ(ゼーレ)vs中村富男&網岡徹
>ジャパンタッグ挑戦者決定リーグ戦1/30
・小西健太郎&田中広光vs古賀基靖&村田隆男
・ブラックジャガー&R・ダムvs秋光龍&岡村修志
他
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4月26日札幌
>WSCヘビー級選手権1/60
・(王者)西川慎二vs沖秀憲(挑戦者)
>タッグマッチ1/45
・小島健次&塚田政男vsプロレスマスク&エアガイツ(ゼーレ)
>ジャパンタッグ挑戦者決定リーグ戦1/30
・加山靖&峰真伸vsブラックジャガー&R・ダム
・小西健太郎&田中広光vs秋光龍&岡村修志
他
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4月28日札幌
>インターナショナルヘビー級選手権1/60
・(王者)S・ウィリスvsダークレイザー(挑戦者)
>6人タッグ1/60
・西川慎二&沖秀憲&高野章一vs小島健次&塚田政男&網岡徹
>6人タッグ1/45
・プロレスマスク&エアガイツ(ゼーレ)&スーパートルネードvsS・ハッセン&B・フルディ&ブラックジャガー
>ジャパンタッグ挑戦者決定リーグ戦1/30
・小西健太郎&田中広光vs加山靖&峰真伸
・古賀基靖&村田隆男vs秋光龍&岡村修志
他
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5月3日岩手
>6人タッグ1/60
・小島健次&中村富男&塚田政男vsS・ハッセン&B・フルディ&S・ウィリス
>タッグマッチ1/45
・西川慎二&沖秀憲vsピースフィールド&ルチャマシーン
>タッグマッチ1/30
・ダークレイザー&ザ・ベルガーvsプロレスマスク&エアガイツ(ゼーレ)
>ジャパンタッグ挑戦者決定リーグ戦1/30
・古賀基靖&村田隆男vs加山靖&峰真伸
・ブラックジャガー&R・ダムvs秋光龍&岡村修志
他
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5月5日横浜
未定
*ジャパンタッグ挑戦者決定リーグ戦で1位が同点の場合、挑戦者決定戦を行う。
*場合によってはWSCジュニアヘビー級選手権を行う場合もある。
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5月8日後楽園
>WSCタッグ選手権1/60
・(王者)小島健次&塚田政男vs西川慎二&沖秀憲(挑戦者)
>ジャパンタッグ選手権1/60
・(王者)ピースフィールド&ルチャマシーンvsリーグ戦優勝チーム(挑戦者)
>1/30
・エアガイツ(ゼーレ)vs網岡徹
(予定)
他
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NEO GONGS | (KATA関東記者)【1998年04月10日(金) 13時04分】 |
「NEOの野望 −天翔記・皆の章−←トップに戻る
1998.4.10 横浜アレナ」
第一試合 加藤圭司 vs ジェット・ユミーデ
試合前、控室。
普段の圭司は試合前にNEOの今後の展望や今までの思い出を語ることが多い。
しかし、この日は…椅子に腰掛けてうつむいたまま、沈黙の中で時を過ごしていた。
今まで、圭司は本当に勝ちたいと思った事はないのではないだろうかと記者は推測する。圭司はやはり、選手という立場よりもオーナー兼現場監督という責任の方に比重をおいていたのではないか。
今回、そういったしがらみは無い。NEO GONGSはこの大会で終わる。オーナーや現場監督としての任務を圭司は背負わなくていい。となれば、圭司は選手として何をすべきなのか。答えは一つだった。
だが、「勝負」というものの残酷さを圭司は知らなかった。言ってみれば、今まで練習の続編をリング上で見せてきた。
本当に勝ちたいと思った時、それがどんなに怖くて苦しいものか。オーナーという鎧を初めて外された、戦士としての圭司。
膝が、震えていた。
ずっと、何かをつぶやいていた。
12000人。予想外の客入りとなったアレナ。
ユミーデはリングにジャンプインするとバク宙を披露する。軽業師のような身のこなしにアレナがどよめく。
一方の圭司は、ゆっくりとリング中央に歩を進め深々と一礼。どことなく青ざめているいるように見えたのは記者の気のせいだろうか。
最後のNEO GONGSルールでの試合。
しかし、そんな形容詞は無用であった。戦士としてのプライドを賭け、選手はリングに立つのだ。それがプロレス。最高の形容詞はこの四文字である。
試合開始直後、圭司がダッシュ。ユミーデの懐に飛び込んでの膝蹴り二連発を叩き込むがクリーンヒットには至らない。逆にユミーデがミドルキックを繰り出すがバックステップでかわす。
「来いよ」
圭司は、確かにそう言った。わずかなガードを縫うように飛び込んできたユミーデ得意のミドルをモロにくらう…。いや、キャッチした!
そのまま足首を掴んで強引にグラウンドに引きずり込む。電光石火のアキレス腱固め! ロープ際だったが、ユミーデは激痛のあまりギブアップ。
「どうだーっ!」
圭司が叫ぶ。
一呼吸置くようにして地鳴りのような歓声が巻き起こっていた。
あっという間の秒殺劇。賛否両論あるだろうが、圭司はこの試合で己の戦いの魂を確かに見せ付けたのだ。
まだざわめきが収まらないアレナ。マイクを握った圭司は早口で、
「どうだ! 俺がNEOだ! まだまだ、終わらないぞ! もっともっと成り上がってやる! いいか、ONLの腰抜けども! 誰でも、いつでもかかって来い! プロレスはサーカスじゃない! プライドを賭けて、俺は戦う! 中田、次は貴様だ!」
狐につままれたような観客。記者も唖然とした。オーナーという殻を破った圭司は気迫溢れるアピールをやってのけたのだ。
プロレスは格闘技・スポーツであり、プロレスである。
圭司が以前から提唱してきたセリフだ。
それを、自らの闘いで証明すべく、圭司は走り出した!
加藤圭司(EO)(11秒 アキレスホールド)J・ユミーデ(EO)
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月07日(火) 21時44分】 |
「1998スプリングファイトシリーズ」日程←トップに戻る
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4月20日・大阪城ホール
4月24日・後楽園ホール
4月26日・札幌中島体育センター
4月28日・札幌中島体育センター
5月3日・岩手県営体育館
5月5日・横浜文化体育館
5月8日・後楽園ホール
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参加選手(4月7日現在)
来日外国人選手
S・ハッセン
B・フルディ
ダークレイザー
ザ・ベルガー
S・ウィリス(4月26日〜)
ピースフィールド
ルチャマシーン
スーパートルネード
ブラックジャガー
R・ダム
<フリー>
プロレスマスク
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ジャパンタッグ選手権挑戦者決定リーグ戦(4月20日〜5月3日)
参加チーム
・小西健太郎&田中広光
・ブラックジャガー&ランディ・ダム
・加山靖&峰真伸
・古賀基靖&村田隆男
・岡村修志&秋光龍
得点・・・あらゆる勝ち=2点、あらゆる負け=0点、時間切れ引き分け=1点、両者リングアウト=0点
得点1位のチームが5月8日に行われるジャパンタッグ選手権の挑戦者となる。
(1位が同点の場合、5月5日に決定戦を行う)
カードは後日発表。
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月04日(土) 05時29分】 |
4月4日18:00より開催された帝国プロレス福知山市市民会館大会結果をお伝えしよう。時差の関係で多少報告日よりも早い時間になっているが、気にしないように。←トップに戻る
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メインイベント[特別試合60分一本勝負]
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キリコ・キュービィ VS 美咲大和
世界王者キリコ、序盤から膝突き蹴り連発。美咲も大外刈り等の投げ、フィストドロップで攻める。美咲のハイマンキックが決まったのをきっかけに、両者ラッシュ開始。キリコは喧嘩ラッシュ、裏拳。美咲は虎月投げ3連発、キャプチュード!しかし、何事もなかったかのように起き上がって、サイバーニーリフト、喧嘩ラッシュ!エルボードロップホールド!
○ キリコ・キュービィ(5分18秒 エルボードロップホールド)美咲 ×
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セミファイナル[特別試合60分一本勝負]
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B.羽賀、C.市来、越村 VS インテグラ、セントクレバー、ガイエスブルグ
越村さっそくフィーバーを痛めつける。適当にやられたところでガイエスブルグにタッチ。バックに回り込んでのネックスマッシュ。ダブルアームスープレックス、代わった市来に対しても俵返し、アームロックで攻め立てる。市来も負けずに、ナックルアロー、ボーアンドアローでお返しだ。
ここでセントクレバーにタッチ。チキンウィングフェイスロック、アトミックドロップ、STFで腕、首、腰、足を確実に攻めていく。代わった羽賀がアームホイップ連発。セントクレバーは相変わらず関節攻撃を繰り返す。両者フラフラしてきたところで、セントクレバーが超滞空ブレーンバスター&ゴッチ式パイル。両軍それぞれ市来、ガイエスブルグにタッチ。
代わったガイエスブルグ市来に人間風車、ニークラッシャー、ボーアンドアロー。市来、起死回生の卍固め!なんとか逃れる!。たまらずフィーバーにタッチ。調子に乗る市来、またも卍固め!ガイエスブルグがカット、フィッシャーマンズスープレックス!かなりのダメージを負った市来にフィーバーがピースクラッシャー!市来完全にノビてしまった!
○ フィーバー(16分24秒 レフェリーストップ)市来 ×
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WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメント
(60分一本勝負・レフェリー:ジョー弘)
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一回戦A R.オースチン VS J.水流添
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まずは手4つからの攻防。水流添ボディスラム連発、ヘッドロックで確実にダメージを与えていく。ロジャーもスリーパーホールドで地味ながらスタミナをじわじわ奪っていく。8分、ロジャーが水流添の大技攻勢をことごとく返し、定番の脚殺しを開始する。そして足4の字!これは水流添ロープに逃れる。ロジャー超滞空ブレーンバスター!フォール!2カウントでキックアウト。攻め疲れたかロジャー息切れ。この後、水流添がジャンピングニーパット連発で勝利した。
× R.オースチン(15分37秒 体固め)J.水流添 ○
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一回戦B 伊吹舞 VS 陸王聡
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序盤から伊吹ラフな展開。陸王は相変わらず掌打とヘッドシザース。かなり伊吹の方が攻勢。7分経過したところで伊吹の原爆固め!2カウントでかえす。伊吹の攻撃を一通り受けた陸王、ショート&ローリングエルボー、片エビ固め、ダブルリストアームソルト、片エビ固め、人間風車、片エビ固め!たまらず伊吹が陸王を場外に叩き出す。伊吹のトペコンヒーロ、串刺しDDT、ツームストン96。おっとここで場外カウントが20になった。
判定として試合中のフォールカウント合計が発表された。伊吹17カウント、陸王19カウント。陸王が僅差で勝利。伊吹には4月26日 KBS体育館での挑戦に期待したい。
× 伊吹 (12分58秒 両者リングアウト・判定)陸王 ○
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(その他の試合結果)
第三試合30分1本勝負)山尾、橋野 VS B.小島、大倉
○ 橋野(10分24秒 フライングボディプレス)B.大倉 ×
第二試合15分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(8分24秒 ハイキック→片エビ固め)光本隆一 ×
第一試合(15分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(6分29秒 グランドコブラツイスト)力士徹 ×
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月04日(土) 01時43分】 |
「1998スーパーチャンピオンシリーズ」最終戦←トップに戻る
1998年4月3日、日本武道館
>第1試合30分1本勝負
○高野章一(エビ固め、10分26秒)中尾浩介●
(寸評)第1試合は若手の対決。今シリーズデビューした中尾は先輩の半田と高野からシングル戦でフォールを奪い、WSC側の期待に応えた。しかし、8ヶ月デビューの早い高野にも意地がある。そんな気迫がみなぎった高野が中尾の得意技サイドスープレックスを計4発食らったが、すべてカウント2.5でキックアウト。最後は粘った高野がライガーボムで中尾を沈め、先輩の意地をみせた。
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>第2試合タッグマッチ30分1本勝負
○古賀基靖&村田隆男(1−0)加山靖&峰真伸●
◎村田(片エビ固め、15分55秒)峰
(寸評)この試合は次期シリーズで行われるジャパンタッグ選手権挑戦者決定リーグ戦の前哨戦でもある。挑戦歴2回の加山&峰のコンビはやはり平均年齢37歳だけあって、古賀&村田の平均24歳のキャリア2年コンビに比べテクニシャンであったが成長著しい古賀&村田コンビのほうが勢いがあった。
試合のほうは峰のバックドロップを古賀がカット。そして古賀が北斗原爆を放ち、村田がカバーでカウント3。前哨戦は古賀&村田組が勝利した。
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>第3試合タッグマッチ30分1本勝負
○沖孝澄&ピースフィールド(1−0)秋光龍&岡村修志●
◎沖孝(片エビ固め、14分6秒)岡村
(寸評)リーグ戦に出場した3選手がそれぞれ頑張った。12戦全敗だった秋光だがショックは全然ない。「このリーグ戦は勉強になりました。また来年も出場できるように頑張ります。」と、コメント。沖孝は15点で6位だった成績について「五分より上を目指したから上出来。でも、できれば優勝したいなぁ」と、弟の秀憲が優勝戦に進出したことがうらやましそうだった。
試合は軽量の岡村を沖孝が延髄斬りからフォール。
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>第4試合タッグマッチ30分1本勝負
○ブラックジャガー&ランディ・ダム(1−0)中村富男&網岡徹●
◎ダム(体固め、11分39秒)網岡
(寸評)ジャガー&ダムはジャパンタッグ挑戦者決定リーグに参加するチームだ。
このチームは今シリーズ9回組んで3勝5敗1両リンアウトで、負けたときの相手はタッグパートナーがチャンピオンカップリーグ戦で上位にいた選手ばっかりでパワー負けしていた。しかし同格の選手にはいい勝負をしている。しかしジャパンタッグリーグ戦を勝ち上がってもチャンピオンのピース&ルチャ組が連携バッチしでピースはコテコテのヘビー級ということもあって苦戦は必至だ。
試合のほうはダムがジュニアヘビーの身軽さでファイヤーバードスプラッシュで網岡をフォール。次期シリーズへつなげた。
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>第5試合6人タッグ45分1本勝負
○プロレスマスク&ルチャマシーン&ラ・ニラック(1−0)西川慎二&小西健太郎&田中広光●
◎Pマスク(片エビ固め、17分4秒)西川
(寸評)Pマスクがやった・・・。西川からフォール勝ちしたのだがその内容がすごい!Pマスクがフォール直前に西川にサンダーファイヤーパワーボムでフォールするが小西にカットされる。しかし小西にその直後に毒霧を放ち田中はニラックともめ合う。そのあいだにPマスクは西川にめがけビッグファイヤー!西川はもんどりうって倒れる。そしてカウント3!やっぱりPマスクはすごい!!!
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>第6試合タッグマッチ60分1本勝負
○小島健次&塚田政男(1−0)ザ・ベルガー&ローレル●
◎小島(片エビ固め、17分30秒)ベルガー
(寸評)小島が最終戦からシリーズに合流。WSCタッグ選手権パートナーの塚田と組んでベルガー&ローレルのパワーコンビと対戦。序盤は塚田がつかまるところが目立ったが終盤ベルガーを塚田がパワーボムなどで攻めたて、小島にタッチ。バックドロップを繰り出しフォールするがカウント2.5。そして小島がダブルアームスープレックスを放ち、フォールするがローレルがカット。しかし倒れているベルガーを小島がフォールするとカウント3。完勝だった。
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>第7試合第3回チャンピオンカップ優勝戦時間無制限1本勝負
○沖秀憲(片エビ固め、13分17秒)ダークレイザー●
(寸評)沖秀が初優勝した。過去2大会いずれも優勝を逃しているとあって序盤は慎重になりすぎたか、ダークレイザーに攻め込まれることが多かった。ブレーンバスター、必殺のドクターボムを繰り出すが沖秀はすべて返す。そして10分過ぎにパワーボムを放ちフォールにいかず引き起こし、ロープに振りラリアート!しかし起き上がったダークレイザーはドクターボム!だが、カウント2.99!返した沖秀がジャンピングハイキックをダークレイザーの後頭部に炸裂!!!そのままカウント3が入った!沖秀はコーナーに上ってアピール!
試合後「この勢いで西川に勝ちます!」とWSCヘビー級戦に関して早くも勝利宣言!沖秀憲の春はもう始まっている・・・。
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月03日(金) 00時24分】 |
優勝戦を前にWSC道場をたずね、沖秀憲をキャッチ!。インタビューを申し込んだ。そしたらあっけなくOK。←トップに戻る
と、いうわけで沖秀憲に優勝戦を前に意気込みについて聞いてみた。
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林内・・・さて、沖秀憲選手は今回が2度目の優勝戦だけどそれについては?
沖秀・・・最初の優勝戦のときは相手は小島さんだったし、僕がWSC王者で、そ のタイトルを小島さんから奪ったわけじゃない。やっぱり小島さんは「優勝してWSCヘビーを取り返してやる」って人一倍思ってたとおもう。なんせ「リングアウト」でタイトルが移動したからね・・・。
林内・・・で、そのときは公式戦でも優勝戦でも、そして翌月のWSCヘビー戦でも惨敗だった訳だけれども、今回はその小島選手はリーグ戦不参加だったし、西川やダークレイザー、ベルガーにプロレスマスクなどがいて今まで以上につらいリーグ戦だったと思うけど・・・。
沖秀・・・確かにつらかった。ピースに負けたのはつらかった。あの時場外カウントが耳に入ってなかったしジャーマンくらわされたあとに、鉄柵に振られたのが敗因だとおもってる。
林内・・・塚田にフォールされたことについては?
沖秀・・・あの試合に関しては星勘定に入っていたから痛かった。塚田は本当に伸びてきているよ。技の重みが最近一層増してきたしスタミナもついてきた。
林内・・・逆に西川選手からの勝利が大きいと思うんですが・・・。
沖秀・・・うん。あの試合勘定に入れてなかった(笑)。
林内・・・優勝戦の相手はダークレイザーなんですけどそれについては?
沖秀・・・ダークについては今年(公式戦)みたいに攻めればなんとかなると思うし、ダークとは今まで対戦成績は悪くはないから(1勝1敗)今年はいけるよ。今年は俺が優勝してやるっ!!!
林内・・・そして優勝したらWSC戦がありますが・・・。
沖秀・・・ヘビーもタッグも獲ってやる!・・・これだけ大口叩いて取れんかったらみっともないな(笑)。
林内・・・それでは優勝戦がんばってください!
沖秀・・・ども。がんばります!!!
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昨年は小島に優勝戦を阻まれたが今年は痛い星があったが最後に何とか優勝戦への切符を手に入れた沖秀。
今晩(4月3日)がたのしみだ・・・・・・・。
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月02日(木) 21時27分】 |
メインイベント(30分一本勝負)←トップに戻る
B.ヴァレンタイン VS B.羽賀
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パンチ、エルボーで最初からヴァレンタインが猛攻。そしてパイルドライバー。羽賀なすすべなし。ローリングエルボー2連発。羽賀の攻撃は単発のアームホイップ、倒してからのキックのみ。セミファイナルと同じくほとんど手を出せないままヴァレンタインのエルボードロップホールドだ!こんな調子では選手権は大丈夫なのか?ジュニアに食われてしまうぞ!
○ B.ヴァレンタイン(5分26秒 エルボードロップホールド)B.羽賀 ×
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試合後、帝国プロレス社長代理の越村としての記者会見が行われた。
二大エースがふがいない負けを喫したことにわびつつも以下のような発表があった。市来が以下のようなことを越村に伝え、それを越村が了承したという。
3月15日三木西高校体育館の試合から色々考えたが…羽賀への対抗心がアノような結果(2分弱でフェンスアウト反則)を招いてしまったと思う。そこで…
・羽賀と戦いたい。今しかない。まずは東大阪ドームで対戦できるよう努力していく。
・少しタッグとしてぎくしゃくしてきたので、羽賀とのタッグは組みたくない。
・ただし発表済みの4月シリーズについては羽賀ともタッグを組む。
・5月以降は市来派として行動していく。
・市来派メンバーは山尾,橋野、力士,伊吹(羅),練習生の桜井詩郎、そしてもう一人、海外で活躍選手だ。
・裏虎月道場との対戦も行いたい。
以上。会社としては本人の努力次第だが、バックアップしていくとのことだ。
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月02日(木) 01時40分】 |
春日町武闘館大会メインイベントのB.ヴァレンタイン VS B.羽賀戦を前にして、帝国プロレスの4月シリーズのカードが発表された。←トップに戻る
4月シリーズは“チャンピオンシリーズ”と銘打ち、WWWWAよりチャンピオン2人が来日。日本人サイドが迎え撃つ。
まずは3月にTiger Joeに勝ち、2度目の防衛を果たしたキリコ・キュービィ(シリーズ前半戦のみの参加)。裏虎月道場の羽賀、美咲大和とのノンタイトル戦の2試合に出場する。
そして、もう一人はバーン!マニア(シリーズ後半のみの参加)。今回は、まず市来とのタイトルマッチ。市来との試合に勝てば、羽賀の挑戦を受ける。市来が勝った場合、市来待望の羽賀戦が行われることになる。
ジュニアヘビー級に目を向けてみよう。WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメントに参加の“脚殺し”ロジャー=オースチン、そしてハイフライヤーズの伊吹舞、“卑劣な掌打”陸王聡が来日。“日本の赤きエース”J.取手あらためJ.水流添(つるぞえ)を含めた4人で王者を争う。
その他、ヨーロッパよりジュニアの選手が2名来日。セントクレバーは絞め技、テクニック、ガイエスブルグは関節、投げ技を中心とした選手だ。今夏は帝国プロレス、初来日であり、お披露目といったところか。
その他、凱旋帰国の橋野拳四郎、山尾 鉄心の山橋ブラザーズと田吾作コンビの対決にも注目したい。
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[参加選手]
WWWWA本部
キリコ・キュービィ、バーン!マニア、ロジャー=オースチン
伊吹舞、陸王聡、フィーバー=インテグラ、ロディ=セントクレバー
ローランド=ガイエスブルグ
帝国プロレス
ボーイング羽賀、コンコルド市来、越村道明、ジャンプ水流添
ブレード小島、大倉元、橋野拳四郎、山尾 鉄心
裏虎月道場
美咲大和、ヴー、光本隆一
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4月4日 福知山市市民会館
メインイベント[特別試合60分一本勝負]
キリコ・キュービィ VS 美咲大和
セミファイナル[特別試合60分一本勝負]
B.羽賀,C.市来,越村 VS インテグラ,セントクレバー,ガイエスブルグ
WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメント
(60分一本勝負・レフェリー:ジョー弘)
一回戦A R.オースチン VS J.水流添
一回戦B 伊吹舞 VS 陸王聡
[その他]
・山尾,橋野 VS B.小島,大倉
・ヴー VS 光本隆一
・伊吹羅生門 VS 力士徹
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4月11日 京都工科大特設会場
メインイベント[特別試合60分一本勝負]
キリコ・キュービィ VS B.羽賀
セミファイナル WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級チャンピオン決定戦
(61分三本勝負・レフェリー:ジョー弘)
(R.オースチン VS J.水流添の勝者) VS (伊吹舞 VS 陸王聡の勝者)
[特別試合60分一本勝負]
C.市来,越村 VS セントクレバー,ガイエスブルグ
[その他]
山尾,橋野 VS B.小島,大倉
ヴー VS 光本隆一
伊吹羅生門 VS 力士徹
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4月18日 綾部市農協見本市会場
メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
マニア,セントクレバー,ガイエスブルグ VS B.羽賀,C.市来,越村
セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
チャンピオン VS 一回戦Aの敗者
[その他]
山尾,橋野 VS B.小島,大倉
ヴー VS 光本隆一
伊吹羅生門 VS 力士徹
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4月26日 KBS体育館
メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
バーン!マニア VS C.市来
セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
チャンピオン VS 一回戦Bの敗者
[特別試合60分一本勝負]
セントクレバー,ガイエスブルグ VS B.羽賀,越村
[その他]
山尾,橋野 VS B.小島,大倉
ヴー VS 光本隆一
伊吹羅生門 VS 力士徹
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5月1日 東大阪ドーム
メインイベント
WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
(B.マニア VS C.市来の勝者) VS B.羽賀
セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
チャンピオン VS チャンピオン決定戦敗者
[その他カード未定]
WWWWA | (八女記者)【1998年04月02日(木) 00時36分】 |
セミファイナル(三十分一本勝負)←トップに戻る
W.J.ダニエル VS C.市来
市来が試合開始直後から、ナックルパート、ボディスラムで攻撃。しかしダニエルの執拗なパンチ、チョップ攻撃で市来が流血(4分経過)。フラフラの市来をトマホーク固め(鎌固め)で締め上げ、トドメの脳天チョップ!
○ W.J.ダニエル(5分57秒 体固め)C.市来 ×
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第五試合 陸王聡 VS F.インテグラ(三十分一本勝負)
WWWWAインターナショナルジュニアヘビー級チャンピオントーナメント出場決定にからむこの試合。陸王が勝てば、陸王と取手が出場。インテグラが勝てば三人とも出場となるが、まあないだろう。
というわけで30分一本勝負の試合開始。
序盤から陸王がネックスマッシュ、掌打でラッシュ。フィーバーも投げ技、スリーパーで抵抗するが、陸王優勢。中盤にフィーバークラッシャーが飛び出すも、スイングフランケンシュタイナーで陸王がピン。
○ 陸王聡(9分24秒 スイングフランケンシュタイナー)F.インテグラ ×
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(その他の試合結果)
第四試合(川田上海外遠征壮行試合) J.取手 VS 川田上明
(15分00秒 時間切れ引き分け)
第三試合 W.F.クラシック VS 越村道明
○ クラシック(7分40秒 ボディスラム→体固め)越村 ×
第二試合 ヴー&光本隆一 VS B.小島、大倉元
(15分00秒 時間切れ引き分け)
第一試合 伊吹羅生門 VS 力士徹
× 伊吹羅生門(8分49秒 ヘッドロック→体固め)力士徹 ○
NEO GONGS | (加藤圭司記者)【1998年04月01日(水) 22時49分】 |
NEO担当記者が社会人の分際で春休みが欲しいと駄々をこねて、エスケープしてしまったそうだ。←トップに戻る
そこで、今回は僕が日記でも書いてみることにした。
四月だというのに、雪が降りつける首都圏。
僕、加藤圭司は某大宮の通りを歩いていた。
傘は持っていない。
コートが次第に白に染まっていくのも気にせず、歩く。
やがて、街の光は薄くなっていき裏通りになる。さっきまで若い兄さんがビラやティッシュを配り、姉さんが呼び込みをしていた騒がしい雰囲気だった街が、別の顔を見せる。
僕は、この雰囲気が好きだ。
しばらく歩いて僕が入った店は、レストランバー。
こう寒い日には熱燗もいいのだが、春の雪という不思議な気象につられてだろうか。いつもの店に来ていた。
この店、客はいつも少ない。だから静かだ。BGMのジャズがしっかり聴けるのがいい。時折、酔った中年がカラオケを披露し雰囲気を壊してくれるが、それもご愛敬か。時代の流れというやつかもしれない。
「あら、圭ちゃんいらっしゃい」
「圭ちゃんはやめてくださいよ」
「いつもと同じ水割りでいいの?」
黙ってうなずき、いつもの席につく。隣りには既に客がいた。スッと出てきたグラスを口に運び、しばらく言葉はない。
やがて、むこうから話し掛けてきた。
「久しぶりだな」
「そうかな。三週間くらいじゃないですか?」
「ふ、そうだったか…忙しかったせいか、やけに懐かしく見えるぞ」
「お互い様ですよ」
メルビィ・ニムガーレン。
どちらかと言えば日本酒党のメルビィも、今日はこの店に来ていた。そんな気分にさせる日なのだろうか。いや、ただ単純に捻くれ者なのかもしれない。ま、それは僕も同様だが。
「司令(僕はメルビィをこう呼ぶ)は、休暇を取っていたんでしたっけ。記事読みましたよ」
「名ばかりの休暇だった」
そう吐き捨てるように言うと、メルビィはマスターにグラスを預けた。中身はウォッカ。僕にこの真似はできない。
「だいたいな、休暇中に取材を受けたという時点で、既に休暇ではない」
「ま、そう言わずに。うちの記者は司令のファンですから」
「ふ、有名税とでも言い出すのか?」
「お察しの通り、です」
「まあ、今回はいいだろう。ちょうど言いたいこともあったわけだしな。それより…」
「…」
「あと10日…だったか? アレナは」
「うん…」
4月10日、横浜アレナ。NEO GONGSの最終興行のことだ。
「どうなんだ?」
「ぼちぼち…と言いたいんだけど」
「厳しいか」
「まあね」
アレナの対戦カードは3試合。チケットの売れ行きは予想通り思わしくなかった。雨宮vsゴーストマンというNEOの切り札的カードを持ってきたわけだが、やや時期を逃がしたというのは否めない。加えて、NEOの信念に外れているという意見も出ていて、注目度はさほど高くはなかった。
「後は…HFAの固定客を引っ張ってこれるか、だよ」
一気に水割りを胃に流し込む。
流星vsスコータイ。NEOの歴史と方向性を語る上で、このカードは外せない。昨年のONL記念大会のオープニングを飾り、ベストバウト候補にもなったカードだ。それの再戦がこの大会のカギかもしれない。
「ま、それは期待できるだろうな。それより、貴公自身はどうなのだ。相手はユミーデだろう。こんなところで飲んでいていいのか?」
「すいませんね、こんなところで」
「いや、そういう意味ではないぞ、マスター…もう一杯もらおうか」
「はい」
メルビィのグラスは早くも空になっていた。まったく、たいしたものだと思う。
「今日は、特別」
「ふん、まあよかろう。体調もよくないだろに、よくユミーデ相手に試合する気になったものだ」
メルビィの言う通り、僕の左膝は完治していない。というより、全治一生なのだ。だましだまし、辛抱しながら付き合っていかなければならない。
「中田がね、本気で攻めて来てくれたから」
「見ればわかる。ま、勝つ自信はあったのだろう?」
「うん。いつも、だけどね」
「愚問だったな。負ける気でリングに上がる奴など、いるわけがなかったな」
「司令の方は、例のプランはどうなってるんです?」
「順調だ…といいのだがな」
NEOを離れフリーとなったメルビィは、自分のやりたかった事を実現すべく水面下で活発に活動している。それについては、そのうち明らかになるだろう。ここでは書かない。
「やっぱり、難しいですか」
「そうだな。直接名指しすれば出てくるのだが、なかなか自分からは出てこないな。難しいものだ」
「どこも一緒ですよ。分かっていた事だし」
「そうだな…」
突然、場違いな演歌が流れ出した。
さっきまで離れた席でこれまた場違いな寿司をパクついていた背広姿の中年親父が、ご機嫌状態になったようだ。握り拳をきかせて、ろれつの回っていない状態で頑張っている。
「…潮時のようだな。先に失礼させてもらうぞ」
メルビィはすかさず席を立った。これも珍しくない光景だ。
僕は、ぼんやりと下手な歌を聴きつつ、グラスを傾ける事にする。
カラン…と寂しい音がして、ドアが開いた。
やれやれ、今日は客が多い。
やっぱりそんな日なんだろうか…。
そう思いつつ、僕は席を立った。
カドモン・本部 | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月01日(水) 21時30分】 |
こんばんわ、今夜のニュースです。←トップに戻る
初夏を思わせる陽気が一変し、小雨が降りしきる今日4月1日……第2回記念興行で賑わうONLに突如として悲報が届きました。
カドモン・南蛮帝国のマネージャーとして活躍していたP・サミー・オノー氏が昨夜4時頃、夜食代わりに食した大福餅を喉に詰まらせて危篤状態に陥り、病院に運ばれましたが今日5時過ぎ、息を引き取りました。推定年齢46才でした。
通夜は南蛮帝国地下職業安定所で行われましたが、遺族の意志により今日中に告別式が東京・練馬の加藤驚宅にて行われるとの事です。
それでは告別式の会場にワンダラー記者が行っています。
K「はい、こちら練馬の加藤驚選手の自宅前です。会場には故人を偲んで多くの花輪が飾られています。ではここで、加藤驚選手に話を伺います。加藤さん、ライバル軍団のマネージャーの葬儀をどうしてここで行っているのですか」
加「(目頭をハンカチで押さえながら)……まずはお悔やみの言葉ぐらい言えよ」
K「こりゃ失礼(俺がつっこまれるのは初めてかな)。どうもお悔やみ申し上げます。突然の訃報で驚きました」
加「……いやねぇ、告別式やるにもアイツん家地下だから、やっぱ業界の人へ最後のご挨拶するために、地上に出なければならないのよ」
K「それで加藤さん家ですか」
加「そういう事」
それではここで、遺族のみなさまの悲しみの声をお聞き下さい。
▼どすこい熊吾郎(この日、なんと黒の紋付き袴)
「チェルノブイリ・カラシニコフ(生前の殿には並々ならぬお世話をかけていただきまして、この熊吾郎、涙がとまりません)」
▼ぶるうたす(近所の子供が黒く塗った)
「HAHAHAHAHA!! 悲しすぎて血涙が止まらない」
▼ほぼブラジル(面妖な格好)
(ちょっと取り乱しているらしく、座敷水槽牢に入れられてる)
▼ストッキングマン1号(普段と同じだけどまあいいや)
「うーん、チミ、悲しいね。サッドネス」
▼nWo弘樹(黒服)
「……殿がいなくても、南蛮ワールドオーダーメイドは俺が守る!!」
▼C・W・ニコルズ(黒服)
「生前の殿の功績はONLに計り知れない物がありました。これからも彼の遺志を継いで、南蛮を盛り立てていこうかと」
▼南蛮帝国下っぱ(そのまま)
「殿ォ〜」
……今、オノー氏の亡骸が入った棺が、遺族の皆様の手で運ばれています。遺影を持っているのは、かってライバルとして戦ってきた加藤驚選手です。思わぬライバルの死に、心穏やかではないでしょう。
……では告別式会場からお送りしました。
……P・サミー・オノー氏の訃報に、橋元首相は「大変残念に思う。謹んでご冥福をお祈りします」とコメントしました。政府は生前のオノー氏の活躍を評価して国民栄誉賞を贈与するとの事です。
オノー氏と縁があるハワイ・ワイキキでは氏の銅像前に多数の花束が積まれ、銅像の前で自殺しようとして止められたお嬢さん方は50人以上いたとの事です。ハワイ州では氏の記念切手を発行する予定です。
また、イギリスでは歌手のエルジョン・トンさんが弔意のための歌を特別に作るとの事で、発売されれば世界最多の売り上げを記録する事となるでしょう。
以上、ウソでした。
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月01日(水) 18時47分】 |
1998スーパーチャンピオンシリーズ第19戦←トップに戻る
1998年3月29日東京・大田区体育館
>第9試合第3回チャンピオンカップ公式戦30分1本勝負
○沖孝澄(リングアウト、12分44秒)ザ・ベルガー●
◎沖孝=7勝4敗1分け(15点)◎ベルガー=8勝3敗1分け(17点)
*投げっぱなしジャーマンでクリティカルの上場外転落のため
>第8試合第3回チャンピオンカップ公式戦30分1本勝負
○塚田政男(片エビ固め、9分39秒)ピースフィールド●
◎塚田=8勝4敗(16点)◎ピースフィールド=5勝7敗(10点)
*ボディスラムからフォール
>第7試合第3回チャンピオンカップ公式戦30分1本勝負
○西川慎二(エビ固め、5分57秒)古賀基靖●
◎西川=9勝3敗(18点)◎古賀=2勝10敗(4点)
*タイガードライバーからフォール
>第6試合第3回チャンピオンカップ公式戦30分1本勝負
○ダークレイザー(体固め、2分41秒)村田隆男●
◎ダークレイザー=11勝1敗(22点)◎村田=2勝10敗(4点)
*ドクターボム2連発の後のブレーンバスターからフォール
>第5試合第3回チャンピオンカップ公式戦30分1本勝負
○小西健太郎(K.O、6分25秒)秋光龍●
◎小西=5勝7敗(10点)◎秋光=12敗(0点)
*ラリアートにより
>第4試合タッグマッチ30分1本勝負
○沖秀憲&田中広光(1−0)プロレスマスク&ルチャマシーン●
◎沖秀(体固め、10分43秒)マシーン
*パワーボムをカットされた後フォール。
>第3試合タッグマッチ30分1本勝負
○中村富男&網岡徹(1−0)ブラックジャガー&ランディ・ダム●
◎中村(原爆固め、13分55秒)ダム
>第2試合タッグマッチ30分1本勝負
○加山靖&峰真伸(1−0)岡村修志&高野章一●
◎加山(岩石落とし固め、10分54秒)高野
>第1試合30分1本勝負
○ラ・ニラック(ラ・マヒストラル、9分10秒)中尾浩介●
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第3回チャンピオンカップの優勝戦出場者は
第1位・ダークレイザー(22点)
第2位・沖秀憲(19点)
以上の2名となった。
「1998スーパーチャンピオンシリーズ」最終戦カード
1998年4月3日
>第3回チャンピオンカップ優勝戦時間無制限1本勝負
ダークレイザー VS 沖 秀憲
>タッグマッチ60分1本勝負
小島健次&塚田政男VSザ・ベルガー&ローレル
>6人タッグ45分1本勝負
西川慎二&小西健太郎&田中広光VSプロレスマスク&ルチャマシーン&ラ・ニラック
他全7試合を予定