ECVV | 伊東豪記者【1998年06月14日(日) 15時22分】→記事にジャンプ |
ECVV | 伊東豪記者【1998年06月13日(土) 16時12分】→記事にジャンプ |
ECVV | 伊東豪記者【1998年06月12日(金) 22時47分】→記事にジャンプ |
ECVV | 伊東豪記者【1998年06月12日(金) 17時05分】→記事にジャンプ |
AFW | YAN記者【1998年06月12日(金) 07時32分】→記事にジャンプ |
HFA | ぴろき記者【1998年06月11日(木) 23時59分】→記事にジャンプ |
カドモン・南蛮帝国控え室 | ワンダラー・KYOU記者【1998年06月11日(木) 01時33分】→記事にジャンプ |
アスリーツリーグ | 舞田 憲作記者【1998年06月08日(月) 00時37分】→記事にジャンプ |
ホークマン記者【1998年06月07日(日) 18時57分】→記事にジャンプ |
異空間格闘技連盟 | 川崎勉造記者【1998年06月07日(日) 14時37分】→記事にジャンプ |
ONL | ファイプラー弘樹記者【1998年06月07日(日) 11時08分】→記事にジャンプ |
横プロ | ヒロト記者【1998年06月07日(日) 02時55分】→記事にジャンプ |
カドモン・南蛮帝国 | ワンダラー・KYOU記者【1998年06月06日(土) 14時22分】→記事にジャンプ |
R−X(ゼーレ) | ホークマン記者【1998年06月06日(土) 04時10分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年06月06日(土) 02時31分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年06月05日(金) 02時01分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年06月04日(木) 02時09分】→記事にジャンプ |
WSCプロレス | 林内 合助記者【1998年06月02日(火) 23時21分】→記事にジャンプ |
カドモン | ワンダラー・KYOU記者【1998年06月02日(火) 16時01分】→記事にジャンプ |
M.O.W | 大スポ 谷町一徳記者【1998年06月02日(火) 06時17分】→記事にジャンプ |
ECVV | (伊東豪記者)【1998年06月14日(日) 15時22分】 |
「初代ECVVシングル王座決定リーグ戦」は予選リーグ5節中4節まで消化された。←トップに戻る
その状況を端的に示したのが上記2見出しであるわけだが、詳しくはリンク先を読まれたし。
<リーグ戦開催中>
ECVV | (伊東豪記者)【1998年06月13日(土) 16時12分】 |
リーグ戦はA、B両ブロックとも序盤戦(5節中2節)まで消化している。←トップに戻る
まだ何とも言い難いが、Aブロックは1-2-3 武狸太(ウノドストレス・ぶりふと)選手がブリーフパワーで? そしてBブロックは蝶極 雅比呂選手が必殺SТFが冴え、それぞれ2連勝中。
いずれも今後、混戦が予想されるので、どうぞ御注目あれ。
<リーグ戦の行方>
ECVV | (伊東豪記者)【1998年06月12日(金) 22時47分】 |
ミスチェーン長島を完全シードとした「初代ECVVシングル王座決定リーグ」←トップに戻る
が開催秒読みとなった。
詳細は「要項」をご覧頂くとして、ここではリーグ戦参加全12選手の言葉を
伝えよう。
▼ザ・シーノ
「ナガシマは実に尊敬すべきファイターで、サポートのしがいもあるが、まだ
足りないものがある。それは、自分自身の血を知ること。血を流す痛みを知る
こと。それをこの爺が教えなければならぬのだ。決して欲が無い、ということ
はないのだ」
▼メンドー・マタサキ
「適当にやるよ。ま、こんなもんでしょ」
▼1-2-3 武狸太
「姉貴とは一緒に組んでいこうと思ってるけど、それ以前に緩急つけなきゃ。
そのためのリーグ戦だな。誰かおれとコントやる人いない? 誘ってくれるん
ならリーグ戦の後、半年ぐらいは長期遠征してもいいよ」
▼猛武盗賊
「絶対長島は血の海に沈めます。同ブロックに今日子という強敵はいるけど、
今回は非情に、特に非情に徹してやりますよ」
▼ジャガー横澤
「こういう短期決戦は集中力。アタシは何度そういう修羅場をくぐってきた
か。それがわかりますから」
▼猪 今日子
「勝ちます。誰が相手であろうとも。気持ち良く試合させてくれない相手は叩
き潰します。ついでにヤなお客もつまみ出します」
▼猪 たか子
「私のプロレスラーとしてのエキスを、えへっ、すべて出します」
▼蝶極 雅比呂
「くだらねえことやらせんじゃねえ。退屈だから遊んでやるがな、意味ないん
だよ、オラエーッ!? ベルトが呼んでいるよ、早く輝きつけてくれってな!
わかったら、出てけ! 武藤チャンとは最高のプロフェッショナルな試合をし
て、引き分ける。長島の陰謀など吹っ飛ばしてやるよ。潮崎も覚えとけよ」
▼武藤剃辞
「nVVoのファミリーがベルトを巻く。これが当然の結果。それがオレならばさ
らに当然。まだヴァージョンは1のままだけど、十分十分。ミスタープロレスに
後ろ向きの考えはないんだよ」
▼オペラ・ザ・カシーン
「オラあのオーナーつまんねえ大会組みやがって、なっ! まあブロックが
nVVoオレ独りだってのがちょっとはオレの後輩らしさはあるようだが、なっ!
オレはオレで手足折るのが趣味だから、武藤さんも蝶極さんもいなくてちょ
うどいいやな。そこんとこはオーナー早稲田出身だな。最後にはベルトも折っ
てやるよ」
▼ジャスティン・バインダム
「ブラックジャック・クローにさらに磨きをかけた。この手がうずくんだ、早
く血を吸わせろってな。私以外のナガシマの相手も、そしてナガシマに勝利す
る相手も、いない!」
▼カルガリー・スミス
「もうやらなきゃならないんだ。おれはもううんざりしている。現状を打破し
て、自己を向上する。地味なだけのスミスは卒業さ。そして卒業証書はベルト
というわけだ。今回に備え、十分に走り込んで身体のキレを良くした」
ゴングは間近だ!
<「要項」の入口>
ECVV | (伊東豪記者)【1998年06月12日(金) 17時05分】 |
第2回ONL大会予選にて全勝し、本戦にて圧勝し、ECVV最強の座を内外とも←トップに戻る
に知らしめたミスチェーン・長島がオフィスに乗り込んできた。
以下は潮崎オーナーとのやりとり。
「おお来たか長島、お疲れさんだったな」
「あれは当たり前の結果。試合前に減量どうのこうのっていったけど、サイズ
が違ったって同じこと。あんなもんよ。おほほほほほ!」
「アートさんからのオファーは知ってるか? 広報から連絡させたが」
「まあちょっと遊んでくるわ」
「ところで長島、今日の狙いは何だ? 無事帰ッテ参リマシタ、って顔見せだ
けなわけじゃないだろう」
「さすが春樹チャンね。副業で神経がボロボロになって無気力症だ軽症鬱だ何
だ、って情報が入ってるけど、ことプロレスに関しては神経鋭いわね!」
「その通りだが、知ったことか! で、用件は何だ? だいたい察しはつくん
だけどね」
「なら言うわ。これだけ強いアタシにベルトをちょうだい! そういうこと
よ」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「……おれもね、アンタを初代シングル王座にしたいとは思ってる。もう、面
倒臭いから。でも、うるさいこと言ってきそうな奴等もいる。nVVoはどうす
る? 彼らもONL対外試合では落としていないしさあ」
「あんなお上品なやつら? 流血して弱くなる悪党連中なんてお呼びじゃない
わ。春樹チャン、物事は何事も深刻になるのはよくないわ。だから今、あんた
はこうなのよ。『予選リーグに出てないからダメ!』その一言でいいじゃな
い!」
「…………わかった。じゃあこうしよう。あんた以外で、リーグ戦を開催す
る。それで、その頂点に立った者とあんたとで初代王者決定戦。これでどう
だ? あんたはリーグ戦免除だ。他団体でも廻っていればいい」
「オーケーよ。ホラ、こうしていろいろ話してると無気力症なんてそのうち治
るわよ。あとはさっさと実行委員会を作りなさいね!」
「……」
「ハンデをあげるわ。ヴァージョンアップしてるやつらもいるらしいじゃな
い。そいつらは、それで出てOKよ。この前の予選リーグのショッパかったこ
と! あれじゃあ、お客さんに失礼というものよ。さっさとQCなり何なりや
らせて、カイゼンさせて、招集かけることね!」
「わかった。早急にヴァージョン2.0の登録を要請するよ。……くそっ、長島。
アンタけっこう優しいじゃねえか…………」
「ふふふふふふふふ……じゃあね!」
ということで今から、ヴァージョンアップした選手についてはそのデータを
登録させる。そして、リーグ戦要項を早急にアップする。動向を待たれたし!
<急がされたレスラーたち>
AFW | (YAN記者)【1998年06月12日(金) 07時32分】 |
第2回ONL大会第3試合終了後のスカル・ゲレーラ。←トップに戻る
YAN 「ゲレーラさんおめでとうございます。」
ゲレ−ラ「クックック・・・、アーハッハッハッハ。」
YAN 「ゲレ−ラさん?」
ゲレ−ラ「ああ、すまないね。みてくれたかなパーフェクトな勝利を美しかっただろ。」
YAN 「・・・・・、え、えぇそうですね。今日の対戦相手のZINさんについてですが。」
ゲレ−ラ「東京塵?いや、東京人だったかな。彼はグッドファイターだ、だが悲しいかな軽すぎる。技をくっても痛いだけで体に残らないんだ、負ける気はしないね。」
YAN 「なるほど、この対戦のテーマは「輝き」ということでしたがそのへんはどうでしたか?」
ゲレーラ「それはお前達が言ってただけなんだが試合を観てくれたんだろ?じゃあわかるはずだ喩えてゆうと奴は月、俺は太陽だ。もしくは俺が電気ウナギで奴が蛍。」
YAN 「・・・・・。」
ゲレ−ラ「とにかく俺の輝きが奴の輝きを打ち消したんだ「輝度」もそうだ、全てにおいて俺の勝ちだ。「輝度」ベルトでも作ろうかな、おもしろいかもね。」
YAN 「ゲレ−ラさんの今後の日程はどうなってるんですか?」
ゲレ−ラ「AFWのスケジュールにしたがっているが、もうヤバイらしいぜここは。」
YAN 「ヤバイってどうゆうことです?」
ゲレ−ラ「そうゆう事さ。ああ、あとメルビ−だったけ、リベンジを狙ってる奴がいるらしいぜクスクス。もう話す事はないから。」
YAN 「ありがとうございました。」
とインタビューは終わった。「輝度」ベルトは作られるのか?等々の疑問を残しつつも社へと急ぐ私であった。
HFA | (ぴろき記者)【1998年06月11日(木) 23時59分】 |
最近、第2回ONL大会とかカドモン3rd興行とか、いろんなところでHFAの選手が活躍している。そんな選手たちの試合後のコメント等を一挙掲載しよう。←トップに戻る
【チキンタイガー(正規軍)】
(5.3カドモン3rd興行第1夜:カーネル・サンダーソンにリングアウト負け)
「恐かったよぉ…。火を噴きながら追ってくるんだもん…。」
(5.4『んを』旗揚げ戦:エアガイツに負け。『んを』解散)
「ガイツさんのおかげでなんか強くなれたような気がします。手製のタイガーマスクもありがとうございました。これからもついて行きますぅ。そして……さん(聞き取れず)を一緒に倒しましょう…。……さん(聞き取れず)は僕が倒す!…うわ、言っちゃった…」
【フウマ(正規軍)】(5.4カドモン3rd興行第2夜:ストーカーに勝利)
(事前にHFAに連絡なしで、急遽フウマがカドモンに呼ばれた経緯がある)
「カドモン側がHFAに事前に話をつけずに、拙者の所に直接交渉に来たのだ。HFAを通さず拙者の所に直接交渉に来たのは礼儀を欠いた行為だが、大会を明日に控えていたので、カドモンに対しての義を重んじて、拙者は参戦要求を受諾した。HFAに対しては義を欠いた行為をしてしまったのだから、それなりの処罰は受けるつもりだ。」
【金 韓宇(結盟軍)】(5.5カドモン3rd興行第3夜:アルヴァレスに負け)
「てっきりカポエラはダンスだと思っていたが、なかなかやるじゃねえか。ただ、テコンドーがカポエラに負けたわけじゃねえ。トータルファイターとして、俺が奴に負けただけのことだ。まあ、今回は客のために派手なロープ技とかを見せてやったからな。真剣にやってりゃ楽勝だ。」
【ビクトル・キリアコフ(正規軍)】(5.23アスリーツリーグ:新田に負け)
「“選手”に“競技”で勝ったか…。それでいいのではないか?私はアスリーツリーグとはそういうところだと思っている。だからあえて“真剣”は抜かずに戦った。だが真剣勝負がしたいというのならいつでも受けてやる。といいたいところだが、私とて打倒結盟軍のために精進する身。まだ他人の挑戦を受ける立場ではない。お互いの技術を高めてからの再戦を願おう。」
【ポイズン・ジャイアント(OGRE魔神衆)】(nWo弘樹との対戦が決まって)
「ウガァーー!」
【田所 大介(正規軍)】(6.6第2回ONL大会:タッグマッチでリングアウト勝ち)
「くそやろー!!シュテン(シュテインのこと)の野郎!せっかく俺さまがシーノのじじいとテリーを追いつめてたのに邪魔しやがって!俺がかっこよくフォール取るつもりだったのによお!あの野郎だけは許しちゃおけねえ!いつかICBMに殴り込んでやる!!
それと、ONL大会の記者!てめえ、俺さまの必殺タドコロボンバーの写真を掲載しないとはどういうつもりだ!俺がかっこよくテリーをぶちのめしてたところの写真が全然ねえじゃねえか!ざけんな!」
-------------------
次回予告!
ONL大会も終わって、HFAのスタッフも戻ってきた。さあ、久々の興行が行われるぞ。以前発表されたカードから、いくつかの追加カードも決定している。次回の記事で、追加カードも含めて、決定済みのカードを紹介する予定である。
乞うご期待!
<HFA団体パンフ>
カドモン・南蛮帝国控え室 | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年06月11日(木) 01時33分】 |
第2回ONL記念興行は、新しい団体やニューカマーな選手が揃った新鮮味あふれる大会であった。彼らは今後、この大会で培った経験を武器に、それぞれの団体で新風を吹き荒らすであろう。←トップに戻る
今回は、第5試合・セミファイナルでコブドー・タケ・ム選手(黒龍会)を破って、南蛮帝国の神髄を見せつけたぶるうたす選手に、試合後のインタビューを試みた。
K「どーも、おつかれさん」
ぶ「HAHAHAHAHA!! 遙か古代より甦った、正義と友愛の闘士、ぶるうたすだ。よく来てくれた」
K「……南蛮所属で何をいうのか」
ぶ「心配無用!! 私の心はバムッカレの澄んだ塩塊のように純粋にしてクリアーでありピュアなのだよ」
K「日本語になってないよーな気がするけど……まぁいいか。では最初に、今日のコンディションはどーでしたか?」
ぶ「うむ。日本も湿った天気になるそうじゃないか。こんな季節は保存を完全にしないといけないね。除湿器を調節して、カビの発生を防がなければならない」
K「何で天気の話になるんだっちゅーの」
ぶ「勘違いしては困る。私は大理石像なのだぞ」
K(あっ、そーか)
ぶ「ともかく、今日はこの私専属の学芸員諸君が細心の注意を払ってくれたので、万全の保存状態を維持できた。とても良好だよ」
ここから先は、見やすく分けます。
【対戦したコブドー選手について】
ぶ「正々堂々とした立派な闘士だと思う。だが、この私のアルカイック・マッチョバディの前にはかなわなかった……何故だと思う?」
K「さぁ」
ぶ「彼はまだ若い。私は長い間、闘争の中にいた歴戦の勇者だ。やはり経験の差が出たのだよ」
K「……それ以前の問題だよ。第一、あんた紀元前の生まれだろー、お前より年上がどこにいるかってーの!!」
ぶ「HAHAHAHAHA!! この前、エジプトの友人が治療を終えたとのニュースがあったぞ」
K「スフィンクスかーい!!」
【ファイト内容について】
ぶ「今回は、人間相手だという事で幾分セーブして行った。私も、人間との戦い方を知った。いい学習だったよ」
K「どこがセーブしてたんじゃー!!」
ぶ「分からないかね。私が本気になれば、備長炭をダイアモンドに変える事すら可能だ。だが、ヒーローたる者、そのような力を無闇に使うべきではない」
K「お前が本気になったらどーなるの?」
ぶ「それはカドモンでの私の試合を見てれば分かるだろう。ハンニャのケンカボーイたちはバッドガイだがヒーローだ」
K(アイツら、普段からこんなヤツの相手してるのか……)
【オノー氏の姿が見えないけど?】
ぶ「彼なら、ストーカーたちのマネージャーとしてプエルトリコに行っている」
K「どーりで、いま1つ盛り上がらなかったのだな」
ぶ「HAHAHAHAHA!! 大丈夫だ。現代の愛と平和は、このぶるうたすが守る!!」
K「んじゃ、その勢いでインドやパキスタンを何とかしてくれ」
ぶ「だめだ。あーゆーのは愛も論理もない」
【今後の展開は?】
ぶ「私は絶対的なベビーフェースだ。これからもカドモンに来る諸君に友愛と平和を説こうと思う」
K「ベビーフェースってアンタ……」
ぶ「HAHAHAHAHA!! カドモンならず、各団体で悪の手にむしばわれている者は、是非ともこのぶるうたすを呼んでほしい。このアルカイック・マッチョバディが悪を粉砕するっ!!」
K「お前の事だから、突然『争いはいかーん』とか言って両方ともタコ殴りにしそうだけどね」
ぶ「ほぉ、君も正義という物が分かっているではないか」
K「……まぁ、正義なんて人それぞれ別な物を持ってる物だし、自分の価値観を押しつけるのが正義なんだし……至上の美徳ではない事だってのは分かるけどぉ……1つ言わせてくれ」
ぶ「何だ?」
K「タコーっ!!」
【最後に何か言いたい事あります?】
ぶ「HAHAHAHAHA!! 正義と友愛!! 古代クレタから甦し白き闘士っ!!
そ・れ・がっ・アルカイィィィィィィィィック、ぶるぅぅぅぅぅぅたすっ!!」
K「はいはい」
ぶ「必殺!! アルカイック・サンダー!!」
一瞬の間に、会場上空が暗転になり……
K「う゛ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ……って、何すんねーん!! 何で俺に落雷するワケー!?」
ぶ「HAHAHAHAHA!! これが今度の新必殺技……ゼウス神の御力を借りた究極の技……アルカイック・サンダーだ!! 戦闘時にはスーパーパワーボム、カイゼルボムなどに組み込む事が可能だ。これでハンニャのバッドボーイたちに正義の鉄槌をくだせるのだっ!!」
K「アホーっ!! カドモンじゃ火器・ビーム・レーザー・魔法の類は全て反則で使用禁止じゃーい!!」
以上、南蛮帝国控え室から中継しました。
こげこげ。
アスリーツリーグ | (舞田 憲作記者)【1998年06月08日(月) 00時37分】 |
A.L.Narcissus〜珀響〜 5月23日(土) 於・岡山遊楽園ホール←トップに戻る
第3試合 氷野 将也 対 成田 順
第3試合のテーマは、スピード対パワー。A.L.ジャパンジム最巨漢(76kg)の氷野と、最軽量(59kg)の成田のカードが組まれた。2人の体重差は17kg、身長では14cmの開きがある。スピードがパワーを封じるか?それともパワーがスピードを潰すのか?
序盤、氷野の投げ技が冴えわたる。払い腰やフライングメイヤーで成田をマットに叩きつけると、すかさず裸絞め。それもなるべく上から体重を乗せ、容赦なく成田のスタミナを奪いにかかる。開始1分後には、早くも得意の一本背負いを連発して観客を沸かせた。
対する成田。当然、フットワークを活かして動き回るものと戦前には予想されたが、意外にも自分から氷野と組み合う姿勢を見せた。余裕があるのか、なんらかの作戦なのかはわからないが、あえて打撃技を封印しているようだ。
2分を過ぎたところで、今日2発目の裏投げ(元祖バックドロップ)が決まると、後は完全に氷野のペースとなった。直後の3発目はブルドッキングヘッドロックで切り返したものの、フロントネックチャンスリー、さらには氷野にしては珍しい掌打からのミドルキックを土手っ腹にもらうと、成田はほとんどグロッキー。結局最後は、ストラングルホールドγが極まり、あっさりとギブアップを奪われた。
○氷野{3分31秒 ストラングルホールドγ}成田●
成田のコメント:
ちょっと無謀でしたかね。ひょっとして案外やれるかも…という自信はあったんですけど。やっぱり組み技では氷野の方が、キャリアもあるし。自分の得意なものを出さなきゃ勝てないですね。今から考えれば、そこまで自分を追い込む必要もなかったんですよね、うん。ちょっともったいなかったな。
氷野のコメント:
今日は楽勝ス。
第4試合 門仲 伝奇(M.O.W) 対 八島 康彦
前回の対戦から約5か月。これを早いとみるか、遅いとみるかは人それぞれだろう。しかし、その5か月は両者を程よく成熟させた。デビューしたてだった八島はその後A.L.の事実上ナンバー2までノシ上がってきたし、単なる若手の一人だった門仲もM.O.Wの中堅の一角を担うまでに成長している。
先に入場した八島の表情は、いつもどおりのポーカーフェイス。緊張しているのか、いないのかさえよくわからない。そして後から、黒と赤を基調とした新コスチュームで門仲が入場。
先に仕掛けたのは門仲。まずは大外刈りからニードロップを落していく。もう一発ニードロップ。このところ重量感の出てきた門仲が、自分の活かし方をよく理解した動きを見せる。得意の一本背負いを狙った八島を押し潰し、今度は腰のあたりに膝を落としていった。
先手を取られたものの、そこは常にマイペースの八島、慌てず騒がず反撃に移る。1分を経過したところで、ファイヤーマンズキャリーから流れるように腕ひしぎを狙ったが、これは門仲がロープに逃げる。再度組み合うと、今度は不意をついてビクトル腕十字へ。ここから、クロスヒールホールド、三角絞めなど多彩なグラウンドテクニックを披露した。
だが、一見攻められているように思われた門仲だったが、どうやら半分は様子をうかがっているに過ぎなかったようだ。必殺の飛びつき腕ひしぎを連発した八島に攻め疲れが見えた瞬間、門仲のキャプチュードが炸裂!さらに引きずり起こした八島の背後を取ると、泣く子も黙るキリング・エッジ(元祖バックドロップ)を爆発させた。
この一発で八島の首がグニャリと曲がり、門仲が豪快にKO勝利を飾った。
○門仲{3分16秒 K.O.}八島●
※キリングエッジによる
八島のコメント:
いててて…。最後のありゃあ、効いたね。まだ首が痛いわ。これで1勝1敗か。次は最後の決着だな…なんてことは言わないよ。まだこれから、何回でもできるし、何回でも闘りたいと思うんでね。また時期を見て闘りましょう。いつか、このカードだけで客を呼べるようになるといいね。
第5試合 X 対 新田 英二
メインイベントのカードは、当日開場の時刻になっても発表されなかった。新田が「闘ってみたい」と小磯会長に直訴して実現した、という以外には、我々には何も知らされていないこのカード。一体、どんな選手が出てくるのか。
先にリングインした新田がストレッチを繰り返す。しかしそれに注目する観客など皆無に等しい。もちろん、この後に登場するXの正体を、一刻でも早く知りたいのだ。期待と興奮が高まるなか、入場のテーマ曲が流れ始める。それを聞いた途端、目ざといファンから驚嘆の声が上がった。赤コーナーの花道から姿を現したのは……HFAトリプルエースの一人、ビクトル・キリアコフだ!
リング上の新田は一瞬だけ顔をほころばせたが、すぐに表情を引き締め、キリアコフの入場を待つ。ボディチェック、レフェリーの注意が終わり、いよいよ試合開始となった。
序盤。まずは新田が主導権を奪った。掌打、パンチ、キック、膝蹴り…自分の武器を惜しみなくぶつけていく。キリアコフは力量を量っているのか、あまり積極的には手を出さない。それに対して警戒するでもなく、新田が果敢に攻め込んでいく。開始1分半、珍しく卍固めを極めたが、これはロープブレイク。
2分を過ぎてから、ようやくキリアコフが反撃に出た。背後から飛びついてのビクトル腕十字を皮切りに、チョークスリーパー、水面蹴り、さらに引きずり倒しての胴絞めスリーパーなど、渋いテクニックで新田を手玉に取る。
中盤、新田はキリアコフのバックをとると、しなやかなブリッジを描いてフルネルソンスープレックス、そしてその場飛びのフランケンシュタイナーでカウント2を奪う。すぐさまキリアコフは立て続けのチョークスリーパーからダブルリストロックへ。これは自力で抜け出す新田。ミドルキックからうつ伏せに倒れたキリアコフの顔面を遠慮なく蹴り上げた。
終盤に入ると新田がニールキックを狙うが、どうしたことかキリアコフには一発もヒットしない。元傭兵のキリアコフにとっては、軌道の大きな飛び道具をかわすことなど造作もないということか。逆にキリアコフはグラウンドに持ち込んでの腕ひしぎ逆十字、アキレス腱固め、チキンウィングフェイスロックと得意の関節技を繰り出す。そのどれもがギブアップに直結する威力を秘めているだけに、見ている方はハラハラし通しだ。
しかしやがてフィニッシュが唐突に訪れた。一瞬の不意をついて放たれた新田のハイキックが、キリアコフの側頭部にクリーンヒット。そしてキリアコフが倒れたところへ新田が極めたアキレス腱固めは、後から思えば千載一遇のチャンスだったのかも知れない。キリアコフは無理に我慢することなく、マットを叩いた。新田が値千金の一勝を挙げた。
●ビクトル・キリアコフ(HFA){6分49秒 アキレス腱固め}新田○
新田のコメント:
なんて言うかな…。「選手」に、「競技」で、勝ったという感じしかしないですね。しかも、それですらマグレ勝ちみたいなもんで。元傭兵でしょ?真剣を持っている人に、それを抜いてもらえなかったという不満の方が大きい。もちろん、抜かせることが出来なかった俺が未熟なんでしょう。まだ甘チャンだと思われたんでしょうね。いつかまた闘りますよ、その時には本気を出してもらえるようにね。
(ホークマン記者)【1998年06月07日(日) 18時57分】 |
突然復活!隔週連載!?←トップに戻る
黒仮面のバンコク旅日記、ほぇ?
★5月28日(木)東京 六本木
夜のテイオー話がしたいんではない。帰りにわざわざ六本木で降りて某プロレス雑誌を盗んだのだ。
すると店員が俺を追って走ってくる。マスクかぶってないのになんで俺ってバレたのかなぁ?
さすがは人気者。輝きが違うよねっ!
★5月29日(金)神奈川
勤勉家の俺はイングリッシュとチャイニーズを睡眠学習した。学習しすぎて夜はなかなか
寝付けない。どうせ明日はONL大会だから朝まで起きていよう。
★5月30日(土)千葉
悲しいかな、今日はONL大会。5・30エアガイツはどこに・・。ここだよ、ここ!NKホールの前!18時開始なのに、俺は2時ごろからウロチョロ。ふわぁ〜ぁ、今日はなんだか眠いね。
えっ、2時?そう、俗に言う夜中だね。29日とのシンクロ率400パーだぁ。これじゃミサトビッチに誉められるよ。どうでもいいけど腹減ったぞ。ビクトリブでも食べてよ。あっ、ポテロング忘れた。あれのないプロレス観戦は考えられん。そんなうわごとをつぶやいてるうちに30日の16時に。
あれっ?誰も来ないのね。なぜなぜ!?そんな小さなことを気にしてるようじゃ俺もまだまだおこちゃまだね。と思いつつもやっぱり気になる今日このごろ。入り口の前に警備員さんがいたのでお尋ね者。で、訪ねてみた。
「ねえねえ、もうそろそろ開場してもええんとちゃうん?」と流暢な大阪弁を披露。これには警備員もビックリしたらしく「開場?今日は一般公開するものはなにもありませんよ。」とトンチを最大限に生かしたシュールなお答え。ここで引く俺ではない。「この扉の向こうはもう観客でいっぱいなんだね。そうだろ?俺を驚かすためにさ。コノ、コノォ!やるねぇ。」とうそぶきつつドアを開けようとすも、
さすがは書道3段の警備員「はいはい。どいて!どいて!」といたってプレーンな不意打ちを。
あまりの普通さにキレた俺は「バカァ!みんなが俺をまっているんだぁ!お前がどけ!もやしっこ!」
と滅多に見せない悪態をつく。NKの警備員はこんなもんじゃ引かないよ「もやしっ子はいっちゃいけないでしょ、いくらなんでもさぁ。たしかに昔はもやしっていわれてたよ。だけどねぇ・・・」
ごちゃごちゃほざくな、このアスパラっこ!俺のナックルが額をかち割る!そして俺の一言「もやしだってなぁ・・・・おいしいんだよ♪」これが心に響いたらしくホール内に入ることに成功。
しか〜し!扉の向こうには・・誰もいねぇ。騙したな、このクソ警備員!「だから今日は何もないっていったじゃないですか〜。」と腹式呼吸しながら応答する警備員、カナディアン柔術やってるだけあるね.
だけどこの俺がそんな柔術家に負けるとでも思ってるのか?俺は「ONLた・い・か・い。オーエヌゥエルゥ。5月30日なのよ。犬でも猫でも熊でも知ってるよ、そのぐらい。」と心なごむいいお言葉を返したよ。
とそのときぃ!熊だ態だ熊だ態だ!変だ変だ変だ!変熊だ!「マキマキー!」あ、やっぱしどすこい君ではないか!
君も間違えて来たのかい?「グラスノスチ!」なんだかよくわかんないけど、熊も間違って来ちゃった見たいね。お仲間のぶるなんとか氏は来てないのかい?「ショスタコヴィッチ!」へぇ、珍しくそうなのか、偉いね熊ちゃん。
と知的な会話を交わす僕たちのところへ野村よちお警備隊長が現れた!よっちゃんいわく「君たち、なんなんだぁ?邪魔だから帰って。ここは君たちの来るようなところじゃないんだよ。」だとさ。で、さらに「あんたたちいったいなんなのさ?
」ときたもんだ。これには俺も吾郎君も声を合わせて「マキマキ〜!」「ウフォ!」・・・・あの熊が「ウフォ!」だってさ!
俺は熊に気つかってマキマキ〜っていったのに、熊がウフォだとよ。どうなってんの!?だけどとにかく怒り浸透!いや新党!
もうなんでもいいけどさっ!俺はプロレスラーだろ、おい違うのか?よちお!「プロレスラー?武蔵とか司馬しか知らないねぇ。こんなおバカな子がいる団体ってどこだ?」バカにバカっていったら、先生のこと間違っておかあさ〜んって呼んじゃうようなもんだろ、それ!そして俺は声を密かに大きくして言ったのだぁ「どこの団体だとぉ?俺の団体は『んを』だぁ!・・・あっ、間違ったうっ、うふぉだ!『うふぉ』!どうだ、驚いたか!」だが隊長らしくよっちゃんは「なにそれ?聞いたこともないねぇ。ほんとにプロレスやってるのぉ?君たちみたいなバカでもプロレスできるの?」と誉めてるともけなしてるともとれる発言。
で、俺は「頭はプロレスでやるものだよ!」とかっちょいいことを言ってみると、「あんたみたいなバカを抱えている団体の代表は誰なの?可哀相だなぁ」とお得意の毒舌で対抗するよっちゃん。これでさらにキレた俺は「『うふぉ』の代表は俺だぁー!」そして熊ちゃん「マルトフ!!」どうみても完璧なコンビネーション!が、なにも危ぶまない野村のよっちゃんは「あんたみたいなのが代表なの?そんな団体うまくいかないよ。やめたほうがいいよ、代表。」
これに予想以上のショックを受けた俺!!!
「え〜、まず市川。ガイツ、バカガイツ。それに熊ちゃん。以上の3名」
市川って誰だ!?おい!なんで俺が代表落ちしなあかんねん!ショック受けるに決まってるやないかい、ボケェ!
極めつけはこのセリフ「あんたたちがいつまでもいると雰囲気悪くなるから、もう帰って!」強制送還かい!
ああ、そうか。俺は言われなくても自分から帰るよ。なぁ、ゴローちゃん。
「残ったメンバーにはゲルマン魂を持って頑張ってもらいたいね。」
とキメ台詞を吐き捨てた俺はミラノ行きの自転車でツーリング♪
今日は試合みれないけど、みんな頑張ってね!
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《させてよ!’98》
あまりに意味不明なので載せるかどうか迷ったのだが、思わず載せてしまった。
ただ・・・ためらう点はあった。その点については今は書けない。
ガイツの記事に対する”よくなかった派”の人たちは、まさか”よかった派”のがいるとは思わないのかもしれない。えてして、そういうものだから・・・・。
ところが、である。実際にいないのだ・・。足元、すくわれた気になった。
ONL6・6大会。文句なしにすごかった。その点については今は書けない。
異空間格闘技連盟 | (川崎勉造記者)【1998年06月07日(日) 14時37分】 |
■1998年6月20日=ニムガーレン家地下闘技場←トップに戻る
▽タッグマッチ30分一本勝負
メルビィ・ニムガーレン&グリン・ピース vs アスカ・ラングレー&碇シンジ
ゼーレのアスカを挑発した後、長い沈黙の時を重ねていたメルビィ。すべては第二回ONL大会に備えていたわけだが、それも一段落。いよいよ宿命とも言えるアスカとの対戦に本腰を入れることになった。
主催団体名は異空間格闘技連盟…。メルビィ曰く、「まだそんな段階ではないのだがな。肩に紋章を入れたかったのだ」とのこと。おそらく、試合当日にはメルビィの鎧(?)の肩の部分に鮮やかな紋章が入っているだろう。それがしたいがために独立したという説もあるが…。
舞台はなんとメルビィの自宅、大富豪であるニムガーレン家の地下闘技場である。なんでも、ニムガーレン家のダンスパーティ直後に行うとのこと。
記者「ようやく司令も動き出すわけですね」
司令「そうだな。ピースにアスカ、シンジ。そして全国1億5千万の私のファンには待たせてしまったことを申し訳なく思う」
記者「会場が司令の御自宅とのことですが…」
司令「ああ。一応、5千人は入る闘技場だ。政財界の著名人も集まるだろうな。文句あるまい?」
記者「はぁ…」
司令「貴公も正装でくればダンスパーティに参加してもかまわないぞ?」
記者「は、はあ。で、試合についての意気込みなどを一つ聞かせて欲しいのですが」
司令「うむ…」
記者「…?」
司令「アスカには失望した」
記者「え!?」
司令「はっきり言おう。試合をしない輩に喋る資格など無い」
記者「…」
司令「私は、アスカという特異な存在、特異な空間…強さも買っていたのだ。で、可能性の是非を見極めてやる、と発言した。結果はどうだ? アスカから返ってきたのは威勢のいい言葉だけだ。話にならんな」
記者「…」
司令「私が買いかぶっていたようだ。あんなことでは奴等と戦うことなどできはしない」
記者「奴等、とは?」
司令「あ、いや…なんでもない」
記者「アスカ選手やシンジ選手と協力して、その『奴等』と戦おうということですか?」
司令「なんでもないと言っているだろう」
記者「あ、はい…すみません」
司令「とにかく、今更自己紹介などしていても始まらないのだ。これからは自分の持ち味をいかに発揮できるか…それを見せなければならない」
記者「…はい」
司令「まあ、アスカ・ラングレーという選手の底を暴く試合になるだろうな」
記者「そ、そこまで言いますか…」
司令「ああ。私にはやりたいことはいくつもある。NEOのベルトを手に入れてもいいし、横浜のベルトも然り。MOWの海崎へのリベンジも果たしてはいない。アスカ…お前はどうなんだ? 私はそれが問いたい」
記者「…」
司令「これは記事になるのだろう?」
記者「はい。そのつもりですけど」
司令「アスカがこれを読んで怒ろうとどう思おうと私の知ったことではない。悔しければ、6月20日、私を越えてみよ。結果はもちろん、内容、存在感、インパクト…全てで、だ。そして、未来を語ってみろ。できるものならな…」
いつになく厳しかったメルビィの発言。しかし、この試合はシングルではない。パートナーとなるピースとのコンビネーションはどうなのか、シンジの戦い振りはメルビィにどんな印象を与えるのか?
メルビィにとってもアスカにとっても己の存在の意義を問う正念場。6月20日、異空間の扉が開かれる…。
ONL | (ファイプラー弘樹記者)【1998年06月07日(日) 11時08分】 |
おっす、おらファイプラー弘樹だ。HFAのエース兼社長として、実力・人気・知名度ともに超一流(←うそつけ)なのは知ってるね。え?「最近HFAは全然興行やってないじゃん!」だって?うーん、このまえの大会が3月31日か…。2ヶ月以上も興行してないね。でもそれには理由があるのさ。みんな忘れてるかもしれないけど、オレはONLの実行委員なんだよ、いちおう。で、第2回ONL大会の準備とかにうち(HFA)のスタッフが駆り出されていて、ちょっと興行が出来ない状態だったんだよ。でもONL大会が終わったから、やっと興行ができるようになりましたとさ。←トップに戻る
あ、そうそう。そのONL大会の模様を軽くお伝えしておくよ。詳しい記事は、そのうち浜 千尋記者が書くだろうから、それを待っててね。
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【第1試合】
○サック万太郎[横浜プロレス](7分18秒、魔童クラッチ)×源 静夫[ゼーレ]
序盤は静夫らしいグラウンドの展開だったんだけど、中盤からサックがエルボーで反撃。静夫はいまいちペースを掴めないまま、サックの雪崩式バックドロップ2連発でフィニッシュ!めちゃ派手なフィニッシュやん。
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【第2試合】
○ミスチェーン長島[ECVV](4分03秒、テキサスクローバーホールド)×スパイダーマン(J)[R.R.R]
結構一方的な展開だったなあ。スッパマンのロープ攻撃に長島が付き合わなかったから、スッパマンの見せ場があまりなかったね。女相手だったからやりにくそうだったね。それをいいことに長島やりたい放題ってな感じ。
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【第3試合】
○スカル・ゲレーラ[AFW](7分43秒、アルゼンチンバックブリーカー)×東京ZIN[M.O.W]
お互いに持ち味を出しきった感じの試合だったよ。スカルって初めて見たけど、イロモノかと思ってたけど割と正統派なテクニシャンって感じだった。東京さんも自爆しまくってたよ!好勝負だったです、はい。
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【第4試合】
×テリー・ダックス[ICBM] & ザ・シーノ[ECVV]
(8分06秒、リングアウト勝ち)
ヴァンドルング・シュテイン[ICBM] & ○田所 大介[HFA]
おいおい、リングアウト決着かよ。序盤はテリーとシュテインの攻防に観客釘付け。シーノのおっさんはしたたかにラフファイト。ブタガッパ(田所)も意外と目立ってたじょ。で、最後は場外で、試合権利のないシュテインがテリーにブレーンバスターしかけてリングアウト勝ち。試合後ブタとシュテインが仲間割れ。それを取り押さえるのに苦労したよ。
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【第5試合】
×コブドー・タケ・ム[黒龍会](8分23秒、ヘラクレス・パイス)○ぶるうたす[カドモン]
タケ・ム応援団の声援むなしく、大理石の勝利。腕ひしぎとか膝十字とか果敢にしかけていったんだけど、やっぱり石はそう簡単に折れないって。いや、でもタケ・ムはかなりがんばってたよ。ちょっとかっこよすぎ。大理石のスーパーパワーボムとか場外パワーボムとかは、かなりの迫力だったね!OGREの(ゴールド)スタチューとやらせてみたいよ。
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【第6試合】
シヴァルツ・ティーゲル[W.W.O] & ×メルビィ・ニムガーレン[フリー]
(7分18秒、ロメロチンロック)
○スポーツスター883[カドモン] & キース・ガードナー[アスリーツリーグ]
ああ…、前大会に続いてまたしてもメルメルが…。試合は883が完全に支配してたね。ティーゲルは前大会ほどの活躍はできず。っていうかほとんど何もできず。キースとメルビィはなかなか手が合ってたんだけど、タッグ向きじゃないね。キースとメルビィ、ティーゲルと883のシングルを見たいと思っただわさ。
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【総括】
大会自体はわりとよかったと思う。前回ほどのボリュームはなかったけど、新しい選手とかも出てきて新鮮だったね。この大会をきっかけにまた新たな戦いが始まる、って感じだね。
というわけで俺的MVPは…、誰にしよっかな。第一試合からいいもの見せてくれたサック、持ち味出し合ったスカルとZIN、大理石相手にひた向きに戦うタケ・ム、メインを支配した883。このへんが特によかったかな。
では最後に、次回のHFA大会はかつてないスケールでお届けする予定だよ。なんとあの“闘神”オーガも参戦するとかしないとか。ゴッドとオーガの揃い踏み。大会名は名づけて『Gods』!こうご期待!(と、最後はHFAの宣伝で締める)
<第2回ONL大会詳報(予定)>
横プロ | (ヒロト記者)【1998年06月07日(日) 02時55分】 |
横プロシリーズ『たどり着いたらいつも横浜’98』2日目終了後の横プロ事務所にて。←トップに戻る
ヒロト「シリーズ参戦したICBMのテリー・ダックスについて。テリーを横プロに呼んだのはピースさんだそうですね。」
ピース「プロレス業界の中で同じ志の友に会えたことがうれしくてね。ぜひ一度一緒に戦ってみたかったから。今回は味方同士だけだから次の機会には対戦もしたい。」
ヒロト「では同じコーナーに立った感想は。」
ピース「受けの凄みって言うのかな。うちの大将(ツェッペリン)もそうだけど、団体のトップに立つレスラーは肉体的にも精神的にもタフだよね。」
ヒロト「横プロにももうすぐベルトが出来上がるそうですね。当然ジュニアヘビーのタイトルも含まれていると思いますが。」
ピース「まだどうなるかのか聞いてないけど、タイトルが出来るとまた気持ちも変わってくるだろうね。そう言えば、もうずいぶんプロレスやってきたけどベルトを持ったことはないな。レオパルドはメキシコで何度かチャンピオンになったことあるらしいね。」
ヒロト「ではピースさんがベルトをまく姿を楽しみに待ってます。」
ピース「ありがとう。期待に応えるよう、がんばるよ。」
<5/20詳細記事へゴーゴー>
カドモン・南蛮帝国 | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年06月06日(土) 14時22分】 |
ファイプラー弘樹のイチャモンに答える形で、HFAからお呼ばれしたバッタモンエース・nWo弘樹が南蛮のレスラーたちとともに秘密特訓をしているという情報をキャッチした。←トップに戻る
負けたらバッタモン廃業もありえるだけに、どのような特訓をしているのだろうか……急遽、取材を敢行する事になった。
K「はい。こちら南蛮帝国・地下職業安定所内にあるトレーニングルームです。中では、nWo弘樹選手が……ストッキングマンズを従えて何やら秘密の特訓をしていますね」
ルームの中にいるのはnWo弘樹とストッキングマン1号&2号である。何やら柔軟体操をしているのか、しきりに躰を捻っている。
1「……違うネェ、弘樹。なんとか形は整ったけど、ソウルがないよ」
n「……まだまだあの無我の境地には達してないのか」
2「チミチミ、頑張るネ。ホンモノになるまでネ、レッツトライ」
どうやら、この体操にポイズン・ジャイアントを倒す秘策があるようだ。ちょっとインタビューをしてみようと思う。
1「おお、ワンダラー、グッモーニン」
K「……そこの3人、何の特訓だよ」
n「細川直美の変な踊り」
K「帰るわ」
1「こらこら、何に来たネ。カムバーックっ」
R−X(ゼーレ) | (ホークマン記者)【1998年06月06日(土) 04時10分】 |
たまには普通の記事も書かせてよっ’98←トップに戻る
勝手に書いてよっ’91。なんで91やねん。ドテチン。
5月30日にはまた帰ってきてなかったけど、6月2日にしっかり源 静夫は帰国いたしました。キール見てるか、おい!
ということで突撃インタビュ〜ゥ!
―しっかり帰ってくましたね。
静夫「はい。最初は27日に帰ってくる予定でしたが、延期になったっていう情報はしっかりサイパンにいても入ってきましたから。キール会長と違ってね。」
―しかし、あの会長はバカですねぇ。
静夫「どうしようもないねぇ、あの人は。なにも言いません、私の口からは。いっても無駄でしょ。」
―言っても無駄ですよ、ほんとに。結構長い間サイパンにいましたが何やってたんですか?
静夫「ロウに出てた。ははははは〜」
―静夫さんまで・・・・サイパンでロウはやりませんよ。
静夫「たまにはボケさせてよ。だけどテレビでちょくちょくアメプロは見てたよ。見てて面白いけど・・・・やっぱり違うね、なんだか。」
―ああいうのは受け付けませんか?
静夫「いや、ダメだっていってるんじゃないよ。『プロレス』っていうのは幅広いんだからね。あれもプロレス。私たちがやってるのもプロレス。もう子供じゃないんだから私だって。他の人のスタイルをどうのこうのいいたくないよ。」
―言ってたじゃないですかぁ。ゼーレのスタイルはダメだって。
静夫「あ、そうか。だけど、それとこれとは別ですよ。自分のいる団体ですからね。自分のところには言いたいこと言ったっていいじゃない。」
―まぁ、そうですね。最近めっきりゼーレは興行やってませんね。4月4日にR−Xがやって。それからもう2ヶ月ですから。
静夫「どうなんだろうねぇ、ゼーレってのは。知らないよ、もう。R−Xで活動していくよ、ほんとに。現役生活には限りがあるんだから、やりたいことやるだけだよ。」
―まだまだやれますよ、源さんは。
静夫「今年はみんな引退しちゃうからさ。なんか自分も引退しようかな、なんてね。あ、もちろんまだしないから心配御無用。やめるまでストロングスタイル!でも、さっきも言ったけどストロングスタイルじゃないやつはダメだとかって言ってるんじゃないぞ。相手のスタイルを尊重しつつ私自身はあくまでストロングスタイル。」
―この辺で本題に・・・6・6のサック万太郎戦についてお聞きしたいと思います。
静夫「なんか私のことおやじだと思ってるみたいだけど、おやじだよ。」
―そりゃおやじですよ、源さんは。意気込みとか語ってくださいよ〜
静夫「ラフが得意なんだよね、万太郎君。私たちの世代のプロレスラーは喧嘩強いよ。ふふふふふ。だけどきっちりとした試合にするよ。楽しみだよね、勢いのある若い選手とやるのは。喧嘩でもなんでもいいんだよ、若いうちは。」
―おぉ、余裕の発言ですね。自信たっぷりですか?
静夫「ま、やるからには勝たなきゃね。いい試合も大事だけど勝たなきゃ意味ないんだよ。」
―第一試合のプレッシャーは?
静夫「そうだねぇ。ウチのファンだけじゃないんだよね。その状況の中での第一試合かぁ・・・・でも問題ないですな。第一試合専門のレスラーだからね、いわば。重要だからそこ私がきっちりやりますよ。」
―なんか頼もしいですね。珍しく。
静夫「珍しくが余計だな。サイパンで体調はきっちり整えたからね。身も心も100%!おやじの生きざまを見なさい!はっはっはっはっは〜」
―ごきげんでなによりです。当日、頑張ってください。
静夫「第一試合に遅れないように来てください、皆さん!」
―今日はありがとうございました。
第一試合は重要なのだ。それを一番わかってるのはこの人なのである。
みんなが注目するONL大会。その第一試合で勝てばR−Xの知名度はグンとアップするはずだ。ゼーレのためにもここは負けられませんな、静夫さん。
さあ、本番だ!!
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年06月06日(土) 02時31分】 |
カドモン4nd興行『TALES FROM THE CATACOMB』――全試合が終了し、リング上には加藤驚をはじめとした般若一門と若手衆、リングサイドには“XLH”Sprortster883を先頭にしたLoony Goonの戦士たちが集まりだしている。←トップに戻る
エプロンに883が上がる。手にはマイク。
「Yo! Choomba! 今日はいいショーだったぜ。Audienceも良かった」
加藤驚は軽く鼻を鳴らした。そりゃいいギグだった。観客もノッていたし、サイコーに興奮してたさ。それこそここでサバトでもしてたかのようにね。
「どうだい。これから派手にヤラかそうか!? これほどの夜だ。もっと騒ごうじゃないか!?」
「ロサンゼルスからご苦労様だな。だけど、たぎってるのならフーゾクにでも行きな。なんなら明日の晩にでももう1度やろか!?」
「Yeah! Replay next night!」
リング上に駆けずり上がるL・Gの一同。般若も身構える。
激突の瞬間――1人の男が制止する。
「やめとけ。883」
「しかし……」
「やめとけ」
「……」
883が構えた拳を解く。
制止した男――“FXSTS”Springer Softailは、加藤驚に対して両手の平を出して非戦の意志を出す。この男が、どうやらL・Gのリーダーのようだ。
「ピースフルにいこうってのか!? 何をしよってのか!?」
「……どきな。生憎だけど、俺の相手はお前じゃない」
「……何をしよーてのかい」
「883……コイツらはお前らで相手してやれ。俺はそこのクソ牧師さんに話しがあるんでな」
Softailが若手衆をどけると、反対側のリングサイドにたたずむ男に視線を向けた。ウイリアム・レミングストンである。
「暫くぶりだな。Inquisitor」
「……そう呼ぶのはお前1人だな。オルソン……怪我は回復したのか」
「ああ、神のご加護ってね。それにな、俺は“FXSTS”Springer Softailってな名前がある。オルソンじゃない」
「ああ……それを言うなら、私にもウイリアム・レミングストンという名前がある。Inquisitorではない」
そーかい。そーかい。
Softail――オルソンという男、どうやらウイリアムと過去に何らか因縁があるらしい。だが、リングの上で相対したとならば、この男はウイリアムに匹敵する「格闘家」と見なければならない。
「……愚連隊どもを引き連れて、何の珍事だ!?」
「愚連隊とはあんまりだな。コイツらはクズだがレスラーとしてならプレミア物だ。そこのヤクザ・キッズどもの相手にはもってこいだぜ」
「……やるのか!?」
「……お好きのように」
相手の気勢を呑むように茶化すSoftail。いつも以上に冷徹な表情のウイリアム。
その2人の緊張を、加藤驚が間に入って壊す。
「お2人とも、お熱いようだな。だけど、ここじゃ熱気が多すぎて満足に戦えないじゃないのか?」
「……」
「お2人の因縁はどーだか知らないけど、こっちもそこのチビがイキがってるんでね。俺がいいバトルフィールドを用意してやる。それでヤッてくれ」
「地下か!?」
「いやいやもっとテリブル」
「スラムか!?」
「ナチュラル」
「……戦場」
「ビンゴだ。ウイリアム」
加藤驚が舌を打つ。
……戦場で格闘……突然何を言い出すんだ。この男は。
「場所はおって連絡する。どうせスタッフにお前らに情報をリークしているヤツらがいるだろうしな」
「分かっているようだな」
「ああな。そこのチビが何の拍子かONL記念興行に出るっていう事が分かってな。参加用紙をパクったワケかい。あんたらも隅におけないぜ」
「分かった。お前には興味ない。ただし、883は別だ」
883のパンチが驚にヒットする。同時に両軍入り乱れての乱闘が開始した。
こうしてカドモン4nd興行『TALES FROM THE CATACOMB』はまたしても乱闘で幕を降ろした。
ウイリアムとSoftail……この2人の闘士が今後どう絡むのか……もはやギャグでは片づかなくなったぞ。
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年06月05日(金) 02時01分】 |
前回に引き続き、カドモン4nd興行『TALES FROM THE CATACOMB』を、ここ「アリーナ・カドモン」からお送りします。←トップに戻る
▼第5試合
【フライング・ガーディアン vs どすこい熊吾郎】
実はここだけの話だが、変熊とストーカーの両名は加藤驚に呪いをかけられているとの噂がある。理由は、以前のゼーレ・ハワイ興行でこの2名がアスカ・ラングレー選手をいたぶったからに他ならない。いかなる理由があろうとも、美少女に手を出したヤツを加藤驚が見逃すワケなく、2名ともその後の興行では常に般若の矢面に立たされてはボコボコにされていた。
しかし、今回は加藤驚が負傷欠場しているので晴れて呪縛から解放され、般若とは関係ないガーディアン戦に臨む事になった。
C・W・ニコルズ、セルジオ越前と連破してきたガーディアンだが、変熊はまったくのノーマークだったらしい。だが、変熊も立派な中堅勢である。
序盤から、ガーディアンの立体技と、熊のラフ&ピースのぶつかり合ったが、得意の鎌攻撃で参戦以来初の流血に追い込まれたガーディアンはどこか調子が狂ってきた。得意のミラー・ミラー(弓矢固め)、シアター・オブ・ペイン(ゆきぐにドライバー2)もロープに逃げられ、決定打とならなかった。
熊は慎重に凶器攻撃とツームストン・パイルを重ねて、最後は全体重をのっけた悩殺の押し倒し(ボディシザーズ)でガーディアンを撃破……ようやく加藤驚の呪いから解放されたようである。
熊「スコイコビッチ!!(訳:俺はジェントルマンだ!! レディには最高級の段ボールの一郭を開けているぜ。)」
お前の住処は段ボールかい。
×F・ガーディアン (7分15秒 押し倒し) 変熊○
▼第6試合
【吉田装甲車 vs 卓八郎】
吉田装甲車は斉藤多夏史を退け、ここん所負け無しの勢いである。若手の中でも一歩抜きんでているので、これからは上位陣との戦いに突き進んでいくであろう。
しかし、そんな吉田の今日の相手は……卓である。
この記事を書いてる私・ワンダラーとしては、この品性下劣な鬼畜ライターがレスラーになる事は寧ろ楽しい。ボコボコにしてほしいからだ。ヤツは週刊卓八郎というメディアを持っているので、こっちでは悪いイメージで書いても問題ない。
案の定、卓は手提げ袋とマジックハンドを持って入場。いつもと違うのは、あの手提げ袋の中にはリ○チャン人形ではなくて凶器が入っているという事である。
吉田、さっさとやっつけてくれ。
試合開始……。吉田がハンマーブロー、卓がサイクロンホイップを見舞う。卓はなかなかの曲者系レスラーらしい。吉田がバックを取った……得意の延髄ラリアートが……。
卓に丸めこまれた。
カドモン側の発表で、あれが卓の必殺技の1つ、ヲタクラッチ2(バック返しのミトクラッチ)らしい。そんな事どーでもいい。
くやしい。
卓「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!!」
×吉田 (0分36秒 ヲタクラッチ2) 卓○
▼第7試合・セミファイナル
【“XLH”Sprortster883 vs ストッキングマン2号】
この興行の救いは、観客がバカ卓の試合にそれほど注目してない事である。
理由は簡単。とうとう今まで乱入行為を繰り返してきたLoony Goonが選手を送ってきた事である。
登場してきたのは、L・Gでも一番小柄な体型の“XLH”Sprortster883である。黒革のジャケットにレザーパンツとブーツのマスクマン……883は同名のハーレーに乗って登場してきた。会場は低速ながらリングを走り回るバイカーを慌てて避けながらも、興奮の声を上げていた。
試合は、ほぼ883のトライアウト的な試合だった。これほどまでリズム感のある攻撃を出せるとは、想像できなかった。2号には悪いが、この試合は完全に883の物だった。十分に観客にアピールすると、瞬発力あふれるタズプレックス(エクスプロイダー)1発で2号を簡単にノシてしまった。
般若や南蛮にはない洗練されたテクニックとセンスをこの男は持っていた。
こから先、どうでるか注目である。
○883 (1分58秒 タズプレックスによるK.O) S・2号×
▼第8試合・メーン
【“武骨”刑部 兆 v ぶるうたす 】
【“天軍”九鬼以蔵 s C・W・ニコルズ】
加藤驚欠場により、伝統の般若vs南蛮の一戦もタッグマッチになった。ここで南蛮は今までシングル中心だったニコルズ教官をメンバーにいれてみた。4人のうち3人がパワーファイターとなる。
前回の3nd興行でECVVの蝶極に破れた天軍だが、心理的なダメージは寧ろ攻撃的パワーとして還元したようだ。序盤から武骨ともどもニコルズにパンチを浴びせていく。
6人戦とは違い、タッグだとまだ個人攻撃の機会が多い。そうなるとぶるうたすは強く、武骨に向けて豪快なバックブリーカーを見舞う。ニコルズも負けじと熊殺し自然愛好ファイトで向かっていく。
試合はお互いが技を出し合っていくが、ぶるうたすが場外に叩き落とされている間に、徐々にニコルズにダメージが集中していった。
最後は、乱入を恐れた武骨が、秘技・武骨絞めでニコルズを一瞬の間に仕留めた。
○武骨 (6分22秒 武骨絞め) ぶるうたす
天軍 ニコルズ×
ニコルズを仕留めた直後、リング内に加藤驚や多夏史ら若手が飛び込み、青コーナーを陣取った。そして、赤コーナーサイドから、883を先頭にL・Gの一団が歩み寄ってきた……。
エンディングは次回!!
カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年06月04日(木) 02時09分】 |
カドモンのホームグラウンド……東京・練馬のダンスクラブハウス『THE AFTER LIMITS』地下ホール「アリーナ・カドモン」は、4nd興行を見ようと多くの観客でごった返していた。←トップに戻る
ホームグラウンドでは初の純血興行である『TALES FROM THE CATACOMB』は、告知から開催までのスピードはおそらく最短だったのだが、小雨の中、最大収容人数2000人のホールはほぼ満席状態(全席立席だが)であった。
では早速、4nd興行で行われた全8試合のうち、まずは前半の4試合の結果を報告する。
▼第1試合・タッグマッチ
【オーシャン・津軽 v パット・ミヤジ】
【キャメル・向山 s マーク・グェン】
第1試合を牛耳るオヤジ部も4人に増え、活気に満ちてきたようである。今回から加入した“日系の闘犬”ミヤジと“ベトナムの遊撃兵”グェンは共にミネアポリスのインディー団体に活躍していたベテランの東洋系ヒールレスラーである。所属団体の消滅に伴い、カドモンに移籍してきた。
ミヤジ、グェン双方ともに小柄だが空手殺法の名手である……とプロフィールにあるけど、どちらかというと「うさんくさい」物である。特にグェンは中国人系の顔立ちだが、明らかにルチャをベースにした空中戦士であった。
オヤジ部の試合は天下泰平・明るく楽しいプロレスを再現している。新参の2名もそれを心得ているようで、お互いの技を披露しあう形で試合は進み、最後はミヤジが向山を後方回転エビ固めで仕留めた。
どうやら4人とも旧知の間柄らしく、試合後はまたしても飲みに行ってしまったようだ。
津「2人とも元気で何よりだったよ。飲み友達も増えた事だし、嬉しいねぇ」
ミ「久しぶりのトーキョーはとても楽しいです」
グ「ツガルやコーヤマとサイカイできてウレシイ。コレカラはワカいセンシュともヤリタイです。ミナサンアリガト」
○P・ミヤジ (12分49秒 後方回転エビ固め) O・津軽
M・グェン C・向山×
▼第2試合・タッグマッチ
【日下 晶 v ストッキングマン1号 】
【リッキー・フー s カーネル・サンダーソン】
第2試合は新人・若手同士のタッグマッチである。
日下は朝羽直人とは同期で、グレコローマン出身の有望株である。本来なら朝羽と対等のデビューでも良かったのだが、たまたまバリ島興行に付き人として参加した朝羽に出番が回り、しかもセルジオ越前を破るという快挙を成し遂げたので、日下としては密かにライバル精神を持っていた。
一方のリッキーは、虎縞のタイツ姿で登場してリング上で「キアイ」の雄叫びを上げる。オヤジ部の新参コンビが若返ったような男である。
試合は、日下が豪快なスープレックスを連発すれば、リッキーも持ち前のクンフー殺法を披露。朝羽に負けじとハイボテージに南蛮の2人を責め立てる。南蛮もカーネルが凶器攻撃を駆使して、両者を流血に追い込むが、いまいち決め手にかけた所があり、最後はリッキーの逆片エビ固めにカーネルが屈した。
日「とりあえず勝ててよかった。一刻でも早く朝羽に追いついて、斉藤に並びたいです」
リ「これがプロレスの醍醐味なのヨ。私も立派なプロレスラーになって、早く故郷の親兄弟呼んで練馬に料理店作るネ」
日下 (11分4秒 逆片エビ固め) S・1号
○R・フー カーネル×
▼第3試合・nWo弘樹試練の壮行試合
【朝羽直人 vs nWo弘樹】
本家・ファイプラー弘樹からイチャモンをつけられたnWo弘樹。やはりECVVのオペラ・ザ・カシーンに秒殺されたのが無様に映ったようである。そんなワケで、HFAでポイズン・ジャイアント戦に挑む事になったnWo弘樹……いかなる心境で戦いに臨むのか、この壮行試合で明らかになるだろう。
対する朝羽は、これが3戦目だが、いずれも先輩相手に下克上の快勝を続けてきている。だが、この日のnWo弘樹は違った。とにかく反則攻撃のオンパレードを展開……ラフ攻撃は初めて受ける朝羽はたちまち上半身を真っ赤にしていった。
こうなるとnWo弘樹のペース。いつものラフに回転系の技をプラス。最後はブリザードで粘る朝羽を下した。
n「いいかぁ、ファイプラーも同じ目に合わせるっ。nWo(南蛮・ワールド・オーダーメイド)は俺が守る!! 俺がnWoのエースだぁっ!!」
お前の相手はファイプラーにあらず。
×朝羽 (4分36秒 ブリザードスープレックス) nWo弘樹○
▼第4試合・格闘スタイル戦
【斉藤多夏史 vs マヌエル・アギーレ】
バリ島興行でU系ヒールになり、3nd興行で無理やり試合変更を敢行した多夏史。要するに「僕はUしないヤツとは戦わない」という気らしい。多夏史は南蛮が大嫌いである。案の定、南蛮ファンからブーイングが飛んできた。
一方のマヌエルは、ゴンサロ・デル・アルヴァレス主催の格闘道場、トルナド・ジム出身のカポエラ戦士。今の多夏史にはうってつけの相手である。
試合は、双方が(当たり前だが)打撃中心で試合を組み立てて行く。マヌエルはトリッキーなキックは勿論、ボクシングなどの経験もあり、トルナド・ジムで寝技の特訓も行っていて、本格的なU戦士の素質は十分にあった。
だが、やはり試合の組み立ては、NEO・アスリーツリーグ・横浜プロレスと歴戦を生き抜いた多夏史の方が圧倒的に上手かった。打・投・極、硬軟織り交ぜた攻撃で徐々に追いつめ、最後はフロントネックロックで勝利した。
多「マヌエルはいいアスリートになれますよ。僕も上を向き続けてきましたが、どんどんいい後輩が揃ってきている。次は朝羽や日下ともやりたいですね」
○多夏史 (4分4秒 フロントネックロック) M・アギーレ×
ここで休憩に入ります。
後半戦には、いよいよLoony Goonが初登場します。
お楽しみに!!
WSCプロレス | (林内 合助記者)【1998年06月02日(火) 23時21分】 |
「1998パワーエキサイトシリーズ」第2戦←トップに戻る
1998年6月2日・熊本市体育館
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>第1試合30分1本勝負
○ラ・ニラック(エビ固め、13分38秒)半田信次●
*ジャックナイフ式に固める。
(評)半田の健闘が光った。金星あと一歩での敗退。
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>第2試合タッグマッチ30分1本勝負
○網岡徹&高野章一(1−0)岡村修志&中尾浩介●
◎高野(片エビ固め、13分33秒)中尾
*ブレーンバスターからフォール
(評)高野と中尾がライバル心剥き出しの攻防だった。
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>第3試合タッグマッチ30分1本勝負
○村田隆男&ブラックジャガー(1−0)加山靖&峰真伸●
◎村田(体固め、13分12秒)加山
*フィッシャーマンスープレックスキックアウト後フォール
(評)黒豹仮面が加山とのジュニア戦の前哨戦を飾る。
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>第4試合ジャパンタッグ選手権試合60分1本勝負
○(王者)ピースフィールド&ルチャマシーン(1−0)小西健太郎&田中
広光(挑戦者)●
◎ピース(体固め、13分42秒)田中
*フランケンシュタイナーからフォール
※ピース組が4度目の防衛に成功
(評)小西組はこの選手権に賭けていた。ピース組に2回目の挑戦だったがま
たもあと一歩でタイトル奪取ならず。
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>第5試合タッグマッチ30分1本勝負
○ダークレイザー&ザ・ベルガー(1−0)沖孝澄&秋光龍●
◎レイザー(エビ固め、7分46秒)秋光
*ドクターボムからフォール
(評)インタータッグ王者が爆弾昇竜小僧を料理。
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>第6試合45分1本勝負
○プロレスマスク(体固め、20分11秒)中村富男●
*テキサスナックルからフォール
(評)3年ぶりのシングルマッチはデンジャラス仮面の気迫勝ち。
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>第7試合タッグマッチ45分1本勝負
○小島健次&塚田政男(1−0)沖秀憲&古賀基靖●
◎小島(原爆固め、11分27秒)古賀
(評)二冠タッグ選手権に向けて小島&塚田が全開宣言!
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>第8試合WSCヘビー級選手権試合60分1本勝負
○(挑戦者)S・ハッセン(体固め、30分23秒)西川慎二(王者)●
*ラリアットからフォール。
※ハッセンが第16代王者となる。西川は5回目の防衛に失敗。
(評)ハッセンが300日ぶりに王座を奪還した。
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カドモン | (ワンダラー・KYOU記者)【1998年06月02日(火) 16時01分】 |
嵐のうちに3nd興行を終えたカドモンは、矢継ぎ早に4度目の興行を行う。←トップに戻る
タイトルは『TALES FROM THE CATACOMB(地下墓地の伝説)』――
2度目となる純血興行で、場所もアリーナ・カドモンが利用され、初めて腰を据えた興行になる。これからはアリーナ・カドモンでの単発興行と、主に海外でのシリーズ興行のサイクルが興行システムになるようである。
今回の興行の注目すべき点は、乱入行為を繰り返してきたバイカー軍団・Loony Goonがカドモン側の要請に答えて、初めて試合をする事である。また、中傷記事で世間を湧かせた(と、本人は思っている)南蛮新怪人とおぼしき男・卓八郎も参戦する予定。
この興行のカードは以下の通り。
▼第一試合
【オヤジ部試合(カード未発表)】
▼第二試合・タッグマッチ
【日下 晶 v ストッキングマン1号 】
【リッキー・フー s カーネル・サンダーソン】
▼第三試合
【朝羽直人 vs nWo弘樹】
▼第四試合
【斉藤多夏史 vs マヌエル・アギーレ】
▼第五試合
【フライング・ガーディアン vs どすこい熊吾郎】
▼第六試合
【吉田装甲車 vs 卓八郎】
▼第七試合・セミファイナル
【“XLH”Sprortster883 vs ストッキングマン2号】
▼第八試合・メーントルネードタッグ
【“武骨”刑部 兆 v ぶるうたす 】
【“天軍”九鬼以蔵 s C・W・ニコルズ】
【欠場選手】
セルジオ越前(W杯のためフランスへ遠征中)
ゴンサロ・デル・アルヴァレス(母国でのトラブル)
加藤驚(Arugak戦で負傷)
ウイリアム・レミングストン(ゲストコメンターとして参加のため)
ほぼブラジル(プエルトリコ遠征中)
インビジブル・ストーカー(プエルトリコ遠征中)
第一試合のオヤジ部は新たに2選手加わってのタッグマッチになる予定だが、選手の紹介が未発表である。
第二試合から第四試合は新人・若手の試合が続く。第2では正規軍の新人2名が南蛮勢と、第三ではHFAのファイプラー弘樹にカツを入れられたnWo弘樹がセルジオを破った脅威の新人・朝羽と、第四では格闘に目覚めた多夏史が若きカポエラ戦士・マヌエルを迎え撃つ。
第五試合はガーディアンが熊吾郎と対決。ガーディアンはストーカーに目標を定めていたが、ストーカーはほぼブラジルとともにプエルトリコの現地団体に出場要請があって遠征中である。
第六での卓八郎戦は、成長著しい吉田装甲車が抜擢された。卓は南蛮所属とは公表してはいないが、デビューにP・サミー・オノー氏の助力があった事から、何らかの関係を持っているといってもいいだろう。実力は完全に未知数である。
そしてセミファイナル。カドモンの要請に答えたLoony Goonが最初に送り込む刺客は“XLH”Sprortster883。対戦相手はストッキングマン2号なので、様子見的な試合になるだろう。
メインは般若vs南蛮の伝統ある一戦。加藤驚欠場の穴を、武骨・天軍の両特攻隊長は埋める事ができるか期待である。
今回の興行は加藤驚とウイリアム・レミングストンの両翼抜きでの興行になる。また、古参のセルジオもフランス、ブラジル、ストーカーはプエルトリコに旅だっており、アルヴァレスも参加できない様子だ。それだけに、ニューカマーたちの活躍を期待したい。
4nd興行『TALES FROM THE CATACOMB』は6月上旬開催予定だ。
M.O.W | (大スポ 谷町一徳記者)【1998年06月02日(火) 06時17分】 |
『グローリィ・イントゥ・ライド』最終戦のカードが公式発表された。←トップに戻る
噂にあった他団体選手の参戦も明らかになり、また、第4戦メーン後の門仲の発言を受けて猛鬼vs門仲が実現するなど、セミのMWA世界タッグ戦、メーンのAOAヘヴィ戦まで、興味深いカードが揃った大会となった。それが以下の通りである。加えて、記者から見た試合のポイントを記しておいたヨ。
◆5月17日・最終戦 武闘館------------------
▼第1試合 シングルマッチ・15分1本勝負
鹿嶋 嘉晃 VS ゴウジャス・ベンジャミン三世
連勝の波に乗る元気者、鹿嶋。次はGB三世とのシングル。第3戦でのタッグの屈辱を晴らせるか?はたまた再度ゴウジャスマジック炸裂か?
▼第2試合 ジュニアタッグマッチ・30分1本勝負
ソウルフライ & 東京ZIN
VS
永坂 悟(ICBM) & タイガー・ファントム(ICBM)
ICBMから現ICBMジュニア王者の永坂 悟と実力者タイガー・ファントムが参戦。ジュニアの交流戦はM.O.Wにとっても初であり、イマイチ存在感を示し切れていないM.O.Wジュニア戦線の活性化に繋がる事が期待される一戦である。
ソウルフライ、東京はどこまで意地を見せてくれるか?
▼第3試合 タッグマッチ・30分1本勝負
ピッコロ・ザ・スーパースター & フレデー・M
VS
ジンク・チャンドラー & J・桑平
ピッコロvs桑平の謎の因縁マッチはまだ続く。現状で言うと、桑平にしてやられた形にあるピッコロが、ここでどう挽回するかが鍵かもしれない。が、どうでもいい。
また、AOAヘヴィ挑戦決定戦に敗れたチャンドラーはこの異形の人(ピッコロ)との初遭遇という貴重な体験を一体、どのように感じるのだろうか?
▼第4試合 タッグマッチ・45分1本勝負
左近 番斎 & 魚頭 玉三朗
VS
音無 誠次 & 稲葉 開山
サイレント・コアも猛鬼と同様に今シリーズを区切りにM.O.Wから世界へと活動の拠点を移すため、これが事実上のファイナルマッチとなった。実力的にS・コアが圧倒的に優位だが、番斎・魚頭の師弟タッグは何かやってくれるだろう。
番斎と音無の絡みもこれでひとまず見納め。第3戦での音無戦惨敗を跳ね返すような番斎の奮起に期待したい。
▼第5試合 特別試合・無制限1本勝負
ストロング猛鬼 VS 門仲 伝奇
静なる男の反逆と表した門仲の猛鬼への挑戦状はこうして受理される事となった。
しかし、両者の差は相当なものがあるだろう。にも拘わらず、門仲は勝つ気でこの試合に挑む。今シリーズの門仲のコンディションは好調で、第4戦メーンでは黒星に終わってしまったものの、豪快な投げで音無、稲葉を脅かしたのだ。それを踏まえるとまんざら玉砕覚悟で挑む訳ではない。門仲は本気なのだ。
ストロング猛鬼、M.O.Wファイナルマッチはただのトップ対若手の試合ではない。開幕戦のうねりが答えが、この試合と言っても言い過ぎではないだろう。
▼第6試合 MWA世界タッグ選手権試合・60分1本勝負
王者組=トニィ・リトゥル & ペイトリ・ザ・ナイスガイ
VS
挑戦者=ドン・ギャラガー & ジェシー・ペイガンJr
開幕戦、トニィは調子が上がらず、勝ち星にまったく恵まれなかった。防衛失敗という重苦しい空気が流れたが、第3戦からじょじょにではあるが、調子を戻して来たトニィ。ボビ、ヤンキーとのタイトルマッチを実現すると宣言したのは決して、絵空事などではない。
そして、パートナー・ペイトリの予想外の出来もあり、簡単には負けない。いや、防衛は可能だと感じさせるまでに印象を変えてみせた。
だが、第4戦で遂にギャラガーの怒りに火をつける結果となった。トニィ達を嘗めてかかっていた前回とは違い、今度こそギャラガーの本当の力が発揮されるだろう。
果たして勝者=王者はどちらに…。
▼第7試合 AOAヘヴィ級選手権試合・60分1本勝負
海崎 礼爾 VS 土門 康平
(王者) (挑戦者)
海崎越えを胸にM.O.Wに参戦した土門にとっては最高の舞台となるこの試合。海崎のAOAヘヴィ防衛戦第2戦はサイレント・コアの土門康平となった。
決定戦を『無駄なステップ』と言い放つも、なかなかの実力者チャンドラーとの接戦を制し何とかここまで来た土門。善戦する気はない。勝ちにいくのみ。目標の達成まであとひといきまで来たのだ。
迎え撃つ海崎は、開幕戦で故障箇所だった右腕を音無に破壊され、衝撃の呼び水を作る結果になってしまったが、致命傷まで至らずに済み、猛鬼、S・コアの相次ぐ離脱という状況下で興行に穴を開けるという最悪の事態は避けられた。
怪我の多い海崎。普通に考えれば不安材料にしかならないだろう。しかし、海崎はそれを乗り越えて、AOAヘヴィを腰に巻いたのだ。海崎はまだ進まねばならない。
海崎vs土門。M.O.Wの歴史の一遍がまたひとつ生まれるだろう。
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うねりが生まれた開幕戦、絶望のうねりの中にかすかな望みが見えた第2戦、うねりの中で望みに向かって歩み出した第3戦、うねりが姿を換え、望み/形を伴おうとした第4戦、そして、それがひとつの答えになるだろう最終戦。
ひとつの答えが出たからといって、それで完結ではない。始まりでもあり、終わりでもある。では、最終戦を待とうではないか。