アプリケーション動作について |
▼用語データに、「読み」、「スペル」以外の項目を追加したい
デフォルトでは用語の入力項目は「用語」「読み」「スペル」の3つですが、[TermItem]という項目を変更することでユーザが自由に用語の項目を変更できます。
例えば、ホームページのリンク集を作りたい場合は「タイトル」「URL」「作者名」「作者EMAIL」「ジャンル」という項目にするとよいでしょう。
項目名 | 「用語」「読み」「スペル」等の項目名です。 |
表示幅 | メインウインドウの用語リスト欄での初期カラム幅です。あまり深い意味はありません…。 |
必須種別 | 0:省略可能、1:入力必須 |
半角限定 | 0:限定なし、1:半角英数字のみ入力可 |
ソート優先度 | 数値が小さい項目ほど、用語の振り分けに優先的に使用する。 -1だと用語の振り分けに使用しない。 |
NAMEラベル | 用語をHTML出力した際のNAMEラベルに使用するかどうか。 NAMEラベル=1とする場合は、半角限定=1にしておくこと。 0:使用しない、1:使用する。 |
▼フォルダの階層化はできますか?
できません。
←目次へ戻る▼フォルダを自由に作りたい
デフォルトでは用語が格納されるフォルダは「記号」「数字」「A」「B」…ですが、[Folder]という項目を変更することでユーザが自由にフォルダの構成を変更できます。
例えば、ホームページのリンク集を作りたい場合は、「パソコン」「スポーツ」「TV&漫画」…等のジャンルをフォルダ名として、振り分け対象頭文字もそのものずばり「パ」「ス」「T」等にしておき、用語項目で「ジャンル」というのを追加してソート優先度を最優先(=0)にしておくといいでしょう。
フォルダ名 | 「記号」「数字」「A」「B」等のフォルダ名です。 |
ラベル名 | HTML出力時に使用するNAMEラベル名です。半角英数字で記述すること。 |
振り分け対象頭文字リスト(タブ区切り) | 本フォルダに振り分ける、用語項目の頭文字のリストです。 |
▼用語の「読み」や「スペル」は必ず入力しなければいけないのですか?
「スペル」は入力不要ですが、「読み」は入力必須の場合があります。
用語は自動的にフォルダに振り分けられます。振り分け方は、「用語」の頭文字が「全角ひらがな」「全角カタカナ」「半角・全角アルファベット」「半角・全角記号」で始まる場合にそのフォルダに振り分けられます。
「用語」の頭文字が上記以外(例えば、「漢字」)の場合は、「読み」の頭文字で振り分けます。
従って、「漢字で始まる用語は読みの入力が必須」と考えてください。
「スペル」は用語の振り分けに影響しないので、入力してもしなくてもどちらでもよいです。
HTML・テンプレートについて |
▼XML形式の用語集を作りたい
←目次へ戻る▼テンプレートファイルのIFとかBIGGERとかって?
Wordsworthでは、出力するHTMLを入力された用語項目(用語、読み、スペルのことね)等によって変更することができます。
例えば、「読みが入力されている場合は用語の後ろにかっこつけで読みを表示するけど、読みが入力されていない場合は読みもかっこも表示しない」とか、「最近更新された用語にはUpdate!!マークを付ける」とか。
IF等の制御文は、そのような判定に使用しています。
■1. {IF(条件式),真の場合,ENDIF}
条件式が真の場合は、「真の場合」の文字列を出力します。
★IF文では「真の場合」しか記述できないので、「偽の場合」を実現するには条件式の判定を逆にする必要があります。
条件式は以下のものがあります。
■2. AND(条件式1,条件式2)
条件式1と条件式2が共に真の場合のみ、真になります。
その他の場合は偽になります。
AND(条件式1,条件式2,条件式3)というように、3つ以上の条件式も可能です。
■3. OR(条件式1,条件式2)
条件式1と条件式2のいずれかが真の場合に、真になります。
条件式1と条件式2のいずれも偽の場合のみ、偽になります。
OR(条件式1,条件式2,条件式3)というように、3つ以上の条件式も可能です。
ANDとORのかっこの中の条件式に、AND文、OR文を記述することも可能です。
■4. EQ(文字列1,文字列2)
文字列1と文字列2が等しければ真になります。
空の文字列と比較したい場合は、例えば以下のように書きます。
EQ(ITEM1,)
※空の文字列のところは、""とかせずに、ホントに何も書かないでください。
■5. NEQ(文字列1,文字列2)
文字列1と文字列2が異なれば真になります。
■6. BIGGER(文字列1,文字列2)
文字列1が文字列2より大きいか等しい場合に真になります。
※「New!」マークを付けるときの日付の比較に利用してます。
■7. SMALLER(文字列1,文字列2)
文字列1が文字列2より小さいか等しい場合に真になります。
▼最近更新した用語の色を変えたい
最近更新した用語に「New!!」「Update!!」マークを付けることができますが、マークに加えて用語の色自体を変えると、さらに最近した用語が一目で分かるようになります。
テンプレートをテキストエディタで開いて、「Start:TermListTerm」「Start:TermBody」という行を探してください。
「New!」「Update!」マークは以下のような記述があるために表示されます。
【New!!マーク】
{IF,BIGGER(TERM_CREATE_TIME,{NEW_TIME}),<FONT COLOR="#FF0000"><B><I><BLINK>New!!</BLINK></I></B></FONT>,ENDIF}
【Update!!マーク】
{IF,AND(BIGGER(TERM_UPDATE_TIME,{NEW_TIME}),SMALLER(TERM_CREATE_TIME,{NEW_TIME}),NEQ(TERM_CREATE_TIME,{NEW_TIME})),<FONT COLOR="#FF0000"><B><I><BLINK>Updated!!</BLINK></I></B></FONT>,ENDIF}
これと同じ要領で、
例えば、下の2つの行で囲んだ文字は、その用語が最近作成・更新されていれば赤色で表示されます。
{IF,BIGGER(TERM_UPDATE_TIME,{NEW_TIME}),<FONT COLOR="#FF0000">,ENDIF}
{IF,BIGGER(TERM_UPDATE_TIME,{NEW_TIME}),</FONT>,ENDIF}
▼半角スペースが表示されない
通常、HTMLでは半角スペースとタブは無視されます。Wordsworthの仕様というわけではなく、HTMLの仕様なので、通常 はHTMLでは半角スペースやタブは使いません。
ですが、半角スペースの代わりに「 」と書けば半角スペースと同じだけ空白をあけてくれます。Wordsworthでは半角スペースを自動的に「 」に変換してHTMLに保存するオプションがあります。
メニューから、[ツール | テンプレート]編集を選んで、使用しているテンプレートを選択して「編集」ボタンを押して、「詳細」の「…等の特殊文字を自動的に…等に変換する」のチェックを付けて「適用」ボタンを押してください。
ただし、このようにやっても、ブラウザの設定が等幅フォントになっていなければ結局のところテキストの図はずれます。なので、強制的に等幅フォントで表示するように、テンプレートを変更する必要があります。
さっきと同じように、メニューから、[ツール | テンプレート]編集を選んで、使用しているテンプレートを選択して「ソース」ボタンを押してください。そうするとテキストエディタが起動します。
そして、「Start:TermBody」という行を探してください。そのちょっと下に「{EXPLANATION}」と書いていますが、そこを「<TT>{EXPLANATION}</TT>」と変更すると用語の説明文を等幅フォントで表示してくれます。かなり乱暴なやり方ですが…。
それでもずれる場合は、ブラウザかフォントがくさってるということであきらめましょう。
ちなみに、残念ながら、タブはHTMLでは表示不可能です。半角スペースなり全角スペースなりに変換してからWordsworthの説明文に貼り付けてください。
▼HTML出力した際の「New!」マークを消したい
テンプレート編集ウインドウを開いて、「詳細」メニューで設定変更可能です。
←目次へ戻るデータ形式について |
▼Ver1.xで作成した用語集をVer2.xで使うには?
Ver1.xで作成したデータファイル(.wwd)はVer2では直接読み込めませんが、CSV形式を介すことで
データを引き継ぐことができます。
1.Ver1.xでデータファイル(.wwd)を開く。
2.CSV形式で保存する。
→[ファイル(F) | CSVエクスポート(E)]
3.2.で作成したCSVファイルをVer2で読み込む。
→[ファイル(F) | CSV形式を読み込み(I)]
4.読み込んだデータをVer2のデータファイル形式(.ww2)で保存する。
→[ファイル(F) | 名前を付けて保存(A)]
CSV形式を介すと、逆に、Ver2→Ver1.xのデータ引き継ぎも可能です。
▼サポートするCSV形式は?
[ファイル(F) | CSV形式を読み込み(I)]で取り込めるCSV形式は以下の通りです。
以下の形式以外のCSVファイルは正しく読み込めない可能性があります。
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用語1,読み1,スペル1,説明文1,関連用語1
用語2,読み2,スペル2,説明文2,関連用語2
用語3,読み3,スペル3,説明文3,関連用語3
...
---------------------------
区切り文字と引用文字は以下に限られます。
区切り文字 :「,」(半角カンマ)
引用文字 :「"」(半角ダブルクオーテーション)
説明文は改行を含んでもよいです。関連用語を複数指定する場合も改行で区切ってください。
改行を含む場合、説明文や関連用語の全体を「"」で囲んでください。
例えば、以下のような形式もありです(↓は改行を示す)。
---------------------------
GATT,ガット,General Agreement on Tariffs and Trade,"関税と貿易に関する一般協定。↓
1947年ジュネーブで調印。1948年発行。1995年WTOに発展解消した。","WTO↓
ウルグアイ・ラウンド"
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エラーメッセージについて |
▼「編集中なので読み取り専用で開きます。」というメッセージがでて編集できない New!!
Windowsが落ちたりしたのが原因でWordsworthを正常に終了できなかった場合、データファイルの排他用の一時ファイル(.ww2~)が残った状態になります。
この一時ファイルが残ったままだと題名のようなエラーメッセージが出ます。
データファイル(.ww2)と同じディレクトリに「.ww2~」という拡張子の一時ファイルがあるので、それを削除すれば元通りになります。
この一時ファイルは隠しファイルになっているので、エクスプローラのオプションで隠しファイルを表示するようにしておかないと見えないので注意してください。
▼起動時に「...\template\Wordsworth標準.txtは開けません」というエラーがでる。 Updated!!
ダウンロードした圧縮ファイルを「ディレクトリ付き」で解凍してください。
wsworth.exeを解凍したフォルダにtemplateというフォルダができればOKです。templateフォルダの中にWordsworth標準.txtというファイルがあるはずです。
Ver2.5移行は自己解凍形式の圧縮ファイルもご用意しています。
▼用語編集ウインドウの「用語項目」欄で、カーソル移動ができない New!!
Windows2000/WindowsXPで報告されている不具合です。
用語項目の欄でカーソルキーの右を押すと行末へ、左を押すと行末の1文字前にカーソルが移動し、それ以外のところにカーソル移動ができなくなるそうです。
私はWindows98しか持ってないので、まだ調査できてません。近々、調査したいと思います。
▼ファイルを開くときに「...はww2ファイルではありません」というエラーがでる。 Updated!!
Ver2.4以前では、用語集を開く際に拡張子のチェックをしています。
拡張子が小文字のww2でなければエラーメッセージを出すようにしています。
拡張子が大文字(WW2)にした場合は小文字に戻してください。
(この不具合はVer2.5移行で解決されています)
▼自動的にbackupフォルダが作成されない
Ver2.1以前では自動的にバックアップフォルダが作成されませんでした。wsworth.exeをインストールしたフォルダに手動でbackupというフォルダを作成すれば、用語の追加・編集を行った際に自動的にbackupフォルダにバックアップされます。
このバグは最新版では修正されています。
▼「'2001 12 03 3:15:47'は日付または時刻ではありません」というようなエラーがでる。
Windowsの「コントロールパネル」→「地域のプロパティ」→「日付」の短い形式の区切り記号がスペース(yyyy MM dd)になっているとうまくいかないようです。
区切り記号をスラッシュ(yyyy/MM/dd)に変更してみてください。