帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月30日(木) 16時10分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | ツツクラ記者【1998年04月30日(木) 15時50分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | ツツクラ記者【1998年04月30日(木) 15時47分】→記事にジャンプ |
カドモン・南蛮帝国 | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月29日(水) 01時49分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内 合助記者【1998年04月28日(火) 23時39分】→記事にジャンプ |
んを | KATA記者【1998年04月28日(火) 02時55分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月27日(月) 17時18分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月26日(日) 10時17分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年04月25日(土) 11時48分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月24日(金) 20時27分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月23日(木) 00時36分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月22日(水) 15時35分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月22日(水) 02時31分】→記事にジャンプ |
R−X(ゼーレ) | キング・ザ・100t記者【1998年04月21日(火) 14時31分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内合助記者【1998年04月20日(月) 18時36分】→記事にジャンプ |
ONL | 浜 千尋記者【1998年04月19日(日) 23時24分】→記事にジャンプ |
ECVV | ビーエル記者【1998年04月19日(日) 22時52分】→記事にジャンプ |
アスリーツリーグ | 舞田 憲作記者【1998年04月18日(土) 23時23分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月18日(土) 14時09分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | 八女記者【1998年04月18日(土) 04時02分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年04月18日(土) 02時51分】→記事にジャンプ |
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月30日(木) 16時10分】 |
大変なことになった。←トップに戻る
WWWWA及び帝国プロレスより当紙(帝国スポーツ)に対して、一切の取材をお断りするとの通達があった。理由は明らかにされていないが(ただし越村帝国プロレス社長代理は、WWWWAからの指示があったと言明)、おそらく私の書いた時間切れ問題が理由であろう。
我々からの問題提起を論じないばかりか、都合が悪いからといって締め出すようなことは、プロレスとマスコミの関係においてあってはならないことではないか?
私はWWWWA及び帝国プロレスに抗議するとともにWWWWA及び帝国プロレスに関する断筆を宣言する。WWWWA及び帝国プロレスが謝罪するまで彼らに関する記事は当紙に一切載せない。取材拒否されたから書けないのではない。
(ツツクラ)
という原稿が来週の帝国スポーツ「決着つけてよ'98」原稿としてあげられていました。私はここでツツクラ主任にいいたい。断筆って、あんた今まで何も書いてないやん。だいたい、最初の「大変なことになった」ってあんたのせいやん。最後の負け惜しみと矛盾してるやん。俺が迷惑するっちゅうねん。こんな会社辞めてやる。ああ、やめてやる。
(八女)
帝国プロレス@WWWWA | (ツツクラ記者)【1998年04月30日(木) 15時50分】 |
KBSホールでのVS市来戦を終え、東大阪ドームでの羽賀戦を控えたバーン!マニアにインタビューを申し込んだところ、快諾いただいたので、その様子をお伝えしよう。←トップに戻る
--またも引き分けでした。
「日本の選手は強くなってきている。私も度肝を抜かれたよ。今以上に練習して、負けないように努力を続けていきたいね」
--一部で無制限で戦うべきだとの声があるのですが、どうお考えですか?
「あれ以上戦うと二人の僭主制名が断たれていただろう。実際、今首と腰が痛くてね。何回か私がのたうち回っていたのを見たと思うが、あの時に筋が変になってしまったようだ。イチキの首もメリメリという音が何度も聞こえてきた。WWWWAのプロレスは戦ったもの同士でつぶしあって勝敗を決めるものではないんだ。技と技の攻防なんだ。61分も戦っていれば、どこか体がおかしくなる、レスラーが日常生活でも支障をきたさないため、殺し合いではないスポーツとしてのルールが61分3本勝負なんだ。完全決着を望む気持ちはわかるが、スポーツとしてのルールを理解して欲しい。」
--わかりました。さて、いよいよ羽賀との再戦が明日行われます。
「ああ、体はボロボロだ。今まで私はWWWWAインター王者の義務として、開始2時間前の会場入り、ベストの体調を保つことを実践してきた。しかし、こんなに絶不調なのは、20年以上前デビューして以来初めてだ。羽賀も今回はチャンスかもしれないね。」
--そんなボロボロの状態で戦わせるのはスポーツとは言えない気がしますが?
「コンディションをキープできなかった私の責任だ。WWWWA以前、アメリカス王座だったころ、3日に1度の防衛戦を行ってきた。フルタイムドローが連続し、ボロボロだったことも多かったが、すべて試合当日には回復した。一流のスポーツマンならば、だいたいのケガは2日で回復する。だが今回は、もう4日が経過しているというのに、まだ痛みが走る…スポーツをやるには年をとりすぎたのかもしれない。それだけだ。」
以上の通り、マニアはいつになく弱気になっていた。過去を振り替えるのに「たら」、「れば」は禁句だが、羽賀と市来の順番が逆であればと強く思った。いずれにしろ、羽賀はタイトル獲りのチャンスを市来によって迎えたと言えよう。そして羽賀がタイトルを獲った場合、恩返しの意味でも市来と戦うべきだ。
(帝国スポーツ4月30号より)
帝国プロレス@WWWWA | (ツツクラ記者)【1998年04月30日(木) 15時47分】 |
もしかして、気がついていない人がかもしれないが、このコラムはわざと目立たないところに掲載している。このコラム自体の存在に気がついていない人もいるかもしれない。これには意図があるが、今は書けない。←トップに戻る
さて先週、当紙記者も八女クンの記事を受けて、マニアVS市来戦に触れたが、時間切れ問題について、多数の反響があった。先週号を読んでいない人のために説明すると、バーン!マニアでの日本防衛戦が2回連続で時間切れ引き分けに終わっているので、時間無制限で完全決着をつけろというものである。
それについて、「そういうルールだからしようがない」、「61分も戦った選手の気持ちになってみろ」など否定的な意見や「完全決着はいいことだ」との賛成意見もあった。選手の気持ちと言っても61分もマニアに粘られただけの市来の気持ちも考えてあげたいし、チャンピオンを防衛させるためのルールでチャンピオンがタイトルを防衛するのは当たり前で、これでは防衛の価値が低いと見るのは当たり前である。
私は、ふだんから市来選手とは懇意にさせてもらっているが、試合後、やはりくやしそうであった。過去を振り替えるのに「たら」、「れば」は禁句だが、あの試合を無制限でやっていたら市来が勝っていた。だからこそ、あんなにくやしがるのだろう。
ノンタイトルでもいいから時間無制限で戦って欲しいという考えでは甘すぎる。今までそうやってきたからは理由にならない。むしろ悪習は断つべきである。私の考えは正しいと思うのだが、どうする?帝国プロレス!
カドモン・南蛮帝国 | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月29日(水) 01時49分】 |
ゴールデンウィークも間近に控えた4月某日、ここは週刊ONL通信の編集部である。今日も編集長の春一番氏が、編集作業に追われている。既に創刊号の誤植などで苦情電話が何件かかかっており、プロレス誌編集の厳しさを味わっていたりする。←トップに戻る
そんな春氏の元へ、1枚のFAXが届いた。
「今日お邪魔するネ」
たったそれだけである。プロレス記者歴として、決してベテランではない春氏であるが、この怪しい文面に一抹の不安を感じた。
そして、それはただしい感覚であった。
「HAHAHAHAHA!! ごめんくださーい」
「ハイ、ドーモ!! お邪魔するネー」
ONLで活動している諸兄らはもうお分かりであろう。南蛮帝国怪人・ぶるうたすと、マネージャーのP・サミー・オノー氏である。大理石像であるぶるうたすの怪力は、マンションのドアなど何の防御にもならない。
一般家庭の旦那さん「へっ!?」
一般家庭の奥さん「はいっ!?」
ぶるうたす「ぬぺ!?」
オノー「ハイっ!? 君たち、何者ネ」
旦「何者もないだろっ!! 何なんだね君たちは」
オ「何なんだろもないアルネ。ONL通信の春一番編集長はどこネ」
旦「ONL通信……!?」
奥「お隣の春さん家じゃないの!?」
ぶ「……」
オ「ぬぅ。部屋を間違えたネ……。ぶるうたす、やっておしまい」
ぶ「アルカイィィッッック!!」
ぼこ。
げし。
ばき。
どか。
オ「……そんなワケで、今回は来るONL記念興行に出場が決まったぶるうたすのPR活動のために表敬訪問しにきたネ」
ぶ「HAHAHAHAHA!! 私が超古代から愛と正義とマッチョを伝えに復活したアルカイック・マッチョマン、ぶるうぅぅぅぅたすっ、だ。今日は君たちに私の尊き真実の声を聞かせてあげよう。HAHAHAHAHA!!」
春氏が、硬直から立ち直るのに、少々の時間がかかった。
春「さて、まずはオノー氏に聞きますけど、今回の大会にぶるうたす選手を選出した理由を聞かせてもらいますか」
オ「ハイ。まずはONLのメモリアル興行、とてもビックなスケールネ。南蛮が所属するカドモンは、今回は若者……じゃなくて般若は加藤驚のアホンダラを含めて参加しないネ。だからここで一気に南蛮の勢力拡大が狙えるネ」
春「ふんふん」
オ「そこで、南蛮からは怪人の中でも強豪にして秘密兵器。このぶるうたすを送り出す事にしたネ」
春「いやぁ、それにしても白いですねぇ。本当に大理石像なんですか!?」
オ「正真正銘、ギリシア産の大理石像ネ。私と下っぱが苦労して見つけた天然の怪人ネ。怪人は天然物に限るネ。迂闊に地下でパンピーさらって改造してみなさいな。そいつが正義感ある奴だとたちまち牙を剥くネ」
春「それって、もしかして刑部選手の事ですか!?」
オ「オカサベ!? 誰ネ」
春「“武骨”選手です」
オ「あーあー、ブコーツネ。あれは失敗作ネ」
春「その失敗作が般若に入って成長して、今では副統ですね。あの時捨てたのこそ失敗なのではないでしょうか」
オ「君も失礼だね……そういえば、君、ブコーツファンだったネ。話し元に戻すネ。脱線はいかんネ」
春「はい。それでは、対戦相手のコブドー・タケ・ム選手についてです」
オ「ハイハイ。コブドーちゃんネ。彼はまだグリーン・ボーイネ。プロレスの何たるかも知らない甘チャンネ。きっとぶるうたすが、南蛮帝国の威厳を見せつけてくれるネ」
春「はい。では最後にぶるうたす選手自身のメッセージを聞きたいんですけど」
ぶ「HAHAHAHAHA!! 私は古代の形而上的な知識を駆使して、今大会のキャッチフレーズを考案したのだ」
春「して、このキャッチフレーズとは」
「夢と希望のアルカディア・マッチョ祭典」
春「なんですか。それ」
ぶ「この大会は、友愛と勇気に満ちた人類の平和の祭典である。従って、私が古代ギリシアの肉体を存分に見せつけ、人々を平和へと導くのだぁ!!」
この記事は、後で私(ワンダラー)がぶるうたすから聞いた事なので、少しとぎれとぎれのような気がする。だが、確実に言える事が1つだけある。
それは、間違いなく春氏に迷惑がかかった事である。
オノー氏は取材中、事務所の冷蔵庫を荒らして芋羊羹を全て食べてしまったようだし、ぶるうたすは近所の若奥様に例のごどくアルカイック・マッチョバディを見せつけて廻ってきたらしい。
今、カドモン事務所に蹴破ったドアと芋羊羹の請求書がきている。
WSCプロレス | (林内 合助記者)【1998年04月28日(火) 23時39分】 |
「1998スプリングファイトシリーズ」開幕戦←トップに戻る
1998年4月24日・後楽園ホール
___________________________________
>第1試合30分1本勝負
○中尾浩介(体固め、12分11秒)R・ダム●
*サイドスープレックスからフォール。
(評)中尾が大金星!序盤5分は完璧なダムのペースだったが8分過ぎ、中尾が
場外に転落し、ダムがラ・ケブラーダを放つがなんとこれが誤爆!これを皮切り
に中尾が大反撃!この日初めて放ったダイビングボディープレスや一本背負いな
どを次々と繰り出し、ダムはとどめを打とうとファイヤーバードスプラッシュを
放つが距離があり過ぎて誤爆。ここから中尾がサイドスープレックスから覆い被
さりカウント3。
___________________________________
>第2試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○秋光龍&岡村修志(1−0)古賀基靖&村田隆男●
◎岡村(片エビ固め、22分44秒)古賀
*オカムラクラッシャーからフォール
秋光組=3戦1勝2敗(2点)、古賀組=3戦1勝2敗(2点)
(評)古賀組はこれで挑戦権への望みは途絶えた・・・。この試合は岡村がとも
かく動きがよく、村田と古賀に続けてオカムラクラッシャーを見舞うなどもう大
ハッスル!最後は攻め疲れの見えた古賀にクラッシャーを見舞ってカウント3。
古賀は久々にジュニア選手からフォールを奪われた。
___________________________________
>第3試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○加山靖&峰真伸(1−0)小西健太郎&田中広光●
◎加山(回転エビ固め、15分41秒)田中
加山組=3戦1勝2敗(2点)、小西組=4戦2勝2敗(4点)
(評)この試合で小西組が負けた為、最終戦を待たずして、ジャガー&ダム組の
ジャパンタッグ選手権挑戦が決定。試合は加山がカットに入った小西をバックド
ロップでKOさせて戦闘不能にし、田中を孤立させたが田中は想像以上に奮起し
、ブレーンバスターなどで反撃。そして峰に放ったトリプルジャーマンが逆に命
取りとなり3発目のところに加山が前方から飛びついての回転エビ固めで3カウ
ント。
___________________________________
>第4試合タッグマッチ30分1本勝負
○ピースフィールド&ルチャマシーン(1−0)中村富男&沖孝澄●
◎マシーン(リングアウト、6分14秒)中村
(評)元WSCタッグ王者が現ジャパンタッグ王者に痛恨のリングアウト負け!
___________________________________
>第5試合6人タッグ45分1本勝負
○S・ハッセン&B・フルディ&ブラックジャガー(1−0)プロレスマスク
&エアガイツ&スーパートルネード●
◎ハッセン(片エビ固め、24分1秒)トルネード
*ダブルブレーンバスターからフォール
(評)元インタータッグ王者の意地を見せる。
___________________________________
>第6試合6人タッグ60分1本勝負
○小島健次&塚田政男&網岡徹(1−0)西川慎二&沖秀憲&高野章一●
◎小島(岩石落とし固め、21分38秒)高野
(評)乱戦の中最後はエースの洗礼を受けた。
___________________________________
>第7試合インターナショナルヘビー級選手権試合60分1本勝負
○(挑戦者)ダークレイザー(エビ固め、31分5秒)S・ウィリス(王者)●
*ドクターボムからフォール
※ダークレイザーが第7代王者となる。ウィリスは2度目の防衛に失敗。
(評)長かった。20分過ぎからはもう各自の必殺技が飛び交う死闘へと展開。
30分を過ぎてダークレイザーがダーククラッシュを放ってカウント2.9。ウィ
リスもパワースラムなどで反撃するも最後はダークレイザーの必殺のドクターボム
で遂にカウント3。これでダークレイザーはインター二冠王となった。
___________________________________
んを | (KATA記者)【1998年04月28日(火) 02時55分】 |
■5月4日(祝) 「んを!!」 東京・遊楽園ホール←トップに戻る
中田慎吾 vs 加藤圭司<フリー>
エアガイツ vs チキンタイガー
セルジオ越前 vs どすこい熊吾郎<カドモン>
エアガイツvs中田慎吾
(試合は全て30分一本勝負)
4月26日、都内某所において記者会見が行われ、延期されていた「んを」興行が5月5日、東京・遊楽園ホールで開催されることと全カードが発表された。
第一試合はNEOの因縁対決再び。4・10横アレのユミーデ戦に勝利した後、「中田、次は貴様だ」と叫んだ圭司を中田が迎え撃つ。3・10横浜文体では中田が狂気ともいえるコブラクローで圭司を失神KOしている。完全に一線を超えるであろうリベンジマッチ、勝者は!?
中田「まあ、希望通りにNEOも滅びたし、今回は彼の技術を見せてもらう。なんか、口ばかりだから、彼は。団体潰しといて偉そうな口叩かないこと。きっちり練習して、恥ずかしくない試合をできるようにしてこい、と」
第二試合はエアガイツvsチキンタイガー。チキンタイガーの正体はご存知クラッチャーまこと。チキンタイガーとしてエアガイツ相手に公式デビューすることになる。しかし、チキン本人は中田が怖いと、二面性を見せるどころか記者会見に姿を見せなかった。この先、どうなることやら。早くも不安がよぎるが、ガイツは相変わらずである。
ガイツ「まこと、ちょっと待て! まだ始まってないぞ、お前とは。よく聞け! お前の好きな時、好きな場所でやってやる! いつでも来い!」
記者「あの、日時も場所も試合も決まってるんですけど…」
ガイツ「ダァーーッ!!」
第三試合はセルジオvs変熊。W杯に沸き返る近頃の風潮からすっかり取り残された感のあるセルジオ。最近勝ち星に恵まれず低迷の雰囲気があるだけに、ここで奮起を期待したい。「どすこーい!!」のフレーズでここ最近人気急上昇の熊吾郎が相手だが、ここで先輩としての意地をしっかりと見せ付けてフランスに(応援に)行きたいところだ。
セルジオ「これから大きな戦いに挑んで行く同胞の為にも負けられないです。(決定力不足と言われていますが)そんなことはないです。いざとなったら、ゾーンプレスを使います」
そして、メインはガイツと中田の純正「んを」対決。
ガイツ「中田には第一試合でヘロヘロになってもらって。オレは楽させてもらうからさ。最後においしいところもらっていけば、それでいいの。オレがエースなんだから。ダァーッ!」
中田「別に、何も。試合で見せるよ」
超党派個性軍団んを。一番目立つのは誰だ!?
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月27日(月) 17時18分】 |
「1998スプリングファイトシリーズ」第3戦←トップに戻る
1998年4月26日・札幌中島体育センター
___________________________________
>第1試合30分1本勝負
○村田隆男(体固め、7分15秒)高野章一●
*フランケンシュタイナーからフォール
(評)高野が最近必殺技にしているライガーボムを先輩村田隆男に放ったがこ
れで村田は参るような男ではない。確実に攻めていき最後はフランケンシュタ
イナーで料理。
___________________________________
>第2試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○小西健太郎&田中広光(1−0)秋光龍&岡村修志●
◎小西(体固め、19分26秒)岡村
*パワーボムを秋光がカット後フォール
小西組=3戦2勝1敗(4点)、秋光組=2戦2敗(0点)
(評)小西組は序盤秋光を集中的に攻めたが、最後は小西がパワーボム3連発
でフォールするが岡村は返した。しかし4回目のパワーボムで岡村はノックア
ウト。カットはされたもののその後押え込まれて3カウント。小西組は挑戦者
決定戦に望みを繋ぎあさって加山&峰組と当たる。
___________________________________
>第3試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○ブラックジャガー&R・ダム(1−0)加山靖&峰真伸●
◎ダム(体固め、19分33秒)峰
*ファイヤーバードスプラッシュからフォール
ジャガー組=3戦3勝(6点)、加山組=2戦2敗(0点)
(評)ジャガー組が快勝し、挑戦権にリーチを賭けた!残りの古賀&村田戦を
勝てば文句無しで挑戦権を手に入れれる。他のチームが2失点以上しているの
に対してジャガー組は失点0!最低でも決定戦まで持っていけるほど優位な位
置にいるのだ。試合はジャガー&ダムのコンビネーションが上手くいき、加山
&峰のテクニシャンを押しつぶす格好の試合展開だった。
___________________________________
>第4試合タッグマッチ30分1本勝負
○中村富男&沖孝澄(1−0)古賀基靖&網岡徹●
◎中村(エビ固め、12分28秒)網岡
*タイガードライバーからフォール
(評)中村&沖孝は第15代WSCタッグ王者だった時代もあった。最近このチ
ームで試合をすることがめっきり少なくなり、特に中村はタイトル戦線から一
歩退いていることもあり、久々のコンビ結成で特に奮起していた。5分過ぎに
中村が2回目のリングインをすると沖孝にはタッチをせず、黙々と古賀や爆笑
商会パートナーの網岡の攻撃を受け続けたが、最後はキッチリと必殺のタイガ
ードライバーで網岡を一蹴し、中村健在をアピールした。
___________________________________
>第5試合30分1本勝負
○S・ウィリス(体固め、5分59秒)ピースフィールド●
*パワーボムホイップ後フォール
(評)インターヘビー級王者のウィリスがこの日からWSCのシリーズに参戦。
この次の大会でインターヘビー級タイトルをダークレイザー相手に防衛戦を行
う。そういう意味でもこの試合はどんなことがあっても勝たなければならなか
った。そういう気迫もあってか終始試合はウィリスペース。最後はタイガース
ープレックスホイップ後、パワーボムを放ち、両手押えでフォール。完勝だった。
___________________________________
>第6試合タッグマッチ45分1本勝負
○小島健次&塚田政男(1−0)プロレスマスク&エアガイツ●
◎小島(エビ固め、19分42秒)ガイツ
*パワーボムからフォール
(評)ガイツはWSC登場以来初のフォール負け。やはり小島&塚田のWSC
タッグ王者は強かった。ガイツもかなりの健闘が光った!しかし小島のパワー
の前には防戦一方の展開。塚田を挑発するシーンが多かったガイツは塚田には
トリプルジャーマンを決めたりなど技を的確にヒットさせた。しかし小島&塚
田の波状攻撃を受けまくったガイツはついに小島のパワーボムに力尽きた・・
・。プロレスマスクがカットに入るも塚田に阻まれジ・エンド。
___________________________________
>第7試合6人タッグ60分1本勝負
○S・ハッセン&B・フルディ&スーパートルネード(1−0)ダークレイ
ザー&ザ・ベルガー&ルチャマシーン●
◎フルディ(片エビ固め、15分2秒)マシーン
*ギロチンドロップからフォール
(評)前大会のインタータッグ戦の借りを返したハッセン&フルディだがタイ
トルが戻ってこない部分では附に落ちない・・・。
___________________________________
>第8試合WSCヘビー級選手権60分1本勝負
○(王者)西川慎二(体固め、10分41秒)沖秀憲(挑戦者)●
*スピンキックからフォール
※西川は4度目の防衛に成功。
(評)西川はチャンピオンカップでの負けをかなり気にしていた。それまで負
けたことのなかった沖秀に完全な内容で圧倒されて負けたことを。それだけに
西川はいつにも増して気合が乗っていた。序盤3分まではグランドでの展開が
続いたが、ジャーマンホイップにタイガードライバー連発!しかし約3年ぶり
の王座返り咲きを狙う沖秀はパワーボムなどで流れをかえようとするが、西川
の気迫の前に押され気味・・・。最後は投げ捨てジャーマンから起き上がった
沖秀にスピンキック炸裂!そのままカバーでカウント3!西川は4度目の防衛
に成功した。試合後西川は「こんどの防衛戦は小島さんとやりたい」と発言。
次期シリーズではどうなるのか注目。
___________________________________
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月26日(日) 10時17分】 |
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WWWWAインターナショナルヘビー級選手権[61分三本勝負]
バーン!マニア VS C.市来
リングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。不調が伝えられていたが先週の調子を見る限り登り調子にあると見ていい市来、羽賀との対戦を実現するため、栄光の王座をつかむため、今戦う。
レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、いよいよゴング!
-------------------------------------------------------
一本目
マニアのネックスマッシュが連発で決まり、そのたびに拷問キャメルクラッチ。市来の体が反り上がる。市来もボディスラムで対抗するがマニアの地味な攻撃が確実に決まって、やや不利な展開か?4分、マニアの大技パイルドライバー。市来カウント2で返す。マニア、タックルで倒してスリーパーホールド。跳ね返した市来。ボディスラム。ボーアンドアロー。後ろにまわってバックドロップ。もう一度起こしたところでマニアの目が光った。マニアがココナッツクラッシュ!市来を起こしてタックル。腿キック、タックル、スリーパーを何度となく繰り返す。市来も卍固め、コブラツイストで反撃といった攻防が15分間続く。
24分、マニアが市来の卍固めを振りほどいた後、のたうち回る。どこか破壊されたか?市来、この勢いで行けとばかり、人間風車、ブレーンバスター、テーズ式パイルドライバー大技連発。このままではまずい判断したマニア。掟やぶりのコブラツイスト!精神的ダメージの大きい市来、人間風車失敗。ここでマニアがショルダーネックブリーカー、市来首を痛めて苦しがる(31分)。両者傷だらけの戦いとなってきた。
追撃するマニア。しつこくスリーパーを繰り返す!とうとう42分、市来の目がとんでしまった。息絶え絶えの市来。マニアまだフォールにいかない。続けて倒してスリーパーを繰り返す。息を吹き替えした市来、フロントネックチャンスリー、コーナーからのニードロップ、コブラツイスト。またマニアがのたうち回る。市来フォール!
× マニア(47分50秒 片エビ固め)市来 ○
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二本目
とうとう王手をかけた市来。しかし残り時間は13分10秒。積極的にしかける。ボーアンドアロー。しかしマニア、タックル、首四の字で地味に反撃。市来、ブレーンバスターを失敗。ブレーンバスターで返される。そしてまたもやスリーパー地獄に入った。そしてパイルドライバー、ココナッツクラッシュ。10分になろうかというところでフォール。カウント2。さらに払い腰からスリーパー。また市来がのたうち回る。マニア、フォール。
○ マニア(59分50秒 片エビ固め)市来 ×
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三本目
残り1分10秒。市来パイルドライバー、フロントネックチャンスリー、ブレーンバスターの連続攻撃。しかしマニアがショルダーネックブリーカーで反撃。フォールしようとしたところで、ゴング。
△ マニア(61分00秒 時間切れ引き分け)市来 △
メインイベント試合結果
△ マニア(1-1)市来 △
インターヘビー王者マニアがを36回目の防衛。
=======================================================
セミファイナル
[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
J水流添 VS 伊吹舞
例によってリングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。
今日の挑戦者は2月シリーズで当時、J取手を名乗っていた王者と抗争を繰り広げたアイフライヤーズ、伊吹舞である。
レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、いよいよゴング!
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一本目
伊吹、トーキック、後ろに回り込んでのコマンドエルボーでスタミナを奪う。水流添なすすべもなくやられ続ける。さらにラウンディングボディプレス、ジャーマンスープレックスなどでフラフラになったところをエルボードロップホールドで仕留める。
× J水流添(4分4秒 エルボードロップホールド)伊吹 ○
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二本目
水流添のアトミックドロップ、フロントハイキック、ブレーンバスターなど大技が連続で決まる。スタミナ十分の伊吹、余裕か?さらにサイドスープレックス、人間風車。ここで伊吹、場外に転げ落ちる。場外でも水流添が有利に戦う。人間風車で投げた後、水流添はさっさとリングに上がってしまう。伊吹が起き上がってきたときにはレフェリーは20カウントを数えていた。
○ J水流添(7分10秒 リングアウト)伊吹 ×
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三本目
水流添、2本目を決めた大技、人間風車2連発。そしてセカンドロープからの雪崩式ブレーンバスター。負けじと伊吹はジャーマンスープレックス。しかし2で軽々返した水流添は伊吹をコーナーに振って、必殺のジャンピングニー、アゴの先端にヒッ!
○ J水流添(3分7秒 体固め)伊吹 ×
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J水流添(2-1)伊吹舞
J水流添がインタージュニア王座2度目の防衛
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[特別試合60分一本勝負]
セントクレバー、ガイエスブルグ VS B.羽賀、越村
× セントクレバー(15分52秒 小包固め)越村 ○
先週の戦いで関節技で日本組を苦しめた外人軍。今日は大将のマニアがいないが相変わらずの攻め。日本組を今日も苦しめる。しかし、あまりのしつこさに怒った越村。こっちもしつこく行くぜとばかりにセントクレバーにパイルドライバー7連発。羽賀にタッチしようと後ろを向いたところ、セントクレバーが襲いかかる。しかしきっちり丸め込んで勝利。
試合後のガイエスブルグ
「バーンの紹介で帝国プロレスに参戦したんだが、この団体は自分のファイトスタイルに合わない。もう我慢できない。日本の他団体への参戦を希望する。ドイツ・ハノーバーでのインタージュニアに挑戦する予定がある。その後、何か動きがあるだろう。」
−WWWWAをやめるということですか?それともベルトは持っていくわけですか?
「…」
−既にどこかの団体と密約があるとか…
「うるさい。プレスは俺の言うことだけを書いてればいいんだ。」(梧桐勢十郎風)
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[その他の試合結果]
第三試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS B.小島、大倉
(15分00秒 時間切れ)
山橋ブラザーズ、田吾作コンビに追い込まれるが、いいタイミングでカットが入り続け、時間切れ。
第二試合(10分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(5分31秒 ハイキック→K.O.)光本 ×
第一試合(10分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
× 伊吹羅生門(8分58秒 ショルダースルー→体固め)力士徹 ○
HFA | (ぴろき記者)【1998年04月25日(土) 11時48分】 |
2月から3月にかけて行われた「HFAエース決定リーグ戦」は、ファイプラー、フウマ、キリアコフの3人が優勝するという結果で幕を閉じた。それでは、各選手のインタビューをお届けしよう。←トップに戻る
また、正規軍以外の選手にも一部インタビューをとっているので、それもまとめて掲載しておこう。
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【ファイプラー弘樹】(優勝)
いや〜、2日目にキリアコフに負けてから、苦しい展開が続いたね。大会前は密かにエースを狙ってたんだけど、やっぱり無理かな〜なんて思い始めてたしね。でも、4日目のフウマ戦に勝ったところで、優勝の望みはまだあるって思ったね。結果としてトリプルエースって形になったんだけど、社長としてエースとして、これからHFAを盛り上げていくよ。
【フウマ】(優勝)
「拙者には優勝する義務がある」、以前そう言ったのだが(2月5日の記事参照)、3分の1しか達成できずに申し訳ない。だが逆に、正規軍の連中の頼もしさを感じ取れた。OGREを倒すのは結盟軍の役目ではない。これからのHFAを守るのは、正規軍の役目だろう。
【ビクトル・キリアコフ】(優勝)
この実績が認められて、結盟軍との試合を組んでもらえればそれでいい。
【ヤンキー・スミス】(2勝3敗)
リーグはベリー疲れるヨ。My DDT is NO.1!!!のはずネ!今度からしばらくマコトとタッグを組もうと I Think. オモウノネ。
【田所 大介】(1勝4敗)
くそやろ〜!俺がエースだ!(←まだ言うか!)
HFAのエースとして(←違う)、ONL大会で大活躍してやるよ!見てろよ!
テリー・ダックス?知らん!エコロジカルなところを見せてもらおうじゃねえか。
ザ・シーノだと?あんな老いぼれ相手じゃねえよ!たぶん…。
ヴァンドルング・シュテイン?覚えにくい名前だなあ。でもちょっとかっこいいじゃねえか。俺のパートナーとしてふさわしい奴だな。まあ、フォール取って最後にかっこつけるのは俺だけどな。
【クラッチャーまこと】(0勝5敗)
次からはタイガーしなきゃいけないんだって…。
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【スコータイ・サムットワット】(流星戦を終えて)
彼(流星)は気負いすぎだ。まだ若いんだ、そう急ぐ必要もあるまい。私とて、まだまだ戦い続けるつもりだ。あせらずじっくりと上がってくればいいさ。
【ヘル・リーダー】(魔神衆に完敗して、後日談)
俺たち鬼神衆!HFA正規軍に宣戦布告する!まずはタッグでヤンキー&チキンをクラッシュだ!
【マダム有明】
わたしたちの出番はどうなってるのよ。早くもう一人の女子選手を連れてきて欲しいわ。
【“水の青龍”ブルー・ストリーク】
あれから(リーグ戦4日目、青龍VS白虎戦)、白虎さんと玄武さんの居所がつかめないのです。ORGEに戻った様子もないし…。
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★次回大会について
HFAの次回大会は未定。第2回ONL大会後になる可能性が高い。今のところ発表されているカードは次の1試合のみ。
ヘル・リーダー&ポーカーフェイス
VS
ヤンキー・スミス&チキンタイガー
また、フウマの横浜プロレス参戦が決定している。相手は西洋忍者のガンマー・レイン。HFAのエースの一人として、また日本忍者として、負けてはならない一戦だ。
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月24日(金) 20時27分】 |
「1998スプリングファイトシリーズ」開幕戦←トップに戻る
1998年4月24日・後楽園ホール
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>第1試合30分1本勝負
○ルチャマシーン(飛龍裸絞め、9分8秒)半田信次●
(評)この日は前大会より半田の動きがよくあわや3カウントまでマシーンを
追いつめたがマシーンのコーナーからのヘッドシザースホイップからムーンサ
ルトフォールはカウント2.9。そしてルチャマシーンが組んだとき半田の電
光石火のスモールパッケージはカウント2.9!マシーンはとどめのフィッシ
ャーマンバスターからの飛龍裸絞めで勝利。
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>第2試合タッグマッチ30分1本勝負
○沖孝澄&高野章一(1−0)スーパートルネード&中尾浩介●
◎沖孝(北斗原爆固め、22分39秒)トルネード
(評)20分を超える試合は沖孝澄がヘビー級の意地でトルネードから必殺のノ
ーザンライトスープレックスでカウント3を奪った。
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>第3試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○ブラックジャガー&R・ダム(1−0)秋光龍&岡村修志●
◎ダム(回転エビ固め、17分5秒)秋光
ジャガー組=2戦2勝(4点)、秋光組=1戦1敗(0点)
(評)ダムが2試合連続の回転エビ固めで勝利!これでジャパンタッグ挑戦が
また一歩近づいた・・・。試合は終始秋光組がリードしていたが一瞬の丸め込
みでジャガー組の逆転勝利。秋光は「ダムにやられた。また出直します」と早
くも戦線離脱宣言か?
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>第4試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○小西健太郎&田中広光(1−0)古賀基靖&村田隆男●
◎小西(エビ固め、18分42秒)村田
*オレンジクラッシュからフォール
小西組=2戦1勝1敗(2点)、古賀組=2戦1勝1敗(2点)
(評)この試合に小西&田中の新世代軍コンビは負けられなかった。この試合
に負けると挑戦権奪取は絶望的になる。相手は古賀&村田のWSCニューコン
ビ。最近調子のいい二人なだけに前半は田中が集中的に狙われた。峰を失神さ
せた村田のブラックタイガーボムや古賀の裏投げが田中を次々に襲うが田中は
カウント2.9で何とかキックアウト。そして15分過ぎに小西に繋ぐと小西は
村田をロープに振ってラリアット!カウント2のところで古賀がカットしたが
もしかしたらこれで決まってたかもしれない。とどめはオレンジクラッシュ!
古賀は田中に阻止されそのままカウント3が入った。
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>第5試合タッグマッチ30分1本勝負
○プロレスマスク&エアガイツ(1−0)中村富男&網岡徹●
◎プロレスマスク(片エビ固め、12分53秒)網岡
*毒霧からフォール
(評)エアガイツのWSC第2戦。宿敵(?)プロレスマスクとのタッグで中
村&網岡の爆笑商会との対戦。やはり連携では爆笑商会のほうが上だったがガ
イツの好フォローもあって網岡がガイツに念仏パワーボムを放ったところにプ
ロレスマスクが毒霧!もんどりうって倒れた網岡をプロレスマスクがおさえこ
んでカウント3。マスクマンコンビが快勝した。
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>第6試合6人タッグ45分1本勝負
○西川慎二&沖秀憲&ピースフィールド(1−0)小島健次&塚田政男&加
山靖●
◎沖秀(逆さ押え込み、26分55秒)加山
(評)小島&塚田のWSCタッグ王者が西川&沖秀の次期挑戦者コンビとの前
哨戦に挑んだ。お互い意識し合った白熱の攻防が続き、最後は沖秀が加山を逆
さ押え込みに切って取った。
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>第7試合インターナショナルタッグ選手権試合60分3本勝負
○(挑戦者)ダークレイザー&ザ・ベルガー(2−1)S・ハッセン&B・
フルディ(王者)●
@ハッセン(空中胴絞め固め、22分54秒)ベルガー
Aベルガー(体固め、5分45秒)ハッセン
*垂直落下式ブレーンバスターからフォール
Bベルガー(K・O、0分48秒)フルディ
*垂直落下式ブレーンバスターにより
※ダークレイザー組が第6代王者となる。ハッセン組は8度目の防衛に失敗
。
(評)1年半に及ぶ長期政権は崩れた・・・。1本目は王者組が断然有利に運
び、2本目以降もこの調子かと思われたが、ベルガーが伝家の宝刀垂直落下式
ブレーンバスターでハッセンの息の根を止め一本を奪い返す。そして3本目は
始まって早々フルディが仕掛けだパイルドライバーをカウント2で跳ね返した
ベルガーが垂直落下をフルディに放つと頭からもろに落下したフルディがピク
リとも動かず、ベルガーの3本目奪取が確定。ダークレイザー組はインターナ
ショナルタッグ王座をいわば強奪した・・・。試合後ダークは「おれたちが最
強だ!この通りハッセンたちの息の根を止めてやった!次は小島&塚田だ!こ
のままWSCタッグも奪ってやる!」と意気揚々・・・。はたしてWSC、イ
ンターナショナル両タッグタイトルは統一されるのか・・・注目したい
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カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月23日(木) 00時36分】 |
アマンダリでのカドモンバリ島観光・観戦ツアーもいよいよファイナルバウト、斉藤多夏史vs吉田装甲車の一騎打ちを残すのみとなった。←トップに戻る
NEO・GONGS(当時)やアスリーツ・リーグでの連続参戦で、すっかり格闘スタイルに傾倒していった多夏史が、とうとうカドモン退社とアスリーツ・リーグ移籍を宣言。それに待ったをかけた吉田装甲車との敗者懲罰マッチを行う事になった。
ここで両者の、勝利特典と敗北ペナルティーをおさらいする。
多夏史が勝った場合→・多夏史のアスリーツ移籍の承認
・吉田のマスクとギミックの没収
吉田が勝った場合 →・吉田の他団体出場の許可&ボーナス
・多夏史の移籍却下及びに謹慎処分
まさに両者が背水の陣を引いての一戦となった。会場ではセミファイナルが終了し、リング調整が済んだ所だ。
まずは吉田が入場する。灰色の都市迷彩を施した軍服は、自衛官だったからという単純な発想からのギミックである。だが、吉田自身はこのスタイルに愛着を持っている。カドモンの看板を背負っているだけに、会場からは、
「自衛してくれー!!」
というコールが上がった。
そして多夏史の入場。多夏史はいつもの白の胴着ではなく、黒のトランクスとレガース、そしてオープンフィンガー・グローブを着用していた。この前のカドモン批判はフリークたちのマニアックな視点を逆撫でする形になったのか、会場からはブーイングの声すら上がっている。
試合前に懲罰ルールの一切が読まれ、両者のボディチェックが行われる。
……カウントは鳴った。
物語の始まりだ。
多夏史も吉田も、自分のスタイルに絶対の自信がある。そこが2人の長所でもあり欠点であるのだが、このような遺恨試合にセメントに持ち込まないだけでも立派なプロ戦士であるとも言える。
まずは多夏史がローキックで牽制し、隙をついて長身の吉田を柔道技で投げていく。吉田も自衛隊仕込みの徒手格闘で対抗するが、スタンドでは多夏史に分があるようだ。
だが、吉田の武器は打撃ではなくパワーである。多夏史のバックを取るや否や、電光の延髄ラリアート、さらにショートレンジのラリアートで小柄な多夏史を翻弄する。
格闘スタイルに傾倒している多夏史は、今まで同じ志を持っていた選手が味わう苦痛をここで受ける事になる。反プロレス的視点の者が口にする「敵の協力なしでは実現不可能な技」を受けている。本当にグロッキーになっている状態では、もがく余裕もない。吉田のトーチャラック、ゴッチ式パイルドライバーは、多夏史の余裕のない所を十分に見計らっての技である。
一方の吉田も、多夏史の打撃と関節技の確かさに攻めあぐんでいた。一般的に、
U系と呼ばれるプロレ内ジャンルに傾倒したファンが臨んだのは真剣勝負ファイトであった。だが、実際に行われたのは打撃と関節主体のプロレスである。吉田は多夏史が、プロレスとしての攻防を嫌がっての移籍騒動だと思っていたが、多夏史は多夏史で、己の攻防観を持っていた。
試合は5分を経過。既に両者ともに得意技を返され、激しい消耗戦へと突入していった。多夏史にとって不幸なのは、やはりフリーエスケープというルールのようだ。ここまでの吉田のエスケープ数は既に8回……ここがNEOのリングだったら多夏史の勝利である。
多夏史に焦りが出始める。ロープ際での攻防に、ローで崩して関節をかけてはブレイクされるという悪循環が続いた。
一方の吉田は驚くほど冷静だ。試合途中でシャツが破れ、上半身は既に赤く腫れ上がっているが、冷静に捌いている。そしてリング中央に多夏史を引きずりこむや
フィッシャーマンDDT、そしてロープに振ってのウエスタン・ラリアートを打ち込む。リング中央でひっくり返された多夏史に、とどめの鎌固めを決めた。
……多夏史はタップを拒否したが、レフェリーは試合続行不可能と見て、両手を振った。
× 斉藤多夏史(6分19秒 鎌固め)吉田装甲車 ◯
これで多夏史の移籍は却下された。
出発前に発表されていたアスリーツ・リーグの4月興行には自動的に吉田が出場する事になる。会場に響いた吉田コールの中、まず吉田は多夏史を気遣っていた。私はそこでの2人の会話を耳にする事ができた。
多「……ダメでしたか」
吉「気にするな。お前はよくやったよ」
多「……僕は、これからどうすればいいんしょうね……」
吉「……ここでやりたい事を実践すればいいさ。カドモンは自由だ。自分の赴くままに活動すればいいじゃないか。俺も協力する」
2人は抱擁し、これで遺恨は丸く収まった。会場にいる誰もが、多夏史の改心を期待した。ここで多夏史はマイクを要求した。
吉田に肩を預けながら、多夏史は生まれて初めてのマイクアピールをした。
「……皆さん、今日はカドモンのために、わざわざ来てくれてありがとうございました……。今、僕は吉田に破れて移籍する事ができなくなりました。アスリーツ・リーグの皆さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした……約束通り、アスリーツ移籍をここで断念させてもらいます……」
会場からは拍手が上がる。
「……僕は加藤さんに憧れて入社し、そこでウイリアムさんという偉大なヒーローを見つけました。加藤さんにはプロ魂を、ウイリアムさんには誇りを授かって僕はリングに立てる事、そして自分の目指すべき物を見つける事ができました。
今、U系と呼ばれるプロレスジャンルが崩壊の危機にあります。セメント試合やグルーサムによって、ファンが臨むべく真剣勝負の姿が幻想であった事がその原因にあります。
だが、僕はそんな視点でUを見てほしくない。Uとは、打撃や関節のハイスパートな攻防にして、知性のあるプロレスです。僕は新しいUを作っていきます」
なんと多夏史の口から、形骸化したU系の再生が出てきた。会場は大きなどよめきに包まれる。
ここでやめていれば、多夏史は志のある真面目なU系戦士として認知されていただろうが、次の閉めのセリフは、今までの多夏史とは思えない確信犯的な挑発であった。
「……だから、Uを否定して南蛮のようなB級ヒーローショーに金を払っている人たちは、頭の中がガキのままだと思っています。可哀想だから、僕がこの団体でUの素晴らしさを実践して、世間様に笑われないようにしてあげます。
ここに来ている皆さん、あなた達はバカです」
そう言って「してやったり」の表情をする多夏史。担いでいる吉田も、会場にいる観客も、朝羽クンみたいに硬直した。
そして一斉に大ブーイングが飛んだ。
史上初の「U系ヒール」斉藤多夏史の誕生である。
こうしてカドモンのバリ島ツアーはつつがなく(嘘)終了した。
勿論、多夏史は一緒の飛行機では帰らなかった。
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月22日(水) 15時35分】 |
シンガラジャでの興行を終えた一行は、翌日、バスで一路観光地アマンダリに到着した。興行第2日目はホテルのプールサイドの敷地を利用して行われた。←トップに戻る
▼第一試合:【オーシャン津軽vsキャメル向山】
アマンダリでも第一試合はオヤジ部である。目立たぬ2人ではあるが、古き良きプロレスの醍醐味をONLに中興させた影の功労者とも言える。帰国後はさらに何人かの選手がオヤジ部入りする予定なので、2人の直接対決はこれでひとまず決着がつく。
試合は両者が渋い攻防を見せつけた後、向山の18番キャメルクラッチで決着。試合後は両者健闘を讃え合い、またしても飲みに行ってしまった。
オヤジ部は、人数が増えても、トルネードではなく従来通りのシステムで試合をする模様。
× O・津軽(7分2秒 キャメルクラッチ)C・向山 ◯
津「やっぱ暑い時はビールがいいねぇ。だけど、そろそろ冷酒も恋しくなってきたよ。それにしても、向山さんのキャメルはまだ全盛期だねぇ」
向「ははは、加藤のとは年期が違うのよ。アイツも来ればよかったのに」
▼第二試合:【セルジオ越前vs朝羽直人】
本来ならセルジオvsストッキングマン1号戦だったが、1号が食べ物に馴染めず体調不良を訴えてきたので、急遽出発3日前にプロテストに合格したカドモン第3の新人・朝羽直人のデビュー戦となった。
朝羽は今年高校を卒業したばかりだが、幼少の頃からITFテコンドーの修行をこなし、高校在学時には機械体操部に入部していた経歴がある。全身のバネと蹴り技を得意にしている。
出発前は初めて見た南蛮の珍事に幾分硬直していたが、試合度胸は十分にあるようだ。白の胴着に赤のレガース姿の朝羽が、先輩のセルジオを相手に小気味のいいキック技と、序盤からのフェースクラッシャーを見舞っていく。
本来なら横綱相撲をするべきセルジオだが、ここんトコ絶不調。勝ち星ゼロという事実が重くプレッシャーとしてのしかかっている。そんなセルジオにとって、今はリングの上に立っている事すらままならない。気が付くと、デビュー戦の朝羽に押されまくっていた。
最後は朝羽が得意のティオトルリョ・チャギ(後ろ回し蹴り:スクリューキック)からのムーンサルトプレスでセルジオを破り、堂々のデビュー戦白星を飾った。
× セルジオ越前(5分15秒 ムーンサルトプレス)朝羽直人 ◯
朝「嬉しいですぅ。このまま頑張ってもっともっと行きますよ!!」
セ(ノーコメント)
▼第三試合:【“天軍”九鬼以蔵vsストッキングマン2号】
昨日のONLお披露目試合で、若手の吉田装甲車に敗北した2号。今日は一気に格が上がって、般若第3の闘士・天軍との一騎打ちに臨んだ。変化球好みの技巧派で通っているストッキングマンシリーズと、モロ直球の天軍との対決である。
だが、試合は一方的であった。
吉田装甲車の師でもある天軍は、前日吉田がぶちこんでいったラリアートをさらに強烈に2号の喉元に食い込ませていった。ラフでも天軍のビッグファイアーに2度も焼かれ、2号はいいところなく念仏パワーボムの前に臨終した。
観客の間からは「2号はとんだ食わせ者」との声すら上がっていた。
◯ 天軍(2分55秒 念仏パワーボム)S・2号 ×
天「なんだアイツは。ここはシロートを上げてる余裕なんかねーんだよ!! とっとと帰りやがれ!!」
1「2号はちょっとブルーなんだよ、チミ。もう少しデリケートに扱ってくれないかね。やっぱ般若は悪い奴だったんだね、バットガイ」
オ「こらワンダラー、勝手に食わせ者なんて言わないネ」
▼第四試合:【ぶるうたすvsフライング・ガーディアン】
昨日の敗北も、この人(像)にかかれば何の問題もない。今日もぶるうたすは絶好調のパフォーマンスを見せていた。対するガーディアンもC・W・ニコルズ、セルジオ越前と連破していった勢いがある。
試合は硬軟織り交ぜたガーディアンのテクニックが、前半をリードする。だが、ぶるうたすはそんな動きにも泰然自若の態を見せる。そして、高角度パワーボム一発で形勢を逆転すると、後はぶるうたすタイム――次々と超ヘビー級のパワー技を次々と決め、最後も豪快極まりないスーパーパワーボムで粘るガーディアンを仕留めた。
試合後もアルカイック・スマイルを魅せつけたぶるうたす。ONL記念興行はこの男が大いに盛り上げてくれるであろう。
◯ ぶるうたす(6分22秒 スーパーパワーボム)F・ガーディアン ×
ぶ「HAHAHAHAHA!! バリの陽気な太陽は私のアルカイック・マッチョバディに良く合いますね。この調子でオー・エヌ・エルのメモリアル興行もばっちり盛り立ててみせまーす」
ガ(コメントできず)
▼第五試合:【“武骨”刑部 兆vsどすこい熊吾郎】
セルファイナルは、カドモンでもすっかりお馴染みのこの2人。武骨はその純日本的な風貌・ファイトが広く支持されてきた。カドモンの歴史は加藤驚でもウイリアム・レミングストンでもなく、この男の登場から始まっているのである。
一方、変熊もそのファイトとは裏腹に「ONLで一番らぶりぃ・ふぁんしぃな生き物」としてチビッコたちの間でもかなりの人気がある。モノマネファイトが得意な熊は、今回は黄色を主体にしたコスチュームを着用して、
「ピカ獣!!」
と新しいギミックを披露した。もちろん、観客のうち何人かがコゲコゲになっていた。
試合は、何度も対戦している2人だけに実によく噛み合う。ピカ獣が序盤からの噛みつきで流血させると、すかさず武骨もストンピングの嵐を見舞う。熊が火と凶器と尻を多用すれば、武骨も手刀と頭突きを打ち出す。
最後は武骨が般若の副統の意地を見せ、賊落とし(侍パワーボム)でピカ獣を押さえ込んだ。
◯ 武骨(6分48秒 賊落とし)ピカ獣(熊) ×
武「拙者の住処にはテレビはないが、首領(加藤驚)なら詳しいと思う。首領も1本百円のビデオを買い占めに動員する事もあるからな。ともかく、今回の任務は無事終了したようでござる」
熊「ピカーッ!!」
メインの斉藤多夏史vs吉田装甲車戦は、試合後のエピソードを含めて別記事でまとめる予定。
多夏史が格闘技で吉田を倒し、アスリーツ・リーグ移籍を決めるか――
吉田がパワーで多夏史をねじ伏せ、カドモンの威信を保つか――
乞うご期待。
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月22日(水) 02時31分】 |
無事(嘘)バリ島、デンパザール空港に到着したカドモン選手&ツアー客一行は一路、島の北部にあるシンガラジャに向かった。初日の夜は夕食を兼ねた歓談会となり、用意された多量のバーベキューを軒並み平らげるなど(特に変熊)、さきほどまでの旅の疲れを感じさせない元気ぶりを見せつけた。←トップに戻る
そして2日目、シンガラジャ市内の広場を利用しての初日興行が行われた。
▼第一試合:【オーシャン津軽vsキャメル向山】
第一試合を飾るのは無論オヤジ部である。この熱いバリの空の下で、キャメル向山はステテコにオヤジシャツ、そして愛用の腹巻きといういつものオヤジギミックで現地の観客を湧かせていた。
試合は陸奥の演歌レスラー、オーシャン津軽が南海でも渋い職人プロレスを展開し、最後はグラウンドコブラで勝利した。
◯ O・津軽(6分9秒 グラウンドコブラ)キャメル向山 ×
津「いやー、いいバカンスになるねぇ」
向「ツガちゃんいい焼けっぷりだねぇ。どうだい、これから一杯」
試合後に飲みに行くのもオヤジ部の流儀である。
▼第二試合:【斉藤多夏史vsストッキングマン1号】
吉田装甲車との一戦を控えた斉藤。相手は南蛮の技巧派、今日は途轍もなく暑苦しそうな黒服ストッキングマン1号である。その暑苦しそうな1号は、2.5nd興行で吉田に破れたのを契機に、地下職安でトレーニングを重ねてきていた。
その1号が序盤からネチネチとしたグラウンドテクニックに、空中技をプラスして多夏史のスタミナを奪っていく。多夏史も蹴り技を駆使はするが、肝心要のノーザンライト・スープレックスと三角絞めをロープブレイクで返され、1号の不意に仕掛けた飛び付き回転エビ固めに敢え無く破れた。
南蛮帝国怪人であるがために、馴れないラフプレイで墓穴を掘っていた1号。脱凶器が気分的にも勝利へと繋がったともいえる。
× 斉藤多夏史(5分39秒 飛び付き前方回転エビ固め)S・1号 ◯
多「……負けたけど、南蛮の中にも凶器に走らず正々堂々と技術で勝負してくれる人がいてくれた事が嬉しいです。吉田!? 倒してアスリーツ・リーグに行きますよ。僕は間違っていません」
1「チミチミ、僕はテクニシャンなのよ。分かる!?」
▼第三試合:【吉田装甲車vsストッキングマン2号】
ONL初お目見えになるストッキングマン2号。1号よりも一回り大きいヘビー級戦士である。相棒の1号が勝利したので、ここで勝って揃い踏みを狙いたいところだ。対する吉田はここんトコ絶好調。192cmの体格をようやく生かせるようになってきた。多夏史ストップのために意気込みも十分である。
その吉田が持ち前のパワーを活用して、2号のテクニックをねじ伏せていく。2号も技巧派ではあるがラフに抵抗はなく、フォーク攻撃を駆使する。試合は互角のままハイスパートに進み、最後は吉田がドクターボムで2号を粉砕。見事、大物食いに成功した。
◯ 吉田装甲車(5分18秒 ドクターボム)S・2号 ×
吉「多夏史が何を考えてようとも、俺は俺の闘い方でいく。多夏史だろうが南蛮だろうが、みんな踏みつぶすだけです」
2(ノーコメント)
▼第四試合:【セルジオ越前vsフライング・ガーディアン】
空中戦士同士の対決は、暑いバリの空気に蒸されてボルテージを一気に上昇させた。実力ではほぼ互角、カドモンお奨めの人気カードである。
試合は、両者とも高度な空中殺法を次々と展開。ガーディアンがハヤテスペシャル1号を繰り出せばセルジオもトペを決め、観客を飽きさせない。試合はセルジオの蹴り技を凌いだガーディアンが新技ミラー・ミラー(弓矢固め)で勝利。セルジオはここんトコ勝ち星に恵まれていない……いや、もしかしたらカドモン旗揚げ以来、勝ち星ゼロかもしれない。
× S・越前(6分13秒 ミラー・ミラー)F・ガーディアン ◯
セ「今日はやられましたけど、次は僕が取りますよ。岡田監督も貧相とか魚人とか言われてますけど、頑張ります」
ガ「ニコルズもセルジオも倒した。2号も大した事なさそうだし、そろそろあいつ……ストーカーとの対戦を要求してもいい頃だろ思う。ロード・オブ・ザ・リングスの名にかけて、負けと愚戦は許されない。次も魅せる」
▼メイン:【“武骨”刑部 兆、“天軍”九鬼以蔵
vsぶるうたす、どすこい熊吾郎】
初日メインは般若vs南蛮の伝統あるタッグ戦。リーダーの加藤驚がいないので、武骨が般若を仕切る事になる。そして、対する南蛮は、第2回ONL記念興行に出場が決まったぶるうたすに注目が集まる。
トルネード戦のこの試合、共にパワー派の天軍とぶるうたすが激しく激突する。ラリアート技が得意な天軍は、吉田装甲車の指導役でもある。当然、打撃技も喧嘩殺法バリブリの荒々しいパンチを見舞っていく。
やっぱり、人気者とはいえ、熊はこのクラスではちょっと辛く、引っかき回し役しかできない。最後は天軍が熊のオカブを奪うビックファイアー(!)を見舞い、倒れた熊を武骨が起き上がり小法師チョップからの武骨絞めで仕留めた。
◯ 武骨(3分43秒 武骨絞め)ぶるうたす
天軍 熊 ×
初日の評価は好調だった。多夏史が不安を残す結果になった反面、吉田が南蛮の秘密兵器を撃破する金星をマーク。両者の明暗が分かれる興行になった。初お目見目のストッキングマン2号、古参だが勝ち星に恵まれないセルジオ、大舞台を控えたぶるうたすと、景気をつけたい選手がことごとく負けた1日だった。
2日は、観光地であるアマンダリで行う予定。
R−X(ゼーレ) | (キング・ザ・100t記者)【1998年04月21日(火) 14時31分】 |
4・4R−X遊楽園大会のメインは「いぶし銀ゴリラ」源 静夫VS「若きじゃじゃ馬」青田 昇の師弟対決。←トップに戻る
この日、青田は朝早くから会場入りしトレーニングに余念がなかった。「緊張してるんで、なんか動いてないと落ち着かなくて・・・」と言って開場ギリギリまで藤堂とトレーニングをしていた。青田としては初のメイン。しかもR−Xの今後がかかっている大会だけに失敗は許されないのだ。
一方、源は2時間前に会場入り。「武蔵さんの最後の相手は誰かな?ブライアンJストーンじゃないだろうね、まさか。イダール・ケインバートだったら自分の試合やめて見に行こうかな、ははははは。」とドームを気にしつつ冗談まじりの会話も見られる。
ドームで武蔵の対戦相手がちょうど決まったころ、遊楽園ではメインのゴングが響いた。
リング中央でがっちり組み合う両者。そして青田が武蔵ばりの鉄拳を源の額に叩き込む。源もエルボースマッシュを放つがその腕をとられ脇固めに切り返される。
関節技じゃ負けじと源も得意の膝十字、ビクトル膝十字と序盤から得意技を出していく。関節技を教えた本人が関節技で負けるわけにはいかないのだ。それを証明するかのように、その後も締め技を中心にグランドでジリジリと青田のスタミナを奪っていく。
そこで青田は打撃に切り替え源のどてっ腹をニーでえぐり、ジェットセンター仕込みのボディブローで追い討ちをかける。
しかし打撃でも負けない源は喉を狙ったエグい逆水平チョップを連打。エルボーも叩き込んでいく。青田の打撃は格プロ的、源の打撃は純プロレス的といったところか。
だがやはり試合の中心は源のグランドへと移っていく。フライングメイヤーからフェイスロックで顔面グリグリ、ヘッドシザースで首を締め上げる。そしてヘッドロックからSTFで足と顔面の両方を絞める。
いたって静かな展開だが観客は固唾を飲んで見守っている。青田もニー連打やフロントスープレックスなどの技で対抗しようとするが、そう簡単に源の世界を崩すことはできない。いくら攻めようとも源は冷静にフロントネックロックで青田をリング中央まで戻し、またグランド地獄へと引きずり戻してしまうのだ。
5分すぎたが大技らしい大技は青田のフロントスープレックスぐらいしか出ていない。というよりも源が出させてくれないのだ。
もう我慢できないとばかりに源をコーナーに振って青田の伸びのあるドロップキックが炸裂。この試合はじめての立体的な攻撃だ。しかし立体的な攻撃はこれだけに留まらなかった。なんと、なんとコーナーに登った青田が見せたのは初公開のムーンサルト。高い弧を描きうつ伏せの源を直撃。はじめての挑戦にしては上出来のムーンサルトであったが源がうつ伏せだったために不完全な形に。だがこれで源の動きが止まってしまった。青田は序盤の借りを返すかのように腕十字、足四の字でギブアップをせまる。もちろん、そう簡単にはギブアップするはずがない。それならとばかりに青田のブレーンバスター。これがまさに「ブレーン」バスターであった。脳天から垂直にマットに突き刺さった源がフラフラしているところに大車輪キック。バックにまわりこみジャーマン。カウントは2。
青田の激しい攻撃を受けながらも第一試合のシャルルマーニュ部長同様に余裕の笑顔を見せる源。やはり愛弟子の成長を直に肌で感じ取った喜びからくる笑顔なのだろうか。しっかり受け止めてからクラウザ式のパイルドライバー、そして力丸のようなブレーンバスター。これが源の大技である。見た目の派手さはないのだが効果的な技なのだ。
試合はようやく後半に来たか、と思ったその時、青田の腕ひしぎ十字固めが完全に決まった。源の腕が伸び切る。更に腰を上げ腕を伸ばす青田。ロープに届きそうで届かない源の足。爪先がかろうじてロープに掛かる。これで決めるぞ、とばかりに垂直落下ブレーンバスターをはさんで更にもう一回、腕ひしぎ。今度こそ完全に源の腕はピンと伸び切る。たまらず、源はギブアップ。
○青田 昇(6分45秒 腕ひしぎ逆十字固め)源 静夫×
少し唐突な感もあるが緊張感のあるフィニッシュであった。ストロングスタイルを一言で言い表すことはできないであろうが、少なくともその言葉の中には「緊張感」が含まれているのは確かである。青田は源に比べれば純ストロングスタイルとは言い難いが、今日はその1面が見れただけでも価値があったのではないだろうか。
今回は相手が源だったのでストロングスタイルらしい試合となったがこれからはゼーレでいろいろなスタイルの相手と戦わなくてはならないのだ。もちろん、他団体の選手との試合もあるかもしれない。どんな時でもきっちりとストロングスタイルをしなければならないのだ。これが青田の今後の問題であろう。
いや青田だけではない。R−Xがストロングスタイルを掲げる以上はみんながそれを実行しなければならないのである。
そういった意味でR−Xはストロングスタイルの十字架を背負ってしまったのだ。
それを象徴するかのような、最後の腕ひしぎ・・・
気になる観客の反応は・・・・大喝采とまではいかないものの心地よい拍手に包まれる遊楽園ホール。
青田と源は固い握手。セコンドについていた部長と藤堂もリングにあがり4人で手を取り合う。
青田がマイクを取る
「今日はたった2試合でしたが自分たちは精一杯やりました。少しでもストロングスタイルを感じ取っていただけましたか?ドームでは僕の憧れの武蔵さんが引退します。武蔵イズムは武蔵さんだけのものですがストロングスタイルは僕らがしっかり受け継いでいきます。これを絶やすわけにはいかないんです!!いつ、なんどき、誰と戦おうとストロングスタイルでやっていきます。みなさん、よろしくお願いします!」
今後の期待を込めた青田コールが起こる。
そして腕を押さえながら源が
「今日は本当にありがとうございます。ストロングスタイルを絶やさないことが私の希望であり、それを通じてプロレス界を面白くしていきたいと思っています。そういうことから、第2回ONL大会には私が出ていって他団体のファンの人々にも、もちろん選手にもストロングスタイルのすばらしさを伝えてこようとおもいます(大拍手)。相手が誰になろうと私は私のスタイルで勝負するだけです。(注、この時点ではカードは未発表)」
控え室でのコメント
源「肘痛い・・・。青田も強くなったなぁ。弟子に負けて悔しくないっていったらうそになるけど、なんかうれしいね。最後はもう少し耐えようと思えば耐えられたけど、ただ耐えるだけじゃ意味ないですし。ONL大会もあるしやっちゃったら困るから。その辺を考えてギリギリです、あれが。ま、こんどは膝十字で青田に借りかえすよ。私はまだまだ死んじゃいないよ。ONL大会ではみんなも分まで頑張らなくちゃね。まぁ、どのスタイルが良いかっていうのはお客さんの判断だしね。今日は結構よかったんじゃない?客の反応は。自信ついたよ。まだまだストロングスタイルでやっていける。ま、万が一、客受けしなくても私はスタイル変えるつもりはないしね。っていうかこれしかできないし。それにしてもONL大会、楽しみだなぁ。あっ!!武蔵さんの引退試合、終わった!?急いでドームいかなくちゃ。部長!急ぎましょう!!」
今日は負けてしまったもののONL大会に向けて意欲十分も源。後日、対戦相手は横浜プロレスのサック万太郎に決まったので、それについてのインタビューは後日改めて行おうと思う。
今日の試合を見る限り、R−Xの滑り出しは上々と言える。これがゼーレ本隊との対戦のときにしっかり押し通すことができるかである。もし、できなければR−Xは客に受け入れられないであろう。次回のゼーレの大会で真価が問われるのである。
WSCプロレス | (林内合助記者)【1998年04月20日(月) 18時36分】 |
「1998スプリングファイトシリーズ」開幕戦←トップに戻る
1998年4月20日・大阪城ホール
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>第1試合30分1本勝負
○中尾浩介(片エビ固め、5分53秒)半田信次●
*サイドスープレックスからフォール
(評)全般的に半田の攻撃が単発だったのが目立っていた。中尾はダブルアーム
スープレックスなどでリズムを作っていったが、半田が今日は精彩を欠いていた
気がしてならない。
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>第2試合30分1本勝負
○沖孝澄(北斗原爆固め、5分45秒)高野章一●
(評)やはりキャリアという大きな壁が高野の攻撃パターンを完全に崩してしま
ったのか。4分過ぎまで沖孝のグラウンドでの攻撃が延々と続いた・・・。唯一
放った高野のツームストンパイルドライバーはカウント1。そこから沖孝はエク
スプロイダー、ジャーマンをを続けて放ち最後は得意のノーザンライトS。完勝
だった。
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>第3試合タッグマッチ30分1本勝負
○中村富男&ルチャマシーン(1−0)秋光龍&岡村修志●
◎中村(片エビ固め、13分24秒)秋光
*パワーボムをカットされた後フォール。
(評)ジャパンタッグ獲りを目指す秋光&岡村には痛い星だ。相手は即席チーム
の中村&マシーン。ここで勝って、勢いに乗りたかったところだが、中村の巧さ
にしてやられた感がある。
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>第4試合30分1本勝負
○エアガイツ(原爆固め、9分37秒)ピースフィールド●
(評)謎(?)の覆面レスラーエアガイツがゼーレからWSCに特別参戦!エア
ガイツの登場に大阪の観客も沸いた。相手はピース。5分過ぎまでガイツのニー
リフトや相次ぐジャーマンに面食らった感もあったピースだがギロチンクラッシ
ャーから流れを変えてガイツのコーナーからのニードロップを誤爆させ、投げ捨
てジャーマンで場外にガイツをふっとばす!しかしここからガイツの猛攻は更に
激しさを増した。数えたらジャーマン7連発!種類は色々だったがこれにはピー
スもギブアップ。そのままカウント3でエアガイツがWSC初参戦を白星で飾っ
た!
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>第5試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○古賀基靖&村田隆男(1−0)加山靖&峰真伸●
◎村田(K.O、4分42秒)峰
古賀組=1戦1勝(2点)、加山組1戦1敗(0点)
*ブラックタイガーボムから。
(評)前シリーズ最終戦と同カードのこの試合。峰は結局加山に一度も繋ぐこと
ができずに村田のブラックタイガーボムで無念のKO負け。古賀&村田のWSC
次世代コンビがジャパンタッグ獲りにもう、まっしぐら!
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>第6試合ジャパンタッグ次期挑戦者決定リーグ戦30分1本勝負
○ブラックジャガー&R・ダム(1−0)小西健太郎&田中広光●
◎ダム(回転エビ固め、17分9秒)田中
ジャガー組=1戦1勝(2点)、小西組=1戦1敗(0点)
(評)小西組には挑戦経験という自信があったが、ジャガー組の連携にしてやら
れた。13分頃から田中の防戦一方の展開がずっと続き、小西とジャガーがやり
あってるうちにさっとダムが田中をエビに固めてカウント3。
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>第7試合タッグマッチ45分1本勝負
○S・ハッセン&プロレスマスク(1−0)西川慎二&沖秀憲●
◎プロレスマスク(首固め、20分5秒)沖秀
(評)最終戦で小島&塚田の保持するWSCタッグ選手権に挑戦する西川慎二&
沖秀憲組だが開幕戦はハッセン&プロレスマスクの即席コンビとの対戦となった
。しかし結果はハッセンのパワーとPマスクのテクニックに完全に食わされた!
10分過ぎまでは西川組のペースだったが15分頃からハッセンのパワーボムを皮切
りにチャンピオンカップ優勝の沖秀憲を集中的に攻撃していく。プロレスマスク
のサンダーファイヤーやハッセンのパワーボムを2.9でことごとく返していっ
た沖秀だったがプロレスマスクが一瞬の切り返し、スモールパッケージホールド
で沖秀はついに力尽きた。WSCタッグ挑戦決定チームを一蹴した、ハッセン&
プロレスマスクの即席コンビは魅力的だった。
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>第8試合6人タッグ60分1本勝負
▲小島健次&塚田政男&網岡徹(0−0)ダークレイザー&ザ・ベルガー&ス
ーパートルネード▲
◎(両者リングアウト、14分32秒)
(評)この試合の注目は初来日のスーパートルネード。キックを主体とするファ
イトはどこかでみたような・・・・・・(笑)
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ONL | (浜 千尋記者)【1998年04月19日(日) 23時24分】 |
第2回ONL大会の全対戦カードがついに発表された。あやふやだった開催日も5月30日に決定。大会を6週間後に控えた各参加選手の今後の動きに注目したい。←トップに戻る
記
開催日 :平成10年5月30日(土)
開始時刻:18時00分〜
会場 :東京ベイNKホール
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▼第1試合
サック万太郎(横浜プロレス) VS 源 静夫(ゼーレ)
サックのラフファイトに静夫がストロングスタイルで対抗する!
▼第2試合
ミスチェーン長島(ECVV) VS スパイダーマン(J)(R.R.R)
男女対決!チェーン装備の長島か?明るく楽しいオーナーか?
▼第3試合
スカル・ゲレーラ(AFW) VS 東京ZIN(M.O.W)
ガイコツ男・ゲレーラがやってきた!対するはヘポコのZINだ!
▼第4試合
テリーダックス(ICBM) & ザ・シーノ(ECVV)
VS
ヴァンドルング・シュテイン(ICBM) & 田所 大介(HFA)
ICBMの軍団抗争に凶器の帝王とブタガッパが加わる!
▼第5試合
コブドー・タケ・ム(黒龍会) VS ぶるうたす(カドモン)
コブドーは石像ぶるうたすの腕を折ることができるか?
▼第6試合
シヴァルツ・ティーゲル(W.W.O) & メルビィ・ニムガーレン(元・NEO GONGS)
VS
スポーツスター883(カドモン) & キース・ガードナー(アスリーツリーグ)
連続出場のティーゲルとメルビィ!キース、883も主役になるチャンス!
<マスコミ向けパンフ>
ECVV | (ビーエル記者)【1998年04月19日(日) 22時52分】 |
第2回ONL大会を前にECVVは単発の無料興行を開催した。バトルロイヤル←トップに戻る
である。
▼4月18日(土)船橋市総合体育館サブアリーナ大会
観衆734人(超満員)
【第一試合】
ザ・シーノ(Ind')
メンドー・マタサキ(Ind')
ジャガー横澤(Nd')
猪 たか子(Nd')
オペラ・ザ・カシーン(nVVo)
カルガリー・スミス(外国陣営)
1.カシーン(11分7秒、スコーピオンデスロック)マタサキ
2.カシーン(11分17秒、スコーピオンデスロック)スミス
3.たか子(11分22秒、ライガーボム)ジャガー
4.シーノ(12分49秒、ラクダ固め)カシーン
5.たか子(16分13秒、膝十字固め)シーノ ※猪 たか子、優勝
このような乱戦はお手の物の老雄シーノ、予想通り最後まで残った。ECVV代
表の名にかけてたか子を血の海に沈める……かと思いきや、結局流血かなわ
ず、逆にどうしても寄る年波には勝てない足腰の衰えを突かれ無念のタップ。
たか子は打撃よし純プロレスよし寝技よしのオールラウンドぶりを目立たせ
ることに成功した。
シーノ「そろそろ終わりにしたかったからな、適当に巻きにしたまでじゃ。
それ以外は何もない。マキマキー!!」
たか子「そろそろのし上がりますから。まあ見ていて下さい」
【第二試合】
ミスチェーン長嶋(Ind')
1-2-3 武狸太(Ind')
猛武盗賊(Nd')
猪 今日子(Nd')
蝶極雅比呂(nVVo)
ジャスティン・バインダム(外国陣営)
1.猛武盗賊(7分29秒、タイガースープレックス)蝶極
2.今日子(8分23秒、混乱に乗じて体固め)猛武盗賊
3.長嶋(10分12秒、チェーン乱打による失神KO)バインダム
4.長嶋(11分4秒、チェーン乱打による失神KO)今日子
5.長嶋(11分40秒、チェーンロック)武狸太 ※ミスチェーン長嶋、優勝
流血に不慣れの蝶極は早々に体力を使い果たしあっさり退いた。
かなりクレバーな面のある今日子は同門のリーダーをちゃっかり消去させる
ことに成功。
しかし何よりも長嶋。今日子以上のずる賢さを発揮したブリーフ男をタップ
させたときには、既にその傍らには二体の“屍”が転がっていた。1分半でクリ
ティカル2回、ギブアップ1回で3人消去。いつでもどこでもECVV最強はこの女で
あった──。
長嶋「当たり前の結果よ。今日はいい体操ぐらいにはなったかしら。それよ
りも武藤よ。今日出なかった武藤。何様のつもり? まあ、アタシが怖いのは
わかるけどね。うふふふふ!」
それぞれのブロックで「上」3人を集めてやっても、それでも長嶋は優勝して
しまうのだろうか!? ──それはいずれ試してみたい。
<選手紹介はこちら!>
アスリーツリーグ | (舞田 憲作記者)【1998年04月18日(土) 23時23分】 |
アスリーツリーグ4月大会の日程とカードが発表された。←トップに戻る
A.L.MEDUSA〜紅輝〜 4月24日(金) 於・岡山市営体育館サブアリーナ
第1試合 アデミール・オズマ 対 高村 唯希
第2試合 斎藤 多夏史(カドモン・般若) 対 ルティ・バロア
※カード変更の場合あり
第3試合 門仲 伝奇(M.O.W)& 八島 康彦 対 小峰 広志 & 有倉 雅史
第4試合 新田 英二 対 氷野 将也
第5試合 キース・ガードナー 対 成田 順
第1試合では、先の3月大会でデビューした高村が、初のシングルマッチを行なう。対戦相手のオズマは、ここまでシングル2敗で白星なし。そろそろ初勝利を挙げたいところだろう。新人相手とは言え、なりふり構わず勝ちにいってほしいところだ。
第2試合は、同じくデビューしたばかりのバロアが登場。対戦予定は斎藤だが、既報のとおり斎藤は自団体カドモンで敗者懲罰マッチを行なうことになっており、もしこれに敗れていれば今大会への出場はなくなる。この場合、カドモンからは斎藤の代わりに吉田装甲車選手を派遣するとのこと。
第3試合はタッグマッチ。M.O.Wの年越し興行で対戦した門仲と八島が、ここに来て初タッグを結成。両者ともにアマレスのキャリアがあり、以前からコンビを組んでみたいという要望があった。対するは小峰・有倉組。A.L.でも特に打撃に優れた2人が、アマレスコンビを迎撃する。
セミファイナルでは、このところ昇り調子の氷野が、暫定エース新田とのシングルマッチに挑む。2月・3月大会ともタッグに出場で目立った動きのなかった新田、“エースここにあり”を見せつけることができるか。
メインイベントは、第2回ONL大会にA.L.代表として出場することが決まっているキースと、成田がシングルマッチで対戦。ここで勝って景気よくONL大会に進みたいキースだが、成田としても単なる壮行試合で終わらせる気はないだろう。両者の意地のぶつかり合いに期待しよう。
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月18日(土) 14時09分】 |
4月15日に来日したバーン!マニアの独占インタビューをお使えしよう。収録日は4月16日。既報の綾部市大会とは前後することをご了承いただきたい。←トップに戻る
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−−1カ月ぶりの来日です。最近よくいらっしゃいますね。
ニッポンにはグレートなレスラーが多いからね。WWWWA本部からもニッポンでの防衛が重要な王者としてのテーマのひとつであると言われているよ。
−−コンディションはいかがですか?
グレートなレスラーと戦い、お客さんに喜んでもらう、こんな楽しいことが他にあるかい?私自身もハガとの戦いのためにバッチリコンディションを整えてきたよ。キョートのお客さんにいい試合を見せるためにもね。
−−その羽賀選手との戦いの前に市来選手とのタイトルマッチがあります。
ああ、帝国プロレスとWWWWA本部もずいぶんといじわるだ。イチキも今が伸び盛りの時だと聞いている。2月にタッグで何度と対戦したが、もっと強くなっているだろう?楽しみだね。イチキとの戦いに勝つよう私も全力をつくすよ。しかし一つ忘れないでくれ。あれから10戦のタイトルマッチを防衛して、多くの敵と戦ってきた私自身も強くなっているということをね。
−−市来、羽賀に勝つ自信、あなたの考えるパーセンテージは?
私は20年以上前にプロレスデビューしたが、その時から100パーセントの自信を持って戦ったことはない。どんな相手に対しても「負けるかもしれない」という気持ちで全力をつくす。これが私の信条だ。そんなパーセンテージなんて神様でもわからない。
帝国プロレス@WWWWA | (八女記者)【1998年04月18日(土) 04時02分】 |
先月発表の本大会カード発表にメインイベントがタイトルマッチとの誤りがありました。謹んでおわびいたします。←トップに戻る
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メインイベント[特別試合60分一本勝負]
マニア,セントクレバー,ガイエスブルグ VS B.羽賀,C.市来,越村
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ここのところ元気のなかった市来、タイトル戦を来週に控え大ハッスル。羽賀も負けじとドロップキックなど飛び技を多用し、気合の入ったところを見せた。外人組も関節&ストレッチ攻撃で対抗。両軍一進一退の攻防を見せた。
試合は外人組がロングマッチをものにしたが、日本人組エース二人の元気さが光った。もちろん王者をはじめとした外人組のレスリングの巧さも忘れてはならない。
5月に対戦するかもしれない羽賀と市来の合体攻撃はなかったが、日本人サイドの明日に希望が持てる試合となった。
○ マニア(28分48秒 クリティカルスリーパー→片エビ固め)越村 ×
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セミファイナル[WWWWAインターナショナルJr.ヘビー級61分三本勝負]
J水流添 VS R.オースチン
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例によってリングアナウンサー、ミカエル=バッハの名調子で選手紹介が行われ、両者の国歌が吹奏された。
インタージュニア決定戦の一回戦の再現なるか?それともオースチンが汚名返上するか?レフェリー・ジョー弘のボディチェックが終わり、いよいよゴング!
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[一本目]
序盤投げ合い。オースチンのスリーパー、膝砕きを織り交ぜながらの攻撃、そして、水流添はエルボースマッシュなどの打撃技で対抗。4分で、はやくもオースチンの超滞空ブレーンバスター、4の字固め。耐える水流添。レッグスピンなどでたくみにオースチンの勢いをかわしながら反撃。コブラツイスト、ボディスラム、ストンピング。そしてジャンピングニーパット、アゴの先端にヒッツ!。ドロップキック、これはすかされた。流れをとりもどしたオースチンが四の字固めを繰り返す。水流添もフライングメイヤーなどで流れを取り戻そうとするが、オースチン執拗に四の字。そしてジャンピングパイルドライバーからフォール!2で悠々とキックアウト。水流添恐ろしいスタミナだ!ここで15分が経過。オースチン動揺の色が隠せない。この隙を狙って、水流添、独特のフォームからのダブルアームスープレックス、パイルドライバー、そしてフォール。
○ J水流添(19分49秒 片エビ固め)R.オースチン ×
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[二本目]
思わぬ水流添の頑張りに一本目を取られてしまったオースチン、まだ執拗にニークラッシャー連発で脚を狙い続ける。しかし水流添勢いがある。ダブルアームスープレックス、ブレーンバスターで場外に叩き落とす。場外でパイルドライバー、10カウントを数えたところでアトミックホイップ。そして再びパイルドライバー、レフェリーカウント17、ここでリングに戻る。17。オースチン、ふらふらと立ち上がる。19、意識を取り戻してあわてて戻る。20、しかし間に合わず。
○ J水流添(7分30秒 リングアウト)R.オースチン ×
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J水流添(2-0)R.オースチン
J水流添がインタージュニアチャンピオン一度目の防衛
試合後のロジャー=オースチンのコメント
「俺は2本ピンフォールを奪われていない。やつは俺の脚殺しが怖くて、リングアウトで逃げたんだ。近いうちに逃げた水流添との再戦をWWWWAに要求するつもりだ。そして今度こそは奴の脚をへし折ってやる。」
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[その他の試合結果]
第三試合(15分1本勝負) 山尾、橋野 VS B.小島、大倉
(15分00秒 時間切れ)
田吾作コンビのBドロップ+Dネックブリーカーから場外乱闘へ。
第二試合(10分1本勝負) ヴー VS 光本隆一
○ ヴー(3分4秒 ハイキック→片エビ固め)光本 ×
第一試合(10分1本勝負) 伊吹羅生門 VS 力士徹
○ 伊吹羅生門(9分47秒 Fメイヤー→逆さ押さえ込み)力士徹 ×
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年04月18日(土) 02時51分】 |
4月○○日、相変わらずの活気を見せている日本の玄関口・成田空港……。この空港の一角に、一際異様で騒がしい旅行団がいた。←トップに戻る
カドモン後援、バリ島観光・観戦ツアーの一行である。
参加人数は旅行会社の試算をやや上回る50人強……この時期のツアーとしては上出来である。今回は加藤驚とウイリアム・レミングストンは不参加だが、“武骨”、ぶるうたす、どすこい熊吾郎、セルジオ越前といったフリーク好みの人気選手が参加している。
また、今回のツアーの視察や、純粋に観光に楽しもうという他団体の選手や役員もツアーに参加。意外なゲストにツアー客もはしゃぎまわっている。そんなツアー客の整理役をツアーコンダクターとともに仕切っているカドモンの若手の中に、つい3日ほど前にプロテスト合格したばかりの新人・朝羽直人の姿が見える。
「おーい、朝羽ー。オノーさんたちはまだ来てないのかー」
「ええと……まだのようですけど……」
オノー……。そういえば、南蛮帝国の今回のメンバーは……
P・サミー・オノー(にやけたオッサン)
ぶるうたす(大理石像)
どすこい熊吾郎(変熊)
ストッキングマン1号(ストッキング被った奇人)
ストッキングマン2号(同じく)
ほぼブラジルとインビジブル・ストーカーがいない分だけマシかも知れないけど、やっぱり変熊が一番心配だ。
ぶ「HAHAHAHAHA!!」
熊「どすこーい!!」
……頼む、せめてバリに行くまで大人しくしてくれ。
朝「……」
多「朝羽ー。ひいてないひいてない」
初めて南蛮の選手を見た朝羽クンが硬直してる。
南蛮勢が揃って、いよいよ出国審査……心配だ。
案の定、熊が持ち物検査のX線捜査器の中に潜り込んで……検査官のお姉ちゃんを病室へ強制連行させてた。熊のあの頭の中身を見たのか……!? ちなみに熊のあの頭の中身は誰も知らない。
バリ島へはジャカルタ経由で約10時間。割合長い。
私(ワンダラーね)もしばらくはのんびりと飛行機の旅でも……。
朝「あのー……!?」
K「n……ええと、朝羽クンだよね」
朝「はい」
K「どーしたどーした。ONL初登場で緊張してるのかい!?」
朝「あのスチュワーデスさん……」
K「おお、ナンパしたいのかい。それなら俺がいいコツを……」
朝「なんか後ろ手にされてナイフ突きつけられてますけど……」
K「……あっ、ホントだ」
多「ハイジャックですか!!」
やべー。
なんか見知らぬ外人がペチャクチャしゃべりまくってる。
K「誰か話しの分かる人いる?」
多「肉体言語なら分かる人いるけど」
K「はい!? ……ぶるうたすをなだめろ。スチュワーデスさんを傷つけたとあったら、俺もお前も驚にぶっとばされるぞ」
多「だけど、コックピットの方で揉めてるようですけど……」
カドモンの連中は行動が早い。
あっと言う間にコックピットに居座ってたテロリスト数人が南蛮の手に落ち、人質を取っていたのも、元自衛官の吉田装甲車がうまく背後から仕留めた。拍手の嵐の中……スチュワーデスさんがこう宣告した。
「……あの……どなたかパイロットの出来る人いませんか……」
K「はい!?」
ス「はい……さっきのテロリストと……そこの石像と熊との戦闘に巻き込まれて副操縦士を含めて全員ノサれちゃったんです」
K「やばくねーか、多夏史ちゃんよ」
多「やばいですねぇ」
朝「……」
K「朝羽ー。ひくなひくな」
その時、突然1人のオジさんが名乗りを挙げた。
オジサン「私が運転しますっ!!」
K「いやー、助かったねー。やっぱいるんだなー、飛行機運転できる奴って」
多「……ちょっと心配ですね」
吉「ワンダラーさん、ちょっと心配ですから見に行きますね」
K「俺も行ってみよ」
ス「みなさん、安全のためシートベルトを着用してください」
コックピットの中は、既にテロリストどもは掃討されてもぬけの空である。どうやらぶるうたすと熊にノサれて、パラシュート1つでまとめて放り出されているだろう。操縦士たちは巻き込まれて後ろで唸ってる。
K「……さて、オジさん。見せて貰いましょうかね」
オジサン「いよっしゃゃ、いくぞー!!」
オジさんが気張る。
なんか嫌な予感がするけど。
K「ぐはぁ!!」
吉「ぐぉっ!!」
ス「キャーッ!!」
多「何だー!!」
朝「機体が逆さまになってますぅー!!」
K「オヤジー、きりもみ回転するなー!!」
多「吉田ー」
吉「俺は大丈夫だー」
多「だからスチュワーデスさん受け止めるのはいいですけど、見つめ合わないでくださいよー」
K「どうぁ!!」
多「ウヒャー!!」
朝「今度は急上昇して……一回転ですぅーっ!!」
K「オヤジー!!」
吉「ホントに運転経験あるのかー!!」
朝「あの……オジさん財布が……あの……もしかしてこの名刺は……」
オヤジ「……そうさ、俺がパイロット万年筆の次長の山中さ……苦節17年の忠勤と苦労を重ねてマイホームを建てたのに、直後にインドネシア支店転勤なんて……バカヤローっ!!」
一同「アホーっ!!」
オジサン、一同にノサれる。
朝「もうすぐデンパザール空港です」
多「げっ、それって目的地じゃねーか!?」
吉「そうだな」
ス「……そんな……私、就職氷河期の中を必死に戦って、あこがれのスチュワーデスになれたのに……最初のフライトで……(泣き崩れる)」
K「おひ、女の子泣かせる奴はカドモンのレスラーじゃねーぞ」
多「そうですっ。僕たちが何とかしましょう!!」
K「強気だね……やっぱ驚のお怒りが恐いか……」
多「それを言わないでくださいよ」
K「よし、てっとり早くジャンケンで勝負だ。負けた奴が操縦士ね」
ジャンケンポンっ。
K「よーし、スチュワーデスさん頼みますよー」
ス「うえ〜んっ」
多「そろそろ滑走路が見えてみました」
K「よーし、いいぞーいいぞー。バンゲリングベイのようにゆっくりとゆっくりと……」
吉「古いよ、喩えが」
朝「管制塔から何か聞こえてます」
K「日本語じゃねーと分からねーな。適当に降りちゃえ」
ス「あの……」
朝「……車輪の出し方知らないそうで」
K「ここまで来りゃ、どう降りようと知った事かよ。そのままスライディングするしかねぇって」
多「……神様」
(多夏史の頭の中に響く加藤驚の声)「ワシ以外に様なんてつけるなー!!」
多「ハイィ!!!!!!!!!!!!!!!!」
K「あー、無事に着いたなー」
吉「多夏史のお陰だな。あそこで一気にハンドルを調整したのがバランスを保ったワケだ」
朝「……」
多「朝羽ー。ひいてないひいてない」
吉「みんなひいてるって」
K「所で、あんだけの騒ぎの中で、何故かオノーは静かだったけど」
多「そう言えばそうでしたね」
K「……まさか……」
機内へ戻るワンダラー。
K「やっぱり……起きろーっ!!」
オ「……やぁ、ワンダラーくんじゃないか」
K「着いたぞーっ!!」
オ「ハハハ、もう着いたのネ。やっぱ飛行機は快適ネ」
K「……こいつは……」
ちゃんちゃん。